私の名前はキム・サムスン
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【PHOTO】キム・ソナ&チョン・リョウォン、2024年版「私の名前はキム・サムスン」記者懇談会に出席
5日、ソウル龍山(ヨンサン)アイパークモールにある龍山CGVで、Wavveニュークラシックプロジェクト「私の名前はキム・サムスン2024(4K)」の記者懇談会にキム・ソナ、チョン・リョウォン、キム・ユンチョル監督が出席した。韓国のVODストリーミングサービスWavveは、監督が主要スタッフと共に、原作を2024年バージョンに再アレンジするニュークラシックプロジェクトの一環として、大ヒット作「私の名前はキム・サムスン」を4Kにアップスケーリングし、より鮮明になった画質で提供する。ラブコメディの出発点伝説のラブコメディと呼ばれている同作は、2005年放送当時、美の基準を変え、仕事も愛も主体的に勝ち取るヒロインや、自身の感情を率直に表現した爽快な台詞、現実的な結末など大胆な試みで人気を博した。・「私の名前はキム・サムスン」2024年バージョンで配信決定!大ヒット作が高画質&新たな編成に・「私の名前はキム・サムスン」10周年記念パーティーの様子をキム・ソナが公開
「私の名前はキム・サムスン」2024年バージョンのOSTを本日リリース!イ・ムジン&SOLEらが参加
「私の名前はキム・サムスン2024」のOST(挿入歌)アルバムが、リスナーの思い出を呼び起こす。韓国のVODストリーミングサービスWavveの、ニュークラシックプロジェクト第1弾となる「私の名前はキム・サムスン2024(4K)」のOSTアルバムが本日(4日)午後6時、各音楽配信サイトを通じてリリースされた。今回のOSTアルバムには、イ・ムジンとSOLE、Cloud kohが歌唱に参加した。ドラマ同様、既存のOSTも現代風にリメイクされ、ドキドキする物語と共感できるストーリーテリングを際立たせる。まず、イ・ムジンとSOLEが、CLAZZIQUAI PROJECTの「She is」をデュエットで再解釈。個性的な歌声で率直な感情を伝えるイ・ムジンと、グルーヴ感がありソウルフルな音色で、夢幻的な雰囲気を醸し出すSOLEの出会いが、原曲の完成度を高めた。特に、原曲に比べてベースラインを強調したシティポップサウンドに変身。劇中の主人公たちの感情の変化と物語を際立たせ、馴染みがありながらも新しい感動を与える。作曲・編曲家兼プロデューサーのCloud kohも、CLAZZIQUAI PROJECT原曲の「Be My Love(Feat.イ・スンヨル)」の再編曲から歌唱まで参加し、ドラマの魅力を倍増させる。中毒性の高いベースラインのハウス音楽で多彩に演出され、コミカルなムードを醸し出す。「私の名前はキム・サムスン」のキム・ユンチョル監督は、「伝説的なOSTである『She is』と『Be My Love』が、現代のアーティストと出会って新しく解釈され、トレンディさが加わえられた。原曲のアイデンティティに加えられた新鮮さで、さらに愛されるだろう」と、期待感をあらわにした。2000年代の感性を現代的に再解釈し、当時の感性を思い出させるイ・ムジンとSOLEの「She is」、Cloud kohの「Be My Love」が収録された「私の名前はキム・サムスン2024 OST - Wavveニュークラシックプロジェクト」アルバムは、各音楽配信サイトで楽しむことができる。・「私の名前はキム・サムスン」2024年バージョンで配信決定!大ヒット作が高画質&新たな編成に・「私の名前はキム・サムスン」10周年記念パーティーの様子をキム・ソナが公開
「私の名前はキム・サムスン」2024年バージョンで配信決定!大ヒット作が高画質&新たな編成に
