私の10年の秘密
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【コラム】上半期ドラマ決算「ナイン」「私の10年の秘密」「世界の終わり」 ― キム・ソニョン
「信じたいファンタジーは信じればいい」tvN「ナイン~9回の時間旅行~」(以下「ナイン」)のこの台詞はドラマに対する一種の定義に近い。ドラマとは興味深い想像力や安定した構成力で視聴者を説得するファンタジーだ。しかし残念なことに、ドロドロ劇が溢れる現状の中で、それは希少なものになりつつある。今年上半期の最大の特徴としてリメイクブームが挙げられるということが、陳腐な想像力や構成力という現在のドラマの決定的な問題点を再確認させてくれる。1999年の革新的だった時代劇「ホジュン 宮廷医官への道」が旧態依然な毎日ドラマ「ホジュン~伝説の心医~」として戻ってきたのが端的な症候といえる。このような中で上半期のベスト作品として選んだ3つの作品はストーリーや物語の楽しさ、現実に対する省察まで含まれている点で久しぶりに喜んで信じたいファンタジーを見せてくれる。tvN「ナイン」「ナイン」こそ私たちが待ち望んでいたファンタジーだった。この作品はある日突如として登場した問題作ではなく、ケーブルドラマという媒体とソン・ジェジョンという才気あふれる脚本家が地道に積み上げてきたジャンル的能力が最大値に発現された必然の結果物に近い。家族ドラマや恋愛ドラマ、ミステリー等、様々なジャンルを試みてきたMBCシットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)「思いっきりハイキック!」から始まったソン・ジェジョン脚本家のジャンルの実験がtvNという適切な場に出会い「ナイン」を作り上げた。実際にこの作品のタイムスリップはあらゆるジャンルを探索する旅に近い。謎のお香を焚くと20年前に戻るというファンタジー的な設定から始まったドラマは、主人公パク・ソヌ(イ・ジヌク)が過去に戻るたびに家族ドラマや切ない恋愛物語、推理ドラマ、アクションサスペンス、復讐劇等、様々なジャンルへの変身を繰り返した。このようなジャンルの実験を一つに結ぶタイムスリップの形式が、人間の有限な運命に立ち向かう意志というテーマと密接につながっている点においても優れている。9つのお香と30分という時間、20年前の過去という時間旅行の制限条件は、この作品に決定的なサスペンスを与えると同時に、決まった将来を最善を尽くして変えようとする人間の奮闘をさらに激しいものにする。将来を変化させようとする瞬間瞬間の選択がモラル的な質問を伴う点も印象的だ。時間の移動による連続した波及効果を経験し、欲望と正義の間に挟まれたパク・ソヌの葛藤は、互いにつながっている存在としての人間に対する省察を提供する。要するに「ナイン」は韓国のジャンルドラマが見せられる最大限の楽しさと意味を同時に達成している。SBS「私の10年の秘密」「私の10年の秘密」は韓国のドラマでもっとも陳腐なジャンルである家族ドラマの慣習に挑戦する秀作だ。このジャンルの悪名高いクリシェ(決まり手)をタイトルとして使用したことからもそのような意図が表されている。韓国の家族ドラマがドロドロ劇の温床になった根本的な背景である通貨危機の時代から物語が始まる理由も同じ意図からだ。1997年、お金のせいで困窮に陥り、両親を失った男女主人公のストーリーから始まる前半は、経済的な理由によって家族が解体される通貨危機の兆候を見せる。さらにストーリーが興味深くなるのはその後だ。時間的な背景は急に10年後に飛び、主人公チョン・イヒョン(ソン・ユリ)はこれまでの記憶をすべて失う。「私の10年の秘密」はそれから家族ドラマのもう一つのクリシェである記憶喪失を利用し、このジャンルの陳腐さを皮肉る。