玆山魚譜(チャサンオボ)
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コ・ドゥシム&ソル・ギョング「第8回韓国映画制作家協会賞」で男女主演賞を受賞…「モガディシュ 脱出までの14日間」が6冠達成(総合)
映画「モガディシュ 脱出までの14日間」、イ・ジュニク監督、脚本家イ・スンウォン、コ・ドゥシム、ソル・ギョングが受賞の栄光を味わった。韓国映画制作家協会は6日、「第8回韓国映画制作家協会賞」の受賞者(作)を発表した。作品賞の受賞作は「モガディシュ 脱出までの14日間」だった。この作品は1991年、ソマリアの首都であるモガディシュで、韓国と北朝鮮大使館の職員や家族の生死をかけた脱出を描いている。韓国映画制作家協会の会員は「4ヶ月間、アフリカのモロッコでオールロケを行い、実話を題材にした戦争・ヒューマンドラマの格調を高めた」として、「モガディシュ 脱出までの14日間」に作品賞を授与した。監督賞の受賞者は「玆山魚譜(チャサンオボ)」のイ・ジュニク監督だった。彼は「空と風と星の詩人 ~尹東柱の生涯~」(2016)の詩人ユン・ドンジュ(1917~1945)、「金子文子と朴烈(パクヨル)」(2017)の独立運動家パク・ヨル(1902~1974)に続き、「玆山魚譜」で朝鮮後期の実学者チョン・ヤクジョンの生涯を映画化した。制作家協会は「歴史的事件をストーリーの動力にする普通の時代劇とは異なり、もがきながら生きた人々の痕跡を見せたいという演出の意図を、モノクロ映像に深く盛り込んでいた」と評価した。脚本賞は「三姉妹」のイ・スンウォン監督が受賞した。制作家協会は「個性も人生もまちまちな3人の姉妹を強烈かつ意味深長に描いた」と、脚本の魅力を挙げた。「三姉妹」は「疎通と嘘」(2015)、「ハッピーバスデー」(2016)に続き、イ監督が3番目に脚本と演出を手掛けた作品だ。主演女優賞は「輝く瞬間」のコ・ドゥシムが受賞した。彼女は生涯を海女として生きてきた70代の女性を演じた。実力はもちろん、性格にも勝る者はいないという彼女の人生に初めて訪れた愛という感情に、一人の女性として感じる喜怒哀楽を繊細かつ切実に描いた。主演男優賞は「玆山魚譜」のソル・ギョングが受賞した。彼は辛酉教獄で黒山(フクサン)に島流しされたチョン・ヤクジョンを演じた。島流しの旅に出た複雑な心境から、人々と島の生活に適応していく過程、海の生物の研究と執筆に没頭する姿まで、キャラクターの心理的な変化も多彩に描いた。助演女優賞は「三姉妹」のキム・ソンヨン、助演男優賞は「モガディシュ 脱出までの14日間」のホ・ジュノが受賞した。キム・ソニョンはいつも「ごめん」「大丈夫」と自身の苦しみを隠して、心の傷を抱えて生きていく長女のヒスク役を演じた。ホ・ジュノは生死の岐路で政治、そして人間関係の問題で苦労する北朝鮮の大使の姿を興味深く描いた。撮影賞と照明・美術・技術賞の受賞者は「モガディシュ 脱出までの14日間」のチェ・ヨンファン監督、イ・ジェヒョク、キム・ボムク、特殊効果のイ・ヒギョンだった。編集賞は「サムジンカンパニー1995」のホ・ソンミ、チョ・ハンウル、音楽賞は「玆山魚譜」のパン・ジュンソク、音響賞は「SEOBOK/ソボク」のキム・チャンソプが受賞した。今年新設された新人監督賞と新人俳優賞は「声もなく」のホン・ウィジョン監督、「大人たちは知らない」と「人質」に出演したイ・ユミが初受賞の栄光を手にした。今年の特別功労賞の受賞者は故イ・チュンヨン代表だった。制作会社シネ2000の代表で、韓国映画制作家協会の第2代会長を務めた彼は「女子高怪談」(1998)から「女校怪談 リブート:母校」(2021)まで、6本の「女子高怪談」シリーズで韓国ホラー映画の新境地を切り開いた。「爪」(1994)、「美術館の隣の動物園」(1998)、「インタビュー」(2000)、「中毒」(2002)、「ファン・ジニ」(2007)、「テロ,ライブ」(2013)など、計37本の映画を企画・制作した。また、スクリーンクォーター監視団の共同委員長、映画人会議の理事長などを歴任し、韓国映画界の様々な懸案に取り組むなど、映画関係者の連帯を図る上で大きな役割を果たした。今年のクローズアップ賞は女優のシン・ヘソンが受賞した。選出したIOK Companyは「2013年から様々な作品を通じて演技力が認められ、ここ数年、映画やテレビドラマを通じて斬新で魅力的なキャラクターをこなす最高の女優として愛されている。常に次の作品が期待される女優だ」と選定の背景を説明した。韓国映画制作家協会賞は1本以上の長編を手掛けた制作家らが予審を、協会役員らが本審を担当した。韓国映画制作家協会が主管し、IOK Companyと映画振興委員会が後援し、SJクンストハレが場所を提供して行われる「第8回韓国映画制作家協会賞」の授賞式は、12月17日(金)午後6時からソウル江南(江南)区論硯洞(ノンヒョンドン)のSJクンストハレで開かれる。【「第8回韓国映画制作家協会賞」受賞者(作)リスト】 作品賞:「モガディッシュ」監督賞: 「玆山魚譜」 イ・ジュニク新人監督賞 :「声もなく」 ホン・ウィジョン 脚本賞:「三姉妹」イ・スンウォン主演女優賞:「輝く瞬間」コ・ドゥシム主演男優賞:「玆山魚譜」ソル・ギョング助演女優賞:「三姉妹」キム・ソニョン助演男優賞:「モガディシュ 脱出までの14日間」ホ・ジュノ新人俳優賞 :「大人たちは知らない」「人質」 イ・ユミ撮影賞:「モガディッシュ」チェ・ヨンファン照明賞:「モガディッシュ」 イ・ジェヒョク美術賞:「モガディシュ 脱出までの14日間」キム・ボムク編集賞:「サムジンカンパニー1995」ホ・ソンミ&チョ・ハンウル音楽賞:「玆山魚譜」パン・ジュンソク音響賞:「SEOBOK/ソボク」キム・チャンソプ技術賞:「モガディッシュ」特殊効果 イ・ヒギョン 特別功労賞:故イ・チュンヨン今年のクローズアップ賞:シン・ヘソン
ソル・ギョング「第41回黄金撮影賞映画祭」で主演男優賞を受賞…3冠を達成!
