隻眼の虎
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ソン・ユビン、16歳の俳優の情熱「千の顔を持つ俳優になりたい」
映画「隻眼の虎」の虎こと金隻眼の虎が新人男優賞の候補になるべきではないか、という冗談がある。それもさることながら、「隻眼の虎」の一軸を担当している上、CGを感じさせない虎の姿は「隻眼の虎」を見る観客たちを驚かせたのだ。そして、虎ほど「隻眼の虎」で強烈な演技を見せた新人俳優がもう一人いる。2011年、映画「ワンドゥギ」でデビューしたので、新人という表現は適切ではないかもしれないが、誰かの子役ではなく自身の名前を持つ主演としては今回が初めての作品であるので、俳優としての本格的なデビューともいえる。ここまで言うと察しがつくはずだが、ソク役で登場したソン・ユビンだ。劇中でチョン・マンドク(チェ・ミンシク)の息子役で登場するソン・ユビンは、その年齢とは思えない熱演と方言、時には迫力溢れる男らしい姿で「隻眼の虎」の末っ子の役割を十分に果たした。方言が上手だという褒め言葉に「僕って本当に上手だったんですか?」を聞き返して笑いを誘った。テレビで聞いた方言で演技をしたという彼は「僕が本当に上手くできたのか分かりませんね」とし、当時を振り返った。「僕って、本当に方言が上手だったんですか?テレビで聞いたのを真似したんですが、監督から『悪くない、大丈夫』だと言われました。だからそういうものだと思って、自分が準備した通りにやりました。チェ・ミンシク先生も方言で話しますし、自分も方言で切り返すので、ブツブツ言う形になりました。それを良いと思っていただいたみたいです」まだ演技の経験が多くない彼がチェ・ミンシクの息子役を任せられ、これからはチェ・ミンシクの息子という異名が付くことについて心配はなかっただろうか。しかし「全く考えていなかった」という天真爛漫な答えにもう一度笑いがこぼれた。「とにかく先生のそばについているようにしていた」という、16歳の俳優の情熱にもう一度笑顔が広がったインタビューだった。「プレッシャーがあるなんて考えてもいなかった部分ですね。『隻眼の虎』のシナリオを頂いて、面白い、格好いいと思ってオーディションに参加して、オーディション会場でチェ・ミンシク先輩に会って本当に格好いいと思いました。現場ではいつも先生のそばにいるようにしていました。先生も僕にいたずらをしたり、冗談を言ったりして楽しかったです」ソン・ユビンは「ワンドゥギ」でユ・アインの子役としてデビューした。そして、彼が子役を担当した俳優は一様にイケメンばかりだ。ユ・アインを始めとしてチョ・インソン、シン・ハギュン、パク・ヘイルまで、イケメン俳優の子役を独占したという記者の言葉に「僕はイケメンではないのに、本当に感謝しています」と答えた。それでは、どんな顔かという質問には「どんな顔というよりは、千の顔になりたいです」という俳優らしい答えをして、人々を驚かせた。「僕はイケメンではないのに。ハハ。僕は千の顔になりたいと思います。例えば、ファン・ジョンミン先輩みたいな?本当に様々な役柄をこなしますが、全て合うじゃないですか。そんな千の顔になることを目標に俳優の道を進みたいと思います。僕は親しみのある俳優になりたいと思っています。あまり負担のない俳優というか。格好いい俳優ではなく、親しみが持てる俳優ですね。隣のおじさんまでではありませんが、親しみのある俳優になるのが僕の目標です」
キム・ジュンギ監督、映画「隻眼の虎」側に盗作を主張し損害賠償請求訴訟を提起…4月5日に1次弁論
映画「隻眼の虎」の盗作主張が法廷で争われる見込みだ。25日法曹界によると、キム・ジュンギ監督が「隻眼の虎」のパク・フンジョン監督、制作会社、そして配給会社などを相手取って提起した損害賠償請求訴訟が4月5日ソウル中央地方裁判所第13民事部主管で第1回弁論期日を設ける。これに先駆け、キム・ジュンギ監督は1月、「隻眼の虎」側を相手取って盗作の疑いを主張し、損害賠償請求訴訟を提起した。キム・ジュンギ監督は「灯台守」「人生」などのアニメーションを手がけた監督で、「隻眼の虎」が自身のシナリオである「最後の王」の盗作だと主張した。これに対して「隻眼の虎」側の関係者は「盗作を主張しているが、我々はそのシナリオを見たことがない」とし、盗作の主張に対して反論し、攻防は法廷で争われる見込みだ。「隻眼の虎」は日本植民地時代、二度と銃を構えないと決めた朝鮮最高の名猟師チョン・マンドク(チェ・ミンシク)と朝鮮最後の虎を巡るストーリーを描いた作品だ。
「隻眼の虎」パク・フンジョン監督“虎のCG費用、ハリウッドの11分の1”
「単純に猟師と虎の物語を描いた映画だと思いましたか? 映画を見た知人が『この映画は父親たちのノワールだ』と言いました。チョン・マンドクと隻眼の虎、二人の父のノワールではないでしょうか(笑)」「新世界」で男の物語を荒く描いたパク・フンジョン監督が、今回は100%CGで具現化した虎とベテラン俳優チェ・ミンシクと共に「隻眼の虎」で復帰した。華やかな大作や英雄譚ではなく、朝鮮最後の虎の話を描いた「隻眼の虎」は、予想外の父性愛や重厚感のある物語、水墨画のように淡々と描いたビジュアルで上映時間139分間、目と耳を捉える。「最初CGで虎を描こうとした時、周りの反応は『CGで上手く表現できるはずがない』でした。CGでリアルに表現できなければ公開しないつもりでした。