王の運命
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ユ・アイン&チョン・ドヨン「第7回今年の映画賞」男女主演賞を受賞(総合)
「第7回今年の映画賞」で「王の運命―歴史を変えた八日間―」が3冠を達成した。27日午後、ソウル中(チュン) 区太平路(テピョンノ) プレスセンター2階の国際会議場で韓国映画記者協会の主催で「第7回今年の映画賞」授賞式が開かれた。この日、映画「王の運命-歴史を変えた八日間-」は作品賞、男優主演賞(ユ・アイン)、助演女優賞(チョン・ヘジン) の3冠を記録し、最多受賞作となった。作品賞を受賞した「王の運命-歴史を変えた八日間-」のイ・ジュンイク監督は制作会社であるタイガーピクチャーズのオ・スンヒョン代表と一緒にステージに立ち、「感謝の気持ちでこの賞を頂きます」と感想を伝えた。男優主演賞を受賞したユ・アインは「映画が僕の胸をドキドキさせる限り、いつまでもこの気持ちで、不完全さを見せながら生きていく、芸術のようにやっていける俳優になります」と語った。助演女優賞を受賞したチョン・ヘジンは「『王の運命-歴史を変えた八日間-』を撮影してより成長できたような感じです。イ・ジュンイク監督に出会って、色んな俳優たちに出会って映画が怖くて怯えていましたが、『王の運命-歴史を変えた八日間-』のおかげで今は楽しくなりました。良い役者になりたいし、そうなるために努力します」と抱負を語った。監督賞は「ベテラン」のリュ・スンワン監督が受賞した。リュ・スンワン監督は「監督を務めながら、疲れたり、辛かったりもしたけど、純粋に映画を作るという興味を取り戻したかったです。映画に一生懸命臨んでくれた俳優イム・ヘジュンさん、スタッフの皆さんのおかげで『ベテラン』を撮りながら癒やしになりました。映画を作る面白さを取り戻しました」と話した。続いて「映画監督として僕の名前を知らせることができた最も大きな理由は運がよかったという点です。1990年代、韓国映画の激動期、良質な観客、情熱的なスタッフ、伝統を見事に築いてきてくれたおかげです。そしてその中心に釜山(プサン) 国際映画祭が存在します。でも、現在釜山国際映画祭が揺れています」と語り、釜山国際映画祭の危機をうまく乗り越えることを願った。女優主演賞は「無頼漢 渇いた罪」のチョン・ドヨンが受賞した。チョン・ドヨンは「昨年、多くの作品の中、多くの人物の中で、キム・ヘギョンという人物が目立ったのは『無頼漢』のオ・スンウク監督がキム・ヘギョンという人物をより近くで感じることができるようにたくさんクローズアップしてくださったからだと思います。オ・スンウク監督に心より感謝いたします。2016年のスタートがとてもいいですね」と語り、2月に公開される映画「男と女」のPRも忘れなかった。新人男優賞を受賞した「ソーシャルフォビア」のピョン・ヒョハンは「最近演技がとても難しいです。でも、良い教科書のように良い作品と出会えて感謝しています。この感謝の気持ちを忘れず、着実に挑戦し、頑張っていきます」と感想を明かした。発見賞を受賞したペ・ソンウは皆勤賞以来、初めて受賞すると言いながら、「発見していただいて感謝いたします。毎年新しく発見される、作品ごとに新しく発見される俳優になるために努力します」と受賞の感想を伝えた。またスケジュールの都合上、授賞式に出席できなかった助演男優賞のオ・ダルスとパク・ソダムはビデオメッセージを通じて感想を伝えた。「暗殺」で助演男優賞を受賞したオ・ダルスは「2015年、1年間良い映画がたくさん公開されて僕も受賞の喜びを手にしました。皆様、新年の計画を立て、元気な一年を過ごすよう、祈っています」と伝えた。「プリースト 悪魔を葬る者」で新人女優賞を受賞したパク・ソダムは「今後もっと一生懸命努力する姿をお見せします。より良い姿を期待してください」と伝えた。この日、特別賞部門である今年の映画人は釜山国際映画祭のイ・ヨングァン執行委員が受賞した。イ・ヨングァン委員長は「この賞の意味をよく知っているので、感謝いたします。これまでうまくできなかったから、今後はしっかりうまくやってほしいという意味だと受け入れ、ありがたく頂きます」と、釜山国際映画祭のスタッフたちに感謝の挨拶を伝えた。また釜山国際映画祭の外圧議論を意識したように、「(演劇演出家) パク・グンヒョンさんがインタビュー中に『早く春がやってきてほしい』と言った。僕はそれに加えて『冬なら、春もそんなに遠くない』という気持ちで皆さんの期待にお応えします」と語った。今年の映画賞の受賞者(受賞作) は昨年1月1日から12月31日まで公開された韓国映画と洋画を対象に韓国映画記者協会所属の記者たちの投票を通じて選定された。50の新聞社の82人の映画担当記者が属している。「第7回今年の映画賞」受賞者(受賞作)◆作品賞:「王の運命―歴史を変えた八日間―」◆監督賞:リュ・スンワン監督(「ベテラン」)◆男優主演賞:ユ・アイン(「王の運命-歴史を変えた八日間-」)◆女優主演賞:チョン・ドヨン(「無頼漢 渇いた罪」)◆助演男優賞:オ・ダルス(「暗殺」)◆助演女優賞:チョン・ヘジン(「王の運命-歴史を変えた八日間-」)◆新人男優賞:ピョン・ヨハン(「ソーシャルフォビア」)◆新人女優賞:パク・ソダム(「プリースト 悪魔を葬る者」)◆インディーズ映画賞:「誠実な国のアリス」◆外国語映画賞:「マッドマックス 怒りのデス・ロード」◆発見賞:ペ・ソンウ(「オフィス」)◆今年の映画人:釜山(プサン)国際映画祭イ・ヨングァン執行委員長◆今年の広報人:SHOWBOWチェ・グンハチーム長◆今年の記者:スポーツ東亞イ・ヘリ記者
「王の運命」映画記者が選んだ今年の映画に!ユ・アイン&チョン・ドヨンが主演賞…27日授賞式開催
イ・ジュンイク監督の映画「王の運命-歴史を変えた八日間-」が映画記者が選んだ今年の映画を受賞する。また「王の運命-歴史を変えた八日間-」のユ・アインと「無頼漢 渇いた罪」のチョン・ドヨンがそれぞれ男女主演賞に選ばれた。「王の運命-歴史を変えた八日間-」は27日午後6時よりソウル韓国プレスセンター2階の国際会議場で開かれる「第7回今年の映画賞授賞式」で作品賞を受賞する。「今年の映画賞」を主管する韓国映画記者協会は、韓国で2015年1月1日から12月31日までに公開された韓国映画と外国映画を対象に協会所属記者たちの投票を通じて受賞者(作)を選んだ。作品賞の受賞作に選ばれた「王の運命-歴史を変えた八日間-」は王の尊厳を守ろうとする父の英祖(ヨンジョ)と父によって死に追い込まれる息子・思悼(サド)の悲劇を描いた映画。イ・ジュンイク監督の演出で歴史の中に隠された家族史の傷を細密に覗き、現実に強い響きを与えたと評価された。ユ・アインは「王の運命-歴史を変えた八日間-」の中で米びつに閉じ込められた悲劇的な苦しみを、最も苦痛に満ちた切迫した泣き声で表現したとして、主演男優賞の受賞者に選ばれた。主演女優賞の受賞者である「無頼漢 渇いた罪」のチョン・ドヨンは、自分を押さえつける卑しい現実がもたらす日常の傷と混乱を表現する多層的なキャラクターで多数の映画担当記者から愛された。監督賞は「ベテラン」のリュ・スンワン監督が受賞する。邪悪な財閥の御曹司と正義感あふれる刑事の対決を個性を活かした豪快なアクションシークエンスのドラマで描いた才能と出来栄えで昨年映画界の大きな成果であることを見せ付けた。