愛と、利と
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「愛と、利と」ムン・ガヨン、作品を通じて感じたこととは?“愛はただ美しいものではない”【ネタバレあり】
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。女優のムン・ガヨンが愛について語った。最近韓国で放送が終了したJTBC水木ドラマ「愛と、利と」は結論を出さずに幕を下ろした。同名の小説を原作とする同作は、KCU銀行ヨンポ支店の、それぞれ異なる利害を持っている人々が出会い、真の愛の意味を理解していく物語を描いた作品だ。ムン・ガヨンは劇中で、ヨンポ支店の女神と呼ばれるアン・スヨン役を演じた。ハ・サンス(ユ・ヨンソク)と互いに良い感情を持っていたスヨンは、サンスの曖昧な態度に傷つけられてチョン・ジョンヒョン(チョン・ガラム)と恋愛を始めるが、サンスへの感情を捨てられない人物だ。ムン・ガヨンは複雑で混乱しているスヨンの感情を細密に描き出し、ムン・ガヨンの再発見という好評を得た。これと関連して最近、ソウル江南(カンナム)区にあるカフェでマイデイリーとインタビューを行ったムン・ガヨンは、最終回を出演陣と一緒に視聴したとし、「雰囲気がすごく良くて、面白かったです。撮影が終わって1ヶ月くらい経ちましたが、昨年は休まずに走ってきたので、作品が終わったというのを昨日になって実感できました。帰宅中にOST(挿入歌)を聴いたのですが、切ない感じもして、私たちのラブストーリーに関する物語なので、思い出に浸ったりしました。恋愛の一部を披露した感じです」と笑顔を見せた。物語は、4年ぶりに再会したスヨンとサンスが、思い出の場所である坂道に一緒に上がることで幕を下ろした。このような結末について彼女は「満足しています。第12話が原作での結末でした。私は脚本家の方々が、この作品ならではの色を完成してくれたと思います。小さな瞬間の選択によって結果が出るので、この結末が1番良かったと思います」と語った。また「多くの方々が個人的にスヨンの感情が何なのか、明確な答えを待っていました。自分を中心に議論が活発に行われてほしい、という心構えでこのキャラクターを演じました。私が口にしてしまうと、人々がそれが答えだと考えてしまうのではないかと心配になりました。(サンスとスヨンが)仲良く過ごした可能性もあって、結婚して離婚する可能性もあって、スヨンは幸せな瞬間より不安な感情を先に考える人です。自分の視線で見ると色々と意味を与えるのではないかと思ってたくさん悩みました。2人がそれぞれ別の方向を向くことで終わるのか、結局同じ方向を向くことになるのか、たくさん悩みました。それでも坂道を同じ方向に上がったので、私はとんかつを食べたと思います」と、結末後のストーリーを予想した。サンスとスヨンの恋愛を心待ちにしていた視聴者の願いとは違って、スヨンはサンスが近づいていくと逃げてしまう。そのようなスヨンの行動は、もどかしさと共に同情を買った。彼女は「知人から連絡がたくさん来ました。今回の作品は特に多かったです。もどかしい、という反応だとしても、たくさん言及されたという事実が嬉しかったです。携帯電話でも反応を確認しますが、私が通うショップ、グラビア撮影の現場や別の現場に行った際、初対面のスタッフの方々がこの作品を見ていると言ってくれました」とし「最後にまたスヨンは逃げるだろう、と予想しながらランスヨン(run+スヨン)とも言っていました。知人の中では『スヨンは幸せに対するアレルギーでもあるのか』と言う意見もありました。とにかく、スヨンへの愛情があるからこそ、そのような反応が出たのだと思います」と笑顔を見せた。スヨンの行動が理解できない瞬間が、1回もなかったという彼女は「すべての選択ではないとしても、耐えることは誰でも経験する感情だと思います。後半へ進むほど、スヨンが一度は泣いてくれたほうが視聴者に痛快さを与え、個人的にもすっきりするのではないかと思いましたが、スヨンはあまり感情を表さないタイプなので、声を出して泣けないと思いました」と述べた。また「いくつかのシーンは我慢しようとしたにもかかわらず、涙が出てしまいました。なるべくスヨンの感情を隠そうと思っていました。多くの方々がもどかしさを感じるのは、当然だと思います」と付け加えた。特に彼女は、警官になったジョンヒョンと横断歩道で対面したシーンが最も大変だったという。「ジョンヒョンとの横断歩道のシーンは、台本を見た時も、撮影する時も悲しかったです。台本に説明や表情が詳しく書かれていますが、(そのシーンでは)『ジョンヒョンを最後に目に収める』と書かれていました。