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限りない愛

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  • 「限りない愛」ハ・ソクジン“ソンギは実際の僕と似ている”

    「限りない愛」ハ・ソクジン“ソンギは実際の僕と似ている”

    高い身長と整った顔立ち、さらには明晰な頭脳まで。オムチナ(母親の友達の息子の中で最も勉強が出来て性格も良く、何でも出来る完璧な男)という言葉が恥ずかしくない、微笑ましい癒しのオーラを放つ俳優ハ・ソクジン。最近は全ての面で完璧だが、結婚に対しては強い拒否感を示すキャラクターアン・ソンギを演じ、たくさん愛された。総合編成チャンネル史上初の視聴率2桁を記録した「限りない愛」(脚本:キム・スヒョン、演出:チョン・ウリョン)に出演したことで、やっと自身を代表する本物の代表作ができたと言う彼は、終始落ち着いた態度で、素直で飾らない発言を続けた。「『限りない愛』の撮影が終わってからもう3週間が経つ。終わったばかりは残念な気持ちが大きかった。しかし人間は適応の動物なので、終わった後の生活に適応すると、すっきりした気持ちにもなる。今は時間が経ち、残念な気持ちよりはすっきりとした気持ちが大きくなる時期だと思う」「限りない愛」は僕の人生の踏み台、背伸びするチャンス「限りない愛」は家族3代が泣いたり笑ったりしながら共に生きていく物語をキム・スヒョン脚本家特有の緻密な筆力で描いた。特に80代のイ・スンジェから、10代のソン・ナウン(Apink)まで、各世代の姿をバランスよく盛り込んだ。劇中ハ・ソクジンは恋愛と結婚に対する30代男性の価値観をリアルに表現した。恋愛は好きだが、結婚にはプレッシャーを感じる今の若者の姿を現実的な演技で表現し、マッチョのような魅力で女心を揺さぶった。何より、ハ・ソクジン本人にとって「限りない愛」は忘れられない作品となった。「『限りない愛』は背伸びしようとした僕に踏み台の役割をしてくれた作品だ。最初はプレッシャーも多かった。『学んでいこう』と思って始めた作品だが、人気も得たし、僕のキャラクターを良く見てくれる方が多くて嬉しかった。今後新しい人々と作業する時、このドラマが大きく役に立つと思う。僕という存在を楽に理解させることができる作品だ」アン・ソンギと僕の共通点?恋愛に対する価値観と逞しい気質!アン・ソンギという人物は女性の立場からみると、言葉通りの悪い男。しかし、女性の独占欲を誘う魅力的な男でもある。その分、女性たちにたくさんアピールしてきた人物だ。ハ・ソクジンは自身が演じるアン・ソンギをちゃんと理解できたのか気になった。「姉(オム・ジウォン)に隠れてそうなったと思う。姉のおかげで家のことを思う人になったのだ。でも、30代の人々はみんなそうだ。家は休むところであって、何かを考えるところではない。たくさん共感しながらアン・ソンギを演じた。僕自身と似ているところが多かったので、キャラクターへのアプローチが容易で楽だった」そしたら、アン・ソンギとハ・ソクジンの共通点と違いは何だろうか。「まず、アン・ソンギとの違いは責任感の有無だ。アン・ソンギは家の中で責任感を持っているし、親や祖父母と一緒に暮らすことに不満がない。しかし僕はそうはできないと思う。一方、恋愛に対する価値観や逞しい気質は僕と似ている。異性との真剣な出会い、結婚に対する懐疑的な考え方も似ていた。実際、僕は独身主義者ではないが、早く結婚をしたくもない。もちろん良い相手が現れたら結婚するかもしれないが(笑)」何よりハ・ソクジンは同じ病院に勤めている麻酔科医師オ・ユナとの駆け引きロマンスを披露し、ドラマの面白さを倍増させた。それだけに、オ・ユナとの愛情シーンが多かった。後ろからハグすることはもちろん、家族みんなが視聴する放送時間帯を考慮したラブシーン、熱いキスシーンなどが続々と登場し、見る人々を驚かせた。 ハ・ソクジンは「パートナーのオ・ユナさんが負担を感じることなくリラックスできるようにしてくれた。二人で初めて撮影したのはオ・ユナさんが酔っ払っていきなりキスするシーンだったが、本当に心置きなくしてくれた。だから、その次からは僕も心配なく演技できた」とし、「最も記憶に残る愛情シーンは『椅子キス』。台本を読む時はよく分からなかったけど、実際に撮影したらときめいた」と語った。入念な努力が空しくなった「ラップシーン」ハ・ソクジンは今回のドラマでラッパーに変身した。オ・ユナとワインを飲む途中、突然ラップを披露する姿で視聴者を楽しませた。彼はサングラスをかけ、照明スタンドをマイクのように持って手を振りながらリズムに乗るなど、完璧なラッパーのビジュアルに仕上げた。しかし、ハ・ソクジンはこのシーンの撮影で冷や汗をかいたと打ち明けた。「このシーンが一番難しかった。念入りに準備した演技だったのに、放送を観た周りの人々からは見るのが難しいと言われた。台本のト書きには『立って踊りながらラップをしてみなさい』と書かれていた。いつもきめ細かく台本を書いているキム・スヒョン先生がどうしたのかなと思った。僕にとっては本当に晴天の霹靂だった。それで1週間に3回くらいアイドルグループの練習室に行って練習した。しかしその努力が結果として現れず、残念だった」ハ・ソクジンはキム・スヒョン脚本家、チョン・ウリョン監督と「限りない愛」で初めて出会った。それだけに、初の台本練習日には言葉では表せられないほど緊張した。それだけでなく、長時間で行われる台本練習に疲れたはずだった。「最初、第7話まで台本が出ていたので、6時間半ほど台本を読む練習をした。このくらいすると適応できるはずなのに、毎回プレッシャーを感じた。最初はキム・スヒョン脚本家が若い俳優たちには何も言わず、先輩たちだけを叱った。ところが、それがむしろ僕を緊張させた。しかし台本自体のフォームが上手く築かれていたので、時間が経てば経つほどキャラクターに入り込めさえすれば演技が楽だった」ハ・ソクジンは2005年に大韓空港のCMで芸能界デビューを果たした。それから8年間、次々と作品活動をしてきた。いわゆる多作俳優と呼ばれてもいいほど、4本の映画と、主演および助演まで合わせて約10編のドラマに出演し、休まず走ってきた。「演技に対する欲? もともとなかった。きちんと演技してみようと心に決めたのはわずか2~3年前のことに過ぎない。デビュー8年目だし、多作俳優だけど、代表作として掲げる作品がなかった。撮影現場では自分なりに一生懸命してきたけど、その中で強い意志がなかったと思う。でもある瞬間、これじゃまずいなと思った。それでここ2~3年前からはきちんとしてみようと心に決めた。作品ごとに命を懸けようと思っている。作品活動への心構えを新たにして臨みたい」そんな彼であるだけに、自身を代表する代表作をたくさん作りたいたいと語るハ・ソクジンの決心は凄かった。「限りない愛」を通じて一歩進んだ彼は「代表作をたくさん作りたい。ハ・ソクジンといえば、『あの作品に出た人だね』と言われたい。そんな作品を作り続けるために努力する」と覚悟を語った。今や多作俳優ではなく、名俳優として知られる俳優ハ・ソクジンの今後の活躍を期待してみる。

