26年
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映画「26年」オンラインサービスを開始…お茶の間で視聴可能に
映画「26年」(監督:チョ・グニョン)が10日からIPTV(IP技術を利用してテレビ映像を配信するサービス)を通じてオンライン同時公開サービスをスタートさせた。10日、「26年」の制作会社であるチョンオラムは、「olleh tv、B tv、LG U+などのIPTVとケーブルVODホームチョイス、衛星TVのVODスカイライフ、オンラインサイトであるNAVER、tving、GOM TVとTストア、hoppin(SKP)、メディアログ(U+HDTV)で、「26年」のオンライン同時公開サービスがスタートした」と明かした。サービスのスタートと共に、「26年」を観る視聴者を対象にした様々なイベントも行われる予定だ。詳しい内容は、各サイトのホームページで確認することができる。チョンオラムは、「今回のサービスは、『26年』を観ることができる絶好のチャンスで、地域を問わず全国どこでも観客と会うことができるという点で、未公開地域の観客と映画館に足を運びにくい観客には嬉しいニュースになると思われる」と伝えた。1980年の5.18光州(クァンジュ)民主化運動の遺族たちが26年後、虐殺の主犯であったあの人に対する復讐を実現するという内容の「26年」は、5年前から制作を試みていたが制作できず、一般市民から制作費の一部を投資される形で制作された。昨年11月29日に公開され、全国で約300万人の観客を動員しており、現在も一部の映画館で上映されている。
【PHOTO】2AM スロン、インタビューで見せた“彫刻のような横顔”
グループ2AMのメンバースロンがTVレポートとのインタビューでポーズを取っている。スロンは最近公開された映画「26年」で、戒厳軍の銃弾で死ぬ姉を目撃した後、警察になり世の中の正義を守ろうと決心したクォン・ジョンヒョク役を熱演した。
「26年」Twitterユーザーが選んだ2012年の最高の韓国映画1位に
映画「26年」(監督:チョ・グニョン)が、Twitterユーザーが選んだ「2012年の私の最高の韓国映画」として選ばれた。映画振興委員会は24日、12月のイベントとして、「2012年の私の最高の韓国映画」を聞くアンケート調査を公式Twitterを通じて行い、その結果「26年」が1位に選ばれた。「26年」に続いて、2位には「建築学概論」、3位は「王になった男」、4位は「南営洞1985」、5位は「悪いやつら」、6位は「嘆きのピエタ」、7位は「僕の妻のすべて」、8位は「私のオオカミ少年」、同率9位には「二つの扉」と「2度の結婚式と1度の葬式」がランクインした。映画「26年」は、1980年の5.18光州(クァンジュ)民主化運動当時、家族を失ってしまった遺族たちが、虐殺の主犯であったあの人を断罪するための作戦を展開する復讐劇を描いた映画だ。元美術監督であるチョ・グニョン監督がメガホンを取り、チン・グ、ハン・ヘジン、2AM スロン、ペ・スビン、イ・ギョンヨン、チャン・グァン、キム・ウィソン、チョ・ドクジェなどが出演した。同映画は、観客から制作費を集めて映画を作る制作ドゥレ(一般の映画後援者から資金提供を受けた制作募金)方式で制作され、公開前から高い関心を集めた。「26年」は26日午前までに290万9901人の観客動員数を記録し、300万人突破を目前としている。
映画「26年」カン・プル原作映画のうち最高のヒット作に!
