TOPバンド2
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【専門記者コラム決算】2012年の人々
いつも年末になると多事多難な一年だったと言われるが、今年ほど慌しさを感じさせた年があったかと思う。この特別な一年について、NAVERコラムを掲載しているチョン・ソクヒ、チャン・ウチョル、カン・ミョンソクの3人が「2012年の人々」を取りまとめた。2012年、待ちに待った人ノ・ヒギョン、キム・ユンチョル:私の好きな、待ち遠しい人々が復帰した点で幸せな一年だった。ノ・ヒギョン脚本家の作品、JTBC「パダムパダム~彼と彼女の心拍音」を見ることができて良かったし、キム・ユンチョル監督の「私たち結婚できるかな?」を見ることができて嬉しい。やっぱり!と感心させられる。tvN「イニョン王妃の男」でソン・ジェジョン脚本家の作品に再会したのも良かった。(チョン・ソクヒ)イ・ヨンエ:テレビの前や劇場で、何か物足りなさを感じると「これって全部イ・ヨンエがいないからだよ」と言い張ったりした。昨年イ・ヨンエが「暮らしが全部同じって、それこそ嘘ですよ」と、数編のCMシリーズにしばらく出演したときの満足感を覚えているので、なおさらそうだと思った。これからどれだけ長く待たなければならないのか分からないけど、我慢できる。戻ってくるのがイ・ヨンエなら!また、パク・チャンウクとポン・ジュノ監督も待っていた。「火車」「建築学概論」「ウンギョ」「王になった男」「10人の泥棒たち」。今年の韓国映画にヒット作が多く、私も観客数1千万人の中の1人としてそれなりに楽しんでいたが、何か物足りなくて、彼らが待ち遠しくて仕方なかった。もしかして、待っているのは映画らしい映画なのかな?(チャン・ウチョル)「TOPバンド2」のバンドたち:TOXICとPOEなどを発掘した「シーズン1」は希望であり、「シーズン2」にPiaとTHE KOXXが出演すると言ったとき、バンドをする人々にとって一つの転機になるかもしれないと思った。既存バンドが審査委員の前で評価される状況は残念だったが、それだけバンドの音楽を知らせる機会が切実だったのも事実だから。このバンドたちがKBS 2TV「TOPバンド2」を通じて人々に実力をアピールすると何か出来るかもしれないと思った。だけど、はぁ(カン・ミョンソク)2012年、どんでん返しを見せた人神話 エリック:もう年だから、最近はそれほど驚くことも、新鮮さを感じることもない。ただ、テレビの前でうっとりした瞬間を一つ選ぶとすれば、JTBC「神話放送」のファッションショー編でエリックが演出したエチルダ(映画「レオン」のマチルダの扮装)を見たとき。2012年最高のパロディに選ばれても遜色のないほどだ。最近はとても頻繁にイメージを気にせず壊れているので、また演技ができるのか心配していたけど、「神話放送-密やかな個人レッスン」の悪役演技編を見たら、1~2秒の間だけで変わる目つきが凄い。心配いりませんよ。話によると個人活動をしない理由は、「神話」をより強く固めるためだそうだ。その義理と大胆さ、本当に気に入った。(チョン・ソクヒ)PSY(サイ):完全に台無しになったと思った数年前の男。開き直って軍人番号が2つだと言いながら大きく笑っていた男。通常は温かく、人情のある男。オーディション参加者に愛情たっぷりの視線で勇気を与えるし、肝の太い男。ただ、ステージ上では胸が熱くなる男。ついに「江南(カンナム)スタイル」で世界の6大陸を動かした男。Dressy Classy Dance Cheesyのユーモアを駆使できる品のある男。そのようなどんでん返しのある男。(チャン・ウチョル)キム・ジェチョルMBC社長:MBC「日曜の夜」が数年間1桁の視聴率に低迷していたとき、それがどん底だと思った。「ニュースデスク」が様々な問題を起こしたときも、この上なく最悪だと思った。だけど、上手くやっていた「ユ&キムの遊びにおいで」のシン・ジョンスプロデューサーを「日曜の夜-私は歌手だ」に投入して「ユ&キムの遊びにおいで」を下落させ、番組に戻ってきたシン・ジョンスプロデューサーに与えた時間はたったの2ヶ月間だけで、また番組から追い出した。それから「ユ&キムの遊びにおいで」を廃止させた。時間帯を変更した「ニュースデスク」は視聴率も信頼度もどん底だ。これより悪い状況があるのかと思うときに、悪化させられる男。