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  • キム・スヒョン脚本家のドラマにはない“4つのもの”…さらに確固たるものになった彼女の世界

    キム・スヒョン脚本家のドラマにはない“4つのもの”…さらに確固たるものになった彼女の世界

    総合編成チャンネルまで復興させた脚本家キム・スヒョンのスタイルは?JTBC「限りない愛」の視聴率が1割に迫る勢いを見せている。MBC「せがれたち」の視聴率を上回ったことはもちろん、SBS「わが愛しの蝶々夫人」まで追い抜こうとしている。地上波よりはケーブルに近い総合編成チャンネルでこのような結果が出たことは、衝撃的だと言わざるを得ない。総合編成チャンネル史上最も高い視聴率という結果は、ドラマを執筆すれば1億ウォン(約850万円)の原稿料をもらうというキム・スヒョン脚本家の力量をもう一度確認された。また、その成果はやはりキム・スヒョンという賛辞まで呼び起こした。だが、それと同時に、彼女の成功を芳しくないと思う人々も存在する。キム・スヒョンという大物脚本家への反感もあり得るだろうし、彼女のはっきりしたスタイルに好感を持てない人もいると思う。実際にキム・スヒョンのドラマは、明確なスタイルと個性がある。もちろん、キム・スヒョンが全てを上手く書く必要はない。そして、キム・スヒョンのドラマが全てのものを備える必要もない。だが、確かにキム・スヒョンのドラマには、一貫した法則と構成が存在する。ここでは、キム・スヒョンのドラマにないものを通じて、彼女のスタイルを分析してみることにする。キム・スヒョンドラマにはない!その一、貧乏な主人公もちろん、キム・スヒョンのドラマにも貧しい主人公は登場する。例えば、「青春の罠」のユニ(シム・ウナ)や「千日の約束」のイ・ソヨン(スエ)がそうだ。だが、彼女らは貧乏ではあるが、金銭面で苦労したり貧乏性だったりはしない。彼女らはどれだけ貧乏でも能力や才能がある。結局キム・スヒョンドラマに登場するキャラクターは、すべて中流階級以上だ。「母さんに角が生えた」のヨンミ(イ・ユリ)や、特集ドラマ「結婚用品」のスンジュ(イ・ヒョンス)、「火花」のキム・ジヒョン(イ・ヨンエ)、「完全なる愛」のハ・ヨンエ(キム・ヒエ)のように、財力の違いで苦労をしても彼女らは男の力に頼らず、いくらでも生きていける主体的な女性だ。「完全なる愛」のハ・ヨンエさえ、夫の実家が反対する結婚をしたことで貧しくて苦労する設定だが、最初のシーンは彼らが30坪台のマンションに引越しすることである。キム・スヒョンのドラマは、彼らがそのような資金をどうやって確保し、能力を備えるためどんな努力をしたのかはあまり語らない。ほとんど彼らがある程度財力や社会的地位を確保した状態から話を始める。そのため、ヒロインは最後のプライドを守ることができ、お金の前で葛藤はしても、結局は自由になれる。男の財力が必須要素であるとみなされるラブコメディの法則は、キム・スヒョンの作品からは見られない。キム・スヒョンドラマにはない!その二、夢を与える男性主人公そのため、キム・スヒョンドラマでは、女性が男性より絶対的に優位に立っている。彼女のドラマには魅力的で現代的な感覚を誇る男性よりは、男性よりもっと主体的に生きていく女性の行動が目立つ。時には男性は女性より気が小さくて心が狭い人物に描かれる。キム・スヒョンドラマのキャラクターの特徴の一つは、皆おしゃべりだということだが、これは男性主人公も同じだ。だが、些細なことを根掘り葉掘り問い詰める男性主人公は、しばしば魅力的ではない。女性の立場と境遇、さらに魅力がより強調される一方で、男性主人公は極めて現実的な立場にとどまる。そのため、彼らはほとんどの女性たちが願う理想像を見せない。その中で最も夢を与える努力をした人物を挙げるならば、「青春の罠」のヨングク(チョン・グァンリョル)だ。だが、彼がユニの心を掴むため口に出す言葉は、素敵というよりは古く聞こえることが問題だった。現代的でファンタジーを与える人物を活用することは、キム・スヒョンドラマには似合わない。ヨングクさえただユニの復讐のための道具に活用された面が大きく強調され、ドラマの緊張感を高めることに貢献した点に満足するしかなかった。キム・スヒョンドラマにはない!その三、若者の恋愛このような理由でキム・スヒョンは若者の恋愛を描くことに慣れていない。若いカップルは多数登場するが、キム・スヒョンドラマに登場する若者は、この頃の若い世代を代弁するために存在するというよりは、ただ年をとった人の若い時代を描写したと見るべきだ。もちろん、若い世代を理解しようとする努力をしないわけではない。だが、ドラマの中の若者の口調やスタイルが本当に若者らしいと見ることは難しい。例えば、3年間結婚しないでほしいという親の言葉を受け、「逃げよう」と言う男に、女が「息子を口説いて結婚した嫁のレッテルでも貼るということですか?」と言ったりする。話だけ聞いてみれば、恋愛の達人か、結婚に1、2回は失敗した経験でもある人に思える。だが、この台詞を言ったのは18歳の女性で、恋愛や結婚について真剣に考えるはずのない人物だ。それだけキム・スヒョンの作品に出てくる若者たちの考え方は、若くない。「限りない愛」の中で若く見えるカップルはソンギ(ハ・ソクジン)&ヨンヒョン(オ・ユナ)だが、このカップルも性的に解放的かつ露骨的であるだけで、台詞や行動は若者を装った中年のように見える。もちろん、若いからといって特別なデートをするわけではない。彼らもご飯を食べてお茶を飲んで映画を見るほどのデートはする。だが、台詞や考え方、行動のパターンを見れば、キム・スヒョンドラマに登場するカップルは解放的に見えるが、凝り固まった考えを変えない様子を見せる。キム・スヒョンドラマにはない!その四、親不孝者それは、キム・スヒョンドラマが徹底して大人の立場から描かれるためだ。キム・スヒョンドラマの主人公は、たまに大人に反抗したり、不当さを主張することもあるが、結局一定の線を越えることはない。それだけ親子関係、老人と若者の関係の境を確かにしているわけだ。キム・スヒョンドラマで一番重要なことの一つは大人を大人らしく待遇することだ。いくら行儀が悪くても祖父や母の言葉にはそこまで対抗できない。彼らはいつも常識や正道を守る。母と娘の喧嘩にはもっとドラマチックな面があるが、結局目立つのは娘ではなく、母の立場だ。キム・スヒョンドラマでは、ほとんど全ての親が子供のために行動するという前提がある。結局結婚問題などで子供と縁を切っても、結局復縁してかばうのがキム・スヒョンドラマに登場する親だ。そのため、キム・スヒョンドラマにはいつも大家族が登場する。ホームドラマにはいつも祖父と一緒に暮らす主人公が登場し、核家族が主人公だとしても彼らは親と普通よりずっと緊密で密接な関係を結びながら暮らす。そして、その親たちはその気になればいつでも足を運べる距離に住んでいる。「私の男の女」でホン・ジュンピョ(キム・サンジュン)の親は彼の不倫を知って怒り、自身の息子ではないように行動する。だが、これさえ息子への愛と関心がなければ不可能な設定になる。最後まで子供を正しい道に導こうとする親が、キム・スヒョンドラマの中で一番重要な題材の一つだ。さらに子供も、親の言葉なら何でも聞こうとする親孝行者である可能性が高い。彼らが葛藤するのは、ほとんど結婚という一大事を控えた時点だ。気に入らない相手を連れてきたとき、キム・スヒョンドラマの親はたびたび「あんなに優しかった子が初めて」と言い出す。親を敬わなければならないという基本的な前提があるため、彼らの反抗がより衝撃的に見える。それでキム・スヒョンドラマで相対的に若い人たちは最近の若者らしくない行動をするしかないし、それは完全に大人の立場から見た若者の愛はこんなものにならなければならないというメッセージのように聞こえる時もある。キム・スヒョンドラマは、キム・スヒョンというブランドほどその色を明確にしている。そのようなはっきりした特徴のせいで色々言われ、問題もたくさんあったが、明らかな事実はその特徴がまだ受けられているし、これからも受けられる可能性が高いということだ。そしてそれはキム・スヒョンという脚本家を空前絶後の地位にのし上げ、大物脚本家という栄光を与えた。とにかく、確固たるものになった彼女の地位と同様に、彼女のドラマもより一層確かなものになっている。ドラマは多数が楽しむべきだという点で彼女は成功しており、総合編成チャンネルまで復興させる底力を見せた。まだ彼女に向けた賛辞が続き、彼女のドラマを楽しむ人が多い状況なら、キム・スヒョン脚本家の「私のドラマが気まずいなら見なければいい」という言葉が正しいかもしれない。今もチャンネルが彼女を中心に回っているためだ。「OhmyStar」ではスターはもちろん、バラエティ、ドラマなど、様々な市民記者のレビューや主張を幅広く掲載しています。もちろん、いかなる反論も歓迎します。いつでもノックして下さい。「OhmyStar」は市民記者の皆さんの参加をお待ちしています。―編集者コメント