ですが、涙が出てしまいました。泣かないために舌を噛んだりもしました」と明かした。「愛と、利と」の出演後、愛への考え方が変わったのだろうか。彼女は「愛は理解できない、という考えがもっと強くなりました。みんなその難しいことをしているんだ、と思いました(笑)」と話した。また彼女は、愛について「少しは幻想を持っていました。もう少し若かった頃は、自分の真心が相手にいつかは伝わる、という幻想を持っていました。しかし、経験をして、恋愛ドラマに出演して、再び考えてみたら、現実では自分の真心が伝わりませんでした。相手が理解しないと、自分の真心は意味がありませんでした。現実を直視することになりました。自分が持っている愛への幻想が、ただ美しいものではないんだ、すべての関係というのが自分の欲心で、これを理解してもらいたかったです。自分が伝える瞬間、相手がそれを受け入れるかどうかに関係なく、真心は通じない、と思いました」と正直な考えを告白した。
「愛と、利と」ユ・ヨンソク“キャラクターの感情を理解してありのままを伝えようとした”
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。俳優のユ・ヨンソクが、ドラマ「愛と、利と」の中のもどかしい関係に対する反応に共感すると明かした。2月、韓国で総合編成チャンネルJTBC水木ドラマ「愛と、利と」の放送が終了した。同名の小説を原作とした同作は、それぞれ利害が異なる人々が出会い、真の愛の意味を理解していくストーリーを描く恋愛ドラマだ。ユ・ヨンソクが演じたハ・サンスは、アン・スヨン(ムン・ガヨン)への感情が深まったにもかかわらず、現実という壁の前で少しの迷いにより関係を終わらせることができず、後悔しながら、引き続き彼女に近づく人物だ。極めて現実的で共感を得たが、理解しにくい行動により、もどかしさを感じさせた。最近、ソウル江南(カンナム)区駅三洞(ヨクサムドン)のあるカフェで、マイデイリーと会ったユ・ヨンソクは「そのような反応があるのが当然のドラマです。主人公の立場から感情についていくことになるので、もどかしくて理解できないと思います。実際に恋愛をしながら見てはならない瞬間と感情まで、主人公のナレーションとセリフを通じて見ることになるのではないでしょうか。隠さなければならない感情まで完全に視聴者が感じてしまうので、大変な気持ちになると思います」と視聴者の反応を理解した。特にハ・サンスというキャラクターについては「行動が理解できないというより、サンスの感情を完全に理解しようと努力しました。そうしてこそ僕がサンスの感情をありのまま視聴者に伝えることができるからです」と話した。また「サンスの行動を皆が理解できるとは思いませんでした。しかし、僕がこのような行動をして、このような選択をする時、どんな感情でこのような選択をすることになるのか、完全に伝えたいという気持ちでした。(視聴者に)これらの行動をすべて理解させ、説得しようとはしませんでした。俳優として、自分の感情がうまく伝われば良いことで、理解していだだければと思いました」と付け加えた。ハ・サンスは、アン・スヨンが銀行警備員のチョン・ジョンヒョン(チョン・ガラム)と付き合い、友人のソ・ギョンピル(ムン・テユ)と恋愛が噂されても、彼女への気持ちを断ち切ることができなかった。その理由は何だろうか。「自分の迷いがばれてしまって、ズレ始めたんじゃないでしょうか。結局、自分の気持ちに忠実にならず、多くのことを考えすぎて、結末まで考えたことにより、迷いが生じました。それが自分のせいだという、自分の間違った迷いから始まったという思いから、ずっと気になって、断ち切ろうと努力しても、ずっと心に残ってしまったんだと思います」ユ・ヨンソクは放送が終了したにも関わらず、依然として愛が理解できないという。「いくら理解しようとしても理解できなかったです。視聴者の方々から『愛のNo理解』と言われますが、僕も共感します。このドラマに出演しましたが、制作発表会の際に『愛をどのように定義するのか』と聞かれた時も『よく分からない』と答えました。それが正しいと思います。ドラマを観ながらも、観れば観るほど分からなくなり、理解することは簡単ではなかったです」と明かした。
放送終了「愛と、利と」ユ・ヨンソク&ムン・ガヨン、2人の恋の行方は?【ネタバレあり】