男女助演賞は「暗殺」のオ・ダルスと「王の運命-歴史を変えた八日間-」のチョン・ヘジンが受賞する。「暗殺」のオ・ダルスは過度に自分を露出せずとも、しっかりと強烈なキャラクターを見せてたくさんの観客に強い印象を残した。「王の運命-歴史を変えた八日間-」は息子を殺そうとする夫の妻と、危機に立たされた息子の母としての苦しみを深い演技で表現した。新人俳優賞と新人女優賞の受賞者は「ソーシャルフォビア」のピョン・ヨハンと「プリースト 悪魔を葬る者」のパク・ソダムだ。ピョン・ヨハンは現実に流されながらも、自分の価値を最後まで諦めない20代若者の自画像を繊細に表現し、成長の可能性に対する期待を高める。パク・ソダムは悪霊に苦しめられる女子高生の役で、新人とは思えない大胆かつ情熱的な演技を披露し、昨年韓国映画界が発掘し、今年韓国映画界が成長させる新たな主人公に選ばれた。厳しい環境の中でも着実に現実を見つめてきた多数の独立映画の中に「誠実な国のアリス」が昨年代表劇な作品として印象を残し、今年の独立映画賞を受賞する。実力のある演出者としてアン・グクジン監督が率いた映画は、一人の純朴な女性が手のつけようのない状況に巻き込まれる極端なことを通じて韓国社会の裏面を辛らつに風刺した。韓国で唯一「今年の映画賞」だけが選ぶ今年の外国映画は「マッドマックス 怒りのデス・ロード」だ。未来の苦しい現実に立ち向かう人間の物語をアナログのスペクタクルな質感で描いた卓越した映像センスは哲学的な問いまで投げかけ、2015年最高の外国映画という好評を博した。映画「オフィス」で無力な中年のサラリーマンを演じた俳優ペ・ソンウは、韓国映画と観客、映画記者たちを圧倒し、新たな発見の楽しさを与えて今年の発見賞の主人公になった。これと共に「釜山国際映画祭」イ・ヨングァン執行委員長が特別賞部門である今年の映画人に選ばれた。また、今年の広報人には投資配給会社SHOWBOXのチェ・グナチーム長が、外部審査委員団が厳正なる審査を通じて選んだ今年の映画記者にはスポーツ東亜(トンア)のイ・ヘリ記者が選ばれた。
イ・ジュンイク監督の「王の運命」タリン・ブラックナイト映画祭で最優秀作品賞を受賞…賞金は全額寄付
映画「王の運命-歴史を変えた八日間-」のイ・ジュンイク監督がタリン・ブラックナイト映画祭で最優秀作品賞を受賞した。賞金は全額寄付したという。Screen Dailyは2日(現地時間)、「タリン・ブラックナイトフィルムフェスティバルで最優秀作品賞を受賞した『王の運命-歴史を変えた八日間-』のイ・ジュンイク監督が賞金を映画祭に全額寄付した」と報道した。同報道によると、エストニアで開かれたタリン映画祭でイ・ジュンイク監督の「王の運命-歴史を変えた八日間-」が最優秀作品賞を受賞し、賞金として1万600ドル(約130万円)が与えられた。その後イ・ジュンイク監督は映画祭側に自身が受けた賞金を全額寄付し、タリン映画祭が楽しくて面白い映画を作る新しい場になってほしいと言いながら寄付の意思を伝えたという。「王の運命-歴史を変えた八日間-」は父親である前に、王でいなければならなかった英祖(ソン・ガンホ)とたった一度だけでも父親の温かい情を感じたいと思った息子の思悼世子(ユ・アイン)の話を描いた作品だ。「王の運命-歴史を変えた八日間-」はタリン映画祭で最優秀作品賞だけでなく、最優秀音楽賞まで受賞する栄光を味わった。タリン映画祭は今年で19回目を迎えた映画祭で、エストニアおよび北ヨーロッパの観客に世界の様々な映画を紹介する、北ヨーロッパを代表する映画祭の一つだ。
韓国人が今年最も多く検索したワードは?トップ5を発表
今年の検索ワードはやはり「MERS」(中東呼吸器症候群)だった。Daum KAKAOは、2015年の自社検索サービスユーザーが最も多く検索した今年の検索ワードランキングを発表した。今年の検索ワードは2015年1月から11月15日までKAKAOの検索サービス(Daum検索、KAKAO検索)を分析した結果で、「映画」「人物」「放送」「事件」「新規」「最多」の6つのカテゴリで分析された。 今年全国民を不安におびえさせた「MERS」が事件部門と新規部門で1位となった。話題の人物としてはナショナルリーグの新人王投票で3位となったカン・ジョンホ選手が選ばれた。放送部門の検索ワードでは「覆面歌王」が1位、全国民を三つ子のデハンくん、ミングクくん、マンセくんに夢中にさせた「スーパーマンが帰ってきた」が2位となった。映画部門では「暗殺」「延坪(ヨンピョン)海戦」「王の運命-歴史を変えた八日間-」など実存する人物や実際の事件に基づいた作品が検索ランキングの上位を占めた。今年の検索ワードに対する詳しい内容はDaumのホームページとモバイルページ、カカオトークチャンネル、カカオトークショップ検索で「2015 今年の検索ワード」を入力すれば確認できる。
笑えないハプニングに「黒歴史」の声も…混乱のまま終了した大鐘賞映画祭(総合)
寸劇もこんな寸劇はない。「ギャグコンサート」よりおかしい授賞式が誕生した。「授賞式に参加しない俳優には賞を与えない」という代理受賞不可宣言により、始まる前から参加賞との汚名を得た「第52回大鐘賞映画祭」。今年の授賞式は男女主演賞候補にあがった9人の俳優ならびに、主要部門の候補たちが大勢欠席した中、歴代でもっともみすぼらしく執り行われた。進行も落ち着かず、MCたちは代理受賞のためにステージを走り回った。総体的な難局だった。参加者より不参加者が多い前代未門の事態が起きた中、人生で1度だけの新人賞の栄光は「江南ブルース」のイ・ミンホと「春」のイ・ユヨンが受賞した。二人は「韓国映画界に役立つ人になる」という感想を伝えた。イ・ユヨンは受賞感想を述べる途中、目頭を熱くしたりもした。幸いにも(?)参加者が受賞した新人賞以降、代理受賞が立て続いた。新人監督賞は「ビューティ・インサイド」のペク監督が受賞した。しかし、ペク監督が欠席し、同じ部門の候補に上がった「二十歳」のイ・ビョンホン監督が代理受賞した。イ・ビョンホン監督は「ありえないことが起きた。一面識もない」と感想を伝え、笑いを誘った。同じ部門の競争者が代理受賞する笑えない状況が起きたのだ。シナリオ賞、衣装賞、美術賞、撮影賞、人気賞のキム・スヒョン、コン・ヒョジン、功労賞の俳優ユン・イルボンも欠席した。そのためMCのシン・ヒョンジュンが衣装賞と美術賞を代理受賞するために慌ててMC席からステージ中央に走っていった。シン・ヒョンジュン本人も欠席を現場で聞いた様子だった。女優キム・ヘジャを授賞者に選んだが、くつがえして議論を巻き起こした分かち合い和合賞は授賞自体をしなかった。MCのシン・ヒョンジュンとハン・ゴウンは「参加しなかったため」と言葉を濁らせ、授賞をスキップした。キム・ヘジャの名前自体が言及されなかった。待望の男女主演賞は「国際市場で逢いましょう」のファン・ジョンミンと「暗殺」のチョン・ジヒョンが受賞した。男女主演賞部門候補9人が全員欠席した中、ファン・ジョンミンの代わりに同じ所属事務所のカン・ハヌルが、チョン・ジヒョンの代わりに「暗殺」のキム・ソンミンプロデューサーが代理受賞した。最優秀作品賞は1000万観客を動員した「国際市場で逢いましょう」が受賞した。これで「国際市場で逢いましょう」は全部で10の部門のトロフィーを獲得し、この日最多冠王となった。