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  • 「限りない愛」視聴率が総合編成チャンネル史上初の10%台を突破!

    「限りない愛」視聴率が総合編成チャンネル史上初の10%台を突破!

    JTBC週末ドラマ「限りない愛」(脚本:キム・スヒョン、演出:チョン・ウリョン)の視聴率が総合編成チャンネル史上初の10%台を突破し、MBCに続きSBSの視聴率も上回った。25日、ニールセン・コリアによると韓国で24日に放送された「限りない愛」第35話は10.715%(全国有料世帯基準)の視聴率を記録した。これは番組史上最高視聴率を記録した第33話(9.703%)よりも1.012%上昇した数値だ。「限りない愛」は毎話ごとに総合編成チャンネルの最高視聴率記録を塗り替えている。そんな中、今回は10%突破という驚異的な記録を達成した。総合編成チャンネルが開局し、未だほとんどの番組が0%台の視聴率が続くなど屈辱的な結果から抜け出せずにいるが、開局1年でこのような成果を挙げたことにはただ驚くしかない。キム・スヒョン脚本家の愉快な家族愛が盛り込まれているストーリーとチョン・ウリョン監督の演出力、俳優たちの名品とも言える演技が調和を成し遂げ、最高の結果を生み出した。この日の放送ではソヨン(オム・ジウォン)と母のジエ(キム・ヘスク)がこれまでお互いに寂しさを感じていたことを吐露し、対立がピークに達した。ソヨンは家から出て独立することを決め、家族の顔には心配な気持ちが漂った。しかし、その心配もまもなく終わり、ソンギ(ハ・ソクジン)はヨンヒョン(オ・ユナ)との結婚を決心し、父親のヒジェ(ユ・ドングン)にこのことを伝えた。喜びの歓声を上げるヒジェの姿に、視聴者も笑顔になった。同時間帯に放送されたSBS「わが愛しの蝶々夫人」は9.8%、MBC「せがれたち」は6.0%、チャンネルA「行けるとこまで行ってみようスペシャル」は0.741%、MBN「打ち明けトークショートンチミ」再放送は1.426%、テレビ朝鮮「北朝鮮サイドストーリー」は1.106%の視聴率をそれぞれ記録した。