チョン・イヒョンの前に徐々に表れる巨大財閥イェガグループ一家の貪欲さや醜い様子はドロドロ劇によく登場する設定だが、記憶を辿っていく推理がその慣習についてもう一度考えさせる効果を発揮するのだ。それと同時にイェガグループの地獄の反対側で回復するのは夫のホン・ギョンドゥ(ユ・ジュンサン)と娘ヘドゥム(カル・ソウォン)の上に、父親チェ・グク(キム・ガプス)の愛、ホン・ギョンドゥの隣人たちが見せる共同体の情のような解体以前の家族的な価値だ。最終的に「私の10年の秘密」は陳腐な家族ドラマの慣習を覆し、通貨危機以降、お金に対する露骨な欲望の虜になった韓国社会が失ってきた価値を振り返らせる。JTBC「世界の終わり」「世界の終わり」は人類の歴史において空前絶後の伝染性や致死率の高い致命的なウイルスを題材にしたパニックドラマだ。しかし、この作品はパニックの光景を見せることにはあまり関心がない。その代わりその災難をさらに拡張させる韓国社会の官僚システムの不条理をゾッとするほどリアルに表現する。例えば、疾病管理本部の諮問役が疫学調査チーム長を任命し出身校を重視する姿や、ワクチンの開発をめぐってノーベル医学賞を心配するシーン等、韓国社会特有の見慣れた旧態や弊害を暴露する細かい描写は現在ほとんどのドラマに欠如しているリアリティの力をよく見せてくれる。国民の安全より不安による騒ぎの統制や権力の維持のほうに関心がある政治家たちの姿も韓国の現実を如実に表している。要するに「世界の終わり」はパニックドラマの形式をし社会告発ドラマに近い。偶然にもこの作品を本当のパニックドラマにした要因もドラマの外部からの圧力であった。総合編成チャンネルと社会批判という似合いそうにない組み合わせの結果が、低い視聴率による早期終了という災難につながったのだ。当初予定されていた20話の半分に近い8話が省略され、週2回の放送から週1回編成に変更された。「世界の終わり」の悲劇的な終末は韓国のドラマ市場の現実を見せる憂鬱な事例だ。視聴率至上主義に支配された地上波は新しいストーリーや形式の作品より安全なストーリーを好み、総合編成チャンネルはこれをより圧縮的に実践する。信じたいファンタジーの発見はますます困難になっている。文:コラムニスト キム・ソニョン「NAVERコラム - キム・ソニョン編 -」では、今話題の人物にクローズアップし、コラムニストのキム・ソニョン氏が執筆。韓国で注目が集まっている人物や出来事についてお届けします。
「私の10年の秘密」ユ・ジュンサン、放送終了の感想を語る“名残惜しい”
俳優ユ・ジュンサンがSBS週末ドラマ「私の10年の秘密」の放送終了の感想を伝えた。ユ・ジュンサンは、23日未明に行われた「私の10年の秘密」の最後の撮影直後「残念でたまらないです。撮影するのが本当に楽しかったのに、終わってしまって残念です」と感想を語った。続いて彼は「『私の10年の秘密』を愛してくださった視聴者の皆様、本当に感謝いたします。良い作品でまたお目にかかります。『私の10年の秘密』のDVDが発売されたら、ぜひ見てほしいです。放送が終了して残念です。皆さん、好きです」と語り、ドラマへの愛情と視聴者への感謝の気持ちを伝えた。ユ・ジュンサンは韓国で23日に最終回を迎えた「私の10年の秘密」で、切実な父性愛と純粋な心を持つ人物ホン・ギョンドゥ役を見事に演じ切った。「私の10年の秘密」はユ・ジュンサン、ソン・ユリ、カル・ソウォンを中心に繰り広げられる家族愛とどんでん返しのあるストーリー、俳優たちの好演で好評を得た。29日からは後番組としてナム・サンミ、キム・ジフン、イ・サンウ、イ・テラン、チョ・ミンス、キム・ジョンテ主演のドラマ「結婚の女神」(脚本:チョ・ジョンソン、演出:オ・ジンソク)が放送される。また、ユ・ジュンサンはミュージカル「あの日々」に専念する。
「私の10年の秘密」視聴率だけで判断するにはもったいないドラマ