映画「26年」(監督:チョ・グニョン)が、漫画家カン・プルのウェブ漫画を原作にした映画のうちで最高のヒット作になった。18日午前、映画振興委員会統合ネットワーク集計結果によると、「26年」は17日に5万6763人の観客を集め、この日までに累積観客261万4493人を動員した。これは、カン・プルのウェブ漫画原作映画のうちで最多の観客数に相当する記録だ。今まで、カン・プルの原作映画のうち最多観客数は、243万4149人を集めた「隣人」だった。損益分岐点である200万人を越え、「26年」は早ければ今週末には300万人を突破するとの見通した。「26年」側は、「映画を見た観客の中で最観覧する観客も多く、観客の満足度も高い。300万人は問題なく越えると見ている」と話した。映画「26年」は、1980年の5.18光州(クァンジュ)民主化運動以後ずっと、家族を失ってしまった心の痛みを抱えて生きなくてはならなかった遺族たちが、虐殺の主犯であったあの人を断罪するための作戦を展開する復讐劇を描いた映画だ。チン・グ、ハン・ヘジン、ペ・スビン、イ・ギョンヨン、2AM スロン、チャン・グァンなどが出演した。
「26年」ペ・スビン“結局、トラウマに関する物語だ”
ペ・スビン「26年」の内容があまりにも大変だったら、キム・ジュアン(ペ・スビン)を追ってくださいクラウドファンディングを通じて人々が映画のために制作費を投資してくれる姿を見て、ペ・スビンはこの映画の成功を感じたという。そこで、制作時に難しいことを経験してもあまり心配しなかったという。5万ウォンあるいは29万ウォン(約2万円)を出した市民の人々が、映画「26年」を守りあげたためだ。マスコミ試写会当時、こみあがった感情をコントロールした彼。本格的な広報活動もそろそろ終わる段階である。公開3週目、映画は観客動員数200万人を突破する所だった。共に出演した俳優たちが「26年」に対する思いを明かし、その意味を振り返った時、ペ・スビンは面白みを強調した。「先入観や意図があると思われたかも知れませんね!まず、これはアクション・ブロックバスター映画です。だから撮影時も楽しかったです。良い俳優とともに演じていると思いました。イ・ギョンヨン先輩とは初作業ですけど『南営洞1985』では嫌味を感じるほど、とても演技のうまい方でした(笑) 本当にドラマチックに変わる俳優です。先輩とエネルギーの対決をするような感じがして面白かったです。まずは映画としての面白さが大事でした。そして、その中に我々が考えるべきものを投げるのです。とにかく現実は事実だから、そこでもっと胸を痛めるわけです。事実に基づいているので」「26年」の客観性はキム・ジュアンの役目だったペ・スビンが演じたキム・ジュアンというキャラクターは、映画の中で一番真面目で感情的な動揺のない人物だ。光州(クァンジュ)民主化運動当時、鎮圧軍出身のキム・ガプセ(イ・ギョンヨン)の秘書室長であの人を断罪する作戦を練るキャラクターなのだ。だが、何かが物足りなく見えるのも事実だ。映画ではキム・ジュアンがどのような理由から躊躇せずプロジェクトに参加したのか、十分に説明されていない。「他の3人のキャラクターが強いほうでした。クァク・ジンべ(チン・グ)、シム・ミジン(ハン・へジン)、クォン・ジョンヒョク(2AM スロン)のストーリーは強烈ですね。彼らのストーリーを辿っていくのも大変なのに、キム・ジュアンまでそうだったら、この事件を客観的に見るのが難しかったかもしれないと思いませんか。僕の意見としては、先立ってキム・ジュアンのストーリーが公開されなかったので、事件を客観的な視線で見ることができたと思います」「キム・ジュアンの痛みのストーリーが公開されてはいないが、彼が一気に怨みを表現すると真実性が伝わるのではと思いました。最後まで感情を制御しようとしました。観客には『キム・ジュアンにも何かあるんだけど、それが何か』と好奇心が沸かせるようにするのが目標でした」キム・ジュアンと「26年」のキャラクターに対してトラウマを言及した彼は「行動心理学に関心がある」と話し、映画に登場するキャラクターを分析した。「人々がなぜある行動をするのか、いつも感心を持っています。俳優なら誰でもそうではありませんか。人を動かす原因があるけれど、それが実はトラウマです。それによって性格が分かれます。映画の中でクォン・ジョンヒョクは迷い続けるキャラクターです。クァク・ジンベは現実に最も積極的に立ち向かう炎のようなキャラクターです。シム・ミジンは怨みを胸に刻み付けていて、静かに一気に晴らす人物です。結局、彼らの行動は怨みからのものでした。あの人を殺そうとするエネルギーは過去の怨みから出たものですから」「キム・ジュアンも客観性を維持しようとするが、怨みから抜け出すことはできません。元々、映画の最後の部分でキム・ジュアンが『僕は本当によく生きていきたかったけど』と話すシーンがありました。