ゆれながら咲く花(学校2013)
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【アデュー2013】このドラマ、まさか成功するとは vs 失敗するとは
放送業界には俗説がある。ドラマは蓋を開けて見ない限り分からないということだ。成功すると思った期待作が惨敗するケースもあり、手ごわいライバルドラマのために放送するということに意義があるのではないかと言われたドラマが、大きな人気を集めるケースもある。有名トップスターが出演しても、いわゆる国歌視聴率(1日の放送開始と終了の際に流れる国歌ほどの視聴率という意味で、極めて低い視聴率のときに使う)を記録したり、人気とは距離のある俳優たちが大事故を起こしたりもする。それだけドラマには、いくら専門家と名乗る人でも予測できないファクターが存在する。到底予測できないためさらに面白いドラマの世界が、今年も3つの地上波放送局を笑わせ、泣かせた。◆成功するとは!# MBC「金よ出てこい☆コンコン」マクチャンは死んだ時間帯も生かす前作「せがれたち」の低い視聴率と関心により早期終了説が出回るほど、スタートから多難だった。ここに主要キャスティングがなかったことになり、出演俳優たちも豪華とは距離があった。「金よ出てこい☆コンコン」は、あまり期待されない状態でスタートを切ってから、貧しい家の女性がお金持ちの女性の身代わりになる過程がくれる刺激的な楽しさ、毎回拡大する姑との確執による緊張感、家同士の対立などが有機的に展開され、上昇し始めた。その後、どこに弾くか分からない刺激的な展開で、マクチャン(日常では起こらないような出来事や事件が次々と起きる韓国特有のドラマのこと)ドラマというレッテルが貼られたが、視聴率20%を超え成功し続けた。MBCは同ドラマが放送された時期に、週末の午後10時に放送される「百年の遺産」まで成功させ、週末ドラマを席巻する形となった。# KBS 2TV「ゆれながら咲く花」やはりスター登竜門じゃないか「ゆれながら咲く花」が再び制作されると報じられた時、反応はひとつだった。「いったい、いつの学校なのか?」との反応だ。1999年に初めて放送され旋風的な人気を集めた「学校」シリーズだが、その後様々な学園物語が人気を集めた中「ゆれながら咲く花」の成功を予想するのは難しかった。また、月火ドラマの強者MBC「馬医」がライバルとなっている状況で、誰も「学校」の善戦を予想できなかった。しかし、大きなどんでん返しだった。学校の苛め問題、成績至上主義など、実際教育の現場で起きている問題をリアルに描き、学生をはじめとする視聴者から好評を得たのだ。特にイ・ジョンソクとキム・ウビンは、彷徨って揺れる思春期の高校生の悩みと涙、また、青春であるからこそ可能な彼らの熱い友情まで見せ、どの男男カップルよりも人気を集めた。イ・ジョンソクとキム・ウビンを主演俳優の位置に格上げし、強力な口コミで上昇し始めた「ゆれながら咲く花」は、放送スタートの時に8.0%の視聴率を記録したが、最終回でその2倍に達する視聴率を記録するなど、MBCの時代劇不敗神話を食い止める快挙を成し遂げた。# KBS 2TV「グッド・ドクター」何故だか分からない温かい気持ち視聴者に愛される医学ジャンルではあるが、チュウォンとチュ・サンウク、ムン・チェウォンを前面に出し、ムン・グニョンが主演を務めたMBCの時代劇「火の女神ジョンイ」と正面から勝負するとした時、不安だったのは事実だった。また、童話のような医療ドラマを掲げた「グッド・ドクター」が障害のある主人公チュウォンを通じてどのような感動を与えるかも十分予想が可能で、興味を引くことは出来なかった。しかし「グッド・ドクター」は「火の女神ジョンイ」の安易な展開というチャンスを逃さず、医局で発生する緊迫さと、子供の患者との共感を温かい視線で描き、主人公シオンの成長を通じて多くのメッセージを伝えた。「グッド・ドクター」はあらゆる流行語を生み出し、人気ドラマの公式を踏み始め、放送される10週の間一度も同時間帯1位を逃さず退場する大記録を立てた。# KBS 2TV「秘密」演出と台本、そしてファン・ジョンウムの再発見ドラマにおける台本と演出のパワーとはなにかを見せてくれた作品だった。ユ・ボラ、チェ・ホチョルなど、新人作家が執筆した「秘密」は、「ゆれながら咲く花」の演出で映像美を認められたイ・ウンボクプロデューサーが演出を務め、緊迫した展開を続けた。特に、毎回のように起こる事件の連続の中でも視聴者を引き寄せる控え目な映像美と、ファン・ジョンウム、チソン、ペ・スビンなどの俳優の熱演など、台本、演出、俳優の三拍子が揃ったこの作品は、口コミで広まった。「秘密」は愛する女性を殺した女と恋に落ちる苦いロマンスで、わがままな財閥2世、権力の味を知ってしまった貧しい検事、貧しいが生活力の強いしっかり者の女など、定型化されたキャラクターで陳腐な印象を残した。しかし息つく暇もなく展開される事件や事故の中で、キャラクターは再び蘇り、毎回涙を誘う激情的なストーリーの展開は、人物が隠した秘密に視聴者たちを入り込ませた。これに5%の低い視聴率でスタートを切った「秘密」は、毎回視聴率がうなぎ上りし、イ・ミンホ、パク・シネ、キム・ウビンなど、トップ俳優を大勢キャスティングし、激しく攻めて来たSBS「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち」(以下「相続者たち」)を牽制することに成功、視聴率1位の座を守りながら余裕の姿で退場し最後まで好評を得た。# SBS「君の声が聞こえる」スタートは微弱だったが終わりは盛大だった「私の恋愛のすべて」の後番組として放送された「君の声が聞こえる」は、意外と業界から注目されなかった。振るわなかった前作の影響があったうえに、イ・ボヨン、ユン・サンヒョン、イ・ジョンソク、イ・ダヒで構成された主演俳優たちが、ライバル作品に比べ弱いとの評価もあった。自ずと「君の声が聞こえる」は初回で1桁の視聴率を記録し、水木ドラマ3位でスタートを切った。しかし、第11話からは20%を超える視聴率を維持し、大きな人気を集めた。結局2話延長された第18話で放送終了した。「君の声が聞こえる」の人気の要因としては、法廷スリラーとロマンスの適切な組み合わせと、イ・ボヨン、イ・ジョンソク、ユン・サンヒョン、チョン・ウンインなど、主演・助演俳優の好演、しっかりとしたストーリーが挙げられた。三拍子を揃えたウェルメイドドラマ(完成度の高いドラマ)との分析だ。◆失敗するとは!# MBC「火の女神ジョンイ」時代劇不敗の神話を壊すとは今年MBCは月火ドラマを全部、視聴率が保証される時代劇に編成した。しかし「火の女神ジョンイ」は「馬医」「九家の書」「奇皇后」のような成功作にはなれなかった。同ドラマは「風の絵師」で時代劇ブームを巻き起こしたムン・グニョンの時代劇復帰作という点で期待を集めた。ここにイ・サンユン、キム・ボム、チョン・グァンリョル、イ・グァンス、パク・コニョンなどの豪華出演者と、視聴者が好きな主人公の成功ストーリーを描いたという点で、当然1位の座を受け継ぐと予想された。中盤以降、確執構造が退屈に展開され視聴者を引き寄せることに失敗し、視聴率が3位まで下落する屈辱を味わった。# MBC「7級公務員」興行保証でも何とかできない、困ったドラマロマンススパイドラマを掲げた水木ドラマ「7級公務員」は、序盤までは雰囲気が良かった。チュウォンとチェ・ガンヒの甘く可愛いロマンスが視聴者たちを微笑ませ、国家情報院を背景にし興味を刺激した。「チュノ~推奴~」「逃亡者 PLAN B」を執筆したチョン・ソンイル作家の作品ということも期待を集める理由だった。しかし、このドラマは、回を重ねるごとに現実性のない展開と、統一性のないキャラクター設定でお茶の間から背を向けられた。特に悪戯のようなアクションシーンと、ロマンスとスパイ両方とも興味を引けない構成で、お茶の間の注目を浴びるには不十分だった。チュウォンとチェ・ガンヒのロマンスは良かったが、俳優がもったいないドラマの一つだった。