俳優のソル・ギョングが「黄金撮影賞映画祭」で主演男優賞を受賞した。ソル・ギョングは昨日(21日)開かれた「第41回黄金撮影賞映画祭」の授賞式で、映画「玆山魚譜」(監督:イ・ジュンイク)で主演男優賞を受賞した。ソル・ギョングは19日に行われた「第16回大韓民国大学映画祭」でも主演男優賞を受賞し、今年の主演男優賞3冠に輝いた。ソル・ギョングはこの日、受賞の直後に「家から出てきて考えてみたら、2000年に映画を撮影して初めてもらった賞が黄金撮影賞でした。20年経っても招待してくださって感謝しています。『玆山魚譜』は少ない予算で作ったモノクロ映画です。しかし、スタッフや俳優らが大きな気持ちで作り上げた映画になっています。映画館でご覧になる機会を逃した方は、家でご覧になれば良い時間になると思います。良い場で良い賞を頂き、本当に感謝しています」と感想を伝えた。「黄金撮影賞映画祭」は韓国映画撮影監督協会が主催し、受賞者を選定する場で、ソル・ギョングはデビュー以来、黄金撮影賞新人男優賞、人気男優賞、主演男優賞を受賞してきた。そして今年で16回目を迎える「大韓民国大学映画祭」は、全国の大学生がその年度の公開作品を対象にアンケートを通じて選定する意義深い賞だ。彼は「玆山魚譜」で、流刑地の黒山島で海の生物に目覚めた好奇心旺盛な学者、チョン・ヤクジョンを演じた。デビュー後、初めて時代劇映画に挑戦したとは思えないほどのカリスマ性で役を演じきり、抜群の存在感で中心的な役割を果たした。ジャンルとキャラクターを問わず、圧倒的な熱演を繰り広げてきた彼は、優れた実力と繊細な演技で代替できない存在感を見せている。ソル・ギョングは10日、韓国映画評論家協会の授賞式で主演男優賞を受賞した。続けて「大韓民国大学映画祭」「黄金撮影賞映画祭」で相次いで受賞し、嬉しいニュースを伝えた。12月には映画「キングメーカー」で観客と会う予定だ。
ソル・ギョング&ムン・ソリ「第41回韓国映画評論家協会賞」で主演男優賞&主演女優賞を受賞(総合)
「玆山魚譜(チャサンオボ)」が「第41回韓国映画評論家協会賞」で最優秀賞に選ばれた。主演男優賞と主演女優賞は、ソル・ギョングとムン・ソリが受賞した。11月10日の午後6時30分、ソウル中(チュン)区統一路(トンイルロ)92KGタワー地下1階のハーモニーホールにて開催された「第41回韓国映画評論家協会賞」で、イ・ジュンイク監督の「玆山魚譜」が、今年の最優秀作品賞を受賞した。脚本賞も同作のキム・セギョムが受賞した。主演男優賞は「玆山魚譜」で熱演を披露したソル・ギョングが、主演女優賞は「三姉妹」に出演したムン・ソリが受賞した。同じく「三姉妹」のキム・ソニョンは、助演女優賞を受賞した。また、リュ・スンワン監督の「モガディシュ 脱出までの14日間」が監督賞、撮影賞、音楽賞、助演男優賞(ホ・ジュノ)の4部門で受賞した。「玆山魚譜」も同じく4冠を達成した。「Aloners」のコン・スンヨンが新人女優賞、「メイド・イン・ルーフトップ」のイ・ホンネが新人男優賞を受賞した。新人監督賞は「声もなく」の演出を手掛けたホン・ウィジョン監督が受賞し、チョ・ソンヒ監督の「スペース・スウィーパーズ」は技術賞(視覚効果)を受賞した。韓国映画評論家協会が主催する新人評論家賞はチョン・ウソンが受賞した。功労映画関係者賞は、俳優のユン・イルボンが受賞した。彼は1934年生まれで、13歳の時に映画「鉄道物語」でデビュー。その後、映画界と演劇界を行き来しながら1990年の映画「バイオレンス・コネクション/処刑警察」を最後に100本以上の韓国映画に出演し、第11代映画振興公社社長を歴任した名実共に韓国映画界を牽引した俳優だ。この日、撮影のため授賞式に出席できなかったイ・ジュンイク監督は、映像で「とても大きな賞だ。これからももっと良い映画をつくるために努力する」と受賞の感想を伝えた。「モガディシュ 脱出までの14日間」のリュ・スンワン監督は、監督賞を受賞し、「本当に目の前が真っ暗だった。一人だったら死んでも『モガディシュ 脱出までの14日間』を作ることはできなかったはずだ」とし「現場で大変だったにもかかわらず、一度もを顔をしかめなかった俳優やスタッフに感謝する」と語った。「玆山魚譜」で主演男優賞を受賞したソル・ギョングは、「シナリオを読みながら『宝物が眠っている』と思った」とし「再来年で俳優歴が30年になる。年を取ったからといってプロになるのではなく、解決しなければならないことがどんどん増えた気がする。そんな悩みが俳優の宿命だ」と語った。ムン・ソリは「三姉妹」で主演女優賞を受賞した。「私がプロデューサーとしても参加した映画なので、感謝している」とし「一緒に出演したキム・ソニョンと一緒に賞をもらえて嬉しい」と話した。また、「私の映画人生の最初を共にしたソル・ギョングさんと一緒に受賞できて嬉しい。きれいに老けて『オアシス』(2002)で果たせなかった愛を20年後に実現したい」という願いを伝えた。【「第41回韓国映画評論家協会賞」部門別受賞者(作)リスト】◆最優秀作品賞:「玆山魚譜」◆監督賞:リュ・スンワン監督(「モガディシュ 脱出までの14日間」)◆主演女優賞:ムン・ソリ(「三姉妹」)◆主演男優賞:ソル・ギョング(「玆山魚譜」)◆助演女優賞:キム・ソニョン(「三姉妹」)◆助演男優賞:ホ・ジュノ(「モガディシュ 脱出までの14日間」)◆新人監督賞:ホン・ウィジョン監督(「声もなく」)◆新人女優賞:コン・スンヨン(「Aloners」)◆新人男優賞:イ・ホンネ(「メイド・イン・ルーフトップ」)◆技術賞:チョン・ソンジン、チョン・チョルミン(「スペース・スウィーパーズ」)◆脚本賞:キム・セギョム(「玆山魚譜」)◆功労映画人賞:ユン・イルボン◆国際批評家連盟韓国本部賞:イ・ジュンイク監督(「玆山魚譜」)◆撮影賞:チェ・ヨンファン(「モガディシュ 脱出までの14日間」)◆音楽賞:パン・ジュンソク(「モガディシュ 脱出までの14日間」)◆独立映画支援賞:パク・ユンジン監督、キム・ミジョ監督◆新人評論賞:チョン・ウソン評論家