下手だ下手だと言われても、それよりもっと下手にすることのできる男。本当にどんでん返しだ。(カン・ミョンソク)2012年、苦労した人放送局の社員たち:放送に関する内容を書くのが職業だから、「苦労」という単語の前では、ストライキに参加した、いや、依然として参加中の放送局の社員たちを思い浮かべざるを得ない。辛い一年だったうえに、これといった成果を得ることもできず年末を迎えることになり、凄く落ち着かないはずだ。解決どころか、なおさら難局に直面している職場を見るしかない。とても辛い思いをしているでしょう。特にMBC「ユ&キムの遊びにおいで」の廃止決定。視聴者の一人である私も心騒ぐのに。(チョン・ソクヒ)ハン・ヨンエ:2012年は、ハン・ヨンエを「バラエティ」というタイトルの中で出会うようにした年だった。彼女のステージを見ていると、完全にノックアウトされたり、尊敬する気持ちになったり、何だかありがたい気持ちになったりする。なんとなく尻すぼみの番組で、断トツでハン・ヨンエだけが輝いていた?(正直に言って私にはそうだったけど)さあ、それは分からない。すべて知っているだけに、私が思っている範囲内で、見聞きして考えるのだから。夏のインタビューでハン・ヨンエは「バラエティでしょうということを言いますよね。ただ気軽に楽しんでください」と話した。それから時間が経って冬になると、「実際に自分が楽しんでいなかったようだ」と話した。彼女のその言葉が切なく聞こえた。お疲れ様、幸せになってほしい。今年、ハン・ヨンエの歌を聴く間、私たちが幸せだったように、あなたもそうなったらいいと、笑顔で声をかけたい。(チャン・ウチョル)T-ARA:精神的に、肉体的に苦労するようになった出来事の始まりが自分たちの(Twitter)投稿からスタートしたので、本当に苦労したとは言えないかも知れない。ただ、彼女たちが世間から反発を受けていたとき、所属事務所の代表は彼女たちに新曲を歌わせ、各自の演技活動をするようにした。その結果がどうなったかは誰もが知っている。そこまでしなくても苦労したのに、事務所の社長の意志が社員たちをもっと辛くさせた例。(カン・ミョンソク)2012年、私だけ好んでいた人パク・ジェボム:おばさんだから、こんな話を切り出すのがちょっと用心深くはなるけど、最近、俳優クォン・オジュンの挑発的なトークや、tvN「Saturday Night Live Korea」(以下「SNL KOREA」)の跳躍など、時代の変化が嬉しい。実は「SNL KOREA」を見ていつも残念がっていた。「シーズン1」がスタートするときから待ち遠しかったシン・ドンヨプが出演しても、その物足りなさは消えていなかったが、パク・ジニョン編になってやっと正しい道に入ったようだ。ところが、皮肉なことにパク・ジェボム編を見て「そうだ、これが真の『SNL KOREA』だな!」と思うようになった。一時はアイドルスターとして活動した彼が、そのような挑戦をするようになったことや、また私たちが何の拒否感もなくそれを受け入れている現実が不思議だ。PSYがグローバルスターに浮上したこと以上に、パク・ジェボムが戻ってきて、また安定的に活動できるようになった事実にも驚くばかりだ。(チョン・ソクヒ)イ・ミスクとチェ・ブラム:賄賂を受け、税金を納付しなかった公職者には不思議なほど寛大でありながら、芸能人に限っては、ほんの少しの欠点があるだけで非難の対象になる。苦笑いしか出ない時代を生きていながらも、イ・ミスクのように度胸があって美しい女優がいること自体が快楽だ。(去年のドラマではあるが)SBS「千日の約束」に初登場したシーンで、イ・ミスクは包帯を巻いた顔にサングラスをかけて、形成外科の廊下をハイヒールの音を立てながら歩いていた。笑わせる手法ではなくて、いきなりキャラクターとして吸収してしまう女優の破壊力だった。最近、JTBC「私たち結婚できるかな?」で披露している、見とれるような、息が切れそうな演技は言うまでもない。世の中の全ての女優がイ・ミスクのようではないけれど、イ・ミスクのような女優がいることで、世の中のどこかは果てしなく輝く。そして、チェ・ブラムを覚えている。KBS 1TV「韓国人の食卓」の仁川(インチョン)開港130年、私の故郷編で、彼は幼いときに味わった、魚の入った母のキムチを探して歩き回る。