# MBC「男が愛する時」完璧な調和も無駄となった正統派ロマンスドラマ「男が愛する時」は、ソン・スンホンとシン・セギョンがドラマで破格的な歳の差を乗り越えて繰り広げるロマンスという点で期待を集めた。ドラマで2人は40代と20代を演じ、べたべたする痴情ロマンスを描くことが当初の計画だった。更にこのドラマは昨年視聴率3位から1位になる底力を見せてくれた「赤道の男」を執筆したキム・イニョン作家の次期作という点と、トップスターが大勢出演した点で、簡単に1位になると予測された。しかし、いざ蓋を開けてみると状況は違った。同ドラマは中盤以降、シン・セギョンとヨン・ウジンが演じた人物たちが、到底理解できないキャラクターに表現され、視聴者を失望させた。# MBC「女王の教室」コ・ヒョンジョンパワーはどこに?「女王の教室」は女優コ・ヒョンジョンが出演すること、そして「オフィスの女王」に続き日本原作のドラマが存在することで期待を集めた。キム・ヒャンギ、チョン・ボグン、キム・セロン、ソ・シネなど、子役の熱演もあったが、視聴者の共感を得ることには失敗した。コ・ヒョンジョンの繊細な演技は常に好評だったが、日本ドラマならではの刺激的な設定と、演劇を見ているかのような非現実的な台詞は、大きな注目を浴びるには無理があった。しかし、子供たちの成長を手伝うマ・ヨジン教師の教育の価値観が、固定視聴層から愛された面はある。それにしてもコ・ヒョンジョンという俳優の名前の価値に比べれば、残念な成績表と言えよう。# MBC「メディカルトップチーム」医療ドラマも失敗することがある今までのお茶の間で医療ドラマは不敗神話だった。特にMBCは「総合病院」をはじめ「白い巨塔」「ニューハート」「ゴールデンタイム」まで、医療ドラマを放送するたびに成功した。出演俳優の力もかなり強かった。クォン・サンウ、チョン・リョウォン、チュ・ジフン、オ・ヨンソなどが出演したが、結果は惨敗だった。このドラマはライバルドラマのKBS 2TV「秘密」と、SBS「相続者たち」に押され、一時期視聴率が3%まで落ちる屈辱を味わった。最高の医者たちが協診チームのトップチームを結成するという設定を非現実的に扱い、医者同士の確執に集中したため、ロマンスと命を救う感動的な物語を疎かにしたことが問題だった。キャラクターが蓋然性を失い、作品の完成度は自ずと落ちた。# KBS 2TV「サメ」雄大に、重く、泳いだだけキム・ナムギルとソン・イェジンの出会いだけでも熱かった。「サメ」は家族の復讐のために愛する女にさえ矛先を向ける男と、致命的な愛の前で揺れる女のストーリーを描いたミステリーロマンスドラマで、鋭い眼差しで女性の心をつかむキム・ナムギルと、ロマンスの女王ソン・イェジンが3年ぶりに出演するドラマとしても大きな期待を集めた。特に「サメ」は「復活」「魔王」など、ウェルメイド復讐劇シリーズの終結版。緊迫した事件の連続と、人物の繊細な心理描写、感覚的な演出で名高いパク・チャンホンプロデューサーとキム・ジウ作家が6年ぶりに披露する復讐劇の完結版で、寝かせていた作品であるだけに、より良い作品に仕上げるとの覚悟を伝え期待感を集めた。しかし、蓋を開けてみると期待以下だった。オールドな感じを拭えない演出と、ミステリーに集中され主人公のロマンスは後回しになった。特に、キム・ナムギルの復讐劇に重点が置かれ、ソン・イェジンの分量が次第に少なくなり、どんでん返しを繰り返すストーリーは、視聴者を引き寄せることに失敗し、ライバル作品に押されてしまった。「サメ」は同時間帯2位の成績で、視聴率は10%前後に止まった。# KBS 2TV「IRIS 2」続編はしないことにしましょう韓国型ブロックバスターの典型だったシーズン1の光栄を再び再現できるかに関心が寄せられた。チャン・ヒョク、イ・ダヘ、イ・ボムスなどの人気俳優が大勢キャスティングされ、シーズン1より大きくなったスケールの中で派手なアクション演技を披露する彼らの姿は、視線を引くに十分だった。しかし、あまりにも強力な相手に出会ったのだろうか。正統派スパイアクション「IRIS 2」は、IRISとNSSの対決と同じように、チョ・インソンとソン・ヘギョの共演で注目を浴びた正統派ロマンス、SBSの新しい水木ドラマ「その冬、風が吹く」との全面戦で惨敗した。シーズン1とスピンオフでたくさん見てきたシーンが続き、新鮮さを欠けていた「IRIS 2」は、終わっていない戦いと、残っている核などで次のシーズンに対する余地を残し、なんとか2桁の視聴率を維持し面子を立てた。# KBS 2TV「剣と花」360度回転シーンがすべてだった「赤道の男」を通じて映像美の面で好評を得たキム・ヨンスプロデューサーと、見事な演技力を見せたオム・テウンの出会いで話題となった。キムプロデューサーとオム・テウンが再び「赤道の男」の神話を続けるかが関心を浴びたのだ。また、些細な小道具一つにも心血を注いだ美術チームの努力と強烈な色彩は、ウェルメイドドラマに生まれ変わるものと期待された。しかし、初回から同時間帯最下位という不安なスタートを切った「剣と花」は、360度回転シーンなど、破格的な演出で視聴者の間で好き嫌いが分かれた。また、爽やかではつらつとし、ミステリーな事件とファンタジーの要素まで溶け込ませ、大きな人気を集めたSBS「君の声が聞こえる」の独走で、重い感じの「剣と花」から視聴者たちは更に遠ざかることになった。「剣と花」はチェ・ミンス、オム・テウン、キム・オクビンなど実力派俳優が高句麗版ロミオとジュリエットを描いたにもかかわらず、低迷する視聴率の中、静かに退場した。# SBS「チャン・オクチョン」再解釈が過ぎたのかキム・テヒとユ・アインの出会いということだけでも期待が大きかった。リメイクされるたびに成功した「チャン・オクチョン」をテーマにしている上に、ラブストーリーに焦点を合わせ、ロマンスに熱狂する視聴層を攻略できると期待を集めた。張禧嬪(チャン・ヒビン)を再解釈するということは新しかったが、やり過ぎた感じだ。悪辣で毒々しいチャン・ヒビンではなく優しいチャン・ヒビンは、視聴者に違和感を与えた。視聴率でも苦戦し、歴史を歪曲したとの非難も浴びた。スタンディングパーティー、マネキン、ハイヒールから過度な間接広告(PPL:テレビ番組や映画に特定会社の商品を小道具として登場させること)まで問題となった。中盤以降からはファッションデザイナーよりは妖婦のチャン・ヒビンの姿にだけ集中することで企画意図から外れ更に残念だった。# SBS「私の恋愛のすべて」まだ重かった政治ドラマ政治とロマンスの組み合わせは新鮮だった。ドラマでなかなか見れなかったシン・ハギュンがイ・ミンジョンと共演するとの事実は更に興味深かった。同ドラマはイ・ウンジュン作家の同名のベストセラー小説を原作にした作品で、政治的な色が完全に違う2人の国会議員が展開する緊張感のあるロマンスを描いた。至る所に現実の政治を批判する装置を置いたりもした。新鮮な企画のお陰で大きな関心を集めた「私の恋愛の全て」は放送期間の間ずっと4%代の低調な視聴率にとどまった。政治とロマンスを軽く楽しめる接点を探すことに失敗し、残念な思いの中で放送終了した。新鮮な企画意図、健全なメッセージを長所として掲げたが、視聴者には結果的に負担だけを与えたことになった。
イ・ジョンソク「『ゆれながら咲く花』を終えたとき、制服を着るのはもう止めようと思った」
俳優イ・ジョンソクが誘惑するような眼差しで女心をくすぐっている。ファッションマガジン「W KOREA」は、イ・ジョンソクと撮影したグラビアを公開した。グラビアの関係者は、イ・ジョンソクがグラビアの中で25歳の自然でキュートなイメージではなく、成熟した姿を見せたと説明した。グラビア撮影と共に行われたインタビューでイ・ジョンソクは今年1年について「短期間に何本もの作品に出演したので、何年か分の経験値を凝縮して積み上げたような気分だ。体は大変だが、悪くないと思う」と伝えた。また、20代半ばで制服を着た役をよく演じることについて「正直、KBS 2TV『ゆれながら咲く花』を終えたとき、制服を着るのはもう止めようと思ったが、SBS『君の声が聞こえる』のキャラクターがあまりにも気に入ったため、気持ちを変えた。今後もそのような良い作品に出会ったら、仕方なくまた着るしかないと思う」と明かした。イ・ジョンソクの詳しいグラビアとインタビューは「W KOREA」12月号に掲載される。
