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    「ホドン&チャンミンの芸・体・能」全国民がスポーツを楽しむその日まで:SPECIAL INTERVIEW

    バラエティの流れが変わりつつある。MBC「僕らの日曜の夜」が主導する観察バラエティがその一つなら、もう一方ではKBS 2TV「ホドン&チャンミンの芸・体・能~めざせ!ご当地スポーツ王~芸体能」(以下「ホドン&チャンミンの芸・体・能」)のようなスポーツバラエティという流れがある。8月末には新たにMBC「スターダイビングショー スプラッシュ」が放送をスタートし、本格的にスポーツバラエティに火がつくものと思われるが、視聴者として嬉しいことは横並びだったバラエティに情熱と努力を見せる新しい顔が次々と登場していることだ。しかし、制作陣の立場では視聴者が二つのグループに分かれる負担もあるのではないか?卓球であれボウリングであれバドミントンであれ、その種目が好きで見ている人と運動とは関係なく、出演者に愛情を持っている、つまりバラエティが見たい人に分かれるためだ。実際に、視聴率を調査してみると、テレビをあまり見なかった男性たちが「ホドン&チャンミンの芸・体・能」をよく見ているという。そのため、試合に集中すれば片方が不満で、出演者に時間を多く割けば、もう一方の人々が抗議するのではないだろうか。まるで扇子を売る息子と傘を売る母(天気が良ければ扇子がよく売れるが傘は売れず、雨が降れば傘は売れるが扇子は売れないという話から)のような気持ちであるはずの制作陣、そして運動とバラエティの両方が可能なMCカン・ホドンに会った。参加者:カン・ホドン、イ・イェジプロデューサー、ユ・ホジンプロデューサー、チェ・ジェヨン作家、コラムニスト チョン・ソクヒ―バラエティのトレンドが変わる時点で新しい番組を始め、1年半以上苦労したでしょう?カン・ホドン:トレンドを追いかけたり遅れたりするよりも、走っている途中で選手が倒れると、追いかけるまである程度の時間が必要となりますよね。僕の力不足のせいで時間がかなりかかっています。もっと頑張らないといけません。―イ・イェジプロデューサーは苦労してKBS 2TV「国民トークショー アンニョンハセヨ」を定着させたのにまた茨の道に入ってしまいました。イ・イェジ:昨年11月から今年5月までどうやって時間が過ぎたのか分かりません(笑) しかし、カン・ホドンさんと一緒に番組を作ることが私にとってはチャンスですね。これほどまで番組に命をかけるMCは滅多にいません。「言葉が出てこなくてとても辛かった」―二人とも視聴者と一緒にする番組に強いです。KBS 2TV「ハッピーサンデー-1泊2日」(以下「1泊2日」)のときも、視聴者ツアーのときにより一層輝き、「キャンパス映像歌謡」も本当に面白かったです。カン・ホドン:過去を振り返ってみました。「キャンパス映像歌謡」のときに大学生とコミュニケーションしたこと、またバラエティの達人と一緒にした「恐怖のクンクンタ」も思い出しました。僕が得意なのは、体を張ってやるフォーマットだったんです。そうするうちにSBS「夜心萬萬~1万人に聞きました」からオファーが入ってきたとき、最初は理解できませんでした。僕の手足を縛って何ができるんだろうと思ったからです。しかし、一週間、2週間と時間が経つにつれ、それを乗り越えていくことにやりがいを感じました。そういうことで「ホドン&チャンミンのMoonlightプリンス」も本という題材、僕と到底似合わない教育勉強でしたが、克服できると思いました。結果的に8回で放送終了となりましたが、一つの過程だったと思います。その後、一緒に悩みながら一般の人たちと一緒になって楽しめる体育という形が生み出されたんだと思います。学校にも体育という科目があるじゃないですか(笑)イ・イェジ:そう見れば最初のタイトルが「体育の時間」でしたが、カン・ホドンさんが「ホドン&チャンミンの芸・体・能」という立派なタイトルをつけました。チェ・ジェヨン:タイトルをつける才能があります。カン・ホドン:運動選手が負傷すれば手術してリハビリしますが、番組はリハビリするところがないじゃないですか。現場でするしかないのです。僕が空白期間を経た後一番もどかしかったことは、頭の中ではきれいに整理がついているのに言葉が喉に詰まって出てこないことでした。途中でどもってしまうことさえあってとても怖かったです。言葉というものは、一度途切れたら興醒めするじゃないですか。サッカーのパク・チソン選手も体調が良いときはゴールポストが大きく見えて、悪いときは自分の方にボールが来ることさえ怖かったと言いましたが、その気持ちが理解できました。常に皆さんがそばにいて勇気をくれたし、悩みながらもふとした瞬間に以前と同じように言葉が出るようになりました。それからまだ3ヶ月も経っていないようです。うまくやるか、やらないかを離れて、とても辛い時間でした。―チェ・ジェヨン作家とユ・ホジンプロデューサーはカン・ホドンさんと「1泊2日」を一緒にしたので特別な思いがあったでしょう。ユ・ホジン:私が空気を読めないのか、彼は表に出したことはなく、苦しんでいるようには感じられませんでした。後で飲み会で言われたときにやっと分かりました。イ・イェジ:「ホドン&チャンミンの芸・体・能」チームは、私とムン・ウネ作家を除いてカメラマンをはじめ、全員が「1泊2日」をやったことのあるチームです。チェ・ジェヨン作家とユ・ホジンプロデューサーがスタジオの外でやるバラエティに対する知識と経験があったので制作方法や編集などで色々と勉強になりました。どれほど心強かったか分かりません。また、私自身も一般人と一緒に番組をすることへのそれなりのノウハウができました。カン・ホドンさんの神の一手は、運動神経がものすごく良いことです。そんなふうに3つが揃ってからやっと希望が見え始めました。でも、まだ行くべき道は遠いです。トークショーの予算で屋外バラエティを制作するので、色々と悩みも多いですし(笑)「スポーツバラエティは初めてで試行錯誤の連続だった」―スポーツとバラエティのバランスを取ることは簡単ではないでしょう?ユ・ホジン:まだ答えは見つかっていません。どちらかに偏ったと思ったら視聴者掲示板に指摘が多く掲載されます。毎週バラエティ番組としてちゃんと笑いを与え、スポーツをするときには本物の勝負をお見せしようと努力しています。イ・イェジ:私たちが難しいと思ったのは、スポーツの中継や編集は生まれて初めてやるでしょう。後でスポーツ局からアドバイスを得ましたが、カメラの位置や角度のようなものにも種目ごとにルールがあったんです。それを知らない状態でやっていたのでスポーツ中継を見ている方々はイライラするしかないのです。編集も同じでした。それなりに編集に自信のある後輩たちが、編集がちゃんとできていないという指摘を受けて挫折しました。今やっと分かったような気がします。「家族が一緒に楽しめる文化があまりないでしょう」―スポーツの復興に大きく貢献していますね。イ・イェジ:この前、スポーツの関係者の方々に会いました。うちの放送が何回か流れてから卓球、ボウリングブームが起こり始めて、今はバドミントンのラケットを取るようになったということです。結果が良いだけに色々とサポートして下さる方が増えています。―私もボウリング場に最後に行ったのは10年前ですが、行ってみたくなりました。イ・イェジ:特に肯定的な部分では、最近では家族が一緒に楽しめる文化があまりないじゃないですか。放送を見ればお分かりになると思いますが、スポーツは家族みんなで一緒にやります。実は、ここまで考えて始めたわけではありませんが、毎回やりがいを感じます。韓国の全国民がスポーツで元気になる日まで!頑張ります(笑)―カン・ホドンさんはテニスが上手いことで知られていますが、テニスはいつやるんですか?カン・ホドン:いいえ。過大評価されていて、逆にテニスをすることになればどうしようかと心配しています(笑) 同好会レベルです。1部から10部リーグまであるとしたらほぼ10部リーグのレベルです。イ・イェジ:何でも習ったら一番上手になります。動物的な感覚だと思います。生まれつきの感覚がある上に、各種目の指導者に逐一聞きながら動作を学び、一つ一つ習って身に着けます。その姿勢にはいつも感心します。スポーツの種目リストをもらって見ましたが、百数十種目もありました。題材はいくらでもあるわけです。「運動が与える魔力でしょう?」―動物的な感覚があるので「1泊2日」でビンの蓋を投げるゲームをしたときも奇跡的な結果が出ました。カン・ホドン:それはラッキーだったからです(笑) この番組から得た収穫は、不可能なことはないという事実が改めて分かったことです。僕たちにはサポートしてくれる専門家がいらっしゃるでしょう。彼らの教育を受けて汗を流せば実力は必ず伸びるし、そんな自分が誇らしくて訓練にももっと拍車がかかります。渾身の力を込めてやれば、誰かが必ず助けてくれると思います。イ・イェジ:バラエティの神様が助けてくれます(笑)カン・ホドン:周りにいらっしゃるんですよ。奇跡のような場面を演出してくださいますし(笑) 僕はバラエティの神様が僕たちの周りにいらっしゃると信じています。信じようとします!イ・イェジ:種目ごとにラインアップが変わりますが、これほど全てのゲストが一生懸命にやる番組は初めてです。父親たちが夜勤明けでも朝になるとサッカーチームの練習に行くのと同じ気持ちだと思います。カン・ホドン:ほとんどの番組の場合、休むときはそれぞれ控え室に入ります。撮影が終わればすぐに帰るし。でも、「ホドン&チャンミンの芸・体・能」ではテープを切っても、撮影が終わってもずっとうろうろとしています。元天下壮士(韓国相撲の横綱)のイ・マンギさんをはじめ、末っ子たち、新しく合流したイ・ジフンさんまでずっと話し続けています(笑) この全てが運動の与える魔力でしょう?イ・スグンさんもバラエティの達人であり、ものすごく負けず嫌いです。ボウリング大会でとんでもなく負けてしまったときは感情のコントロールができずに、顔に発疹までできるほどでした。かなり辛かったようです。大邱(テグ)でイ・ビョンジンさんが流した涙を見ましたか?美しい涙ではありませんか。東方神起のチャンミンさんがバドミントンで勝ったときなんかは、オリンピックで金メダルを獲ってもあんなに喜ばないんじゃないでしょうか(笑)―なんでバラエティ番組のゲームに命をかけるのかと思いました(笑)カン・ホドン:スポーツだけが与えられる魅力、その魅力の中毒になってしまうんです。後ろを見てください。(イ・スグンと2PM チャンソンが汗を流しながら練習に集中している)今、暇さえあればみんなあんなふうにしています。誰かに言われたわけでもないのに(笑) 視聴者の皆さんも、生活の中で一つくらいは必ずやってみて、元気になってほしいです。僕も結構得をしています。バドミントンは、よく分からなくてやってこなかったスポーツで、オリンピックの決勝戦を見ることが全てでした。こんなに魅力的で中毒性があるなんて!―社会を変えて、カン・ホドンさんも変えて。やりがいがありますね。チェ・ジェヨン:経済的な価値もありました。最近、ボウリング産業もものすごく成長したそうです。関係者の方から聞きましたが、運動する人口が増えれば国民全体の医療費が下がると言うんです。私たちがやっている仕事がこんなに良い方向に向かうとは、本当にありがたいことです。より責任も感じますし。―ユ・ホジンプロデューサーは普段あまり運動をしないように見えます。この番組を担当してからもっと痩せました?カン・ホドン:(笑)ユ・ホジン:確かに体重は減りました。これ以上痩せるところもないのにどんどん痩せますね。僕が運動をするようになればこの番組は成功です。それでも卓球はやってみたいと思いました。仕事の特性上、なかなか時間がありませんが、ボウリング場には一度行ってみました。僕みたいな人さえ心が動くのを見ると、時間に余裕のある方々は本当にやりたくなるのではないでしょうか?イ・イェジ:(独り言)漢方薬でもあげないと。「適当にやるとすぐにばれます」チェ・ジェヨン:10年前のバラエティはカメラの前だけで行われました。5~6年前からはリアルが主流になってカメラアングルの外でもバラエティをやるようになりました。今はカメラがなくても撮影の延長、また延長です。撮影は1日ですが、実際に4~5日間バドミントンやボウリングをやりますので。私たちがスケジュールを空けて運動しなさい、練習しなさいとは言えませんが、自主的に行ってくれます。カン・ホドン:騙すことはできませんからね。練習しないと絶対に上手くなりません。何かふりをすることは通用しませんし、適当にやればすぐにばれてしまいます。チェ・ジェヨン:視聴者の方はすぐに気付かれますね。また違うバラエティの海で泳げるようになりましたが、これがどこまで行くか分かりません。ある方からは先進国型バラエティだと言われました。カン・ホドン:自画自賛じゃありませんか(笑) 僕たちの考えではなくて、別の方がそんな話をしてくれたということです。チェ・ジェヨン:重要なのは、私たちも知らない状態で始めたことです(笑)カン・ホドン:知ってからやる制作陣はあまりいないと思います。僕が羨ましくもあり、大好きな芸能人はイ・ギョンギュさん、シン・ドンヨプさん、ユ・ジェソクさんですが、この方々は早くから自身の夢を追いかけてきた方々じゃないですか。だから枠組みを作る能力がすごいんです。でも、僕は運動を止めてから入ってきたので基礎がありません。ところで、この方々と話をしてみても、知ってから始める場合は珍しいと言うんです。僕は分からないからもっと努力するしかないし、色々と足りない面が多いからもっと汗を流すしかありませんでした。やりながら道を探していくのです。空白期間中にかなり悩みました。前だけを見ながら走ってきたなら分からずにいたこと、大事なことに気づきました。頑張る瞬間が幸せなんだということに気付きました。イ・イェジ:もう一つ、私はこの番組を通じて一段階成長する人が出てきたことが嬉しくて、有難いんです。一つ例を挙げれば、チャンミン君は東方神起のスケジュールが想像を絶するレベルでしょう。それでも、私たちが素朴な行きつけの飲み屋で呼ぶとすぐに来てくれます。ボウリングのとき、イ・ビョンジンさんがグループチャットルームを作ったんです。その中でイ・ビョンジンさんがCLAZZIQUAI PROJECTのアレックスさんと一緒に後輩たちとコミュニケーションをとって、慰めてくれました。それを習ってバドミントンを始めて新たにチャンソン、BIGSTARのFeeldogが入りましたが、最初にチャンミンが私に二人の電話番号を聞いてきました。二人をチャットルームに招待するためにです。もうアイドルを超えて本当の社会人になったわけです。エピローグ「ホドン&チャンミンの芸・体・能」チームワーク強化合宿が開かれた江原道(カンウォンド)麟蹄(インジェ)で、MBCドラマ「7級公務員」とMnetのバラエティ番組「放送の敵」の時にインタビューしたチャンソンとジョン・パクに会った。いや、会ったわけではなく、練習する姿を見物したのだ。次々とパートナーを変えながら練習に熱中していたため、どうしても声をかけたり挨拶したりする状況ではなかった。ただの練習のはずなのに眼差しが情熱に燃えていた。何が彼らをこうにまでさせるのだろうか?バドミントンというスポーツが何だか気になってきた。文:コラムニスト チョン・ソクヒ「NAVER スペシャルインタビュー」では、今話題の人物にコラムニストのチョン・ソクヒさんがインタビューを実施。韓国で一番ホットな人物の本音をお届けします。