23日に放送された「私の10年の秘密」が癒し系ドラマの余韻をもたらし、好評の中で退場した。SBS「私の10年の秘密」は解離性記憶障害で愛する夫と子供の記憶を失ったイヒョン(ソン・ユリ)が記憶を取り戻しながら家族の大切さに気づいていく内容を描いた。彼女を条件なしで愛し、包み込む夫ギョンドゥ(ユ・ジュンサン)と隠れて娘を見守らなければならなかったチェ・グク(キム・ガプス)の切ない父性愛が加わった。最終回ではイヒョンがかつてイェガグループで違法で裏金を造成した自身の罪をすべて告白し、償うことを決めた。幸せは金ではないことをイェガの一員として生きながら切実に気づいたイヒョンは、自身の子供であるヘドゥム(カル・ソウォン)に恥ずかしくない母として生きるために勇気を出し、結局堂々と家族のところに戻ってくることができた。また、イェガグループの長男ギテ(ハン・サンジン)は母のチョ女史(ユ・ヘリ)が姪っ子であるヘドゥムを拉致しようとすると子供を守るために乗り出し、変わる意思を見せた。彼は叔父であるチェ・グクが作ってくれたご飯を前にし、彼がご飯の上に乗せてくれたおかずに涙を流し、家族の情に飢えていたことをあらわにした。兄を殺したという罪悪感で仕事に没頭し、認知症になった会長チェ・ソク(イ・ヒョジョン)は子供になって兄であるチェ・グクと再会した。彼はチェ・グクを見ると腕が抜けたロボットを渡しながら「お兄ちゃん、腕つけて」と話し、老人になった兄弟は並んでロボットを直す風景を演出し、感動を届けた。チェ・グクは子供になったチェ・ソクに童話の本を読んであげたり、世話をしながら仲良しの兄に戻った姿を見せた。家族とは許しや和解を超え、条件なしにお互いを抱擁することができる存在であることを覗かせた部分だった。もちろん長所の分だけ、残念なところも目立った。ギテとソニョン(イ・ジン)夫婦の葛藤、チェ・ソクとチェ・グク兄弟間の愛憎、三角関係を形成したソニョンとスチャン、イヒョンの葛藤などが最初の期待に比べ、十分にスポットが当てられなかった。そして、多少急に解消される結末を迎えたところは残念なポイントとなった。しかし、イヒョンが記憶を取り戻す道のりを通じて、富と名誉を超える家族という存在の大切さと切実な父性愛を説得力のあるタッチで描いたという点、人間の傷をいたわる深みのある視線で癒し系ドラマとしての底力をある程度見せたという点で好評されるに値した。ユ・ジュンサン、ソン・ユリならびにカル・ソウォン、キム・ガプス、イ・ヒョジョン、イ・ジン、ハン・サンジン、ユ・ヘリなど出演者の好演も期待を裏切らなかった。一桁の低い視聴率で苦戦したが、視聴率だけで判断するにはドラマの完成度と主題意識はなかなか高かった。
「私の10年の秘密」最終回、視聴率6.4%で静かに放送終了…「百年の遺産」は30.3%を記録
SBS週末ドラマ「私の10年の秘密」が静かに放送終了した。視聴率調査会社ニールセン・コリアによると、23日に韓国で放送された「私の10年の秘密」の最終回は視聴率6.4%を記録した。これは22日の6.9%より0.5%下落した数値であり、同時間帯最下位の記録である。4月に放送をスタートした「私の10年の秘密」は、解離性記憶障害で愛する男と子どもの記憶を失う女のジレンマと共に、天才の娘に接する無知な父の涙ぐましい愛情を描いたドラマだった。「私の10年の秘密」は視聴率挽回には失敗したものの、ユ・ジュンサン、ソン・ユリ、カル・ソウォンを中心に繰り広げられる家族の物語とどんでん返し、俳優たちの好演で好評を得た。同時間帯に最終回を迎えたMBC週末ドラマ「百年の遺産」は視聴率30.3%を記録し、1位の座を守り抜いた。これは22日の28.6%より1.7%上昇した数値であり、同時間帯1位の記録である。KBS 2TV「ギャグコンサート」は視聴率15.1%を記録し、16日の15.8%より0.7%下落した。
【上半期SBSドラマ決算】「野王」「その冬、風が吹く」がなかったら?