Vol.1 ― イ・ジョンソク「『君に泳げ!』で水泳に初挑戦、皆に神童と言われた」
10月のある晴れた秋の日、江南(カンナム)の真ん中にイ・ジョンソクが現れた。186センチの長身に小さな顔、スリムなボディラインとすらりとした手足を持つ彼は、新沙洞(シンサドン)の街を一瞬にしてランウェイへと変えた。通りすがりの人達まで立ち止まるほどの魅力だ。その上彼の出演作、KBS 2TV「ゆれながら咲く花」コ・ナムスン、SBS「君の声が聞こえる」パク・スハ、映画「観相師」のジンヒョンまで、全てヒットしている。年下の大勢(テセ:「勢いに乗っている」「ホットな」の意)から韓国女性の理想の男性像となったイ・ジョンソクは、女心を虜にし、彼が行く所はどこでも人が殺到する。彼の老若男女問わない人気は想像以上である。それだけにスケジュールは多忙を極め、映画「観相師」が公開するやいなや、映画「僕らの青春白書」の撮影のためソウルと地方を休む暇もなく行き来している。一休みする時間が必要だったが映画の撮影が続いた。少し痩せたように見えた彼だが、依然として格好良かった。そして、これまで以上に幸せそうに見えた。―結構痩せたのではないか。イ・ジョンソク:あまりにも忙しいのでしっかり食べていても痩せていくようだ。ありがたいことに、ファンの皆さんが撮影現場に差し入れをしてくださる。アワビ、サムゲタン、コーヒーなど、本当に感謝するばかりだ。贈ってくださった食べ物は、本当にありがたく食べている。 ―ブレイクしたと言えるほどのスターになったが、人気は実感できるか?イ・ジョンソク:「君の声が聞こえる」が終わり、映画撮影のためずっと地方にいたので気付かなかったが、「2013年コリアドラマアワード」の授賞式に出席するため慶南(キョンナム)晋州(チンジュ)に行った際に実感した。晋州市民の皆さんは本当に凄かった。正直、あまりにも歓迎してくださったので身の置き場がないほどだった。―「KOREA DRAMA FESTIVAL 2013」の授賞式でイ・ボヨンと再会したが、どんな気持ちだったのか。イ・ジョンソク:ボヨン姉さんとは結婚式の日にも少しお会いしたが、いつお会いしても嬉しい。本来なら先輩方と撮影する時は気を使うので親しくできないが、ボヨン姉さんは最初から本当に楽だった。電話やメッセージもよくやり取りする方だし本当に実の姉のようによく面倒をみてくださる。―イ・ボヨンと共演した「君の声が聞こえる」を初め、ドラマ「ゆれながら咲く花」、映画「観相師」まで連続ヒットを飛ばしているが、その感想は?イ・ジョンソク:僕が上手く演じたからヒットしたというより、運が良かった。良い脚本家に巡り会えたと思う。「君の声が聞こえる」「観相師」の両方が成功したし、少し休む時間が欲しかった。しかし「君の声が聞こえる」が終わった次の日には、映画「僕らの青春白書」がクランクインした。もう少し余裕があれば良かったのにと思う。―映画「観相師」では、ソン・ガンホ、キム・ヘス、イ・ジョンジェなど大先輩たちと共演した。彼らから学ぶ点も多かったのでは?イ・ジョンソク:「ゆれながら咲く花」よりも先に「観相師」を撮影したが、本当に学ぶことが多かった。特に、ソン・ガンホ、チョ・ジョンソク先輩のコンビは見ているだけでも感心した。撮る度に演技と呼吸が変わる先輩方の阿吽の呼吸が不思議に見えた。だから「観相師」は撮影現場にいるだけで勉強になった。―ソン・ガンホに感動したことがあると聞いたが。イ・ジョンソク:「観相師」公開後のある日、電話が来た。少し酔ったソン・ガンホ先輩が、「『観相師』を見た。世間がどう評価するにしても、お前のキャリアに影響を与える作品になるだろう。良い演技だった」と言ってくださった。正直、「観相師」での僕の演技は、先輩たちの演技とは少しズレがあるし、ぎこちない。僕が登場すると、たるんでテンポが落ちてしまう感じとでも言うか。だから映画を見てから少し落ち込んでいたのだが、そんな時にソン・ガンホ先輩から褒めて頂けて本当に感謝している。―「観相師」の次の作品は、韓国で初めて水泳を題材にした「君に泳げ!」だ。イ・ジョンソク:「君に泳げ!」では、ソ・イングクのライバルで国民の弟マリンボーイ、水泳選手のウサン役を演じた。実は全く泳げなかったのだが、この映画のおかげで撮影の間にクロールをマスターした。水泳は1週間習ったと思う。練習中、皆に神童だと言われた(笑)―「君に泳げ!」の制作報告会で、ソ・イングクは「イ・ジョンソクの実際の性格は5歳の子供のようだ」、少女時代のユリは「肩をよく噛む」と話していたが、自分の目から見てイ・ジョンソクとはどのような人物なのか。イ・ジョンソク:皆から愛嬌がある性格だと言われる。でも、人は相手によって性格を変えるのではないかと思う。家では長男なので愛嬌がない方だ。もちろん、両親には愛嬌を振る舞おうとするし、母とは友達のような関係だ。―「君に泳げ!」が10月30日公開された。水着姿を期待している観客も多いが、ソ・イングクのプロポーションと比較すると?イ・ジョンソク:期待が大きいほど、がっかりするだろう(笑) 時間がなかったので体を急いで鍛えた。「君の声が聞こえる」の撮影と並行していたので運動する時間をあまり取れなかった。筋肉をしっかり作るには数ヶ月の時間が必要だが、思うようにいかなかった。だから運動していない状態で食事だけ調整したところ、結構体重が減った。あるシーンでは筋肉が綺麗に映るが、いくつかのシーンでは正直見栄えがよくない。大きなスクリーンにどのように映るのか想像するだけで不安になる。基本的に僕は骨格が細く体格も大きくないが、イングクさんは骨格がよく筋肉も多いほうなので、水着姿は僕よりイングクさんの方が格好良い。
キム・ウビン「イ・ジョンソクと『チング 永遠の絆』のオーディションを受けようと冗談半分で話した」
俳優キム・ウビンが強烈な眼差しを披露して視線を引き付けた。ファッションマガジン「Harper's BAZAAR」は21日、キム・ウビンのインタビューとグラビア写真を公開した。公開されたグラビアでキム・ウビンは、オールブラックの衣装でシックな魅力をアピールした。彼はモデル出身らしく感覚的なポーズを披露し、男らしい魅力の漂うグラビアを完成した。また、グラビア撮影と共に行われたインタビューで、キム・ウビンは前作であるKBS 2TV「ゆれながら咲く花」に続き、SBS水木ドラマ「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち」で再び高校生役を務めることについて語った。彼は「『ゆれながら咲く花』に出演していた当時は力不足な点が多かったので、今回のドラマではそれを最小限に収めようと思っている。同じ状況でも大人とは違って、学生だからこそ感じる感情というものがある。その感情がうまく共感できるように表現したい」と話した。続いて彼は来月14日に公開予定の映画「チング 永遠の絆」に出演したことについて、「続編が制作されるという話を聞いた時、イ・ジョンソクに冗談半分で一緒にオーディション受けようかと言ったほど『友へ チング』は好きな作品だ」と明かした。また、キム・ウビンが「チング 永遠の絆」で演じることになったチェ・ソンフン役について「チェ・ソンフンは子供の頃から傷つくことに慣れている人物で、僕が経験したことのない感情をたくさん持っていた。観客の皆さんにも僕が感じたチェ・ソンフンに対する第一印象を一緒に感じてほしい」という願いを表した。キム・ウビンのグラビアとインタビューは「Harper's BAZAAR」11月号にて確認することができる。
Vol.4 ― 【TVキャラクターアワード】人気ドラマにはこんなキャラクターが必ずいる!