映画の流れからそのシーンを削除したけど、まさにそれがキム・ジュアンだったようです。誰よりもうまく生きていきたかったのに、変わらない現実に隔たりを感じて行動する人物でした」「26年」と「マイ・ラティマ」を通じてダンディなイメージは忘れてくださいね!怨みを刻み付けているとはいっても、とにかくキム・ジュアンは格好いい人物だ。実際、ペ・スビンのファンたちは彼のダンディなイメージをとても愛している。ドラマや映画をするときもダンディなイメージに近いときに最も多く愛された。これに対してペ・スビンは「日ごろはあまりおしゃれじゃないけれど」と笑った。実際の暮らしでは素朴な感じだというので、参考にしよう。彼もスーツよりはトレーニングウェアを愛しているという。映画「26年」で今年を締めくくったペ・スビンは、「マイ・ラティマ」の公開を控えている。俳優ユ・ジテが演出したこの映画は、既に釜山(プサン)国際映画祭で公開され、好評を受けた。ペ・スビンは「ダンディなイメージを忘れるためにはこの作品を見てください」と笑いながら話した。「マイ・ラティマ」は来年頭に公開される予定だ。これまで休まず走ってきた彼は「まもなく旅行に行くつもりだ」とし、「しばらく休憩する時間を持つまで『26年』の広報に力を入れる」と話した。「1980年5月18日に光州(クァンジュ)で起きた民主化運動は、大学生時代によくあったデモみたいなものかなと思っていました。映画に参加してから、この時期まで至っている韓国の近代史を探る中、当時の状況を知るようになりました。実は『26年』は断罪を叫び出すよりは、覚えておきましょうとメッセージを含んだ映画です。そして、二度と繰り返さないようにしましょうというものです。誰かが主張するからといって皆参加するわけではないけれど、多く接していくうちに認識が生まれるものだと信じています」「映画に参加することになったのも、僕の常識のレベルとのことでした。決定する時に難しさもなかったし、気持ちよかったですね。気持ちいいということは何か意味あることをしているからではないでしょうか。そこで、この映画への出演を決めたのは、本当によいことだと思います。1万5千人の投資家もそのような思いのはずです。それだけに、もっと多くの方々に見てほしいです」
「26年」2AM スロン“韓流は漠然とした愛国、自国について知ることが大事だ”
「26年」を準備しながら諦めた作品が3~4つもある。適当にやれば全てこなせたかもしれないが、2AMのスロンは一つだけに集中した。トップの人気を得たアイドル歌手が演技をすることに対して、世間からの偏見があることは、スロン本人も受け入れるべき課題としてはっきり認識していたためだ。映画「26年」のクォン・ジョンヒョクは、1980年光州(クァンジュ)抗争時に姉を亡くした人物。当時のトラウマは彼が警察になった後も消えず、虐殺の主犯であるあの人を断罪することも躊躇させる。スロンの不安な眼差しがクォン・ジョンヒョクの視線と正確に交差した時、アイドル歌手出身の俳優志望者ではなく、スロン本人がその現場に立っていた。商業映画の初主演で、誰よりも熾烈だったスロン。そして、「26年」を通じて彼は2つの事をはっきり証明して見せた。スロンの証明1. アイドル歌手の札付きなく、俳優そのものとしての可能性全力で勝負をかけたという表現に彼は同意しなかった。映画を準備する過程が面白く、それ自体が癒しだったという。韓流スターとしてステージに立つため、その裏側で歌手たちが暗い練習室でどれほど汗を流しているのかを、誰よりもよく知っているスロンは、演技もそのように準備し、実力をつけてきた。彼が見てきた演劇、ミュージカル、映画、そして彼が身につけようとした当代のトップ俳優の発声や発音は、2年という時間の間、彼の中に蓄積されてきた。「『26年』が上手くいっているようでとても嬉しいけれど、正直に言うと観客数は2番目でした。映画がとてもよく仕上がっていて嬉しい反面、僕はこの映画に対する評価がとても知りたかったし、僕がどのように描かれているか知りたかったんです。演技を準備する1年6ヶ月ほどが、僕にとってはヒーリングの時間でした。夜にはモニタリングして、他の人はどう演技するのかと台詞も真似してみたり、上手い演技、下手な演技の基準も作ってきました。学べば学ぶほど本物の演技をしたいという願望が強くなりました。ライアン・ゴズリング、レオナルド・ディカプリオ、チェ・ミンシク先輩、イ・ビョンホン先輩、ハ・ジョンウ先輩などの演技を見ること自体が勉強でした」別の作品を手放して残念がっていたスロンは、俳優の先輩たちから「自分にぴったり合う作品があり、縁のある作品があるはずだ」というアドバイスを受けており、「26年」はスロンにとってまさにそのような作品だった。