そして、やっとのことで似たようなキムチを食べて、静かにハンカチを取り出して泣く。長老の彼が泣く。多くの人々が楽しむバラエティ番組ではないけれど、じゃれるバラエティ感覚だけでは到底至ることのできない深い感情を、チェ・ブラムという俳優を通じて出会った瞬間だった。(チャン・ウチョル)Primary:ヒップホップシーンから大きな期待、エール、愛を受けているヒップホッププロデューサーのPrimaryを私だけが好んでいる人として選ぶのは語弊があるかもしれない。ただ、このような場でも、彼は一度でも多く言及され、今よりもっと知られるべき人物だ。彼のアルバム「Primary And The Messengers LP」は、アルバム自体としても優れたアルバムではあるが、韓国のヒップホップシーンの歴史が積もり、今この瞬間でないとリリースされないはずのもので、頂点に立っている。しかも、Primaryが作り上げたメロディーラインは、K-POPではなくK-Funkの完成だ。来年にはより多くの人々に彼の音楽が届きますように。(カン・ミョンソク)2013年、最も期待される人ソン・ジュンギ:一歩一歩、少しずつ成長する彼に感心した。彼がいなかったら、KBS「優しい男」がそれほど注目されたかな?2013年には彼がどう変わっていくか、期待してやまない。またもう一人はDefconn(デフコン)だ。葉っぱが落ちるのを見るだけでも笑うという思春期。それに比べて中年はなかなか笑わない年だ。その年になった私が、爆笑してしまった。「ユ&キムの遊びにおいで」のトゥルーマンショーに出演したDefconnを見て。中学生のときに母親と市場にいくと、旦那さんだと誤解されたという。その内容を書いていると、爆笑するほど面白い話ではなかった気がするけど、雰囲気からか、それを見た瞬間はとても面白かった。一時、人気を集めたコメディアンたちは、人気を得ている時期には何か一言でも言うと人々が笑ってくれたという。Defconnにもまさにそのような時期が到来しているようだ。2013年、彼の活躍も期待される。(チョン・ソクヒ)SHINeeとイ・ハイ:今年、SHINeeが「Sherlock」で復帰したMnet「M COUNTDOWN」のステージに心を奪われた。何よりもそのスタイリッシュさは嬉しかった。コンセプトだけを求めておかしくなってしまう幼稚な男ではなく、何かをアピールしたい意図もなく、自分が格好いいことに気付いていないように、さり気なくお洒落で洗練されている。トレンドとは関係なくジーンズを解析したスタイリストの独創的な感覚、そして、テミンとオンユのホットなヘアスタイル!考えてみると、SHINeeは一度も「期待に及ばない」歌を歌ったこともなく、それだけに時代をリードしていた。当然、2013年にも期待できる。一方、イ・ハイは毎日が期待される。あらかじめ練っている動線やダンスではなく、自由にステージを披露する時が来ますように。あ、もう一人いる。イム・ソンハン。(チャン・ウチョル)キム・スルギ: キム・スルギはこの前、tvN「SNL KOREA」で最初は大統領候補のイ・ジョンヒを、後半にはパク・クネをパロディーした。そして、驚くほどに二人に似合っていた。可愛いらしい容姿はもちろん、どんな配役であれ、シナリオが求めるものを正確にこなす抜群の能力がある。生放送で行われる「SNL KOREA」に出演しているので、瞬発力はいうまでもない。久しぶりに演技の上手い新米のコメディ女優が登場した。(カン・ミョンソク)文:コラムニスト カン・ミョンソク、チョン・ソクヒ、チャン・ウチョル「NAVERコラム - カン・ミョンソク編 -」では、今話題の人物にクローズアップし、コラムニストのカン・ミョンソク氏が執筆。韓国で注目が集まっている人物や出来事についてお届けします。
「TOPバンド2」優勝のPia、ファンのためのスペシャルアルバムを発表