「TVレポートキャラクターアワード99」は、ここ1年間韓国で放送されたドラマの中から最も印象的だったキャラクター99人を選定しランク付けするイベントで、毎年9月に発表される。芸能専門メディアTVレポートは創立9周年を迎え、この1年間(2012年7月~2013年7月)で放送されたドラマの中から特に印象的だったキャラクターを選定し、1~99位にランク付けした。この1年の間に数多くのドラマが誕生し、お茶の間を沸かせた。ラブストーリー、ホームドラマ、スリラーなどジャンルも豊富で、選ぶ楽しさも提供した。ジャンルが変化したためキャラクターも多様化した。これはドラマへの注目度を高めるだけでなく、視聴者をテレビの前に集めるための大きな原動力として作用した。視聴者を泣かせ、笑わせてくれた作品に登場するキャラクターたちの特徴を探ってみる。◆追いつけるものなら追いついてみて個性的なキャラクター今回はとりわけ個性的なキャラクターが多かった。一人でドラマを引っ張っていたといっても過言ではないほどだった。そこに俳優たちの熱演が加わり、世界で二つとないキャラクターに生まれ変わった。KBS 2TV「オフィスの女王」のミス・キム(キム・ヘス)は最高のキャラクターだった。このほかMBC「ゴールデンタイム」のチェ・イニョク(イ・ソンミン)、SBS「野王」のチュ・ダヘ(スエ)、そしてMBC「女王の教室」のマ・ヨジン(コ・ヒョンジョン)も周りの人物を圧倒するカリスマ性溢れる演技が好評を博した。ドラマのタイトルを聞いただけでこのキャラクターを思い出すほどである。tvN「ナイン~9回の時間旅行~」のパク・ソヌ(イ・ジヌク)も同様だ。悪役の頂点を走り抜けたMBC「オ・ジャリョンが行く」のチン・ヨンソク(チン・テヒョン)と、男女の間を行き来してコミカル演技の真髄を見せたKBS 2TV「ウララ・カップル」のコ・スナム(シン・ヒョンジュン)、非の打ちどころの無い魅力の持ち主であるSBS「その冬、風が吹く」のオ・ス(チョ・インソン)、それにSBS「おバカちゃん注意報」に登場する世界中探してもどこにもいないような優しいコン・ジュンスも欠かせない。◆主人公を羨ましく思えない強烈な存在感いわゆる強烈な存在感をもつキャラクターたちの活躍はいつになく豊富だった。凄まじい存在感のあるキャラクターは、比重は高くないながらもドラマになくてはならない存在だ。主人公たちを圧倒する彼らの登場は、毎回待ち遠しくなるシーンの一つだ。中でもSBS「君の声がきこえる」のミン・ジュングク(チョン・ウンイン)はとりわけ話題に上った。温厚な微笑みを浮かべながらも、主人公を威嚇する恐ろしい人物に変貌し、極端から極端に走った。さらには胸を締め付けるような過去まで判明し、憎めないキャラクターとなった。SBS「その冬、風が吹く」のチョ・ムチョル(キム・テウ)は特別出演でありながら、存在感だけは誰よりも強烈だった。同様にSBS「チャン・オクチョン」のチャン・ヒョン(ソン・ドンイル)も主人公以上に愛された。そしてMBC「九家の書」のク・ウォルリョン(チェ・ジニョク)は、ドラマに再登場するという異色の記録まで残した。また、MBC「オーロラ姫」のトクデは、ペットの犬であるにもかかわらず主人公に負けないほど活躍した。◆これ以上有り触れたキャラクターはいない片思いのキャラクターどの作品にも片思いという設定はほぼ欠かさず登場する。キャラクターの切ない恋が、より一層視聴者の感情に訴えるからだ。片思いの葛藤を描いたり、胸が痛くなるシーンを演出したりする。SBS「君の声が聞こえる」のパク・スハ(イ・ジョンソク)は、初恋のチャン・ヘソン(イ・ボヨン)に対し純粋で切ない気持ちを見せ、女性視聴者の心をわしづかみにした。一人の女性だけを見守る一途な心が視聴者に通じたのだ。最終的には片思いを実らせ、チャン・ヘソンと恋人関係に発展した。そしてtvN「応答せよ1997」のユン・ユンジェ(ソ・イングク)は、ソン・シウォン(Apink チョン・ウンジ)を見守る足長おじさんとなり、彼女の心を得た。SBS「私の10年の秘密」のホン・ギョンドゥ(ユ・ジュンサン)も愉快で真面目なチョン・イヒョン(ソン・ユリ)を描き、思い続けた結果、振り向いてもらうことに成功した。他にも、tvN「となりの美男<イケメン>」のエンリケ・グム(ユン・シユン)と、MBC「会いたい(ポゴシッタ)」のカン・ヒョンジュン(ユ・スンホ)も初恋の代名詞として挙げられる。◆見れば見るほど惹かれる男×男カップル男性同士のカップルは、いつの間にか一つのトレンドとなった。各授賞式で彼らは賞を受賞したりもする。男女の間なら不可能であろう奇妙な関係を形成し、視聴者から応援されている。KBS 2TV「ゆれながら咲く花」コ・ナムスン(イ・ジョンソク)とパク・フンス(キム・ウビン)は、熱い友情を分かち合う姿が視聴者から支持された。過去に辛い出来事があってもお互いを許し合い、和解する男性カップルの姿が描かれ、ここにさらに問題児のオ・ジョンホ(クァク・ジョンウク)も加わった。SBS「私の恋愛のすべて」のキム・スヨン(シン・ハギュン)とキム・サンス(チン・テヒョン)は、国会議員と補佐官であるが、ゴタゴタしたコミカルなシーンを演出し、大きな笑いを誘った。KBS 2TV「一抹の純情」のチョン・ウソン(キム・テフン)とハ・ジョンウ(イ・フン)は仲のいい先輩・後輩だが、時には恋のライバルと協力者を行き来する奇妙な関係を築いた。KBS 2TV「オフィスの女王」のチャン・ギュジク(オ・ジホ)とム・ジョンハン(イ・ヒジュン)、tvN「青い巨塔」の新兵(イ・ヨンジュ)と上等兵(キム・ホチャン)もそれぞれ男性カップルの姿を描いた。このようにドラマによって異なるが、似たようなタイプのキャラクターが多かった。そして視聴者から愛され記憶に残るキャラクターも多数生まれた。今後もまた、どのようなキャラクターがお茶の間の目と耳を楽しませるか、注目が集まる。
イ・ジフン「ブレイクすれば変わる?僕は今の僕そのまま」
ドラマ・バラエティで活躍する売れっ子イ・ジフンこれほどならば、最も熱い俳優だと言ってもいいだろう。今年の初めに韓国で最終回を迎えたKBS 2TVドラマ「ゆれながら咲く花」(原題「学校2013」)でデビューし、週末ドラマ「最高です!スンシンちゃん」、バラエティ番組「ハッピーサンデー-マンマミーア」(以下「マンマミーア」)、「ホドン&チャンミンの芸・体・能~めざせ!ご当地スポーツ王~芸体能」(以下「芸・体・能」)、SBS「ワールドチャレンジ-私たちが行く」にまで出演し、恐ろしいスピードで浮上してきた。イ・ジフンがここまで早く成長するとは誰も予想していなかった。「ゆれながら咲く花」が韓国で放送されていた当時、彼は不良生徒3人組(オ・ジョンホ、イ・ジフン、イ・イギョン)の一人にすぎなかった。しかし、今では状況が変わった。イ・ジフンはドラマやバラエティ番組で精力的に活動し、大活躍している。イ・ジフンは「最近は朝4時に寝て、2時間ほどしか寝られません。とても疲れてはいますが、この生活が好きです」と眠そうな目をこすった。顔も身体も、かなり痩せてしまった。6ヶ月前と比べ、7kgも痩せたという。全ては「芸・体・能」で無我夢中にバドミントンのラケットを振ったせいだとか。「『芸・体・能』への出演が決まってから、毎晩9時から深夜1時まで練習をしました。序盤で毎回負けていたので負けず嫌いになったようです。だから、釜山(プサン)杜邱洞(トゥグドン)チームとの対決ではすべてをかけて最善を尽くしました。だから勝てたんだと思います。体育を専攻していたからか、スポーツの試合で負けるのが大嫌いです。イ・マンギ教授との息はぴったりでしたが、プレッシャーもたくさんかけられました(笑) シャトルをきちんと飛ばすことができなければ、自分の心臓の鼓動が聞こえるほど緊張をしました。緊張をした状態で勝ったので、足の力が抜けて倒れそうでした」今も冷めない彼の高揚した気持ちが伝わってきた。「30歳で結婚したい」イ・ジフンは「芸・体・能」を通じて得たものが多いという。「話し上手な方ではありませんが、国民のMCカン・ホドン、イ・スグン兄さんに出会い、バラエティ番組での行動や発言をどのようにすればいいのかを見て学ぶことができました。二人のトークを見ながら『どうすればあんなコメントができるんだろう』と感嘆したりもしました。スグン兄さんがよく配慮してくださったのでありがたかったです。とても温かい方です」「マンマミーア」では母親と友人のように過ごす姿を公開し、素朴な魅力を見せた。先月11日に韓国で放送された「母が紹介してくれる異性に会う」編では、誠信女子大学の3大クイーンと呼ばれるCMモデルミン・ジウォンと出会った。この日は完全にイ・ジフン編として放送されたと言っても過言ではなかった。当時イ・ジフンは出会って10分でミン・ジウォンに対する敬語を止め、状況をリードして妙な雰囲気を演出した。それによって二人が付き合っているのではないかという噂も広まった。イ・ジフンは「ミン・ジウォンさんとは付き合っていません。その日から一度も会っていませんし、連絡先も知りません」と伝えた。また「今、恋人はいませんが、結婚は早くしたいです」とし、「30歳に結婚したいと思っています。もう4年しか残っていませんね(笑) クールな女性よりも一緒にいると友達のようにリラックスできる人が良いです」と理想のタイプを明かした。ここまで活発に活動していると、周りからは嫉妬の声も多数あった。世間では「クラブによく通っている」「他人の悪口を言っていた」などの根も葉もない噂が出回り、傷ついたという。イ・ジフンは「やってもないことをやったと誤解され、とても傷つきました。