ユン・ジェギュン監督は「賞をもらってこんなに汗をかいて恥ずかしいのは初めてのようだ。『国際市場で逢いましょう』を最初作るとき、立場を変えて考えてみることにした。僕たちの親世代の気持ちを理解したかった」とし、「大鐘賞映画祭に出席した方と、出席できなかった方々みんなお互いの立場を変えて考えてお互い理解できればと思う」と骨のある受賞感想を明かした。以下は受賞者(作)リスト◆ 最優秀作品賞:「国際市場で逢いましょう」(JKフィルム)◆ 監督賞:ユン・ジェギュン(「国際市場で逢いましょう」)◆ シナリオ賞:パク・スジン(「国際市場で逢いましょう」)◆ 主演男優賞:ファン・ジョンミン(「国際市場で逢いましょう」)◆ 主演女優賞:チョン・ジヒョン(「暗殺」)◆ 助演男優賞:オ・ダルス(「国際市場で逢いましょう」)◆ 助演女優賞:キム・ヘスク(「王の運命-歴史を変えた八日間-」)◆ 新人男優賞:イ・ミンホ(「江南ブルース」)◆ 新人女優賞:イ・ユヨン(「アトリエの春、昼下がりの裸婦」)◆ 新人監督賞:ペク監督(「ビューティ・インサイド」)◆ 撮影賞:チェ・ヨンファン(「国際市場で逢いましょう」)◆ 編集賞:イ・ジン(「国際市場で逢いましょう」)◆ 照明賞:キム・ミンジェ(「京城学校」)◆ 音楽賞:キム・ジュンソン(「ザ・テノール 真実の物語」)◆ 衣装賞:チョ・サンギョン(「尚衣院」)◆ 美術賞:チェ・ギョンソン(「尚衣院」)◆ 先端技術特別賞:ハン・テジョン他4人(「国際市場で逢いましょう」)◆ 録音賞:イ・スンチョル、ハン・ミョンファン(「国際市場で逢いましょう」)◆ 海外部門賞:スン・ホンレイ(孫紅雷)、カオ・ユエンユエン(高圓圓)◆ 人気賞:キム・スヒョン、コン・ヒョジン◆ 韓国映画功労賞:チョン・チャンファ監督、俳優ユン・イルボン◆ 企画賞:「国際市場で逢いましょう」
「韓国映画評論家協会賞」授賞式開催!イ・ジュンイク監督の「王の運命」が三冠王に(総合)
映画「王の運命-歴史を変えた八日間-」が「第35回韓国映画評論家協会賞」で、最優秀作品賞、脚本賞、音楽賞の三冠王を記録して、最多受賞作に名前を挙げた。16日午後、ソウル中(チュン)区プレスセンターにて、俳優チョン・ジェヨンと女優チョ・ヨジョンの司会で韓国映画評論家協会の「第35回韓国映画評論家協会賞」授賞式が進行された。この日、「王の運命-歴史を変えた八日間-」は最優秀作品賞受賞作に選ばれた。これと共にチョ・チョリョン、イ・ソンウォン、オ・スンヒョンが脚本賞、そしてパン・ジュンソク音楽監督が音楽賞を受賞した。タイガーピクチャーズのオ・スンヒョン代表は、「感謝しなければならない方がとても多い。『王の運命-歴史を変えた八日間-』の代表として賞を受けますが、『ハワイ国際映画祭』のためにここにはいらっしゃらないイ・ジュンイク監督に感謝する」として、俳優、スタッフなどと喜びを共に分かち合った。監督賞は映画「ベテラン」のリュ・スンワン監督が受賞した。男女演技賞には「今は正しくあの時は間違い」のチョン・ジェヨン、「コインロッカーの女」のキム・ヘスが輝き、新人男優・女優賞は「巨人」のチェ・ウシク、「マドンナ」のクォン・ソヒョンが受賞した。また新人監督賞は「巨人」のキム・テヨン監督、功労映画関係者賞はチョン・ジヌ監督、撮影賞は「暗殺」のキム・ウヒョン撮影監督、技術賞は「暗殺」のリュ・ソンヒ美術監督、音楽賞は「王の運命-歴史を変えた八日間-」のパン・ジュンソク音楽監督、国際批評家連盟韓国本部賞は「ひと夏のファンタジア」のチャン・ゴンジェ監督、新人評論賞(優秀賞)はムン・ソンフン、独立映画支援賞はイム・フンスン監督が受章した。部門別授賞者(作)リスト◆最優秀作品賞:「王の運命-歴史を変えた八日間-」◆監督賞:リュ・スンワン(「ベテラン」)◆功労映画人賞:チョン・ジヌ監督◆脚本賞:チョ・チョリョン、イ・ソンウォン、オ・スンヒョン(「王の運命-歴史を変えた八日間-」)◆男性演技賞:チョン・ジェヨン(「今は正しくあの時は間違い」)◆女性演技賞:キム・ヘス(「コインロッカーの女」)◆新人女優賞:クォン・ソヒョン(「マドンナ」)◆新人男優賞:チェ・ウシク(「巨人」)◆新人監督賞:キム・テヨン(「巨人」)◆撮影賞:キム・ウヒョン(「暗殺」)◆技術賞(美術):リュ・ソンヒ(「暗殺」)◆音楽賞:パン・ジュンソク(「王の運命-歴史を変えた八日間-」)◆国際批評家連盟韓国本部賞:チャン・コンジェ監督(「ひと夏のファンタジア」)◆新人評論賞:ムン・ソンフン(優秀賞)◆独立映画支援賞:イム・フンスン監督◆映画評論家10選:韓国映画評論家協会(映画評論家評)選定10大映画(順不同)「国選弁護人ユン・ジンウォン」「明日へ」「コインロッカーの女」「ファジャン」「無頼漢」「コインロッカーの女」「国際市場で逢いましょう」「暗殺」「ベテラン」「王の運命-歴史を変えた八日間-」
チョン・ジェヨン&キム・ヘス「韓国映画評論家協会賞」男女最優秀演技賞を受賞
俳優のチョン・ジェヨン、女優のキム・ヘスが「第35回韓国映画評論家協会賞(以下、映評賞)」で男女最優秀演技賞を受賞する。26日、韓国映画評論家協会によると映画「今は正しくあの時は間違い」(監督:ホン・サンス)のチョン・ジェヨンと「コインロッカーの女」(監督:ハン・ジュニ)のキム・ヘスが映評賞の最優秀演技賞に選ばれた。最優秀作品賞はイ・ジュンイク監督の「王の運命-歴史を変えた八日間-」が選ばれた。監督賞は観客数1000万人を突破した「ベテラン」のリュ・スンワン監督が受賞する。新人賞の栄誉は「巨人」のチェ・ウシクと「マドンナ」のクォン・ソヒョンが受賞する。新人監督賞は「巨人」のキム・テヨン監督、技術賞は「暗殺」のリュ・ソンヒ(美術)、撮影賞は「暗殺」のキム・ウヒョン監督、脚本賞は「王の運命-歴史を変えた八日間-」のチョ・チョンヒョン脚本家、音楽賞は「王の運命-歴史を変えた八日間-」のパン・ジュンソクが受賞する。映画評論家が選ぶ今年の代表作は「ベテラン」「今は正しくあの時は間違い」「王の運命-歴史を変えた八日間-」「国選弁護人ユン・ジンウォン」「暗殺」「無頼漢」「コインロッカーの女」「ファジャン」「国際市場で逢いましょう」「明日へ」など10本が選ばれた。他にも国際映画批評家連盟韓国本部賞は「ひと夏のファンタジア」のチャン・ゴンジェ監督に、功労賞は「カッコーは夜中に鳴く」のチョン・ジヌ監督が受賞する。映評賞授賞式は11月16日、チョン・ジェヨンとチョ・ヨジョンの司会で、ソウルプレスセンターで開かれる。部門別授賞者(作)リスト◆最優秀作品賞:「王の運命-歴史を変えた八日間-」◆監督賞:リュ・スンワン(「ベテラン」)◆功労映画人賞:チョン・ジヌ監督◆脚本賞:チョ・チョリョン、イ・ソンウォン、オ・スンヒョン(「王の運命-歴史を変えた八日間-」)◆男性演技賞:チョン・ジェヨン(「今は正しくあの時は間違い」)◆女性演技賞:キム・ヘス(「コインロッカーの女」)◆新人女優賞:クォン・ソヒョン(「マドンナ」)◆新人男優賞:チェ・ウシク(「巨人」)◆新人監督賞:キム・テヨン(「巨人」)◆撮影賞:キム・ウヒョン(「暗殺」)◆技術賞(美術):リュ・ソンヒ(「暗殺」)◆音楽賞:パン・ジュンソク(「王の運命-歴史を変えた八日間-」)◆国際批評家連盟韓国本部賞:チャン・ゴンジェ監督(「ひと夏のファンタジア」)◆新人評論賞:ムン・ソンフン(優秀賞)◆独立映画支援賞:未定◆特別感謝牌:アン・ソンギ