KBS 2TV「TOPバンド2」で優勝したロックバンドPiaが、ファンのためにスペシャルアルバムを発売した。Piaは5日、新シングル「Make my day」を発売し、ファンに感謝の気持ちを表した。今回の新譜は、「TOPバンド2」の優勝まで自分たちを応援してくれたファンに贈るスペシャルアルバムだ。アルバムには、Piaが「TOPバンド2」の優勝直後から約1ヶ月に渡って作り上げた新曲「Make my day」を始め、放送当時に毎ステージで注目されてきた曲が新しい編曲と共に再レコーディングされて収録されている。Piaは「Make my day」に関連して「13年間、挫折と希望を共にしてくれたファンのことを思って作った曲」とし「ファンは私たちが曲を作って舞台に立つ唯一の理由で、彼らと共にしてきた1日1日が最高の日だったというメッセージを、この曲を通じて聞かせたかった」と話した。さらに「また、いつも互いに手をつないで希望を守って生きていく、この時代のすべての人々に聞かせたい曲」だと説明した。Piaは、24日に大邱(テグ)嶺南(ヨンナム)大学チョンマアートセンターのグランドホール、25日に釜山(プサン)オズホールでクリスマスコンサートを開催した後、30日と31日にソウル弘大(ホンデ)想像広場(サンサンマダン)のライブホールで「YES WE ARE」というタイトルの年末公演を開催する。
Romantic Punch、11月に日本へ進出!ロックバンドとしては“異例”
KBS 2TV「TOPバンド2」の準優勝チームであるRomantic Punchが来月日本へ進出する。Romantic Punchは11月、東京のお台場で単独公演を開く。Romantic Punchが韓国以外で公演するのは今回が初めてだ。彼らは今まで韓国での公演活動に力を注いできたが、今回日本公演を初めとして今後の海外活動にも拍車をかける計画だ。これに関連しRomantic Punchは、「海外公演は初めてだが、嬉しくてわくわくする。韓国のロックの優秀性を海外に知らせるよいきっかけになってほしい」と述べた。Romantic Punchは23日にタイトル曲「Mayday Mayday」の新ミニアルバムをリリースした。来年2月ソウル広壮洞(クァンジャンドン)のAX-KOREAホールで「ロマンチックパーティー」というテーマで単独コンサートも準備している。Romantic Punchは2004年に結成し、昨年の「olleh music Indie Awards」で「今月のアーティスト賞」を受賞し、知名度を高めた。その後「バンドサバイバル!TOPバンド2」で多くのファンを獲得し、1年に300回近い公演活動で愛されている。日本公演で海外進出に本格的に乗り出したRomantic Punchは「ボン・ジョビやガンズ・アンド・ローゼズのように長い間愛されるロックバンドになることが目標であり夢だ。メンバー同士、協力して長く続くバンドになりたい」と語った。
Pia「TOPバンド2」優勝に“申し訳ない”
ロックバンドのPiaがKBS 2TV「TOPバンド2」で優勝し、6ヶ月間の長い道のりにピリオドを打った。優勝直後に会った彼らは、喜びはさておき、これまでともにしてきたファンとバンドに手柄を回し、少なからず精神的苦労があった時間を思い出しながら今後の計画を語った。デビュー12年目になるバンドが選択した「TOPバンド2」は、栄光のステージで長くバンドとして活動してきた彼らにでさえ初心を思い出させ、心を新たにするきっかけになったステージだった。優勝の賞金に関してメンバー間で何も話さないほど超然とコンテストに臨んだPiaは、第2の全盛期を迎えるためのエネルギーと資本を準備した。彼らには、これから描いていく話の方がより多いように見られた。彼らは自分たちの今後の活動が「TOPバンド」シーズン3や4など、今後の発展のための踏み台を設けるきっかけになることを希望した。◆Piaとの一問一答―優勝の感想は?Pia:うれしい。6ヶ月の間、600あまりのグループが出演したので、一方では優勝したことが申し訳ない気もする。「このバンドを代表として熱心にしなさい」「バンドの代表になってシーズン3、4までの踏み台を設けなさい」という意味として受け入れたい。―優勝すると予想したのか?Pia:正直言って優勝を目指して参加したわけではなかった。僕たちが今どのぐらいの位置にいるのかを知りたい気持ちで参加したけれど、自分を振り返るきっかけになってどんどん欲も出た。怠慢になりがちな僕たちにとっていい機会だった。実際に練習量も増えたし。もともとの目標は、ベスト16だった。恥をかかないくらいでいいと思ったし、ベスト16に上がったとき、ある程度目的を達成したと思った。でも、そう思った瞬間、私たちと競争して落ちたグループに申し訳ない気がした。だらか、その後さらに熱心にコンサートに臨んだ。