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  • Vol.9 ― “2014ルーキー”ユン・ジョンフン、もしかして君の虜になったのだろうか?

    Vol.9 ― “2014ルーキー”ユン・ジョンフン、もしかして君の虜になったのだろうか?

    2014年の午年が明けた。10アジアでは、新年初の企画として10人の2014年の優良株を選んでみた。1日に5チームを紹介する。コ・ソンヒ、パク・ドゥシク、BESTie、5urprise(サプライズ)のソ・ガンジュン、C-CLOWN、Asian Chairshot、アン・ジェヒョン、オム・テグ、ユン・ジョンフン、チョ・スンヒョンがその主人公だ。計10組全員が、昨年自分の名前を広めようと一生懸命に頑張り、2014年は本格的に良い実を結ぼうとしている。10アジアが選んだ優良株たちが、午年の中でも60年ぶりとなる青馬の年に青い馬に乗りダイナミックに一年を走り続けることを願ってルーキー証明書を授与する。どうして君の虜になったのだろう?ユン・ジョンフンはtvN・Mnetミュージックドラマ「モンスター~私だけのラブスター~」(以下「モンスター」)のシン・ジェロク役で視聴者に顔を知らせた。演劇の舞台と独立映画を通じて実力を磨いた演技力のある新人俳優ユン・ジョンフンは、2013年の一年間、テレビドラマを通じて自分の経歴を着実に積み上げてきた。直近ではブームを巻き起こした「応答せよ1994」にも出演した。錚々たる主演俳優たちの中でキム・ギテという小さな役だったにもかかわらず、彼は強い印象を残すことに成功した。ユン・ジョンフンの最大の魅力は、よく笑って善良そうに見える外見とは真逆のものだ。彼は「モンスター」のシン・ジェロクの卑劣さと「応答せよ1994」のキム・ギテの明るさを見事に演じ分ける。彼独特のエネルギー満ちた姿も強みだ。元気なエネルギーがテレビの前にいる視聴者にまで伝わる。共演した人たちが口を揃えて彼についての美談を話すという点も、彼が長く活躍できる俳優だと思わせる大きな理由だ。ユン・ジョンフン、2014年に向かって直進!ユン・ジョンフンの2014年は早くも活気付いている。「モンスター」に続いて「応答せよ1994」、そして「エマージェンシー・カップル」まで着実に次回作に出演しながら休む暇がない。さらに、「エマージェンシー・カップル」は俳優なら誰もが出演したいと思うメディカルドラマだ。ユン・ジョンフンは「エマージェンシー・カップル」で、自由奔放だが医学に没頭する、こだわりが強くてプライドが高いヨンギュというキャラクターを演じる予定だ。今までに演じたキャラクターに比べ、よりリアルなキャラクターを見せてくれると期待される。

    10Asia
  • Vol.6 ― 【TVキャラクターアワード】吸血鬼から九尾狐、犬まで…“異色のキャラクター列伝”

    Vol.6 ― 【TVキャラクターアワード】吸血鬼から九尾狐、犬まで…“異色のキャラクター列伝”

    「TVレポートキャラクターアワード99」はここ1年間、韓国で放送されたドラマを通してもっとも印象的なキャラクター99人を選定し、受賞するイベントで、毎年9月に発表します。御曹司、苦難や逆境にも挫けないキャンディ(漫画キャンディ・キャンディの主人公、お転婆で、元気に困難を乗り越えるキャラクター)など、ありふれたキャラクターはもう忘れてもいいだろう。最近のお茶の間では異色のキャラクターが人気だからだ。地上派ならびに総合編成チャンネル、ケーブルまで様々なドラマで異色のキャラクターが相次いで登場している。TVレポートは創刊9周年を迎え、1年間(2012年7月~2013年7月基準)の間に視聴者のもとを訪れた韓国ドラマのキャラクターの中で愛された「キャラクターアワードBEST99」を選定した。その中でも平凡さを拒否する異色のキャラクターを選んでみた。ランキングの中で唯一の犬であるトクデが紹介する異色のキャラクター列伝だ。「ヴァンパイア検事 残された赤い記憶」(2012.9~11) 可哀そうなヴァンパイアL(クォン・ヒョンサン)ワンワン。最初に紹介する異色のキャラクターはOCNドラマ「ヴァンパイア検事 残された赤い記憶」のLさ。同名だけどINFINITEのイケメンメンバーのエルじゃないから勘違いは禁物。Lは放送前から視聴者をだましたキャラクターで有名なんだ。予告編の映像に登場するLがJYJのジェジュンと似ていたため、「ヴァンパイア検事シーズン2 ジェジュン」という検索ワードがポータルサイトに登場したんだ。クォン・ヒョンサンが出演を確定する前に、違う人が事前に撮っておいた予告映像なんだって。前置きはこの辺までにして、Lは可哀そうな異色のキャラクターなんだ。もともと普通の人間だったのに、秘密研究所で変な実験と拷問を受けた末にヴァンパイアになってしまった。ミン・テヨン検事(ヨン・ジョンフン)はそのことを知らずに、Lを怒ってばかりで殺してしまったんだ。Lはヴァンパイアの正体を現すときも差別を受けたんだ。ミン・テヨン検事は青いレンズをつけて、アイラインまで描いてシックなヴァンパイアに変身した。Lは赤いレンズをつけて、恐ろしい魅力だけをかもし出したんだ。ヴァンパイアの象徴である牙も、Lのやつはすごく怖かった。それでも女性視聴者には人気爆発だったんだ。ハンサムな上に、すぐに服を脱いで素敵な筋肉を自慢したから。あ、クォン・ヒョンサンは瓶に入った血をガブガブ飲んで、お腹を壊したんだって。血がブラックベリーのエキスだったから。でも、アメリカの韓国ドラマファン50万人が参加した2012年ドラマフィーバーアワードで「今年最高の悪役(Best Bad guy of the Year)」を受賞したから、やりがいはあっただろう?特技:血を吸うこと好きなもの:血人気要因:血を吸う姿がセクシーだから人気点数:★★★★異色点数:★★★★「青い巨塔」(2013.1~7) 大脳の前頭葉に刻印された除隊間近の兵長(チェ・ジョンフン)男心を鷲掴みにした最高の異色のキャラクターがいる。綺麗な女の人かって? 残念ながら男なんだ。tvNの軍隊と医療を題材にしたドラマ「青い巨塔」の除隊間近のチェ・ジョンフン兵長。どれだけ人気だったのかって? シーズン2(「青い巨塔ゼロ」)でも主人公を務めるほどだ。前シーズン3小隊員の中で唯一、生き残ったユニークなキャラクターさ。「青い巨塔」最高の流行語である「晩年に~とは」「大脳の前頭葉」などもすべてチェ・マルニョン(チェ兵長のあだ名)のもの。ダサくても憎めない兵長として愛されている。チェ・ジョンフン兵長は本当に唯一無二のキャラクターなんだ。体感温度氷点下30度の酷寒期訓練で、お尻を出して大便をしていたところ、大変なことになったんだ。凍った大便に頭をぶつけて転んだのさ。局部を怪我して、その部分を氷で湿布したりもしたんだ。末年に局部を怪我するなんて。チェ・ジョンフン兵長は飲酒運転の謝罪放送もドラマでしたんだ。ドラマで3週間営倉(罪を犯した軍人を収容する懲罰房)にも行った。キム兵長はチェ・ジョンフン兵長が謝罪するとき「誰に話しているんだ。お酒でも飲んだのか」とけなしたりもした。チェ・ジョンフン兵長だから可能なことだったと思う。ねえ、知ってる?チェ・ジョンフン兵長はフルート専攻の音大生なんだよ。特技:フルート好きなこと:食べること人気要因:拒否できないダサい魅力人気点数:★★★★★異色点数:★★★「IRIS 2」(2013.2~4) チーム長レイ(デイビット・マッキニス)「早く撃て!(Take the shot!)」「僕らの日曜の夜-リアル入隊プロジェクト本物の男」チャン・ヒョクは、撃てと言われて本当に撃った。KBS 2TVドラマ「IRIS 2」のレイが異色のキャラクターに選ばれた。レイはシーズン1から活躍したアイリスのチーム長なんだ。韓国語、英語、日本語の3ヶ国語を駆使する優秀な男さ。悪役だけど、カリスマ性溢れる表情とリアルなアクション演技で愛されたんだ。「IRIS 2」のオムファタール(魔性の男)でもある。キム・ヨンファ(イム・スヒャン)、イ・スジン(ユン・ジュヒ)もレイの魅力にどっぷりはまったんだ。それに、レイ役を演じたデイビット・マッキニスは「キャラクターアワード99」で唯一韓国以外の外国籍の俳優なんだ。「IRIS」のキャラクターはみんなスーパーマン。銃に撃たれてもなかなか死なない。レイの指示で殺人兵器として生まれた変わったチョン・ユゴン(チャン・ヒョク)も頭を銃で撃たれて、心臓まで止まったのに生き返ったんだ。レイはシーズン1で銃に撃たれたけど生き残り、「IRIS 2」でもかなり銃に撃たれながらも回復した。けど、最後はチョン・ユゴンに撃たれまくって死んだのさ。その前にチョン・ユゴンもレイの銃に撃たれて記憶喪失になったから公平だと言えるのかな? とにかく、レイは本当に可哀そうなキャラクターなんだ。組織に忠誠を尽くしたけど、IRISの指揮官ミスターブラック(キム・ガプス)に利用されて、捨てられたんだ。彼の死を悲しむ人は誰もいなかった。でも「IRIS」ファンからの愛は一身に受けたのさ。特技:銃に撃たれても生き残ること好きなもの:ミスターブラック(?)人気要因:スタイリッシュなアクション&外国語人気点数:★★★異色点数:★★★「九家の書」(2013.4~6) ダーク&セクシーク・ウォルリョン(チェ・ジニョク)今年の上半期、女心を鷲掴みにした最高に異色のキャラクター? 当然、この方! MBCドラマ「九家の書」のク・ウォルリョン(チェ・ジニョク)。同じ放送局だから言うんじゃないけど、犬から見ても本当に格好いい。ク・ウォルリョンは智異(チリ)山を守る守護神なんだ。よく言えば守護神で、本当の正体は九尾狐(クミホ)なんだ。千年も生きた狐だけど、しっぽみたいなものはない。セクシーさとカリスマ性で武装した九尾狐さ。1997年に韓国でブームを起こしたドラマ「星に願いを」のアン・ジェウク以来、片目を隠したヘアスタイルでこんなに格好いいキャラクターはいないだろう。ク・ウォルリョンは愛する人間の女ユン・ソファ(イ・ヨニ)のせいで千年悪鬼になったんだ。ユン・ソファが山菜を取りに行かなければ、人間に存在がばれずに済んだのに! ク・ウォルリョンは100日間祈り、人間になってユン・ソファと結婚しようとしたんだ。しかし、九尾狐に変身した姿に驚いたユン・ソファが裏切ってしまった。千年悪鬼に変わったク・ウォルリョンはなりふりかまわずに人間を殺し、悪に染まっていったけど、最終的にユン・ソファがク・ウォルリョンを救ったんだ。ユン・ソファはク・ウォルリョンを守護神に戻すために自らの心臓を刺したんだ。ク・ウォルリョンは再び守護神に戻り、ユン・ソファと共に月光庭園で永遠の眠りに落ちたんだ。ク・ウォルリョンは去っていったけれど、ハンサムな息子チェ・ガンチ(イ・スンギ)は残った。親の血を引いて、チェ・ガンチもすごく格好いい。特技:憂いを帯びた眼差し、ひたすら格好よくいること好きなもの:ユン・ソファ(嫌いなもの:山菜)人気要因:セクシーなカリスマ性&純愛人気点数:★★★★★異色点数:★★★★★「モンスター~私だけのラブスター~」(2013.5~8) アイドルのユン・ソルチャン(BEAST ヨン・ジュンヒョン)「俺、スターだよ?」アイドルを本当のアイドルが演じた。tvN・Mnetのミュージックドラマ「モンスター~私だけのラブスター~」のユン・ソルチャンも異色のキャラクターとして愛されたんだ。ユン・ソルチャンは劇中、大人気のアイドルグループMAN IN BLACKのリーダー兼ボーカルだけど、熱狂的なファンが企んだ計略に巻き込まれて活動を休み、戻ってきた学校で、ニュージーランドから転校してきた羊飼い少女のミン・セイ(ハ・ヨンス)と運命的な出会いを果たしたんだ。その後、問題(?)の多い友達と一緒にカラーバーという音楽サークルを作ってユン・ソルチャンの人生を取り戻したのさ。ユン・ソルチャンはナルシストなんだ。「俺、スターだよ~」と叫び、ミン・セイに自分がスターであることを強調したんだ。でも、憎めなかったんだ。「青い巨塔」のチェ・ジョンフン兵長に負けないウザい魅力の持ち主だから。実は、養子として育ったから、愛情に飢えていた男だったんだ。気難しくも人間味溢れるアイドルだった。ユン・ソルチャンを演じたヨン・ジュンヒョンは本物のアイドルらしく、アイドルのユン・ソルチャンが感じる苦悩も自然に表現したんだ。見ていると、ユン・ソルチャンがヨン・ジュンヒョンなのか、ヨン・ジュンヒョンがユン・ソルチャンなのか分からなくなっちゃう。もう、BEASTのステージでヨン・ジュンヒョンを見ると、ヨン・ジュンヒョンじゃなくてユン・ソルチャンがいるみたい。特技:歌&ダンス&うぬぼれ好きなもの:ミン・セイ人気要因:気難しさ&格好よさ&ウザさ人気点数:★★★★異色点数:★★★「オーロラ姫」(2013.05.20~) 本当の主人公(?) トクデワンワン。いよいよ僕の出番だ。なんと言っても最高の異色のキャラクターはこのトクデ様じゃないかな? 僕はMBC毎日ドラマ(月~金曜日に放送されるドラマ)「オーロラ姫」の主人公オ・ロラ(チョン・ソミン)が一番愛する存在なんだ。うちのオ・ロラは僕のことを心配して、占いまでしてくれたのさ。僕はKBS 2TV「ハッピーサンデー-1泊2日」のサングン兄さん以来、最高の犬スターだと自負している。ドラマでは僕が最高なんだ。僕みたいにドラマにたくさん登場した犬はいないと思うよ。TVレポートが選んだ「お茶の間異色キャラクターBEST99」でも68位になったんだ。僕の下にはチャ・テヒョン、IU(アイユー)などがいるんだよ。僕の特技は話すことさ。ワンワンと吠えるだけじゃなくて、人間みたいに話したりもする。声は誰なのかと尋ねないで。あと、吹き出しも話すことになるのかと言わないで。僕はオ・ロラも好きだけど、燻製サーモンが特に好きなんだ。もっとたくさん食べられるようになったらいいな。あ、自慢したいことがあるんだ。最近、ファンサイン会を開いたんだ。「2013 ソウルFCI国際ドッグショー(FCI International Dog Show)」で多くのファンにサインをしてあげたんだ。これはもう異色のキャラクターの中でベスト・オブ・ベストじゃない?イム・ソンハン脚本家先生。「本当に愛しています。僕は犬で、脚本家のお姉さんは美人~」特技:話すこと好きなもの:燻製サーモン人気要因:存在そのもの(名台詞:おじさんこそ、犬に生まれない方が良いよ)人気点数:★★★★★★異色点数:★★★★★★