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  • 「限りない愛」資本主義が生み出した家族の誕生

    「限りない愛」資本主義が生み出した家族の誕生

    枝が多い木に風の静まる日なし(韓国のことわざ:子どもの多い親は心配事が絶えないという意味)。JTBC「限りない愛」は、描く絵に何かを加えたり、消したりする必要がないくらいホームドラマの典型である。さらに、主な葛藤内容である結婚と出産、そして離婚は、他のホームドラマはもちろん、脚本家キム・スヒョンの前作でも何度も繰り返されたお話だ。しかし、キム・スヒョンによって緻密に描かれた絵は、見慣れた風景の中でも、改めて発見する状況を通じて、特有の日常性を武器としている。人物同士がぶつかる対立は、スケールを拡大させる代わりに、しつこくそれぞれの立場を説明し、この過程は台詞と表情を詳しく表現することができるドラマジャンルの力を最大限活用し、微妙な感情と欲望の瞬間を捉えている。依然としてキム・スヒョンのドラマが視聴者たちを虜にする秘訣は、誰も見たことがない話を実現するのではなく、誰もが見たけれど、なかなか再現されなかったシーンを復元させたからだ。私の家族になるには、祖父の意見に従ってください登場人物のほとんどが対立の軸となっている「限りない愛」は、そのようなキム・スヒョンの特長が衰えていないことを証明している作品だ。歯車のように登場人物の欲望は、お互いに影響を与えたり、受けたりして、加害者と被害者の立場を何度も変えた。当然、事件と事故は絶えず、ドラマは家族という形態を維持するために必要な苦労と疲労を力説する。多数派は、個人の意見や好みを黙殺する力を持っているが、これを年長者という権威だけが超えることができる。すなわち、絶対的な年長者になれないすべての人は、絶えず少数派にならないために、努力しなければならない。しかし、具体的に、生々しく描かれた葛藤に対して、ドラマは解決策を見つけることができない。登場人物たちは、構造を覆したり、脱出に踏み切ることができず、ドラマはそのような欲望を持つ人たちが最終的には家族というシステムに服属し、適応する過程を見せようとしている。家族の愛は偉大であるが、その愛を受ける資格には基準があり、それにもかかわらず登場人物が一緒に住まなければならない理由は、家族という運命以外では説明されない。結局、生々しく葛藤を描き出すドラマの強みは、自ら乗り越えなければならない最も大きな障害となってしまった。解決のために最も重要なことは、問題を直視することだ。しかし「限りない愛」に登場する中年世代は、自分の欲求を明確に話さない。彼らは自分自身を親、或いは子供に置き換え、道理というものを完全なる個人の欲求によって押さえつけている。出産した未婚の娘や、結婚適齢期を逃した息子を受け入れたり、結婚をせがむことは、ヒジェ(ユ・ドングン)とジエ(キム・ヘスク)の判断ではなく、アン・ホシク(イ・スンジェ)の言葉から始まった決定である。さらにヒョジュ(キム・ミンギョン)の大胆なヘアスタイルに対して文句を言いながらも、ユジョン(イム・イェジン)が心配しているのは祖父母の気分を害することだ。ドラマが描き出す中年は結局、お年寄りの考え方と生き方を継承した中年世代の姿であり、彼らは若い世代に継承の方法を伝授するために努めている。ヒジェの息子たちと結ばれるヨンヒョン(オ・ユナ)とオ・スミ(ソン・ナウン)が、身分や年齢とは関係なく生活力と料理の腕を兼ね揃え、子供が産めない身体の限界が性格の欠陥に繋がるセロム(キョン・ミリ)が夫の家の食事まで心配する家事上手の母親を持ったことは偶然ではない。家族として新たに組み入れられる他人は、結局老年層が構築した家族の法則に合致する人物でなければならないということだ。資本が浸食した家族の日常そのため、ドラマが提示する解決策は、大局的かつ厳粛な提言へと飛躍する。自分の欲求を明確に表すことができなかった中年たちは、理解して断念する方法を学ぶことができず、彼らは寛容と自衛を通して理解に到達する。ユジョンがヒョジュを受け入れるために、ヒョジュは寛容の受益者という可哀想な子にならなければならず、これが「限りない愛」の親世代が子世代を見つめたがる視線だ。「僕たちの世代は」と個人ではなく、世代全体の立場に関して言い訳をするソンギ(ハ・ソクジン)に「偉ぶるな!」と一喝するジエを見て確信できることは、子どもたちはひたすら親の手助けを必要とする存在だと規定したがる親世代の欲望だ。さらに、地位的に親世代を乗り越えたアン・ソヨン(オム・ジウォン)は、自分の娘の100日祝いのパーティー後、アン・ホシクに感謝しながら涙を流す。資本として置き換えることのできた養育を無償で提供したのは彼女の母であるジエなのに、アン・ソヨンが敬意を表す人はシステムの代表者である家父長だ。そして、アン・ホシクがそんなアン・ソヨンに社会人として寛容な態度を取りながら恩返しすることを呼びかけることで、相互利益的な存在としての人間を浮き彫りにさせる。しかし、家族の中で取るアン・ホシクの態度は一方的で、独善的である。彼にとって理解とは実践的な価値ではなく機能的に選んで取ることができる立場であり、これは中年世代を通じて自分の威厳を代わりに満たそうとする老年のために動員された背景だ。結局「限りない愛」は、家族でなく権力に関する話であり、この中心には資本がある。退職により資本と権力を失ったヒジェとヒミョン(ソン・スンファン)にとって、アン・ホシクのガソリンスタンドは無視できない権威であり、これは「おじいさんがご飯も食べさせてくれるし、カフェもオープンしてくれるだろう」と思い込んでいるアン・ジュンギ(イ・ドヨン)を通じて、間接的に証明される。離婚を宣言したグムシル(ソ・ウリム)を通じて提示される論争もやはり、葛藤の原因よりは財産分与を巡る問題が大きい。自分の意見に従わないアン・ジュンギに対してジエの脅迫は、「すべてを置いてここから出て行きなさい」は、資本剥奪であり、これはアン・ジュンギが経済的に両親より弱者の立場に置かれているからだ。要するに、「限りない愛」は、資本主義時代の中年が危機を克服するために、老年層の資本と妥協した結果、生み出した家族のスケッチだ。彼らはいろんな人物の台詞を通して、可哀想で哀れな世代と描かれているが、勇敢な人でも、断固たる人でもない。そして、勇気と決断力を持って人生に立ち向かわない彼らが愛を強要することは、あまりにも条件的で虚しい。鋭利な刃物が残した跡は、手術が必要になることも思いやりに変わることもある。ホームドラマという枠の中で「限りない愛」の痕跡がどんなものとして残るのか、結果が予測できるほど不快感は高まっている。

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  • 「馬医」から「せがれたち」まで…“ドラマ王国”MBCの危機