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。「愛と、利と」で別れを繰り返したユ・ヨンソクとムン・ガヨンが再会して、互いへの気持ちを確認した。9日、JTBC「愛と、利と」最終回ではハ・サンス(ユ・ヨンソク)とアン・スヨン(ムン・ガヨン)の4年後のストーリーが描かれた。ハ・サンスは本を読みながらふとアン・スヨンを思い出すほど彼女のことを恋しがる姿を見せた。「ある夜には完全に忘れたが、ある夜には再び鮮明になった。そうやって4年が流れた」と伝えた。ハ・サンスは、偶然発見した結婚式のアルバムで、アン・スヨンの写真を見て「過ぎた愛は痕跡のように残る。しなかった選択を後悔させ、した選択も後悔させ。死ぬほど辛い訳ではないけど、治らない傷のようにふと、しかしはっきりと存在する」と振り返った。ハ・サンスはこのように日常の中でもアン・スヨンを思い出しており、ある日彼女に似た後ろ姿を発見した。運転中に道を渡るアン・スヨンを見て急いで走っていたが、アン・スヨンではないことを確認して虚脱した。その後、偶然「明日の幸福」というカフェを発見。そこでアン・スヨンはカフェを運営する社長になっていた。2人はお互いがいない時間を過ごしていたが、変わらずお互いを恋しく思っていた。アン・スヨンは唯一残っているハ・サンスの写真を眺めながら、懐かしさを感じていた。そのような中、2人は偶然、銀行職員と顧客として再会することになった。ハ・サンスがアン・スヨンの融資件を引き受けることになったからだ。紆余曲折の末に再会した2人は、以前に一緒にした歩いた道を辿った。2人はお互いの気持ちを理解できなかった時間を覆い、未来についての話を交わした。ハ・サンスとアン・スヨンが一緒に坂道を登り、最終回の幕が下がった。
ムン・テユ、ドラマ「愛と、利と」放送終了の感想を語る“余韻が深い作品として残ってほしい”
俳優のムン・テユが、抜群の演技を見せた「愛と、利と」の放送終了を迎えた感想を語った。韓国で昨日(9日)に放送が終了したJTBC水木ドラマ「愛と、利と」は、それぞれ異なる利害を持っている人々が出会い、愛の意味を理解していく恋愛ドラマで、ムン・テユは劇中でKCU銀行ヨンポ支店の係長ソ・ギョンピルに扮して、人生最高のキャラクターを誕生させた。ムン・テユは「愛と、利と」を通じて、経験からくる貫禄と限界のない演技の幅を改めて証明した。ソ・ギョンピルは、人懐こっく単純そうにみえるが、実は人の心理を見抜く鋭い一面と平坦ではない過去を持つ人物で、このようなギャップを繊細に表現するムン・テユの演技力が輝いた。「愛と、利と」の中で誰ともよく溶け合うケミ(ケミストリー、相手との相性)妖精として活躍して、ドラマを盛り上げたムン・テユは、それと同時に口に出さなくても相手の本音を見抜き、助けが必要な人に真剣にアドバイスをするなど、真面目な一面で成熟した魅力を見せ、ドラマファンの心を掴んだ。またハ・サンソ(ユ・ユンソク)、パク・ミギョン(クム・セロク)、アン・スヨン(ムン・ガヨン)と絡み合う関係の中心で、どんでん返しを作り、視聴者の興味をそそってドラマの没入感を高めた。このように終始目を離すことができない魅力的な熱演で、好評を得たムン・テユは、格別な愛情を持って臨んだ「愛と、利と」の放送終了を迎えて、作品に対する最後の挨拶をした。ムン・テユは「これまで『愛と、利と』を観ていただいたすべての方々に、心から感謝します。本当に良い雰囲気の中で、温かい仲間たちと幸せに撮影した作品でした」とし、視聴者と共演俳優に対する愛情を表した。続いて「多くの方々の胸の中に、そして記憶の中に余韻が深い作品として残ってほしいです。ギョンピルも忘れないでください」と、可愛らしい感想を伝えた。 彼は、現在韓国で上演中の演劇「パンヤ」と、3月に開幕するミュージカル「狂炎ソナタ」で、精力的な活動を続けていく予定だ。
「愛と、利と」ユ・ヨンソク、ムン・ガヨンと再会…伝えられなかった本心を伝える【ネタバレあり】
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。「愛と、利と」でユ・ヨンソクとムン・ガヨンが、長い縁の結び目を解いた。韓国で8日に放送されたJTBC水木ドラマ「愛と、利と」第15話では、アン・スヨン(ムン・ガヨン)の痕跡を探し回っていたハ・サンス(ユ・ヨンソク)がアン・スヨンと再会し、どうしても伝えられなかった本心を伝えた。幸せだった時間が過ぎ、未練を残したままもう一度遠ざかってしまった2人は笑顔でお互いを見送り、深い余韻を残した。蜃気楼のように消えてしまったアン・スヨンの行方を探していたハ・サンスは、アン・スヨンが結局自分から完全に離れてしまったことを実感し、たくさん落ち込んだ。このまま諦めることができなかったハ・サンスは、職場の同僚の助けを借りてアン・スヨンが再び戻ってくる席を作っておいたが、彼女が戻ってくるかは未知数だった。