    TVレポート
  • 【CLOSE UP】ユン・ジョンフン ― 若い太陽のような君へ

    【CLOSE UP】ユン・ジョンフン ― 若い太陽のような君へ

    いくら良いことがあっても調子に乗らず、悪いことがあっても気後れしないように努力するという新人俳優ユン・ジョンフンの言葉は、彼の大変だった無名時代を想像させた。インタビューの間、彼はとても面白い話のように明るいトーンで笑いながら話していたが、実は多くの人々にとって決心することさえも大変で勇気に満ちた人生を、彼は生きてきたに違いない。でも、ユン・ジョンフンの人生はドキュメンタリーというより明るいヒューマンコメディに近い。それは彼の印象のおかげでもある。ユン・ジョンフンはようやく自分の名前と顔を知らせることができたテレビデビュー作、tvN・Mnetミュージックドラマ「モンスター~私だけのラブスター~」で、パク・ギュドン(カン・ウィシク)をいじめるシン・ジェロク役を演じた。シン・ジェロクはドラマの中でほぼ唯一の悪役だった。それにも関わらず、「モンスター~私だけのラブスター~」のスタッフや出演者のみんながユン・ジョンフンを「とても良い人だ」と褒め称えた。撮影現場の声は常に一番真実に近い。直接会ったユン・ジョンフンは、彼の大変だった過去さえもまるで一編の面白い童話のように話すポジティブなエネルギーが溢れ出す人だった。彼は演技のために大学を中退し、ついには家出までするしかなかったという重い話を口にした。そのため、5年間も父親の顔を見ることができなかったと言った後、「僕も父親も、本当に恐ろしい親子です」と付け加えながら笑い出した。そうすると、聞いている人も彼と一緒に笑うしかない。後になってその話の重さに気づくが、彼の前ではただ一緒に笑うばかりなのだ。 ユン・ジョンフンの善良な印象も一役買う。彼が出演したキム・テヨン監督の短編映画「FROZEN LAND」がカンヌ国際映画祭に進出し、彼を知るようになったフランス人たちが彼を「コリアン・プリティボーイ」と呼んだほど、彼はアイドルグループのメンバーのようにきれいな顔を持っている。そんな顔が目の前で微笑んでいると一緒に笑うしかない。これは「モンスター~私だけのラブスター~」のビハインドストーリーだが、撮影現場でエキストラの生徒役を演じた俳優たちは全員、実際の高校生だった。そして、彼らが選んだ「モンスター~私だけのラブスター~」の最高の人気者がユン・ジョンフンだったという。これはカン・ウィシクからの証言である。ユン・ジョンフンは、「カン・ウィシクがそう言いましたか?」とにっこりと笑い、「違います。最初はみんなが僕に従ったかもしれませんが、それは僕が一番年上だからです。今年で30歳ですから(笑) 彼らとはほぼ一回り離れているんです。後半なるとみんなが僕をおじさんと呼びました」と話した。「不思議でした。机の上に兄さんと落書きされていたりして、本当に学校に通っているような気がしました。エキストラのみんなが俳優になりたいと思っている子たちだったので、後で必ず違う作品で共演しようと約束もしました」「モンスター~私だけのラブスター~」の隠れた最高の人気者であり、今は彼を知っている人々もある程度増えたが、それでもユン・ジョンフンは「(作品に出演するためには)無条件にオーディションを受けます」と調子に乗ることなく慎重な姿を見せる。たぶんその慎重な性格から得た余裕があるから、彼は肯定的なエネルギーを発散できるのだと、ふと思った。「人々から見て、気楽な俳優になりたいです。僕は人が大好きなので、人と共に歩く俳優になりたいです。俳優だからといって特別な人間のように生きたくはありません」ユン・ジョンフンは次回作としてtvN「応答せよ1994」に出演を確定した。そのドラマでも彼は自身が持つ太陽のようなエネルギーで周りの人々からたくさん愛されるだろう。

    10Asia
  • 「ナイン」から「花よりおじいさん」まで“ケーブルドラマホリック”ケーブルTVだからと言ってなめるなよ!

    「ナイン」から「花よりおじいさん」まで“ケーブルドラマホリック”ケーブルTVだからと言ってなめるなよ!