毎週金曜日にクラブに行くというようなこともないし、他人を悪く言ったこともないのに、どうしてそのような噂が出回ったのか分かりません」と打ち明けた。「今より人気を博したとしても僕は変わらない演技に対する恐怖はない」人々は言う。芸能人はブレイクすると変わってしまうと。もちろん、人は変わるものでもある。昔も今も何一つ変わっていないとすれば、それは人としてどうだろうか。しかし、世間はスターにだけは別の基準で計ろうとする。松の木のようにいつまでも変わらないでいて欲しいと。新人時代のように礼儀正しく、傲慢にならないで欲しいと望んでいる。残念ながらほとんどの芸能人は変わっていく。イ・ジフンは「芸能人はブレイクすると突然変わってしまうという話があります。『もし僕がトップスターになったら変わるのだろうか?』と考えてみました。結論は、今よりもっと多くの方の声援を受けることになるとしても変わらないということです。常に同じ姿勢で人々に感動を届ける俳優になりたいです」と強調した。デビューして1年にも満たない新人俳優の溢れる情熱と思い、笑い飛ばすこともできるだろう。しかし、イ・ジフンはあまりにも率直だった。「黄金漁場-ラジオスター」「マンマミーア」「芸・体・能」などで見せてくれた大胆な行動や発言のように、実際に出会った彼は偽善や演出など全くなかった。撮影現場で黙々と演技をする彼の姿が自然と頭の中に浮かんだ。デビュー後、立て続けに2本のドラマを終えたイ・ジフンは「ますます演技の楽しさを感じます」と語った。「実は『ゆれながら咲く花』の時は、カメラの前で緊張する傾向がありました。そんな中、全50話の『最高です!スンシンちゃん』を撮影しながら緊張しなくなりました。台本が出るのを待つようになり、現場を楽しめるようになりました」と話し、明るく笑った。「忙しく過ごすことができ感謝していますし、今の生活が本当に幸せです。一度仲良くなったら尽くすタイプですが(笑) 僕を信じてくれる気の合う良い人々と出会い、演技を続けたいです」
【スターコラム】キム・ウビン「僕の先生そして、僕の夢」 ― Vol.2
少年キム・ウビンの夢は、モデルになることだった。幼いにもかかわらず、その夢のための一本の道だけを歩み続け、結局はその夢を叶えることに成功した。彼にとって、モデル以外のものを想像することは難しいことだった。彼が役者の道に入ったのもモデルの仕事のためだったので、その情熱は高く評価できる。彼の心の中に演技に対する情熱を吹き込んでくれた、大切な人が一人いる。キム・ウビンはその情熱をもとに、もう一つの夢に向かって頑張っている。いつもそうだったように、周りの多くの人たちは彼が進む道に応援のメッセージをくれ、手を差し伸べる。役者キム・ウビンの話、スタートしてみよう。/編集者NAVER スターコラム:キム・ウビンこんにちは。皆さんからの多くの応援と褒め言葉に支えられ、時間が過ぎるのも気づかないほど幸せな日々を送っているキム・ウビンです。Vol.1で送って頂いた貴重なコメント、すべてに感謝します。皆さんからのコメントは全部心の中に入れておこうと努力しています。僕が皆さんに応えることができる方法は、皆さんに早く僕の話をお伝えすることしかないという思いで、つたない文章力にもかかわらず、もう一度皆さんの前に現れました。これからVol.1の最後で予告したように、モデルキム・ヒョンジュンを役者キム・ウビンに変えてくださった方を紹介します。僕の人生において本当に大事な方なんです。その方は、現在俳優として活動している、ムン・ウォンジュ先生です。僕がモデルの仕事をしてから、今まで導いてくださった方です。先生もスターコラムについて聞いて、手紙を送ってくださいました。それでは、先生のお言葉を聞いてみましょうか?ムン・ウォンジュが見た、キム・ウビンまず、キム・ウビンでない、モデルのキム・ヒョンジュンに初めて出会った瞬間を思い浮かべてみます。彼は、長身にハンサムな顔、反抗的な眼差しを持った、非常に魅力的な男でした。僕は彼をただのハンサムなモデルだと思いながら授業を行いました。僕は今もそうですが、非常に至らない教師でしたが、ウビンは僕の授業を本当によく聞いてくれました。彼と一緒に過ごす時間が長くなればなるほど、彼の真の魅力は長身やハンサムな顔、反抗的な眼差しではなく、何をするにも堂々として、自信溢れる彼の性格だと感じるようになりました。またウビンは、僕に対していつも率直で堂々としている人でした。僕の浅い識見ですが、人が堂々として自信を持つためには、その裏で無数の努力と苦痛が伴っていると思います。彼は、そのような努力と苦痛を楽しむことのできる、本当の男です。それで僕は、彼と一緒に夢を叶えて行く同伴者として、彼の本当のファンになりました。今のように彼が多くの人に希望と夢を与える、良き俳優としての道を練磨していくことを、陰ながら祈っております。ウビンへの手紙愛する教え子、ウビンへ教え子という表現を使うときに、僕にそのような資格があるかどうか、本当に躊躇した。本当にありがたく、また感謝している。君が僕に先生という名を付けてくれたので、僕はさらに正しい人生を生きなければならないと決心するようになった。たぶん、僕にとって人生の真の師匠は、他でもない君を含めた教え子たちだと思う。僕にこのような力と勇気をくれた君だから、他の人たちにも力と勇気を与える、良き役者になることを祈っている。また、君を信じ君を愛する観客のために、たゆまず走ってほしい。その道の終わりが成功という実ではなく、君が幸せになることを心から祈るよ。いつものように、堂々としていてかっこいい君が、本当に誇らしい。僕のことを先生と呼んでくれてありがとう。また、素敵に成長してくれてありがとう。何より、僕を人らしくしてくれてありがとう。いつか試練がやってきても、一緒に笑いながら乗り越えることのできる、夢のパートナーになろう。P.S.腹減った。何かおごれ(笑)ウォンジュ「ゆれながら咲く花」ムン・ウォンジュ先生の手紙に込み上がる感情を抑えようと、しばらく何も書けませんでした。改めて、ありがとうございます、先生!人生においてムン・ウォンジュ先生が大きな影響を与えてくれたとすれば、作品においてはドラマ「ゆれながら咲く花」のことを言わないわけにはいきません。「パク・フンスだ、パク・フンス!」ドラマが終わってから、街中で感じた最も大きな変化でした。もちろん、仕事も多くなりました。僕にとっては本当にありがたい作品でした。最初は、ドラマが失敗するだろうという予想が多かったようです。僕が「ゆれながら咲く花」に出演することにした理由の一つは、叔父でした。叔父は記者なので、毎朝ネットでニュースを読むのが習慣だったんです。昨年は特に学校に関するニュースが多かったです。僕が卒業してからそれほど経ってもいないのに、墜落する教権の問題が、本当に深刻に思えました。作品を通じて、このような深刻な問題の解決に少しでも役立ちたいと思って、参加することにしました。僕も作品の良さに意義を置こうという気持ちで参加したんです。ドラマの撮影をしながらコメントを見る時、一番嬉しかったのは、「ドラマを見て家族の間で会話が増えた」という評価でした。僕も学校に対して、さらに関心を持つようになりました。「なぜ学校のドラマでミンギやジョンホのような子たちが多く生まれるのだろう」という根本的な理由について考えていただきたいと思います。結局は無関心なんです。温かい言葉一言でも話しかけていたなら、その子たちが少しは変わったのではないかと思います。僕が感じていた学校の相談室は、抵抗を感じる空間でした。そこは、問題のある子たちが行く所だと思っていました。生徒たちのための相談室が開かれた空間になったらいいなと思います。ドアがなくて、通りすがりに「先生、こんにちは!」と挨拶できそうな、温かくて開かれた空間に。あ!ふと思いついたことですが、僕の強い(?)印象のせいで、僕の学校生活が変わったものではなかったかと感じる方もいらっしゃるかと思います。僕は、モデルの夢を抱いた、少し違う子だっただけです。他の子たちは勉強に対するストレスと圧迫を感じていましたが、僕はそれよりは少し自由な方でした。僕も僕の志願大学に受かるために頑張りましたが、成績よりは実技が中心だったので、そこが違ったと思います。とにかく、「ゆれながら咲く花」以降仕事が多くなって一番喜んでくれるのは、家族です。家族でのグループチャットルームがあるんですが、毎日会話を交わしています。仕事を始めてから通帳を母が管理していますが、最近は通帳を見ては本当に喜んでくれます。また何より、祖母が、孫がドラマに出てくると誇らしく思ってくれています。祖母のためにも、週末ドラマや毎日ドラマをやるべきかなと思います。お願いします!!^^;;俳優キム・ウビンそして夢僕は、演技で持って生まれた能力を持っている人はいないと考えています。これは、僕が演技を続ければ続けるほど、さらにそう感じると思います。僕は僕が本当に頑張って初めて、次第に良い結果が出てくると思います。だから努力していますし、これからも努力するつもりです。僕が画面に顔を出して活動をすればするほど、支えてくれ愛してくれる方が増えますから。その方たちをがっかりさせるわけにはいかないと思います。どの現場に行って仕事をしても、最善を尽くす姿をお見せしたいです。多くの方から、僕の夢や予定について聞かれたりします。いつも答えているのですが、僕の究極の目標は、良き人間、良き役者になることです。時間が経って人生を振り返ることができる歳になった時、「いい俳優だよ」「いい人だ」と言われることができて初めて、いい人生を生きてきたと言うことができると思います。今は、どうすればいい人になれるかについての基準を探しています。ひとつ見つけたのは、「人を思いやれる人」が良い人だと思います。