SBSは2013年上半期、多数の作品を放送したが、その結果は苦々しい。全般的に力を発揮することができず、成績不振のまま終わってしまった。それだけでなく、期待される一方で問題も生じた。議論も多く、問題も多かった上半期のSBSドラマを振り返ってみた。月火ドラマ「野王」だけ笑えたSBS月火ドラマの視聴率は「野王」(脚本:イ・ヒミョン、演出:チョ・ヨングァン、パク・シヌ)が最も優秀だった。8.0%(ニールセン・コリア、全国基準)で始まり、25.8%で有終の美を飾った。これは6.7%で放送終了した「ドラマの帝王」(脚本:チャン・ハンジュン、イ・ジヒョ、演出:ホン・ソンチャン)の後番組であったにもかかわらず、善戦したといえよう。「ドラマの帝王」は「ベートーベン・ウィルス~愛と情熱のシンフォニー~」以来4年ぶりにドラマに復帰したキム・ミョンミン効果を狙ったが、視聴率は放送の間1桁に留まった。特に「野王」はスエの悪辣な演技とクォン・サンウの一人二役なども毎回話題を集めた。しかし、ドラマが展開するにつれ、現実を無理やり捻じ曲げるような設定が視聴者からの叱責を受けた。いい加減な展開と深みのない人物描写の中でチュ・ダヘはスエの熱演がもったいない、魅力のない悪女キャラクターになってしまった。「チャン・オクチョン」(脚本:チェ・ジョンミ、演出:プ・ソンチョル)はキム・テヒをキャスティングし話題を集めたが、それだけだった。「野王」の後に続くことができなかった。演技力から小物まで様々な議論を巻き起こし、絶え間なく俎上に載せた。しかし、「チャン・オクチョン」は残り僅かとなった中、底力を発揮している様子だ。視聴率が2桁を維持し、月火ドラマ2位に安着したためだ。最後まで笑えるのかが気になる。水木ドラマ「その冬、風が吹く」で面子を保った「大風水」(脚本:パク・サンヒ、ナム・ソンニョン、演出:イ・ヨンソク、ナム・ゴン)はチソン、チ・ジニ、キム・ソヨン、イ・ユンジなど豪華キャスティングとは異なり、低い視聴率が続き、2月6日に放送が終了した。「根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~」を継ぐ傑作時代劇として期待を集めたが、挫折を味わうことになった。また、放送中には出演料の未払い問題で撮影が中断されたりもした。SBS水木ドラマの花は「その冬、風が吹く」(脚本:ノ・ヒギョン、演出:キム・ギュテ)だった。チョ・インソン、ソン・ヘギョの熱演とキム・ギュテプロデューサーのスタイリッシュな映像、そしてノ・ヒギョン脚本家の美しい台詞が合わさり、たくさんの人に愛された。しかし、第1話以外は視聴率1位をキープした「その冬、風が吹く」も、放送初日に2話連続放送という攻撃的な手法をとり、議論を呼んだ。政治ロマンスという変わった題材で満を持して登場した「私の恋愛のすべて」(脚本:クォン・ギヨン、演出:ソン・ジョンヒョン)はシン・ハギュンとイ・ミンジョンの熱演、しっかりとした展開などで好評を得たが、寂しい退場となった。放送途中は、打ち切りの噂まで出回った。1桁の視聴率から抜け出せずに、結局4.0%で放送終了し、最も注目されなかった作品になってしまった。新しくスタートした「君の声が聞こえる」(脚本:パク・ヘリョン、演出:チョ・スウォン)が水木ドラマを復活させることができるかに注目が集まる。週末ドラマ&毎日ドラマライバル会社に押され、屈辱「清潭洞(チョンダムドン)アリス」(脚本:キム・ジウン、キム・ジニ、演出:チョ・スウォン、シン・スンウ)に続き、「お金の化身」(脚本:チャン・ヨンチョル、チョン・ギョンスン、演出:ユ・インシク)もMBC週末ドラマ「百年の遺産」と激戦を繰り広げたが、結局、負けてしまった。その余波は現在放送中の「私の10年の秘密」(脚本:キム・ギュワン、演出:キム・ジョンヒョク、チュ・ドンミン)にも影響を及ぼしている。ユ・ジュンサン、ソン・ユリ、カル・ソウォンなどの熱演に、興味深い展開が繰り広げられているにもかかわらず、視聴率は2桁になることさえも難しそうだ。