    今年の夏、ケーブルテレビの番組が地上波放送を脅かしている。テーマだけでなく、内容においてもハイクオリティなアイテムが、地上波ではなくケーブルを通じて正直な視聴者たちの目と耳、そしてリモコンに確実にアピールし始めたためだ。ケーブルテレビの躍進はもう無視できない。/EDITOR チェ・シネケーブルドラマのテレビ襲撃!最近人気を集めているケーブルテレビの番組を調べてみると、多彩なテーマだけでなく、独特な技法でますます斬新になっている。もちろん、地上波番組に比べてテーマの選択に自由があり、表現の制約が少ないことがその理由の一つであることも事実だ。お陰でここ1~2年の間、ケーブル放送は短期間で急成長を遂げており、地上波より格下で、刺激的で、マクチャン(日常では起こらないような出来事や事件が次々と起きる韓国特有のドラマ)という認識を完璧に払拭するに至った。だからだろうか。自身の考えをもう少し自由に、ありのまま、より一層鮮明に表現したがるプロデューサーたちがケーブルチャンネルに移籍するケースが多々ある。地上波からケーブルに移籍したプロデューサーは「地上波とケーブルは色々な点で比較できる。どうしてもケーブルは表現が自由で、比較的制限が少ない。そして番組を制作する環境自体が良いと思う。長い時間、企画・構成できることも番組を制作するにおいて重要な長所として働く。ケーブルはたくさんの部分をオープンにしておくような感じだ」と語った。そのお陰で放送初期にケーブルチャンネルが危機に晒されると懸念していた放送関係者たちの見通しは外れた。さらに、チャンネルの奪い合いになるとされた総合編成チャンネルの登場は、むしろ視聴者に「地上波の他にもテレビチャンネルが多いんだ」と思わせることで、相乗効果を発揮し、更なる視聴者を呼び込んだ。このように多彩なテーマと完成度の高い作品は、様々な好みを持つ視聴者を魅了するに十分だった。短い時間で視聴者の目を地上波からケーブルに向けさせた番組を紹介する。ケド廃人ケーブルドラマから出られない。よくケーブルドラマを略してケドと呼ぶ。これは米国ドラマを意味する米ド(ミド)や、日本のドラマを意味する日ド(イルド)から派生した単語だ。そしてこのケドという単語には、韓国視聴者も自ら探して観る米ドや日ドのように、「実際に探して見る」という意味が込められている。ケドは現在、地上波に劣らないという評価を越え、地上波よりマシだという評価まで受けている。「ナイン~9回の時間旅行~」今年の上半期、この世界をファンタジーの世界に変化させたtvNの「ナイン~9回の時間旅行~」(以下「ナイン」)は、ケーブルドラマの品格を一層高めたドラマとして好評を博した。「ナイン」は昨年既に地上波でブームとなったタイムスリップという、多少陳腐に思われかねないテーマでスタートしたが、終わりは華やかだった。香を燃やすこというできる9回のチャンス、そして香が燃え尽きるまでの30分、ちょうど20年前の同じ時間に戻ることができるという制約が、他のタイムスリップドラマとは差別化されていたという評価だ。また、過去のたった一つの事件のみを変えて現在に戻ったとしても、まるでバタフライ効果のように変わっている現世界との遭遇と、そのどんでん返しの面白さが視聴者から人気を集める要因となった。「ナイン」はナイン廃人グッドナインという造語を誕生させるほど人気を集め、放送終了から3~4ヶ月が経った今に至るまで、ナイン見直しブームが根強く続いている。またドラマでタイムスリップする男子主人公のイ・ジヌクは「今まで見極められず、申し訳ありませんでした」という言葉が最も似合う主演レベルの俳優で、実力派俳優としてレベルアップした。OCNドラマ「特殊事件専門担当班TEN」「ヴァンパイア検事」「HERO」「ザ・ウイルス」などこのドラマが出るまで「刑事ドラマ=アメリカドラマ」という公式が存在していた。「特殊事件専門担当班TEN」(以下「TEN」)は検挙率10%未満の事件のみを捜査する特殊事件専門担当班を舞台にした刑事ドラマだ。昨年韓国で放送されたシーズン1に引き続き、今年のシーズン2にも、視聴者の好評に胸を張ることができた主演俳優たちがそのまま出演した。チュ・サンウク、キム・サンホ、チョ・アン、チェ・ウシクからなる特殊事件専門担当班は、今や視聴者に馴染み深いものとなった。また刑事ドラマの新しい名コンビとして登場したイ・スンヨン監督とイ・ジェゴン脚本家が意気投合したことだけでも、信じて見られるドラマに浮上した。特に牛音島(ウウムド)殺人事件など、実際の事件をテーマにすることで、ドラマのリアルさが増したりもした。殺人事件も単純に誰が誰を殺したというシンプルな事件で興味を誘発するのではなく、色々な状況が生み出した犯罪というところに焦点を合わせ、現実感のあるドラマに仕上げたという評価を受けた。昨年大いに注目を浴びた「ヴァンパイア検事 残された赤い記憶」はシーズン1に引き続きシーズン2でもヨン・ジョンフンが主演を務めた。ここに不祥事を起こし自粛の時間を過ごしていたイ・ギョンヨンの復帰作としても話題となった。「ヴァンパイア検事」はある日突然ヴァンパイアになってしまった奇妙な運命の検事ヨン・ジョンフンが自身の正体を隠したまま、ヴァンパイアの特別な能力を利用し、あらゆる社会悪を解決して行く犯罪捜査ドラマだ。特に「ヴァンパイア検事 残された赤い記憶」は米メディア企業が主管する「2012 ドラマフィーバー・アワード」で「今年最高の悪役(Best Bad guy of the Year)」(クォン・ヒョンサン)を受賞するなど、世界的にも認められるドラマとして有名になった。「特殊事件専門担当班TEN」と「ヴァンパイア検事」のようにシーズン2を制作してはいないが、このまま見過ごすにはもったいない映画のようなドラマもあった。映画チャンネルOCNで放送するだけあって、クオリティの面では地上波ドラマと比較するどころか、映画に比較されるほどなので、これ以上の言葉は要らないだろう。その中で、昨年と今年の上半期に人気を集めた作品には「ザ・ウイルス」「HERO」「少女K」などがある。いずれもリアリティを最大化しながら、時には19歳未満視聴禁止の放送を流したりもした。しかし、視聴者は映画館でしか見られなかった映画を、全8話または全10話に分けて、お茶の間で楽しむことができた。「モンスター~私だけのラブスター~」tvN「モンスター~私だけのラブスター~」は「トキメキ☆成均館スキャンダル」で有名なキム・ウォンソク監督がケーブル放送に移籍してから演出する初の作品で、制作前から注目を浴びた。そしてその関心に視聴者は納得のいく回答を得ている。主人公としてはBEASTのヨン・ジュンヒョンがキャスティングされ、ドラマでもアイドルグループのメンバーを演じており、ハ・ヨンスという実力派の新人がヒロインとして抜擢され、新鮮な魅力をアピールしている。その他にもカン・ハヌル、カン・ウィシク、パク・ギュソンなど、放送ではあまり知られていない新人俳優やGLAMのメンバーダヒが出演し、豊かな声量のボーカルで視聴者の耳を楽しませている。「モンスター~私だけのラブスター~」は音楽を通じて傷を癒す高校生たちの姿を描いている。音楽高校が舞台であるため、色々なところから音楽が流れ、初々しい高校時代の初恋の感情が音楽の中に溶け込んでいる。また「人、愛」「私を泣かせないで」「私が行ったら」「沼」など、既存の曲を再解釈した編曲でも視聴者の耳を掴んでいる。「青い巨塔」女性が最も嫌いな話は、男達が軍隊でサッカーをした話だという。しかし「青い巨塔」だけは、男性はもちろん、女性の心も掴んだ。女性にとって軍隊は知らないがためつまらなくもあり、また気になる場所でもある。その心情を上手く引きつけたのが「青い巨塔」だ。男たちの共感、女性たちの好奇心を盛り込んでいる「青い巨塔」は、昨年「ローラーコースター2」のコーナーから、レギュラー番組として編成され、45分の軍隊シットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)となった。また「青い巨塔」は7月10日に韓国で放送終了してから9月に他のシーズンに改編される予定であり、再び視聴者の愛を証明した。美男<イケメン>シリーズ「美男<イケメン>ラーメン店」「美男<イケメン>バンド」「となりの美男<イケメン>」いわゆる「美男<イケメン>シリーズ」と呼ばれる3つのドラマ「美男ラーメン店」「美男バンド」「となりの美男」も見逃せないケーブルドラマだ。2011年に放送した「美男ラーメン店」にはチョン・イル、イ・ギウという背の高いイケメンが出演して女性視聴者たちを虜にし、2012年「美男バンド」ではラーメン店を営んでいたイケメンとは違う、タフな魅力のソンジュン、ウ・ミンギュなどモデル出身のイケメンがバンドを結成し女性視聴者の心を掴んだ。そして今年放送された「となりの美男」では、男性主人公ユン・シユンがケグムという独特なキャラクターで人気を集め、ヒロインのパク・シネの傷ついた心を愛で癒すというコンセプトでヒーリングドラマとして脚光を浴びるに至った。今までの「美男<イケメン>」シリーズが目を楽しませたのであれば、今回の「となりの美男」は内容でも完成度のある作品であると言える。tvNドラマ「応答せよ1997」「応答せよ1994」ケーブルの復興はいつから始まったのだろうか。その中心には何といっても「応答せよ1997」がある。「応答せよ1997」はマニアだけが知って、探して見るという、既存のケーブルドラマに対する視聴者の固定観念を180度変えたドラマだった。1997年を舞台に第1世代アイドルH.O.T.やSECHSKIESが好きだったいわゆるパスニ(芸能人に夢中な女性)の話を描いた「応答せよ1997」は、パスニたちだけではなく、同世代を越え、今や大人になってしまった人や、初恋のときの感情を未だに抱いている全ての韓国の男女を応答させた。これに「応答せよ1997」はケーブルドラマ史上初の6%に至る視聴率を記録する業績を残したりもした。その人気に後押しされ、9月に放送予定の「応答せよ1994」は「応答せよ1997」のシーズン2の概念で、今回もシン・ウォンホ監督とイ・ウジョン脚本家が一緒に作業した。現在Ara、チョンウ、ユ・ヨンソク、キム・ソンギュンなどがキャスティングされている。ドラマの内容を先に覗いてみると、ソン・ドンイル、イ・イルファ夫婦が娘のAraを連れて慶尚道(キョンサンド)からソウルへと上京し、下宿を営む。この下宿にチョンウ、キム・ソンギュン、ユ・ヨンソクが下宿生として入り、繰り広げられるエピソードを盛り込む予定だ。前回のシーズンでは1997年に戻ったが、今回はソテジワアイドゥル、米ワールドカップ、バスケットボール等が流行った1994年に戻る予定だ。オーディションの元祖がケーブルTVということ、知っているかな?2009年Mnetで音楽チャンネルらしいことを成し遂げた。オーディション番組「SUPER STAR K」を制作したこと。Mnetというケーブルチャンネルが「SUPER STAR K」を前後にしてその位置づけが変わったということに異論を提起する人はいないだろう。「SUPER STAR K」は韓国のオーディション番組の元祖であり、今年8月に放送スタート予定の「SUPER STAR K5」まで続き、毎年夏に韓国を熱く盛り上げている。実際「SUPER STAR K」にはシーズン別の重複数まで含めると、約600万人に上る莫大な数の志願者数であったことが集計から分かる。特に昨年の「SUPER STAR K4」には208万3447人と史上最多のオーディション志願者が殺到し、元祖の力を見せた。オーディションの元祖「SUPER STAR K」「SUPER STAR K」は地上波で放送するSBS「K-POPスター」、MBC「偉大な誕生」などとは確実に差別化されている。オーディション志願者の多様さだ。「SUPER STAR K」のMnetキム・ギウン局長は「全国民オーディションという点が他のオーディションとは違う。様々な年齢や職業の方々が参加する。『SUPER STAR K』には鉄道乗務員、教師、居酒屋のオーナーなど、様々な職業の方々が来る。ここから、色々な事情や感動が芽生えてくるものだと思う」と伝えた。このように誕生した「SUPER STAR K」出身の歌手は、様々な分野で活動し人気を集めている。代表的な「SUPER STAR K」出身のスターにはシーズン1の優勝者ソ・イングク、シーズン2の優勝者ホ・ガク、シーズン3の優勝者ULALA SESSION、シーズン4の優勝者ロイ・キムをはじめ、トゥゲウォルのキム・イェリム、ジョン・パク、チョン・ジュニョン、Busker Buskerなどがある。名前を聞くだけで分かる彼らが、いずれも元祖オーディション「SUPER STAR K」が発掘したスターだ。ここに特有の気を揉む編集と審査員RUI(イ・スンチョル)の毒舌審査、「60秒後に公開します」というMCキム・ソンジュのコメントも「SUPER STAR K」の面白さを倍増させる調味料となる。「the Voice of Korea」Mnetには大衆性の強い「SUPER STAR K」シリーズとは別のオーディション番組「the Voice of Korea」がある。声だけで勝負するというスローガンに相応しく、顔を全く見ないブラインドオーディションで行う同番組は、本選に進出した参加者たちが正面とは反対側に背を向けて座っている審査員たちに向かって熱唱する。この時に審査員がブザーを鳴らし椅子を回せば同参加者は合格という方式だ。これに「the Voice of Korea」の視聴者たちは審査員全員が椅子を回した参加者にオールターン女オールターン男などの修飾語を付け始めた。「the Voice of Korea」は昨年シーズン1の審査員にシン・スンフン、ペク・チヨン、カンタ、Leessang キルなどを選定しており、今年の上半期シーズン2を成功裏に終えた状態だ。「SHOW ME THE MONEY 2」現在Mnetで放送しているヒップホップオーディション番組「SHOW ME THE MONEY 2」と、毎年シーズン制で放送するOnStyle「挑戦スーパーモデル・コリア」「プロジェクト・ランウェイ・コリア」もまたサバイバル番組と同じ種類だ。その中で「挑戦スーパーモデル・コリア」と「プロジェクト・ランウェイ・コリア」は既存のOnStyleチャンネルの固定視聴層の20代の女性はもちろん、昨年には30~40代の女性と30代の男性の心を掴んだものとみられ、人気の幅を広めている。また両番組はチャン・ユンジュとイ・ソラという有名MCを生み出した。この他にも、韓国初のダンスサバイバル番組「ダンシング9」も8月中旬からスタートしている。「ダンシング9」は神話(SHINHWA)のミヌが所属したRed Wingsチーム、少女時代のユリとヒョヨンが所属するBlue Eyeチームに別れ、選抜から優勝までの全ての過程を参加者と共にする予定だ。本物のバラエティ番組地上波では到底想像もできない、本物のリアルバラエティがケーブルには存在する。審議の規定ギリギリの線で視聴者を楽しませるためだ。そのためか、果敢なことに視聴者たちは更に熱狂する。こんな番組ってありだろうか。tvNの「SNL KOREA」は本当にとんでもない番組だ。シン・ドンヨプ、キム・スルギ、キム・ウォネ、ソ・ユリなどのクルーはもちろん、ホストとして出演するスターたちが自らみっともない姿を見せるために訪れる番組だ。19歳未満視聴禁止で放送する、何かが分かる大人のための番組として紹介されてきた。セクシーなテーマはもちろん、政治、経済、社会、文化パロディまで網羅する番組で、視聴者の悪質な書き込みがない番組でもある。そしてその恩恵はクルーとして始まり急成長を遂げたキム・スルギ、コ・ギョンピョなど、新人スターの人気上昇で証明された。「花よりおじいさん」おじいさんたちが芸能界を騒がせている。7月5日から韓国で放送スタートしたtvN「花よりおじいさん」の反応は、まさに爆発的だった。企画段階で「旅行バラエティ番組を作り、想像もつかなかった人と旅に出る予定」としていたナ・ヨンソクプロデューサーの言葉通り、公開された旅行メンバーは、平均年齢76歳のおじいさんであるイ・スンジェ、シン・グ、パク・グンヒョン、ペク・イルソプだった。ここに荷持ちとしてイ・ソジンが合流し、彼らはリュックを背負ってヨーロッパへと旅に出た。そのお陰で放送に先立ち公開された1~2分程度の予告映像だけで「花よりおじいさん」は期待以上の結果を出した。H4と呼ばれるおじいさんたちは、視聴者を爆笑させただけでなく、人生の年輪が感じられる語録は視聴者の心に刻まれた。笑いのほかにも得られる人生があるということが「花よりおじいさん」が見せてくれた差別性だった。また「花よりおじいさん」の制作は昨年「応答せよ1997」がケーブルで見せたポテンシャルよりより一層グレードアップしたケーブル文化をリードするという評価を受けている。

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  • 【スターコラム】夏休み特集!「モンスター」ハ・ヨンスの自由研究