リュ・スンワン監督「モガディシュ 脱出までの14日間」が最多部門にノミネート…「第42回青龍映画賞」の候補作を公開
「第42回青龍(チョンリョン)映画賞」が最終候補を発表した中、リュ・スンワン監督の「モガディシュ 脱出までの14日間」が最多部門にノミネートされた。11月26日午後、汝矣島(ヨイド)KBSホールにて開催される「第42回青龍映画賞」で、合計18部門の受賞作が発表される。今回公開された候補は、チョンジョンウォン人気スター賞とチョンジョンウォン短編映画賞、韓国映画最多観客賞を除いた15の部門で、2020年10月30日から2021年10月14日までに公開された韓国映画を対象に、映画業界の各分野の専門家と一般の観客が共に行ったアンケートを通して選ばれた。今年は「モガディシュ 脱出までの14日間」が最優秀作品賞、監督賞、男優主演賞、助演男優賞、スタッフ賞など合計10部門(13の候補)にノミネートされた。続いて「玆山魚譜」が9部門(10の候補)、「スペース・スウィーパーズ」が8部門にノミネートされ、熾烈な競争を予告した。また、「手紙と線路と小さな奇跡」「私が死んだ日」「ザ・コール」が6部門にノミネートされたことに続き、「楽園の夜」が5部門の候補に選ばれた。続いて、「三姉妹」「人質」がそれぞれ4部門(5の候補)で候補となり、「ハード・ヒット 発信制限」「奈落のマイホーム」「最善の人生」が2部門にノミネートされた。「NOT OUT」「大人たちは知らない」「エビギュファン」「Festival」「Aloners」は1部門の候補に選ばれた。今年最高の韓国映画を選ぶ最優秀作品賞部門では「私が死んだ日」「モガディシュ 脱出までの14日間」「スペース・スウィーパーズ」「人質」「玆山魚譜」の5つの作品が候補となり、いつにも増して多様なジャンルの映画が競争を繰り広げると期待を集めている。【「第42回青龍映画賞」候補リスト】◆最優秀作品賞部門:「私が死んだ日」「モガディシュ 脱出までの14日間」「スペース・スウィーパーズ」「人質」「玆山魚譜」◆監督賞:「モガディシュ 脱出までの14日間」/リュ・スンワン監督、「楽園の夜」/パク・フンジョン監督、「三姉妹」/イ・スンウォン監督、「玆山魚譜」/イ・ジュンイク監督、「スペース・スウィーパーズ」/チョ・ソンヒ監督◆男優主演賞:「モガディシュ 脱出までの14日間」/キム・ユンソク、「玆山魚譜」/ピョン・ヨハン、「玆山魚譜」/ソル・ギョング、「スペース・スウィーパーズ」/ソン・ジュンギ、「モガディシュ 脱出までの14日間」/チョ・インソン◆女優主演賞:「私が死んだ日」/キム・ヘス、「三姉妹」/ムン・ソリ、「手紙と線路と小さな奇跡」/少女時代 ユナ、「楽園の夜」/チョン・ヨビン、「ザ・コール」/チョン・ジョンソ◆助演男優賞:「モガディシュ 脱出までの14日間」/ク・ギョファン、「奈落のマイホーム」/イ・グァンス、「手紙と線路と小さな奇跡」/イ・ソンミン、「スペース・スウィーパーズ」/チン・ソンギュ、「モガディシュ 脱出までの14日間」/ホ・ジュノ◆助演女優賞:「三姉妹」/キム・ソンヨン、「手紙と線路と小さな奇跡」/イ・スギョン、「ザ・コール」/イ・エル、「私が死んだ日」/イ・ジョンウン、「三姉妹」/チャン・ユンジュ◆新人男優賞:「人質」/キム・ジェボム、「奈落のマイホーム」/ナム・ダルム、「人質」/リュ・ギョンス、「NOT OUT」/チョン・ジェグァン、「Festival」/ハ・ジュン◆新人女優賞:「Aloners」/コン・スンヨン、「私が死んだ日」/ノ・ジョンイ、「最善の人生」/Girl's Day ミナ、「大人たちは知らない」/イ・ユミ、「エビギュファン」/f(x) クリスタル◆新人監督賞:「ハード・ヒット 発信制限」/キム・チャンジュ監督、「私が死んだ日」/パク・ジワン監督、「最善の人生」/イ・ウジョン監督、「ザ・コール」/イ・チュンヒョン監督、「人質」/ピル・カムソン監督◆脚本賞:「手紙と線路と小さな奇跡」「私が死んだ日」「モガディシュ 脱出までの14日間」「三姉妹」「玆山魚譜」◆撮影照明賞:「楽園の夜」「モガディシュ 脱出までの14日間」「スペース・スウィーパーズ」「玆山魚譜」「ザ・コール」◆編集賞:「モガディシュ 脱出までの14日間」「ハード・ヒット 発信制限」「スペース・スウィーパーズ」「人質」「玆山魚譜」◆音楽賞:「手紙と線路と小さな奇跡」「楽園の夜」「モガディシュ 脱出までの14日間」「玆山魚譜」「ザ・コール」◆美術賞:「手紙と線路と小さな奇跡」「モガディシュ 脱出までの14日間」「スペース・スウィーパーズ」「玆山魚譜」「ザ・コール」◆技術賞:「楽園の夜」/武術、「モガディシュ 脱出までの14日間」/スタント、「モガディシュ 脱出までの14日間」/特殊効果、「スペース・スウィーパーズ」/VFX(ビジュアル・エフェクト)、「玆山魚譜」/衣装