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  • Vol.2 ― 「モンスター」私の中のモンスター:SPECIAL INTERVIEW

    Vol.2 ― 「モンスター」私の中のモンスター:SPECIAL INTERVIEW

    学校を背景とするドラマなら、いつも登場するようなありきたりの組み合わせだ。堅実でハンサムな班長、ドラマ「学校」でのキム・ミニが思い浮かぶ問題児の女子生徒、毎日のようにあちこちからちょっかいを出されるいじめられっ子、そして世話好きで心も広い万人の友達。このようにありふれた構成だが、Mnetミュージックドラマ「モンスター~私だけのラブスター~」の中では違う姿だ。普通のドラマなら誰かの友達に留まっていたであろう子たちが皆主人公になり、それぞれ自分の物語を語り始めたからだ。音楽で一つになり、音楽で傷を癒している私の中のモンスター、プクチョン高校の子たちに会った。参加者:カン・ウィシク、カン・ハヌル、キム・ミニョン、GLAM ダヒ、コラムニスト チョン・ソクヒ―キャラクターごとにそれぞれのストーリーがあって良かったですね?カン・ハヌル:チョン・ソヌって、ありきたりの出来すぎ君キャラじゃないですか。どうすれば差別化することができるのか一人で色々悩んだのですが、チョン・ユンジョン脚本家が違う部分をいっぱい入れてくださったので、自然に解消できました。―SBSドラマ「花ざかりの君たちへ」でもアイドルとライバル関係だったんですよね。今回で2回目ですね。カン・ハヌル:そうですね。どうしてかな、とも思ってみました。もともとそんな顔なのかな(笑) ナンバー2的な顔なのかな?でも、心配にはなりません。僕は個人的に2位の立場の方が共感できるので。―アイドルとの演技が心配になったりはしませんでしたか?BEASTのヨン・ジュンヒョンさんも、皆にそう思われるのではないか心配したそうですが。カン・ハヌル:僕も、「花ざかりの君たちへ」の前は先入観がありました。情熱的ではないし、演技は二の次なのでいい加減にするというような話を聞いていたので。でも「花ざかりの君たちへ」でf(x)のソルリさんとSHINeeのミンホさんに出会ってから、そのような誤解を綺麗サッパリなくすことができました。最善を尽くして、誰よりも一生懸命頑張っていました。そして、ジュンヒョンに会ってからは、先入観が完全に崩れました。―昨日ヨン・ジュンヒョンさんに会ったのですが、カン・ハヌルさんに会いたがってましたよ。カン・ハヌル:あ、僕も会いたいです。はい、僕たちが付き合っているという噂があるんですよね(笑)―ダヒさんは?劇中でソヌとナナは微妙な関係でしたし、服も着せてあげたりしたので。カン・ハヌル:放送を見たら、会いたくなりました。ダヒ:(大きく笑い)あ、会いたかったですか?キム・ミニョン:(二人を見ながら)すっごい!ダヒ:私は、チョン・ソヌが好きな状況が全てじゃないですか。特に服を着せるシーンは、本当に物凄く練習しました。画面を見ていたら、撮影の前にお互い合わせていたことを思い出します。でも私があまりにも気さくなので、弟みたいだといつも言われました。カン・ハヌル:実際に、綺麗と言うよりは、ハンサムだと話していたような気がします。―キム・ミニョンさんは、実際にユン・ソルチャンがタイプですか?上手くハマれたのか気になります。キム・ミニョン:その質問、結構受けます。個人的にも、BEASTではヨン・ジュンヒョンさんのファンです(笑) 共感できるというよりは理解できます。私もgodと東方神起のファンだったので。ぞんざいに扱ってくれと言われました―映画ではほとんど俳優たちとしか共演しなかったので、不安にはなりませんでしたか?キム・ミニョン:全くなかったです。いい子ぶる面があるのではないかという心配はあったけれど、私の高校の時の友達が、2PMのジュノさんなんです。でも、友達がアイドルになるのと、アイドルが友達になるのとは全く違う話じゃないですか。でも、ヨン・ジュンヒョンさんが初めからそんな心配をなくしてくれました。自分から近づいてきて話しかけてくれて、自分のことを、ぞんざいに扱ってくれと言われました(笑)―先日Mnet「ビートルズ・コード」でGLAMのメンバーたちが出てきて、ダンスを披露してくれましたね。他のガールズグループとは少し違う感じでした。ダヒ:私たちって女性らしくて可愛いよりは、パワフルな方ですよね?ヒールもあまり履かないんです(笑) 服もカジュアルな方ですし。実際に私は、笑い過ぎともよく言われます。無表情の時は強い印象なので、第一印象はキム・ナナですけれど。キム・ミニョン:ダヒが一番若いです。普段は気さくでよく笑うんですよ(笑)カン・ハヌル:最初はガールズグループだと言われて、先入観が少しありました。でも、僕が面倒くさく台本を突きつけて一緒に練習しようとねだり続けるのに、嫌がる事なくよく合わせてくれたんです。―レコーディングではなくて、現場で直接歌を歌わなければならなかったそうですね。プレッシャーを感じたでしょう。カン・ハヌル:撮影中ずっとミュージカルのような緊張感があったようです。―ミュージカル俳優がドラマをやると、説明しにくいですけれどぎこちない感じがするじゃないですか。でも、カン・ハヌルさんもカン・ウィシクさんも違和感はなかったですよ。カン・ハヌル:最近はミュージカルも自然な方に変わりつつある傾向ですし、マイクがあって大きな声を出す必要もないので。また僕はジャンルが限定された人にはなりたくないので、ミュージカルをしながらも練習している部分もありました。一つの台詞で、ミュージカル向けと、放送向けに分けて練習したりもしてみましたし。―キム・ミニョンさんは一人で音楽ができない役柄ですが、どうでしたか?キム・ミニョン:撮影が遅れると、明け方に歌わなければならない場合もあります。私もミュージカルをやったことがあるので、歌いたいと思う時もありますが、そんなことは言えないですよね(笑) 早朝の4時に歌うあの熱唱を聞いて、拍手が出ないわけがありません。―ダヒさんはガールズグループだから、男性アイドルや俳優と親しくはできないんですよね?今回皆一緒に親しくすることができて、嬉しかったでしょう。ダヒ:(笑) 友達に最初ヨン・ジュンヒョンさんはどうかと聞かれましたが、後になったらカン・ハヌルという人が格好いいと言われました。キム・ナナはチョン・ソヌのことが好きですが、私はユン・ソルチャンも魅力的だと思います。ヨン・ジュンヒョンさんと似ています。もともと素直でウィットがある人なんです。時々あれが演技なのか本当の姿なのか分からないほどでした。皆、あの人でなければ誰があの役を演じられただろうと思うほど、上手く噛み合っていたと思います。―ミン・セイ(ハ・ヨンス)と歌った「風が吹く」を聞いた時は、びっくりしました。それまではパク・ギュドンが、本当に天然なだけの人だと思っていたので(笑) キム・ミニョン:あのシーン、本当に長くかかりました。明け方まで撮りました。カン・ウィシク:僕がパク・ギュドンのオーディションを受けた時も、あの曲を歌わされたんです。当時はそんなシーンとは思わなかったのですが、ドラマの勝敗がこれで決まると言われてプレッシャーを感じました。最初の音楽シーンですし、インナーイヤー型ヘッドフォンを付けるのに慣れなくて、長くかかりました。ミュージカルの時のトーンと監督が求めるトーンが違ったので、調整するまでにも時間が結構かかりましたし。パク・ギュドンは、虚しく無気力な声を出して欲しいと求められました。僕の本来の声は、少しクセがあるというべきかな(笑)ダヒ:生徒たちが皆見つめているので、さらにプレッシャーになったと思います。教室でのシーンだったので。カン・ウィシク:放送に流れたシーンは涙まみれだったのですが、やり甲斐は感じました。でも、放送を見たら、いつも惜しい気がします。―歌は、人を別人にさせるということに、改めて気付きました。天然なパク・ギュドンが、別人に見えました。ダヒ:そこでキム・ナナは泣いてはいけなかったのに、私は泣いてしまいました。グッとくるものがあったんです。ハマり過ぎて、感動してしまいました。カン・ハヌル:あまりにも泣きすぎてしまって(笑)―感動的な歌を聞いたら皆変わると思ったのですが、そのままでした。やられる度に悔しくはなかったですか?会長の下っ端のシン・ジェロク(ユン・ジョンフン)はまたどうしてあんなに憎たらしいんですかね。史上最強ではないかと思いますよ。卑劣な演技では。カン・ウィシク:僕が頑張った部分もあるけれど、ジョンフンさんが可哀相な形で上手く生かしてくれました。カン・ウィシク:ジョンフンさんが30歳だということ、知っていますか?ダヒ:私と10歳違いです。超童顔ですよね?―ハンサムですよね。イ・ジョンジェさんの顔にも見えますし。でも悔しいでしょうね。ギュドンをいじめる役割しかないので。監督に少し気を遣っていただけたら良かったのに。そこが惜しいです。カン・ウィシク:色々非難もされますから。ギュドンのこと、もう放っておけと(笑) でも、演技をする立場からは非難され憎まれても、悪役はそのような熱い反応があれば上手く演じたことになるので。―もしかして、実際にこのようないじめの経験がありますか?キム・ミニョン:これほど酷くはないですが、小学校から中学に進学する時、男子と女子の間に線ができますよね。いじめまではいかないとしても、自然に一人ずつ順番に嫌いになることはあったと思います。理由もなく敏感になって。私だけかな?カン・ハヌル:僕は中学1年の頃まで、少しいじめられっ子でした。太っていたので。100kgくらいありました。小学校の時弁当だったのですが、お使いに行って来たら弁当が出されていて、誰かに全部食べられていました。食べたら太るから、代わりに食べてあげるというメモが添えてありました。それをきっかけに運動を始めました。キム・ミニョン:分かるような気がする。共感できるよ。私もぽっちゃりしているので、男子から色々からかわれました。皆一度くらいはそういう経験があるんじゃないでしょうか。ダヒ:私も相当体重を落としました。その前は本当に太っていたんです。それでなのか、中学の時までは友達がいなかったんです。20kg近く落としたら、ようやく友達が一人二人できました。最初は転入生かと思われたんですよ。キム・ナナ「私を泣かせないで」―ダヒさんの「私を泣かせないで」も話題になりました。カン・ハヌルさんと一緒に歌った「人、愛」も人気を集めているんですが、どうしてもカン・ハヌルさんがカン・ウィシクさんより情が移りますよね。カン・ウィシク:ちゃんと考えて答えろよ(笑)ダヒ:チョン・ソヌが好きな役柄なので、それでカン・ハヌルさんと共演するシーンが多くなるしかないですね。8割くらい?でも、外で話す時は、どうしてカン・ウィシクさんとはロマンスがないんだろうと言われました(笑)カン・ウィシク:僕はいつもパク・ギュドンとキム・ナナのロマンスを入れるべきだと主張していたんです。弱い男と強い女!面白いじゃないですか(笑)―チャ・ドナム(パク・ギュソン)の最速ラップも、録音していたわけではないんですよね?カン・ウィシク:はい、その場でやりました。お笑い番組でもビートボックスをやっていました。普段撮影に入る前も色々見せてくれましたし。―シム・ウナは、色んな友達と交感する人ですよね。演じる上で大変な部分もありそうですが。キム・ミニョン:ユン・ソルチャンに接する時と、チョン・ソヌに接する時、パク・ギュドンに接する時とシン・ジェロクに接する時、そして特にミン・セイの場合、ユン・ソルチャンに好かれていることを知ってからはその前と分けて演じなければならなかったので、難しかったです。映画「サニー 永遠の仲間たち」の時、カン・ヒョンチョル監督が求めたのは「君たち同士で親しくなれ」だったんです。キャラクターとして近づこうとするのではなく、本当に親しくなったらカメラの前でも変わりました。カン・ハヌル:シム・ウナは、劇中で必ず必要な人物です。でも、ミニョンはもともと親しくなると色々と世話してくれるんです。似たようなところが多いです。キム・ミニョン:私は自分から近づくタイプではないのですが、扉を閉ざしているわけではないんです。悩みを相談されたりすると、助けようとする方です。親しくなったら、お転婆娘に変身しますし。ダヒ:誕生日!私の誕生日を覚えていてくれて祝ってくれました。―監督はどのような方だったんですか?カン・ウィシク:僕は初めてのドラマじゃないですか。新人も多くて同年輩なので気が散ることもありましたし、緊張感がなくなる場合も多かったです。いっぱい叱られました。「風が吹く」を撮る時、本当にたくさん叱られました。その代わり、終わってから抱いてくださって、お疲れ様と言われたんですが、それを言われると余計に涙が出るんですよね(笑)―誰が一番叱られましたか?カン・ウィシク:多分ハ・ヨンスさんと僕だと思います。ダヒ:叱られたというよりは、監督が望むだけのものが出てこないので、惜しかったからだったと思います。―おしゃべりして叱られた人はいないんですか?ダヒ:私です!(笑)キム・ミニョン:監督は、本当は心の優しい人なんです。いつも言うのが、「私が差し出がましくキャスティングできないような女優になれ」です。叱られる時はどうしてこれほどまでに叱るんだろうと思うのですが、後で振り返ってみると有り難いです。心を鬼にして叱る先生のような方です。―今後の活動予定は?ダヒ:演技を習うことができるなら、これからもずっと習いたいです。今回のドラマを通じて、ベースを習いました。欲も出てきました。自己啓発の時間を増やしたいと思います。キム・ミニョン:今回、シム・ウナ役にとても共感できたのが、自分はできることが何もないというところでした。子供のころ色々習ったんですが、自分の意志でやったわけじゃなかったのできちんとできることは何もないんです。まだまだ行くべき道が遠いです。引き続き、小さな役を演じながら稽古も続けようと思います。カン・ハヌル:僕は運動が好きなので、ムエタイを習っています。そして、ミュージカル歴が長いので、公演がふるさとのようでいつも懐かしいです。でも、両方共並行すると、どちらもうまくいかなさそうです。次のドラマが終わったら、ミュージカルをやることになりそうです。カン・ウィシク:僕はまだまだ新人です。ドラマもミュージカルも1作ずつだったので、今は何をやっても面白いです。このインタビューも面白いです(笑) 具体的に何がやりたい、やりたくない、そんなものはありません。演技で、歌で、できることはできる限り色々やってみたいです。―二人はミュージカルをしたからか、発声もよくて話し方も理路整然なので、MCもできると思いますよ。カン・ウィシク:ありがとうございます。一緒にやろうか?(笑) 「M COUNTDOWN」のMCとか。僕もよく見るんです。何でも縦横無尽に、うまくやりたいです。僕たち4人でやっても面白いのではないでしょうか?―パク・ギュドンが元気におしゃべりすると、おかしいですね。ダヒ:でしょう?それでわざとあまり話さなかったそうです。カン・ハヌル:街中で人々に気づかれるか聞いたんですが、メガネをかけないと気づかれないんだそうです(笑)カン・ウィシク:実はそれで今日もメガネをかけてきたんだ(笑) 似たようなものでも掛けないと気づかれないんです。実際は気づかれないのが楽なので。後で有名になったら、今が懐かしくなるでしょうね。エピローグ今回もヨン・ジュンヒョン君の時と同じく、数人のスタッフたちがインタビュー現場を訪れた。絶えず目を合わせながらおしゃべりし、お互いを大事にする気持ちや弾ける若いエネルギーが感じられて、嬉しかった。キム・ウォンソク監督が「私が差し出がましくてキャスティングできないような俳優になれ」と言ったそうだが、私も同じ気持ちになった。スケジュールの都合でこの場に居合わせられなかったハ・ヨンス、パク・ギュソンさんを始めとするみなさん、なかなか会うことのできない俳優になりますように!文:コラムニスト チョン・ソクヒ「NAVER スペシャルインタビュー」では、今話題の人物にコラムニストのチョン・ソクヒさんがインタビューを実施。韓国で一番ホットな人物の本音をお届けします。