    【スターコラム】夏休み特集!「モンスター」ハ・ヨンスの自由研究

    最近ケーブルドラマで注目を集めた作品が一つある。Mnetミュージックドラマ「モンスター~私だけのラブスター~」だ。ニュージーランドで羊飼いをしながら暮らしていた転校生ミン・セイ(ハ・ヨンス)と、いつも「俺様はスターだ」と叫ぶアイドルスターユン・ソルチャン(BEAST ヨン・ジュンヒョン)、すべてが完璧な会長チョン・ソヌ(カン・ハヌル)が描くやわらかいストーリーは、マニア層を形成するほど人気を集めた。その中で魅力的な二人の男性の愛を同時に受けるハ・ヨンスは、今回の作品で大衆にしっかりと自身の存在を知らせた。「あ!映画『恋愛の温度』でイ・ミンギの彼女として登場したあのハ・ヨンス!」いうの嘆声を残したまま。しかしまだ大衆に公開したハ・ヨンスの姿は氷山の一角に過ぎない。彼女がまだ大衆の前に立つことが不慣れであるように、大衆もまだ彼女について知らないことが多いゆえに、これを機にハ・ヨンスについて調べてみよう。/編集者NAVER スターコラム:ハ・ヨンスこんにちは。ドラマ「モンスター~私だけのラブスター~」ミン・セイ役のハ・ヨンスです。このように挨拶できる日が来るとは私にとってはすべての瞬間が新しい経験だと思います。今まではスターコラムの読者の立場でしたが、私にこのようなチャンスを下さるなんて、感謝いたします。文章を書くことは上手ではありませんが、頑張って私について書きたいと思います。下手でも大目に見てくださいますよね?^____^ハ・ヨンスにとって「モンスター~私だけのラブスター~」とは?私にとって「モンスター~私だけのラブスター~」という作品は、忘れられない作品です。一言で言うのは難しいですが、うーん何か夢と未練を同時にくれた作品です。監督は作品を作るときのモットーは夢だとおっしゃいました。なので、始まる時に私たちに夢を与えたいと言われたのです。未だにうまくやっている子たちと一緒に作業できたと思います。はあ最初の頃は本当に大変でした。ギターの練習も必要で、曲が変わるたびにその曲の練習に夢中でした。台本を読んだり、撮影したりする時間を除いてはほぼ毎日ギターの練習をしたと思います。後からは自分も知らないうちにその歌を歌っていました。音楽もしたいと思っていたので「もう少し時間があれば」とも思いましたが、その瞬間の感情に集中して頑張ったので、後悔はありません。そして私は役者でしょう?私だけの歌い方があるわけでもありませんから(笑) 私の足りない部分は同僚たちが埋めてくれると信じました!そそうでしょう?^^;;さらに、演技の途中に歌を歌うので、もっと集中しなければなりません。本当にたくさん経験したのに、そのたびにどれだけ緊張するのやら真心が感じられる歌があることが「モンスター~私だけのラブスター~」が愛される理由だと思います。皆様はどの歌が一番記憶に残りましたか?私は最初にギュドン役で出演するカン・ウィシク兄さんと歌った「風が吹く」が記憶に残っています。撮影時間も長く、呼吸も長く、練習も本当にたくさんしたからです。あ~未だにその時が思い浮かびます>_「NAVER スターコラム」は、注目の俳優やアイドル、アーティストたち本人がコラムを執筆。話題のスターが直接書いたコラムをお届けしています。

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  • ハ・ヨンス「『ジャガイモ星』にキャスティング、天にも昇るような気持ちがした」

    ハ・ヨンス「『ジャガイモ星』にキャスティング、天にも昇るような気持ちがした」

    ここ1年間でお茶の間を盛り上げたシンデレラを挙げるとしたら断然ハ・ヨンスだ。ハ・ヨンスは、2日に韓国で放送を終了したtvN・Mnetのミュージックドラマ「モンスター~私だけのラブスター~」に出演し、純粋な感性を持つ高校生ミン・セイとして顔を知らせた。昨年、映画「恋愛の温度」に脇役として登場し、業界関係者に注目されたが、ハ・ヨンスという名前をはっきり知らせたのは「モンスター~私だけのラブスター~」だった。エキゾチックなビジュアルと回が進むごとに向上する演技力は、ハ・ヨンスが持つ武器だった。「まだ実感が沸きません。『モンスター』の撮影は、7月5日に終わったんですよ。ほぼ1ヶ月が経っているのに未だにミン・セイから抜け出せずにいるような気がします。ミン・セイは漫画から抜け出してきたような人だったでしょう。よく眠れず、妙な気分でした(笑)」「モンスター~私だけのラブスター~」は、ハ・ヨンスをはじめBEAST ヨン・ジュンヒョン、カン・ハヌル、GLAM ダヒなど、華麗なビジュアルの俳優が大勢出演して話題となったが、それと同時に、1日の練習時間が10時間に達するほどの厳しいトレーニングでも有名だった。特に、ハ・ヨンスは主人公であるだけに、歌とギターのレッスンを同時に受けながらミン・セイになるために苦心した。「私は歌を歌ったこともないし、ギターも初めてで、撮影前はどれくらい練習したらいいのか見当もつきませんでした(笑) 色々なことをやらなければいけませんでした。演技から演奏、録音まで。ものすごく大変で、キャスティングされてからは1日に10時間も練習しました」ハ・ヨンスは、「モンスター~私だけのラブスター~」の終了に合わせて、シットコムの巨匠キム・ビョンウク監督が演出するtvNシットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)「サツマイモのような形をしているジャガイモ星2013QR3」(仮題)にも主人公としてキャスティングされた。幸運の連続だ。「天にも昇るような気持ちでした(笑) 最初の企画案を見て、本当にやりたいと思いました。やりたい配役だったし、私がうまく生かしてみたいという気持ちになりました。ミン・セイの時とは、感情を表現する幅が違います。よく怒る火のような性格で、ストレートな人ですね。ミン・セイよりは私と似ているところが多いです。周りの反応も良さそうですし(笑)」何の問題もなく道を歩いてきたかのように見えるハ・ヨンスだが、彼女は所属事務所の積極的な勧誘で芸能界に入ったケースだ。専攻だったアニメーションの代わりに台本を選んだことには、特別な理由と絶妙なタイミングのおかげもあった。「私は絵を本当にやりたかったんです。でも、ある瞬間もういいと思いました。本当に頑張ったから、それだけはっきりと判断することができたんだと思います。ちょうどその頃に、今の所属事務所から連絡を受けました。私は芸能関係の経験もなかったし、それほど興味もなかったんです。けど、ずっと考えていると、やりたいという気持ちになりました」第一歩を踏み出したばかりのハ・ヨンスは、まだ慣れていることよりも新しいことの方が多い。不慣れな環境だが、演技力で認められる女優になりたいという明確な目標を持っている。ドラマの撮影に続きシットコムまで、目標に向かって意欲的に進んでいる。「思ったよりも早く主演の機会が訪れて、より厳しくトレーニングをしました。進むべき道も長いし、やるべきことも多いです。だから、当分の間は仕事に集中しようと思います。これからも温かく見守り、たくさん応援してください」

    OSEN
  • Vol.3 ―放送終了「モンスター」が残した音楽的な成果(ボーカルトレーニング編)

    Vol.3 ―放送終了「モンスター」が残した音楽的な成果(ボーカルトレーニング編)

    キム・ウォンソク監督が何度も話したことだが、「モンスター~私だけのラブスター~」は音楽ドラマであるにもかかわらず、出演者の中にはこれまで音楽と接点が全くなかった俳優もいた。例えば、ハ・ヨンスは音楽と関係ない人生を生きてきたが、突然、音楽ドラマのミューズになった。また、ミュージカルのステージで長い間活動したものの、チェロという楽器に初めて出会い、文字通り手から血が出るほど熱心に練習しなければならなかったカン・ハヌルもいた。彼らは今の成果を出すためにとても厳しいトレーニングをこなさなければならず、キム・ウォンソク監督が彼らに厳しいレッスンを受けさせているという噂がかなり前から広がっていた。(この噂に対し、俳優たちもあえて否定しなかった)このような環境の中で「モンスター~私だけのラブスター~」の音楽シーンがさらに特別だった理由は、他のミュージックドラマと違い、ライブ録音に挑戦したという点だ。事前に行ったキム・ウォンソク監督とのインタビューで、彼は「俳優の中では歌を歌ったことがない人もいたので、音楽的なクオリティ面で心配が大きかった。でも、現場録音とスタジオ録音の間に違いがなかったし、むしろ現場録音が荒い感じはあるが、感情面ではスタジオ録音よりはるかに良いという意見が多かった」と、ライブ録音を選択した理由を説明した。このようにリアルな音楽シーンを演出するために選曲と編曲に続き、多くの制作陣が投入され、俳優たちをトレーニングさせた過程について話を聞いてみた。3.ボーカルトレーニング 何よりも若い俳優たちが昔の曲を多く歌わなければならなかったが、どんな部分を重視して指導したのか、またその過程を見守りながらどんなことを思ったのか、気になる。キム・ウォンソク監督基本的に俳優たちの歌のトレーニングは、イ・ドンヒョン、イ・ジュンホ(POSTINO)の2人の音楽プロデューサーが進行した。Mアカデミーの先生たちも手伝ってくれた。ただ、現場で録音する時は、歌を上手に歌うかどうかより、歌を歌う人の感情により集中した。歌の上手さとは関係なく、現場で録音したものはスタジオで録音したものと比べ物にならないほど、感情表現がはるかに良かった。僕は若い俳優たちが良い歌詞を心で味わいながら歌ってほしいと思った。1994年生まれのGLAMのダヒが「過ぎた日」「私を泣かさないで」「散らばった日々」「沼」のような名曲を初めて聞いたと言うのを聞き、このドラマは存在意義があると思った。ソヌ役のカン・ハヌルは歌詞を自分のものにして歌うことに卓越した能力を見せた。カン・ウィシクは涙を流しながら歌を歌うシーンが多く、最初は少し大変そうに見えたが、後半では本当によく歌ってくれて嬉しかった。「私の絶望を望むあなたに」の場合、映画「レ・ミゼラブル」でアン・ハサウェイが歌った「I dreamed a dream」ほど上手に歌ったと言ったら大げさかなダヒ、カン・ハヌル、カン・ウィシクは3人とも基本的に歌が上手い方だったが、最初はそれぞれアイドル音楽やミュージカル音楽のように歌い、ドラマのコンセプトに合わせて練習させた。ダヒは歌う時に細かなテクニックを使わないように頼み、カン・ハヌルとカン・ウィシクは美しい美声で歌を歌うことを自制するように頼んだ。BEASTのヨン・ジュンヒョンは常に歌やラップを口ずさんでいるほど、音楽を愛していた。声量が豊かな方ではないが、音程と拍子が正確で、何よりも曲の雰囲気を生かして歌を歌う能力を持っていた。一方、ハ・ヨンスは歌を歌ったことがあまりなく、発声が不安で呼吸が短かった。また、歌を歌う時に表情が過度に固くなった。でも、撮影が進むにつれ、彼女のこのような短所がかなり良くなった。キム・ミニョンとパク・ギュソンは元々音楽が上手い方なのに、ドラマ設定上、制限が多くて少しもどかしかったのかもしれない。キム・ミニョンが「私の歌」を歌った時は、現場のスタッフたちから「もう一度歌って。本当に上手いじゃん」と言われたほどだ。イ・ドンヒョンプロデューサー若い俳優たちが生まれる前に発売された曲が多く、この曲ぐらいは知っているだろうと思った曲を俳優たちは知らない場合も多かった。しかし、そのおかげで従来の曲のスタイルにこだわらず、本人ならではのスタイルで再解釈してほしいと、俳優たちに要求できた。彼らは原曲の歌手の雰囲気や特徴などに捕らわれなかったはずだから。POSTINO個人的には昔の歌の方が歌いやすいと思う。なぜなら、昔の音楽は今の音楽より素朴で真実性があり、機械などの力や技術で勝負する部分が小さいからだ。それから、原曲の歌手たちが持った凄い実力を真似するより、曲自体が持つ力を俳優たちの声を通じてドラマに似合うように表現するのを重視した。さらに、俳優たちがみんな個性ある声を持っていたので、より多様な表現ができた。昔の歌ではないが、パク・ギュドン(カン・ウィシク)が歌った「私の絶望を望むあなたに」の場合、彼の最後を暗示するような演技を何の動きもなく歌だけで表現しなければならなかった。それで、他の曲よりもさらに様々な演出の状況を考えながら、ボーカルメーキングを作った曲だった。結果的に感情がよく表現されたと思う。