―決勝でRomantic Punchとさほど点数の差がなかった。準優勝だったRomantic Punchに先輩バンドとして一言言うならば?Pia:今回「TOPバンド2」を通じてRomantic Punchの真価を見たと思う。韓国のロックをリードしていくトップバンドになってほしい。残念な気持ちも大きいだろうが、これを踏み台にしてもっと良いバンドになると信じている。―今日の決勝で一番重要だと思った部分は?Pia:優勝しなければならないと思ったけれど、生放送なので、素敵なステージをお見せしたいとも思った。Piaの音楽を聴いて「ああ、これで10年を聴くわけだ」と思わせたかった。ポイントはもちろん、観客との対話と調和だった。―優勝の賞金はどうするか相談したのか?Pia:これまでいろいろと浮き沈みがあったので優勝するとは思わなかった。ただ、素敵なステージを見せたいという気持ちだけだった。1億ウォン(約700万円)という賞金をいただいて、何に使うのかはまだメンバーと話していない。ただ、これから音楽を作ることに使うことでは皆合意した。―「TOPバンド2」を通じて変わったことがあれば?Pia:初心について話したい。他のバンドを見ながら僕たちにはないものをたくさん見つけた。コンサートで会ってきたバンドももっときちんと見ることになったし、彼らが持っているものと立派な持ち味を見ながら、逆に僕たちに足りない部分を知ることになった。振り返るきっかけになったと思う。また「TOPバンド2」を通じて僕たちが完璧ではないということを分かっていただきたいと思った。実は、バンドも、音楽もそうだし。僕たちが持っているストーリーをお見せしたいと思った。結果的に優勝したが、ピアノも上手くできるし、マイナーな音楽もできる完璧さへのタブーを破りたかった。―今日終わって一番先にやりたいことは?Pia:まず打ち上げパーティーがある(笑) 家族に連絡したい。ファンや友達にも電話して温かい言葉を聞きたいし、また言ってあげたい。―コーチのシン・デチョルがステージに上がる前に言ってくれた言葉は?Pia:ステージに上がる前は別に何も言ってくれない。でも、今日はすごく励まされた。その前に準備したときは、客観的に審査委員の立場から編曲の部分についてアドバイスしてくれた。デチョル兄さんはもともと大雑把な感じで、細かな注文はしない。ただ「叫べ」「頑張れ」「お前たちが最高だ」などの励ましの言葉で自信を持たせてくれた。僕たちは単純だ。たくさん褒められたから上手くできたんだと思う。―今日のステージで我々の知らないミスがあったのか?Pia:なかった。僕たちが持っていることの8割は見せられたステージだったし、不思議なことに決勝に上がると皆緊張しなかったので、良いステージになったと思う。このような重要な瞬間にステージを楽しむことができて嬉しかった。―ボーカルのヨハンに対しては、心配の声も多かったが。Pia:音程に対する指摘を受けて、生放送は元に戻せないステージなので音程ストレスをたくさん受けた。僕には、巨大な壁のように感じられた。「立派だった」「苦労した」、または「いい調子だったね」などとコンサートが終わってから言われたけれど、良くやったのか、駄目だったのかにこだわりながら行く場を失ったようだった。慣れなかった。(ヨハン)―Piaがトップを獲得したことは今回が初めてだが。Pia:「TOPバンド2」1位というタイトルは、今回が初めてだ。僕たちが良くやったからではなく、実はうまく行かなくてもファンの皆さんからたくさん支持していただいたおかげだ。酷評も、苦言もたくさんいただいた。僕たちも結構モニタリングをするけれど、ファンは本当に知らないだろうと思ったことまで全部知っていた。本当にファンの皆さんはすごい。僕たちだけだったら、これは不可能だった。こんなに支持を受けて力を出せずにはいられなかった。ともに勝ち取った勝利だと思う。―これからの活動計画は?Pia:「TOPバンド2」を通じて人気を得たかったわけではない。僕たちを振り返ってこれから気持ちを新たにするために参加したが、いい成績を残すことができた。今は僕たちの位置に来たと思う。これからのコンサートは、僕たちの真価を見ていただく過程だと思ってより良いコンサートをお見せするために努力する。KBSだけのトップバンドではなく、韓国のトップバンドになる。
「TOPバンド2」ロックバンドPia、抜群の実力で“トップバンド”に!