その時、すべての未練を捨てようと統営(トントン)に行ったアン・スヨンは、家族がいるにも関わらず他人に恋愛感情を抱いてしまったのは父ではなく母だったことを知り、自分の行動を後悔した。娘が幸せであることを願うという父の言葉を聞いたアン・スヨンが心を抑えていた感情を少しずつ解放している間、ずっとアン・スヨンを恋しがっていたハ・サンスは統営へ向かった。海辺を歩いていたアン・スヨンは、自分が作っていたものと似た砂の城を見てその場に立ち止まった。砂の城に対する思い出に浸っていた彼女は、ハ・サンスと目を合わせると慌てて後退った。これ以上彼女を逃すことができなかったハ・サンスはアン・スヨンを強く握った。ハ・サンスは「どうしてそのように消えてしまったんですか?」と、自身を置いて逃げてしまったアン・スヨンに恨みと恋しさが混じった質問を投げかけた。質問に対する答えを聞くことはできなかったが、アン・スヨンを見つけ出したという安堵感に包まれたハ・サンスは、こみ上げる感情を吐き出し、アン・スヨンの心を揺さぶった。ハ・サンスはアン・スヨンの夢だった青い線がついた名札を差し出しながらソウルに戻ることを説得した。自分の手ですべてを捨てて統営に来ただけに、アン・スヨンは「過ぎ去ったものは、もはや再び帰らない」と名札を海に投げ捨て、帰る意思がないことを伝えた。これに対しハ・サンスは、アン・スヨンが止める間もなく海水に飛び込んで名札を再び拾ってきた。荒波にも負けず、自分に近づいてくるハ・サンスの一途な姿にアン・スヨンの心にも切ない感情が押し寄せてきた。お互いのそばにいることができたハ・サンスとアン・スヨンは、普通の恋人たちのようにデートを楽しんだ。アン・スヨンは「他の人たちがすべてする、ありきたりなことだ」と話したが、そのありきたりなことがなかなかできなかった2人にとっては、この上なく幸せな時間だったはずだ。デートが終わった後、家に帰るようだったアン・スヨンは、ハ・サンスがいる宿舎に戻ってきて2人だけの時間を過ごした。並んで座った2人は、以前は言えなかった本心を告白し、心の中に残っているしこりを取り除いた。いつもハ・サンスを不幸にしてしまうのではないかと心配していたアン・スヨンは、自身に対して変数と言ってくれるハ・サンスの一言に先に勇気を出してキスをした。言葉では言い尽くせない気持ちを分かち合うように、慎重にお互いの息を合わせる2人の男女の姿は切なさを感じさせた。夢のようだった夜が過ぎ、ハ・サンスは再びソウルに戻る準備を終えた。「連絡する」と約束しながらも、ハ・サンスとアン・スヨンはもしかしたら今が一緒にいられる最後の瞬間かもしれないという事実を予感し、長い間目を合わせた。壊れそうなアン・スヨンの笑顔の上に「それがアン・スヨンとの最後だった」というハ・サンスのナレーションが加わり、第15話が幕を閉じた。
「愛と、利と」ユ・ヨンソク、自身の考えを伝える…ムン・ガヨンは驚きの行動に【ネタバレあり】
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。結局、ムン・ガヨンが消えていなくなってしまった。JTBC「愛と、利と」第14話では、アン・スヨン(ムン・ガヨン)が自分の代わりに雨に濡れたハ・サンス(ユ・ヨンソク)を拭きながら、彼の考えを聞いた。現実が簡単ではないだけに、耐えなければならない問題も多い中、2人の関係についてどう考えているのかを聞き、自分のために苦しい思いをするハ・サンスを切なく見ていたアン・スヨンは、すべて受け入れるというハ・サンスの言葉をあえて聞かなかった振りした。アン・スヨンは雨に濡れた次の日、発熱してしまった。退勤の後にやってきたハ・サンスがアン・スヨンを看護し、体調を回復したアン・スヨンはハ・サンスが帰った後、家のあらゆるところに残っているハ・サンスの残像に心が揺れていた。一方、アン・スヨンは長い間希望していた転勤に成功する。他の支店に行くことになったアン・スヨンをハ・サンスはお祝いし、アン・スヨンは看護に対する恩返しで一緒に夕食をしようと伝えた。そんなすべてを諦めたように感情を隠さないアン・スヨンの態度に、ハ・サンスは不安を覚えた。ヨンポ支店との別れを準備するアン・スヨンは、家に残る昔の縁の痕跡まで整理していた。お互いの理解が何度もすれ違ったところでハ・サンスと時間を過ごした。ハ・サンスは「僕と付き合おう」と話し、アン・スヨンは明るい笑顔を見せた。確信を持つようになった二人は、一緒に歩きながら新しい思い出を作っていった。ハ・サンスと初雪を見ていたアン・スヨンは「私の感情だけ考え、私の幸せだけ考えるつもりです」と話した。置かれていた状況のため、率直になれなかった彼女の心がハ・サンスによって動いたのだ。実は、アン・スヨンは関係を整理して離れる準備をしていた。最後のデートだったのだ。帰るハ・サンスの後ろ姿を最後まで見守っていたアン・スヨンは超然とした顔で空っぽになった家に入り、悲しみと虚しい表情を見せていた。アン・スヨンの発令初日、ハ・サンスは彼女が辞職届を出して消えたという話を耳にした。不吉な予感で彼女の家に向かうが、すべてが消えた状態。ハ・サンスは怒りと悲しみ、アン・スヨンへの変わらぬ思いに混乱した。「愛と、利と」第15話は、韓国で8日の夜10時30分に放送される。
