「玆山魚譜」ソル・ギョング“時代劇は避けていたけれど…挑戦できてよかった”
写真=C-JeSエンターテインメント、MEGABOX PLUS M
俳優のソル・ギョングが「玆山魚譜」に出演した感想を伝えた。ソル・ギョングは最近、オンラインインタビューを行い、韓国で公開された映画「玆山魚譜」(監督:イ・ジュンイク)に関する多様なエピソードを聞かせてくれた。
「玆山魚譜」は、黒山(フクサン)に島流しされた後、本よりも海の生物に関心を持つようになった好奇心旺盛な学者チョン・ヤクジョン(ソル・ギョング)と、海を離れて出世したい青年漁師チャンデ(ピョン・ヨハン)が“玆山魚譜”を執筆しながら友達になっていく物語を描いた作品だ。
特にソル・ギョングは「玆山魚譜」を通じてデビュー後、初めて時代劇に挑戦して話題を集めた。彼は劇中、黒山に島流しされた後、海の生物に関心を持つようになった学者チョン・ヤクジョンに変身して新しい魅力をアピールした。天下一の人材と呼ばれた学者としての真剣な姿と、顔に墨をつけたまま海の生物を勉強する素朴な一面を行き来しながら、完璧にチョン・ヤクジョンに溶け込んだ。
この日、ソル・ギョングは「玆山魚譜」の出演について「イ・ジュンイク監督への信頼が深かったです。8年前映画『ソウォン 願い』で一緒に作業したとき、現場での監督の姿を見て感じたことが多くありました。そして、シナリオを見て希望を感じました」と明かした。
続いて彼は、今になって時代劇に挑戦したことについて「時代劇は初めてでした。チャンスはありましたが、勇気がなかったんです。挑戦したことがないからと、ずっと後回しにしていました。また、時代劇にそこまで魅力を感じていませんでした。だけど『挑戦しないと』とずっと思っていたんです」と伝えた。
ソル・ギョングは「今は、時代劇にまた挑戦してみたいと思っています。モノクロで撮影したので、カラーでも撮影してみたいです」とし「時代劇は挑戦でしたが、イ・ジュンイク監督と作業できて良かったと思いました」と伝えた。
彼はデビュー28年目にも関わらず、演技への変わらない情熱を示して注目を集めた。彼は原動力に関する質問に「同じ現場だとしても、繰り返したりしません。僕が言うセリフ、動線、配役などへの好奇心が常に生じて、期待、心配、トキメキなどが僕を動かします」と述べた。
チャンデ役のピョン・ヨハンは、ソル・ギョングが直接イ・ジュンイク監督に推薦してキャスティングされた。これについて彼は「過去『監視者たち』(2013)の撮影の前に、俳優同士で会う機会があってピョン・ヨハンに会いました。僕とは共演しませんでしたが、僕の前にピョン・ヨハンが座っていて、目がとても印象的でした。性格的にも僕に似ていると思いました」と語った。
“ブロマンス(男同士の友情)”の秘訣を尋ねると、ソル・ギョングは「友達になればいいんです。僕が先に近づきます。僕が年上だから、ピョン・ヨハンも最初は近づいてきませんでした。だから、僕は俳優には先輩と呼ばないでと、兄さんと呼んでほしいと頼むようにしています。一番最初に、親しくなろうとします。すべての先輩が後輩にとって手本になるとは思いません。僕も同じだから、もっと頑張ろうとします」と伝えた。
ソル・ギョングは「玆山魚譜」でピョン・ヨハンとのブロマンスをはじめ、カゴデク役のイ・ジョンウンとロマンスも披露する。2人は大学時代から特別な関係を続けてきた。
これにソル・ギョングは「イ・ジョンウンとは若い頃からの知り合いなので親しいです。知らない女優とのロマンスだったら、恥ずかしかったはずなのに、いたずらもするような楽しい雰囲気で撮影することができました。何よりも、イ・ジョンウンの存在が心強かったです」と伝えた。
イ・ジョンウンが人気女優として浮上したことについて、自分のことのように喜んだ。ソル・ギョングは「イ・ジョンウンが成功して嬉しかったけど、その時期が遅かったのではないかと思います。もっと早く知られるべき女優でした。彼女は学生時代から自然な演技が上手でしたし、愉快な性格でした。ダンスも上手く踊れる、才能の多い女優です。だから成功すると同時に“大型事故(アカデミー賞4冠達成『パラサイト 半地下の家族』出演)”を起こしたんだと思います。彼女らしいです」と親指を立てた。
また、ソル・ギョングは「ロマンスの演技はすべての俳優のロマンじゃないかと思います」と、ロマンスジャンルに意欲を示した。
彼は「実は映画は恋愛劇が好きです」とし「だけど最近、ジャンル物が人気なので、みんなジャンル物に集中しているような気がします。ピョン・ヨハンの言葉のように骨と肉、腹を割る刺激的なストーリーが商業映画を代表している部分があるけど、元々映画はロマンス映画が最高だと思います」と残念な気持ちを示した。
さらに彼は「僕もロマンス映画に出演したいです。シナリオも連絡もありませんが……」と告白した。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・ナラ
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