貫禄の勝利だった。ロックバンドPia(ヨハン、ホルレン、ギボム、シムジ、ヘスン)が抜群の実力で「TOPバンド」に選ばれた。Piaは、653チームが支援し、約6ヶ月間競演を行ったKBS 2TV「バンド・サバイバル-TOPバンド2」の優勝チームとして遜色がなかったし、このために準優勝になったRomantic Punch(インヒョク、コンチ、レイジー、ハナ、トリッキー)も一緒に輝いた。13日午後ソウル、汝矣島(ヨイド)KBS別館で生放送として行われた「TOPバンド2」は「最高のステージを披露しろ」と「最高の自作曲を演奏しろ」というミッションで自由曲、自作曲競演が行われた。決勝のステージに立ったPiaとRomantic Punchは、自身の力量を最大限に発揮して究極のライブを披露し、それを見守っていた観客とペ・チョルス、イ・スンファンなど、審査委員から最高の実力者として認められた。もちろん、勝者はいた。審査委員からの得点が多かったPiaが計1592点で優勝者になり、文字投票で高い点数を獲得したRomantic Punchは計1565点で準優勝に留まった。約20点ほどの差があっただけで、二つのバンドは接戦を繰り広げ、決勝戦の緊張を忘れさせるほど素敵なステージを見せてくれた。最初のステージには、Romantic Punchが登場した。チョン・フンヒの「花畑で」を選んだ彼らはボーカリスト、インヒョクの幻想的なステージマナーと派手なボーカル、そして幻想的ながらも安定したサウンドで機先を制した。引き続きマイケル・ジャクソンの「Black or White」を歌ったPiaは、言葉を忘れるようにするステージを見せ、生放送の現場を訪れた全ての観客を自身のファンに回した。映像が流れる間、セッティングを終えたPiaのシムジは、自分たちの旗を振って観客を興奮させ、観客に「Pia」の名前を連呼させた。これと共にボーカリスト、ヨハンの抜群のカリスマ性とその後をしっかりサポートしてあげるヘビーながらも鋭いサウンドは「さすがその名にふさわしい!」との感嘆を誘った。彼らのステージを見ていたペ・チョルスが「Piaのステージは、バンドの一番大きい長所を持っていた。それは、客席を興奮させることだ。とても良いステージだった。天国のマイケル・ジャクソンもびっくりしたのだろう」と絶賛したほどだった。引き続きPiaが自作曲「Where I 」を歌い、その後には「Pia」を連呼しながら席から立ち上がる観客が次々と出た。その上にヨハンが客席でマイクを回せば、観客はまるで約束でもしたかのように「Where I」と叫んだ。最後のステージは、Romantic Punchの自作曲「致命的治療」が飾った。彼らはステージですべてのエネルギーを吐き出し、インヒョクの七変化の魅力に皆が虜になった。だが、優勝はPiaが獲得した。皆が自分たちの全てを見せたステージで、これからの可能性も見せたステージだった。それだけに優勝者としてPiaの名前が呼ばれたとき、彼らはお互いを心から応援する気持ちになってお祝いの言葉を交わすことができた。天才音楽家のJIBarkとギタリストのキム・セファンが「TOPバンド」に捧げた「また会うその日」が流れる中、PiaとRomantic Punchの姿は見えなくなったが、彼らはステージを離れずこれまで共にしてきたバンドとファンの前で、消えない余韻を吟味しながら共に優勝を祝った。美しい最後を共にした人々のステージも輝いた。シーズン1の優勝者であるTOXICは、同日の祝賀公演を通じて1stアルバムの新曲「寂しい」を歌い、1年間の努力の結果を披露した。シナウィは「大きくラジオをつけて」で先輩バンドらしい素敵なステージを見せた。1998年に釜山(プサン)で結成された5人組ロックバンドのPiaは、これまで一人のメンバーも交代せず、計5枚のフルアルバムと一枚のEPアルバムをリリースした。これまでも韓国最高のバンドと呼ばれてきたが、「TOPバンド2」で優勝したことで、バンドとして第2の人生を始めることになった。
「TOPバンド2」生放送2回で答えは“ライブ”にあった
文字通りの感覚を掴んだ。これまで低い視聴率で苦戦し、番組の存廃議論が起きていたKBS 2TVのバンドサバイバル番組「TOPバンド2」が素晴らしいライブの生放送で観客はもちろん視聴者の心まで掴んだ。答えはライブにあった。22日午後、ソウル汝矣島(ヨイド)KBS別館で生放送ステージが行われたKBS 2TV「TOPバンド2」の現場を訪れた。この日はPeter Pan Complex、Romantic Punch、Pia、SuperKiddの4チームの準々決勝B組競演が行われ「MY story、My song」をテーマにした自由曲競演でPiaとRomantic Punchが準決勝に進出した。開始前から会場はたくさんのファンで埋め尽くされ、妙な緊張感まで漂っていた。しかし、番組が始まるとみんなが一つになったように、点数よりも公演に集中せざるを得なかった。