「愛と、利と」ムン・ガヨンの嘘に…ユ・ヨンソクが戸惑う【ネタバレあり】
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。ユ・ヨンソクがムン・ガヨンの傘になってあげた。韓国で1日に放送されたJTBC水木ドラマ「愛と、利と」第13話では、激しい波にも揺れないハ・サンス(ユ・ヨンソク)の愛が、冷たい雨の下で一人残されたアン・スヨン(ムン・ガヨン)に温もりを伝え、感動を与えた。アン・スヨンはハ・サンスへの気持ちを諦めることも、チョン・ジョンヒョンとの関係を諦めることもできない状況の中、ソ・ギョンピル(ムン・テユ)と一緒にいたという嘘をつき、自身の手で二人との関係を崩すことにした。アン・スヨンの砂の城を崩した波はあっという間に銀行全体を押し流し、ハ・サンスは突然の出来事が信じられない一方、どうすればよいか分からなくなった。海辺でアン・スヨンと話したことを振り返っていた彼は、なぜアン・スヨンがそのようなことをしたのか、その気持ちを推し量り始めた。気持ちを取り戻すため、アン・スヨンのところを訪ねたが、家に入る彼女を捕まえることができなかった。そんなハ・サンスの後ろ姿をじっと見ていたアン・スヨンは、一人残された後になってようやく我慢していたため息をついた。アン・スヨンに関するうわさはあっという間にヨンポ支店を越え、本店まで広がってしまった。ハ・サンスは映像を撮ると共に、彼女に対する悪口を言う他支店の同僚に怒りを爆発させた。怒りをおさめようとしていたハ・サンスは、偶然出会ったアン・スヨンの後を追った。人とは違って、何も聞かず黙々とそばを守るハ・サンスに感情が込み上げた彼女はこれを表現しようとしたが、結局我慢し、切ない雰囲気を与えた。すべての感情が消滅したアン・スヨンを慰めたのもハ・サンスだった。来るなと自身を押し返すアン・スヨンに、ハ・サンスは「僕たち明日も会いましょう」と変わらない気持ちを伝えた。アン・スヨンは今にも爆発しそうな悲しみをこらえながらも彼に背を向けてしまった。しかし、ハ・サンスを遠ざけながらも、アン・スヨンは自身も知らないうちに彼が再び寄りそってくれることを待っていた。がらんとした路地を確認し、寂しい顔で家に入るアン・スヨンの後ろ姿を見守っていたハ・サンスも切ない表情を見せた。心の傷が深まっているにもかかわらず、アン・スヨンへの気持ちを諦めることができなかった。そうなればなるほど、ハ・サンスはパク・ミギョン(クム・セロク)の努力で続けてきた関係を終わらせるという決意を固めた。自身のせいで苦しむパク・ミギョンをこれ以上見ることができなかったのだ。99%を満たしてあげるというパク・ミギョンの自信に頼っていた自分の行動を心から謝るハ・サンスの言葉に、これ以上努力で関係を続けることができないと気づいたパク・ミギョンは、彼を諦めることにした。同じ時間、アン・スヨンもチョン・ジョンヒョン(チョン・ガラム)と縁を切った。自身の境遇を悲観して愛さえも否定するチョン・ジョンヒョンの言葉が痛かったアン・スヨンは、ときめきよりプレッシャーが大きかったお互いの感情を取り出し、すべての責任は自分にあると言った。自身を罰しようとするかのように、降り注ぐ雨を全身で耐えるアン・スヨンの姿は、見る人々を悲しませた。すべてが終わってしまった虚無感と安堵で、寒ささえ耐えていたアン・スヨンにハ・サンスは傘をさしてあげた。自身が濡れることは気にせず、ただアン・スヨンだけに傘を傾けるハ・サンスの淡い笑顔からは、どこか分からない悲しみが感じられた。それぞれの理由で静かに泣いている2人の男女の悲しい視線は、濃い余韻を残した。視聴者の心を揺さぶるJTBC水木ドラマ「愛と、利と」は、2日午後10時30分に第14話が放送される。
ミンソ、ドラマ「愛と、利と」OSTに参加…本日「Miracle」をリリース