役所広司&蒼井優らと共に…ユ・アイン&チョン・ジョンソ「第15回アジア・フィルム・アワード」男女主演賞にノミネート
俳優ユ・アインとチョン・ジョンソが、「第15回アジア・フィルム・アワード」の男女主演賞にノミネートされた。2人は過去、映画「バーニング」(2018)で共演した。「アジア・フィルム・アワード・アカデミー(Asian Film Awards Academy、AFAA)」 の関係者は今月9日、「第15回アジア・フィルム・アワード」のノミネーションリストを発表した。アジア・フィルム・アワード・アカデミーは、香港国際映画祭、釜山(プサン)国際映画祭、東京国際映画祭がアジア映画の発展のため2013年に創設した組織だ。毎年アジア・フィルム・アワードを開催し、アジアの映画産業のために活躍した映画人と彼らの作品を称えてきた。「第15回アジア・フィルム・アワード」の候補作には、アジア8地域で制作された計36本の映画が最終的に選定された。韓国映画は「ただ悪より救いたまえ」「三姉妹」「声もなく」「スペース・スウィーパーズ」「玆山魚譜」「ザ・コール」「Aloners」の7本が選ばれた。この中でイ・ジュンイク監督の「玆山魚譜」は、アジア・フィルム・アワードの主要部門である作品賞と監督賞をはじめ、衣装デザイン賞と美術賞まで4部門にノミネートされた。「玆山魚譜」と共に作品賞を巡って競争する作品としては、中国のチャン・イーモウ(張芸謀)監督の「One Second」、インドのチャイタニヤ・タームハネー(Chaitanya Tamhane)監督の「夢追い人」、2本の日本映画である濱口竜介監督の「偶然と想像」、黒沢清監督の「スパイの妻 劇場版」だ。またイ・ジュンイク監督は世界的な巨匠であるチャン・イーモウ監督、黒沢清監督、濱口竜介監督、アディルハン・イェルジャノフ監督と監督賞にノミネートされた。男女主演賞の候補も、韓国俳優が選定されて受賞者への関心が高まっている。主演男優賞には「声もなく」でジェスチャーと表情だけで観客の心を動かしたユ・アインが、主演女優賞はNetflix映画「ザ・コール」で圧倒的な存在感と強烈な狂気を見せ、賛辞を受けたチョン・ジョンソがそれぞれノミネートされた。日本からは役所広司、蒼井優が同部門にノミネートされている。また助演男優賞には「ただ悪より救いたまえ」のパク・ジョンミン、助演女優賞には「三姉妹」のチャン・ユンジュ、新人俳優賞には「Aloners」のコン・スンヨンが、「ミッドナイトスワン」の服部樹咲らと共にノミネートされて注目を集めている。ホン・ウォンチャン監督の「ただ悪より救いたまえ」は助演男優賞(パク・ジョンミン)に続いて編集賞(キム・ヒョンジュ)、撮影賞(ホン・ギョンピョ)、音楽賞(Mowg)まで、計4部門にノミネートされる快挙を達成した。ホン・ウィジョン監督の映画「声もなく」の場合、新人監督賞をはじめ、主演男優賞と脚本賞に、チョ・ソンヒ監督のNetflix映画「スペース・スウィーパーズ」は衣装デザイン賞、視覚効果賞、音響賞にノミネートされるなど、それぞれ3部門に選ばれて目を引いた。海外作品で活躍し、候補になった韓国の映画人もいる。俳優キム・ヒョンビンが台湾映画「無聲(むせい)」で印象的な悪役演技を披露して助演男優賞に、映画「ベルリンファイル」「新しき世界」「タクシー運転手」などの音楽を手掛けて韓国映画賞を席巻したチョ・ヨンウク音楽監督が、中国映画である「懸崖之上(Cliff Walkers)」を通じてアジア・フィルム・アワードの音楽賞にノミネートされた。今年のアジア・フィルム・アワードは韓国の巨匠イ・チャンドン監督が審査委員長を務めてより意味深い。彼は「第13回アジア・フィルム・アワード」で監督賞と功労賞を受賞したことがある。「第15回アジア・フィルム・アワード」は2020年に続いて再び釜山国際映画祭と共に開催する。今年10月8日にオンライン開催と、釜山での対面参加を並行するハイブリッド方式で開催される予定だ。・「ザ・コール」チョン・ジョンソ、撮影秘話やパク・シネに言及ここまで喜んでもらえるとは思わなかった・ユ・アイン&ユ・ジェミョン主演「声もなく」2022年1月21日より日本公開が決定!韓国映画賞を席巻した話題作
映画「モガディシュ 脱出までの14日間」「玆山魚譜」が最多部門ノミネート…「2021釜日映画賞」授賞式が10月7日に開催