すでに漫画家カン・プルの原作を見ていたが、スロンが演じるクォン・ジョンヒョクは、自己分裂を強く経験する人物で、彼がとてもやってみたかったキャラクターだった。また、ここ4年間で何度も制作が行き詰まった「26年」は、スロンのキャスティングとともに問題が解消し、1ヶ月足らずで撮影に入ったという。色んな面で縁のある作品だったのだ。問題は現場での演技だった。当初のシナリオでは、クォン・ジョンヒョクが今よりもっとサイコパスのような気質の強い人物だった。理性を失って強いエゴ分裂を表現するには当初の設定がもっと容易だったが、映画の流れのためにややトーンが薄くなった。スロンにはさらに難しい課題になったのだ。演技だけで勝負するという覚悟だったが、アイドル出身俳優という札付きも気になっていたので、負担はもっと大きかった。「まずは僕が勉強してきた演技が正しいと思いました。準備をきちんとしていたので自信はありました。映画に夢中になって熱心にやる姿は、当然望ましいと思います。結果的に失敗はあり得るものですが、それは僕が仕掛けられるものではありません。アイドル俳優という偏見は2番目でした。100のうち1だけでも下手をすれば、きっと悪い評価を受けるはずです。まずは映画で自分の役目をこなすことが大事でした。もちろん、色眼鏡で見る人たちに対して意識しないわけにはいけません。アイドル歌手の演技に関する記事はほとんど読んでいました。彼らはどんな思いで演技をしているか、僕と似ているか、似ているのならどれだけ繊細に演技を見極めているのかなどを調べました。彼らの演技もモニタリングしたし。本当に良い考えを持っている人もいました。映画『ある会社員』に出演したZE:Aのドンジュンが『役割は大きくなかったが、全力を尽くして熱心に演じた』とインタビューで話していた内容も見ました。当たり前の話だけど、僕にとっては熱心という表現も十分ではありませんでした。撮影場所で僕が歌手と感じられないように、上手くやりたいという思いだけでした。しかも助演ではなく主要人物だったので。僕の持つシナリオに僕の直感を信じよう。揺るがないようにしようと書いておいて、いつも覚えていました。僕自身が崩れると、ストーリーも崩れかねないと思ったのです。あるシーンは上手くいって、あるシーンが上手くできないとしても、動揺しないと決心しました。アイドル俳優という札付きは、その次の問題でした」スロンの証明2. 政治と社会問題に対する若い世代の覚醒の可能性数え年で26歳。1987年生まれのスロンは光州(クァンジュ)事件や、民主化運動などの言葉とはかけ離れた世代である。「26年」で一緒に演技したイ・ギョンヨン、チャン・グァンはその現場を経験した世代であり、ペ・スビン、チン・グもうっすらではあるが記憶している世代。しかしスロンにとっては、光州事件は馴染みのない事件だったはずだ。だが、スロンははっきり自分の意見を明かした。「『26年』の舞台が現代であるため、今を知るのが大事ではないか」と話し、映画を通じて勉強するようになったヒストリーを紹介した。「この映画をすることになってから新聞を読むようになりました。政治、社会、経済に満遍なく目を通します。最近の雰囲気を知るようになると、その次は歴史を知りたくなりました。歴史を勉強し始めてみると、ある事実に対して猛烈な意見の対立があることも発見しました。断定することは難しいですね。でも非難じゃなければ、批判は良い現象であることが分かりました。それだけでも有難いですね。歌手と俳優は歌と演技で感動を与えればいいという思いから、国を愛する気持ちが増しました。政治的カラーをはっきり決めることはできないけど、社会問題に関心を持つようになったし。僕のできる範囲内では批判もできるようになりました」それでスロンはSNSを通じて、たびたび自身の意見を伝えている。スロンは「最近、性的暴力犯罪に対して、親告罪でなく反意思不罰罪に改善されたことは幸いなこと」と話し、「僕が言うからといって変わるものではないけれど、アイドルの仲間やファンたちも、このような問題に関心を持ってほしい」とかなり真剣に述べた。「最近の韓流って、海外に出て韓国を知らせるものという認識が多いようですが、それって漠然とした愛国心ですよね。僕たちが自らもっと知るために努力すれば、他の次元の愛国心が生まれると思います。まずは僕たちの社会についてもっと知ろうとしてほしいですね」真剣であるだけに意識の高いスロンだった。映画「26年」の新たな発見は、この意識ある俳優ではないかと思われた。俳優チン・グとペ・スビンが「26年」に対して「記憶に関する映画だ」と話したことを伝えると、スロンは「楽しく見られる映画だ」と付け加えてほしいと話した。「まずは映画がヒットしてほしいですね。ヒットすれば、政治的話題、社会的話題がついてくるので。映画は文化として楽しんで、それが問題になれば僕たちが望む変化も生じるものだと思います」
映画「26年」公開2週で損益分岐点を突破!