    10Asia
  • Vol.2 ―放送終了「モンスター」が残した音楽的な成果(編曲編)

    Vol.2 ―放送終了「モンスター」が残した音楽的な成果(編曲編)

    名作は時空を超越する普遍的な響きを持つ。変化の時代でも人々に新しい響きを与えられるのが名作の美徳である。時代が変われば、その名作を伝達する方法に変化が起きる。そうやって変化された伝達の方法はついに名作の再解釈につながり、その結果として新しい響きが誕生する。そのため、再解釈をするには新しい形式の伝達の方法を考えなければならないという責務が、名作を復元する人々に与えられる。「モンスター~私だけのラブスター~」には過去の数多くの名曲が登場したが、2013年のプクチョン高校の生徒たちが歌う「風が吹く」や「私の絶望を望むあなたに」は、原曲と確実に違う、新しい響きを感じることができた。そしてそれは、プクチョン高校の生徒たちの物語がその曲に詰め込まれているために可能なことだった。もちろん、原曲も素晴らしいが、教室という新しい空間が加え、以前と異なる感情で楽しむことができた80~90年代の名曲。過去の曲を新しくして視聴者に聞かせようとした制作陣の編曲への努力について質問した。2.編曲 2013年のプクチョン高校の生徒が過去の名曲を歌ったが、編曲作業において一番重視した点は?キム・ウォンソク監督編曲に関して2人のプロデューサーに要求したのは、音楽をしたことがない、もしくは始めたばかりの「カラーバー」のメンバーたちが演奏するのに無理がない編曲であることだった。つまり、演奏力があまりないことを念頭に置いて編曲してほしいということだった。しかし、これはまるで陸上選手の足に錠をかけて走らせるようなことだっただろう。演奏は比較的簡単だが、曲の雰囲気はより生かさなければならないというほぼ不可能な課題を、2人のプロデューサーがとても上手くやってくれた。編曲がシンプルじゃなければならないという原則のもう一つの理由は、歌に集中させたかったからだ。さらに、撮影現場で録音した歌声にリバーブ(音の残響)を入れることすら禁止した。誰かがすぐそばで1台のギター、もしくは1台のピアノで演奏しており、それに合わせて歌を歌うような雰囲気を出したかった。もちろん、これだけだと単調で面白くないため、ソルチャンがMIDI(デジタル化されたシンセサイザーやその周辺機器などを連動させて演奏するための統一規格)の実力を発揮し、電子音を使用した面白い編曲も試みた。イ・ドンヒョンプロデューサー実は従来の曲をダンスやロック、ジャズなど、単に他のジャンルに編曲するのは簡単だと思った。もちろん、そのような編曲も数曲は含むだろうが、異質感が強く感じられない程度で少し違うアプローチをしてみたいと思った。個人的に「夜想曲」や「風が吹く」がそのような試みだと思う。チェロとギターのデュオというなかなかない組み合わせや、感性的で大きなスケールの編曲がフルバンドやオーケストラではなく、メロディオンなどの素朴な楽器で静かに演奏されるという、少し斬新なアプローチがよく表現されたと思う。POSTINO普通、曲をカバーすると「原曲より良くなかったらどうしよう」と心配したり、「原曲の方がいい」という反応を気にすることが多い。だが、「モンスター~私だけのラブスター~」ではただ音楽面だけを考え、この部分が変わって良いか悪いかを判断するより、このドラマにこの音楽がどれほどよく溶け込み、シーンが持つ感情をどれだけ上手く表現できるかを、編曲において一番重視した。また、俳優たちがかなり個性ある声やそれぞれ違う音域を持っていたので、それらをチェックしながら歌を歌う俳優のキャラクターを生かせるサウンドに編曲することも重要なポイントだった。

    10Asia
  • Vol.1 ―放送終了「モンスター」が残した音楽的な成果(選曲編)

    Vol.1 ―放送終了「モンスター」が残した音楽的な成果(選曲編)

    「モンスター~私だけのラブスター~」の撮影終了から約2週間が過ぎた7月のある日、キム・ウォンソク監督から面白い話を聞いた。「韓国人は音楽(歌)もドラマも大好きなのに、不思議にも音楽ドラマはあまり好きじゃない」という非常に面白い分析だった。その話を聞いて改めて考えてみると、本当にそうだった。韓国で人気ドラマは視聴率が40%を超えるほど、多くの視聴者に愛される。それに、韓国人はどの国よりも飲酒歌舞を楽しむ民族である。それなのに、不思議にもミュージックドラマは韓国人にとって異質的な存在だ。どうしてだろう?その疑問を解けずにしばらく考えていた時、キム・ウォンソク監督がもう一つの分析を聞かせてくれた。「今のところは、ドラマの前面に音楽を立たせるには韓国人はドラマが大好きだ。また、音楽にドラマを詰め込むには韓国人は音楽が大好きだ。それで、ドラマを作る人間として、どちらも満足させてシナジー効果を出すためには、より悩んで努力するしかないという事実を改めて感じた」と「モンスター~私だけのラブスター~」を作った感想を述べた。また彼は、「音楽は熱唱する歌手の占有物ではない。また、歌手たちの競争手段である前に、人々に勇気を与えたり心を慰めてくれるものである。だから、歌を上手く歌えない人でも音楽を楽しむ資格が十分あり、さらには歌で人を感動させることもできるということを見せたかった。この素朴だが雄大な夢が、今回良い脚本家やスタッフ、俳優たちと出会って可能性を伺うことができた」と評価した。キム・ウォンソク監督は「いい音楽の価値は永遠に続き、様々なジャンルの音楽が新たに注目され、再び愛されることができるということで、音楽ドラマの存在意義がある」とし、2日午後に放送終了となった「モンスター~私だけのラブスター~」との、すっきりとしながらも寂しい別れを告げた。10asiaは「モンスター~私だけのラブスター~」の放送終了を控え、「モンスター~私だけのラブスター~」が新たにスポットライトを当てた音楽を再び取り出してみた。一世代を風靡した曲、1980~90年代の若者たちの心を慰めたり、彼らの若さを応援した数々の名曲の中で、キム・ウォンソク監督を始めとする制作陣が2013年にプクチョン高校に再び鳴り広がるようにした曲の意味は一体何だろうか?1.選曲「モンスター~私だけのラブスター~」には胸を打つという表現がぴったりな、過去の名曲が多く登場した。もちろん、中には現在愛されているアイドルの音楽もあった。「モンスター~私だけのラブスター~」を通じてプクチョン高校の「カラーバー」が歌った曲は、選ばれた特別な理由がきっとあるはずだ。キム・ウォンソク監督の他、2人の音楽プロデューサーに選曲の理由を聞いた。キム・ウォンソク監督ドラマを企画した当時、Busker Buskerのアルバムが空前のヒットを記録した。Busker Buskerの音楽が同時期にリリースされたアイドル音楽よりもっと愛された理由は何だろう。韓国大衆音楽の主流がアイドル音楽になり、アイドルのレベルや彼らの音楽レベルが飛躍的に高くなったのは事実だが、人々がそのアイドル音楽に少しずつ物足りなさを感じていたからだと思う。韓国人が好きな音楽が世界に広まったのがいわゆるK-POPであるが、現在は全世界の人々の好みに曲を合わせようとしており、むしろ韓国人が好きな要素は減ったと感じた。僕たちの感性を満たすメロディーや歌詞の曲がだんだん減っている。だから、「セシボン」や「私は歌手だ」「不朽の名曲」などの番組が人気を博すことができた。ただ、サバイバル形式のショーが持つ特性上、熱唱する歌手の曲が再び評価されることが多いので、もしドラマならこんな曲だけではなく、ささやくように歌う曲や吟じるように歌う曲、さらには上手く歌えない曲でも視聴者に感動や響きを与えることができると思った。ユ・ジェハの「過ぎた日」、キム・ヒョンシクの「悲しまないでね」、サンウルリム(山びこ)の「君の意味」、紫雨林(ジャウリム)の「夜想曲」、動物園の「君を愛してる」、オトンナル(ある日)の「出発」、イ・ジヨンの「風よ、止まってくれ」、カン・スジの「散らばった日々」がまさにその例だ。また、最近の曲でも歌詞とメロディがいい曲は積極的に使おうとした。それには、Lucid Fallの「風」「どこから吹くのか」、Busker Buskerの「初恋」、コーヒー少年の「これが恋なのか」、月光妖精逆転満塁ホームランの「私の歌」、MOTの「私の絶望を望むあなたに」がある。他にも「アトランティスの少女」「I'm Your Girl」「Ma Boy」「I AM THE BEST」「Trouble Maker」「誘惑のソナタ」など、いわゆるK-POPを新しく再解釈した音楽、「馬を走らせよう」のような軽快なロック音楽、「If I leave」「Amazing Grace」のようにクラシカルな歌い方の曲、アストル・ピアソラの「Libertango」、モーツァルトの交響曲第25番、フェリックス・メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲などのオーケストラの演奏曲まで、様々な音楽をドラマに入れるために努力した。初めて企画した時から、ユ・ジェハ、ドゥルグクファ(野菊)、チョー・ヨンピル、サンウルリム、キム・ヒョンシク、イ・ビョンウ、チョ・ドンイク、ユン・サン、イ・スンチョル、動物園、シン・スンフン、イ・ムンセ、イ・ジョクなど、韓国大衆音楽の歴史において重要なミュージシャンの曲は必ず使おうと思った。著作権関連の問題で使えなかったソテジワアイドゥル(ソ・テジと子どもたち)の曲や、まだ使っていない他の韓国代表ミュージシャンの音楽は、今後に作られる音楽ドラマが扱ってくれるだろう。イ・ドンヒョンプロデューサー(J Rabbitの制作者、モンスター音楽軍団TFチームの1人で、音楽の選曲と編曲はもちろん、ボーカルと楽器に関するガイドなど、音楽シーンを作るために力を合わせた)全曲が素晴らしい曲なので、再評価しようと思うよりは新しい視線で曲に近づいてみようと思った。昔の音楽を全く違うジャンルに解釈するより、もし2013年に活動している若いミュージシャンがこの曲を演奏するとしたら、どんな風に披露するだろうといったアプローチで作業した。でも、80~90年代の曲はドラマのバージョンが原曲よりはるかにアコースティックな編曲だったと思う。正直に言うと、選曲はドラマのストーリーに似合う雰囲気と歌詞の曲を中心に選んだため、本当に望んだ曲は使えなかった部分もある。POSTINO(有名作曲家兼編曲家、「モンスター音楽軍団」TFチームの1人。TFチームは台本が出ると、全員集まって音楽シーンの構成に関するミーティングを行い、心血を傾けて全般的な作業に力を注いだ)「幼い頃に大好きだった曲だから作業してみよう!」と思うより、ドラマのコンセプトや内容に合う曲を探すのが急務だった。幸いにも、80年代前後の歌謡の大半が詩的な歌詞と美しいメロディを持っており、音楽の選曲に対して大きなプレッシャーを感じなかった。ただ、ドラマ(演技)で短時間に表現するには無理があるシーンが、歌が持つ力により解決できることが多く、ドラマの状況に合う歌詞の曲を探すことを最優先にした。でも、選曲過程で個人的な好みがそれとなく溶け込んでいると思う。個人的にはカン・スジの「散らばった日々」とシン・スンフンの「私を泣かさないで」が記憶に残っている。「私を泣かさないで」の場合、すでに何度もリメイクされた曲だが、劇中の「カラーバー」のメンバー一人一人の状況や、ナナの歌唱力によるドラマティックな効果を十分与えられる曲だという確信ができ、かなり速く推進した曲でもある。

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  • ドラマ「モンスター」キム・ウォンソク監督のキャスティング成功の法則