「2021釜日(プイル)映画賞」が、最終候補作・候補者を発表した。「釜日映画賞」は1958年、釜山(プサン)日報が韓国国内で初めて制定した映画賞で、予審と本審を経て本日(3日)、最終候補を発表し注目を集めている。「2021釜日映画賞」は、前年と違って映画産業の変化に合わせて初めて、劇場公開作品だけではなく、「楽園の夜」「ザ・コール」などオンライン動画配信サービス(OTT)にて公開された作品も候補に含めた。予審で決まった最多部門の候補作は、リュ・スンワン監督の復帰作「モガディシュ 脱出までの14日間」と、イ・ジュンイク監督の「玆山魚譜」だ。2つの作品は、13部門のうちそれぞれ8部門にノミネートし、激しく競った。最優秀作品賞の候補には「モガディシュ 脱出までの14日間」と「玆山魚譜」を含め、ユン・ダンビ監督の「夏時間」、ホン・サンス監督の「Introduction」、ホン・ウィジョン監督の「声もなく」がノミネートした。最優秀監督賞の候補には、「モガディシュ 脱出までの14日間」のリュ・スンワン監督、「夏時間」のユン・ダンビ監督、「三姉妹」のイ・スンウォン監督、「玆山魚譜」のイ・ジュンイク監督、「声もなく」のホン・ウィジョン監督が名を連ねた。「2021釜日映画賞」の今年のスター賞は、各部門で最終候補に挙がった18作品の主演・助演俳優を対象に、今月7日午後5時まで、釜日映画賞の公式ホームページにて、ファンの投票で男女それぞれ最終10人の候補を選定する。受賞者は授賞式当日に発表され、特別イベントが行われる。今年のスター賞の男性部門には現在、俳優のク・ギョファン、キム・ムヨル、ピョン・ヨハン、ソル・ギョング、ソン・ジュンギ、オム・テグ、オ・ジョンセ、ユ・アイン、ユ・ヘジン、イ・ドンフィ、チョ・ウジン、チン・ソンギュ、チャ・スンウォン、ハ・ジュンらが候補に挙がっている。今年のスター賞の女性部門には、コ・アソン、キム・ソニョン、キム・ソンリョン、キム・ソジン、キム・テリ、ムン・ソリ、パク・シネ、ソ・ジュヨン、EXIDのハニ、イェ・スジョン、イ・ソム、イ・ジェイン、イ・ジョンウン、チャン・ユンジュ、チョン・ヨビン、チョン・ジョンソらが候補に挙がっている。「2021釜日映画賞」の授賞式は10月7日、釜山(プサン)海雲台(ヘウンデ)のBEXCO UDITORIUMで開催され、Hwaseungグループが協賛し、釜山MBCとNAVER TVを通じて生配信される。
「玆山魚譜」ピョン・ヨハン“出演できて光栄…魔法のように僕の人生を変えてくれた作品”
俳優のピョン・ヨハンが映画「玆山魚譜」で、4年ぶりに観客に会った。ピョン・ヨハンは最近、オンラインインタビューを行い、韓国で公開された映画「玆山魚譜」(監督:イ・ジュンイク)について取材陣と話し合った。「玆山魚譜」は、黒山(フクサン)に島流しされた後、本よりも海の生物に関心を持つようになった好奇心旺盛な学者チョン・ヤクジョン(ソル・ギョング)と、海を離れて出世したい青年漁師チャンデ(ピョン・ヨハン)が玆山魚譜を執筆しながら友達になっていく物語を描いた作品だ。「王の運命-歴史を変えた八日間-」「空と風と星の詩人 ~尹東柱の生涯~」「金子文子と朴烈」などの作品を通じて歴史中の人物を新たに描いてきたイ・ジュンイク監督の14本目の作品だ。ピョン・ヨハンは劇中、チャンデ役を務めて4年ぶりに映画に復帰した。ドラマ「ミセン‐未生‐」を通じて顔を知らせた後、ドラマとスクリーンを行き来しながら幅広い演技を見せてきた。映画「ソーシャルフォビア」「あなた、そこにいてくれますか」、ドラマ「六龍が飛ぶ」「ミスター・サンシャイン」など数多くの作品で活躍した。今回「玆山魚譜」で、黒山島を離れるために勉強をする、青年漁師のチャンデに完璧に変身した彼。チャンデは国の統治理念である性理学をしっかり知って、実践するのが民のための道だと信じて、漁師の仕事より勉強を重視する人物だ。黒山(フクサン)に島流しされた罪人チョン・ヤクジョンを避ける頭が固い一面を披露するチャンデは、結局それぞれの知識を分かち合おうというチョン・ヤクジョンの提案を受け入れて、民を助ける真の方法について悩み、成長していく。これにピョン・ヨハンはチョン・ヤクジョンに会って変わっていくチャンデの姿を、繊細な感情演技で表現した。それだけでなく、直接全羅道(チョルラド)の人々に会って方言を練習して、水泳と魚のさばき方を学ぶなど努力したという。ピョン・ヨハンは「玆山魚譜」への特別な想いを強調して伝えた。彼は、最近行われたマスコミ向けの試写会で涙を見せたことについて「色々思い出しました。『玆山魚譜』の撮影を終えて、長い時間が経っていたので、ありがたい気持ちが溢れて涙が出ました。また『玆山魚譜』は本当に良い映画ということを感じました、余韻が深かったです」と伝えた。彼は「モノクロ映画に出演できたことは、俳優として栄光でした」とし「色感もなく、俳優の声と表情だけで伝えなければならないため、いつも以上に心を込めて演技しなければならないと思いました。多くの先輩、同僚と息を合わせて、楽しく撮影することができました」と伝えた。青年漁師のチャンデというキャラクターについては「僕に似ていると思いましたし、青春みたいだと感じました」とし「その時代に、チャンデがどのような視覚で世の中を見つめて、どのような気持ちで学問への欲望を抱いていたのか悩みました。チャンデ自体がとても美しい人物だったので、彼を応援したいです」と愛情を示した。韓国映画界を代表するイ・ジュンイク監督、ソル・ギョングと呼吸を合わせた感想について彼は「イ・ジュンイク監督、ソル・ギョング先輩にはいつも憧れていましたし、共演してみたいと思っていました。『玆山魚譜』を通じて、一緒に作業ができて嬉しかったです」と伝えた。彼はソル・ギョングについて「ソル・ギョング先輩は、公私を混同しない方です」とし「僕の選択に耳を傾けてくれましたし、先輩からインスピレーションを得たりしました」と述べた。イ・ジュンイク監督については「長所を見つけてくださる方です。それに、弱点は大目に見てくれます。