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  • Vol.1 ― 「モンスター」キム・ウォンソク監督&BEAST ヨン・ジュンヒョン:SPECIAL INTERVIEW

    Vol.1 ― 「モンスター」キム・ウォンソク監督&BEAST ヨン・ジュンヒョン:SPECIAL INTERVIEW

    Mnetミュージックドラマ「モンスター~私だけのラブスター~」。実は、大きな期待をしていたわけではない。KBS 2TV「トキメキ☆成均館スキャンダル」を成功させたキム・ウォンソク監督への信頼はもちろんあったが、「またアイドル?」という懸念もあり、すでにひと通り過ぎ去った、高校が背景のドラマということで、KBS 2TV「ゆれながら咲く花」と「ドリームハイ」を適当に組み合わせた形になるのではないかと思ったりもした。レストランの看板のメニューを見て、入ろうか止めようか躊躇う気持ち、ちょうどそんなところであっただろう。しかし「すごい世の中、ちっぽけな私。でも私は、誰が何と言おうとも自分の人生の主人公!!」PRでこのスローガンを見つけた瞬間、このドラマが好きになる予感がした。平凡な子供たちの成長記、それは私が望んでいた物語だったから。そして第一話で転校してきたミン・セイ(ハ・ヨンス)といじめられっ子のパク・ギュドン(カン・ウィシク)が一緒に「風が吹く」を歌った時、韓国のミュージックドラマがようやく一歩前進したと確信することができた。ある人は物足りないと言い、ある人は幼稚だとも言う。しかし、完璧でないので余計に情が移るドラマ「モンスター~私だけのラブスター~」。キム・ウォンソク監督とユン・ソルチャン役のBEAST ヨン・ジュンヒョンに会った。参加者:キム・ウォンソク監督、BEAST ヨン・ジュンヒョン、コラムニスト チョン・ソクヒキム・ウォンソク監督「可能性を見せたことに満足しています」―「トキメキ☆成均館スキャンダル」以降、どのような作品で復帰されるか気になっていました。結局、ミュージックドラマを選択されましたね。キム・ウォンソク:噂は、韓国版の「Glee」、ケーブル版の「ドリームハイ」でした。その方が理解しやすいので、そのように記事を書いたと思います。私はそれよりは、ステージでない生活の中に音楽を取り入れた映画「ONCE ダブリンの街角で」の方が、韓国の制作の現実や感性によりふさわしいと思いました。それで企画段階での背景は高校生の物語ではありませんでした。落ちこぼれの練習生という設定だったんですが、そうするには自作曲がたくさん必要でした。予算など色々な問題もあって、高校という枠の中でストーリーを展開することになったんです。―ミュージックドラマ、たまに試みられてはきましたが、反応が良かったことがあまりないですよね。キム・ウォンソク:そうです。ドラマとしては成功したとしても、音楽的には首を傾けるしかないドラマもありましたし。最初は自信があったのですが、やってみると何で皆ミュージックドラマを作らないのか、その理由が分かって来ました。私が戸惑っている時に、ちょうどtvN「応答せよ1997」が出ました。音楽でもドラマでも成功した作品ですが、そのような物を私がまた作ることはできないじゃないですか。それで大変でした。おかしいでしょう?韓国の人たちは、ドラマも好きで、音楽も好きなのですが、それにも関わらず背景音楽でなく登場人物が歌うことになると、その好きだった感情が全部壊れるんです。私たちもまだその部分を解決することはできませんでした。最初「風が吹く」を見て、恥ずかしいと言った方も多かったので。「音楽を使うコンテンツがこんなにも限られているとは、残念です」―私は「風が吹く」を見ながら、突拍子もない音楽やステージの上の音楽でなく、ストーリーにうまく調和しているというだけでも成功したと感じましたが。キム・ウォンソク:初回の場合、音楽ドラマと言わなくてもよさそうなくらいの音楽の分量でした。回を重ねながら少しずつ分量を増やして行きました。次第に慣れていくように。先週放送された、チョ・ムングンとキム・ジスがミン・セイの幻想の中で歌うシーンも、たぶん序盤に出てきたならぎこちないと言われたでしょう。私たちが得たのは、音楽を使ったドラマを作ることもできるという、有意義な試みくらいだと思います。韓国の音楽は世界的なレベルに達していると言われていますが、音楽を使うコンテンツはこれほど限られているなんて、残念です。―俳優たちの中から、他の人が見いだせなかった知らなかった長所をうまく見つけ出す能力がおありですよね。例えば、ドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」でJYJ ユチョンさんが実直な儒生の役柄を演じこなしたとか、ソン・ジュンギさんが図々しい面を見せたとか、そのようなことに面白さを感じるんですか?キム・ウォンソク:面白いのは事実ですが、得意とは言えないです。実は「トキメキ☆成均館スキャンダル」は、序盤にファンの間では賛否両論、特に反対意見が多かったです。ク・ヨンハ役だけでなく、ユチョンさんへの懸念の視線、ムン・ジェシン役のユ・アインさんもイメージに合わないとよく言われました。私が見い出したというよりは、チャンスが準備のできている彼らを見つけ出したと言うべきでしょう。ソン・ジュンギさんの場合、江南(カンナム)で遊びながら多くの女性を口説いた、言葉なしでも眼差しや表情だけで人を惹きつける人にしようとしました。本人が非常に頑張ってくれました。ソン・ジュンギさんは、まだ見せていない面の方が多い俳優です。―私は、このドラマが全ての登場人物に関心を示しているところが好きです。キム・ウォンソク:夢を持たない子たちの話をしたかったです。普通音楽映画やドラマは、音楽への夢と情熱があるじゃないですか。それさえない物語の方がいいと脚本家に提案したら、非常に大変がっていました。そのような中で、チョン・ユンジョン脚本家が解決策を見つけてくれたんです。夢のない子たちの中に、異質的な存在(ユン・ソルチャン、ミン・セイ)が二つ混じった状況じゃないですか。カルチャーショック、あるいは感情の衝突で始まるのですから。脚本家がうまく展開してくれたんです。周りの人物が一人ずつ見えてくるのは、想定通り展開していることなんです。何かおおげさな話をしたいわけではありません。このようにすれば大切なものがみつけられるのではないか、くらいの気持ちです。―まるで少女漫画のような、ときめく恋物語に長けていますね。キム・ウォンソク:自分が経験したことがないので、想像でやります(笑) うまく表現してくださいましたね。多くの方に幼稚だと言われますけれど。このドラマを作りながら聞いた、最も嬉しかった言葉が、80~90年代の少女漫画みたいだという言葉でした。私も、イ・ミラさんやカン・ギョンオクさんの少女漫画が好きだったので。―演技がとてもうまいわけでもないし、少し足りない感じではあるのですが、見ていると惹きつけられます。完璧なのは全部が全部良いことではないような気がしますキム・ウォンソク:演出者の立場からは、正直に言って演技の面では惜しい感じがあります。時代劇の形だったならばそれがこれほど浮き彫りにならなかったはずですが、ファンタジー的なキャラクターは、現代劇では演じにくいようです。ぎこちなさを抑えるために、漫画的な表現を使ったりもしました。ユン・ソルチャンはヨン・ジュンヒョンさんの姿と似ている部分が多いのでぎこちなく見えたりしますが、ミン・セイ役だけ見てもハ・ヨンスさんとは結構違うので。ナナ(GLAM ダヒ)もそうですし。本人たちも大いに悩んでいることでしょう。―ヨン・ジュンヒョンのために作られたドラマだという気がします。ヨン・ジュンヒョンさんは、監督がうまく演じられるように作ってくださったような気がすると言っていましたが。キム・ウォンソク:実は、両方共正しいです。脚本家がヨン・ジュンヒョンさんのことを大事に思うようになって、合わせて書いてくれた面もありますから。私は、自然体のヨン・ジュンヒョンと、キャラクターとしてのユン・ソルチャンが紛らわしくなるポイントを作ることが面白いです。例えば、ユン・ソルチャンがミン・セイからのメッセージを見て慌てて駆け出しながらマネージャーを責め立てるときの台詞は、全部アドリブなんです。台詞が終わっても「カット」を言わず待って、彼の口から出てきた言葉を全部生かして入れました。俳優がキャラクターと状況に完全に溶け込んだ時のみ可能なことです。そうすれば、ヨン・ジュンヒョンのようなユン・ソルチャンになります。しかし、反対に台詞を変えることは許しませんでした。台本の中で自分自身をどのようにキャラクターに投影させるべきか、その方法を探した方が正しいと思っていますから。「さらなる努力が必要だと思います」―いわばマクチャン(日常では起こらないような出来事や事件が次々と起きる韓国特有のドラマ)ドラマが、そっぽを向かれるどころか視聴率が高い反面、「モンスター~私だけのラブスター~」の視聴率は期待に至らない状況です。もどかしいはずですが。キム・ウォンソク:うちのドラマのレベルが高いという話では決してありません。実際、話にもならないドラマが存在しているじゃないですか。私の率直な気持ちとしては、見るものがないから見るとか、非難しながらも見るようなケースはなくしたいです。いっそのこと、好きだから見ると言った方がいいです。見られ続けるので、そんなドラマを作り続けるわけですから。「モンスター~私だけのラブスター~」は、最初の視聴率が、最終回を控えた今までほとんど変わりません。最初見てくださった人たちが見続けてくれたことには、感謝しています。演出者の立場から、視聴者の反応がわかる唯一の尺度が視聴率なので。だから、より多くの視聴者を確保できなかった点では、さらなる努力が必要だと思います。―「応答せよ1997」に比べて視聴率が残念なのは、それだけ中高年層が見なかったという意味だと思います。あのドラマには、ソン・ドンイルさんやイ・イルファさんなど、中高年層の気を引く要素が多かったですので。キム・ウォンソク:そのとおりです。実は、若い役者に集中した理由は、10代、20代の若い俳優たちには、チャンスがあまりないからでした。俳優は、チャンスさえ与えられれば自分で勝手に育つような気がしますが、彼らにはその機会があまり与えられない現実を残念に思ったからです。一時期、20代の男性俳優不足という言葉もあったじゃないですか。ですが、キム・スヒョン、ソン・ジュンギ、ユ・アインさんのような俳優が、彼らに注目してくれた作品を通じて認められることができました。20代の女優不足も、機会が与えられればいくらでも解消できると思います。―チャンスを与えたい俳優がいるんですね?キム・ウォンソク:多いですね。おそらく、3~4年くらい後に企画されたなら、多すぎてキャスティングに苦労したことだろうと思います。素晴らしい演技力の子役俳優が多いじゃないですか(笑)―次の作品はどのような俳優と作業することになるのか、期待しています。ヨン・ジュンヒョン「僕、強くなりました!」―ユン・ソルチャン役、特別な意味ですよね?ヨン・ジュンヒョン:デビュー5年目ですけれど、ソロ活動がフィーチャリング以外ほとんどありませんでした。初めての演技でもありますし、最初の作品で主人公を演じることになったのも、自分には意義深いですね。―初めての演技とは思えないほど、自然でしたけれど。ヨン・ジュンヒョン:安養(アニャン)芸術高校時代は、演劇映画科でした。それ以外は、特にやっていません。ただ、僕は映画やドラマを見るのがとても好きなんです。見ながら一人で真似してみるくらいでしたが、たくさん見ているのが役に立ったかもしれませんね。―ユン・ソルチャンは、ヨン・ジュンヒョンさんにぴったりのキャラクターです。制作陣はヨン・ジュンヒョンさんを念頭に置いて作ったのでしょうか?ヨン・ジュンヒョン:僕がキャスティングされてから、合わせてくださったと思います。得意なことができるように手伝ってくださいましたので。周りの人達から、ユン・ソルチャンはお前みたいだとよく言われたりします。でも、僕は実はそんな性格ではないんです。もちろん撮影をしていると、色々イタズラもしますし、変わった部分も結構あります。どうしてもユン・ソルチャンにつられるんです。でも、僕は本当に親しい人でないとそんなに笑いもしませんし、話もあまりしません。ユン・ソルチャンのように感情の起伏も激しくないですし(笑)―グループBEASTから脱け出し、違う人生を生きてみたわけですが、どうでしたか?ヨン・ジュンヒョン:心配が多かったです。もし自分が俳優の立場ならば、自分もやはりアイドルの演技への挑戦を快く思わなかっただろうと思うので。アイドルをやって得たファンと認知度を利用して、最初から主人公を務めるわけじゃないですか。それで、最初仲間たちに会った時、正直に話しました。そうしたら、そこまでではないけれど、不安ではあったと言われました。後になってからは、先入観を持っていたようだと話してくれて、有りがたかったです。―アン・ネサンさんやイ・ヒジンさんなど、他の俳優たちと共演するのも異色な経験だったでしょうね?ヨン・ジュンヒョン:アン・ネサン先輩と最初撮影した時は、言葉に出来ないほど緊張してしまいました。それで台詞も間違い続けまして。でもその日、引っ張ってくれる感じというのがどういうものか、確実にわかりました。自分の能力以上のものを引き出せるように手伝っていただき、またそれ以来たくさんのアドバイスをしてくださいました。イ・ヒジン先輩の場合は、他の意味で難しかったです。歌手としても大先輩じゃないですか。僕がまたMBCドラマ「最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~」のファンでしたので。でも、撮影中ずっと、あまり会話をすることはできませんでした。むしろ僕より人見知りが激しいみたいで。でも、最後の打ち上げの時、居心地が悪いだろうと思ってたくさんは話しかけられなかったと話してくれました。それからは、連絡も取り合っています。「この3ヶ月、どのようにして過ごしたかわかりません」―「モンスター~私だけのラブスター~」の撮影と同時に、今回のBEASTアルバムの全曲をプロデュースしたと聞きましたが。ヨン・ジュンヒョン:この3ヶ月、どのようにして過ごしたかわかりません。こうしていて、両方に迷惑をかけるのではないかと心配も多かったです。でも、過ぎてみるともう何でもできそうな気がします。最近BEASTの活動を始めたのですが、コンサートの準備もしなければなりませんし、音楽番組にも出なければなりませんし、僕なりに忙殺されていますが、これは何でもないように感じられました(笑) 自分の口で成長と言うのは何ですが、一言で言って強くなりました。強くなったという表現が、最も正しいです!正直、マネージャーさんに色々愚痴もこぼしました。ドラマでユン・ソルチャンがやっているのは何でもないくらいに(笑) 4日くらい寝られなかった時があったのですが、その時自分だけストップしていて、他の人たちは早送りになっているように動いていました。頑是無い心で、ここまでやらなければならないのかな、とも思いました(笑) でも、今は達成感があります。―ダンスの練習をする時間がなかったでしょうに、ステージを見たらむしろダンスはうまくなっていましたよ。ヨン・ジュンヒョン:他のメンバーたちが先に習って、僕は後で一日二日くらい行って習ったのですが、撮影現場でも時間がある度にダンスの練習をしました。他の子たちに笑われましたよ。じっとしていられないのって(笑)―学生時代は、どんな子でしたか?ヨン・ジュンヒョン:高校1、2年の時は、演劇俳優を目指していました。大学路(テハンノ)小劇場の演劇舞台に立ちたかったです。得体の知れない情熱に燃えていた時期です。そして、ものを書くのも好きでした。歌詞を趣味がてら書き始めたのですが、歌を作るようになったのはデビューしてからです。遊ぶとしても、作曲家たちが作業する所に行って遊びました。今も仕事がない時は、作業室に引きこもります。かといって、ずっと曲の作業を続けているわけではないです。コーヒーも飲んで、休みながら、なにか思い浮かぶと作業もして。ただの日常です。―演技は続けるつもりですか?ヨン・ジュンヒョン:監督の言葉で、死ぬほど疲れて大変でも、現場は中毒性があると。終わってみると、確かに懐かしい面がありますね。―戻りたいですか?ヨン・ジュンヒョン:いいえ。戻りたくはありません(笑) 今回の作品は、面白い経験でした。役者たちもほとんど同年代だったので、余計に面白かったです。ですが、劇中でまで歌手をやりたくはありません。今回のBEASTの活動が終わって、余裕ができて呼んでくれる方がいれば、歌手の役でないならば、もう一度挑戦してみたいです。エピローグただでさえスケジュールを合わせるのが難しい状況で、BEASTの活動まで始まったのでヨン・ジュンヒョン君には別で会うしかなかったが、インタビューの場所に「モンスター~私だけのラブスター~」のスタッフたちが大勢押し寄せてきた。撮影現場で可愛がられたことがわかった。明日皆のインタビューが予定されていると話すと、誰がくるのかと聞いていたヨン・ジュンヒョン君。誰に一番会いたいのかと聞くと、にっと笑いながら「ハヌルには会いたいですね」と。文:コラムニスト チョン・ソクヒ「NAVER スペシャルインタビュー」では、今話題の人物にコラムニストのチョン・ソクヒさんがインタビューを実施。韓国で一番ホットな人物の本音をお届けします。

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  • 神話というグループがとても楽しい職場になったらと思う:SPECIAL INTERVIEW