    ドラマ「モンスター」キム・ウォンソク監督のキャスティング成功の法則

    ケーブルチャンネルMnet・tvN「モンスター~私だけのラブスター~」のキム・ウォンソク監督の別名はスター製造機だ。彼の作品に出演した俳優はスターに浮上するためだ。KBS 2TV「シンデレラのお姉さん」では2PMのテギョンとソウが、「トキメキ☆成均館スキャンダル」ではユ・アイン、ソン・ジュンギ、JYJのユチョンがスターに跳躍した。そして、「モンスター~私だけのラブスター~」に出演したBEASTのヨン・ジュンヒョン、ハ・ヨンス、カン・ウィシク、カン・ハヌルといった俳優たちの次の歩みを、視聴者たちが注目しているのもそのためである。新人とアイドル出身の俳優だけでドラマを作るという大胆な挑戦を躊躇せずに続けているキム・ウォンソク監督のキャスティングの法則を覗いてみた。# ハイリスク・ハイリターンドラマにおいて作品の完成度ほど重要なのは、「ドラマに誰が出演したのか」である。ドラマの企画を始めるたびに、監督たちは新しい顔を探すために苦心に苦心を重ねるが、決して簡単に見つけ出すことはできない。キム・ウォンソク監督は「夢みる人々の話がしたくてドラマ監督になった」と話した。彼の作品で若い俳優がドラマの中心に立つ場合が特に多い理由だ。しかし、若い俳優の中でドラマの主人公を演じた経験がある、知名度の高い俳優の数は極めて少ない。キム・ウォンソク監督は「僕は演技において天才はいないと思う。新人俳優でもキャラクターさえよく似合えば、その人にチャンスを与えたい」という考えを明らかにした。キム・ウォンソク監督は現在準備中であるウェブトゥーン(オンライン漫画)が原作となる「ミセン-未生-」に多く登場する新社会人の役を新人俳優に任せたいという意思も示した。# 相反するイメージの共存、良い声可愛さとタフさ、卑劣さと純粋さ、セクシーさと知性、女性らしいルックスに中性的な声、整った顔立ちに男性的な性格。これらはキム・ウォンソク監督が選んだ最高のイメージ組み合わせである。キム・ウォンソク監督は「人は皆、他人と区別される自分だけの何かを持つことを重要に思うはずだが、僕はその欲求が人よりも強い方だ」とキャスティングへのこだわりを明かした。また彼は「もし条件が似ているなら、よりユニークな人が好きだ。顔色を伺いながら謙遜する新人よりも、生意気に見えるほど自信溢れる新人が好きだ」と言い、自分の独特な趣向(?)を公開した。「モンスター~私だけのラブスター~」のヒロインであるハ・ヨンスがその代表的な例である。彼女は歌唱力と演技力が少し足りないかもしれないが、キム・ウォンソク監督はハ・ヨンスから可能性を見出した。そして、彼女の抜擢には彼女のユニークな容姿も一つの要因となった。キム・ウォンソク監督が演技力ほど重視するもう一つの要素は、声だ。彼は「いくらきれいな容姿であっても魅力的な声でないと俳優として成功するのは難しい」と言い切った。これは、いくら努力して声を整えたとしても、生まれつきの声がそれだけ重要だという意味である。キム・ウォンソク監督はヨン・ジュンヒョンをキャスティングした理由の一つが声であると、マスコミを通じて何度も話したことがある。ヨン・ジュンヒョンのキャスティングには、ユン・ソルチャン役を演じるために必要な音楽の実力ほど、声も大きな要因として作用した。もはや声も俳優の競争力になっている。# 演技派のベテラン俳優の重要性新人俳優たちがドラマの中心に立つ場合、ベテラン俳優のキャスティングが最も重要になる。演技派俳優の中でも相手俳優と息を合わせる能力が足りない俳優がいるためだ。その場合、その俳優が若い俳優たちの未熟な演技力に耐え切れず、撮影が遅れる確率が高くなる。そういう意味で、キム・ウォンソク監督が愛するベテラン俳優たち(キム・ガプス、アン・ネサン、チョ・ソンハ、キム・ハギュン、イ・ソンミン)は、撮影現場で新人俳優の良い先生であり、ドラマに安定感を与える要素となる。俳優の演技力と知名度だけ考えてキャスティングを悩むより、さらに大きな絵を描きながらキャスティングしなければならないというのが、彼の持論だ。キム・ウォンソク監督は「演技を始める俳優たちにとって、現場現場で先輩俳優から演技を学ぶことほど効果的なトレーニングはない」と述べた。キム・ウォンソク監督と一緒に作業する新人俳優は、多くのことを得て、学ぶことができるだろう。

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  • Vol.2 ― 「モンスター」私の中のモンスター:SPECIAL INTERVIEW

    Vol.2 ― 「モンスター」私の中のモンスター:SPECIAL INTERVIEW

    学校を背景とするドラマなら、いつも登場するようなありきたりの組み合わせだ。堅実でハンサムな班長、ドラマ「学校」でのキム・ミニが思い浮かぶ問題児の女子生徒、毎日のようにあちこちからちょっかいを出されるいじめられっ子、そして世話好きで心も広い万人の友達。このようにありふれた構成だが、Mnetミュージックドラマ「モンスター~私だけのラブスター~」の中では違う姿だ。普通のドラマなら誰かの友達に留まっていたであろう子たちが皆主人公になり、それぞれ自分の物語を語り始めたからだ。音楽で一つになり、音楽で傷を癒している私の中のモンスター、プクチョン高校の子たちに会った。参加者:カン・ウィシク、カン・ハヌル、キム・ミニョン、GLAM ダヒ、コラムニスト チョン・ソクヒ―キャラクターごとにそれぞれのストーリーがあって良かったですね?カン・ハヌル:チョン・ソヌって、ありきたりの出来すぎ君キャラじゃないですか。どうすれば差別化することができるのか一人で色々悩んだのですが、チョン・ユンジョン脚本家が違う部分をいっぱい入れてくださったので、自然に解消できました。―SBSドラマ「花ざかりの君たちへ」でもアイドルとライバル関係だったんですよね。今回で2回目ですね。カン・ハヌル:そうですね。どうしてかな、とも思ってみました。もともとそんな顔なのかな(笑) ナンバー2的な顔なのかな?でも、心配にはなりません。僕は個人的に2位の立場の方が共感できるので。―アイドルとの演技が心配になったりはしませんでしたか?BEASTのヨン・ジュンヒョンさんも、皆にそう思われるのではないか心配したそうですが。カン・ハヌル:僕も、「花ざかりの君たちへ」の前は先入観がありました。情熱的ではないし、演技は二の次なのでいい加減にするというような話を聞いていたので。でも「花ざかりの君たちへ」でf(x)のソルリさんとSHINeeのミンホさんに出会ってから、そのような誤解を綺麗サッパリなくすことができました。最善を尽くして、誰よりも一生懸命頑張っていました。そして、ジュンヒョンに会ってからは、先入観が完全に崩れました。―昨日ヨン・ジュンヒョンさんに会ったのですが、カン・ハヌルさんに会いたがってましたよ。カン・ハヌル:あ、僕も会いたいです。はい、僕たちが付き合っているという噂があるんですよね(笑)―ダヒさんは?劇中でソヌとナナは微妙な関係でしたし、服も着せてあげたりしたので。カン・ハヌル:放送を見たら、会いたくなりました。ダヒ:(大きく笑い)あ、会いたかったですか?キム・ミニョン:(二人を見ながら)すっごい!ダヒ:私は、チョン・ソヌが好きな状況が全てじゃないですか。特に服を着せるシーンは、本当に物凄く練習しました。画面を見ていたら、撮影の前にお互い合わせていたことを思い出します。でも私があまりにも気さくなので、弟みたいだといつも言われました。カン・ハヌル:実際に、綺麗と言うよりは、ハンサムだと話していたような気がします。―キム・ミニョンさんは、実際にユン・ソルチャンがタイプですか?上手くハマれたのか気になります。キム・ミニョン:その質問、結構受けます。個人的にも、BEASTではヨン・ジュンヒョンさんのファンです(笑) 共感できるというよりは理解できます。私もgodと東方神起のファンだったので。ぞんざいに扱ってくれと言われました―映画ではほとんど俳優たちとしか共演しなかったので、不安にはなりませんでしたか?キム・ミニョン:全くなかったです。いい子ぶる面があるのではないかという心配はあったけれど、私の高校の時の友達が、2PMのジュノさんなんです。でも、友達がアイドルになるのと、アイドルが友達になるのとは全く違う話じゃないですか。でも、ヨン・ジュンヒョンさんが初めからそんな心配をなくしてくれました。自分から近づいてきて話しかけてくれて、自分のことを、ぞんざいに扱ってくれと言われました(笑)―先日Mnet「ビートルズ・コード」でGLAMのメンバーたちが出てきて、ダンスを披露してくれましたね。他のガールズグループとは少し違う感じでした。ダヒ:私たちって女性らしくて可愛いよりは、パワフルな方ですよね?ヒールもあまり履かないんです(笑) 服もカジュアルな方ですし。実際に私は、笑い過ぎともよく言われます。無表情の時は強い印象なので、第一印象はキム・ナナですけれど。キム・ミニョン:ダヒが一番若いです。普段は気さくでよく笑うんですよ(笑)カン・ハヌル:最初はガールズグループだと言われて、先入観が少しありました。でも、僕が面倒くさく台本を突きつけて一緒に練習しようとねだり続けるのに、嫌がる事なくよく合わせてくれたんです。―レコーディングではなくて、現場で直接歌を歌わなければならなかったそうですね。プレッシャーを感じたでしょう。カン・ハヌル:撮影中ずっとミュージカルのような緊張感があったようです。―ミュージカル俳優がドラマをやると、説明しにくいですけれどぎこちない感じがするじゃないですか。でも、カン・ハヌルさんもカン・ウィシクさんも違和感はなかったですよ。カン・ハヌル:最近はミュージカルも自然な方に変わりつつある傾向ですし、マイクがあって大きな声を出す必要もないので。また僕はジャンルが限定された人にはなりたくないので、ミュージカルをしながらも練習している部分もありました。一つの台詞で、ミュージカル向けと、放送向けに分けて練習したりもしてみましたし。―キム・ミニョンさんは一人で音楽ができない役柄ですが、どうでしたか?キム・ミニョン:撮影が遅れると、明け方に歌わなければならない場合もあります。