いつも俳優と友人関係だと言ってくださるが、実際に撮影現場でもその心を感じました。監督が『まずやってみて』と信じてくれたおかげで、自由に演じることができました」と語った。特に、ピョン・ヨハンはイ・ジュンイク監督から「演技のポテンシャルが爆発した」と絶賛を受けた。これについて彼は「結果的に褒められて嬉しかったです。俳優として、これほど嬉しいことはないでしょう。感謝します。だけど、イ・ジュンイク監督が『玆山魚譜』のすべてを手がけられました。僕はただ想像力と体で、作品が終わるまで動いていただけです。イ・ジュンイク監督からたくさんのことを学びました。感謝を伝えたいです」と謙遜した姿を見せた。またピョン・ヨハンはイ・ジョンウンについて「包容力があって、とても頼りになる存在でした。また一緒に演技したいです」と伝えた。久しぶりに映画に出演した彼は「2年間休む中で、色々考えました。デビュー10年目になりましたが、少し疲れていたみたいです」と告白した。彼は「長く休んだけれど、三つ子の魂百までという言葉のように、悪い癖はすぐに直ったりしないでしょう。これからも直そうとするけど、『玆山魚譜』が魔法のように僕の人生を変えてくれました」とし「僕が見ること、感じることをたくさんの言葉より行動で表現したいです。それが俳優の仕事だと思います。それが実現できるように頑張ります」と述べた。彼は「人見知りが激しくて、昔は『もしもし』もまともに言えないような時期もありました。そのとき、演劇に初めて触れて、人がすらすら話すのを見てから、今まで役者という夢が変わったことは一度もありません。今も未熟だと思いますが、演じるときだけはしっかりやり遂げようと努力しています」と伝えた。彼は「役者として悩みも多く、自分を追い詰めてしまうことも多々あります。演技に対する欲をいつも感じています。誰かはもっと気楽に、休みながらしていいと言うかもしれないけれど、いつも悩んでいるんです。でも、その悩みさえも楽しんで、成長していきたいと思います」と演技に対する情熱をうかがわせた。
「玆山魚譜」ソル・ギョング“時代劇は避けていたけれど…挑戦できてよかった”
俳優のソル・ギョングが「玆山魚譜」に出演した感想を伝えた。ソル・ギョングは最近、オンラインインタビューを行い、韓国で公開された映画「玆山魚譜」(監督:イ・ジュンイク)に関する多様なエピソードを聞かせてくれた。「玆山魚譜」は、黒山(フクサン)に島流しされた後、本よりも海の生物に関心を持つようになった好奇心旺盛な学者チョン・ヤクジョン(ソル・ギョング)と、海を離れて出世したい青年漁師チャンデ(ピョン・ヨハン)が玆山魚譜を執筆しながら友達になっていく物語を描いた作品だ。特にソル・ギョングは「玆山魚譜」を通じてデビュー後、初めて時代劇に挑戦して話題を集めた。彼は劇中、黒山に島流しされた後、海の生物に関心を持つようになった学者チョン・ヤクジョンに変身して新しい魅力をアピールした。天下一の人材と呼ばれた学者としての真剣な姿と、顔に墨をつけたまま海の生物を勉強する素朴な一面を行き来しながら、完璧にチョン・ヤクジョンに溶け込んだ。この日、ソル・ギョングは「玆山魚譜」の出演について「イ・ジュンイク監督への信頼が深かったです。8年前映画『ソウォン 願い』で一緒に作業したとき、現場での監督の姿を見て感じたことが多くありました。そして、シナリオを見て希望を感じました」と明かした。続いて彼は、今になって時代劇に挑戦したことについて「時代劇は初めてでした。チャンスはありましたが、勇気がなかったんです。挑戦したことがないからと、ずっと後回しにしていました。また、時代劇にそこまで魅力を感じていませんでした。だけど『挑戦しないと』とずっと思っていたんです」と伝えた。ソル・ギョングは「今は、時代劇にまた挑戦してみたいと思っています。モノクロで撮影したので、カラーでも撮影してみたいです」とし「時代劇は挑戦でしたが、イ・ジュンイク監督と作業できて良かったと思いました」と伝えた。彼はデビュー28年目にも関わらず、演技への変わらない情熱を示して注目を集めた。彼は原動力に関する質問に「同じ現場だとしても、繰り返したりしません。僕が言うセリフ、動線、配役などへの好奇心が常に生じて、期待、心配、トキメキなどが僕を動かします」と述べた。チャンデ役のピョン・ヨハンは、ソル・ギョングが直接イ・ジュンイク監督に推薦してキャスティングされた。これについて彼は「過去『監視者たち』(2013)の撮影の前に、俳優同士で会う機会があってピョン・ヨハンに会いました。僕とは共演しませんでしたが、僕の前にピョン・ヨハンが座っていて、目がとても印象的でした。性格的にも僕に似ていると思いました」と語った。ブロマンス(男同士の友情)の秘訣を尋ねると、ソル・ギョングは「友達になればいいんです。僕が先に近づきます。僕が年上だから、ピョン・ヨハンも最初は近づいてきませんでした。だから、僕は俳優には先輩と呼ばないでと、兄さんと呼んでほしいと頼むようにしています。一番最初に、親しくなろうとします。すべての先輩が後輩にとって手本になるとは思いません。僕も同じだから、もっと頑張ろうとします」と伝えた。ソル・ギョングは「玆山魚譜」でピョン・ヨハンとのブロマンスをはじめ、カゴデク役のイ・ジョンウンとロマンスも披露する。2人は大学時代から特別な関係を続けてきた。これにソル・ギョングは「イ・ジョンウンとは若い頃からの知り合いなので親しいです。