ミンソが、ドラマ「愛と、利と」のOST(挿入歌)8番目の主人公になる。彼女が歌唱に参加した総合編成チャンネルJTBCの水木ドラマ「愛と、利と」の8番目のOST「Miracle」が、本日(1日)午後6時に各音楽配信サイトを通じてリリースされた。「Miracle」は、疲れた1日に慰めを求める楽曲だ。大変な毎日を生きている私たちの疲れた心が、愛という癒しに変わることを願う気持ちが込められており、ミンソの晴れやかで鮮明な音色が、楽曲に収録されたメッセージを繊細に描き、視聴者を釘付けにする。特にミンソは、奇跡を願う歌詞を、特有の温かい声で穏やかに表現した。彼女は「Miracle」を通じて一歩踏み出すことも大変な日々の中で、少しでも休むことができる慰めを伝える予定だ。「愛と、利と」のOSTの8人目の主人公として参加したミンソは、これまで活発なアルバム発売はもちろん、「The Empire:法の帝国」「不可殺」「恋愛なんていらない」「ブラックドッグ」など、多数の人気ドラマのOSTに参加し、その存在感を見せつけている。これにミンソは濃い感性と優れた楽曲の解釈力で完成した「Miracle」を通じて、「愛と、利と」への没入度を高める予定だ。「愛と、利と」は同名の小説を原作にした作品で、それぞれ異なる利害を持っている人々が出会い、真の愛の意味を理解していく恋愛ドラマだ。韓国で毎週水曜日と木曜日の午後10時30分に放送される。
「愛と、利と」ムン・ガヨン、現実と愛の間で悩む【ネタバレあり】
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。与えられた現実と切ない愛の間で悩んでいたムン・ガヨンが決断をした。韓国で26日に放送されたJTBC水木ドラマ「愛と、利と」第12話では、ハ・サンス(ユ・ヨンソク)に対する感情が取り返しのつかないほど大きくなってしまったアン・スヨン(ムン・ガヨン)が、丁寧に積み上げてきた砂の城を自分で崩してしまった。また、視聴率は首都圏4.1%で、25日に続き自己最高記録を更新した(ニールセン・コリア有料世帯基準)。パク・ミギョン(クム・セロク)との関係にけじめをつけられなかったハ・サンスは、複雑な感情でアン・スヨンの家に向かい、ちょうど電話をしに出てきたアン・スヨンと出くわした。アン・スヨンは無言で歩くばかりのハ・サンスのそばで歩幅を合わせて彼と感情を分け、目的地を失ってしまった彼らの夜は深まっていった。このような中、ヤン・ソクヒョン(オ・ドンミン)の愛人のニュースで会社が騒然となり、ハ・サンスとアン・スヨンの心も揺れ始めた。銀行の閉鎖的な雰囲気上、いくら私的なスキャンダルであっても、まだ整理できていない関係が残っている2人には致命的だ。しかし、すでにアン・スヨンに直進することを決心したハ・サンスは、どのような屈辱を味わうことがあってもアン・スヨンに対する感情を諦めることはできず、関係にけじめをつけるという心を固めていった。アン・スヨンは限りなく大きくなっていく自分の感情が、ハ・サンスに障害になるんじゃないか葛藤していた。気持ちが落ち着かず、銀行を出て1人で海辺を歩いていたアン・スヨンは、疲れているようなハ・サンスの顔、自分が背負わなければならないチョン・ジョンヒョン(チョン・ガラム)との関係、ハ・サンスを諦められないというパク・ミギョンまで、自分に与えられた現実を見つめて、やっと守っていた自分の気持ちを自分の手で壊すことにした。自分がいる海辺に来たハ・サンスを見たアン・スヨンは、砂の城を築くのが好きだった幼少時代の話をしながら「そのほうが気楽だから。いっそのこと自分の手で壊したほうが」とし、きれいに築いた城を崩そうとした。これを見たハ・サンスは「違うかもしれないじゃないですか」とし、アン・スヨンの手を止めた。巣から落ちた卵のように、割れるものには簡単に手をつけなかったハ・サンスが、アン・スヨンによって生き方が変わったのだ。これを聞いたアン・スヨンは「変わったんですね、ハ係長」として笑いながらも、悲しそうな顔で砂の城をじっと眺めた。自分に頼まれてその場を去ったハ・サンスの後ろ姿をじっと見ていたアン・スヨンは、砂の城だけを残して海辺を去ってしまった。そんなアン・スヨンを探していたハ・サンスは彼女の家の前を訪ねるも、会うことはできなかった。翌日ハ・サンスは、会社で会ったアン・スヨンの冷たい態度に異常を感じた。しかもアン・スヨンは、理性を失って問い詰めるチョン・ジョンヒョンの言葉も、ただ冷ややかに返すだけだった。チョン・ジョンヒョンの興奮した姿にみんなの視線がアン・スヨンに向かい、アン・スヨンはめげない顔でハ・サンスと目を合わせた。信じ難い状況に置かれたハ・サンスの定まらない視線と、すべてを諦めたように超然としたアン・スヨンの表情が交差し、第12話が幕を閉じた。心を寄せていたすべてが壊れてしまった瞬間、アン・スヨンの心にはどのような嵐が起きているのか、アン・スヨンの話に好奇心がくすぐられる。