映画「26年」(監督:チョ・グニョン)が、損益分岐点を突破する。映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークによると、11日に「26年」は韓国で8万4821人の観客を動員し、デイリー興行成績1位にランクインした。累積観客数197万4644人で公開から14日である12日に、損益分岐点を越えることになる。「26年」の純制作費は46億ウォン(約3.5億円)で、マーケティング配給費用などを含めた総制作費66億ウォン(約5億円)は200万人を突破すると損益分岐点を越える。1980年の5.18光州(クァンジュ)民主化運動当時、家族を失ってしまった組織暴力団、韓国代表の射撃選手、現職警察、大手企業の代表、プライベート・セキュリティ会社の室長が26年後、虐殺の主犯であったあの人を断罪するための作戦を展開する復讐劇を描いた映画だ。先月29日の公開から、歴史的な事実に想像力を加えたファクションの面白さだけではなく、緊迫感溢れる展開とカタルシス(解放感)、感動などを観客に与えながら、公開からわずか6日で100万人を突破するなど興行成績のトップの座を守っている。この日のデイリー興行成績2位は「マイPSパートナー」(7万8142人)、3位は「オオカミ少年-拡張版」(2万3155人)、4位は「不思議の国のガーディアンズ」(1万6507人)、5位は「トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン Part2」(1万6358人)である。
チン・グ「初心者ハン・ヘジン&2AM スロンが“大先輩”の前で光州の傷を語った」
俳優チン・グ(32)が、共演した女優ハン・ヘジンと2AM スロンに対して、自分は先輩だと名乗り、笑いを誘った。映画「26年」(監督:チョ・グニョン、制作:映画会社チョンオラム)で戒厳軍によって死亡した父親と傷つけられた母親の復讐のために作戦に参加する行動隊長クァク・ジンベ役を演じたチン・グは、最近TVレポートとのインタビューで「ある意味僕は『26年』の大先輩だ」と話した。「26年」の制作初期段階から出演を決めて、4年間もクランクインを待っていたというチン・グは、「4年前に(契約書に)判子を押したので、ずっとクランクインを待つしかなかった」とこれまでの苦労を冗談交じりに語った。チン・グは「4年間、何度も落ち込んだし、多くの怒りも感じた。(映画の撮影を阻止しようとする)正体不明の団体に憤ったこともあった。けれど、それにも徐々に慣れてきた。苦痛の時間を耐えていたら、少しずつ耐えることにも慣れてきた」と何度も繰り返された制作中止による苦痛を伝えた。そんなチン・グが、共演した俳優たちに意地悪な冗談を飛ばした。チン・グは「2012年、4年間も待ってようやくクランクインすることとなり、撮影の合間に会食も多くあった。その会食の場でハン・ヘジンやスロンが光州(クァンジュ)の傷について話し合っていた。まるで4年前の僕を見ているようだった。そこで、僕は『初心者が光州の傷を語るのは10年早い』と冗談を言ったりもした」と明らかにした。また「僕が『26年』では最も古い大先輩だ。就職活動をしている大学4年生が、入学したばかりの新入生を見ているかのように、二人が可愛く感じられた。泣きそうな顔で光州のあの日を語る姿を見ながら『そう、そんな感情が込み上げる頃だよね』とつぶやきながら見守っていた」と付け加え、笑いを誘った。チン・グは4年の歳月を経たことで超越した境地に至ったという。チン・グは最後に「僕が『26年』を待っていたわけではなく、『26年』が僕を待ってくれた。クァク・ジンベになるまでに4年間かかった。クァク・ジンベを演じたのは、10年の間に積み重ねた僕の演技力ではなく、4年間クァク・ジンベを心の中で描きながら培った底力だ。この作品は僕にとってのプレゼントだ」と伝えた。「26年」はウェブ漫画家カン・プルの同名漫画を原作にした作品で、1980年5月に韓国の光州で起きた悲劇と関係のある韓国代表の射撃選手、暴力団員、現職警察、大企業の代表、私設警護会社の室長が26年後の同じ日に26年前の虐殺の主犯であるあの人を裁くために繰り広げる極秘の作戦を描いた映画だ。映画「後宮の秘密」「マイウェイ 12,000キロの真実」の美術監督を務めたチョ・グニョン監督の初の演出作で、チン・グ、ハン・へジン、スロン、ペ・スビン、イ・ギョンヨン、チャン・グァンなどが出演した。