    神話というグループがとても楽しい職場になったらと思う:SPECIAL INTERVIEW

    15年前、これほど幼稚な名前があるのかと思った。だが、15年後、もう彼らの名前に頷くしかない。神話(SHINHWA)。1998年にデビューし、2013年に11枚目のニューアルバム「THE CLASSIC」をリリースしたグループ。これまで数え切れないほど多くの音楽チャートで1位を獲得し、メンバーはそれぞれソロ活動でも成功を収め、末っ子のアンディまでもTEENTOPのようなアイドルグループをプロデュースしている。そして神話の新曲「This Love」は、音楽チャートはもちろん、8つの音楽番組で1位となった。彼らは15年間ただ解散せずにいただけでなく、15年目にまた全盛期を迎えている。その点で神話はもしかしたら単に音楽やアイドルのカテゴリではなく、経営の観点で話さなければならないかも知れない。浮き沈みの激しい芸能界でどうやって一つのチームが解散せず、常に良い成績を収めながら15年も続けられるのだろうか。「THE CLASSIC」の活動が終わった後、神話に会って聞いてみた。どうしてこれから先の15年が期待されるグループになったのかと。参加者:神話(エリック、ヘソン、ドンワン、ミヌ、チョンジン、アンディ)、カン・ミョンソク―昨年「今回のアルバムは皆で集まって始めることに意義があり、次のアルバムから本格的に神話のまた違うカラーが出るだろう」と言ったことを覚えている。それから「THE CLASSIC」をリリースした。活動を終えた感想はどうか?ミヌ:今回の活動で8個の(1位)トロフィーを貰った。15年間で一番多い。特に、以前KBS「ミュージックバンク」では「T.O.P」という曲で初めて1位になりトロフィーを貰ったが、今回また「ミュージックバンク」で1位になれたので感慨深い。本当に空を飛んでいるような気分だった。ヘソン:「ミュージックバンク」は500回特集の時、僕たちが唯一第一回の出演者だったけれど、700回特集の時にも一つのチームとして出演した。それは新しい感覚だった。ファンの皆さんに感謝する。―「SNL KOREA」に出演した時、物凄い歓声が聞こえた。現在進行形のグループという感じがした。ミヌ:ステージに立ってみたら昨年に比べ、今年はさらに反応が大きかった。番組を終えて家に帰る時、多くのファンが出てきて応援してくれるので、まるで過去に戻ったような気もしたし。それから制服を着た学生たちがファンだと言って手紙に「オッパ(お兄さん)」と書いてくれるのが本当に嬉しい。実際にその学生たちにとって僕たちは叔父さんと言われる年なのに(笑)ヘソン:そんなに嬉しかった?オッパと呼んでくれたことが?(笑)ミヌ:とても気分がよかった。そのファンがくれたプレゼントもその場でつけた。―何をその場でつけたのか?(笑)ミヌ:ブレスレットだった。それをMBC「ショー 音楽中心」の最後の放送にもつけて出た。そのファンに意味深く思って欲しかった。ヘソン:僕たちが単純に15年間メンバーの交替もなしに活動してきたから先輩扱いされるわけではないし、きちんと準備した音楽とステージで人々の視線を引き付けてきたからだと思うし、こういう結果が出たのでとても遣り甲斐を感じ、まだまだお見せするものが残っているなと思った。エリック:15年の長寿グループというのはおまけのようなものだと思う。後輩たちと音楽番組で同じく競争して1位になったけれど、その歌手が15年目ということだけだ。良いグループであることが一番重要だ。そして僕たちとは沢山の人が一緒に仕事をしているから、目標よりは仕事をするときの雰囲気がもっと重要だ。居心地良く働ける環境になってこそ僕たちが知らない部分で皆がよく動ける。それで今回の活動ではスタッフ皆が自分のことのように助けてくださり、思いもよらない結果が出たと思う。―だが、15年という時間はそれだけ凄い。神話は、最初は企画によって作られたチームだったけれど、ある瞬間チーム自体の生命力で動き始めた。ほとんどのグループはある時点で自然に離れ離れになるのではないか?チョンジン:全ての夫婦が子供を産んで幸せな家庭を作ることが当たり前だ。離婚する場合もあるけれど、それは誰も望まない。そういうことだ。僕たちがずっとチームを維持することは当たり前のことなのに、これをなぜこんなに褒めるのだろうと思う時もある。ミヌ:僕たちの活動はハッピーエンドではない。「それで幸せに暮らしました」ではなく、まだ、今でも幸せに暮らすために努力している。実は、今回のアルバムを作りながらたくさん喧嘩もした。これからもそうだろうし。ドンワン:とても運が良いと思うのが、お互いにそれぞれの生きる理由と方法を尊重してあげられる。あまりにも僕のことを理解できないメンバーがいても、僕が理解してくれと言えばその後は僕がそれ以上説得しなくてもいい。ただあの人、何か理由があってああするんだなと思って見て見ぬふりをする。ミヌ:チームに危機が訪れるとメンバーらがとても正直になる。一人で悩んだりせず、全て打ち明ける。エリック:年を取るほど自身の領域があって干渉せず、礼儀を守ろうとするからそのような話をすることが難しくなる。しかし、僕たちはどうしても問題点を取り上げて解決する。問題は放っておけば消えるのではなく、後から回ってくる。そっちの方がずっと悪い。―今回のアルバムではどういうところを虚心坦懐に話したのか。「This Love」は、楽曲やステージで見せてくれたヴォーギングダンスが前とあまりにも違うスタイルで意見の差があったと思う。ミヌ:何人かのメンバーは凄く良い、素晴らしいと言ったけれど、他の何人かは心配した。ドンワン:一番確信を与えてくれたのはダンスを一緒にしたアン・ヒョンソク団長だった。ある日突然「君がこれをする夢を見た」と言われた。そう言いながらお前たちが始めれば誰かがヴォーギングダンスをするだろうし、神話はその始まりになるのだと言った。そのように何回も説得してくれた。とても感謝している。 ―ドンワンはSNSにある食堂でおばさんが神話のステージを見て「いや、ミスターキム(ドンワンが出演したドラマのキャラクター)があんな派手なダンスを踊るとは」と言ったという話を掲載した。ヘソン:最後にこんな内容もある。「うちのミスターキムがそんなことするはずがない」ハハ。ドンワン:だから今回のコンセプトは尚更良かった。ドラマに出演するとあまりにもイメージが固められてしまうことがあるけれど、「This Love」はセクシーなコンセプトでとても良かった。―静的なダンスに成熟した感じを加えたヴォーギングダンスとスーツにデコ出しヘアスタイルが印象的だった。ミヌ:難しい部分が多かった。以前したスタイルをしたくはなかったけれど、それを脱してしまうと神話のカラーが出ないと思った。そうするうちに「This Love」の振り付けができ、「あ!これはいける!」と思った。神話の特徴を維持しながらも30代が見せられるセクシーさを表現することができた。―タイトル曲をはじめ、アルバムの楽曲は一貫した感じだが、外部の作曲家の曲を受けた。曲を選ぶとき、基準のようなものがあるのか?ミヌ:いい楽曲なら全部OKだ。それから中毒性が重要だと思った。リズムが生きていてメロディが耳に入ってくるもの。その残像がずっと思い浮かんでメロディが残る、そのような中毒性。エリック:前はメンバーらがそれぞれ得意な部分を考慮する場合が多かったけれど、今は車で移動したりするときに聞いて、他のことはせずそれだけを聞きたいと思える楽曲を選ぶ。以前のようにパワフルな楽曲よりも、耳に入りやすい気楽な楽曲がより心に響く。―それで「This Love」は鑑賞用ダンス音楽のような感じもする。声もメンバーの個性を強調するより一緒に出した声に集中した感じもするし。ヘソン:ある種の変化を目指すよりは、楽曲ごとに雰囲気を変えて歌わなければならない方向性があるから、楽曲の感じを忠実にしようとした。「This Love」は夢幻的でセクシーな感じが入らなければならないから、そのスタイルに最大限に合わせた。ボーカルディレクティングを受けるとき、前回のアルバムに比べ「これはヘソンらしいから少し違うようにしてみないか?」とよく言われた。僕が聞いたところ大丈夫だし、無難に聞こえるけれど、もうちょっと変えてみたらどうかというふうに。チョンジン:力をもっと抜いて楽に歌えるよう努力した。大変で時間も物凄くかかったけれど、結果を確認してみて違いがあることを知ってからは少しでも新しいことを試み、努力しなければいけないと思った。―そのような点でユニット活動をしたいとは思わないのか。この頃のアイドルはほとんどやっているのにかえって神話はしなかった。ミヌ:元々ユニットで2人2人2人か、3人3人のような形でいくつか曲をやってみようかとも思った。チョンジンとも何年か前から話したことがあるし。DEUX(デュース)やCLON(クローン)みたいにしてみようと言った。チョンジン:大丈夫だと思った。DEUXの「夏の中で」のような歌を一回歌ってみたいと思ったり。ドンワン:チョンジンとミヌは本当にダンスをたくさんしたいと思っているようだ。僕もいつになるかは分からないけれど、ヘソンとユニットで。―ダンスデュオ?(笑) 神話で一番ダンスに自信がない2人なのにMBC「黄金漁場-ラジオスター」ではダンスバトルまでした。