    「馬医」から「せがれたち」まで…“ドラマ王国”MBCの危機

    平日から週末まで、MBCドラマ徹底診断今までMBCは、自他ともに認めるドラマ王国だった。「黎明の瞳」「愛が何だって」「嫉妬」「ホジュン~宮廷医官への道」など、様々なジャンルのドラマを通じて市場をリードし、数々のヒット作を世に送り出してきたからだ。このMBCが2013年に入って急激に揺れている。平日から週末まで厳しい戦いが続いている中、なかなか逆転のチャンスをつかめずにいる。危機に直面したMBCドラマを徹底的に診断してみる。【月火ドラマ】「馬医」なかなか乗り越えられない20%の壁月火ドラマ「馬医」は、それなりに事情は良い方だ。同時間帯で1位をキープし、なんとか健闘しているからだ。だが、内部的に問題がないわけではない。一番大きな問題は、視聴率が伸び悩んでいることだ。時代劇の巨匠、イ・ビョンフン監督と彼のコンビ、キム・イヨン脚本家、ここにデビュー後初めてドラマ出演を決めた映画俳優のチョ・スンウまで合流したが、なかなか20%の壁を乗り越えられずにいる。「ホジュン~宮廷医官への道」「宮廷女官チャングムの誓い」などでお馴染みとなったイ・ビョンフン監督のRPG的な展開が逆に足かせとなり、新しいものを期待する視聴者を十分に満足させられていないからだ。視聴率を引き上げるには、中間にいる視聴者をひきつける強力なインパクトが必要だが、残念ながらまだそれほどの魅力を十分発揮できずにいる。MBCの悩みが深まるしかない理由だ。さらに、ライバルドラマKBS 2TV「ゆれながら咲く花」は冬休みに入り、視聴率がどんどん上がっている。8日、「馬医」の視聴率は18.3%(AGBニールセン・メディアリサーチ全国基準、以下同一)で「ゆれながら咲く花」の15.8%とわずか2.5%しか差をつけなかった。2倍以上差をつけていた視聴率の差が、目に見えて縮んだわけだ。ここにクォン・サンウ、スエ主演のSBS「野王」まで加われば、この構図が揺れるのは時間の問題である。同時間帯1位に甘んじてる暇はないということだ。このような状況を意識したのか、最近「馬医」は新しいストーリー展開を予告し、雰囲気の転換に乗り出している。劇的でスピーディーな展開を通じ、一番先に20%を確保し、主導権を握ろうという考えだ。MBCも沈んだ雰囲気を盛り上げるために色々と努力している。昨年末のMBC演技大賞でアン・ジェウクが一つの賞も受賞しなかったことについて非難を浴びることはあったが、チョ・スンウが代わりに演技大賞を受賞するなど、「馬医」を熱心にサポートしている。いつにも増して混乱した月火ドラマで、果たして「馬医」がMBCの切実な願い通り、その役割を果たせるのか気になる。【水木ドラマ】「会いたい」女性たちが目をそむけたドラマ水木ドラマ「会いたい」は、より深刻だ。一時はライバル作の「チョンウチ」を抜き、同時間帯1位を獲得したこともあるが、最近、視聴者離れが加速し、かろうじて10%の視聴率を維持している。さらに一番視聴率が低かったSBS「大風水」に同時間帯2位まで奪われ、行く道を失った。時代劇の中で正統派恋愛ドラマを掲げて、隙間からの攻略に乗り出したが、思ったほど簡単にはいかないようだ。二面性を持つキャラクターを演じるユ・スンホの演技は見ものだが、JYJ ユチョンとユン・ウネの演技はまだ足りない感じがする。特に、これまで主に明るいキャラクターを演じてきたユン・ウネの変身はいまだに不自然だ。人々が自分に求めるキャラクターが何なのかを正確に把握する必要がある。自分に上手くできることとできないことを見分ける賢明さも求められる。「会いたい」以降、次回作を選ぶときはこのような過ちを繰り返してはいけない。主なターゲットである女性をきちんと攻略できなかったストーリーにも問題がある。女性の視聴者が望むのは「秋の童話」「冬のソナタ」のような美しい恋愛ドラマだったが、「会いたい」はこのような視聴者の好みに応えられなかった。初恋を題材にしたまでは良かったが、性暴力、復讐、殺人などの題材が入ったことで、恋愛ドラマとしての特色が曖昧になった。このような設定は、お茶の間でテレビのリモコンを独占する40~50代の女性には負担に感じられる可能性がある。大胆な試みは良かったが、結果はそれほど満足出来るものではないだろう。残すカギは、最終話までどれだけ視聴率を引き上げられるかである。刺激的な題材よりも、最初に掲げた切ない恋愛の設定を活かす工夫が必要だ。女性視聴者を2~3%だけでも確保できれば、同時間帯1位で放送を終了する可能性は十分ある。どんでん返しの余地を残している「会いたい」が、どのような形でドラマを終えるのか期待したい。【毎日ドラマ】「オ・ジャリョンが行く」オ・ヨンソ効果、もう終わり?最近、オ・ヨンソとイ・ジャンウの熱愛報道で注目された毎日ドラマ(月曜日から金曜日まで毎日放送されるドラマ)「オ・ジャリョンが行く」は、面白い展開を見せているが、いまだにきちんと力を発揮できずにいる。オ・ヨンソ効果で視聴率が上がったが、その後また元に戻り、なんとか10%台を維持している。20時のニュースに視聴率を確保するため、19時から放送される毎日ドラマの視聴率が何より重要なMBCとしては、気を揉むしかないだろう。作品の全体的な雰囲気は悪くない。「オ・ジャリョンが行く」は、善悪の構図が明確で 恋愛とコミカルな要素が適切に混ざっている典型的な毎日ドラマの形式を確実に反映している。オ・ヨンソ、イ・ジャンウ、ソ・ヒョンジンなど、若い俳優が安定した演技でそれぞれ違う魅力をアピールすることはもちろん、イ・フィヒャン、チャン・ミヒ、キム・ヘオクなどベテラン俳優の存在感も目立つ。あら探しをすることが難しいほど完成度の高いドラマである。ただし、放送時間が相当な弱点になっている。ほとんどの視聴者がMBCの19時ドラマに慣れてないため、あえて19時に見ようとしないという問題がある。KBS 1TVの毎日ドラマが長い間、同じ時間帯に放送され、固定の視聴者を確保したこととは正反対の状況だ。確実に人気を得られるポイントをおさえて注目を引かなければ、伸び悩んでいる視聴率が上昇することは難しいと予想される。最近中盤に差し掛かった「オ・ジャリョンが行く」は、イ・フィヒャンの悪行が頂点に達し、色々な恋愛模様と葛藤が深刻化して、それなりに緊張感を高めている。不利な時間帯を克服するためにも、今よりずっと攻撃的にストーリーを展開していかなければならない。【週末ドラマ】「せがれたち」「百年の遺産」違う悩みを持った2本週末の21時に放送される「せがれたち」は、すでにMBCにとって頭を悩ます存在になっている。イ・ソンジェ、リュ・スヨン、ソ・イングクなど、全世代を網羅するスターをキャスティングし、野心を持ってスタートしたが、視聴率はどんどん下がっているからだ。女優のホ・ヨンランを途中で投入するなど、色々と工夫をこらしているが、この程度で下がりつつある視聴率を止めることができるのかは未知数だ。すでに回復しにくいレベルまで落ちてしまったためだ。これだけでなく、JTBCの週末ドラマ「限りない愛」にも追い抜かれたということは、相当衝撃的なことだ。韓国の放送局の歴史を見ても、1995年、韓国で有料放送が発足してからケーブルドラマが地上波ドラマより高い視聴率を獲得したのは、初めてのことだ。総合編成チャンネルが立ち上げられた後、地上波の視聴率を上回ったことも今回が初めてだ。自称ドラマ王国だったMBCとしては色々と屈辱的な前例を残す形となった。週末22時に放送される「百年の遺産」は、「せがれたち」とは別の悩みを持っている。視聴率は悪くないが、前作の「メイクイーン」のマクチャンドラマ(※日常では起こらないような出来事や事件が次々と起きる韓国特有のドラマ)議論をどうやって乗り越えていくか、未だ未解決の課題になっている。作品性と興行を同時に確保できるように運用しなければならないが、それは言葉で言うほど簡単なことではない。自ら温かいホームドラマをドラマの特性として掲げているだけに、初心を忘れない意志が必要だ。ムン・グニョン、パク・シフ主演のSBS「清潭洞(チョンダムドン)アリス」と日曜日夜の絶対的な強者、KBS 2TV 「ギャグコンサート」に対抗して、どうやって視聴率を引き上げるのかもカギになっている。最近始まったばかりの「百年の遺産」にとっては、確かに厳しい環境だ。視聴率が20%後半を行き来した前作「メイクイーン」効果が終わった時点で、自分だけの力で満足できる結果を得ることができるのか、これからが注目される。危機のMBC、ドラマ王国を再建することができるのかこのように、最近MBCドラマはドラマ王国という表現が無意味なほど平日、週末共に危機的状況に直面している。全体的にドラマ市場が落ち込んでいる中、目につくドラマが登場しないために視聴者離れが続いているわけだ。過去のようにジャンルの開拓に励んだり、色々な試みを通じて市場をリードする姿勢を見せない限り、MBCドラマの危機は長引くしかない。MBCのキム・ジェチョル社長は、「1番はMBC、1番は視聴率」と口が酸っぱくなるほど強調してきた。しかし、目標は大きいのに現実はさえず、行くべき道は遠いが足は遅い。ドラマ王国MBCは、いつになったら立ち直れるのだろうか。これがいつにも増して冷え込んだMBCドラマの現状だ。