バンドが準備した素晴らしい公演を見た観客は歓喜と拍手を送り、ロックフェスティバルに来たような錯覚さえ呼び起こした。この日一番初めにステージへ立ったバンドはPeter Pan Complex。「TOPバンド2」の教主と呼ばれるボーカルチョン・ジハンの巧みなステージマナーはアイドルグループSHINeeのデビュー曲「Replay -君は僕のeverything-」と出会い、聴く楽しさを超えて見る楽しさを披露した。「初恋で過ぎ去った愛への恋しさを伝えたかった」と選曲の理由を述べたPeter Pan Complexの選曲センスに多くの観客が感激し、イ・ジエアナウンサーとともに肩がおのずと揺れるチョン・ジハンと彼らが作り出したもう一つの「Replay -君は僕のeverything-」に惜しみのない拍手が送られた。2番目にステージに立ったSuperKiddも素晴らしいステージマナーで観客に応えた。チョー・ヨンピルの「モナリザ」を選曲したSuperKiddは、悲壮感が漂う4人のセッションを前面に出したドラムパフォーマンスで注目を集めた。もちろん、彼らのステージに審査委員が酷評したが、現場では彼らへの拍手が起き上がった。「TOPバンド2」の新しいスターバンドであるRomantic Punchは無限の可能性を感じされるステージを披露した。世界的なバンドQueenの「Somebody to love」を選曲した彼らは、華やかなパフォーマンスとともにボーカルペ・インヒョクのカリスマ性と熱唱で彼らのステージに没頭させた。「TOPバンド2」の毒舌家キム・セファンが「新星スターの誕生だ」と称賛したほどだ。有終の美を飾ったPiaに他の修飾語は不要だった。神聖不可侵なイメージまであるソ・テジの「ウルトラマニア」を選曲したPiaは、ソ・テジとの縁を言及し「ソ・テジは永遠に私たちのウルトラマンだ」というコメントで観客を歓喜させた。ソ・テジと縁があったPiaだからできたステージだった。難しいステージだったはずだが、彼らならではのカラーで「ウルトラマニア」を編曲し、親指を立たせた。編曲だけではなく、ステージでのカリスマ性を超え、Piaならではの魔力を放って審査委員から好評を受け、この日一番最初に準決勝に進出した。最終的にPiaが総得点630点で1位に、Romantic Punchが総得点614点で2位となり、準決勝に進出した。現場だけで評価すれば、先週の準々決勝A組の生放送よりしっかり練り込まれたステージ構成と、綿密な準備をしてステージに臨んだバンドの実力が相まって「TOPバンド2」はそれ自体で回答を見つけたように見えた。誰が脱落するか分からない緊張感あふれる競演とバンドの素晴らしいライブは、視聴率だけでは評価できない「TOPバンド2」の存在理由を感じさせるものだった。しかし、審査委員キム・セファンの相変わらない毒舌は「TOPバンド2」が解決すべき難題となった。これを証明するかのように、放送後、視聴者掲示板には、キム・セファンがSuperKiddに「私はこちら出身だ。我々のファミリーなのは分かるが、我々が目指してはいけない指向性を選んだ。色々な面で残念なステージだった。野菜を売っているのか、水産物を売っているのか分からない。恥を感じさせるステージだった」と評価したのと関連し、抗議のコメントが掲載された。しかし、この日の放送後、視聴者の励ましや好評も相次いた。様々なSNSに「TOPバンド準々決勝のステージは久しぶりに心臓がドキドキし、体温が36.5度ではなく、その数倍に感じられるほど、熱い感動があるステージだった」「今日のTOPバンドは最高」「今日のTOPバンドはPiaの単独コンサートだった」等の好評が続出した。「TOPバンド2」は、秋夕(チュソク:韓国のお盆にあたる祭日)により1週間休み、10月6日、先に準決勝に進出したmonni、TransFixionが同日1、2となったPia、Romantic Punchと激突する。
私の耳に盗聴装置のファンタジーロック…「若者はぜひ聞いて!」
私の耳に盗聴装置音楽人生10年、彼らはまだ純粋ロックフェスティバルに匹敵するラインナップで、鳴り物入りでスタートしたKBSバンドサバイバル番組「TOPバンド2」が紆余曲折の末、ベスト16選抜戦を行なっている。多くのバンドの中に、視聴者から再認識されている私の耳に盗聴装置がいた。有名バンドとして様々なフェスティバルや公演で人気を集めているバンド私の耳に盗聴装置(ボーカル:イ・ヒョク、ギター:キム・テジン、ベース:ファン・ウィジュン、ドラム:チョン・ジェフン)はなぜ「TOPバンド」に出場したのだろうか。私の耳に盗聴装置(以下、私の耳):「僕たちの何が有名ですか?弘益(ホンデ)大学で有名なだけです。単純に僕たちをみんなに知ってもらいたかったのが「TOPバンド」に出場した理由です。正直、サバイバル番組はあまりいいとは思っていません。