毎日ドラマ(月~金曜に放送されるドラマ)「家族の誕生」(脚本:キム・スンオク、演出:コ・フンシク、オ・チュンファン)もMBC「オ・ジャリョンが行く」が20%近く視聴率を出しているとき、1桁台に留まっていた。しかし、現在放送中の「おバカちゃん注意報」(脚本:チョン・ジウ、演出:シン・ユンソプ)もMBC「オーロラ姫」に負けている状況だが、その差は大きくない。そのため、「おバカちゃん注意報」が視聴率に貢献するのではないか、期待を集めている。一方、SBSは下半期に多数の大作を編成している。ソ・ジソブ、コン・ヒョジン主演の「主君の太陽」(脚本:ホン・ジョンウン、ホン・ミラン、演出:チン・ヒョク)とドラマ「追跡者」チームの後続作「黄金の帝国」(脚本:パク・ギョンス、演出:チョ・ナムグク)などだ。SBSドラマが上半期の視聴率低迷から抜け出し、下半期に笑うことができるか、注目が集まる。
「私の10年の秘密」ユ・ジュンサン&ソン・ユリ、いつまで涙を流すべきなのか
「私の10年の秘密」のユ・ジュンサンとソン・ユリが厳しい状況から抜け出せないまま、ますます心を痛めることになった。2日に韓国で放送されたSBS週末特別企画ドラマ「私の10年の秘密」(脚本:キム・ギュワン、演出:キム・ジョンヒョク、チュ・ドンミン)第12話ではチョン・イヒョン(ソン・ユリ)とホン・ギョンドゥ(ユ・ジュンサン)が厳しい状況から抜け出せないまま心を痛める内容が描かれた。ホン・ヘドゥム(カル・ソウォン)は家からこっそり抜け出し、一人でバスに乗ってギョンドゥを訪ねた。そして家から持ってきたワッフルを父のギョンドゥにあげようとした。しかし、家には誰もいなかった。イヒョンはキム室長からヘドゥムが家にいないという話を聞き、不安を感じた。ヘドゥムはギョンドゥと一緒に住むおじさんたちにギョンドゥを呼んでくれるよう頼んだが、イヒョンがギョンドゥの家を訪ね、ヘドゥムを強制的に連れ出して車に乗せた。結局ギョンドゥはヘドゥムとまともに会えず見送らなければならなかった。ヘドゥムを家に連れて帰ってきたイヒョンは、ギョンドゥに会おうとしたヘドゥムを叱りつけた。しかし、ひたすら泣いているヘドゥムを見て心を痛めた。ギョンドゥもヘドゥムが自分にあげようとしたワッフルを食べながら泣いた。ギョンドゥがヘドゥムを呼び出したと思ったイヒョンは、ギョンドゥの所に行きギョンドゥを責めた。ギョンドゥが否定するとイヒョンは、ギョンドゥが会社の株をもらった事実を言及し「ヘドゥムを売ったんだから2度と私たちの前に現れないで。また現れたら殺すから」と叫んだ。大声で泣くイヒョンを見ながらギョンドゥは「利用されるだけされて捨てられるよりも、こっちへ来い」と胸を痛めた。しかし、イヒョンはギョンドゥの慰めを振り切ってその場を去った。
「私の10年の秘密」ソン・ユリ、子役カル・ソウォンに夢中…母の表情
女優ソン・ユリが、子役俳優カル・ソウォンに夢中になった。ソン・ユリとカル・ソウォンは、SBS週末ドラマ「私の10年の秘密」で母娘として共演している。18日に韓国で放送される「私の10年の秘密」では、チョン・イヒョン(ソン・ユリ)が済州島(チェジュド)で使ったホン・ヘドゥム(カル・ソウォン)のハンカチを返すために清州(チョンジュ)に向かい、ホン・ヘドゥムの髪を束ねてあげながら娘に近づこうとするが、娘は約束があると先に席を立ち、寂しがるチョン・イヒョンの姿が描かれる。実際に撮影現場でソン・ユリは、撮影待機中もカル・ソウォンの頭をなで続けたり、暑い日でもカル・ソウォンを抱いているなど、カル・ソウォンと実の母娘のように和やかなシーンを演出した。特にカル・ソウォンは、この日風邪気味で体調が良くなかったにもかかわらず、終始笑顔で最善を尽くし、子役だがプロらしい姿を見せた。「私の10年の秘密」は、毎週週末夜9時55分に放送される。
「百年の遺産」ユジン vs 「私の10年の秘密」ソン・ユリ、元祖ガールズグループ出身女優の対決