チン・グ「『26年』を断った俳優は自分の足で福を蹴ったも同然です」
黒めの肌に無精ひげ、鋭い眼差しまで。言葉は要らない。チン・グ(32)は、自然体のままでもクァク・ジンベだ。ワイルドで短気だけれど、遊び心に満ちている。作戦実行を目の前にしていても能天気だ。しかしこの男、見れば見るほど心が痛くなる。くだらないジョークを飛ばすその姿が、笑えるどころか肩を叩いてあげたくなる。5.18光州民主化運動を描いた映画「26年」(監督:チョ・グニョン、制作:映画社チョンオラム)。チン・グは、光州の道庁で戒厳軍に射殺された父親に対する傷を持っているクァク・ジンベ役を演じた。喧嘩には自信がある光州の暴力団、スホ組の有力な一員で、あの人(チャン・グァン)を裁くプロジェクトチームの行動隊長だ。胸の奥に深い傷を負っているクァク・ジンベ。その中にチン・グが存在していた。「映画館で『26年』が上映されているということが信じられません。4年間、何度も制作が中止されていた作品だったので。それに今まで僕は3回も経験したんです。実際、撮影中も不安でした。『クランクインさえできればいいんだ』と思っていましたが、いざクランクインとなったらクランクアップをしなきゃ、と思えてきて。クランクアップをした後は、公開をしなきゃと思ったりして。今もそんな気持ちです。上映されているという実感がまだありません」卑怯だった自分が恥ずかしかった1980年7月20日生まれのチン・グ。5.18光州民主化運動が起きたその年に生まれた。彼自身も経験していない痛みを論じることは簡単ではない。教科書で学ぶぐらいだったというあの日を直接演じることはかなり大変であった。いや、恥ずかしかったと言うほうが正しい表現だという。チン・グは「学生時代は、本から学ぶくらいだった。本格的に知ったきっかけは、4年前に映画の準備をしながら制作会社からもらった膨大な資料を通じてだった。とても多い資料だった」と当時を振り返った。改めて知った5.18光州民主化運動についてチン・グは、「一発殴られた感じだった」と説明した。チン・グは「4年前に受けたその衝撃は光州の息子を演じる俳優として感じた感情ではなかった。それは、僕自身に対する衝撃だった。今になってやっとそのような事実を知ったということが申し訳なかった。何よりも実際のあの人に対する怒りよりも僕自身に対する怒りがあった」と自分を責めた。チン・グにとって「26年」は、映画としての意味よりも韓国の国民としての意味のほうが大きいという。これまで甘く生きてきた自分の人生を振り返るきっかけになったという。怠っていて、傲慢な人生を生きてきたというチン・グは、32年間を安易に生きてきたようだと反省した。「僕はあまりにも卑怯でした。知ろうとも思っていなかったんですね。観客も僕のように一度くらい振り返ってみたら良いと思います。一緒に苦しむ必要まではないけれど、この傷を抱えている人々が存在するという事実だけは知ってほしいです。心が痛いじゃないですか。このような事実が」「26年」を断った俳優たちは後悔しているはず4年もの間制作が行き詰まっていた「26年」。制作の初期段階だった2008年、キャスティングのラインナップは今とはかなり違うものだった。当時はイ・へヨン監督の指揮の下、クァク・ジンベ役にリュ・スンボムが、シム・ミジン役にキム・アジュンが決まっていた。また、ピョン・ヒボン、チョン・ホジンが加わり、チン・グもキム・ジュアン役として早くから契約を結んだ。しっかりとしたラインナップで制作に勢いが増したが、なぜか投資金を集めることができず、全てが原点に戻った。しかし「26年」は諦めなかった。引き続き映画の制作のための準備を続け、年初めには「ワンダフルラジオ」のクォン・チリン監督がメガホンを取り、再起したかのように見えたが、これもまた結局は原点に戻ってしまった。最終的には「26年」の美術を担当することとなっていたチョ・グニョン監督が演出を担当し、着々とキャスティングを再整備し、紆余曲折を経て映画館での上映まで導いた。制作会社チョンオラムに負けないほど、4年間心を悩まされていたチン・グに、これまで「26年」を断った俳優たちについて聞いた。苦難と試練を経験してきたチン・グは、「(断ったのは)彼ら自身が100%望んでいたものではないだろう」と彼らを擁護した。「所属事務所のほうから、俳優を見る視線が変わるのではないかと気にしていたんでしょうね。互いのためだったのでしょう。所属事務所は俳優を、俳優は所属事務所を思っていたわけですから。