私もミュージカルをやったことがあるので、歌いたいと思う時もありますが、そんなことは言えないですよね(笑) 早朝の4時に歌うあの熱唱を聞いて、拍手が出ないわけがありません。―ダヒさんはガールズグループだから、男性アイドルや俳優と親しくはできないんですよね?今回皆一緒に親しくすることができて、嬉しかったでしょう。ダヒ:(笑) 友達に最初ヨン・ジュンヒョンさんはどうかと聞かれましたが、後になったらカン・ハヌルという人が格好いいと言われました。キム・ナナはチョン・ソヌのことが好きですが、私はユン・ソルチャンも魅力的だと思います。ヨン・ジュンヒョンさんと似ています。もともと素直でウィットがある人なんです。時々あれが演技なのか本当の姿なのか分からないほどでした。皆、あの人でなければ誰があの役を演じられただろうと思うほど、上手く噛み合っていたと思います。―ミン・セイ(ハ・ヨンス)と歌った「風が吹く」を聞いた時は、びっくりしました。それまではパク・ギュドンが、本当に天然なだけの人だと思っていたので(笑) キム・ミニョン:あのシーン、本当に長くかかりました。明け方まで撮りました。カン・ウィシク:僕がパク・ギュドンのオーディションを受けた時も、あの曲を歌わされたんです。当時はそんなシーンとは思わなかったのですが、ドラマの勝敗がこれで決まると言われてプレッシャーを感じました。最初の音楽シーンですし、インナーイヤー型ヘッドフォンを付けるのに慣れなくて、長くかかりました。ミュージカルの時のトーンと監督が求めるトーンが違ったので、調整するまでにも時間が結構かかりましたし。パク・ギュドンは、虚しく無気力な声を出して欲しいと求められました。僕の本来の声は、少しクセがあるというべきかな(笑)ダヒ:生徒たちが皆見つめているので、さらにプレッシャーになったと思います。教室でのシーンだったので。カン・ウィシク:放送に流れたシーンは涙まみれだったのですが、やり甲斐は感じました。でも、放送を見たら、いつも惜しい気がします。―歌は、人を別人にさせるということに、改めて気付きました。天然なパク・ギュドンが、別人に見えました。ダヒ:そこでキム・ナナは泣いてはいけなかったのに、私は泣いてしまいました。グッとくるものがあったんです。ハマり過ぎて、感動してしまいました。カン・ハヌル:あまりにも泣きすぎてしまって(笑)―感動的な歌を聞いたら皆変わると思ったのですが、そのままでした。やられる度に悔しくはなかったですか?会長の下っ端のシン・ジェロク(ユン・ジョンフン)はまたどうしてあんなに憎たらしいんですかね。史上最強ではないかと思いますよ。卑劣な演技では。カン・ウィシク:僕が頑張った部分もあるけれど、ジョンフンさんが可哀相な形で上手く生かしてくれました。カン・ウィシク:ジョンフンさんが30歳だということ、知っていますか?ダヒ:私と10歳違いです。超童顔ですよね?―ハンサムですよね。イ・ジョンジェさんの顔にも見えますし。でも悔しいでしょうね。ギュドンをいじめる役割しかないので。監督に少し気を遣っていただけたら良かったのに。そこが惜しいです。カン・ウィシク:色々非難もされますから。ギュドンのこと、もう放っておけと(笑) でも、演技をする立場からは非難され憎まれても、悪役はそのような熱い反応があれば上手く演じたことになるので。―もしかして、実際にこのようないじめの経験がありますか?キム・ミニョン:これほど酷くはないですが、小学校から中学に進学する時、男子と女子の間に線ができますよね。いじめまではいかないとしても、自然に一人ずつ順番に嫌いになることはあったと思います。理由もなく敏感になって。私だけかな?カン・ハヌル:僕は中学1年の頃まで、少しいじめられっ子でした。太っていたので。100kgくらいありました。小学校の時弁当だったのですが、お使いに行って来たら弁当が出されていて、誰かに全部食べられていました。食べたら太るから、代わりに食べてあげるというメモが添えてありました。それをきっかけに運動を始めました。キム・ミニョン:分かるような気がする。共感できるよ。私もぽっちゃりしているので、男子から色々からかわれました。皆一度くらいはそういう経験があるんじゃないでしょうか。ダヒ:私も相当体重を落としました。その前は本当に太っていたんです。それでなのか、中学の時までは友達がいなかったんです。20kg近く落としたら、ようやく友達が一人二人できました。最初は転入生かと思われたんですよ。キム・ナナ「私を泣かせないで」―ダヒさんの「私を泣かせないで」も話題になりました。カン・ハヌルさんと一緒に歌った「人、愛」も人気を集めているんですが、どうしてもカン・ハヌルさんがカン・ウィシクさんより情が移りますよね。カン・ウィシク:ちゃんと考えて答えろよ(笑)ダヒ:チョン・ソヌが好きな役柄なので、それでカン・ハヌルさんと共演するシーンが多くなるしかないですね。8割くらい?でも、外で話す時は、どうしてカン・ウィシクさんとはロマンスがないんだろうと言われました(笑)カン・ウィシク:僕はいつもパク・ギュドンとキム・ナナのロマンスを入れるべきだと主張していたんです。弱い男と強い女!面白いじゃないですか(笑)―チャ・ドナム(パク・ギュソン)の最速ラップも、録音していたわけではないんですよね?カン・ウィシク:はい、その場でやりました。お笑い番組でもビートボックスをやっていました。普段撮影に入る前も色々見せてくれましたし。―シム・ウナは、色んな友達と交感する人ですよね。演じる上で大変な部分もありそうですが。キム・ミニョン:ユン・ソルチャンに接する時と、チョン・ソヌに接する時、パク・ギュドンに接する時とシン・ジェロクに接する時、そして特にミン・セイの場合、ユン・ソルチャンに好かれていることを知ってからはその前と分けて演じなければならなかったので、難しかったです。映画「サニー 永遠の仲間たち」の時、カン・ヒョンチョル監督が求めたのは「君たち同士で親しくなれ」だったんです。キャラクターとして近づこうとするのではなく、本当に親しくなったらカメラの前でも変わりました。カン・ハヌル:シム・ウナは、劇中で必ず必要な人物です。でも、ミニョンはもともと親しくなると色々と世話してくれるんです。似たようなところが多いです。キム・ミニョン:私は自分から近づくタイプではないのですが、扉を閉ざしているわけではないんです。悩みを相談されたりすると、助けようとする方です。親しくなったら、お転婆娘に変身しますし。ダヒ:誕生日!私の誕生日を覚えていてくれて祝ってくれました。―監督はどのような方だったんですか?カン・ウィシク:僕は初めてのドラマじゃないですか。新人も多くて同年輩なので気が散ることもありましたし、緊張感がなくなる場合も多かったです。いっぱい叱られました。「風が吹く」を撮る時、本当にたくさん叱られました。その代わり、終わってから抱いてくださって、お疲れ様と言われたんですが、それを言われると余計に涙が出るんですよね(笑)―誰が一番叱られましたか?カン・ウィシク:多分ハ・ヨンスさんと僕だと思います。ダヒ:叱られたというよりは、監督が望むだけのものが出てこないので、惜しかったからだったと思います。―おしゃべりして叱られた人はいないんですか?ダヒ:私です!(笑)キム・ミニョン:監督は、本当は心の優しい人なんです。いつも言うのが、「私が差し出がましくキャスティングできないような女優になれ」です。叱られる時はどうしてこれほどまでに叱るんだろうと思うのですが、後で振り返ってみると有り難いです。心を鬼にして叱る先生のような方です。―今後の活動予定は?ダヒ:演技を習うことができるなら、これからもずっと習いたいです。今回のドラマを通じて、ベースを習いました。欲も出てきました。自己啓発の時間を増やしたいと思います。キム・ミニョン:今回、シム・ウナ役にとても共感できたのが、自分はできることが何もないというところでした。子供のころ色々習ったんですが、自分の意志でやったわけじゃなかったのできちんとできることは何もないんです。まだまだ行くべき道が遠いです。引き続き、小さな役を演じながら稽古も続けようと思います。カン・ハヌル:僕は運動が好きなので、ムエタイを習っています。そして、ミュージカル歴が長いので、公演がふるさとのようでいつも懐かしいです。でも、両方共並行すると、どちらもうまくいかなさそうです。次のドラマが終わったら、ミュージカルをやることになりそうです。カン・ウィシク:僕はまだまだ新人です。ドラマもミュージカルも1作ずつだったので、今は何をやっても面白いです。このインタビューも面白いです(笑) 具体的に何がやりたい、やりたくない、そんなものはありません。演技で、歌で、できることはできる限り色々やってみたいです。―二人はミュージカルをしたからか、発声もよくて話し方も理路整然なので、MCもできると思いますよ。カン・ウィシク:ありがとうございます。一緒にやろうか?(笑) 「M COUNTDOWN」のMCとか。僕もよく見るんです。何でも縦横無尽に、うまくやりたいです。僕たち4人でやっても面白いのではないでしょうか?―パク・ギュドンが元気におしゃべりすると、おかしいですね。ダヒ:でしょう?それでわざとあまり話さなかったそうです。カン・ハヌル:街中で人々に気づかれるか聞いたんですが、メガネをかけないと気づかれないんだそうです(笑)カン・ウィシク:実はそれで今日もメガネをかけてきたんだ(笑) 似たようなものでも掛けないと気づかれないんです。実際は気づかれないのが楽なので。後で有名になったら、今が懐かしくなるでしょうね。エピローグ今回もヨン・ジュンヒョン君の時と同じく、数人のスタッフたちがインタビュー現場を訪れた。絶えず目を合わせながらおしゃべりし、お互いを大事にする気持ちや弾ける若いエネルギーが感じられて、嬉しかった。キム・ウォンソク監督が「私が差し出がましくてキャスティングできないような俳優になれ」と言ったそうだが、私も同じ気持ちになった。スケジュールの都合でこの場に居合わせられなかったハ・ヨンス、パク・ギュソンさんを始めとするみなさん、なかなか会うことのできない俳優になりますように!文:コラムニスト チョン・ソクヒ「NAVER スペシャルインタビュー」では、今話題の人物にコラムニストのチョン・ソクヒさんがインタビューを実施。韓国で一番ホットな人物の本音をお届けします。