あのとき、私たちが愛した彼女、キム・サムスンが帰ってくる。韓国のVODストリーミングサービスWavveが本日(22日)、「ニュークラシック(New Classic) プロジェクト」の幕を開ける「私の名前はキム・サムスン」2024年バージョンのポスターと予告映像を公開した。Wavve「ニュークラシックプロジェクト」の最初の名作に選ばれた「私の名前はキム・サムスン2024(4K)」は、韓国で9月6日(金)にスタートする。ラブコメディの出発点伝説のラブコメディと呼ばれている同作は、2005年放送当時、美の基準を変え、仕事も愛も主体的に勝ち取るヒロインや、自身の感情を率直に表現した爽快な台詞、現実的な結末など大胆な試みで人気を博した。公開されたポスターには、当時ブームを巻き起こしたパティシエのキム・サムスン(キム・ソナ)の愛らしい姿が収められている。ポスターの中の2024年バージョンを知らせるケーキや、「私たち、恋愛するふりをもう一度やってみましょうか?」というキャッチコピーが目を引いた。キム・サムスンの雇い主でフレンチレストラン・ボナペティの社長ヒョン・ジノン (ヒョンビン)の甘い提案から始まった恋愛が、2024年バージョンで再誕生したというメッセージを伝えている。また、予告映像の中では、19年が過ぎてより一層グレードアップされたキム・サムスンとヒョン・ジノンの甘いティキタカ(相性が良く、ポンポンとやり取りする様子)が描かれる。いつどこでも堂々としたヒロイン、キム・サムスン、悪い男だが、憎めない魅力のヒョン・ジノン、そして契約から始まる恋愛など、現代のラブコメディジャンルでよく見られる要素が散りばめられている。このようにラブコメディの出発点となった「私の名前はキム・サムスン」の2024年バージョンは、現在のトレンドを反映し、従来、全16話であったドラマを60分間の8部作にして披露する。Wavveは、「メインキャラクターのストーリーを強化すると同時に、思わず次話が気になってしまう、いわゆるフックがあるラストシーンを挿入し、没入感を高めた」と説明した。また、画質と音質改善、字幕提供などOTT(動画配信サービス)シリーズの形態にグレードアップし、最新作と同様に視聴の利便性を高める。Wavveは、「私の名前はキム・サムスン」「ごめん、愛してる」の監督が主要スタッフと共に、原作を2024年バージョンに再アレンジする「ニュークラシックプロジェクト」を進行中だ。従来のコンテンツの画質を4Kにアップスケーリングし、より鮮明になった画質で提供する作品のパッケージも準備した。同プロジェクトのパート1では、「宮~Love in Palace(4K)」「フルハウス(4K)」「コーヒープリンス1号店(4K)」にもアップスケーリング技術が適用され、「私の名前はキム・サムスン」と共に公開される予定だ。・「私の名前はキム・サムスン」10周年記念パーティーの様子をキム・ソナが公開・キム・ソナ、ダイエット欲求を刺激する驚きの変身が話題に
「愛の不時着」から「梨泰院クラス」まで!韓流ドラマの各時代を盛り上げた名曲達が美しいピアノカバーアルバムとして登場
POPS、カフェミュージックなど、癒しのキャンディーがつまった色んな味を楽しめるライフスタイルに寄り添うミュージックレーベル「Sugar Candy」が、ますます盛り上がりを見せる「第4次韓流ブーム」の中、お洒落で美しいピアノでカバーした「ピアノで奏でる韓流ドラマ~愛のフォルティッシモ」の配信が、2020年12月25日よりiTunes、Spotifyほか、各配信サイトからスタートした。「愛の不時着」「梨泰院クラス」 をはじめ、「美男(イケメン)ですね」「コーヒープリンス1号店」「天国の階段」ほか、新旧韓流ドラマの名シーンを彩る楽曲を、美しいピアノの音で楽しんでみてはいかがだろうか。■リリース情報「ピアノで奏でる韓流ドラマ~愛のフォルティッシモ」配信日 :2020年12月25日(金)アーティスト:Moonlight Jazz Blue<収録曲 / 作品名>※本作はピアノによるインストゥルメンタル作品です。tr. 01 Flower / 愛の不時着tr. 02 はじまり / 梨泰院クラスtr. 03 相変わらず / 美男(イケメン)ですねtr. 04 言って!何してる? / 太陽の末裔 Love Under The Suntr. 05 Stay with me / トッケビ~君がくれた愛しい日々~tr. 06 その女 / シークレット・ガーデンtr. 07 Say Yes / 麗~花萌ゆる8人の皇子たち~tr. 08 ラララ、Its Love!