けれど、『26年』についてきちんと知っている人ならば、断っていなかったと思います。彼らは卑怯だったわけではなく、自分の足で福を蹴ったも同然ですね。この間の記者懇談会でハン・ヘジンさんが『この作品を逃した俳優は後悔しているはずだ』と話していましたよね?多分、その後悔している俳優が少なくはないでしょう(笑)」世間では「26年」に出演した俳優たちを懸念する声も時々上がっている。どう見ても公開後の影響を心配するしかない作品だ。しかし、チン・グはやはりクールであっさりとした俳優だった。「気にしていませんよ。もし『26年』に出演した俳優とは共演しないという人がいるならば、しないといいんです。そんなことまで気にするなんて卑怯でしょう?そんなことを思う人とは、こちらも共演したいと思っていませんので。まるで『26年』を政治的な扇動をしている映画のように勘違いをする人がいますが、全く違います。この映画の根本を知っている人なら、そんなことは言えません」「母なる証明」以降、秘めていた魅力が表に出た親指が自然と上がるような男の中の男だ。カッコいいという言葉が最も似合う、魅力的なクァク・ジンベだ。もちろん、クァク・ジンベの魅力を引き出した張本人はチン・グだ。クァク・ジンベが劇中で見せてくれた物凄い力。その49%はシナリオが作ったものだが、51%はチン・グが作ったものだ。チン・グに「最高にカッコよかった」と感想を述べると「そうですね?最高にいいでしょ?」とジョークを飛ばしてくれた。決して憎めない人だ。「26年」でチン・グは、死ぬほどカッコよかった。チン・グは図々しい笑顔でジョークを飛ばすと思ったら、すぐに自分の能力よりもチョ・グニョン監督のおかげであると謙遜した。チン・グは「クァク・ジンベというキャラクターは、チョ・グニョン監督が作ってくれたものだ。実際、僕は男たちが好きそうなカッコよさしか知らない人だった。いわゆるノワール風の男だった。女性観客が『重い』『怖い』と抵抗を感じそうなカッコよさを披露することに慣れていた。だからか、僕はいつも男性ファンのほうが多い俳優だった」と苦笑した。暗かった過去を乗り越えたチン・グは、映画「母なる証明」(監督:ポン・ジュノ)を撮ってから考え方が変わった。大人っぽい女性たちから反響もあったという。チン・グは「男のことをそれなりに知っていそうな大学生たちが、ウォンビンではなく僕のことに興味を持ってくれた。最初は『どういうこと?』と思ったけれど、今振り返ると全て監督の力だった。『母なる証明』の時は、ポン・ジュノ監督が僕を作ってくれたし、今回はチョ・グニョン監督がカッコよく撮ってくれた」と語った。「クァク・ジンベのセクシーさに人々が気付くまで、一生懸命に頑張ります(笑) 最近の反響を見ていると、『母なる証明』の時より女性ファンが増えたようでそれに自分的には年齢層も少し若くなったように思います。だいたい高校2年生くらいかな?それくらいなら僕も嬉しいですね(笑)」
2AM スロン、日本のファンが作ってくれた「26年」クマとツーショット
2AMのスロンが、日本のファンからもらった手作りのプレゼントを持って写真を撮った。スロンは8日、自身のTwitterに「日本のファンの方が作ってくださった『26年』クマのクォン・ジョンヒョクです。可愛い!」との書き込みと共に2枚の写真を掲載した。写真でクマのぬいぐるみを持っているスロンは、忙しいスケジュールのためか、かなり痩せた様子で、シャープな顎のラインが際立っている。ファンから貰ったぬいぐるみは、映画「26年」でスロンが演じた警官クォン・ジョンヒョクのようで、警察の制服を着ているのが印象的だ。これを見たネットユーザーは「実物よりいいかも」「それはちょっと」「両方とも可愛いです」「スロンカッコイイ」「ファイト」などの反応を見せた。2AMは5日、日本で4thシングル「誰にも渡せないよ」をリリースし、発売と同時にオリコンデイリーランキング5位にランクインした。現在は現地プロモーションのため、日本に滞在している。
「26年」2AM スロン“演技は僕に余裕を持たせ、柔らかくしてくれた”