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  • Vol.1 ― 「モンスター」キム・ウォンソク監督&BEAST ヨン・ジュンヒョン:SPECIAL INTERVIEW

    Vol.1 ― 「モンスター」キム・ウォンソク監督&BEAST ヨン・ジュンヒョン:SPECIAL INTERVIEW

    Mnetミュージックドラマ「モンスター~私だけのラブスター~」。実は、大きな期待をしていたわけではない。KBS 2TV「トキメキ☆成均館スキャンダル」を成功させたキム・ウォンソク監督への信頼はもちろんあったが、「またアイドル?」という懸念もあり、すでにひと通り過ぎ去った、高校が背景のドラマということで、KBS 2TV「ゆれながら咲く花」と「ドリームハイ」を適当に組み合わせた形になるのではないかと思ったりもした。レストランの看板のメニューを見て、入ろうか止めようか躊躇う気持ち、ちょうどそんなところであっただろう。しかし「すごい世の中、ちっぽけな私。でも私は、誰が何と言おうとも自分の人生の主人公!!」PRでこのスローガンを見つけた瞬間、このドラマが好きになる予感がした。平凡な子供たちの成長記、それは私が望んでいた物語だったから。そして第一話で転校してきたミン・セイ(ハ・ヨンス)といじめられっ子のパク・ギュドン(カン・ウィシク)が一緒に「風が吹く」を歌った時、韓国のミュージックドラマがようやく一歩前進したと確信することができた。ある人は物足りないと言い、ある人は幼稚だとも言う。しかし、完璧でないので余計に情が移るドラマ「モンスター~私だけのラブスター~」。キム・ウォンソク監督とユン・ソルチャン役のBEAST ヨン・ジュンヒョンに会った。参加者:キム・ウォンソク監督、BEAST ヨン・ジュンヒョン、コラムニスト チョン・ソクヒキム・ウォンソク監督「可能性を見せたことに満足しています」―「トキメキ☆成均館スキャンダル」以降、どのような作品で復帰されるか気になっていました。結局、ミュージックドラマを選択されましたね。キム・ウォンソク:噂は、韓国版の「Glee」、ケーブル版の「ドリームハイ」でした。その方が理解しやすいので、そのように記事を書いたと思います。私はそれよりは、ステージでない生活の中に音楽を取り入れた映画「ONCE ダブリンの街角で」の方が、韓国の制作の現実や感性によりふさわしいと思いました。それで企画段階での背景は高校生の物語ではありませんでした。落ちこぼれの練習生という設定だったんですが、そうするには自作曲がたくさん必要でした。予算など色々な問題もあって、高校という枠の中でストーリーを展開することになったんです。―ミュージックドラマ、たまに試みられてはきましたが、反応が良かったことがあまりないですよね。キム・ウォンソク:そうです。ドラマとしては成功したとしても、音楽的には首を傾けるしかないドラマもありましたし。最初は自信があったのですが、やってみると何で皆ミュージックドラマを作らないのか、その理由が分かって来ました。私が戸惑っている時に、ちょうどtvN「応答せよ1997」が出ました。音楽でもドラマでも成功した作品ですが、そのような物を私がまた作ることはできないじゃないですか。それで大変でした。おかしいでしょう?韓国の人たちは、ドラマも好きで、音楽も好きなのですが、それにも関わらず背景音楽でなく登場人物が歌うことになると、その好きだった感情が全部壊れるんです。私たちもまだその部分を解決することはできませんでした。最初「風が吹く」を見て、恥ずかしいと言った方も多かったので。「音楽を使うコンテンツがこんなにも限られているとは、残念です」―私は「風が吹く」を見ながら、突拍子もない音楽やステージの上の音楽でなく、ストーリーにうまく調和しているというだけでも成功したと感じましたが。キム・ウォンソク:初回の場合、音楽ドラマと言わなくてもよさそうなくらいの音楽の分量でした。回を重ねながら少しずつ分量を増やして行きました。次第に慣れていくように。先週放送された、チョ・ムングンとキム・ジスがミン・セイの幻想の中で歌うシーンも、たぶん序盤に出てきたならぎこちないと言われたでしょう。私たちが得たのは、音楽を使ったドラマを作ることもできるという、有意義な試みくらいだと思います。韓国の音楽は世界的なレベルに達していると言われていますが、音楽を使うコンテンツはこれほど限られているなんて、残念です。―俳優たちの中から、他の人が見いだせなかった知らなかった長所をうまく見つけ出す能力がおありですよね。例えば、ドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」でJYJ ユチョンさんが実直な儒生の役柄を演じこなしたとか、ソン・ジュンギさんが図々しい面を見せたとか、そのようなことに面白さを感じるんですか?キム・ウォンソク:面白いのは事実ですが、得意とは言えないです。実は「トキメキ☆成均館スキャンダル」は、序盤にファンの間では賛否両論、特に反対意見が多かったです。ク・ヨンハ役だけでなく、ユチョンさんへの懸念の視線、ムン・ジェシン役のユ・アインさんもイメージに合わないとよく言われました。私が見い出したというよりは、チャンスが準備のできている彼らを見つけ出したと言うべきでしょう。ソン・ジュンギさんの場合、江南(カンナム)で遊びながら多くの女性を口説いた、言葉なしでも眼差しや表情だけで人を惹きつける人にしようとしました。本人が非常に頑張ってくれました。ソン・ジュンギさんは、まだ見せていない面の方が多い俳優です。―私は、このドラマが全ての登場人物に関心を示しているところが好きです。キム・ウォンソク:夢を持たない子たちの話をしたかったです。普通音楽映画やドラマは、音楽への夢と情熱があるじゃないですか。それさえない物語の方がいいと脚本家に提案したら、非常に大変がっていました。そのような中で、チョン・ユンジョン脚本家が解決策を見つけてくれたんです。夢のない子たちの中に、異質的な存在(ユン・ソルチャン、ミン・セイ)が二つ混じった状況じゃないですか。カルチャーショック、あるいは感情の衝突で始まるのですから。脚本家がうまく展開してくれたんです。周りの人物が一人ずつ見えてくるのは、想定通り展開していることなんです。何かおおげさな話をしたいわけではありません。このようにすれば大切なものがみつけられるのではないか、くらいの気持ちです。―まるで少女漫画のような、ときめく恋物語に長けていますね。キム・ウォンソク:自分が経験したことがないので、想像でやります(笑) うまく表現してくださいましたね。多くの方に幼稚だと言われますけれど。このドラマを作りながら聞いた、最も嬉しかった言葉が、80~90年代の少女漫画みたいだという言葉でした。私も、イ・ミラさんやカン・ギョンオクさんの少女漫画が好きだったので。―演技がとてもうまいわけでもないし、少し足りない感じではあるのですが、見ていると惹きつけられます。完璧なのは全部が全部良いことではないような気がしますキム・ウォンソク:演出者の立場からは、正直に言って演技の面では惜しい感じがあります。時代劇の形だったならばそれがこれほど浮き彫りにならなかったはずですが、ファンタジー的なキャラクターは、現代劇では演じにくいようです。ぎこちなさを抑えるために、漫画的な表現を使ったりもしました。ユン・ソルチャンはヨン・ジュンヒョンさんの姿と似ている部分が多いのでぎこちなく見えたりしますが、ミン・セイ役だけ見てもハ・ヨンスさんとは結構違うので。ナナ(GLAM ダヒ)もそうですし。本人たちも大いに悩んでいることでしょう。―ヨン・ジュンヒョンのために作られたドラマだという気がします。ヨン・ジュンヒョンさんは、監督がうまく演じられるように作ってくださったような気がすると言っていましたが。キム・ウォンソク:実は、両方共正しいです。脚本家がヨン・ジュンヒョンさんのことを大事に思うようになって、合わせて書いてくれた面もありますから。私は、自然体のヨン・ジュンヒョンと、キャラクターとしてのユン・ソルチャンが紛らわしくなるポイントを作ることが面白いです。例えば、ユン・ソルチャンがミン・セイからのメッセージを見て慌てて駆け出しながらマネージャーを責め立てるときの台詞は、全部アドリブなんです。台詞が終わっても「カット」を言わず待って、彼の口から出てきた言葉を全部生かして入れました。俳優がキャラクターと状況に完全に溶け込んだ時のみ可能なことです。そうすれば、ヨン・ジュンヒョンのようなユン・ソルチャンになります。しかし、反対に台詞を変えることは許しませんでした。台本の中で自分自身をどのようにキャラクターに投影させるべきか、その方法を探した方が正しいと思っていますから。「さらなる努力が必要だと思います」―いわばマクチャン(日常では起こらないような出来事や事件が次々と起きる韓国特有のドラマ)ドラマが、そっぽを向かれるどころか視聴率が高い反面、「モンスター~私だけのラブスター~」の視聴率は期待に至らない状況です。もどかしいはずですが。キム・ウォンソク:うちのドラマのレベルが高いという話では決してありません。実際、話にもならないドラマが存在しているじゃないですか。私の率直な気持ちとしては、見るものがないから見るとか、非難しながらも見るようなケースはなくしたいです。いっそのこと、好きだから見ると言った方がいいです。見られ続けるので、そんなドラマを作り続けるわけですから。「モンスター~私だけのラブスター~」は、最初の視聴率が、最終回を控えた今までほとんど変わりません。最初見てくださった人たちが見続けてくれたことには、感謝しています。演出者の立場から、視聴者の反応がわかる唯一の尺度が視聴率なので。だから、より多くの視聴者を確保できなかった点では、さらなる努力が必要だと思います。―「応答せよ1997」に比べて視聴率が残念なのは、それだけ中高年層が見なかったという意味だと思います。あのドラマには、ソン・ドンイルさんやイ・イルファさんなど、中高年層の気を引く要素が多かったですので。キム・ウォンソク:そのとおりです。実は、若い役者に集中した理由は、10代、20代の若い俳優たちには、チャンスがあまりないからでした。俳優は、チャンスさえ与えられれば自分で勝手に育つような気がしますが、彼らにはその機会があまり与えられない現実を残念に思ったからです。一時期、20代の男性俳優不足という言葉もあったじゃないですか。ですが、キム・スヒョン、ソン・ジュンギ、ユ・アインさんのような俳優が、彼らに注目してくれた作品を通じて認められることができました。20代の女優不足も、機会が与えられればいくらでも解消できると思います。―チャンスを与えたい俳優がいるんですね?キム・ウォンソク:多いですね。おそらく、3~4年くらい後に企画されたなら、多すぎてキャスティングに苦労したことだろうと思います。素晴らしい演技力の子役俳優が多いじゃないですか(笑)―次の作品はどのような俳優と作業することになるのか、期待しています。ヨン・ジュンヒョン「僕、強くなりました!」―ユン・ソルチャン役、特別な意味ですよね?ヨン・ジュンヒョン:デビュー5年目ですけれど、ソロ活動がフィーチャリング以外ほとんどありませんでした。初めての演技でもありますし、最初の作品で主人公を演じることになったのも、自分には意義深いですね。―初めての演技とは思えないほど、自然でしたけれど。ヨン・ジュンヒョン:安養(アニャン)芸術高校時代は、演劇映画科でした。それ以外は、特にやっていません。ただ、僕は映画やドラマを見るのがとても好きなんです。見ながら一人で真似してみるくらいでしたが、たくさん見ているのが役に立ったかもしれませんね。―ユン・ソルチャンは、ヨン・ジュンヒョンさんにぴったりのキャラクターです。制作陣はヨン・ジュンヒョンさんを念頭に置いて作ったのでしょうか?ヨン・ジュンヒョン:僕がキャスティングされてから、合わせてくださったと思います。得意なことができるように手伝ってくださいましたので。周りの人達から、ユン・ソルチャンはお前みたいだとよく言われたりします。でも、僕は実はそんな性格ではないんです。もちろん撮影をしていると、色々イタズラもしますし、変わった部分も結構あります。どうしてもユン・ソルチャンにつられるんです。でも、僕は本当に親しい人でないとそんなに笑いもしませんし、話もあまりしません。ユン・ソルチャンのように感情の起伏も激しくないですし(笑)―グループBEASTから脱け出し、違う人生を生きてみたわけですが、どうでしたか?ヨン・ジュンヒョン:心配が多かったです。もし自分が俳優の立場ならば、自分もやはりアイドルの演技への挑戦を快く思わなかっただろうと思うので。アイドルをやって得たファンと認知度を利用して、最初から主人公を務めるわけじゃないですか。それで、最初仲間たちに会った時、正直に話しました。そうしたら、そこまでではないけれど、不安ではあったと言われました。後になってからは、先入観を持っていたようだと話してくれて、有りがたかったです。―アン・ネサンさんやイ・ヒジンさんなど、他の俳優たちと共演するのも異色な経験だったでしょうね?ヨン・ジュンヒョン:アン・ネサン先輩と最初撮影した時は、言葉に出来ないほど緊張してしまいました。それで台詞も間違い続けまして。でもその日、引っ張ってくれる感じというのがどういうものか、確実にわかりました。自分の能力以上のものを引き出せるように手伝っていただき、またそれ以来たくさんのアドバイスをしてくださいました。イ・ヒジン先輩の場合は、他の意味で難しかったです。歌手としても大先輩じゃないですか。僕がまたMBCドラマ「最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~」のファンでしたので。でも、撮影中ずっと、あまり会話をすることはできませんでした。むしろ僕より人見知りが激しいみたいで。でも、最後の打ち上げの時、居心地が悪いだろうと思ってたくさんは話しかけられなかったと話してくれました。それからは、連絡も取り合っています。「この3ヶ月、どのようにして過ごしたかわかりません」―「モンスター~私だけのラブスター~」の撮影と同時に、今回のBEASTアルバムの全曲をプロデュースしたと聞きましたが。ヨン・ジュンヒョン:この3ヶ月、どのようにして過ごしたかわかりません。こうしていて、両方に迷惑をかけるのではないかと心配も多かったです。でも、過ぎてみるともう何でもできそうな気がします。最近BEASTの活動を始めたのですが、コンサートの準備もしなければなりませんし、音楽番組にも出なければなりませんし、僕なりに忙殺されていますが、これは何でもないように感じられました(笑) 自分の口で成長と言うのは何ですが、一言で言って強くなりました。強くなったという表現が、最も正しいです!正直、マネージャーさんに色々愚痴もこぼしました。ドラマでユン・ソルチャンがやっているのは何でもないくらいに(笑) 4日くらい寝られなかった時があったのですが、その時自分だけストップしていて、他の人たちは早送りになっているように動いていました。頑是無い心で、ここまでやらなければならないのかな、とも思いました(笑) でも、今は達成感があります。―ダンスの練習をする時間がなかったでしょうに、ステージを見たらむしろダンスはうまくなっていましたよ。ヨン・ジュンヒョン:他のメンバーたちが先に習って、僕は後で一日二日くらい行って習ったのですが、撮影現場でも時間がある度にダンスの練習をしました。他の子たちに笑われましたよ。じっとしていられないのって(笑)―学生時代は、どんな子でしたか?ヨン・ジュンヒョン:高校1、2年の時は、演劇俳優を目指していました。大学路(テハンノ)小劇場の演劇舞台に立ちたかったです。得体の知れない情熱に燃えていた時期です。そして、ものを書くのも好きでした。歌詞を趣味がてら書き始めたのですが、歌を作るようになったのはデビューしてからです。遊ぶとしても、作曲家たちが作業する所に行って遊びました。今も仕事がない時は、作業室に引きこもります。かといって、ずっと曲の作業を続けているわけではないです。コーヒーも飲んで、休みながら、なにか思い浮かぶと作業もして。ただの日常です。―演技は続けるつもりですか?ヨン・ジュンヒョン:監督の言葉で、死ぬほど疲れて大変でも、現場は中毒性があると。終わってみると、確かに懐かしい面がありますね。―戻りたいですか?ヨン・ジュンヒョン:いいえ。戻りたくはありません(笑) 今回の作品は、面白い経験でした。役者たちもほとんど同年代だったので、余計に面白かったです。ですが、劇中でまで歌手をやりたくはありません。今回のBEASTの活動が終わって、余裕ができて呼んでくれる方がいれば、歌手の役でないならば、もう一度挑戦してみたいです。エピローグただでさえスケジュールを合わせるのが難しい状況で、BEASTの活動まで始まったのでヨン・ジュンヒョン君には別で会うしかなかったが、インタビューの場所に「モンスター~私だけのラブスター~」のスタッフたちが大勢押し寄せてきた。撮影現場で可愛がられたことがわかった。明日皆のインタビューが予定されていると話すと、誰がくるのかと聞いていたヨン・ジュンヒョン君。誰に一番会いたいのかと聞くと、にっと笑いながら「ハヌルには会いたいですね」と。文:コラムニスト チョン・ソクヒ「NAVER スペシャルインタビュー」では、今話題の人物にコラムニストのチョン・ソクヒさんがインタビューを実施。韓国で一番ホットな人物の本音をお届けします。

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