「王の運命」チョン・ヘジン“夫イ・ソンギュン、2ヶ月だけ子供たちの世話をするように説得中”
チョン・ヘジンは自身の名前の前に付く女優というタイトルがまだ聞き慣れない。「家に帰ればおばさんだ」と笑って済ます。人々には俳優イ・ソンギュンの妻としてより有名なこの女性は、実は結婚前は夫より有名な演劇俳優で、期待を受ける映画俳優だった。2009年結婚して、家庭のために女優というタイトルをしばらく置いているように見えたチョン・ヘジンが活動を再開したのは2013年。「テロ・ライブ」から始めて「情愛中毒」「いつか家族に」など注目を浴びた映画に出演した彼女は、今回は「王の運命―歴史を変えた八日間―」に加わり、思悼世子(セジャ:王の跡継ぎ)の母暎嬪李氏(ヨンビンイシ)役を印象的に演じた。チョン・ヘジンは「王の運命-歴史を変えた八日間-」で女優として大きな勇気を得たという。それは「勇気をくれた」イ・ジュンイク監督のおかげだという。撮影地が地方であり、時間もかかったため、時には母親としての責任感をあえて隠さなければならない時もあったが、無事作品を終えることができた。「すごく勇気を得て励まされました。イ・ジュンイク監督に会っていなければ、もう一度洞窟の中に潜り込んでいたかもしれません。今回が初めてでした。撮影地が地方でしたが、長い間家を離れている時が多かったです。結婚生活も大事なのに、両方に被害を与えているような気がしました。思考回路が動きました。どうすればいいんだろう。(映画は) 終わりだなと思いました。ずっと母をしていたので空きが大きいかったです。電話はしょっちゅうかかってくるし。宮廷の中だから外に出ることもできないし、7歳、5歳の子供たちは母を探すし。あの時、すごく揺れたんですが、監督が変えてくれました。勇気をくださってありがとうと言いました」たくさん揺れた末で完成した映画で、チョン・ヘジンが見せる演技は優れたものだった。息子と孫を生かすための選択だったが、結局にそれによって息子を死に至らしめる母の悲劇的な運命は後半の嗚咽シーンで爆発する。自らも2児の母であるため、チョン・ヘジンは誰よりもその気持ちがよく分かった。正気では演技できなかったのでお酒を一杯だけ飲んだとも打ち明けた。「準備はできていました。監督が『一杯やりたいですか』と話されて、買いに行くまで5分かかりました。みんな静かだったので、プレッシャーがありました。一杯だけ飲んで、みんな私だけ見ていたので。そのままやりました。よく覚えていません。酔った勢いか、私もこんな演技はしたことがありません。武装解除されましたね。計算もなくセリフもそれじゃありませんでした。『我が子を私が殺してないよね?』というセリフだけ繰り返しました。監督がカットしませんでした。もっと見たかったみたいです。いつまでもカットしてくれなくて(笑)」「『王の運命-歴史を変えた八日間-』になぜ出演したか」という質問に対して、チョン・ヘジンは「イ・ジュンイク監督? へえ、何だろう? どうして私を知っているの?」というのが自身の最初の反応だったという。監督からオファーを受けて、有名な監督が女優としての自身の名前を知っていることに驚いたというのだ。その次は台本だった。ストーリーは怖いほど気に入ったという。結論的にそれを一番喜んだ人の1人は、ソン・ガンホだった。ソン・ガンホはチョン・ヘジンのキャスティングについて聞いて、すぐに電話をかけて喜びを表現したという。(ソン・ガンホとは同じ劇団出身であり、同じ所属事務所)「監督がソン・ガンホ先輩に初めて会って、私が出演すると言ったらすごく喜びながら私に電話をしてくれました。出演できるのかと。私は光栄だと言いましたね。ガンホ先輩もそうですし、イ・ジュンイク監督もそうですし、なぜ私をそんなに歓迎してくれたんだろう? ガンホ先輩曰く、劇団の後輩でもあるけれど、この人物はもっと有名な大きな役だと思ったので、名前が知られた女優さんに任せられるんじゃないかと思っていたそうです。だからその後に監督に対する好感度が高くなったそうです」夫は有名な俳優。比較されたり、一緒にコメントされる場合が多いが、それに対して気まずさはないか尋ねた。チョン・ヘジンはそれについて全然気まずいとは思っていないという。ただ、恋愛時代から俳優マインドがなく堂々としすぎる夫をたくさん叱ったという。「静かに黙っているようにと言いました。(イ・ソンギュンが) 声を出したらみんなに気付かれてしまいますので。私は目立つのがイヤなので、そのためたくさん喧嘩をしました。イ・ソンギュンさんは『僕が罪でも犯したのか』という素朴な人です。俳優マインドではないので、私にたくさん叱られました。知らない人が見れば、この人刺々しい人? と思う人もいなくはないと思います」チョン・ヘジンが何度も吐露したのは役者という職業に対する悩みであった。映画が好きで始めた現場は思っていたような場所ではなく、自らに役者としての資質がないと思った。その間、夫は有名な俳優になり、挑戦はさらに怖いものになった。「ソンギュンに会う前から役者に対する悩みを持っていました。自分の道ではないように思えて、振り返ってみると、私が初めて仕事を始めた時、大学も卒業していなかったし、照明チームであれ、どんなチームであれ関係なく、映画の世界に入りたかったためでしたが、役者になったのは20代前半でした。それが私の最初の社会生活なのです。その時、これじゃないと思いました。女優というのは私に向いていないと。女優の徳目を私は備え持っていませんでした。大変だと思って演劇をするようになりました。今もたくさん揺れています。果たしてうまくやっていけるだろうかと。そんな時、イ・ソンギュンが有名になりました。もっとやるのが怖くなりました。一歩間違ったら非難されるかもしれない、そう思うほどもっと隠れました。インタビューであれ、舞台挨拶であれ後ろにいるのが好きですが、今はどうすることもできません。私が女優をやるなら、もう前に出ても良い、話をしてもいいと思うようになりました」「なるようになれ」と思って、自分をさらけ出し始めたチョン・ヘジン。「王の運命-歴史を変えた八日間-」の後も映画と演劇スケジュールが予定されている。クァク・キョンテクの「犠牲復活報告書」という作品だ。チョン・ヘジンはイ・ソンギュンに子供たちの世話をするように説得していると述べ、笑いを誘った。「子供の世話をする方を探さすべきかなと思っています。ソンギュンさんに『2ヶ月だけ子供たちと一緒に仕事をしてみたら?』と話しています。私はちょうど10月と11月だけ忙しいですから。その時期が過ぎれば、子供たちがあなたを離れるかもしれない。『王の運命-歴史を変えた八日間-』のように。この時じゃないと仲良くなりにくいわよと説得しています」
「王の運命」ソン・ガンホ“ユ・アイン、人見知りの性格が僕と似ていて楽でした”