ミヌ:ダンスのライバル同士でやってみろ(笑)ヘソン:考えてみなかったわけではない。ただし、いつかきっとやらなきゃと思う時もあるのではないか。エリック:嘘だ(笑) 僕が確かに聞いたけれど、今回のコンサートのステージでどこかコーナーを作ってドンワンとダンスバトルをしたいと言った。それで僕たちがそれは君たちが別にしなさいと言った(笑) アンコールまで終わって退場したらその時にしなさいと。実は4年ぶりにカムバックしてから、ソロ活動を少し自制した。神話のメンバーとしてもう少し活動した方が良いと思った。ところが今はユニットについても考えるようになった。―ここ1年間神話の活動だけに集中し、ソロ活動を全くしなかった。エリック:ソロ活動として演技をする人に1年中バラエティ番組ばかり出演することは良くないかもしれない。演技をするとき、バラエティでのイメージが思い浮かぶかもしれないので。しかし、逆に僕は配役の中の僕より、僕がありのままの僕を表に出したとき、それが愛されればそっちの方がもっと素敵だと思う。その点で「神話放送」のようにとことんボケ役を演じられることに満足している。―「神話放送」がメンバー間の格差を縮めてくれるので重要だと言った。リーダーとしてこのチームの長期的なビジョンを考えているような気がする。エリック:特定の目標を持っているわけではない。ここまで15年間やってきたようにずっとやっていきたいし、どうせなら最高のチームとして活動したい。ミヌ:神話のことを知らなかった10代のファンが「神話放送」を見ながら「あのおじさんたち、昔からいるグループなの?」とチェックしてくれるきっかけになったと思う。ヘソン:番組に出演すること自体がチームの団結に大変役に立った。以前は一緒に活動してからソロ活動をして、また集まってはアルバムの準備をしたけれど、そうしているとグループ活動をしない時は集まりにくい。でも、「神話放送」をすることで頻繁に顔を合わせるようになった。この番組だけでも、このチームにかなり役立っている。エリック:最近では音楽番組とバラエティ番組の両方で活動することになっているけれど、今回は「神話放送」を通じてアルバムをリリースする前から関心を得ることができた。「神話放送」がなかったら「SNL KOREA」で上手くやれていただろうかとも思うし。「SNL KOREA」は、生放送で性的な要素も多く、これができるのかと心配した。やれば良さそうな気はしたけれど、馴染みもないし不自然だから。だけど、そんなふうに感じること自体がマンネリではないかと思った。僕らは15年間活動したけれど、ストレスが溜まっている時はよく眠れない。このような部分に耐えながらも熱心にしてくれたからこそ、良い結果が得られたと思う。―なぜ変化が必要だと思ったのか?エリック:アルバムを出してみると3~4年ごとにマンネリに陥ることがある。僕たちは活動するたびにいつも1位だったし、今はある程度その位置を維持できているので。以前、宿舎で生活していた時は、その時期が来る度にドンワンが僕たちを食卓につかせ「僕たち、マンネリ化したら駄目だ!」という余計な事を言いながら(笑) 気合を入れてくれた。今回もそんな時期だったと思う。―ドンワンは「SNL KOREA」でアイドル保険について紹介しながらアイドルの人生には限りがあると言った。15年間アイドルをしている立場としてはどんな気持ちだったのか?ドンワン:それはバラエティだから。バラエティはバラエティであるだけで誤解してはいけないと思いながらやった(笑) 沢山のアイドルに限界があることは事実だ。人気がないと消えることもあるし。僕たちもアイドルだけど、ただ人気だけで維持されるチームにはならないように、メンバーたちが努力してここまで来たと思う。―KBS「ハッピートゥゲザー」に出演したとき、チェ・ヒアナウンサーがファンとして出演した。幼い頃ファンだったという有名人たちがトークショーに一緒に出演することになった。ドンワン:僕はこんなファンをとても遅くに出会った方だ。他のメンバーは成功した神創(神話創造、ファンクラブの名前)と言われ歌手の中にもファンがとても多かった。ところが、僕はほとんどいなかったので、チェ・ヒさんに感謝した。見ていてとても気分が良かった。―「神話は皆さんの人生に責任を負いかねません」と言ったにも関わらず立派に育った(笑)ドンワン:僕は僕の人生に責任を負うべきで、人の心配をする場合ではない(笑)―アンディは後輩のアイドルグループを制作、プロデュースしている。普通会社を立ち上げれば自身の活動は少し控えめになる感じもするけれど、逆にここ数年間一番精力的に活動している。アンディ:所属事務所にいる人々にいつも「こうしなければならない、上手くやらなければいけない」と言っているが、一緒にステージに立ったり、活動もするから人目が気になる。ハハ。ドンワン:アンディの会社の子たちが僕たちのステージを腕を組んで見ていた。どれだけ上手くやるのか見てみよう(笑) その子たちをマネジメントする能力が優れているようだ。軍隊に行った後から社長としての貫禄が出てきた(笑)―ところで、社長が現役で1位だ(笑)アンディ:デビューしていない練習生たちと話してみると、彼らだけの世界があって僕も見習わなければならないと思う。その子たちは本当に頑張る。デビュー前日まで練習し、宿舎に入ってからも練習し。実際、結構遊びたい年齢なのにたまに宿舎に行くと音楽がずっと聞こえてくる。ずっとモニタリングして練習するし。そういうことに関しては僕たちがデビューした頃よりも自己管理を上手くやっていると思う。―今、新人たちのように20歳の時に戻るとすれば、こういうミスはしないだろうと思う事があるか?ドンワン:僕と神話はそのようなミスを土台に今のようになれたと思う。後悔していない(笑)チョンジン:僕も。試行錯誤なしに無難な芸能人だったら、今はミスばかりしているのではないか。ミヌ:生きているうちに後悔したことはあるけれど、神話として生きてきたことに後悔したことはない。ヘソン:20歳に戻れば、ヘアスタイルをずっと今のスタイルに維持したい。ドンワン:いや。前のヘアスタイルもあってこそ僕たちが飛天舞スタイルのようなものをバラエティで使えるだろう。その時しなかったら、今していると思う(笑) その時駄目だったからもう二度としないのだ!―神話はまだ子供みたいな部分もあるようだ。神話が発刊したストーリーブックを見たらエリックとミヌがパンダのぬいぐるみで喧嘩したという話もあった。エリック:そのパンダのぬいぐるみは、実はミヌがとても大切にしているもので僕が奪いたかった。ヘソン:重要なのはパンダではない。エリックは邪悪で誰かが大切にしているものを見ると奪いたいだけだ(笑)エリック:そのパンダは母親と子が糸で結ばれているもので、それを切り離して小さいパンダだけ欲しいと思い悪戯した。それでパンダを切り離したら本当に怒った。何もかもひっくり返したりして。隣にいたチョンジンは水に濡れたし。でもこれが親しい関係じゃないとそれほど怒れない。ミヌ:メンバーといる時だけは本当に気楽だから悪戯もするし、面白いものがあれば一緒に騒いで笑いながら遊ぶ。ヘソン:他のところでは年齢もあるからこんな風に過ごせないだろう。しかし、僕たちの間ではこんな姿が自然で面白い。30代中盤だからと言って年を取ったように振舞っても似合わないと思う。ドンワン:全く物心がついていない。ヘソン:それほどではないよ(笑)アンディ:ドンワン兄さんに限ってはね(笑)―そうやって15年間を過ごしてきた。これから神話として何かやりたいことがあるか?アンディ:皆同じ気持ちだと思う。これまでの15年のようにこれからの15年ももっと一生懸命やり、僕たちのカラーをはっきりしていきたい。チョンジン:いつも状況に合わせ、仕事が入ってくれば何でも熱心にやりたい。そうするうちに時間が過ぎるだろうし、世間が「わ~30年!」と言う時も来るだろうが、僕たちはその時ももっとやれると思っていると思う。ミヌ:神話があるから僕という存在もあると思う。神話が一番重要だ。僕たちがよく言う言葉がある。アルコンタルコン(仲良く過ごすこと)、楽しく、僕たちがやりたいことを素直に。そういうふうにしたい。ドンワン:楽しく、熱心にやる。それからファンの愛に恩返しできる人になるため努力する。エリック:神話として活動することは、単なる職業を超えた大きな意味があるし、もっと言えば食べて暮らすことでもある。それでとても楽しい職場になればと思う。そしてグループ活動を休んだ4年間、僕たちが解散したと思う人もいた。人生の半分を捧げたグループなのに、本当に一瞬で忘れられるのではないかと思った。それでこれから皆さんが神話と言った時に熱狂的でなくとも、頷けるグループとして残りたいと思う。ヘソン:大きな計画や欲もなく、今のようにしたいだけだ。結果を出すため無理やり努力し、何かをしようとしたくはない。いつまでも長く、着実にしていきたい。ミヌ:ダンスはドンワンより上手くなれるように。ドンワン:僕がじっとしていると思うか?神話:ハハハハ。以上、神話でした!文:カン・ミョンソク「NAVER スペシャルインタビュー」では、今話題の人物にコラムニストのカン・ミョンソクさんがインタビューを実施。韓国で一番ホットな人物の本音をお届けします。