しかし1年以上、200人以上のスタッフたちが最善を尽くして制作し、風の向きや歩き方、雪原に残された虎の足跡を計算して入れました。『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』を見て研究しましたが、その制作費用の11分の1程度で制作したため、大変でした」パク・フンジョン監督はチェ・ミンシク、チョン・マンシク、キム・サンホ、大杉漣、チョン・ソグォンなど多くの演技派俳優たちをキャスティングし、各俳優たちに演技を任せた。白い雪原で彼らの猟師や軍人の演技が目を引き、撮影現場で一度も出会ったことがなかった虎はすべての撮影を終了した後、CGをつけた。撮影現場で虎の演技は俳優クァク・ジンソクが演じた。「『隻眼の虎』を演出する計画はありませんでした。大作を手掛けた監督ならできるだろうと思いました。しかし皆『君が書いたんだから君が最後まで責任を取るべきだ』と言ってくれて、僕がやることになりました(笑) どうすればいいのかすごく悩みましたが、試行錯誤を繰り返した末、徐々にノウハウができました」パク・フンジョン監督は「現在、韓国で動員できる技術は全部使った」と虎を現実世界に具現化させることに総力を傾けたと伝えた。制作費用の多くが虎のCGに使われたほど、CGチームとの努力の末に虎を制作し、小さな補正作業を経て作り上げた。「隻眼の虎」は全体CGのレファレンスがなかった韓国映画界において新たな基準になる映画だ。パク・フンジョン監督はこれに対してプライドを持ち「この映画が他の映画たちの参考書になるだろう」と話した。パク・フンジョン監督は「隻眼の虎」の物語を数枚の紙に並べるのではなく、深く押し詰めようとした。ペットを飼ってきたパク・フンジョン監督は動物と人間の父性愛は同じだと感じ、同じ視線で近づいた。「新世界」が男たちのノワールだとしたら「隻眼の虎」は知人の話のように虎とある男の切ないノワールだ。
チェ・ミンシク「創作者が先に自ら検閲…最も危険なこと」
映画「隻眼の虎」は「トレンドを追って映画を作ることは危険なこと」と信じるチェ・ミンシクの心を動かした作品だ。彼は「隻眼の虎」と自分の間に存在する未知の引力をご縁と表現した。映画を見ていると、キム・デホ(虎)とチョン・マンドク(チェ・ミンシク)の顔が似ているような錯覚に陥るが、いくら考えてみてもそれは単なるビジュアル面の一致から感じる印象ではない気がする。それはたぶん、キム・デホとチョン・マンドクの人生の中から俳優チェ・ミンシクが歩んできた芸術家としてのエネルギーが感じられるためだろう。業、因果応報、節制、礼儀を抱いている映画「隻眼の虎」の中で、55歳を目前にした俳優チェ・ミンシクは何を考えたのだろうか。―今日はタバコがないですね。チェ・ミンシク:(深いため息) そうなんです。―ひょっとしたらやめられたんですか?チェ・ミンシク:いや、そんなことないです(笑) 僕の人生に禁煙はないです。まあ、こんな世の中(屋内禁煙法)になったから仕方ないですね。吸いたくても従わなければなりません。そのおかげで、タバコの本数が減ったのはあります。お酒を飲む時、タバコを続けて吸うようになりますが、その方が二日酔いがきつくならないんです。出たり、入ったりするから。―以前「バトル・オーシャン/海上決戦」で李舜臣(イ・スンシン)を演じたことについて運命だとおっしゃったことがあります。「隻眼の虎」のチョン・マンドクはどうやって出演することになりましたか?チェ・ミンシク:これもご縁だと思います。偉そうに言ってるのではなく、もし「バトル・オーシャン/海上決戦」による負担が大きかったなら、この作品はやっていませんでした。映画がどんな風に完成されるかも分からないこんな不安な作品に出演する理由はありません。もしそれが気になったら完全に正反対の情緒を持った現代物に出演したと思います。そんな計算をすることもできました。でも、僕も分かりません。ただ他の作品よりもこの作品にとても惹かれました。だから、これがご縁なんです。僕は今まで自分の気持ちによって動いたことに後悔したことがありません。そして、それが正解だと思います。映画の成敗や興行成績と関係なく、自分が好きで出演した作品だから人を責めることはできないんです。だから、心が気楽です。映画が上手くいったらもっと嬉しいだけです。「試写会までずっと不安でしたこんなに不安だったことは初めて」―これまで以上に完成した映画が気になったと思います。撮影の間ずっと目に見えない仮想の虎と戦ったから、ストレスも多かったでしょう。チェ・ミンシク:この作品を選んでマスコミ試写会を行う前まで、まるで喉に石が一つ詰まったように不安でした。僕たちがいくら素敵なメッセージだと感じて大衆に声をかけても、キム・デホさん(虎)が不自然だったらダメな映画になるからです。そうなると、この映画は愛されることができないんです。キム・デホさんがめちゃくちゃだと! あまりにもCGっぽく見えると、観客は映画に没頭できないんです。だから、ずっと不安でした。こんなに不安だったことは初めてです。幸い、試写会で見たら、キム・デホさんが自然で、今はとてもハッピーです。ただ、キム・デホさんは礼儀がないんです。マスコミ試写会が終わったらすぐに帰ってしまいました。撮影する時は現場にも出てこなかったんです(一同笑)―すごく気になっているんですが、デホ氏の名字はどうしてキムなんですか?(笑)チェ・ミンシク:南山(ナムサン)から石を投げたらキムさん、イさん、パクさんのうち、一人に当たるというんでしょう? そのうち、一番気楽な名字がキムでした。