俳優ソン・ガンホ(48)はまさに竹を割ったようなフィルモグラフィを持っている。1991年、演劇「童僧」でデビューし、1996年に映画「豚が井戸におぼれた日」(監督:ホン・サンス)でスクリーンデビューした後、19年間映画の道だけを歩いた。もっと大衆的な俳優になるためにお茶の間に領域を広げることもできたが、そうはしなかった。20年間毎回異なる姿、異なる雰囲気で観客のもとを訪れた。達人と呼ばれても無理はない、一本木のある人だ。そんなソン・ガンホが、今回は王を演じた。デビュー以来初めての君主に変身したのだ。キングメーカーによって王になった危機の君主であり、息子を米びつに閉じ込めて殺さなければならなかった悲劇的な父親だ。国民の味方として戦った弁護人ソン・ウソクに続き、老論の中心だった英祖がソン・ガンホの顔から新たに生まれた。父の英祖(ヨンジョ)によって米びつに閉じ込められ、8日目で死を迎えた思悼世子(サドセジャ)に再び照明を当てた時代劇映画「王の運命-歴史を変えた八日間-」(監督:イ・ジュンイク、制作:タイガーピクチャーズ、配給:SHOWBOX)。いかなる瞬間にも王であるしかなかった父の英祖と、一瞬でも息子でありたかった世子思悼の歴史に記録された最も悲劇的な家族史を描いた作品だ。「弁護人」(13、監督:ヤン・ウソク)で2000万人の観客動員数を記録したソン・ガンホは、次の作品として「王の運命-歴史を変えた八日間-」を選んだ。故ノ・ムヒョン元大統領を演じた事実だけで得と失をすべて経験した彼が、英祖として戻ってくるということだけが驚きを与えた。そして、10月に初撮影に入る「密偵」(監督:キム・ジウン)では独立のために活躍する見通しだ。作品ごとに狙撃ポイントを備えるソン・ガンホの歩みは予想がつかない。「俳優はただ演じるだけです。もちろん政治的な解釈や志向点はそれぞれが持っていると思います。それは当然だと思います。でも、映画に自身の性向を投影することはできません。映画の中のキャラクターを自分の姿で塗り重ねることはできません。僕がこれまで実存の人物を演じてきたので、僕に対する偏見が更に多いと思いますが、片方を念頭において演技をするタイプではありません。偶然の一致です」(以下、一問一答)―「王の運命-歴史を変えた八日間-」 を選んだ理由は?ソン・ガンホ:「王の運命-歴史を変えた八日間-」について正統時代劇と言いますが、その概念は非常に包括的だと思います。正確な表現ではありません。正攻法と言いますか。イ・ジュンイク監督の正攻法がもっとも正しい表現だと思います。その点が、シナリオを見て一番多く感じた感情であり、アピールしたと思います。―「弁護人」以降、次期作として「王の運命-歴史を変えた八日間-」を選んだ。悩みはなかったか?ソン・ガンホ:特に心配はありませんでした。普段から時代劇というジャンルにこだわっていたわけではありませんから。すでに「観想」(13、監督:ハン・ジェリム)で時代劇というジャンルの先入観がなくなりましたから。むしろクリエイティブな想像力が発揮できるジャンルが時代劇だと思いました。「王の運命-歴史を変えた八日間-」のシナリオを初めて見た時、探求精神、歴史的事実を非常に強く感じました。フュージョン時代劇が流行していますが、そんな時代の中で正攻法の時代劇が魅力的だったし、その点がよかったです。―英祖と「王の運命-歴史を変えた八日間-」のストーリーはこれまでたくさん取り扱われてきた。プレッシャーはなかったか?ソン・ガンホ:考えてみれば、映画で思悼世子のストーリーはあまりありませんでした。1956年の「思悼世子」(監督:アン・ジョンファ)以来なかったんです。テレビを通じてあまりにもたくさん取り扱われたストーリーなので馴染みがあると思っただけです。ほぼ60年ぶりに取り扱われるわけです。以前演劇をやっていた時に「父子有親」で思悼世子のストーリーをたくさん聞きました。なので馴染みはありました。プレッシャーというよりは観客がたくさん知っているストーリーをどのように新しくしなければならないんだろうという懸念はありました。正直、真心で演技をするのがカギだと判断し、演技しました。―これまで放送された思悼世子ストーリーと差をつけるためにどんな努力をしたか?ソン・ガンホ:ドラマと比べるとなると、そのジャンルをけなすことになるのではないかと思い、はばかりがあります。僕の考えでは、ドラマは商業的な部分が大事なので、興味を引く部分が中心となってストーリーを進めると思います。一方、映画は思悼世子の一番現実的な姿を見せようとしました。もちろん技術力でカバーができない特殊扮装は僕も認めます。仕方のない部分です。このような足りなさを十分勘案してでも、最大限現実的な、歴史的な事実に重点を置きました。そこが差ではありませんか?―新しい点があるとしたら?ソン・ガンホ:普段英祖と思悼世子のストーリーは政治的な解釈が多くの比重を占めているじゃないですか。ところが、イ・ジュンイク監督はそのようなすべての因果関係を離れ、ひたすら君主である父親と世子である息子の物語に焦点を合わせた点が新しいと思います。―「王の運命-歴史を変えた八日間-」の中の英祖は今までの王と声のトーンから違う。ソン・ガンホ:実際の史料を探してみると、映画の中のセリフが登場します。もちろん昔の言葉が多いので正確だとは確信できませんが。たとえば、勉強を怠る思悼を責める時にした「お前、1年に勉強したいと思ったことが何回あるのか?」「素直でいいね」というセリフは実際に英祖が言ったセリフでした。自然な対話も多かったと思います。悪口も言ったはずですし、軽い冗談も言ったと思います。僕自身も史料を通じて英祖の人間的な面をたくさん見つけましたから。―王に対するソン・ガンホの偏見も変わったような気がする。ソン・ガンホ:僕も固定観念や偏見がありました。映画を撮影しながらも「王がこんな言葉を言ってもいいのか?」と思ったこともありましたし。でも英祖も人間ですよね。プライベートな席では父親だったし、継母の仁元王后(キム・ヘスク)の前では愚痴も言う、そういう人間的な姿があったと思います。たくさん感じました」―最初はユ・アインと親子関係なのに似てないから心配した。でも、映画で見るとかなり似ていた。二人とも両目の大きさが違うけど、そこが大きく働いたと思う。ソン・ガンホ:(ユ)アインの両目の大きさが違いますか?顔を詳しく見なかったから分かりませんでした。自分の両目の大きさが違うことは知っていましたがハハ。ユ・アインを初めて見たのは「ワンドゥギ」(11、監督:イ・ハン)でした。とても魅力的な俳優だだと思いました。彫刻のようなイケメンではないけど、母性愛を刺激する憐憫がありました。俳優として顔のマスクがいいと言いましたね。そんなイメージのユ・アインと「王の運命-歴史を変えた八日間-」で初めて会いました。二人とも人見知りな性格なので楽でした。お互いに会いたくないと思ったといいますか(笑) 形式的な人間関係が嫌いなんですが、ユ・アインもそうでした。時々飲み会の時に会いましたが、それがとてもよかったし、気楽でした。最近一緒にイベントに参加しながらお酒をよく飲みますが、気持ちよく酔っ払ったユ・アインが告白しました。撮影終了から1年が過ぎたのに「怖かった」と。たぶん僕のことでプレッシャーを感じたと思います。年が20年ほど離れているから難しいと思います。あまりにも馴れ馴れしく近づいてくる後輩たちに負担を感じることがありますが、ユ・アインは僕と性向が似ていてとても楽でした。ハハ。―イ・ジュンイク監督はソン・ガンホの演技をあえて評価することはできないと言った。ソン・ガンホはイ・ジュンイク監督の演出をどのように思うのか?ソン・ガンホ:ハハ。非常に難しい質問ですね。