これも流行の一つじゃないかとも思いますが、視聴者とロックの間の溝を埋める上で、地上波放送への出演が役に立つんじゃないかと判断しました。―しかし、私の耳に盗聴装置は、すでに地上波放送にも出演しており、ロックフェスティバルにも欠かさず出ていると聞きましたが。私の耳:「TOPバンド」に出る前、最後に地上波放送に出演したのが、「ユン・ドヒョンのラブレター」でしたっけ。だから4~5年ほど前です。ロックフェスティバルも、「芝山(チサン)バレー・ロック・フェスティバル」には一回も出られませんでした。もちろん、僕たちのように比較的安定した環境のバンドでもこの程度なので、韓国ではバンド活動はまだ難しいということだと思います。―中堅バンドとして、地上波のサバイバル番組で、大勢が見ている前で評価されるのは悔しいとは思いませんか?私の耳:これまでの10年以上の音楽人生の中で、常に評価されてきました。アルバムが出ると、評論家やリスナーから評価を受け、公演をすれば、観客の評価を受けました。反応する人々がいなくては音楽はできません。そのような評価に対し自由に、オープンであってこそ成長することができます。「僕たちは多重人格だ」若者は必ず聞け!―私の耳に盗聴装置を説明するのは難しいですが、自分たちをどのように説明しますか?私の耳:個性的なバンドです。多重人格的でもありますし(笑) 以前、9時のニュースで、ある人が「私の耳に盗聴装置がある」と叫んだ放送事故を見て、面白かったので名前にしました。意味を与えるとすれば、自分自身を監視すること、人格を監視すること、観察することだと言えますね。ただ音楽が好きで始めました。僕たちが表現したいものを身近な形で表したいという思いで音楽をやっています。―ジャンルで言えば?私の耳:そうですね、僕たちが決めた方向性はファンタジーロックです。ヘビーなサウンドにグロテスクな雰囲気のあるような。あやふやさだったり。もう少し簡単に言えば、汚いものを美しく表現しようとするもの?(笑) 僕たちの音楽はマニアックとも言われます。それはある程度は認めます。だからといって大衆的でないわけではありません。有名になるために僕たちのカラーを捨てるのは嫌なだけです。一般的にはおとなしいロックが親しみやすいので、僕たちのように悪いロックのイメージがあるバンドは難しいところがあります。実際には悪くありませんが(笑) 反抗しよう、壊そうというイメージがあるようです。不満分子にも見えますし。―悪いロックということで、若者に勧めづらいという話も聞きました。私の耳:正直、若者はロックを絶対に聞くべきだと思います。社会でやってはいけないと言われることがたくさんあるじゃないですか。彼らが現実で問題を起こす最大の理由は、そのように制限するからじゃないですか?若者には文化的なはけ口が絶対に必要で、定型化されていない、魅力あるロックはその中心的な役割を果たすことができると思います。―ロックをする方にとって、ビジュアルにはどんな意味がありますか?私の耳:ビジュアルですか。とても大事な部分です。ハンサムだったり、かわいい外見はむしろこの分野では魅力がありませんが。作品やバンドのイメージに合うかっこいいビジュアルは必須だと思います。僕たちもその点は気を使います。例えば、メタリカがかわいい美少年のイメージでヘビーな演奏をしたら、たぶん今よりは魅力が落ちるのではないでしょうか。反応がなくてもいい!「いつまでも音楽がやりたい」―どんなステージが大変ですか?反応のないステージ?私の耳:いえ、反応のないステージはかえって楽しいです。前に、お年寄り向けのイベントがありましたが、びっくりさせるのも楽しかったです。むしろ大変なのは、ステージでマイクや音響モニターが使えないときです。途中で公演を中止するわけにもいかないので、続けてやらなければならない。そのような技術的な問題があるときは大変です。―「TOPバンド」の現場では、どのバンドをかっこいいと思いましたか?私の耳:多くの方が共感してくれると思いますが、HarryBigButtonが本当にかっこいいです。個人的にはPiaが出られなくて残念でした。現場は本当に最高ですよ。その魅力がテレビにちゃんと映らず残念でした。THE KOXXやRomantic Punchもすばらしいです。―私の耳に盗聴装置のこれからの夢は何ですか?私の耳:たぶん、どの分野も同じだと思いますが、有名になればお金ももっと稼げるし、人気も上がるでしょう。そういうものも夢を育てていく上では役に立つと思いますが、本質的に、僕たちはいつまでも楽しく音楽をやりたいと思っています。実際に会った私の耳に盗聴装置は、メンバーそれぞれが異なった雰囲気と個性を持っていた。だから、彼らはステージの上で、神秘的で幻想的なカリスマ性があるように見えるのかもしれない。10年以上のバンド生活の中で、それなりのこだわりがあってもおかしくないが、彼らはまだまだ純粋なように見えた。そのため「TOPバンド」にも躊躇せず出場したのではないだろうか。彼らのこれからに注目したい。