イ・デホは野球選手にいるじゃないですか。それに、パク・デホという名前は少し情が薄い感じがして、それで深い理由なくキムを選んだんです。ははは。―不確実性を持った作品であるにもかかわらず、「隻眼の虎」に惹かれた理由は見つけましたか?チェ・ミンシク:メッセージだと思います。業、因果応報、節制、礼儀などのことです。実は人生を生きながら常に考えることではないのですが、そんなことが表現できたらいいなと思いました。「捕まえる数だけ捕まえよう。これは山が決めるべきことだ」という台詞にも反映されています。その台詞には多くのことが含まれています。僕があまりにも大げさに言っているようで恥ずかしいのですが、僕たちが倉庫に置いておいた価値、忘れて生きていた美徳を回復、喚起してみるきっかけになってほしいと思いました。―質問を少し広げてみます。チェ・ミンシクさんが感じるに2015年の現在、私たちはどんな価値を忘れていると思いますか?チェ・ミンシク:礼儀がなくなっているのではないかと思えて、僕も反省しています。これは挨拶をよくするかしないかのレベルの話ではないです。草一本、木一本もむやみに向かい合っていなかった人々の心について話しているんです。うちの母と祖母は仏教の信者でした。小学生の頃、母親と山によく行きましたが、その時、母親から「山に大小便をしてはいけない。事前にトイレに行ってから山に行かなければならない」と言われました。僕が「どうしてですか? それじゃあ、そのままズボンにもらすんですか?」と聞くと、「だから前もってトイレに行ってから山に行きなさいと言ったでしょう!」と言われました。これは宗教的な話をしているわけではありません。ただ、もし僕が「こんな話があり得るの? 迷信だろう? 虎は神なんかじゃない」と思う環境で育ったなら、この作品は選ばなかったと思います。だけど、育った環境のおかげでチョン・マンドクの心が僕にはとても自然に理解できました。今考えてみると、この作品に心が動いたのはそんな理由もあったと思います。考えてみれば、本当にそうです。「『僕たちは芸術家です』と言うのは笑われること。ダサいです」―「新しき世界」のインタビューの時、パク・フンジョン監督について根性という表現を使いました。「『私はアーティストだ』というマインドがあって好きだ」と言いました。「隻眼の虎」を撮る時はどうでした?チェ・ミンシク:相変わらずでした。でも、以前よりかなり穏やかになっていました。もう少し大人っぽくなったとでも言いましょうか。きついところがありましたが、もう自分も年を取ったからかそんな部分がとても柔らかくなったと言っていました(笑)―一方、今のシステムでは映画を芸術として、映画人にアーティストの側面からアプローチすることが難しいです。そんな意味で「隻眼の虎」は考える地点が多い映画である気がします。チェ・ミンシク:実はその通りです。作る人の立場から「僕たちは芸術をしています。僕たちは芸術家です」と言うのは笑われることです。ダサいです。それほど愚かに見えることはありません。僕たちは結果として見せなければなりません。重要なのは文化を消費する大衆が先に認めてくれることです。そんな意味で、現在の映画人の位置と映画に対する大衆の認識について僕は前向きに考えています。僕が役者になると言った時、父親から「長男は画家で、次男はタンタラ(芸能人を見下して呼ぶ言葉)? こいつらがお腹を減らしたことがないからそんなことを言っている! まだ苦労したことがないからだ!」と言われました。うちの兄は絵を描いているんです。でも、今は子どもが「K-POPスター」に出ると、両親が一緒に行って応援して尊重してくれます。世の中が変わったんです。いいことだと思います。そして、こんなに映画や大衆文化に関心の高い国はどこにもありません。ある意味、幸せなんです。良い時期に生まれたと思います。その代わり、常套的な話かもしれないですが、だからこそ上手く作らなければなりません。多様に作らなければなりません。ゲームのように楽しめる作品も作って、それなりに真面目な物話を投げかけて観客が悩むようにしなければなりません。多様に、きちんと作らなければならないということです。―まだ渇望を感じるジャンルがありますか?チェ・ミンシク:メロ! メロ! メロ! メロ! 激情メロ! ハハハ。―(笑) メロに対する愛情をずいぶん前から明らかにしていますが、オファーはありましたか?チェ・ミンシク:ないです。皆から激情メロではなく、心配メロになってしまうと言われます(一同笑) それでも、諦めていません。年をもっと取る前に出演しなければならないんですけどね。「舞台はまだすごく怖い。本当に怖いです」―今、メロの話をしていますが、愛というものは年齢によって意味が変わります。チョ・ミンシクさんが考える愛とは何ですか?チェ・ミンシク:とても難しい質問です。ははは。そうですね配慮かな? 若い時は「君のことが好きだ」「どうして僕の言う通りにしないの?」「あなたはどうして他の女と話すの?」「どこに行ってきたの?」など、相手に執着するからです。―過去にそうだったんですね!(笑)チェ・ミンシク:え? ははは。僕もそうでした。執着することがありました。でも、今は生死から確認します(一同笑) 誰かを愛して好きな方法が薄くなったというよりは、余裕ができた気がします。すべて経験してみたから、それがどれほど醜いのか知っているんでしょう。―舞台の上のチェ・ミンシクを見たいと思う方が多いです。