イ・ジュンイク監督とは「王の運命-歴史を変えた八日間-」で初めて出会いました。これまでイ・ジュンイク監督の作品を全部見たし、よく会っていたけど、そのたびに温かい感性を持っている監督だと思っていたので。現場で悩むより、予めすべての状況を設計してくるという点はハリウッドスタイルのような気もします。見解の差はまったくありませんでした。耳が非常に広いので意見を話すと必ず聞いて、受け入れようとしますから。ルックスだけを見ると意地が強そうで心配しましたが、驚くほど配慮がありました。特に女優たちの話をよく聞いてあげていました。ハハ。―観客の間で最も話題になったシーンは、何と言っても英祖の9分のロングテイクナレーションだ。ソン・ガンホ:僕の顔をクローズアップして長く息をつくシーンです。カメラを見て演技をするため、相手俳優がリアクションできない状況でした。父英祖が息子思悼と別れるシーンですし、映画のハイライトでした。元々は最初のセリフをしばらく言い、米びつの前に来て再びセリフを言うシーンでしたが、イ・ジュンイク監督が後でレコーディングをしなければならないからそのシーンのすべてのナレーションを実際に語りましょうと言いました。それもその日の朝に決まりました。もちろん後でレコーディングしてナレーションと演技を別々に見せることができるけど、あまりにも文学的じゃないですか。映画的な不親切さが感じられたから、僕も実際の音声をそのまま使いましょうと言いました。―その結果、感情はよかったけどセリフがよく聞こえなくなった。ソン・ガンホ:わざとセリフを聞こえなく言う意図ではありませんでした。どの俳優がそうやって演技すると思ったのでしょうか?イ・ジュンイク監督もセリフの伝達能力が落ちるから心配し、後でレコーディングしようと言ったと思います。思悼の遺体を確認する瞬間、本当に父親としては表現できない悲しさが感じられました。レコーディングでは当時のその感情が出ませんでした。当時の残像が残った演技になっちゃいました。実際の感情ではない。だから、観客には申し訳ないけど現場の音で行こうと頼みました。感情を正確に表現したかったからです」―アカデミー賞の審査委員だ。もし「王の運命-歴史を変えた八日間-」が外国語部門の候補にノミネートされたら投票するか?ソン・ガンホ:僕も今回初めて経験することなのでどうなるか分かりません。ハハ。年末に強力な候補作のDVDが家に送られてくると聞きました。アメリカに直接行くわけではないと言われました。特権は郵便物がたくさん届くことです。アカデミー審査委員のカードも届きました。もちろん使用はできない、象徴的なカードです。もし「王の運命-歴史を変えた八日間-」を審査しなければならない瞬間が来たら、むしろもっと冷静に審査するのではないでしょうか?(笑)
ユ・アイン「僕は自分の人生を憎み、愛してる」
ユ・アインは時々ジェームズ・ディーンについて話す。彼は青春に対して憧れを持っている。青春の顔として記憶されたい欲望がある。でも、私(記者)はレオナルド・ディカプリオを思い浮かべる。最も美しい瞬間に立ち止まって、不滅の存在になったジェームズ・ディーンと違い、レオナルド・ディカプリオは眩しかった青春と自分に与えられたイメージに対して激しく抵抗する時間を経て、今は様々な表情で信頼を与える現在進行形の俳優になった。私は前者より後者になることの方が、はるかに難しいと考えている。最近、ユ・アインの顔からジェームズ・ディンよりもレオナルド・ディカプリオの顔がより強く見えるのはそのためだ。ユ・アインは依然として成長している。何かに縛られず、とどまらず、そうやって流れていく。だが、驚くべきことに、彼が離れた場所にはいつもユ・アインが残る。それは決して簡単なことではない。―近いうちに、映画館とテレビを通じて財閥3世ユ・アイン(映画「ベテラン」)と悲運の王子ユ・アイン(映画「王の運命―歴史を変えた八日間―」)と豪放なイ・バンウォンに扮したユ・アイン(SBSドラマ「六龍が飛ぶ」)が同時に観客と会う。ユ・アイン:小細工をしたらばれると思った(笑) それで小細工は止めようと考えながら「六龍が飛ぶ」を撮影している。同時に3人のキャラクターが出るから、多くの人に比べられてしまうだろう。新しいものを試みるべきかもしれないという気もする。―興味深くも、3作品とも父親と息子の物語として読むことができる。父親に嫌われたくなくて役員会議にオムツをつけて入るチョ・テオ、父親の愛情に飢えて求めるが結局は米びつに閉じ込められた思悼世子(セジャ:王の跡継ぎ)、「六龍が飛ぶ」で演じたイ・バンウォンは歴史的に王位の座をめぐって父親と様々な葛藤があった人物だ。あえてエディプスコンプレックス(男子が母親に性愛感情をいだき、父親に嫉妬する無意識の葛藤感情)まで話さなくても、父子の間は生涯のミステリーのような気がする。ユ・アイン:息子にとって父親は認められたい対象であると同時に、乗り越えたい対象だ。子供だけじゃなく、父親も子供に認められたい部分があると思う。イ・ソン(思悼)とイ・サン(正祖)の物語のように、子供が自分を乗り越えそうになったらコンプレックスを感じる。僕はまだ子供がいないから詳しくは分からないが、十分にそんなこともある気がする。男は非常に強い社会性を持った動物だからだ。食べ物を捕獲して家に持って帰らなければならない存在だ。そんな強い社会性を持った存在たちが、お互いを理解しようとして、乗り越えようとして、コンプレックスも感じることは自然な気がする。―本能的にそんな側面が強いと思っているのか、それとも社会がそうさせていると思っているのか?ユ・アイン:本能と社会性を分離することは果たして意味があるかな。以前は分離して考えた。人間が持つ純粋性、本性、気質、天罰など、純粋に近い様々なものと社会的で世俗的なものを分離して考えた。でも、今は分離できない何かだと思っている。人というネットワーク、社会というシステムを抜け出すことができるかという疑問が生じたからだ。以前の僕は完全に世界に背中を向けたふりをしたり、「世の中は世の中で、俗世は俗世で、僕は僕だ!」と言うかのように行動した時期もあった(笑)―今「時期もあった」と過去形で話したが。ユ・アイン:あった。今も「ある瞬間、僕は(すべてのものから)完全に分離できる!」という考えがある程度はある。それこそ、根拠のない自信だが、そんな一つの薄っぺらな考えを捨てずに持っている。―その時期のユ・アインは、かなり尖っているように見えただろう。ユ・アイン:とても尖っていた。人より特に尖っていたと思う。―俳優にとってタブーとされた自分の考えそのものを、その時その時に表出することもあった。ユ・アイン:それはイメージだったと思う。言いたいことをはっきり言ったからではなく、僕のあるイメージでそう見えたのかもしれない。その時は意識的にもう少し刺々しくなったり、尖って見せる部分があった。自分のイメージについて自分なりの認知があって、それを作ろうとする傾向がある程度は反映された部分もあった。どう聞こえるかしれないが、「イメージを作ることができる」ということ、それを「戦略的に行うことができることが特権」ということを、その瞬間にはとてもよく知っていた気がする。―今はどうなのか?ユ・アイン:もう特権ではない。ハハハ。今はそんなことをやるためにはより上手で、スムーズにやらなければならないからだ。何より、自分がこれ以上は目立とうとしない気がする。