「愛と、利と」ユ・ヨンソク&ムン・ガヨン、自分の気持ちに従って動き始める【ネタバレあり】
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。ユ・ヨンソクとムン・ガヨンが、お互いに輝いていたその瞬間に戻ろうとする。韓国で25日に放送された総合編成チャンネルJTBC水木ドラマ「愛と、利と」(脚本:イ・ソヒョン、イ・ヒョンジョン、演出:チョ・ヨンミン)第11話では、ハ・サンス(ユ・ヨンソク)とアン・スヨン(ムン・ガヨン)が現実と愛の間で自分の気持ちに従って動き始めた。この日の視聴率は首都圏基準3.9%、全国基準3.3%(ニールセン・コリア首都圏有料世帯基準)で自己最高記録を更新した。ハ・サンスへの感情をずっと持ち続けていたアン・スヨンは、自分に近づいてくる彼を拒否することができなかった。現実を生きていたハ・サンスの心を自分が揺さぶったと思った彼女は、この関係をもとに戻そうとしたが、彼の気持ちを止めることはできなかった。ハ・サンスの告白に嬉しく思う一方、その告白による影響で彼がひどい目に遭うのではないかと心配になったアン・スヨンは嘘ゲームを提案し、こみ上げる感情を抑えようとした。しかし、彼女もハ・サンスへの気持ちを隠すことができず、「私も係長が好きです」と思いがけず、本音を話してしまった。急いでゲームを終えたが、彼女の気持ちに気づいたハ・サンスはアン・スヨンの手をさらに強く握った。アイスホッケー場での出来事と嘘ゲームをきっかけに、2人の感情はより激しく揺れ動いた。ちょうどその時、アン・スヨンが他の出張所にサポートに行くことになると、ハ・サンスは昨夜の告白によって彼女がサポートに行くことにしたのではないかと不安になった。アン・スヨンから「気まずくて行くのではない」と言われたにもかかわらず、ハ・サンスは依然として気にかかっていた。他の出張所にサポートに行ったアン・スヨンもハ・サンスと離れている間、彼との思い出を思い浮かべていた。先日、ハ・サンスと一緒に歩いた校庭に1人で座っていた彼女は、校内放送を通じて流れる映画の中の一節のように、ハ・サンスとただワクワクできた時間を振り返りながら、その時を恋しがった。そしてその瞬間、アン・スヨンの前にハ・サンスが現れ、2人は足を合わせて歩きながらまた思い出を増やした。そんな中、ヤン・ソクヒョン(オ・ドンミン)と内縁関係にある女性に関する噂が職場内に広がった。その噂は、ハ・サンスが自分の真心を確信するきっかけになった。ソ・ギョンピル(ムン・テユ)の勧めで参加することになった他支店の職員たちとの飲み会でアン・スヨンは、自分がヤン・ソクヒョンの内縁の女性ではないかという不快な推測を聞き、侮蔑感を覚えた。しかし、彼女はハ・サンスに向けた自分の気持ちが噂の始まりになりうるという事実を全身で感じていた。この状況をすべて目撃したソ・ギョンピルは、ハ・サンスに飲み会であったことを話した。アン・スヨンへの一途な行動が、彼女を傷つけてしまうかもしれないという現実を教えたのだ。ハ・サンスは決着がつかず、曖昧な関係を続けているパク・ミギョン(クム・セロク)との関係を終えようと決心した。しかし、ハ・サンスの計画はパク・ミギョンが彼と会うことにした場所にアン・スヨンとチョン・ジョンヒョン(チョン・ガラム)を一緒に招待し、難関にぶつかった。彼はアン・スヨンとの関係を探ろうとするパク・ミギョンの質問に表情が固まり、先に席を離れてしまった。続いて、自身に鬱憤を吐き出すパク・ミギョンに向かって「僕たち別れよう」と別れを告げた。
「愛と、利と」ユ・ヨンソク&ムン・ガヨン、2人の関係に変化【ネタバレあり】
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。「愛と、利と」でユ・ヨンソクとムン・ガヨンが、ついに隠してきた気持ちを表して初めてキスした。韓国で1月19日に放送されたJTBC水木ドラマ「愛と、利と」第10話では、何度も行き違った後にお互いへの気持ちを表現するハ・サンス(ユ・ヨンソク)とアン・スヨン(ムン・ガヨン)の様子が描かれた。お互いの気持ちを揺るがした海辺での時間が過ぎた後、ハ・サンスとアン・スヨンは再び現実に戻ろうとした。しかし、すでに波立ち始めた心は彼らの頭の中を掻き乱し、2人の男女の間には緊張感が漂った。続いて、ソ・ギョンピル(ムン・テユ)のいたずらのためアン・スヨンが銀行をやめると勘違いしたハ・サンスは、自分も知らないうちに彼女を引き止めて感情を吐き出した。