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  • Vol.2 ― 「火の女神ジョンイ」私たちは俳優だ!:SPECIAL INTERVIEW

    Vol.2 ― 「火の女神ジョンイ」私たちは俳優だ!:SPECIAL INTERVIEW

    ご飯を食べなくてもお腹がいっぱいになりそう。ちょうど、そんな気持ちだった。産毛がフワフワしていた子供たちが、こんなに立派に育つなんて。自然と笑みがこぼれていた。私がチン・ジヒを初めて見たのはSBSドラマ「恋愛時代」のときである。子供にどうしてあのような内面演技がこなせるのだろうかと不思議に思って名前を覚えてから、7年以上見守ってきたわけだ。オ・スンユンがKBS 2TVの子供向けドラマ「マジックキッド・マスリ」に出演したのはなんと11年前のことであり、時代劇で演じた子役の数だけでも10本に上るというノ・ヨンハクから、KBS 2TV「花郎(ファラン)戦士 マル」でキム・マル役を演じたパク・コンテ、映画「葱トントン、卵パカッ」で注目されたイ・インソン、MBC「甘い人生」でオ・ヨンスの娘を演じたキム・ジミンまで、映画やドラマを通じてこれほど長く見てきただけに、今はまるで我が子のようであり、甥や姪のように親近に感じられる。参加者:オ・スンユン、ノ・ヨンハク、パク・コンテ、イ・インソン、チン・ジヒ、キム・ジミン、コラムニスト チョン・ソクヒ―最近では子役たちのロマンスを見ている方が余計にドキドキするという方が多いんです。今回の「火の女神ジョンイ」でもそうでしたが、撮影現場の雰囲気はどうでしたか?オ・スンユン:僕はひたすら陶磁器だけを愛していますから(笑) 朝鮮第十五代国王・光海(クァンへ)とは何かあるのではないかと思っています。「なぜ、自分ではなく、ユ・ウルダム(イ・ジョンウォン)に助けを求めたのか」と光海に抗議したでしょう。それで監督に聞いてみました。もしかして、光海に王以上の感情を持っているのではないかと(笑)「幼いだけに初々しい恋を控えめに表現すればいいと思います」―パク・コンテ君は、MBC「メイクイーン」のときもキム・ユ・ジョンちゃんとのロマンスが話題になりましたよね? 見ていると、成人俳優に劣らない切なさを見せてくれました。チン・ジヒ:そうです! 秘訣を教えてください。オ・スンユン:パク・コンテのラブシーンがそんなに立派だったっけ?(笑)ノ・ヨンハク:台本読み合わせのときもムン・グニョン先輩がパク・コンテ君を見てドキドキしたと言っていました(笑)パク・コンテ:まだ18歳なので、秘訣なんかあるわけないです。ただ、僕の考えでは、視聴者の方は経験から出る表現には少し抵抗感があるのではないかと思います。幼いだけに初々しい恋を控えめに表現すればいいと思います。―「火の女神ジョンイ」で幼いキム・テド(パク・コンテ) は片思いですが、幼い光海(ノ・ヨンハク) と幼いユ・ジョン(チン・ジヒ) はお互いに感情をやりとりする仲へと発展しました。歳は離れているものの、美しく見えました。ノ・ヨンハク:チン・ジヒちゃんと6歳も離れているので、最初はかなり心配しました。視聴者に抵抗感を持たれるかもしれないと思って。ところが、編集済みの画面を初めて見たとき、とても良い感じでした。初々しい初恋として可愛く見ていただけると思いました。―チン・ジヒちゃんはMBCドラマ「太陽を抱く月」でもZE:Aのシワンさんのことが好きな役でしたが、その時とは少し違う感じです。チン・ジヒ:はい、違います。「太陽を抱く月」では、妹みたいな子がアイドルのお兄さんのことが好きで、ただひたすら駄々をこねる感じだったとすれば、今回は本当の愛情を込めた眼差しを見せなければなりませんでした。だから、そのような感情を持って表現しようと努力しました。―キム・ジミンちゃんも「火の女神ジョンイ」では、最初からキム・テドのことが好きな役ですが、集中できましたか? ここにいるお兄さんたちとは少し違った特別な感情が生まれましたか?キム・ジミン:ああ、はい(笑)ノ・ヨンハク:しぶしぶ答えているようだけど?チン・ジヒ:本当にそうだよね?(笑)キム・ジミン:兄さんたちのことは、本当にみんな大好きです(笑) 最初から好きな設定でしたが、まだ経験がないから難しいんです。ムン・グニョン先輩がこのような演技の経験が多いので、アドバイスを求めました。すると、「キム・テドというキャラクターを好きになりなさい。俳優パク・コンテではなく、キム・テドを好きになりなさい」と言ってくれて、本当にそうしたら役にはまることができました。オ・スンユン:みんな本当に上手でした。僕は今回学んだことが沢山あります。辛くても、みんな表に出さないので本当にすごいと思います。―イ・インソン君とオ・スンユン君は、劇中でロマンスを演じた経験がありますか?イ・インソン:いいえ、残念ながら全くありません(笑)オ・スンユン:僕はあります。二十歳のとき、KBS 1TV大河ドラマ「百済の王 クンチョゴワン(近肖古王)」で濃いラブロマンスがありましたが、皆さん記憶にないようです。三角関係でキスシーンまでありましたが、どこで話しても誰も知らないんです(笑) 不思議なことに二十歳を過ぎてから1年、1年が違って感じます。今、機会があればもっと上手くできるのではないでしょうか?―皆さん、ベテラン俳優に匹敵するほど作品数も、それによる経験も多いと思いますが、新人俳優を見ながら「どうして演技がそんなに下手なのか?」と思ったこともあるでしょう?オ・スンユン:光海様がおっしゃってください(笑)ノ・ヨンハク:(困った顔で) 演技が上手か、下手かより、撮影現場に行くと気を遣わなければならない部分がとても多いんです。カメラの角度や照明の問題もあるし、スタッフたちのフォーカスが自分に集中したときは、もう緊張するしかなく、NGを1、2回出せば背筋に冷や汗が流れるほどです。このような状況に上手く対処できるのは、演技力よりも経験だと思います。作品数が多くなるにつれて経験も増えるわけですが、チン・ジヒちゃんとオ・スンユン兄さんは僕よりずっと先輩でしょう。初めて演技する方を見て、こうすればいいのにと思うことはありますが、その状況で話しかけると「生意気だ」と思われる可能性もあるので控えめになります。オ・スンユン:確かに、一人で練習したときの方が、ずっと上手にやれると思います。何をしても慣れてくるともっと上手くなりますよね。そんなときは残念に思いますが、システム的な部分については、できるだけアドバイスしてあげようと努力しています。―子役から上手く引き継げない成人俳優もいますよね。せっかく自分が頑張ったのに、それが良い結果に繋がらなかったとき、悔しく思うことはないですか?ノ・ヨンハク:MBCバラエティ番組「黄金漁場-ラジオスター」でこれとよく似た質問に思わず答えてしまい、とても困りました(笑)オ・スンユン:悔しく思うときもあれば、嬉しく思うときもあるでしょう(笑) あっ、冗談です。ご存知でしょう? 監督が慎重にコンセプトや力量については知っているので、僕たちが気に障ると言える部分ではないと思います。「悩む必要はないと思います」―子役のイメージを脱ぎ捨てることが課題になると思いますが、すでに経験している方もいるし、これから準備する方もいます。やはり悩みどころなのでしょうか?オ・スンユン:課題ではあります。子役として記憶されている方もいらっしゃいますので。でも、その部分に抵抗感を持たず、そのまま持って行きながらもっと良いもの、もっと沢山のものをお見せできると思います。イ・インソン:ずっと色々な演技をしながら成長していくと、違った感じで見ていただけるようになると思うので、悩む必要はないと思います。ノ・ヨンハク:僕も今回tvN新月火ドラマ「君を守る恋~Who Are You~」で成人役を演じます。また、子役を演じることもあるかもしれませんが、まさか30歳、40歳になってまで子役を演じるわけにはいきませんし(笑)―ところで、韓国の子役俳優はどうしてこんなにも演技が上手いのでしょうか? 演技力が問題となることがほとんどありません。イ・インソン:それだけ努力しているのではないでしょうか?チン・ジヒ:生まれつきの才能もあるでしょうが、沢山努力しています。ロールモデルや夢があるので、そのことを考えながらみんなベストを尽くしています。ノ・ヨンハク:僕は先輩を真似するのではなく、演技の面では見習っても僕の個性をはっきりと生かしたいです。オ・スンユン:僕は作品ごとにロールモデルを一人決めます。今回のイ・ユクド役は、チョン・グァンリョル先輩の息子なので、チョン・グァンリョル先輩をロールモデルにしました。息子だから似ている部分が多いはずだと思いました。明るい役を演じるときは、そのようなキャラクターを沢山演じた先輩たちの映画やドラマを参考にします。チン・ジヒ:私は情熱のある女優になりたいです。誰もが頑張っているとは思いますが、礼儀もあり、情熱もあって全てを備えた役者だと言われる女優になりたいです。オ・スンユン:二十歳を過ぎてから、心をからっぽにしました。実は、KBS 2TV「ブレイン 愛と野望」と「百済の王 クンチョゴワン(近肖古王)」で成人役をやりました。今回の役は二十歳ですが、再び子役に戻ることで周りからかなり心配されました。しかし、僕は俳優なら何でもやらなければならないと思います。「僕が何でそれを断る必要があるのか」と思いました。土台がしっかりしているとその上に積み重なることも多いでしょう。演技でも、何でもしながら視聴者の皆さんに近づきたいです。皆さんに好きになってもらえる俳優になりたいです。―期待しています! 遠い将来、今日の写真が歴史的な資料として使わる日が来ることを願っています。エピローグ「火の女神ジョンイ」32部作を意味するケーキを持って記念写真を! それぞれが別々に準備してきた衣装だが、コンセプトを決めてきたかのように一体となっているではないか。まさに以心伝心、もう何も言わなくても通じる仲のようだ。文:コラムニスト チョン・ソクヒ「NAVER スペシャルインタビュー」では、今話題の人物にコラムニストのチョン・ソクヒさんがインタビューを実施。韓国で一番ホットな人物の本音をお届けします。

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  • Vol.1 ― 「火の女神ジョンイ」子役俳優たちに会う:SPECIAL INTERVIEW