僕のことをよく知っているじゃないか。以前は僕をもう少し目立たせたくて仕方がない、ある意味関心種子(注目されたい人)のような面もあったことを。―実は、2ヶ月前のインタビューで話した関心種子について聞きたかった。むしろ、今はその反対だと思ったからだ。ここ数ヶ月間、ユ・アインは自ら自分を目立たせようとしなくても、すべてのメディアが先にユ・アインを題材に取り出して、ユ・アインについて話して、ユ・アインを目立たせている。ユ・アイン:結局は何が本物で、何が本物じゃなくて、何が僕のもので、何が僕のものではないかに対する判断が自分の中で必要だと思う。僕の中には何も考えず思いっきり遊びたいという考えも、逃げたいという考えもある。それで、外部によって決められる僕と、僕の中心から噴出される自分の間のバランスを取ろうとしている。2人の間の接点を探して、今の僕の姿勢を決めているのだろう。とにかく、上手く区分することが重要な気がする。―自分が上手く区分していると思う?ユ・アイン:ハハハ。分からない。ただ、僕の話をしても、他の世間話のようにただ流すものもあったりする。―今の状況を意外と淡々と受け入れているように見える。ユ・アイン:実は考えたことがある。記者は俳優にとても大きな影響を与える人だ。記者は大衆が「この俳優はOOだ」と定めるようにする力を持っていると考えるからだ。それはとても大きなもので、影響力だ。でも、今のシステムは俳優が自分のカラーを見せる間もなく、絶えず上塗りされて、絶えずスクロールされている。昨日、今日、明日がすべて違う人物になれる構造の中に入ってきているわけだ。こんなメディアと俳優の共存関係は両面性があると思う。どんなことにも縛られないというメリットはある。例えば、「良くない記事が出たの?まあ、大丈夫!明日、スクロールの下にあるはずだから」と思えることだ(笑) 一方、3年前の記事を持ってきて悪用したり、記憶からすでに薄くなった何かを、今の僕の姿に加えようとすることもある。結局、このシステムを把握しなければならないと思う。もちろん、それはとても難しいことだ。「僕をあまり見せないことが自分も傷つかず、僕を見てくれる観客の視線も傷つけない最善の方法なのか?」という考えもする。「それは本当に合っている?」と考える時もある。―リュ・スンワン監督は「ベテラン」の興行について「恐ろしい」と表現した。ユ・アインはどうなのか?ユ・アイン:「恐ろしい」という言葉には2つの意味があると思う。「恐ろしい」ことがどんなものなのか知っているから「恐ろしい」と言うことと、それを知らずに「恐ろしい」と言うことだ。リュ・スンワン監督は前者だ。その数字の意味や価値、副作用、それがどうやって出てきた数字なのかをよく知っているから「恐ろしい」と仰ったのだろう。でも、僕は知っている部分も、知らない部分もある。だから、実はすごく恐ろしくはない(笑)―イ・ジュニョク監督は思悼世子について宿命を持って生まれた人物だと話した。俳優ユ・アインも人生の中で、これは避けられない運命と感じた瞬間があるのか?ユ・アイン:避けられない運命ということは宿命じゃないか。えーと、とても難しい質問だ。よくなかった瞬間が浮び上がる(笑) さあ、これだと特定して話すことは難しい気がする。―それでは、俳優になったことは宿命というより運命だろう?ユ・アイン:いや、宿命だと思う。意味は意味はノーコメントにしたらだめかな。理由が強烈すぎるからだ(笑)―相当な理由であるようだ(笑)「王の運命-歴史を変えた八日間-」の撮影現場はどうだったのか?とても熱い雰囲気が想像されるが。ユ・アイン:撮影現場で僕のやり方は自然になるまでただ遠くに離れていることだ。僕の人生で一番難しいことは、撮影現場で知らない人たちと作業することだ。実は、僕は家に一人でこもって絵を描くべきタイプだ。性格的にとても閉鎖的で人見知りも激しいのに、俳優の仕事は誰かと一緒に作業しなければならない。絶対に一人でやることはない。一人で上手くできることもない。それなのに、社会生活がどんなものなのかも知らない幼い頃に、この世界に現場の最年少として入ってステップを踏んできたので、歪んだ部分がある。正直、今の自分の姿は可愛いと言えない。―どんな面でそう思うのか?ユ・アイン:例えば、礼儀というものはとても重要だ。とても重要だが、その中で自然になりたいという気持ちがある。持っていない気持ちや持っていない尊敬を表現したくない。もちろん、ソン・ガンホ先輩はとても尊敬している。ファン・ジョンミン先輩、キム・ユンソク先輩、多くの監督は本当に僕の師匠で、尊敬する方々だ。でも、それはとても自然に作られたものだ。たまに、自然ではないことを強要される時がある。無条件に礼儀正しく行動しなければならず、(大人に)学んだことが何もないにも関わらず、何かを学んだと話さなければならないような空気がある(一同笑) もちろん、学んだことはあるはずだ。常に何かを学んでいる。キム・ユンソク先輩が「ワンドゥギ」のインタビューの時、良き指導者について「本当にクサい人間を見た時、とてつもないことを学んだ」と話したのが印象的だった。ある人を見て「僕は絶対にこんなことはしない」と感じることも学びの一種なのだ。人間は結局、自ら心を開いておけば、どんなことからも学べると思う。―ユ・アインは学ぶことを渇望する人間なのか?ユン・アイン:実は絶えず課題を行って、絶えず学んで、絶えず成長していくことこそが、僕の人生の最も本質的な目標だ。学ぶ人として生きることこそ、僕の大きな課題だ。でも、東方礼儀之国というものが作っておいた枠の中で、年齢という制約の中で、不自然になって失ってしまうものも多い気がする。人間対人間の出会いにおいて、限界を作ってしまうということだ。今までは誰にとっても目障りにならないように、できるだけ自分を安全網の中に入れて仕事をしてきた。そのためか、ある瞬間、モニターから本当に遠く離れている自分自身を発見した。今もそうだ。撮影現場で僕は、モニターからとても遠いところに立っている。―何かに対して規定することを警戒しているようだが。息苦しくないのか?ユ・アイン:だからと言って、一人が好きと言うわけではない。主演俳優としてやるべきことがある。例えば、後輩や新人俳優がいたら励ましながら引っ張って行ったり、僕が必要な瞬間があり、言わなければならない時はきちんと言う。それを上手にしているようなふりをしている。でも、とてもぎこちないことは。―どうしようもない問題だ(笑)ユ・アイン:ハハハ。そうだ。例えばタバコのことを話そう。この世が変わったと言っても、僕たちが学んだ礼儀というものがある。「先輩、タバコ吸っても宜しいでしょうか」と聞くと、クールな先輩はこう言う「そんなの聞かなくてもいいよ、吸いな」と言ってくれる。だけど、いざタバコを吸うと「本当にタバコ吸うのか」と思うかもしれない(笑) クールなふりをするこの世にうんざりしているが、他人とぶつかり合いながら本当にクールな人になりたい。僕は本物のクールガイだ。ハハハ。クールではない部分は、家で一人で頭を抱える。―ユ・アインが定義するクールさは何か?ユ・アイン:自然に、率直に、または柔軟に先入観なしで行動すること。―あなたは自ら先入観がない人だと思っているのか?ユ・アイン:いや僕は先入観が強い人だ。―何か矛盾する部分があるようだ。ユ・アイン:別の見方をすれば、クールになりたいという意志のようなものだ。