チェ・ミンシク:舞台は本当に怖いです。2007年、「PILLOWMAN」という作品で7年ぶりに舞台に立ったことがあります。LGアートセンターの大劇場でやりましたが、くだらないプライドがあってワイヤレスマイクをつけずに舞台に立って大恥をかきました。結局、台詞が聞こえないからと3階を閉鎖しました。―3階を閉鎖する代わりに、ワイヤレスマイクを選ぶこともできたはずですが。チェ・ミンシク:くだらないプライドのためです。その時、怒られた後は、演劇というものは気持ちだけでやってはいけない、それほどの時間を投資しなければならないと改めて心から思いました。―「チェ・ミンシクのような俳優も舞台は怖い」という話は後輩にとって希望的に聞こえると思います。チェ・ミンシク:「隻眼の虎」で友達として出てくる(キム)ホンパは実際に僕の友達です。まだ「インサイダーズ/内部者たち」を見ていませんが、その映画でホンパが素晴らしい演技を見せたと聞きました。「隻眼の虎」では実力に比べて小さな役だったのに出演してくれて感謝しています。ホンパとは舞台で共演してみたいと思っています。50代男性の2人劇! 面白そうじゃないですか? 50代の中年男性のユーモアと空しさとその軽々しさを小劇場で描いたら面白そうです。「作る人が先に自己検閲最も深刻な問題です」―50代の男たちはお酒を飲む時、どんなことを話しますか?チェ・ミンシク:いや~汚いです。本当に色んなことを話します。恥ずかしくて言えないです。はははは。―そういえば、最近「オールド・ボーイ」が非ハリウッドの名作スリラー映画1位に選ばれました。チェ・ミンシク:「オールド・ボーイ」が今も挙がっているんですか? 牛の骨でもないし、本当に長い間言及されてますね~ははは。たぶん、タコを噛んで食べるシーンが印象に強く残るからだと思います。―「オールド・ボーイ」は毎年、海外で名作として取り上げられています。時間を乗り越えた作品であるわけですが、そんなニュースを聞くとどんな気持ちになりますか?チェ・ミンシク:両刃の剣だと思います。認められた作品に出演したという優越感はありますが、そのイメージが俳優にレッテルのようについてくることはそれほどいいことではありません。観客が新しいイメージと創作に集中してほしいから、残像が残ることはあまりです。―「シュリ」「バトル・オーシャン/海上決戦」のように観客の反応が大きいと予想される作品もありましたが、「ハッピーエンド」「オールド・ボーイ」「悪魔を見た」のように大胆な選択もたくさん行っていました。チェ・ミンシク:大衆が好きなトレンドを追って映画を作ることは本当に愚かなことです。「オールド・ボーイ」がどうやって出たのか考えてみてください。当時、パク・チャヌク監督と僕、そして今は「ヨンピルルム」の代表になったイム・スンヨンが「オールド・ボーイ」の原作漫画を見て3人で会いました。中華料理屋さんでお酒を飲みながら「これはシェイクスピアなの? オイディプス?」「これはあり得ないことだろう?」「しかも商業映画で、実の娘と(近親相姦を)?」「こんな映画に誰が投資するんだ?」と言う話を交わしました。だが、ある瞬間、「僕たちが自ら検閲している」「僕たちが自ら統制している」と思って腹が立ちました。これは最も深刻な問題だからです。作る人が自由でないということは言葉にもならないんです。だけど「オールド・ボーイ」は実際に大変な経験をしました。投資が上手くいかなかったんです。お金を出した人もキャンセルして作品から下りるぐらいでした。ところで、僕はどうして「オールド・ボーイ」の話をこんなに長くしているんですか?「まだ自分の人生を振り返って客観的に見れる余裕はありません」―トレンドについて話しています。チェ・ミンシク:あ、トレンド! ごめんなさい。最近、こうなることが多いんです。ハハ。だから、僕が話したいことは「トレンディーなのか、トレンドじゃないのか」は重要じゃないということです。核心はどんな題材をどれほど信頼性があって完成度を高く作るのかだと思います。それで「オールド・ボーイ」の話をしました。「オールド・ボーイ」はまったくトレンディな題材ではありません。でも、僕たちはその題材に魅了されて、夢中になって熱心に作りました。だから観客とコミュニケーションが取れたのです。―結果も良かったんです。チェ・ミンシク:そうなんです! 僕はそれが基本だと思います。―頭より拳が先に出るチンピラを演じて、残酷な悪人も演じました。一方、「隻眼の虎」のチョン・マンドクは3流でも、1流でもなく、自然の順理を全身で受け入れる人物です。55歳を控えたチェ・ミンシクさんの人生はどんな方向に向かって進んでいると思いますか?チェ・ミンシク:ああ、これはお酒を飲みながら話さなければならない質問ですね。ははは。さあ、よく分かりません。まだ自分の人生を振り返って客観的に見れる余裕はないと思います。大衆の評価とは関係なく、自分の中に多くの欲が生じるんです。やりたいことが絶えず思い浮かんで、表現したいことがますます多くなっています。理由は分からないですが、とにかくそうなんです。でも、自分自身に質問するようになることはあります。(独り言)あ、それが自分を振り返ることかな。(嘆きながら)あ! そうかもしれません。僕は進む途中、止まって立つことがあります。そして、「ちょっと待って。僕は今何をしているんだろう? 何のためにこれをやろうとしたんだろう?」と思うんです。そしたら、「今までやってきたじゃん」という答えしか出ません。そうやって合理化したり、意味を付与したり、反省をしたり、いい気にもなります。そうやっていると、物語を作ることやある人物を表現すること、職業自体についての意味を考えるようになります。「きちんと作ろう!」という強迫も生じます。そして「観客が望むことではなく、自分が望むこと」をやろうという気持ちになります。どんな風に聞こえるかしりませんが、自分が望むことがより切実になります。―それでは、以前はどうでしたか? 望んでいる作業をしてこなかったのですか?チェ・ミンシク:以前からそうやってきた気がします。それで、1~2年ぐらいを休むこともありました。僕の場合、一年にたくさんの作品には出演していません。僕が望むことをきちんとやり遂げたいからです。