知らない女優とのロマンスだったら、恥ずかしかったはずなのに、いたずらもするような楽しい雰囲気で撮影することができました。何よりも、イ・ジョンウンの存在が心強かったです」と伝えた。イ・ジョンウンが人気女優として浮上したことについて、自分のことのように喜んだ。ソル・ギョングは「イ・ジョンウンが成功して嬉しかったけど、その時期が遅かったのではないかと思います。もっと早く知られるべき女優でした。彼女は学生時代から自然な演技が上手でしたし、愉快な性格でした。ダンスも上手く踊れる、才能の多い女優です。だから成功すると同時に大型事故(アカデミー賞4冠達成『パラサイト 半地下の家族』出演)を起こしたんだと思います。彼女らしいです」と親指を立てた。また、ソル・ギョングは「ロマンスの演技はすべての俳優のロマンじゃないかと思います」と、ロマンスジャンルに意欲を示した。彼は「実は映画は恋愛劇が好きです」とし「だけど最近、ジャンル物が人気なので、みんなジャンル物に集中しているような気がします。ピョン・ヨハンの言葉のように骨と肉、腹を割る刺激的なストーリーが商業映画を代表している部分があるけど、元々映画はロマンス映画が最高だと思います」と残念な気持ちを示した。さらに彼は「僕もロマンス映画に出演したいです。シナリオも連絡もありませんが」と告白した。
ソル・ギョング&ピョン・ヨハンら出演、映画「玆山魚譜」ポスター&映像を公開…豪華な顔ぶれが勢揃い
今春、感動を与える映画「玆山魚譜」(監督:イ・ジュニク)が「玆山の友」ポスターと「玆山への旅程」と題した映像を公開した。映画「玆山魚譜」は、黒山(フクサン)に島流しされた後、本よりも海の生物に関心を持つようになった好奇心豊富な学者チョン・ヤクジョン(ソル・ギョング)と、海を離れて出世したい青年漁師チャンデ(ピョン・ヨハン)が玆山魚譜を執筆しながら友達になっていく物語を描いた作品だ。今回公開された「玆山の友」ポスターは「玆山魚譜」で活躍する俳優らの姿を1枚の画像に収めた圧倒的なビジュアルで視線を奪う。「しっかりとした演技力を備えた知名度の高い俳優の出演で、人々に身近に感じてもらえるストーリーが完成しました」と語ったイ・ジュンイク監督の言葉の通り、映画「玆山魚譜」には韓国を代表する演技派俳優らが参加した。特にイ・ジュンイク監督は「自身があまり目立たない役であっても、快く出演を決めてくれた俳優の皆さんに心から尊敬の意を表します。皆さんが演じる役を正確に捉えて、洗練された演技をしてくださり、とてもありがたく幸せでした」と出番と関係なく、喜んで参加してくれた全ての俳優に心から感謝の気持ちを伝え、映画への関心を高めた。このように「玆山魚譜」にはソル・ギョングとピョン・ヨハンからイ・ジョンウン、ミン・ドヒ、チャ・スンベ、カン・ギヨンまでしっかりした演技力を持つ俳優らが参加し、完璧な演技で観客を魅了する予定だ。加えて、トン・バンウからチョン・ジニョン、キム・ウィソン、バン・ウンジン、リュ・スンリョン、チョ・ウジン、チェ・ウォニョン、ユン・ギョンホ、チョ・スンヨンまで、「玆山魚譜」のために一丸となった演技派俳優らの共演は、彼らが発揮する相乗効果への期待を高めた。公開された「玆山への旅路」の映像には、「玆山魚譜」の中心でドラマをリードするチョン・ヤクジョンとチャンデの他にも様々な人物の顔が揃い、好奇心をそそる。特に、チョン・ヤクジョンを心身共に助けるカゴデク役のイ・ジョンウンをはじめ、凛々しい海女のボクレ役にミン・ドヒ、黒山島でチョン・ヤクジョンの話し相手になってくれるプンホン役にチャ・スンベ、チョン・ヤクヨンの一番弟子イ・ガン役にカン・ギヨンと、チョン・ヤクジョンとチャンデが黒山島で友達になっていく過程に特別な楽しさを与える予定だ。また、友情出演で参加した俳優の個性あふれるキャラクターも目を引く。まず、辛酉教獄当時、チョン・ヤクジョンとともに苦労した兄弟のうち、最後まで信仰を守ったチョン・ヤクゾン役はチェ・ウォニョンが演じ、リュ・スンリョンは朝鮮の実学者でチョン・ヤクジョンの弟チョン・ヤクヨンを演じる。また、チョン氏兄弟を信頼した朝鮮第22代王の正祖(チョンジョ)役はチョン・ジニョンが演じ、存在感を発揮した。また、カトリック教普及の先頭に立った学者のイ・ビョク役はチョ・スンヨンが、文の勉強に陥った息子チャンデを不満に思う母親役は俳優兼監督として精力的に活動しているパン・ウンジンが演じた。加えて、キム・ウィソンはカネと権力を優先にし、昔チャンデ母子を捨てて離れた父親のチャン進士役を務め、強い印象を残す。チョ・ウジンは国民の生活より自身の利益を優先にする官吏のピョルジャン役で、ウィットに富んだ演技を披露する。トン・バンウは国民の苦痛にそっぽを向く羅州(ナジュ)牧師役を務め、物語をより豊かにする。最後にユン・ギョンホは漂流生活の中、西洋の文物を吸収して戻り、チョン・ヤクジョンが「漂海始末」を書くときにインスピレーションを与えるエイの商人ムン・スンドゥクを演じ、物語を盛り上げることを予告している。「玆山魚譜」は、韓国で3月31日に公開される。
【PHOTO】ソル・ギョング&ピョン・ヨハンら、ラジオ出演のため放送局へ…笑顔で挨拶(動画あり)