/ コーヒープリンス1号店tr. 09 Dream High / ドリームハイtr. 10 She Is / 私の名前はキム・サムスンtr. 11 僕の頭が悪くて / 花より男子~Boys Over Flowerstr. 12 見つけた/チャジャッタ / トキメキ☆成均館スキャンダルtr. 13 君ひとりだけを / 華麗なる遺産tr. 14 Perhaps Love / もしかして恋なのかな? / 宮~Love in Palacetr. 15 Echo / 君の声が聞こえるtr. 16 Love Story / 青い海の伝説tr. 17 時をさかのぼって / 太陽を抱く月tr. 18 会いたい / 天国の階段tr. 19 何度別れても / 悲しき恋歌tr. 20 My Destiny / 星から来たあなた■関連リンクSugar Candyホームページ: https://sugarcandy.jp/
「私の名前はキム・サムスン」10周年記念パーティーの様子をキム・ソナが公開
MBCドラマ「私の名前はキム・サムスン」が10周年を迎えた。キム・ソナは19日、Instagram(写真共有SNS) を通して「愛せよ、一度も傷ついたことのないように #『私の名前はキム・サムスン』 (満) 10周年ありがとうございました。ありがとうございます。ずっとありがたいと思います。幸せでした。幸せです。ずっと幸せだと思います」と明かした。共に掲載された写真を見ると、今月17日「私の名前はキム・サムスン」チームは10周年パーティーを楽しんだと見られる。キム・ソナを含め、俳優たちと制作陣はパティシェの格好をしており、視線をひきつける。キム・ソナは#クォン・ヘヒョ #チュ・ソン #イ・アヒョン #キム・ユンチョル #キム・ドウ #キム・ヒョンジョン #アン・ミナ #キム・ギバン #イ・ユンミとタグを付け、写真の中の出席者について説明した。またキム・ソナは「映画撮影で来られなかった#ヒョンビン、海外にいる#ダニエル、海外旅行中の #リョウォン、海外にいる #ソン・ギョンミ姉さん。海外で撮影中の#キム・ギョンチョル撮影監督! 急ぎの用件が出来たキム・サヒョン監督、カン・デソン監督! 撮影中の#ナ・ムンヒ先生! 次はみんな一緒にいられますように」と残念な気持ちを慰めた。特に「みんな懐かしんでいるキム・ジャオク先生! ヨ・ウンゲ先生!」と呼び、「11年前に一緒だった皆さんも懐かしいです。いつかはそして素晴らしい10周年になるよう手伝ってくれたシンヒョンさん&ヤンシェフ、ありがとうございます」とつけ加え、人々を感動させた。「私の名前はキム・サムスン」はぽっちゃりとしたルックスとダサい名前にコンプレックスを持っているが、パティシェという職業にはプライドを持っているオールドミス、キム・サムスンの物語を描いたドラマ。キム・ソナとヒョンビンのロマンスが話題で、約50%近い全国視聴率を達成するほど爆発的な人気を得た。
キム・ソナ「アイドゥ・アイドゥ」で“キム・サムスン”との別離が成功か
女優キム・ソナがラブコメディ界の女王であることを再び証明した。キム・ソナ韓国で30日に初放送されたMBC新水木ドラマ「アイドゥ・アイドゥ~素敵な靴は恋のはじまり」で、靴デザイナーのファン・ジアンを演じ、キム・ソナならではの仕事中毒のキャリアウーマンを演じた。ファン・ジアンは靴のファッションショー現場で起こった突発事故にも、全く慌てず迅速に問題を解決する能力を持つデザイナーであり、「愛よりは仕事」を叫び独身主義を宣言する、仕事においては他の追随を許さない情熱を持つ女性だ。一方、子宮の歳は50代で、歳よりも早く閉経期が来たという医師の宣言にも、クールなふりをするものの、ふと見た自分の姿に「まだいけるはずなのに」と寂しく呟く、ほろ苦い面も持つ独身女性でもある。この日の放送でキム・ソナは、ファン・ジアンの堂々とした姿はもちろん、その中に隠れている寂しさまでもさり気なくさらけ出し、単純なラブコメの女王ではない、実力派女優の深みを発揮した。ファン・ジアンに変身したキム・ソナの姿は、前作であるSBS週末ドラマ「女の香り」で、見る人の涙が絶えなかった、残り限られた人生を送る癌患者イ・ヨンジェと対比され、彼女の変身を更に破格的なものに感じさせた。