チョン・マンシク「チェ・ミンシクを信じて『隻眼の虎』に出演…立派な選択だった」
キム・デホさん(虎)に出会ったのは運命だったと言う。先輩チェ・ミンシクから提案され、シナリオも読まずに出演を決めた俳優チョン・マンシク。巧みな弁舌に遊び心あふれる性格の彼だが、野望に満ちた悪役に出会い、心の深いところにある孤独感を引き出した。チョン・マンシクが出演した映画「隻眼の虎」(監督:パク・フンジョン)は日本統治時代、二度と銃を構えないと決めた朝鮮最高の名猟師チョン・マンドク(チェ・ミンシク)と朝鮮最後の虎を巡るストーリーを描いた映画だ。「新しき世界」を演出したパク・フンジョン監督の新作で、同映画に出演したチェ・ミンシクともう一度タッグを組む事でも公開前から関心が高かった。信頼できる俳優の影響は、ただ観客だけに及ぶものではないようだ。チョン・マンシクはこの作品に合流することになったきっかけについて、全てがチェ・ミンシクのためだったと明かした。彼は「先輩が提案してくださった。事実上、通知だった」と言いながら笑った。冗談のようだったが真剣な口調だったため、本気のように聞こえた。チョン・マンシクは当時の状況について「ミンシク兄さんが僕の名前を挙げたという話を聞いて出演すると言った。シナリオも見ていない状況だったけど」と伝えた。そしてチョン・マンシクはキム・デホさんに出会った。映画で彼が演じたクギョンは日本の高官、前園(大杉漣)の命令で隻眼の虎狩りの先頭に立った朝鮮捕手隊のリーダーである。過去隻眼の虎に襲われたことのある彼は、怨恨と成功への野望で誰より積極的に隻眼の虎狩りに参加する。顔は傷だらけのワイルドな人物で、映画の緊張感を高める。これについてチョン・マンシクは「チェ・ミンシク先輩は僕の顔が山賊みたいだから提案してくださったんだと思う」と冗談を言いながらも、クギョンを演じるため努力したときの情熱を表わした。彼は「もともと現場でじっとしていられない方だ。注意力散漫で小学6年生まではどうしようもない子だったが、映画を見て演技をするときは集中力が良かった」とし、「そんな僕が今回は役のためじっとしていた。隻眼の虎を待っている気分だった。一度没頭したら自然にぼーっとしているようになった。この映画以来とても落ち着くようになった。周りの人たちと会話するとき、即興で話すのではなく、一度考えて話すようになった。映画が人を作っている」と話し、笑いを誘った。彼とたった数分話しただけで、ウィットに富んだ話しぶりの中からも真剣な眼差しを見つけることができる。演技について話すときはなおさらそうだった。今回は動物と共に演技しなければならなかった。しかも目に見えない状況の中で感情を引き出さなければならなかった。キム・デホさんを迎え入れるため、彼はまるで動物学科の学生のようにレポートを書く姿勢で勉強したという。チョン・マンシクは作品に出会ったことについて運命だと表現した。そしてチェ・ミンシクを信じて「隻眼の虎」号に乗船したことは立派な選択だったとも語った。彼は最後まで「芝居では重い役をよく演じたが、久しぶりに強い力に出会った。静かだが、あふれ出る力を感じさせてくれたクギョンに感謝している。拒否しなかったことに感謝した」と言い、映画への愛情を表現した。
「隻眼の虎」チョン・ソグォン、俳優チョン・ソグォンと向かい合う
俳優チョン・ソグォンをペク・チヨンの男と記憶している観客には、映画「隻眼の虎」をぜひ見てほしい。スクリーンの中の彼の演技が一層成長した。目で語るチョン・ソグォンの姿を見ることができるだろう。「隻眼の虎」は日本統治時代、二度と銃を構えないと決意した朝鮮最高の名猟師チョン・マンドク(チェ・ミンシク)と朝鮮最後の虎を巡るストーリーを描いた映画だ。チョン・ソグォンは朝鮮人出身というコンプレックスを持っている日本軍将校リュウ役を演じた。チョン・ソグォンはマイデイリーのインタビューで自身が演じたリュウに対して、絶えず出世欲と欲望に包まれ、うんざりした朝鮮から離れ、満州に行きたいと思っている人物だと説明した。被害意識と祖国に対する内的葛藤で悩む人物でもある。チョン・ソグォンはこのような複雑で微妙なキャラクターを、影があってどこか卑劣だが、どこか可哀想な人物として完成させた。リュウの前史が編集され、過去の話は公開されないにもかかわらず、このようなリュウの心境を見事に伝えた。「映画に出演するリュウという人物自体が悪いとは思いません。業に関する話が確かにあります。リュウの業、業報に対して十分に説明したと思います」チョン・ソグォンは自身が「隻眼の虎」にキャスティングされたことを謙虚に受け入れた。運が良かったと言う。このような態度は撮影現場を話す時も同じだった。