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  • 「限りない愛」の視聴率が「せがれたち」を追い抜く…地上波まで制する

    「限りない愛」の視聴率が「せがれたち」を追い抜く…地上波まで制する

    JTBC「限りない愛」(脚本:キム・スヒョン、演出:チョン・ウリョン)の視聴率が、同時間帯に放送されたMBC「せがれたち」を上回った。7日、視聴率調査会社ニールセン・コリアによると、韓国で6日に放送された「限りない愛」第21話は、6.663%(全国有料放送加入世帯基準)の視聴率を記録した。これは最高記録である第19話の6.674%よりも0.011%だけ低い数値だ。特に「限りない愛」の視聴率は同時間帯に放送された他の総合編成チャンネルの視聴率を上回っただけでなく、地上波ドラマの視聴率までも上回り、熱い人気を実感させた。「せがれたち」は5.5%の視聴率を記録した。この日の放送ではヨンヒョン(オ・ユナ)とソンギ(ハ・ソクジン)が互いの本当の気持ちを告白し、恋人関係に発展するシーンが描かれた。二人は喧嘩をした後、初めて向かい合い、真剣に話し合った。ヨンヒョンは「母が明日来るんだって。だから母が韓国にいる間、3回だけ会ってほしい。結婚する仲だと嘘を付けば、1年は時間が稼げるでしょう?」と話した。するとソンギは「いいですよ。では、僕にも条件があります。僕の家族にも会って、挨拶してください。僕の恋人のふりをしてね。僕も数ヶ月は時間を稼がないと」と答えた。これは、二人が自分の気持ちを隠し、相手の気持ちを確かめたものであった。結局一歩譲ったソンギにヨンヒョンは「君、私のことが好きでしょう?違うの?」とストレートな質問をした。この質問にソンギは「先輩は違うんですか?」と聞き返した。ヨンヒョンは「私は君を見ると骨が溶けそうだ」と大胆に告白し、注目を浴びた。同時間帯に放送されたチャンネルA「ロック解除2020」は0.981%、MBN「打ち明けトークショートンチミ」再放送は1.600%、TV朝鮮「ホン・ヘゴルのドクターコンサート」再放送は0.592%の視聴率をそれぞれ記録した。

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  • 未来の姑よ、考え方を変えよう! ― コラムニスト チョン・ソクヒからの手紙

    未来の姑よ、考え方を変えよう! ― コラムニスト チョン・ソクヒからの手紙

    世の中すべての姑たちへ最近、ふと不安になります。原因はすべてドラマのせいです。最近、結婚という人生の一大イベントを赤裸々に暴いた二つのドラマが、偶然にも同時帯に韓国で放送しているのです。JTBCドラマ「限りない愛」と「私たち結婚できるかな?」、この二つのドラマですが、見ていると婚期を逃した娘が今後様々なことを経験するであろうと心配になりました。ずっと後のことですが、夫だからといって妻のミスをすべてかばう息子のことを考えると頭を悩まされます。もう歳なので、シーワールド(夫の実家)に対する恐れや亀裂からは開放されたと思っていましたが、近い将来、子供たちの結婚について悩まされるようになったのです。友達や近所の人だったら、私とは相性が合わないといって関係を切ればいいのですが、結婚で結ばれた関係は絶縁という極端な方法を使わない限り、お互いがすれ違ったとしても、顔を合わせなければならないから問題なのです。ランダムに出会うシーワールド頭が痛いです例えば「限りない愛」に登場するユジョン(イム・イェジン)のような人物です。神経質で事々に文句をつけ、その上ドケチな人なのです。人に対する尊敬や配慮はまったくありません。こんな人が隣に住んでいたら、絶対に話しかけることはないでしょう。でももし、姑や義理の母だったり、義理の姉、または小姑だとしたら、気まずくても一生顔を合わせなければならないので、それが大変なのです。想像するだけでも頭が痛いです。不快に感じる人はもう一人います。彼女の小姑(キョン・ミリ)も彼女に匹敵するくらい酷い人です。一見優しそうに見えるけど、風車のようにあれこれと噂を広げ、紛争を巻き起こす張本人なのです。ところが、結婚して分家していたユジョンの息子(チョン・ジュン)夫婦が一緒に住みたいということで、荷造りをして戻ってきたのです。それも親の不和が心配になったからだとか。もし、これが私の娘のことだったら?突然、怒りが込みあげてしまいました。「私たち結婚できるかな?」が繰り広げたリアルな当面の課題も頭を悩ませます。恐らく、最初から戦争をするために結婚という手順を踏む人はいないでしょう。今まで、俗物とは程遠い人間だと自惚れて優雅に生きていた、ジョンフン(ソンジュン)の母ウンギョン(ソヌ・ウンスク)も同じだったでしょう。寛大な心を持ち、お互いを理解し、譲り合うというのが、彼女の願っていた息子の結婚だったと思います。しかし、現実はまったく違っていました。彼女の嫁になるヘユン(チョン・ソミン)の母ドゥルジャ(イ・ミスク)と熱い心理戦を繰り広げた末、提示した結納品の品目は、驚きのあまり言葉が出ないほどでした。何千万ウォンもするCROCODILE(クロコダイル)バッグや高級毛皮ショールまで、ちょうど同じ時期に結婚する姪の結婚が気になったのか、姉のものまで自分と同じレベルのブラントにしてほしいとお願いしました。もし、私の娘があのような結納品の品目を持ってきたら、果たしてどんな対応をすればいいのか、さっぱり分かりません。ソン・ドスンさんのように徐々に理想の姑になれますよね?このような状況なので、理想の姻戚関係を結ぶことを祈り、願うしかありません。ところが、昨日チャンネルを回していて偶然良い番組を見つけました。チャンネルA「ウェルカム・トゥ・シーワルド」というトーク番組で結納をテーマに話し合っていました。そこで、ソン・ドスンさんは息子の結婚の時、結納を交わさなかったそうです。それに、親戚で結婚式があるたびに、お節介にも自ら率先して結納反対運動を起こしたそうです。両家の顔合わせの席で結納を交わすことをやめましょうと説得しているそうです。皆さんがソン・ドスンさんのように徐々に変ることができたら、どんなにいいでしょう。結納反対運動の広報大使、ソン・ドスンさんのお言葉で考え方を変える姑がますます増えることを心より願っております。チョン・ソクヒ(コラムニスト)より