僕が持った先入観について反対給付を熾烈に考える。「お前はどうして僕を簡単に判断するんだ?お前も簡単に判断されたくないんだろう!」という共感を作りながら相手に話す方だ。それは、自分自身にも同じだ。例えば、芸能人の噂を見ながら騒いで笑ったり(笑) 現場で誰かを見て、すぐに判断する自分を発見したりする。外部で判断しようとする自分の悪い点。そこに心酔すると、そのようなことを通じて醜い自尊感を作り、歪んだ自信感を持つようになる。結局、冷徹に自分を振り返りつつ、前に進まなければならない。自分に矢を向けなければならない。「僕は完璧に純潔です」がクールではない。この過程をすべて経てこそ、本当にクールな人になれるのだと思う。それをやろうとしている。今の僕は本物のクールガイとは言えない。 (次の質問をしようとしたら、突然話を切り出した。)ユ・アイン:申し訳ないが、このことについてもう少し話したい。クールということはそれは結局、西洋文化から来たものだと思う。韓国の構造と文化の中で、そして私たちが生きているこのシステムの中で、それを受け入れることができるのかを考えさせる。不可能なことなのかもしれない。―そのような点で、イ・ジュンイク監督との相性を聞きたい。権威主義ではなかったのか?ユ・アイン:本当に権威のある方だ。自分を縛り付けるものと制限するもの、そして規定するものと気楽にするものたちの中に、閉じこもったまま生きていられる年輪を重ねた経験者になれる多くの条件を持っているにもかかわらず、権威主義ではない理由は、僕みたいに若い人が持っている意志より、はるかに強い爆発的なエネルギーを持っているから可能なことなのかもしれない。爆発的なエネルギーを持っているということは、結局、物事の中心に立っているからでもある。監督を見ていると脂肪がまったく付いていない。僕は身体が考えに反映していると考えている。だから、時々「マハトマ・ガンディー(非暴力・不服従運動を行い、インドをイギリスから独立させた指導者)に似ている」とからかったりする。―それならば、今のユ・アインの身体はどんなことを反映しているのか?ユ・アイン:ハハハハ、まさに意志だ。さっきも同僚とこれについて話した。「運動してる?」「運動しないとお尻が垂れる」ハハハ。精神的な弾力を失いたくないように、身体の弾力もできる限り長く維持したい。―思悼世子への評価は様々だ。誰かは悲劇の主人公に、誰かは狂人に、誰かは理想主義者と解釈している。恐らくユ・アインも、500年後に出演作品を通じて後代に評価されると思うが、どう評されたいのか?ユ・アイン:まずは肯定的に評価されたい。美術を見ると思潮(ある時代の社会にみられる支配的な思想の傾向)があって、派がある。流行を追う人たちもいて、新しいものを追求する人もいる。アーティストなら、ある程度の抱負を持たなければならないと思う。トレンドを追う人になるのか、トレンドを提示し、主導する人になるのか。うんこの時代の俳優が持つポジションというものがあるが、そのポジションをどう作っていくのかから始めなければならない。ポジションは決められたものだと思うかもしれないが、実は決められたものではない。今は俳優という職業が脚光を浴びているが、ある時代は道化師扱いされたから。ある国では、社会全般的に大きな影響力を持っている。システムの中で有名人として生きていくことについて、その中で俳優として演技という芸術を行うことついて、「必ず何かをやる」という意志よりは「幅広く考えている」と話しておきたい。―生きている時には人々に認められなかったが、後世に再評価されるアーティストたちがいる。フィンセント・ファン・ゴッホ(オランダ出身の画家)のような。でも反対に当時に有名だったが、今は忘れられたアーティストもいる。ユ・アイン:そうだ。だから正確に言うと演技=芸術だと自信を持って言えるように頑張りたい。それは一人でできることではない。僕もそうだ。「僕は芸術家です!」と言うにはまだ恥ずかしいし、自信がない部分もある。少なくとも後輩に自分自身を芸術家であり、他人から堂々と芸術家と呼ばれる前例を作りたい。それがトレンドだと思う。―ユ・アインイズムなのか?(笑)ユ・アイン:ハハハハ。そうではない~ハハハハ。素晴らしい先輩方がいると、その方々を見ながら堂々と「僕もアーティストだ」と言う時がある。僕もこれから先輩になる立場だ。慎重に行動しなければならない。自分自身を何と呼ばれるのか、自分の後輩たちが何と呼ばれるのかを、自分が決めると思っている。だから、俳優たちが自分自身を道化師と呼ぶのは喜ばしくない。それが自分の行動の幅を広げてくれるかもしれないし、多くの攻撃から避けられるかもしれないが、本質は芸術だから。大げさに聞えるかもしれないが、この時代が本質から抜け出さないように、それを行う人々が本質から抜け出さないように並行しなければならない。だから、そのような先輩と監督に会うと力が湧く。―少し大げさな質問になるかもしれないが、ユ・アインはユ・アインの人生を愛しているのか?ユ・アイン:ハハハ。それさえも2つだ。憎しみ、愛している。本当だ。何かをもっと考え、毎瞬間何を選択するのかが違うだけで、同時に行われる。憎しみ、愛している。大げさかもしれないが、良い質問だった。僕が簡単で、正確に答えられる質問だから。
「王の運命」ユ・アインのスチールカットを公開…喜怒哀楽を表現“グラビアのような姿”
映画「王の運命-歴史を変えた八日間-」(監督:イ・ジュンイク、制作:タイガーピクチャーズ)のユ・アインのスチールカットが公開された。「王の運命-歴史を変えた八日間-」はどんな時でも王でなければならなかった父、英祖(ヨンジョ:朝鮮時代の第21代目の王)と一瞬でも長く息子でいたかった世子の思悼、歴史に書かれた最も悲劇的な家族史を描いた映画だ。歴代級の正統時代劇の誕生を知らせ、幅広い世代の観客から好評を得ている映画「王の運命-歴史を変えた八日間-」が、ユ・アインのグラビアのようなスチールカットを公開した。今回、公開されたスチールカットで思悼は、父である英祖の代わりに摂政を行いながら、英祖との関係が悪くなり深い苦悩に陥り、祖母である仁元王后(イヌォンワンフ)の死の悲しみを酒で紛らわす。一方、芸術家的な気質があった思悼はもうすぐ生まれる息子のために嬉しい気持ちで龍の絵を描くなど、苦悩、混乱と怒り、そして喜びまで思悼の喜怒哀楽を表現したユ・アインの姿がまるでグラビアを連想させる。息子である幼い正祖(チョンジョ)をそばに置いて虚空に向けて弓を引きながら「虚空に飛んで行く弓はとても堂々としている」と言うシーンは、美しい映像美とユ・アインの深みのある演技力か加わり、観客たちに深い響きを伝えた。「王の運命-歴史を変えた八日間-」は、観客動員数500万人を突破し、観客の好評の中で長期ヒットを継続するか期待を集めている。
【PHOTO】「釜山国際映画祭」ユ・アイン、オープントーク「王の運命」のインタビューに登場
俳優ユ・アインが3日午後、釜山海雲台ビーフビレッジ野外ステージで開かれた韓国映画記者協会と一緒にオープントーク - ザ見えるインタビューに参加した。ユ・アインは今年「ベテラン」(リュ・スンワン監督) で1300万人の観客を、「王の運命-歴史を変えた八日間-」 (イ・ジュンイク監督)で現在500万人の観客を突破し、第2の全盛期を迎えている。