瞬時に自分をかすめた感情を自覚したハ・サンスは、狼狽してその場で凍りついてしまった。精製されなかった彼の感情に出くわしたアン・スヨンは、自分に向けたハ・サンスの気持ちの深さを体感した。そのような状況の中で、アン・スヨンが決して知られたくなかった両親との秘密がハ・サンスにばれてしまうこともあった。これにハ・サンスは、彼女が大変な一日を忘れられるように特別な思い出をプレゼントした。自分を慰めてくれるハ・サンスの優しさは、アン・スヨンの心をもう一度動かした。しかし、ハ・サンスとの待ち合わせの場所に向かう途中、アン・スヨンは自分が彼のところに行っても状況が変わらないと思い、結局踵を返してしまった。あの時のアン・スヨンのように、彼女を待ちながらわくわくしてしていたハ・サンスは、彼女の後ろ姿を見てすぐにアン・スヨンを追って飛び出してきた。続いてハ・サンスは平気なふりをして彼女をアイスリンクに連れて行った。スケートを教えてあげるというハ・サンスの提案を受け入れたアン・スヨンは、子供のようにすべてを忘れて明るく笑った。そんなアン・スヨンをじっと見つめていたハ・サンスの眼差しには、切ない気持ちが漂っている。そして「逃れていると勘違いしていたけど、また元の場所。結局またアン・スヨン」とし、自分の気持ちは結局アン・スヨンに向かっていることに気づいた。続いてハ・サンスはアン・スヨンに「これ以上はもうダメです」とし、こみ上げる感情をぶつけた。アン・スヨンももう迷わないと言わんばかりに、自身に近づいてくる彼を掴んだ。回り回ってお互いの前に向かい合った2人のキスを最後に第10話が終わった。同日の放送分の視聴率は、3.6%(ニールセン・コリア首都圏有料世帯基準)を記録した。
「愛と、利と」ユ・ヨンソク&ムン・ガヨン、一緒に済州島へ【ネタバレあり】
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。ユ・ヨンソクとムン・ガヨンの心が揺らいだ。韓国で1月18日に放送されたJTBC水木ドラマ「愛と、利と」第9話では、季節が巡っても相変わらずお互いが好きなハ・サンス(ユ・ヨンソク)とアン・スヨン(ムン・ガヨン)の様子が描かれた。先立って、同僚の結婚式場で一瞬目が合ったハ・サンスとアン・スヨンは、すぐにそれぞれのの隣に立っているパク・ミギョン(クム・セロク)とチョン・ジョンヒョン(チョン・ガラム)の元に向かった。自分が選択した人に最善を尽くそうとハ・サンスとアン・スヨンは決心したが、パク・ミギョンはハ・サンスの家で偶然見つけたアン・スヨンの物と彼女に関する落書きを見て、不安に包まれた。チョン・ジョンヒョンも自分のせいでアン・スヨンが何度も何かを諦める状況になり、気が重くなっていた。ハ・サンスは、パク・ミギョンとソ・ギョンピル(ムン・テユ)がかつて恋人同士だったと聞いて色々なことを考えさせられた。これを知らないパク・ミギョンは、ハ・サンスの心を得るため、友人との出会いの場まで作って、引き続き積極的に自分の気持ちを表現した。望んでいなかった彼女のプレゼントに複雑な気持ちになったハ・サンスは、これを断って、初めてのパク・ミギョンのまっすぐな想いにブレーキをかけた。同じ時刻、アン・スヨンもチョン・ジョンヒョンとの関係に息苦しさを感じていた。アン・スヨンは、連絡もなく何日も家に帰ってこないチョン・ジョンヒョンが自分に嘘をつくと、冷ややかな気持ちになってしまった。試験に落ちた彼を慰めるため、伝えた「うまくいくはず」という言葉すら、自嘲混じりの返事で帰ってくると、アン・スヨンの心はさらに重く落ち込んだ。このような中、ハ・サンスとアン・スヨンの心に小さな火を付ける出来事が起きた。2人が一緒に済州島(チェジュド)に行くきっかけとなった銀行の顧客の弔問に、行くことになったのだ。そこで多くの会話をした彼らは、お互いについて知らなかったことを知った。特に大切な家族を失ったという傷を分かち合って、お互いの心に一歩近づいていった。汽車に乗って帰る途中で突如、海辺に寄った2人は、すべてを忘れて一緒にいる時間を楽しんだ。海を見ながら済州島の記憶を思い出したハ・サンスは、自分と海が見たかったかと聞くアン・スヨンの言葉に、苦笑いを飲み込んだ。続いて「あの時にはっきりと言っておくべきだった」とし、確信を与えられなかった瞬間を後悔した。そのようなハ・サンスの気持ちを避けたアン・スヨンは「もう遅すぎると思います」と話題を変えた。しかし、自分に向かって「幸せですか?」と聞くハ・サンスの深い視線に、結局抑えていた気持ちを表した。ときめきと期待、そして不安に満ちた2人の男女の視線の較差して好奇心を刺激した。