特に「アイドゥ・アイドゥ~素敵な靴は恋のはじまり」のキム・ソナは、これに先立ち「ラブコメ症候群」を巻き起こしたMBCの「私の名前はキム・サムスン」と、話題作のSBS「シティーホール」のようなドラマで見せていた、気さくなはつらつさが魅力のキャラクターを捨て、羨望の対象になる位置でカリスマ性を放つ「冷たい都市の女性」を演じて見せた。キム・ソナは、今までの作品で「やさしい、お隣のお姉さん」のイメージを見せていたが、「アイドゥ・アイドゥ~素敵な靴は恋のはじまり」では濃いスモーキーメイクとさっぱりした短い髪で、堂々とした魅力を見せた。眼差しだけで周りの人を萎縮させるメドゥーサ上司に完璧に変身したのである。これでキム・ソナを「ラブコメの女王」にした人気ドラマ「私の名前はキム・サムスン」と似たようなキャラクターになるのではないかとの懸念も払拭した。何よりもこの日の放送では、スーパーアルファガール(社会で大活躍する女性)のファン・ジアンが、フリーターのパク・テガン(イ・ジャンウ)と偶然一夜をともにした事件を初めに、行き当たりばったりのロマンスに巻き込まれることが予告されており、今後キム・ソナ特有のコミカル演技が、ますます発揮されると見られる。「ラブコメの女王」キム・ソナと、完璧な独身女のファン・ジアンとの出会いは、ストーリーの読める退屈な展開になりかねないドラマに新しい風を吹かせるのだろうか。キム・ソナならではの多彩な魅力で繰り広げられるファン・ジアンのこれからが楽しみだ。
キム・ソナ、ダイエット欲求を刺激する驚きの変身が話題に
女優キム・ソナの完璧なボディラインが話題になっている。最近、あるオンラインコミュニティにはMBCドラマ「私の名前はキム・サムスン」を撮影した当時のキム・ソナのボディラインと最近のボディラインを比べた写真が掲載され、ネットユーザーたちの間で話題となっている。以前と比べはるかに痩せた彼女は、大胆なポーズでSラインを誇っている。かつて出演した番組で「サムスンというキャラクターを演じるために58kgまで体重を増やした」と明らかにしたキム・ソナがダイエットに成功した秘訣は何なのか知りたがる人々が多く、マネキンのように細くて長い手足を褒めるネットユーザーの声が絶えない。写真を見たネットユーザーは「明日からダイエットだ」「ダイエットは不可能なものではなかった。ただ私ができなかっただけ」「ぽっちゃりだった昔の姿も、すらっとした今の姿も両方きれい」「これでサムスンのイメージは完全に取り払われた」など様々な反応を見せた。キム・ソナは30日から始まるMBCドラマ「アイドゥ・アイドゥ~素敵な靴は恋のはじまり」の主役としてキャスティングされ、撮影に臨んでいる。
【CLOSE UP】ヒョンビン ― この男を愛さない者はすべて有罪
二人の男女がいる。彼らは友達であり、一時期恋人の関係だったが、結局告白と喧嘩、そしてすれ違いを経て別れた。そして5年後、彼らはお互いの願い、小さな努力、そして大きな偶然とが重なって再会する。不自然だが嫌ではない感覚。適度な距離、元気だったかという言葉。愛が冷めた後、再び出会った日常の瞬間。彼らはお互いが何を話し、何を望むのか。その時からだったのかもしれない。ヒョンビンが彼の表情に日常の重さを込め始めたのは。MBC「ノンストップ4」で、大学時代に幸せな恋人関係を築くはずだったヒョンビンとハン・イェスルは、5年後に同窓会で再び出会う。泣いていた時期は過ぎて久しく、別れた後も日常は続き、彼らはお互いの変わってしまった現在に直面する。二人は一体何を話すのであろうか。「ノンストップ4」では、そこで何の結論も下さないまま、話を終える。それは、青春が過ぎ去った後にも日常は続くという青春シットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)の予想できない結末であり、ヒョンビンの始まりでもあった。表情に生きることで、陰が表れた俳優「ノンストップ4」を始めとし、ヒョンビンはハッピーエンドも、サッドエンドもない俳優になった。彼にとっての終わりは、終結ではなく違った人生のスタートだ。