アイドルグループ2AMのメンバー兼俳優としても活動しているスロンが、俳優になるために準備していたことについて話した。スロンは、最近エエンターテインメント&ライフスタイルマガジン「1st Look」のグラビア撮影及びインタビューを行った。この日、グラビアを通じてスロンは、カジュアルとクラシックな雰囲気を同時に披露し、品格の高い男らしさを発揮した。特に、モデル並みのスリムで鍛えられたボディーラインでニットやシャツ、スーツなど様々なアイテムを見事な着こなし、優しい男子スタイルを完成させた。共に行われたインタビューでは、映画「26年」に出演したきっかけについて「原作のカン・プルのウェブ漫画が本当に面白かったし。映画のシナリオも読んでみたが面白かった。脚色がとても良くできていた」と説明した。また映画で共演した先輩俳優のチン・グには「周りのスタッフと俳優たちを思いやりながら、一緒に映画を完成させていくことが、主演・助演俳優たちの仕事という大事なことを学んだ」と振り返りながら、「スタッフ全員の名前を覚えて、他の俳優たちのことを思うと、作品に対してより感情がこもった」と話した。そして「良い俳優になるためには、演技、性格、技術、この三つが必要だが、スタッフたちと親しくなっていくと、そのすべてを得られるということを学んだ」と俳優としての情熱と心優しい姿を見せた。また、スロンは初めての映画である「26年」のために、どのような準備をしてきたかという質問に「演技レッスンをたくさん受けて、映画とドラマをたくさん見ていた。日常生活の中で演技が身についてほしかった。先輩たちとの飲み会にもたくさん参加したりした。そのせいで、腸炎にかかったりもしたけれど」と答えた。さらに、演技と共に活動を続けている歌については「歌手としてデビューしてから音楽は必死にやってきた。競争的に。音楽が僕をより強く、粘り強く、あらゆることを乗り越えられるようにしたならば、演技は違う。僕自身に余裕を持たせて、柔らかくしてくれた」と話した。スロンのインタビューとグラビアは「1st Look」12月号で確認することができる。
「26年」2AM スロンが明かしたオープニングアニメの秘密
2AMのメンバーで俳優としても活躍しているスロンが映画「26年」(監督:チョ・グニョン、制作:映画会社チョンオラム)のオープニングアニメに隠されている秘密を明かした。「26年」であの人(チャン・グァン)に関する主な情報を提供する警察クォン・ジョンヒョク役を演じたスロンは最近TVレポートとのインタビューで「話題となっているオープニングはアニメとして作られる前に俳優たちが直接撮影を行った部分だ」と伝えた。映画の中で暴力団員のクァク・ジンベ(チン・グ)、韓国代表の射撃選手シム・ミジン(ハン・へジン)、現役警察クォン・ジョンヒョクが作戦に参加するようになった直接的な理由が盛り込まれているオープニングアニメは、1980年5月18日の光州(クァンジュ)の痛みを切なく描いており、注目を集めた。同アニメは娘の名前を考えているうちに突然飛び込んだ銃弾に頭を打たれ、即死したシム・ミジンの母親と戒厳軍が撃った銃に撃たれ、内臓が出てしまった姉を目撃した4歳のクォン・ジョンヒョク、市民軍だという理由で戒厳軍に射殺された夫の遺体を発見し、精神錯乱状態となったクァク・ジンベの母親の傷を盛り込んでいる。スロンは「僕的には、当時の状況を現実のものとして再構成するとどれだけ完璧に構成することができるのだろうかと疑問を抱いていたが、逆にアニメとして表現されたので心の奥から込み上げるものがあった。抵抗感も少なく、満足している」と感想を述べた。スロンは「実はアニメの部分は俳優たちが直接撮影したシーンだ。撮影したものをイラスト化させ、映画のフィルムに加えたものだ。クォン・ジョンヒョクに関するヒストリーはそのシーンだけだったので、役作りのために幼いクォン・ジョンヒョクの撮影がある日、現場を訪れた。姉が銃に撃たれて、出てくる内臓を手で掴むシーンを見たが、すごく衝撃的だった。幼いクォン・ジョンヒョクを演じた子役も怖がっていた」と説明した。スロンは最後に「子役の表情と感情を感じとり、クォン・ジョンヒョクを理解するようになった。言葉では説明できない残酷さを感じた」と付け加えた。「26年」はウェブ漫画家カン・プルの同名漫画を原作にした作品で、1980年5月に韓国の光州で起きた悲劇と関係のある韓国代表の射撃選手、暴力団員、現職警察、大企業の代表、私設警護会社の室長が26年後の同じ日に26年前の虐殺の主犯であるあの人を裁くために繰り広げる極秘の作戦を描いた映画だ。映画「後宮の秘密」「マイウェイ 12,000キロの真実」の美術監督を務めたチョ・グニョン監督の初の演出作で、チン・グ、ハン・へジン、スロン、ペ・スビン、イ・ギョンヨン、チャン・グァンなどが出演した。