女優に転向したガールズグループS.E.S.出身のユジンと、Fin.K.L(ピンクル)出身のソン・ユリが週末ドラマを通じて対決しており、注目を浴びている。ユジンが主演を務めているMBC週末ドラマ「百年の遺産」に、ソン・ユリが主演を務めたSBS週末ドラマ「私の10年の秘密」が挑戦状を出して、1990年代にトップガールズグループだった二人が再び対決することになった。まず、ユジンは「百年の遺産」で、小さい頃に母を亡くしたが父のミン・ヒョドン(チョン・ボソク)に育てられ、思慮深く、明るく元気に成長したミン・チェウォン役を熱演している。他のドラマに比べて事件の多い「百年の遺産」の主人公らしく、ミン・チェウォンはドラマの序盤から姑パン・ヨンジャ(パク・ウォンスク)によって精神病院に入院させられ、不倫の濡れ衣を着せられた後、離婚するなど多くの試練を経験する人物である。現実ではあり得ないような事件に頻繁に巻き込まれるキャラクターだが、ユジンはこのようなミン・チェウォンという役を通じて安定した演技力を披露し、視聴者のドラマへの集中力を高めている。おかげで「百年の遺産」は、30%以上の視聴率を記録し、週末ドラマのトップの座をキープしている。一方、ソン・ユリは「私の10年の秘密」で、目で見た全てのものを写真のように撮って記憶することのできる能力フォトグラフィックメモリーの持ち主チョン・イヒョン役を演じている。劇中でチョン・イヒョンは、悲観的な姿から解離性記憶障害で10年間の記憶を失い、17歳当時の明るい性格となる姿、記憶が戻るにつれて大きく戸惑う姿など、3つの異なる姿を見せる人物である。ソン・ユリは一時、頻繁に演技力不足を指摘されてきたが、今回の作品で複雑な感情を持ったチョン・イヒョン役を務めて安定した演技力を披露し、好評を得ている。1990年代後半から2000年初頭まで、韓国を代表するガールズグループのメンバーだったユジンとソン・ユリが、長い間の努力の末に歌手出身という修飾語を切り捨てて、完全なる女優として再会したのだ。ソン・ユリは、先月24日に行われた「私の10年の秘密」の制作発表会で、「『百年の遺産』が上手くいっているので、逆に気が楽だし、ユジンと一緒に同時間帯で演技ができて胸がいっぱいだ。まだ、私たちは死んでいないと思う。かつて、一緒に活動していた友人と競争ができて嬉しく、『私の10年の秘密』も上手くいくことを願っている」とユジンとの再会に特別な感想を残した。アイドルグループのメンバーによる演技進出がさらに加速している中で、演技者への変身に成功した第1世代ガールズグループのメンバーたちの対決に関心が集まっている。
「私の10年の秘密」ソン・ユリ、撮影現場の写真を公開“変わらない美貌”
第1世代ガールズグループFin.K.L(ピンクル)出身の女優ソン・ユリが、演技に没頭している姿が公開された。26日午前、ソン・ユリの所属事務所であるキングコングエンターテインメントは、SBS新週末ドラマ「私の10年の秘密」(脚本:キム・ギュワン、演出:キム・ジョンヒョク)でチョン・イヒョン役を務めるソン・ユリの撮影現場の写真を公開した。公開された写真の中でソン・ユリは撮影を控え、感情をコントロールしながらセリフの練習を繰り返している。まだ肌寒い春の天気の中で、ダウンジャケットを着たまま明るく微笑んでいる姿が視線を引き付けた。この日の撮影は、京畿道(キョンギド)安山(アンサン)にある大学で行われた。ソン・ユリは、父親の母校を訪ねたが、全てのことが変わっていることに驚き、自分の10年間の記憶が無くなってしまったことに戸惑うチョン・イヒョンを演じた。写真を見たネットユーザーは「時間が止まったような美貌だね」「ダウンジャケットを着ていても美しい」「お人形が演じているみたい」などのコメントを残した。ソン・ユリが出演する「私の10年の秘密」は、韓国で27日夜9時55分に第1話が放送される。
“Fin.K.L出身”ソン・ユリ&イ・ジン、ドラマ「私の10年の秘密」で共演