MBC「アイルランド」のガングク役では、ジュンア(イ・ナヨン)と離婚した後、新しい人生をスタートさせ、MBC「私の名前はキム・サムスン」のジノン役では、サムスン(キム・ソナ)との関係をはっきりさせずに恋愛中のままにしている。KBC「雪の女王」でも、彼は恋人が死んだ後でも黙々と自身の仕事をこなし、生きていく。ヒョンビンのドラマには、別れた恋人との悲しい別れや、恋人と向かい合って甘い言葉をささやく場面もあるが、ヒョンビンは喜劇や悲劇の代わりに、日常を生きる一人の男性の暗い表情を見せたりもする。「ノンストップ4」のように、シットコムの明るい雰囲気の中、愛と友情の間で葛藤し、それを堪えながら普段と同じようにアルバイトをする優等生を演じたかと思えば、「私の名前はキム・サムスン」では、過ぎ去った愛に一人で涙し、新しい恋人の前では幼い子供のような姿を見せるレストランの社長を演じている。ドラマの中のヒョンビンの日常は、何かに耐えながらも黙々と生きていく役どころだ。治療はできるものの、完治は不可能で、3ヶ月ごとに手術を受けなければならない病気を持っているような人間の人生だ。ヒロインを余命わずかと設定した「雪の女王」でも、ヒョンビンに視線が集中したのは、悲劇の愛に心を痛める時ではなく、死んだ友達のために8年間もさまよい生きたテウンの重さが、画面上にあらわれた瞬間だ。何を言っても落ち着いた表情、少し陰のある姿を見せるヒョンビン。KBS「彼らが生きる世界」で、ジオが複雑な家庭の事情と病気に落ち込み、ジュニョンに別れを告げようとした時、少し曲がった彼の背中に何かが重くのしかかっているように感じたのはこのためだろう。日常のたくさんのものから演技に必要な動作を取り込み、ジオを私の隣にいるような人のように演じたかったヒョンビンは、日常を超え日常が含む生命の陰をドラマに移した。それは、KBS「ごめん、愛してる」でソ・ジソブが見せた極端な悲劇とはかけ離れたもので、ポン・テギュが見せた青春の日常とも違う、日常を生きる人々に対しての演技だ。日常を超える、また違った世界を夢見るヒョンビンはドラマの中で命の重さに耐える人々の話を描く。ヒョンビンをテクニックというの面から評価すれば、とても優れた俳優とは言えない。しかし、ただ演技がうまい俳優ではなく、日常と生命に対する深い考えが必要な時、そしてそれを若い俳優が演技しなければならない時、脚本家のイン・ジョンオクとノ・ヒギョンはヒョンビンを選んだ。恋愛の日常に対するストーリー「私の名前はキム・サムスン」では、ヒョンビンの緩い語り口調と彼の陰のある表情がなければ、彼が言う恋愛に対しての考え方が人々に伝わることはなかっただろう。「彼らが生きる世界」では、彼の広い背中ほど、耐えられる日常の重さがさらに増えたことを表現しているものはない。彼は父親も母親も、愛する恋人もすべて支えていくドラマ監督を、ただの日常に溶け込ませる。彼は母親に駄々をこねる可愛い息子であり、恋人でもあり、制作現場を指揮するドラマ監督でもある。しかし、彼の様々な日常が一つずつ積み重なり、彼はすべてのストレスを抱えて生きていかなければならないジオになる。ジオがジュニョンと別れようとする時の緊張感は、そのときヒョンビンが爆発的に感情を表に出したからではなく、彼の窮屈な日常が一つずつ積み重なった結果が生み出したものだ。「彼らが生きる世界」は、ヒョンビンが平坦に見える日常で、どれだけ鋭敏に感情の波を掴むのかを見せている。彼はまだ若く、スターであると同時に、生き方に対して解釈が必要な演技を楽しいと言えるほどの俳優なのだ。そして、この人生の話の後で、ヒョンビンのさらに違った生き方が待っていた。「彼らが生きる世界」に至るまで、徹底して日常の経験を基に演技した彼は、映画「私は幸せです」で想像力が必要だった精神病患者を演じた。また、「彼らが生きる世界」の後で、映画「友へ チング」のカン・ギョンテ監督が再び演出したドラマ「チング ~愛と友情の絆~」が待っていた。これは彼が日常の中から、様々な演技を目指し始めたという意味でもある。青春の陰を見せた俳優は、いつのまにか作品に責任を持つほどしっかりとした考えを持ち、活躍している。「彼らが生きる世界」は終わった。しかしジオもジュニョンも、そしてヒョンビンも、ずっと自身の日常を生きている。ヒョンビンはその日常の中で自身のまた違った世界を発見できるのだろうか。