    10Asia
  • オム・ジウォン、挑発的な眼差し+セクシーポーズの大胆グラビア

    オム・ジウォン、挑発的な眼差し+セクシーポーズの大胆グラビア

    JTBC「限りない愛」で清純な魅力たっぷりの裁判官出身シングルマザーに変身したオム・ジウォンがファッション雑誌「InStyle」にて行われたグラビア撮影で、ドラマのイメージとはまったく異なる挑発的でセクシーな姿に大胆な変身を遂げた。22日に公開されたグラビアで彼女は、挑発的な眼差しと隠せないセクシーな魅力が絶妙に調和した妖艶なポーズで男心を鷲づかみにしている。グラビアでオム・ジウォンは体のラインが現れるタイトなオールレッドのジャンプスーツと同色のシューズでラグジュエリーな雰囲気を強調し、シャイニーなメイクアップでセクシーな魅力も逃さず、男性の視線を惹きつけている。また違う写真ではシルバーを基調としたアイメイクで、誘惑するような表情でポーズをとっている。体のラインが現れる眩いブラックワンピースは、パンチングにより中が透けて見えるデザインであるため、可愛らしさとセクシーな魅力が共存している。特に、キレイな鎖骨のラインと、長い美脚が強調されたポーズは、色白の肌と、ブラックワンピースの対照で、妖艶な雰囲気を醸し出した。グラビア撮影の関係者は「オム・ジウォンはどんな役割でも、完全にキャラクターになりきるため、演技はもちろん、ルックスまで徹底的に研究し、努力する女優で有名だ。ドラマでの冷たいイメージを脱ぎ、挑発的でセクシーなオム・ジウォンに変身し、楽しげな雰囲気の中でグラビア撮影を終えた」と和やかだった現場の雰囲気を伝えた。オム・ジウォンの魅力が盛り込まれた今回のグラビアはファッションマガジン「InStyle」12月号にで確認できる。

    TVレポート
  • 「限りない愛」視聴率5%突破!「妻の資格」の記録を更新

    「限りない愛」視聴率5%突破!「妻の資格」の記録を更新

    脚本家キム・スヒョンのドラマ「限りない愛」が、視聴率5%台を突破し、「妻の資格」の記録を塗り替えた。18日、総合編成チャンネルJTBC開局1周年特別企画ドラマ「限りない愛」の第8話は、視聴率5.04%(AGBニールセン・メディアリサーチ、首都圏の有料世帯基準、広告除外)を記録し「妻の資格」が持っていたJTBC最高視聴率を更新した。「妻の資格」は昨年4月19日に4.9%を記録し、総合編成チャンネルのドラマとしては最高記録を達成したことがある。18日「限りない愛」がその記録を破ったのである。またJTBC側は、「『限りない愛』は、瞬間最高視聴率では6.4%も記録した。『妻の資格』が第16話目でその記録を達成した反面『限りない愛』は、たった4週間(第8話)で5%を達成した」とし、最短期間内で最高視聴率を突破したことも明かした。特に、「限りない愛」の5%台の記録は、韓国のテレビ業界で最も競争が激しいと言われる週末の夜9時帯に成し遂げた結果ということでさらに意味深い。日曜日の同時間帯には、KBS「ニュース9」と「ギャグコンサート」そして2本の地上波ドラマが放送されている。全30話完結の「限りない愛」は、韓国で来年2月初めまで放送される。

    マイデイリー
  • 「限りない愛」&「私たち結婚できるかな?」視聴率上昇…“視聴者にも好評”

    「限りない愛」&「私たち結婚できるかな?」視聴率上昇…“視聴者にも好評”

    視聴率低迷に喘いでいた総合編成チャンネルのドラマが復活している。しばらくの間ドラマの制作を中止した総合編成チャンネル4社のうち、最近JTBCの野心作が視聴者の良い反応で人気を得ている。JTBCは、先月週末特別企画ドラマ「限りない愛」と月火ドラマ「私たち結婚できるかな?」という2本の新ドラマの放送をスタートした。総合編成チャンネルは、今年の上半期までドラマを放送し、その後からしばらくドラマの制作を中止していた。その理由は、視聴率の低迷だった。JTBCも「ハッピーエンディング」と「ラブ・アゲイン症候群」の放映終了後、3ヶ月間ドラマを放送しなかった。他の総合編成チャンネルのドラマと同様に二つのドラマの視聴率は2%以上に上がらなかった。だが、今回JTBCで放映されている「限りない愛」と「私たち結婚できるかな?」は視聴者から良い反応を得て、視聴率が上昇している。初回放送で1.683%(AGBニールセン・メディアリサーチ、全国有料放送視聴所帯基準)で好スタートを切った「限りない愛」は、第3話では視聴率2%を突破し、3%に近い2.830%の視聴率を記録した。「私たち結婚できるかな?」は初回視聴率が0.811%と1%を越えなかったが、5日に放送された第3話は1.099%になり、1%以上の視聴率を見せた。同ドラマらは、シングルマザー、結婚など、現実的な話で視聴者から共感を得ており、これが視聴率の上昇につながった。これまで総合編成チャンネルで一番高い視聴率を記録したドラマ「妻の資格」は、4%に近い視聴率を記録し、総合編成チャンネルの救世主に浮上した。「限りない愛」「私たち結婚できるかな?」も視聴率が上昇しており、低迷していた総合編成チャンネルのドラマに活力を与えられるのかに関心が集まっている。

    OSEN
  • イ・スンジェ&ナ・ムニ&パク・イナン、60~70代のベテラン俳優に“注目”

    イ・スンジェ&ナ・ムニ&パク・イナン、60~70代のベテラン俳優に“注目”

    イ・スンジェ(77)、ナ・ムニ(71)、パク・イナン(67)など、60~70代の俳優たちがドラマで底力を見せている。ドラマに意欲的に出演し続けている3人は、1990年代には家父長的な家の権威ある両親や祖父母などを演じてきたが、現在は愉快で若く、親しみのあるシルバー世代を代表する役者として、視聴者に大きな反響を得ている。また、出演作でも主演級の役を演じ、多くの出演で視聴者からアイドル並みの人気を得てその魅力をアピールするなど、持続的なドラマ出演で他の俳優たちのお手本となっている。イ・スンジェ「馬医」でユニークな医師のコ・ジュマン役を演じる俳優イ・スンジェはMBC設立51周年記念特別企画ドラマ「馬医」(脚本:キム・イヨン、演出:イ・ビョンフン、チェ・ジョンギュ)でコ・ジュマン役を演じている。恵民署(ヘミンソ:朝鮮王朝時代に設置された官庁・医療施設)の署長であるコ・ジュマンは、素晴らしい医学の知識を持っているが、酒好きで医学生たちにいたずらをするなど、固い信念を持っていながらもユニークな医師として親しみのある魅力を披露している人物だ。俳優イ・スンジェはキム・スヒョン脚本家のJTBC「限りない愛」にも出演する予定だ。ナ・ムニ「せがれたち」「お母さんが何だって」で中心的な存在女優ナ・ムニはMBC週末ドラマ「せがれたち」(脚本:キム・ジス、演出:キム・ギョンヒ、チェ・ジュンベ)とシットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)「お母さんが何だって」(脚本:チャン・ヨンミン、ソン・グンジュ、演出:カン・ヨンソン、イ・ジソン)に出演し、毎日地上波のドラマに登場している。ナ・ムニは「せがれたち」で3人の息子の母親で、家の精神的な柱、ウ・ジョンスク役として出演し、「お母さんが何だって」では3人の子供の母親で、そば屋の社長、ナ・ムニ役を演じ、愉快で人間味溢れる母親の姿を披露し、ドラマの中心的な存在となっている。パク・イナン「せがれたち」でお洒落なおじいさん、ユ・ウェンテを演じる俳優パク・イナンは韓国で2012年に最終回を迎えた「愛情万々歳」で妻をサポートするピョン・チュンナム役を演じたことに続き、週末ドラマ「せがれたち」でPCゲームを楽しむお洒落なおじいさん、ユ・ウォンテ役で視聴者から反響を得ている。個性ある老人を演じているパク・イナンは、ドラマを通じて人々の高齢者への新しい理解を手助けし、偏見を緩和することに役立ったと評価されている。テレビ関係者は「休むことなく新しいキャラクターに挑戦し、旺盛な演技活動をしている中高年俳優たちに、後輩の俳優たちも大きな刺激を受けている。彼らが演じているキャラクターも、現在の高齢者の姿を反映し、挑戦的で前向きな方向で描かれている」と伝えた。

    TVレポート
  • 「限りない愛」大事な娘がシングルマザーになったら、どうしますか?