    Vol.1 ― 「火の女神ジョンイ」子役俳優たちに会う:SPECIAL INTERVIEW

    ドラマの活力源の子役俳優たち! キュートな顔に可愛らしい言動でスパイス的な役割を果たしていた昔とは違い、最近は子役俳優たちがむしろドラマ成否の鍵を握っていると言っても過言ではない。序盤の物語を展開させる子役たちがどれほどキャラクターをうまく生かし視聴者の視線を引きつけるかにより、また大人俳優たちとのバトンタッチがどれほど自然かにより成功が左右されたりするのだ。そのため、いつからか子役と大人役のバランスが重大な関心事として浮上しているが、この場合よく言われるはまり役は、もうルックスだけでなく演技力にも適用され始めた。そのような意味で、MBC「火の女神ジョンイ」はこれまで以上に最高のはまり役を見せてくれた作品ではないかと思う。第5話の始めに子役6人と大人役6人が見せてくれたバトンタッチのシーンは、壮観と言わざるを得なかった。時には凛々しい姿で、時には切ない気持ちにさせる熱い涙で、視聴者を笑わせ泣かせた「火の女神ジョンイ」の子役俳優たちに会った。参加者:オ・スンユン、ノ・ヨンハク、パク・コンテ、イ・インソン、チン・ジヒ、キム・ジミン、コラムニスト チョン・ソクヒ「子役俳優としては長所だと思います」―何人かの方はもう子役というには申し訳ない歳ですね。それでも、劇中大人の俳優の幼い頃を演じられましたので理解していただければと思います。先週子役から大人の俳優に交代するシーンが話題になりましたが。パク・コンテ:画面の角度もそうですし、全部似ていたので良かったです。キム・ボムさんとはチン・ジヒちゃんと一緒にMBCドラマ「エデンの東」で3兄弟を演じたんです。大きくなって会えて嬉しかったです。大きくなったなと言われました(笑)ノ・ヨンハク:光海(クァンヘ)の場合、僕も見ていて見間違えるくらいでした(笑) 罠の中でに横になっているシーンだったんですが、僕も服の色を見て区別したんです。MBC「チャクペ~相棒~」の時、僕はチョン・ジョンミョンさんの子役で、チェ・ウシクさんがイ・サンユンさんの子役だったんですが、当時も僕のほうが似ていると言われていたんです。でも、KBS「サメ ~愛の黙示録~」ではハ・ソクジンさんと似ていると言われ、SBS「食客」のキム・レウォンさんとも非常に似ていると言われました。子役俳優としては本当に長所だと思います。―言われてみると本当にその方たちの顔を全部持ち合わせていますね。そして、チン・ジヒさんはムン・グニョンさんが子役からスタートした役者なので、さらに意義深いのでは?チン・ジヒ:ムン・グニョンさんと私の声のトーンが似ているので、それで自然だと言われました。私はもちろん嬉しいです。また、グニョンさんは色々アドバイスしてくれています。このように近づいてくれたのは、グニョンさんが初めてです。連絡先をやり取りしたその日に、長文のメッセージを受け取ったんですけれど、非常に感動しました。その時から連絡は続いています。本をいっぱい読むようにと言われました。成長期だから発音がおかしくなったり声が変わったりすることがあるので、一日に1枚、1ページずつでも声に出して読んだ方がいいと。子供の頃の経験をもとに私にアドバイスしてくれるんです。本当に良い先輩に巡り会えたと思います。―キム・ジミンさんとソ・ヒョンジンさんの間にはそのようなことはありませんでしたか?(笑)キム・ジミン:(慌てながら) 私はたったの2回しか会えませんでしたので、連絡先を交わす時間もありませんでした。人も多く複雑で大変だったので。私はソ・ヒョンジン先輩に交代するのを見ながら、少しは似ていると思いながらも、遥かに綺麗になったので「良く育ったな!」と思いました(笑)―イ・インソン君はイ・グァンスさんの子役を務めましたが、どうでしたか?イ・インソン:最初はよく知られている悪役のイメージがあったので、そのように準備していました。ですが、イ・グァンスさんが大人役だということを知ってからは、どうしてもそれだけではキャラクターが生かされない気がしました。臨海(イムヘ)について調べてみると、非常に乱暴でサイコ的な人物だったと。そのような面と、大人になってイ・グァンスさんになったときのイメージを組み合わせて、普段は軽い姿を見せ、一度は極悪ぶりを見せるようにつなげました。イ・グァンスさんも上手に演じていましたが、僕がこんなこと言っていいのかな(笑)オ・スンユン:中堅俳優みたいですね(笑)―顔が似ているわけではないのに、雰囲気は妙に似ています。とにかく、それではインソン君がイ・グァンスさんに配慮して演技したというわけですね?(笑)イ・インソン:(手を振りながら) いや、それは全くないです。子役は大人役が誰になるか知った上で演じ、大人役は子役の演技を見ながら演じる、だから似てくる部分があると思います。個人的にはイ・グァンスさんのファンです。―しかし、劇中でジョンイ(ムン・グニョン)が、臨海を光海と勘違いしたとき、変わってしまったルックスにがっかりするシーンがあったじゃないですか。(一同笑う)イ・インソン:いや、グァンスさんがどうして? ハンサムなのに!―私もそう思います。個性豊かな役者ですよね。でも、オ・スンユン君の場合、一人だけ目立って歳を取ったような感じが。5年でパク・ゴニョンさんになったわけですよね?(笑)オ・スンユン:僕はそもそも20代の役柄だったので、年齢の設定としては合っていると思いましたが、この子たちと一緒にいると歳の差が感じられるみたいです(笑)「最善を尽くしたので、後悔はありません」―それでも、二人は似たような感じがします。ところで子役の場合、この度のMBC「女王の教室」は例外として、ほとんど毎回劇が軌道に乗り始めると退場してしまうので、残念だと思いますが。イ・インソン:残念に思うこともありますが、僕は視聴者が注目してくださいましたし、僕も最善を尽くしたので後悔はないです。未練はありません。パク・コンテ:未練よりは、ドラマの序盤は撮影チームと役者の間で噛み合わない部分があるんです。それが、時間が経つにつれて次第に呼吸が合っていくのですが、そのタイミングでやめなければならないので、残念です。ノ・ヨンハク:「何かができる、何かわかるような気がする」と思う頃になるといつも自分の出番は終わっていました。役者とスタッフたちが仲良くなろうとする時に終わりますし。チン・ジヒ:特にこのドラマの場合は、子役たちと仲良くなる頃に終わりました。いつもより早く終わったような気がします。すっきりするよりは、寂しさの方が大きいです。キム・ジミン:こんなに早く終わるとは思いませんでした。いざ撮ってみると、短すぎました。私もちょうど慣れてきた頃終わって残念です。もう少しやりたかったです。オ・スンユン:そういえば、僕はこの子たちと一緒に演じたことがほとんどありませんね。チン・ジヒちゃんにもたったの1回しか会えなかったし(笑) 一緒にできなくて残念です。兄として色々世話もして、美味しいものも奢れたのに。機会があれば皆一緒に集まっても楽しそうです(笑)―光海と臨海、二人はよく会いますよね。どうでしたか?ノ・ヨンハク:インソンが僕より3つ下ですが、劇中では兄なんです。僕の頬を殴るシーンがありましたが、そこで強く殴るなと歳をアピールしました(笑)イ・インソン:ヨンハクさんが避け続けたんです。僕はうまくやれるのに、避けるから殴られ続けるの!ノ・ヨンハク:ジヒさんに殴られるシーンもあったのですが、殴り続けていました。その時から怖くてもう(笑) 木の棒で頭を殴るシーンがあったんです。チン・ジヒ:根に持ったのか、後で私をげんこつで殴るシーンがあったのですが、本当に強くぶったんです。悔しくてもう。―こんなに可愛いジヒさんをどうやってぶつことができたんですか?チン・ジヒ:ぶちまくってましたよ(笑)ノ・ヨンハク:僕は素手だったけれど、チン・ジヒさんは木剣で殴ったんですよ!(笑)―残念だけれど、反応がよかったので気持ちのいい退場になりましたね? やり甲斐を感じていると思います。実際子役のシーンが不安なドラマもありましたよね。本当に、子役たちがこのように皆が皆演技がうまいのも稀なことです。パク・コンテ:最初台本読み合わせに行って、驚きました。鳥肌が立ちました。僕たち子役俳優たちはもちろんのこと、先輩たちも名前を聞いただけでうれしくなる、実力のある俳優たちでしたので。―キム・ジミンさんはこのドラマで色々学んだんですよね?キム・ジミン:ファリョンは、優しくおしとやかな役柄ではあるのですが、自己主張がはっきりしたシーンがあります。父のジョンスが商団に捕まえられる前までは、ソン・ジル先生から色々アドバイスをいただきましたし、ソン・オクスク先生にも教わりました。今回の役柄を通じて、兄さん姉さんたちにも色々教わりました。おかげで、自信も少しつきました。ジヒからも色々学びましたし(笑)チン・ジヒ:私たち、同い年なんです。気持ちがよく通じるので仲良くしていたのに、残念です。文:コラムニスト チョン・ソクヒ「NAVER スペシャルインタビュー」では、今話題の人物にコラムニストのチョン・ソクヒさんがインタビューを実施。韓国で一番ホットな人物の本音をお届けします。

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  • 「恋愛操作団:シラノ」“操作”の境界はどこまでなのか:SPECIAL INTERVIEW