ガールズグループFin.K.L出身のソン・ユリとイ・ジンがSBSの新しい週末ドラマ「私の10年の秘密」(仮題)に一緒に出演する。25日、キングコングエンターテインメントによるとイ・ジンは、同ドラマで心の病を患っている財閥家の嫁、ソニョン役を演じる。これに先立ち同ドラマには、同じFin.K.L出身のソン・ユリがキャスティングされたことがある。「私の10年の秘密」は記憶を失った女性が自身と似合いそうにない一人の男に出会い、消された記憶の欠片を繋いで行く過程を描いたドラマだ。イ・ジンは「今回の作品を通じて、今まで見せたことのない新しい姿を見せることが出来そうだ」とし「脚本家さんの筆力と監督の演出に対する信頼も厚く、一緒に出演する俳優との呼吸も期待されるので、楽しみながら撮影できそうだ。素敵な姿をお見せするので、楽しみにして欲しい」との覚悟を述べた。同ドラマは「ピアノ」「シンデレラのお姉さん」のキム・ギュワン脚本家と「春の日」のキム・ジョンヒョクPDが手を組み、期待を高めている。「金の火身」の後続作品として、韓国で来月27日から放送スタートする予定だ。
ソン・ユリ、新ドラマ「私の10年の秘密」出演を“前向きに検討中”
女優ソン・ユリがドラマに出演する可能性が高くなっている。最近複数の芸能界関係者によると、SBSの新しい週末特別企画ドラマ「私の10年の秘密」(仮題)に、ソン・ユリが出演する可能性が高い状況だという。ソン・ユリは制作スタッフから主演のオファーを受け、前向きに検討している。ソン・ユリが「私の10年の秘密」に出演すれば、MBCドラマ「神々の晩餐-シアワセのレシピ-」以来約1年ぶりのドラマ出演となる。「神々の晩餐」でも安定した演技力でドラマをリードし、同時間帯の視聴率1位を記録しただけに、再び週末ドラマの女王の座に登れるかが注目されている状況だ。「私の10年の秘密」は「ピアノ」「シンデレラのお姉さん」を手がけたキム・ギュワン脚本家と「春の日」のキム・ジョンヒョク監督が手を組んだ作品だ。これに先立ち「私の10年の秘密」は観客動員数1000万人を達成した映画「7番房の奇跡」で印象的な演技を見せた子役カル・ソウォンが、天才娘へドゥム役を担当するということで話題となっていた。制作会社iHQは「私の10年の秘密」について、「解離性記憶障害で愛する男と子どもの記憶を失う女のジレンマと共に、天才の娘に接する無知な父の涙ぐましい愛情を描いたドラマだ」と紹介した。ソン・ユリの所属事務所キングコングエンターテインメントもまた、「出演を前向きに検討している」と伝えた。ある関係者は「(出演)オファーを受け、台本を受け取った」とし「前向きに検討中であり、近くはっきりした答えを出せるだろう」と説明した。SBSドラマ「私の10年の秘密」は、「お金の化身」の後番組として、韓国で4月27日から放送スタートする予定だ。
ユ・ジュンサン、SBS「私の10年の秘密」に出演決定…ソン・ユリは検討中
俳優ユ・ジュンサンがSBSの新週末ドラマ「私の10年の秘密」に出演する。相手役としてはソン・ユリが候補として挙げられ、出演を調整している。ユ・ジュンサンの所属事務所NAMOO ACTORSの関係者は12日、OSENとの取材で「ユ・ジュンサンが『私の10年の秘密』への出演を確定し、撮影待ちの状態だ」と伝えた。ユ・ジュンサンは今回の作品を通じて、子ども思いの父親を演じる予定だ。彼が演じるホン・ギョンドゥというキャラクターは、無知で何一つ取柄のない人間だが、天才として産まれた娘をサポートする優しい人物だ。ユ・ジュンサンと夫婦役を演じる相手役にはソン・ユリが候補として挙げられた。ソン・ユリは制作スタッフから解離性障害を患っているチョン・イヒョンというキャラクターのオファーを受けた状態で、出演が実現すれば、初の人妻役を演じることになる。2人の間に産まれた娘役には、映画「7番房の奇跡」の子役カル・ソウォンが出演を確定した状態だ。「私の10年の秘密」はSBS週末ドラマ「お金の化身」の後番組として、来月27日から韓国で放送がスタートする予定だ。