仕事がうまくできなければ、叱られて当然だと思います。叱られながら学ぶものだと思っていますので。演技についても指摘されたりしますが、まだもっと叱られながら学ぶ段階です。今ちょうど第一歩を踏み出した所だと思います。もっと一生懸命学んで、後で後輩ができればそれまで蓄積したノウハウを伝えたいです。何もない時、学んで受け取ったものが多いのでさらにそんな感じがするみたいです。これまで受けてきたものを返したい気持ちが大きいです。それがモデルの仕事でも、演技でも。あ!機会があれば、ミュージカルにも挑戦してみたいです。僕は、ミュージカルを観ることが大好きなんですが、歌はあまり上手じゃないんです。本当に本当にかっこ良くて、やってみたいと思いました。まるでモデルや演技に初めて接した時のように、ときめきを感じました。一生懸命歌も練習して、いつかきっと挑戦してみます!うーん残念ではありますが、僕の話はここまでとなります。これまで、つまらなかったかもしれない僕のコラムを読んでいただき、ありがとうございました。僕はいつも、一番重要なのは健康だと思います。僕が健康で初めて、僕の愛する人たちを支えることもできますし、僕が嬉しい時はしゃぎ回ることもできますから。皆さん、健康には気をつけてくださいね。応援してくださり、思いを寄せてくださる分だけ、皆さんも幸せになりますように祈ります。まもなく、初めての映画「チング 永遠の絆」が公開されます。今本当に楽しく撮影していますので、是非映画館で見てください。違法ダウンロードはいけませんよ!後悔させないように、毎シーン一生懸命撮影しています。まだ肌寒いので、風邪には気をつけてください。いつも健康で、幸せでありますように。文:キム・ウビン「NAVER スターコラム」は、注目の俳優やアイドル、アーティストたち本人がコラムを執筆。話題のスターが直接書いたコラムをお届けしています。
【スターコラム】イ・ジョンソク“ベストフレンド”キム・ウビン&パク・セヨンから見たイ・ジョンソクは? ― Vol.2
天然で気さくな性格のイ・ジョンソクは、最近最もホットな期待の人だ。整った外見とは裏腹に、男前な性格を備えたイ・ジョンソクは、多彩な魅力で女性ファンたちをときめかせている。最近では、「ゆれながら咲く花」でコ・ナムスンを完璧に演じ、人気を集めた。波に乗った人気に相応しく、演技力も右肩上がりだ。果敢に10代のイメージを脱ぎ捨てた俳優イ・ジョンソクの話が始まる。前回のNAVERスターコラムVol.1では、イ・ジョンソクのデビュー当初の実際の性格や、演技に対する悩みが紹介され、ファンからの熱い反応を得られた。Vol.2では、KBS 2TV「ゆれながら咲く花」で共演したキム・ウビンとパク・セヨンが、彼への応援のメッセージと、撮影しながら経験したエピソードを伝える。イ・ジョンソクと友人たちの固い友情に耳を澄ましながら、集中して聞いてみよう。Vol.1に続きVol.2でも、ファンと親しく話したいというイ・ジョンソクの意見を反映し、文体に修正を加えていません。/編集者NAVER スターコラム:イ・ジョンソクこんにちは~! Vol.1に続き、また来ました^^ かなり待たせたかな? 実は、僕も早く終わらなかった話がしたくてたまらなかったんだ(笑) 何よりも今回の最後のコラムは、僕が緊張しなければならなさそうだね。ウビンとセヨンが僕についてどう話すか分からないから。「ゆれながら咲く花」を撮影しながら、とっても仲良くしてもらったけど、それでも僕に対する良くない感情(?)を持っているかもしれないからね(冗談^^) まず、ウビンとセヨンの言葉に耳を傾けてみようかな。キム・ウビン「イ・ジョンソクは最高のライバル!」こんにちは。キム・ウビンです~僕がジョンソクのスターコラムのために、このように再び皆様の前に立ちました。とても嬉しいですよね?(笑) ジョンソクは本当に大きくなったと思います。ハハ(冗談です^^)まず、ジョンソクと僕が仲良くなった理由から説明します。僕とジョンソクには、先にモデルとしてデビューしたという共通点があります。お互いにファッションショーでもよく会ったりして、同じステージにも立つのでどうしても親しくなるしかなかった(?)と思います。一緒に演技をしながら親しくなったわけではなく、元々知り合いだったということです。ジョンソクは、「ゆれながら咲く花」を撮影する前までは、友達だと言っても、お互いの性格を知り尽くしているわけではありませんでした。踏み込んだ話をしたこともありませんでしたし。しかし、今回のドラマを撮影しながらジョンソクのことについて詳しくなりました。僕と似たような部分も多かったです。もちろん性格は全然違いますが、好みや考え方、悩みなどが似ていました。同い年なので、余計に共感する部分もあります。ハハ。「ゆれながら咲く花」があったからこそ、ジョンソクと更に仲良くなれたんでしょうね。「ゆれながら咲く花」最高~!残念な点は、2人とも撮影が終わって直ぐ、インタビューや広告撮影など、それぞれのスケジュールのせいでプライベートで会う時間を設けられませんでした。それでも一緒にCMの撮影もして、SBSバラエティ番組「ニュー!日曜日は楽しい-ランニングマン」にも出演したりと、よく会いました。撮影がない時でも、連絡は頻繁にとっています。僕らは友達ですから~!ジョンソクの最も大きな長所は、綺麗な外見とは裏腹に、面倒見がよく、リーダーシップがあるということです。友達としても、ライバルとしても最高です。また、天然な発言もよくするじゃないですか。それでも憎たらしかったり、おかしいとは思いません。それもやはりイ・ジョンソクの魅力だと思います。恵まれているやつですね、本当に^^これからは、僕の話を少ししても大丈夫でしょうか。ハハ。最近、僕は映画「チング 永遠の絆」の撮影を準備しています。僕には外国語のように感じられる方言も、一生懸命勉強しています。頑張って準備してファンの皆様にさらに良い姿をお見せします^^それでは僕は、本業(?)に集中するために、この辺で話を終えたいと思います。次の走者のパク・セヨンさんにバトンをお渡しします。ジョンソク~!これからも僕たち、初心を忘れず、常に頑張る良い俳優、そして良い人間になろう。愛してるよ!パク・セヨン「イ・ジョンソクと『ゆれながら咲く花』で出来なかったじれったいロマンスをしてみたい」皆さん、こんにちは。女優のパク・セヨンです。ウビン君に続き、今度は私がジョンソク君のスターコラムに選ばれました。光栄です^^今考えてみると、ジョンソク君はスタッフや俳優といつも仲が良かったと思います。馴染む能力が抜群でした。私も初めてジョンソク君と演技する時、すごく緊張していましたが、先に話しかけてくれて、気楽に接してくれたので、ありがたかったです。このようにお茶目でマイペースながらも、撮影する時は驚きの集中力を見せました。いつからそうだったのか分からないうちに、完璧にコ・ナムスンになりきった姿に私もびっくりしました^^羨ましかったのは社交性と集中力だけではありません。それは、女性よりも白いお肌と綺麗な外見です。また、背も高くてスリムじゃないですか。隣に立っていると私が小さくなる(?)気がしたりもしました。異性なのに嫉妬しましたね^^;;本当にたくさんの方々から、ジョンソク君との「ゆれながら咲く花」でのロマンスが残念だと思わないかと尋ねられました。残念な気持ちが全くなかったわけではありませんが、ソン・ハギョンの立場から言うと、成績、友達、母親との関係など、色々な話をそれなりに一生懸命にお見せすることができたと思っています。とても楽しい撮影でしたし、視聴者の皆様にもたくさん愛されたお陰で、残念な気持ちも全てなくなりました^_^次回の作品では、今回できなかったイ・ジョンソク君との切ない(?)ロマンスができるのではないでしょうか?ハハハもちろん異性としてジョンソク君に特別な好感を持ったことはありません~!(ファンの皆様にバッシングされたくないので、再度強調^^;) あまりにも気楽な関係なので、異性の友達というよりは、同性の友達のように感じられるほどですから^^この辺で私の近況をご報告すると~可愛がってくださった視聴者の皆さんのお陰で、今度、KBS 1TV毎日ドラマ「天まで届け、この想い」で再びドラマに出演することになりました^^ 元気で愉快なチェ・セヨンという役ですが、私と名前が同じで、姉が2人いるという点も一緒なので不思議です。普段からの明るい私の姿を思いっきり見せることが出来て、とても嬉しいです。ハハッ。また4月12日からKBS 2TV「ミュージックバンク」のMCを務めることになりました。初めてのMC挑戦でとても緊張しますが、良いチャンスであるだけに、最善を尽くしたいと思います~。温かく見守ってくださいますよね^^ジョンソク~私のPR(?)はここまでにしておくね。今映画の撮影中だと聞いたけど、頑張ってね~!他の作品でも魅力の溢れる俳優イ・ジョンソクの姿を見せてね!期待してるから。ファイト~!うわぁ意外だな。これだけキム・ウビンとパク・セヨンさんが僕のことを褒めてくれるとは思わなかった。とても有難くて嬉しいんだけど、なんだかくすぐったいな~!ううっ!2人が僕のことをこんなに良く思ってくれているとは知らなかったな。僕からもどうもありがとう!頑張るね^^ウビンは映画の撮影頑張ってね、最近様々な方面で活発に活動するセヨン姉さんも、良い姿を期待しているよ^^実は、僕は撮影が終わってから共演した同僚たちと滅多に連絡をとったりする方ではないんだ。でも、今回の「ゆれながら咲く花」の友達とは、連絡を取り合うようになった~!(笑) 多分、雰囲気がとても良かったから自然とそうなったんだと思う。