11日午後、ソル・ギョング、ピョン・ヨハン、イ・ジュンイク監督がソウル麻浦(マポ)区上岩洞(サンアムドン)MBC上岩で行われた、MBC FM4U「2時のデートMuzie、アン・ヨンミです」の放送に参加した。ピョン・ヨハンとソル・ギョングが出演する映画「玆山魚譜」は、黒山(フクサン)に島流しされた後、本よりも海の生物に関心を持つようになった好奇心豊富な学者チョン・ヤクジョン(ソル・ギョング)と、海を離れて出世したい青年漁師チャンデ(ピョン・ヨハン)が玆山魚譜を執筆しながら友達になっていく物語を描いている。・「玆山魚譜」ソル・ギョング&ピョン・ヨハン、共演に期待高まる撮影後も本物の友情を交わしている・ソル・ギョング&ピョン・ヨハンら出演、映画「玆山魚譜」ポスターを公開穏やかな雰囲気の3人の姿も
「玆山魚譜」ソル・ギョング&ピョン・ヨハン、共演に期待高まる“撮影後も本物の友情を交わしている”
イ・ジュンイク監督の14本目の作品として期待を集めている映画「玆山魚譜」で、お互いの師匠と友人になった朝鮮時代の学者と漁師に扮した俳優ソル・ギョング、ピョン・ヨハンが実際の友人かのような姿を見せると予告して関心を集めている。黒山(フクサン)に島流しされた後、本よりも海の生物に関心を持つようになった好奇心豊富な学者チョン・ヤクジョン(ソル・ギョング)と、海を離れて出世したい青年漁師チャンデ(ピョン・ヨハン)が玆山魚譜を執筆しながら友達になっていく物語が収められた映画「玆山魚譜」で、学者と漁師役を務めたソル・ギョング、ピョン・ヨハンが数ヶ月間一緒に島で暮らしながら完成させた友情ケミストリー(相手との相性)を披露する予定だ。「異質な関係が同質化していく過程で2人は、友達になるしかない」と伝えたイ・ジュンイク監督の言葉のように、「玆山魚譜」は全く合いそうになかったチョン・ヤクジョンとチャンデが、それぞれの価値観を分かち合って友達になっていく過程を描く。このように映画の中で真の友情を築いていくチョン・ヤクジョンとチャンデが、キャスティングから撮影が終わった後も厚い信頼関係を築いていることでも注目を集めている。まず、ソル・ギョングは「初撮影でピョン・ヨハンに会った瞬間『目つきがいい』と思いました」と伝え、ピョン・ヨハンとの初撮影の感想を伝えた。このときから完璧なケミストリーを予感させたソル・ギョングとピョン・ヨハンは、台風により撮影が中止された際も、島に残って作品について話し合うなど、お互いの信頼関係を築いたという。それだけでなく、制作発表会でソル・ギョングは「数ヶ月間、島で暇な時間も一緒に過ごし、撮影が終わった今も友達として本物の友情を交わしています」と伝え、撮影が終わった今も続いている2人の関係について話した。これにピョン・ヨハンも「(ソル・ギョング先輩が)配慮してくださってありがたかったですし、一緒に演技しているだけも光栄でした」と述べ、2人の俳優間の信頼が、劇中のチョン・ヤクジョンとチャンデの呼吸にも完全に溶け込んでいるものと期待される。2人が息を合わせた映画「玆山魚譜」は、現実と映画を行き来する2人の友情を通じて暖かい響きを伝える予定だ。2人の友情が確認できる映画「玆山魚譜」は、韓国で3月31日に公開される予定だ。
ソル・ギョング&ピョン・ヨハンら出演、映画「玆山魚譜」ポスターを公開…穏やかな雰囲気の3人の姿も
映画「玆山魚譜」(監督:イ・ジュンイク)が、お互いの師匠と友人になった学者チョン・ヤクジョンと青年漁師のチャンデの様子が収められたキャラクターポスターと、3人の姿が収められたスペシャルポスターを公開した。「玆山魚譜」は、黒山(フクサン)に島流しされた後、本よりも海の生物に関心を持つようになった好奇心豊富な学者チョン・ヤクジョン(ソル・ギョング)と、海を離れて出世したい青年漁師チャンデ(ピョン・ヨハン)が玆山魚譜を執筆しながら友達になっていく物語が収められている。公開されたキャラクターポスターは、お互いに向かい合っているかようなチョン・ヤクジョンとチャンデのビジュアルが目を引く。朝鮮時代の学者と漁師に完璧に変身したソル・ギョングとピョン・ヨハンは、深い眼差しで「玆山魚譜」を通じて、繊細な内面の変化を表現する。特に「僕が望んでいるのは、身分差別も賃金も要らない、そんな世の中だ」というフレーズと合わさったチョン・ヤクジョンのキャラクターポスターは、当時の時代的観点を脱して、平等な世の中を夢見た彼の価値観を表す。また、チャンデのキャラクターポスターの中で「習った通りに生きられなかったら、生まれた通りに生きるしかない」というフレーズは、世の中に進出していきたい漁師のチャンデが、自身の願いを叶えるために努力する過程で、どのような困難に直面しながら成長していくか、好奇心を刺激する。このように「玆山魚譜」は、正統派な学者と漁師のイメージとは全く異なる2人の人物が出会い、お互いの価値観を分かち合いながら友達になっていく過程を通じて、深い感動を与える予定だ。同時に公開された、3人の姿が収められたスペシャルポスターは、広々とした海を見渡すわらぶき家の片隅で楽しい時間を過ごしているチョン・ヤクジョンとチャンデ、カゴデク(イ・ジョンウン)の姿が目を引く。お互いに異なる身分と価値観の3人が囲んで笑顔を浮かべ、和やかな雰囲気を醸す出すと同時に、ソル・ギョング&ピョン・ヨハン、イ・ジョンウンがスクリーンを通じて見せる完璧な演技の呼吸が期待を高めている。映画「玆山魚譜」は、韓国で3月31日公開される予定だ。