「隻眼の虎」が自身に多くのことを教えてくれた作品だと言うチョン・ソグォンは、映画を撮影し、公開され、インタビューしている今も胸がときめき、幸せだと率直な気持ちを明かした。「仕事に対してより真剣に悩むことになりました。光栄な事に、僕の夢は俳優ではなかったにもかかわらず、運良くここまで来ることができました。たくさんの先輩たちの教えを自らぶつかって感じ、耳に留めながら、自分自身がより強くなったようです。俳優に対する考えも一次元的に接近するよりは、さらに深く入り込み、受け入れようとしています。俳優という職業を謙虚に受け入れ、乗り越えようと努力し、発展的に前に進むために悩んでいます」観客と評壇から賞賛を受ける俳優だとしても、実る稲田は頭垂るという言葉のように、いつも俳優として自分の未熟な部分を考え演技ではない演技を見せようと努力を繰り返している。チョン・ソグォンもこのような過程を経ている。自ら足りない部分が多いと話す彼は本物の俳優、観客たちに感動を与える俳優になる道を、一歩ずつ進んでいる。「以前『春の日は過ぎゆく』という演劇に出演しました。セリフ一言も逃さないようにお互いに話し合いながら数ヶ月を暮らしました。演技を始めた頃には知りませんでしたが、今考えて見るとそれが正しい方法でした。演劇をする時、多くのことを感じました。俳優という職業に対してもう一度考えるきっかけになりました。俳優という職業を簡単に考えていたようです。『俳優はとても大事な職業なんだ』『一瞬一瞬が全部大事だな』ということを感じました」謙虚さと反省のアイコンだと言っても過言ではないほど、自分ではなく他人、自分の足りない部分について話していたチョン・ソグォンは、スタッフたちにも感謝の気持ちを伝えた。自分の撮影がない時にも撮影現場に来て先輩たちの演技を見守り、スタッフたちと呼吸したおかげで、陰で働く彼らの苦労をより近いところで感じることができた。「スタッフの情熱と考え、彼らが絶えず激しく戦っているのを体で感じました。そして自分自身に対して反省しました。俳優、スタッフたちと共に呼吸し、食事を食べたりお酒を飲んだりしながら自然に親しくなりました。そして共同作業というものはこのようなことなんだなと再び感じました。『隻眼の虎』を通じてたくさん学びました」チョン・ソグォンは俳優として自分自身を磨いている。スタントマンとして活動する中、運命のように俳優になった彼は、今や深い眼差しを備え、俳優人生の第2幕を開いた。わざと大げさに演技しなくても観客たちに深い感情を伝える俳優チョン・ソグォン。今後の彼の活動に関心が高まる。
「隻眼の虎」クァク・ジンソクが“CGで消される隻眼の虎役”を選んだ理由とは
「その隻眼の虎が僕です。顔も出ないのに、出演した理由ですか?」 「隻眼の虎」(監督:パク・フンジョン、制作:サナイピクチャーズ)のもう一人の主人公である虎。体重400kg、身長3m80cmの隻眼の虎は、圧倒的な重さと速度感で期待以上の結果物として誕生した。CGの技術とイ・モゲ撮影監督の卓越した撮影、壮大な音響技術の完璧な調和が成し遂げた成果だ。 しかし、ここにはなくてはならない存在があった。それは他でもなく虎役を演じる俳優だった。100%CGで誕生した隻眼の虎であったため、関節ごとにマーカーを付けて演技をするモーションキャプチャーではなく、言葉通り現場で虎を演じる代役の俳優が必要だった。その主人公が俳優クァク・ジンソクだ。 ソウルアクションスクール第8期出身であるクァク・ジンソクは、リュ・スンワン監督の映画「シティ・オブ・バイオレンス-相棒-」「史上最強スパイMr.タチマワリ!~爆笑世界珍道中~」「生き残るための3つの取引」「ベルリンファイル」をはじめ「グッド・バッド・ウィアード」などあらゆるアクション映画に欠かさず登場していた。ドキュメンタリー「私たちはアクション俳優だ」にも出演した。クァク・ジンソクは「隻眼の虎」で虎の代役を務めた。俳優たちとスタッフたちの動線、視線の置き方、演技において一種のガイドラインが必要だったためだ。仕上げの作業を行うチームがCGで消しやすくするために、青の衣装を着て撮影現場で常に本物の虎であるかのように唸りながら演じた。「最初は猟師隊のオーディションを受けて合格しました。その後に連絡がありました。隻眼の虎を演じる俳優が必要だということでした。顔を見せられる猟師隊を諦めて隻眼の虎を選びました。僕にとっては大きなチャンスだったのです。顔が出ないとしても、絶対に隻眼の虎を演じたかったです。商業映画で主人公としてじっくりと演技ができる、この上ないチャンスでした。隻眼の虎はモーションキャプチャーで作られた虎ではありません。モーションキャプチャーは関節ごとにマーカーをつけて、そのマーカーがデータ化されてキャラクターが作られるのですが、隻眼の虎は100%CGです。僕は消しやすい青の衣装を着て徹底して俳優、スタッフの仕事をしやすくする役でした」虎の動き、習性を徹底的に研究したクァク・ジンソクは、撮影現場で自らを本物の隻眼の虎であると思い込みはじめた。石に足がかかって転ぶことがあっても、必死に山の中を動きまわり、喉が痛むまで隻眼の虎のように咆哮した。その結果、最初は違和感を感じていた俳優たちもいつの間にか彼を本物の虎だと見てくれるようになったという。「パク・フンジョン監督が最初は動き中心のディレクションをしていましたが、後半になるにつれて感情の演技を指示するようになりました。正直、最初は『こいつがどれだけ頑張れるだろう』と思っていたようです。僕はどうせCGで消される存在でしたので。