今回のドラマを撮影する時は、本当に学校に通っているような気がするほど、同僚たちと打ち解けていたから^^こうやって友達から応援されると鼻が高くなるな。ハハ。周りに大切な友達が多いというのは、本当に感謝すべきことだと思う。元々、大人数で行動することが嫌いで、いつも少人数で集まる方が好きなタイプだから、友達が多い方ではないんだ^^ 静かに話をする方が好きだから。友達が多いか少ないかは重要ではないと思う。ただ、全てを信じて任せられる友達がいれば、それで十分なんじゃないかな。本当に親友といえるような友達は、多くはいないけど、3人くらいはいると思う^^ 会うと色んな話をするけど、最近はあまり会ってないな。時間がある度に会いたいとは思うんだけど、残念だね~。それでも僕らは繋がっているから!お互いに忙しくて会えなくても理解しなくちゃ(笑) 友達を乗り越えて、人間同士の絆もとても大事だと思う。絆に命をかけるわけではないけど~! お互いへの信頼と配慮は必要だと思わない?^^これから僕が歩むべき道はまだまだ長いけど、常に僕の隣で応援して、悩みを聞いてくれる友達、そして温かい人々がいたからここまで来れたと思う。その人たちにも応えられるよう、一生懸命走らなきゃ~! 頑張るぞ! 僕のこと、たくさん応援してくれるよね?♥僕の話は、ここで終わりにしなければならないみたい(泣) Vol.1に続きVol.2まで、至らない文章を読んでくれてありがとう! 今度機会があれば、夜通し話をしたいな^^ 最近、風がとても強かったけど、みんな気をつけて! 暖かい春なので、たくさんお出かけもしてみて、元気でね。それではバイバイ~~次はもっと成長した姿で戻ってくる!待っててね^^あ、そうだ! 言い忘れたことがあるけど、次のスターコラムはウビンなんだ(笑) 果たしてウビンが僕より面白い話ができるのか楽しみだな?! 僕は、出来ない!に賭ける~!って冗談だよ^^ ウビンファイト! そして僕もファイト! みんなもファイト! 本当にバイバイ~!文:イ・ジョンソク「NAVER スターコラム」は、注目の俳優やアイドル、アーティストたち本人がコラムを執筆。話題のスターが直接書いたコラムをお届けしています。
【スターコラム】イ・ジョンソク「僕の道はまだまだ無限だ」 ― Vol.1
完璧なビジュアルだ。長身に女性より色白の肌まで、非の打ち所のない俳優イ・ジョンソク。モデルとして華やかにデビューした彼は、2010年MBC「検事プリンセス」で俳優としてデビューした。SBS「シークレット・ガーデン」ではわがままなサン役で女心をくすぐり、幅広いファンを確保した。その後MBC「ハイキック3~短足の逆襲」(以下「ハイキック3」)、映画「ハナ~奇跡の46日間~」で俳優としての地位をさらに固め、最近放送が終了した「ゆれながら咲く花」で本当の意味での全盛期を迎え高い人気を得ている。もはや モデル出身の俳優ではなく実力やビジュアルを兼ね備えた本当の俳優として成長しているイ・ジョンソクの話を聞いてみよう。今回のコラムはファンと親しく話したいというイ・ジョンソクの意向を反映し、文体を修正しておりません。/編集者NAVER スターコラム:イ・ジョンソクこんにちは。僕だよ^^ 僕のいない間元気だったかい? 最近は~春風がそよそよ吹いてどこかに旅立ちたい天気だね! みんな満開のきれいな花のように温かい春の日を迎えられたらいいな。何だか始めから鳥肌が立つだろう?(笑) これから真面目な話をしなければならないのにね^^僕は今回のNAVER スターコラムを通じて、これまでに話したことのない僕だけの話をしようと思うんだ。テレビや映画に映る姿ではなく、本当の自分の姿や言えなかった話を一度打ち明けたい。僕の話を聞く準備はできたかい? それじゃ、始めるよ。ゴーゴー!(笑)気難しい10代のイメージから抜け出すために僕をよく知らない人は僕を気難しい人だと思う。最初は理由が分からなかったけど、考えてみたらそれもそのはずだと思った。これまでの作品でのキャラがそんなものだったから。僕を一気に人々に知らせたのがSBSドラマ「シークレット・ガーデン」や「ハイキック3」などで、ほとんどのキャラが気難しいイメージが強かったから。「ハイキック3」の時、僕はとても気難しい高校生の役を演じたんだ。そこでプインプイン(韓国での愛嬌を表現するポーズ)で身に余る声援を頂いたけど、演技的には心残りがあるドラマだった。プインプイン以外に特にお見せできたものもなかったし。演技への欲求はSBS「人気歌謡」の司会を務めてからさらに激しくなったと思う。どうしても演技に対して疑問が持たれたね。何というか、役者ではなくて単なる芸能人になったような気がして。誰から何かを言われたわけでもないのにね。ちょうど「ゆれながら咲く花」の撮影が始まる時だったし、僕は演技に集中するため自然に番組を降りることになった。「ゆれながら咲く花」の時は本当に頑張ったよ。でも人はそんなに簡単に変わるものじゃないね。いたずらするのも好きで明るい性格なので、真面目になるまでちょっと時間がかかったな。でも人がたくさんいることを好むタイプでもないよ。人々が集まればいつも騒がしいし、話題もそれぞれだし、みんな違う話をしているだろう? 僕はそういうのはあまり好きじゃないんだ。でもそんな性格が「ゆれながら咲く花」の時にも影響を与えたな。1つの教室にみんなが集まっている団体でのシーンが多くて最初は大変だった。元々人前で話すのが苦手だったから。それが演技にも表れちゃって。でも段々と仲良くなると演技をする時も大変ではなくなった。本当に「ゆれながら咲く花」のチームは最高だったよ。それから今回はこれまでの気難しいキャラとは違う姿を見せることができた。本当に良いキャラのコ・ナムスン! 実は高校生の役だったから撮影前に心配もあったけど、キャラ自体は本当に魅力的だったね~。実は演技がうまくなりたいという意欲は非常に強い方。見た人がいるかもしれないけど、去年単発ドラマ「私がいちばん美しかった時」に出演した。そこでとても禁断な恋を繰り広げたんだ。単発で撮影は短かったけど満足度は相当高かった。ぜひ連続ドラマをやってみたかったんだけど、それで願いを叶えたなあ。まだ見ていない人はぜひ見てほしいな(笑) もう一度再生でゴーゴー!演技のためなら独立映画もOK僕は本当に面倒くさがりで、張り切って何かをしようとはあまり思わない方だ。部屋でごろごろするのが好きで、テレビを見るのが好き。でもおかしなことに演技をするとやる気満々になるのさ。体中の気力が湧き出るって感じかな?(笑)だから一人でいる時は他の同じ年頃の人が演技している姿をよく見たりする。僕ならあのキャラをどう表現するかを研究してみたりして。特に僕より演技が上手い人を見ると刺激にもなるし、本当に羨ましい。僕が演じたい役? うーん「デスノート」のL、「ザ・スリングショット~男の物語~」のキム・シン役をしてみたい。男らしくて魅力のある役をやってみたいから。最近は映画「観相師」の終盤の撮影をしている。僕が出演しているからじゃないけど、映画が本当に成功しそうな予感がする。シナリオもしっかりしているし、素晴らしい先輩と監督がいらっしゃるから。実は「観相師」は「ゆれながら咲く花」よりも先に撮影した。どうしても映画よりドラマに慣れているためか、撮影現場の流れが遅くてびっくりした。ドラマは流れが速くて感情をそのまま続けていけるけど、映画はそれができなくて大変だったよ。また、同じ年頃の俳優ではなくて先輩たちと一緒に撮影したので一時も緊張を緩められなかったな(笑) むしろ演技的にはドラマよりも映画が役に立ったと思う。でも撮影現場は本当にいい雰囲気だった。ソン・ガンホ先輩が、僕がイ・ナヨンさんのことを理想のタイプだと答えた番組を見たと言った(笑) 何度も「撮影現場にナヨンを一度呼び出さなきゃなあ」と僕をからかったよ。まだ僕がナヨンさんに実際に会ったことがないことを知って、もっとからかわれた。演技的にもたくさん助けてもらった。指摘をして叱るのではなくて演技のトーンを丁寧に教えてもらったね。ポジティブパワーをたくさんもらった。先輩から^^それなりに忙しく過ごしているけど、実は僕は演技に対する後悔が大きい。デビューの準備をしたとき、どんな努力をしたかと聞かれると特にないから。ただ芸能人になりたいと思っていた。今振り返ってみたらその時間が本当に惜しくて残念。もしあの時、骨身を削る努力をしていたなら、役者として大きな成長ができたんじゃないかなあ。幸い運良く、すぐに人々に僕のことを知らせることができたけど、今からでもより優れた実力を備えられるように努力したい。応援してもらえるよね?^^それで今回「ゆれながら咲く花」で共演したキム・チャンファン兄さんに独立映画にぜひ出演したいと話したよ。チャンファン兄さんは独立映画業界で大きな活躍をしたんだから。ハハ。まず自分の演技について把握して実力をつけなきゃと思っているんだ。後悔はしないほうがいいと言うけど、でも俳優イ・ジョンソクの道はまだまだ無限だと思うんだ!(根拠のない自信かな?笑) これからも僕を応援してくださる人々のために、僕の愛する人々のために、そして僕自身のために頑張るから、ぜひ見守ってほしい!僕の文、どうだった?下手な文章にがっかりしたかもしれないけど、いいと思ってくれると信じている(笑) 愛してるよ~!第2部でまた会おうね。第2部ではウビンとセヨンが僕について話してくれるそうだけど何だか心配だな。それじゃ、その時までさようなら~また会おうね!文:イ・ジョンソク「NAVER スターコラム」は、注目の俳優やアイドル、アーティストたち本人がコラムを執筆。話題のスターが直接書いたコラムをお届けしています。
イ・ジョンソク&キム・ウビン主演、学園青春ドラマ「ゆれながら咲く花」6月よりMnetで日本初放送決定!