    「限りない愛」大事な娘がシングルマザーになったら、どうしますか?

    JTBC「限りない愛」3世代が共存する家族の葛藤と再生を描く有名なキム・スヒョン脚本家が、これまでタッグを組んできたチョン・ウリョン演出家と再び手を組んだ。今回彼らが披露する作品は、3世代が葛藤し仲直りしていく過程を描く、JTBC新週末ドラマ「限りない愛」だ。前作のSBS「千日の約束」では密度の濃い愛を描いたのなら、今回はもう一度家族愛を強調した作品を描くことになった。キャスティングも豪華だ。イ・スンジェ、キム・ヘスク、ソン・スンファン、イム・イェジンなどが名を連ね、初めてキム・スヒョン脚本家の作品に出演するオム・ジウォン、オ・ユナ、ハ・ソクジンも新しい姿を披露する準備を済ませた。22日、ソウル論硯洞(ノンヒョンドン)のインペリアルパレスホテルで開かれた制作発表会で、俳優たちは口を揃えてキム・スヒョン脚本家の名を挙げ、「作品に迷惑をかけない」との覚悟を伝えた。俳優たちが口を揃える、キム・スヒョン脚本家の魅力とは俳優たちが肌で感じるキム・スヒョン脚本家の魅力には何があるのだろうか。俳優たちが第一に挙げたのは、「台本が前もって出来上がる」ということだった。あらかじめ台本を見て研究する、十分な時間が与えられるという意味だ。大家族の心強い大黒柱アン・ホシク役を演じるイ・スンジェは「すでに第12話まで台本をもらっている。台本が前もって出来上がっているので、俳優たちが表現しようと努力さえすればいくらでも表現できる余地がある。また、キム・スヒョン脚本家自ら現場に出向き、考えておいたアイデアを具体的に指示し、惰性に流れがちな部分も冷徹に指摘する」と話した。「恩師の視木」(2000年)に続き、キム・スヒョン脚本家の作品出演は2回目となるユ・ドングンは「受験する気分」だと打ち明けた。それだけ、台本が与える重みがあるということだ。彼は「台本がギリギリに仕上がると、すぐに対応して放送しなくてはならないとの思いから悩む暇もないが、今回は違う。役割を置いて、私がすべきことを準備して練習する時間があるので、作品が与える意味が大きい」と話した。手堅いストーリーもキム・スヒョン脚本家ならではの長所の一つに挙げられる。成功した地方裁判官で、昔の恋人との子供を産むシングルマザー、アン・ソヨン役のオム・ジウォンは「役者生活の中で、一度くらいはキム・スヒョン脚本家と働く縁があったらいいなと思っていた。でも今は、文章の構造が完璧に作られているので、正確に演技しないとその完璧な流れを壊すしかもしれないとプレッシャーを感じる」と悩みを告白した。俳優たちは、劇中の人物一人一人を生かすキム・スヒョン脚本家の執筆力にも敬意を表した。イ・スンジェは「キム・スヒョン脚本家の作品では、すべての役柄に自分の個性と能力を発揮できる条件が与えられている」と評した。「拝啓、ご両親様」(2004年)、「美しき人生」(2010年)、「千日の約束」(2011年)で母親役を演じたキム・ヘスクは「キャラクターが完全に違わない限り、俳優がどれほどうまく演じたとしてもそれを表現することは難しいが、キム・スヒョン脚本家はいつも違う母親像を示している」と期待感を表した。しかし、何よりも俳優たちが強調したのは、家族の物語を描くことだ。イ・スンジェは「このドラマを見れば、家族の大切さが身にしみてわかるだろう。基本的に家族愛が根底にあり、その愛を前提にぶつかり合う人たちを描いた」と強調した。ユ・ドングンも「総合編成チャンネルで放送されるだけに視聴率があまり良くなかったらどうしようかと心配する人もいるが、視聴率が低いからといって情熱が色褪せるわけではないと思う」とドラマの持つ力に信頼を示した。同性愛、シングルマザーキム・スヒョン脚本家の孤独な者の受け入れ方法 「美しき人生」で同性愛を取り扱ったキム・スヒョン脚本家は、「限りない愛」ではシングルマザーのカードを出した。社会的偏見に苦しむ人たちを受け入れたいという彼女の意志が盛り込まれているためだ。今回シングルマザーを演じることになったオム・ジウォンは、大いに意欲を表した。彼女は「何事にも勝ち続けていた中で意図しない事件に遭遇し、数少ないシングルマザーとしての暮らしを生きる感情を表現しようとした。台本を見ながら、悲しくもおかしくもあり、泣いたり笑ったりした」と伝えた。続いて彼女は「マネジメントする立場からすれば、まだ未婚の女優ということで、シングルマザーの演技に対して心配したと思う。でも、自分が惚れたものに忠実なのが、役者としての仕事に対する態度だと思っているので、シングルマザーの演技に対する葛藤や悩みはなかった」と言い切った。また、ドラマのキャラクターを演技しながらシングルマザーについて深く考え理解するきっかけを持つようになったといい、「現実的に父親のいない子供を産んでその子の人生の責任を負うというのは、自分の残りの人生を諦めるという意味にもなる。強い女性だと思う。同じ女性の立場からも、応援したいし、力になりたいと思うようになった」と続けた。キム・ヘスクも「実際にシングルマザーはたくさんいるが、それぞれのストーリーを持っていると思う」とオム・ジウォンの話に共感を示した。10年前「黄金馬車」で母と娘を熱演した彼女たちは、実の母娘のように縁を繋げており、今回再び母と娘として再会した。キム・ヘスクは「『限りない愛』のアン・ソヨンだけ見ても、こんなにスマートで完璧な女性がシングルマザーになろうとは想像できなかったと思うが、それでもやはり女性であるということと、シングルマザーの問題が、このドラマ最大の話題になると思う」と付け加えた。続いて「結局ドラマでは、『誰もがシングルマザーになり得る』ということを語っていくのではないかと思う。全30話の中で、実際のシングルマザーたちとその家族の苦しみを代弁できると思う」と視聴者への関心を呼びかけた。JTBC「限りない愛」は、韓国で27日午後8時50分に初回が放送される予定だ。

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