僕が僕の跡を残せるのは、シーンごとに最善を尽くして、感情を持って演技を披露することしか道がありませんでした。そうしてこそ相手役のリアクションを通じて僕の跡が残ると思ったからです」 クァク・ジンソクはチェ・ミンシクと初共演した日、撮影現場の随所を走って回ったという。チェ・ミンシクという存在感に圧倒されることを懸念するのは後の問題であった。「僕が隻眼の虎役を選んだ理由の一つは、チェ・ミンシク先輩でした。チェ・ミンシク先輩は虎と呼吸を合わせるのが難しいと何回も話しましたが、現場では全くそのような感じではありませんでした。先輩はいたずらもよくしましたし、冗談もたくさん言いました。むしろ僕のほうが役に溶け込むために隅っこに行って一人でいたりもしたんです(笑)」「意外と感情の演技をたくさんしました。洞窟の中で死んだ小虎を舐めるシーンを撮った日が特に記憶に残っています。毎日の撮影表に『今日の一言』という欄があって、助監督がお知らせみたいなことを書いて置くのですが、洞窟のシーンを撮った日は『今日は隻眼の虎の感情のシーンがあります。集中できるように配慮しましょう』という一言を書いてくださいました。その時からすでに感動した状態で撮影を始めました。感謝しました。ああ、僕を本物の虎として見てくださっている。僕を信じてくださっていると思えて」クァク・ジンソクは現在映画「阿修羅」(監督:キム・ソンス、制作:サナイピクチャーズ)の撮影に励んでいる。「阿修羅」で共演するファン・ジョンミン主演の映画「ヒマラヤ~地上8,000メートルの絆~」(監督:イ・ソクフン、制作:JKフィルム)と「隻眼の虎」が12月16日の同じ日に公開されたことについては「よりによってジョンミン兄さんと同じ日に当たることになって」と言い、笑顔を見せた。顔は登場しないが、俳優たちの眼差しと映画の随所に強烈な跡を残したクァク・ジンソク。彼はインタビューの最後に「芸能人よりは役者になりたい」と伝え、目を輝かせた。クァク・ジンソクが次回作ではどのような印象を残すのか、期待が集まっている。
「隻眼の虎」チョン・ソグォン、日韓のトップ俳優たちと共演した感想を明かす“夢のようだった”
俳優チョン・ソグォンが映画「隻眼の虎」で韓国と日本を代表する俳優たちと共演した。16日に韓国で公開された映画「隻眼の虎」でチョン・ソグォンは日本軍将校リュウ役を務め、カリスマ性溢れる演技で存在感を放った。特にチョン・ソグォンの演じたリュウは朝鮮最後の虎狩りしか眼中にない日本軍で、これ以上銃を持たないようにしようとする朝鮮最高の狩人チョン・マンドク(チェ・ミンシク)と対立し、ストーリーに緊張感を与える人物だ。だが、同時にリュウは朝鮮人出身というコンプレックスによって、日本軍高官の前園(大杉蓮)に自身の忠誠心を証明できる隻眼の虎を捕まえなければならなかったため、チョン・マンドクが絶対に必要だった。このようにチョン・ソグォンの演じたリュウは、複雑な内面の演技だけではなく、人物同士の葛藤を表現するための俳優たちの息のあった演技も何より重要だった。そのためチョン・ソグォンは自分の撮影シーンがないときも現場を訪れ、完璧な演技のために努力を重ねた。チョン・マンドク役のチェ・ミンシクも常に情熱的に演技に臨むチョン・ソグォンを見守りながら、愛情を込めたアドバイスを惜しまなかったという。これについてチョン・ソグォンは「『隻眼の虎』の撮影現場でチェ・ミンシク先輩と演技について話し合い、練習して本当にたくさん学ぶことができた。感謝の気持ちでやれることは最善を尽くして演じようと思った」と感謝の気持ちを伝えた。チョン・ソグォンは「隻眼の虎」を通じて日本を代表する俳優・大杉蓮とも息を合わせた。劇中、日本軍高官の前園役を務めた大杉蓮は韓国を代表する俳優チェ・ミンシクのように、抜群の演技力を持つ日本俳優で、「隻眼の虎」で圧倒的なカリスマ性と存在感を放った。チョン・ソグォンは日本軍将校役を演じきるために本格的な撮影が始まる前から自ら日本語の先生の元を訪ね、練習を繰り返した。その結果、現場で完璧な日本語を駆使し、大杉蓮を驚かせた。大杉蓮は「チョン・ソグォンさんの日本語の演技は完璧で、情熱的に臨んでくれたおかげで、良い刺激となった」と褒め、チョン・ソグォンも「日本の大俳優と共演するということでとても緊張していたけれど、父のように優しくしてくださって気楽に演じることができた。良い俳優として一歩成長できた時間だった」と心を込めた感想を伝えた。
「隻眼の虎」チェ・ミンシクからソン・ユビンまで…家族のような雰囲気のグラビアを公開
映画「隻眼の虎」(監督:パク・フンジョン)が強烈な5人の男、チェ・ミンシク、チョン・マンシク、キム・サンホ、チョン・ソグォン、ソン・ユビンの家族のような姿を捉えた「CINE21」の表紙のBカット(実際には使われない写真のこと)を公開した。「CINE21」の表紙撮影でチェ・ミンシク、チョン・マンシク、キム・サンホ、チョン・ソグォン、ソン・ユビンの5人の俳優は映画の中でのカリスマ性あふれる姿とは異なり、家族のように温かい雰囲気を作り出した。今回の撮影には映画で朝鮮最高の名猟師チョン・マンドク役を演じたチェ・ミンシクと朝鮮猟師隊のリーダーク・ギョン役のチョン・マンシク、チルグ役のキム・サンホ、そして朝鮮人出身の日本軍将校リュ役に扮したチョン・ソグォンはもちろん、チョン・マンドク(チェ・ミンシク)の息子ソク役を演じたソン・ユビンが参加した。「隻眼の虎」の主要キャストが久しぶりに一堂に会した現場は、撮影が終わるまで笑いが絶えなかったという。