韓国学園青春ドラマ「学校」シリーズの最新作「ゆれながら咲く花」がタイトル「ゆれながら咲く花」として6月よりMnetで日本初放送されることが決定した。1999年から2002年まで全4 シーズンで放送された「学校」は、コン・ユ、チャン・ヒョク、キム・レウォン、チョ・インソン、ペ・ドゥナ、イム・スジョン、チェ・ガンヒ、ヤン・ドングンなどのトップスターを生み出した大人気青春ドラマシリーズ。今回約10年ぶりのシリーズ最新作となった「ゆれながら咲く花」は、様々なキャラクターの生徒が集まる高校で起こる問題を教師と生徒たちがぶつかり合いながら、それぞれの希望と幸せを見出していく姿を描いている。また、シーズン1の演出を担当したイ・ミンホンプロデューサーが13年ぶりに演出を担当「これまで学校を題材にしたドラマの中で一番リアルに演出しようとした」と明かした本作は、現代の韓国の学校で問題になっている入試教育本位の社会と激しい競争、学生と教師の対立、校内暴力、そしてモンスターペアレンツなど、今までのドラマでは描かれてこなかった現実的な問題を盛りこんだ内容となっている。生徒役には「シークレット・ガーデン」の出演で、次世代韓流スターとしての呼び声高いイ・ジョンソク、「紳士の品格」でCNBLUE イ・ジョンヒョンの友人役を好演、MnetのK-POPランキング番組「M COUNTDOWN」のMCも務めるなど大注目株のキム・ウビンが登場し、韓国でも話題を集めた。「ゆれながら咲く花」は6月2日(日)放送スタートする。【ドラマ概要】「ゆれながら咲く花」(原題:「ゆれながら咲く花」)2013年 KBS / 全16話 / 各75分出演:チャン・ナラ、チェ・ダニエル、イ・ジョンソク、キム・ウビン、パク・セヨン、ヒョヨン(5DOLLS)他脚本:キム・ウンジョン 演出:チョン・ジョンファ【Mnet放送情報】2013年6月2日(日)放送スタート初回放送:毎週日曜日 午後6:30 ~ 9:00 (2話連続放送)再放送:毎週木・金曜日 午前10:30~11:45、翌週日曜日 昼0:30~3:00 (2話連続放送)
新人俳優イ・イギョン、飲酒運転で免許停止処分…書類送検へ
新人俳優イ・イギョンが飲酒運転で免許停止処分を受けた。イ・イギョンは1日、ソウル松坡(ソンパ)区蚕室洞(チャムシルドン)で飲酒運転で摘発された。免許停止処分と書類送検となった。11日午後、イ・イギョンの所属事務所の関係者はマイデイリーに「飲み会が終わって運転代行を呼んで家に帰った。運転手さんが帰り自分で駐車していたが、飲酒運転の取締りで摘発された」と伝えた。続いて「言い訳など必要ない過ちを犯した。心から反省しており、自粛している。ドラマの出演に対しては制作陣の処分に従う」と付け加えた。イ・イギョンは2月に最終回を迎えたKBS 2TV「ゆれながら咲く花」に出演して顔を広め、現在ケーブルチャンネルtvNドラマ「ナイン~9回の時間旅行~」に出演している。
「ゆれながら咲く花」イ・ジョンソク“これだけ役柄にハマったのは初めて”
コ・ナムスンが痛いとイ・ジョンソクも痛かった新学期になるとナムスンも高校3年生になる。3月まで3日控えた2月26日に会ったコ・ナムスンは依然として勉強には興味が無さそうに見えたが、そのだるさが憎く感じられなかった。KBS 2TVドラマ「ゆれながら咲く花」でコ・ナムスン役を演じた俳優イ・ジョンソクと2月26日午後1時、ソウル永登浦(ヨンドゥンポ)TIMES SQUAREのカフェで会った。ドラマが終了して1ヶ月余りが過ぎたが、彼からはまだスンリ高校のアウトサイダーコ・ナムスンの姿がにじみ出ていた。ナムスンがどのように過ごしていると思うかという質問に彼は「高校3年生になって学校は通っていると思う。卒業後は町外れで八百屋をしているか、依然として職場で寝ているんじゃないだろうか」と想像した。イ・ジョンソクにとってコ・ナムスンは「だるく無気力ながらも切ない子」だ。恋愛より切ない友情「フンスの顔を見ただけでも涙」コ・ナムスンのストーリーの8割は世界で唯一頼れる存在だったパク・フンス(キム・ウビン)が占めた。中学の時、暴力サークルから脱退するというフンスの足を踏み、サッカー選手としての夢を挫いたナムスンはドラマが終わるまで、友人の許しを熱望しなければならなかった。二人が切実な涙を、それも何回も流すシーンは友情を越え愛のように見えるほどだった。皮肉にもイ・ジョンソクの恋愛ドラマの俳優としての可能性をキム・ウビンとの共演で発見したといっても過言ではない。イ・ジョンソクも「男性と恋愛ドラマを撮った感じだ。後半ではフンスの顔を見ただけでも涙が出た」と振り返った。彼の表現を借りると、キム・ウビンは性格が悪そうな顔をして感性が豊かな俳優だという。「第12~13話を見ると、ナムスンがものすごく空回りしています。また、監督が猛烈編集したものです。僕は第10話の時仲直りをして、すでにすべての感情を吐き出して全部演じたと思っていました。後でまたフンスとの仲直りシーンがあるとは思いませんでした。男同士で余りにもたくさん泣いて最後には淡々と演じようとしましたが、撮影が始まるとウビンが泣くんですよ。内容上ナムスンがもっと泣かなければならない立場だったのでまた泣きました(笑) 実は台本には泣くというト書きがあまりありません。やっているうちに自然と涙が出ました」いざ恋愛の雰囲気を出そうとしたソン・ハギョン(パク・ソヨン)との愛は始まりもせずに終わってしまった。イ・ジョンソクは「半ば頃までハギョンとの恋愛ストーリーが登場する気配がなくて、最初から恋愛の感情が分からないバカに方向を決めた。ただ空気のように暮らすナムスンにとって、勉強もできて綺麗なハギョンは登れない木のようなものだろうと思った」と述べた。そのためナムスンはハギョンの前にたつと頭を掻いた。「モデル時代からのかわいいイメージに妥協中」「これだけ役柄にハマって演技したのは初めてです。コ・ナムスンでいる時だけは演技を上手くやりたいし、演技が楽しいと思いました。第7話で自退書を出したナムスンがフンスに『僕が捨てたのは学校ではなく君だよ、バカ』と話すシーンがありますが、ト書きに『ナムスン痛い』と書いてありました。でも本当に痛かったです。台詞が言えないほど込み上がってくる感情がありました」他の職業から俳優になった人がよくそうであるように、モデルからデビューしたイ・ジョンソクも本当の俳優として認められたい願望が強い。「フルハウス」のRAIN(ピ)や「オオカミの誘惑」のカン・ドンウォンのような俳優になりたかったが、モデルエージェンシーに所属し先にランウェイに立つようになった彼は、16歳の幼い年齢で最年少モデルとして入門した。当時は珍しかった美少年のイメージのため、彼は何人かのデザイナーたちのミューズと呼ばれた。「モデルも流行があります。最近は痩せて身長の高いディオールフィットが多いけど、僕が活動していた時はモリモリの筋肉質のドルチェ&ガッバーナスタイルが流行していました。僕と同じ年頃の中で美少年のイメージはあまりいなかったんです。今も僕はその可愛らしいイメージと折り合いをつけています。俳優として望んでいる方向は線が太く重い感じですが、ご覧のとおりまだまだアイドルタイプで美少年の役がよく似合うことは似合います。今回のドラマでは人々に僕が演技をする人というのをお見せしたくて歯を食いしばって演技しました」人々は「25歳でドラマの主人公もしたし早く成功したじゃないか」と言うが、8~9年ぶりに回りに回ってやっと演技に足を踏み入れたイ・ジョンソクにとっては、もうだいぶ時間が経ったように感じられる。「今の事務所に入ってからも2~3年は大変でした。仕事がないから会社から関心の対象でもありませんでした。ネットカフェに行って朝までいたり、朝目覚めて何をしようかと悩んでもう一度寝れば朝が来て。何度も辞めようと思いました。その時は死ぬほど大変でしたが、なぜ準備もせずに願うばかりで過ごしたのか少し後悔しています。いざデビューをしたら元手がなくなりました。早くデビューしてバイトをしたことがありませんが、「シークレット・ガーデン」(2010)を撮った後、バーでしばらく仕事をしました。すぐに演技がしたいけど次の作品はなくて、ぼうっとしているのが辛かったです。それでも「シークレット・ガーデン」のおかげで「ハイキック3~短足の逆襲」(2011)に出会えたし、芸能人ではなく俳優にならなければと思った時「ゆれながら咲く花」に出会えました。次はイ・ジョンソクにこんな雰囲気もあったんだと思われるほど相反する役柄を演じてみたいです」