スタジオにある大きな虎のぬいぐるみの上に乗った4人の俳優と、虎のぬいぐるみを引っ張っているような可愛いポーズを見せている末っ子ソン・ユビンの姿が写った愉快な写真は隻眼の虎チームの和気藹々とした雰囲気をのぞかせる。撮影後に行われた対談で俳優たちは、「隻眼の虎」に出演することになったきっかけについて口を揃えてチェ・ミンシクと言い、先輩後輩間の義理と敬意を表した。圧倒的な存在感を見せる5人の俳優が「隻眼の虎」で強力なアンサンブルを披露するのか、関心が高まっている。「隻眼の虎」は日本統治時代、二度と銃を構えないと決めた朝鮮最高の名猟師チョン・マンドク(チェ・ミンシク)と朝鮮最後の虎を巡るストーリーを描いた映画で、「新しき世界」のパク・フンジョン監督、代替不可能な俳優チェ・ミンシク主演、チョン・マンシク、キム・サンホ、大杉漣、チョン・ソグォン、ラ・ミラン、キム・ホンパ、ウ・ジョングク、パク・インスなど錚々たる演技派で構成された助演、そして全国の深い山々を回って捉えた朝鮮の野山、スクリーンで生き返った朝鮮最後の隻眼の虎に出会える強烈な体験まで、見所満載な映画だ。韓国で12月16日に公開される。
JYJ ジュンスからイ・ジョンジェまで、C-JeS所属アーティストが「隻眼の虎」を応援!(動画あり)
映画「隻眼の虎」への応援メッセージを、まるで映画の予告のように制作したスペシャル映像が公開された。9日、C-JeSエンターテインメント(C-JeS)は、所属俳優たちが「隻眼の虎」を応援するために制作した映像を公開した。映像にはJYJのジュンスからイ・ジョンジェ、ファン・ジョンウム、パク・チュミとリュ・ジュンヨル、イ・レまで、C-JeS所属俳優18人が映っており、視線を釘付けにした。映像に登場した俳優たちは、台本のある予告映像に出演したように、「隻眼の虎」への応援と期待感が感じられるメッセージを伝え、関心を集めている。特に、それぞれ活動している映画、ドラマ、公演現場のリアルな姿は見る楽しさを倍増させる。現在、時代劇を撮影中のソン・イルグクは、現場で大きな太鼓を叩きながら「隻眼の虎」の16日公開を知らせ、キム・ガンウは広告のようにレッドカーペットの控え室でタキシードを着て、カリスマ性溢れる声で応援のメッセージを伝え、期待感を高めた。「隻眼の虎」を応援する映像を企画したC-JeSのマネジメントチーム長は「マネージャーたちが企画し、俳優たちと話し合って全体的にストーリーのある台詞を書き、現場のリアルさを伝えるために自ら撮影した。映画『隻眼の虎』にチェ・ミンシク、チョン・ソグォン、ソン・ユビンの3人の所属俳優が出演するだけに、彼らを応援する特別な映像を作りたかった」と企画意図を明かした。「隻眼の虎」は日本統治時代、二度と銃を構えないと決心した朝鮮最高の名猟師チョン・マンドク(チェ・ミンシク)と朝鮮最後の虎を巡るストーリーを描いた映画で、12月16日に韓国で公開される。
ファン・ジョンウム、熱愛を認めた当日に公の場に登場…映画の試写会で明るい笑顔
女優ファン・ジョンウムがプロゴルファー出身の事業家イ・ヨンドンとの熱愛を認めた日の午後、公式の場に姿を現した。ファン・ジョンウムは8日午後、ソウル江南(カンナム)区三星洞(サムソンドン)のMEGABOX COEX店で開かれた映画「隻眼の虎」(監督:パク・フンジョン)のVIP試写会に出席した。この日、ファン・ジョンウムは茶色のファーコートを着て登場し、明るい表情で取材陣の前に立った。これに先立ちファン・ジョンウムの所属事務所は「ファン・ジョンウムとイ・ヨンドンは知人の紹介で出会った」と熱愛を公式的に認めた。所属事務所は「確かなのはまだ結婚の話をする段階ではなく、2人が良いお付き合いを始めたばかりであるため、優しく見守っていただくようお願い申し上げます」と付け加えた。チェ・ミンシク、チョン・マンシク、キム・サンホなどが出演した「隻眼の虎」は日本統治時代、二度と銃を構えないと決心した朝鮮最高の名猟師チョン・マンドク(チェ・ミンシク)と朝鮮最後の虎を巡るストーリーを描いた映画で、12月16日に韓国で公開される。
「隻眼の虎」チョン・ソグォン、大杉漣と共演した感想を明かす(動画あり)
俳優チョン・ソグォンが映画「隻眼の虎」で大杉漣と共演した感想を明かした。8日午後、ソウルロッテシネマ建大入口(コンデイック)店では、映画「隻眼の虎」の試写会が開かれ、俳優チェ・ミンシク、ソン・ユビン、チョン・マンシク、チョン・ソグォン、キム・サンホ、パク・フンジョン監督らが出席した。劇中、日本軍将校リュウ役を演じたチョン・ソグォンは「大杉蓮さんは何かオーラが感じられた。そのオーラに圧倒されていたけど、優しく気遣ってくださった。日本から持って来たお菓子やお土産をくださったり、韓国語で話そうとしていた」と明かした。続いて「僕も日本語で会話しようと努力し、仲良くなった。日本語の演技は現場でたくさん練習した。何度も確認し、聞きながら練習した。だが、リュウという役の設定は朝鮮人だったので、日本語を流暢に話さなくてもいいと言われて安心した。撮影現場自体が僕には夢のようだった。チェ・ミンシク先輩からパク・フンジョン監督まで、現場にいるのが夢のような気持ちで撮影に臨んだ」と伝えた。「隻眼の虎」は日本統治時代、二度と銃を構えないと決心した朝鮮最高の名猟師チョン・マンドク(チェ・ミンシク)と、朝鮮最後の虎を巡るストーリーを描いた映画で、12月16日に韓国で公開される。※この動画はPCサイトのみの対応となります。