    「恋愛操作団:シラノ」“操作”の境界はどこまでなのか:SPECIAL INTERVIEW

    恋は朝飯前だとする人もいれば、とても難しいという人もいる。何よりも、トキメキ、切実さ、胸騒ぎ、会いたい気持ちなどの溢れ出る感情を、勇気がなくて伝えられなかったらどれだけ残念なことか。ネット掲示板に恋に関するアドバイスを求める書き込みが溢れる理由はそのためかも知れない。「電車男」やMBC「僕らの日曜日の夜 ― 熱い兄弟たち」が好評を得たのも同じ脈絡のように思える。1956年に出版され、今や古典となった哲学者エーリッヒ・フロムの「愛するということ」(THE ART OF LOVING)も一時期、韓国で旋風的な人気を巻き起こしたことがあるが技術という単語に抵抗感を感じた人も多かった。依頼人の代わりに恋愛を叶えてくれる恋愛操作団シラノエージェンシに反感を持つ人がいるとしたら、それは操作という単語が気になるためなのではないかと思う。私もまた、愛に置いて恐れ多くも操作なんて、他人の作った脚本によって行われる不自然な恋、そのような恋が果たして長続きするのだろうかと疑問だった。しかし、tvNドラマ「恋愛操作団:シラノ」を見ているといつの間にか洗脳され、頷いてしまう。恋愛に不器用な人たちにとっては、ありがたい助っ人ではないだろうか。恋愛の達人であることが必視なカン・ギョンフン監督に会ってみた。参加者:カン・ギョンフン監督、コラムニスト チョン・ソクヒ―映画と似ているだろうなと思いましたが、登場人物の性格が違いました。カン・ギョンフン:映画が3~40代の男性の視線、つまりソ・ビョンフン(オム・テウン)の視線から見た、ある女性の過去と現在だったとすれば、ドラマは企画段階からコン・ミニョン(少女時代 スヨン)という20代の女性に焦点を当てました。そこでキャラクターの設定が変わるしかありませんでした。映画はランニングタイムがあるので全てのキャラクターに時間を割当てられず、そこで三角関係にだけ集中したと思います。ドラマはそれに比べると時間の制約が少ないので女性のキャラクターの感情を詳細に表現できます。―私は主人公ではない人物がただの飾りに過ぎないドラマが好きではありません。このドラマでは、天才工学エンジニアのムジン(ホン・ジョンヒョン)と美少年アラン(チョ・ユヌ)の話も聞けて嬉しかったです。カン・ギョンフン:僕も同感です。映画もそうですし、それぞれの場所でいくら努力しても、結局は主演俳優のために集まることになってしまうでしょう?サブキャラクターが縮小されたり、消えていくことを見ながら、この全てのストーリーが集まれば、物語がさらに豊富になるだろうなと常に思っていました。幸いにも今回のドラマはオムニバス形式で、それぞれの主人公がいて、そこにさらにレギュラーのキャラクターもいるので様々なストーリーができるのだと思います。―シーズン制にしても良さそうですが。カン・ギョンフン:米国ドラマ「Sex and tbe City」は、作品そのものも面白かったですが、恋に関する談論を形成した点が人気の理由だったと思います。特定の感情に誘導するよりも、人物の間に自然な関係や物語ができることが良かったからです。しかし、そこまで長くは考えたことありません。―主人公たちもそうで、エピソードに招待された俳優まで、みんな私が好きな俳優です。カン・ギョンフン:それは、制作会社の代表の力が大きく働きました。監督が望むからと言って全員キャスティングできるわけではありません。そういう意味では僕は人に恵まれています。「アドバイスに対する境界線がはっきりしていないような気がします」―操作という単語に抵抗感を感じる可能性もありましたが、ドラマを見ていると説得されてしまいました。カン・ギョンフン:操作の境界はどこまででしょうか。好きな女性と偶然を装って出会うために、バス停でひたすら待つことも操作にあたるかもしれません。その人の好みを調べて、好きそうな髪型で約束場所に行くことも操作かもしれません。アドバイスに対する境界線がはっきりしていないと思います。また一つ、意図していませんが曖昧になったことがあります。先ほど申し上げたように、我々のドラマがコン・ミニョンの視線なので、例えば20代に好まれそうなものを集めておいたのですが、そこに40代の僕の好みが少しだけ加わりました。そこで、例えば高校でのエピソードが、今の10代の初恋というよりは、僕のような40代が自身の高校生時代を思い返す感じになってしまいました(笑) 30代半ばや後半の方々は理解されると思いますが、10代、20代の方はもどかしいと感じるかも知れません。このようにギリギリの境界を行き来するところが面白くありませんか?―とにかく、コン・ミニョンが重要人物ということですが、アイドルへのキャスティングは冒険ではありませんでしたか?カン・ギョンフン:僕も心配でした。映画でパク・シネさんが上手すぎたこともありますし。最初に予告映像を撮影する時は少女時代のスヨンさん本人もメンブン(メンタル崩壊の略)状態でした。しかし、今考えてみると、スヨンさんが準備をしすぎたことが問題だったと思います。海外の公演で忙しいはずなのに、台本を見ながらものすごい研究と努力を傾けたようです。しかし、いざ現場では現場の状況や相手俳優との演技の呼吸で台本と異なることがあります。更に、イ・ジョンヒョクさんはとても自由に演じるタイプなので、そこで大混乱したと思います。そこで少女時代がアメリカ公演に行く前に、イ・ジョンヒョクさんと3人で会いました。台本と現場での流れ、相手の演技を見て、感じてリアクションすることについてたくさん話し合いました。その後、遥かに楽になったようです。今は皆が褒めています。―「コン・ミニョン」が中心なので、新しいキャラクター「チャ・スンピョ」(イ・チョンヒ)が加わったみたいですね。カン・ギョンフン:そうです。立体的な話の展開のために必要でした。ミステリアスな部分も「チャ・スンピョ」が担当しています。また、一目ぼれする恋もありますが、満ち潮のように自身も知らない間に徐々に落ちていく恋もあるということを見せる人物が「チャ・スンピョ」です。イ・チョンヒさんに似合いますよね? 「理論専攻です」―恋について詳しいほうですか? カン・ギョンフン:実は僕はあまり分かりません。理論専攻です(笑) 正直、共感する台詞もありますし、疑問な部分もあります。僕は課題を与えられると、先ず解決しなければならないタイプです。事件が起きた時にそれを解決することに集中すべきだと思いますが、作家さんはどのような感情が生まれ、何を得られるかに集中します。僕は工学部出身なので、はっきりしたことが好きです。そのような感情自体が、僕を困惑させたりもします。―どのキャラクターに一番愛情が湧きますか? カン・ギョンフン:エピソードの主人公の中では「トッコ・ミジン」(ク・ウネ) です。過去の傷により、新しい恋を探さない点に共感しました。そして「ムジン」(ホン・ジョンヒョン)も好きです。「ムジン」は台本の序盤では台詞が殆どありません。なので、誰も快く乗り出すわけがありません。ホン・ジョンヒョンさんに「後でこういうエピソードがあるが、序盤は台詞がない。台詞がないからと言って見えないとは思わないが、とにかくこれは本人が決めることだと思う」と正直に言いました。その部分をホン・ジョンヒョンさんが理解してくれました。ありがたいです。―「ムジン」は台詞がなくても、ただ立っているだけで存在感がありました。表現力がかなり良い俳優です。キャラクターをきちんと把握したからですよね? カン・ギョンフン:ホン・ジョンヒョンさんに会ってみると、純粋さが感じられました。そこで、そういった面を強調することにしたのです。「ムジン」とホン・ジョンヒョンさんは大きく違わないと思います。切って、切りながら話しますが、流れについて何を悩んでいるかがわかりました。達弁ではありませんが、例えば「お昼何にする?」と聞くと、直ぐには答えず40分ほど経ってから、我々は既に他の話に集中している時に「ジャージャー麺」と答える感じです。言葉数が少なくて話をしないわけではなく、じっとしていてもそれを考えているのです。慎重で真面目です。―ドラマを率いる人物がリーダー「ソ・ビョンフン」(イ・ジョンヒョク)ですが、映画の「ソ・ビョンフン」とドラマの「ソ・ビョンフン」は色々な面で違います。そして、途中で見た方は何故名前が「ビョンフン」だったり「イルロク」だったりするのか疑問に思っていました。カン・ギョンフン:最初にイ・ジョンヒョクさんに会った時から、僕が思っていた「ソ・ビョンフン」とは違う感じでした。イ・ジョンヒョクさんが「ソ・ビョンフン」というキャラクターを自分のものにしてきたからだと思います。作家もまた、最初に考えていた「ソ・ビョンフン」とは違っていたはずです。でもそれはいつもそうです。ボールが特定の役者に渡る瞬間、そのボールはその人のものになるためです。そういった変化が面白いです。ただ残念なことは、キャラクターが変わったにもかかわらず、著作権の問題で必ずその名前を使うしかないということです。それを途中で知りました。そこで友だち「ドイル」の口を借りて「ソ・ビョンフンよりはソ・イルロクの方がカッコいいでしょう。そしてお前、子どもの頃からあだ名がシャーロックだったじゃん」と言わせてから「ソ・イルロク」を混ぜて使ったりもします。―このドラマが私たちの情緒に合う部分は、我々はどの席でも、どの集まりでも男と女がいるとどうしてでも2人を結びつけようとするじゃないですか。カン・ギョンフン:僕はそれは本人たちですることだと思うタイプです。誰かを結びつけようとは思いません(笑) ある瞬間「もう歳だから恋愛したほうが?」とも思いません。とにかく我々のドラマの談論は「運命的な恋」と「努力で作っていく恋」です。関心と愛情を持って見守ってくださる方々に心から感謝申し上げます。文:コラムニスト チョン・ソクヒ「NAVER スペシャルインタビュー」では、今話題の人物にコラムニストのチョン・ソクヒさんがインタビューを実施。韓国で一番ホットな人物の本音をお届けします。

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  • 「恋愛操作団:シラノ」イ・ジョンヒョク&イ・チョニ&少女時代 スヨン:SPECIAL INTERVIEW

    「恋愛操作団:シラノ」イ・ジョンヒョク&イ・チョニ&少女時代 スヨン:SPECIAL INTERVIEW

    映画「シラノ恋愛操作団」とこの映画の原作といえるエドモン・ロスタンの戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック(CYRANO DE BERGERAC)」が似ているようで違うように、tvNドラマ「恋愛操作団:シラノ」も「愛する女性を他の男性と結び合わせるため努力する」という基本的な設定は同じだが、シラノ・エージェンシーのリーダーソ・ビョンフン(イ・ジョンヒョク)をはじめとする登場人物の性格が明らかに違うためか、話が進むにつれて別の話のように感じられる。もしかするとエピソードごとに変わる個性的なクライアントとターゲット、または新たに登場したチャ・スンピョ(イ・チョニ)という人物のせいかもしれない。今や三角関係に突入したビョンフンとコン・ミニョン(少女時代 スヨン)、スンピョに会ってみた。参加者:イ・ジョンヒョク、イ・チョニ、スヨン、コラムニスト チョン・ソクヒ―人の心を掴むため操作するという話ですが、このような設定、理解できますか?イ・チョニ:チョン・ユミさんが登場した第9話で感じました。恋愛操作団まではどうかと思いますが、自信と魅力を取り戻すように変えてあげることは必要だと思います。―イ・ジョンヒョクさんは一生他の人の助けは要らないのではないでしょうか?劇中でクライアントに指令を出しているところを見ていると、台詞をものすごく自然に話していました。自分がどれだけ素敵なのかよく知っている人。台詞を言うとき、自信を持っているので台詞のように感じられないのです。イ・ジョンヒョク:称賛として受け取ります(笑) これはファンタジーじゃないですか。もちろん、切実に助けを必要とする人もいるでしょうが、皆毎日食べて生きていくことで精一杯ですよね。それから操作するといつかは全部ばれてしまいます。僕に自信があったのは昔分別のなかった頃の話です。「ものすごく自然に演技していました」―今はさらにだと思います。MBCバラエティ番組「僕らの日曜の夜-パパ、どこ行くの?」(以下「パパ、どこ行くの?」)で優しいイメージまで得られたのでスヨンさんのこともその気になればすぐに惚れさせられるでしょう(笑)イ・ジョンヒョク:スヨンさんはすでに僕のことが、好きになりました。スヨン:(笑) そう思うのがイ・ジョンヒョクさんの魅力だと思います。イ・チョニ:僕は女性に対しては、前もそうでしたし、今もやはり自信がないです。スヨン:本当です。二人のスタイルはまったく違います。イ・ジョンヒョク:全部冗談です。僕も以前出演したドラマ、KBS 2TV「結婚してください」やSBS「紳士の品格」などでそういうイメージがあっただけで実際はそうじゃないです。実は僕の台詞をおかしいと思うときも多いです。理解できるものもありますし。半々です。自然に聞こえるよう演技するだけです。―撮影スタジオが気に入りました。衣装もキャラクターとよく似合っていますし。イ・ジョンヒョク:スタジオがユニークで想像力を発揮するのにかなり役立ちます。衣装はそれぞれ準備してきますが、皆うまくキャラクターに合わせています。スヨン:俳優たちがそれぞれキャラクターを沢山研究しているようです。皆自身のキャラクターに合わせて着てくるので重なることもありません。―スヨンさんは水に溺れたときもとても綺麗でした。スヨン:かなり悩みました(笑) 少し透ける生地がいいのではないかと思いましたし。よかったです。綺麗に映って。「説明しづらいのならあえて説明しなくていいです。皆人に説明しづらい事情があるのだから。私はマスターがいい人だということを分かっていますから、頑張らなくていいです。気にしないでください」(第9話、ミニョンの台詞)スンピョの暗い過去がミニョンにばれる―第9話でミニョンがスンピョに「皆話したくない事情がある」と話したときの表情、とてもよかったです。イ・ジョンヒョク:そうでしょう?(スヨンを見ながら)僕があの時綺麗だったと言っただろう。スヨン:私はイ・チョニさんと一緒にいると綺麗に見えます(笑) でも、イ・ジョンヒョクさんと一緒にいるときは変な表情をしています。いつも意地悪なソ・ビョンフンさんに対応する設定だからだと思います。イ・ジョンヒョク:本当に演技力が伸びました。―イ・チョニさんの演技はどうですか?イ・ジョンヒョク:もともとの演技がちょっと(笑) そのシーン、アクションも変だったでしょう?イ・チョニ:不自然だったでしょう?でも、その短いシーンのため一日中練習しました(笑) 「沢山喧嘩していたらよかったのに」と思いました(笑) 格闘技のようなものを習ってみなければと思います。この前、映画「監視者たち」を見ましたが、チョン・ウソン先輩のアクション演技、本当にすごいものでした。羨ましかったですね。それでもスンピョ役は好きです。この前のSBS「あなた、笑って」もそうだったし、ほとんど何かがなくてぶつかる役でした。お金がなかったり、権力がなかったり。今回は全部持っている人物ですね。ソ・ビョンフンと会っても僕の手のひらで遊んでいる感じですし。なぜ人がもっと欲しがっているか少しは分かるような気がします(笑) なんで今までこんな役ができなかったのでしょうか。―ホダン(しっかりしているように見えるが、抜けている人)のイメージを確実に変えたと言われています。SBS「ファミリーがやってきた」ではなぜあんなにホダンだったのですか?イ・チョニ:そうですね。おかしいことに僕に限ってそんなことが起きたのです。ユ・ジェソクさんとコメディアンたちは天の助けだと言いましたが、いきなり地面がへこんだり、蛇口をひねれば突然勢いよく水があふれ出たり。実は普段からそんなキャラなんです(笑)―3人を見ているだけでも現場の雰囲気が分かるような気がします。他の現場より気楽ではないかと思いますが。イ・ジョンヒョク:俳優が皆若いし、ベテラン俳優もいませんのでどうしても気楽です。皆友達みたいです。―でも、ドラマでは先輩から習うことも大きいですね。イ・ジョンヒョク:イ・チョニさんがたくさん教えてくれます。イ・チョニ:何でそんなことを。僕が学校に入ってきたとき、一番上の学年の先輩でした。僕は言いなりです。イ・ジョンヒョク:そうではありません。そのときはそうだったとしても今は仲間じゃないですか。―ムジン(ホン・ジョンヒョン)とアラン(チョ・ユヌ)の演技はどうですか?イ・ジョンヒョク:かなり前からしっかりとキャラの特徴を掴んでいます。今もいいですが、一生懸命にしてもっと良い俳優にならないと。―誰かが中心になるのではなく、それぞれストーリーがあっていいです。イ・チョニ:ムジンのキャラクターもいいでしょう?ストーリーも面白いし。チョ・ユヌ君は以前「美男<イケメン>ラーメン店」にも出演していますが、かわいかったです。アランのキャラクターもいいと思います。私はその歳には夢も見つけられず、彷徨っていましたが、皆夢を見つけて熱心にしているのを見ると羨ましいです。僕が20代でアイドルだったらどうだったのだろうかとたまに思います。イ・ジョンヒョク:僕も本当にいいときに軍隊に行きましたので。21歳で軍隊に行きました。ですが、僕は幼い頃から「うまくいかなくてもなんとかなるだろう」と思いました。おかしいことにポジティブで自信がありました。―ジュンス君もお父さん似なのかポジティブですね。イ・ジョンヒョク:まだ幼くてよく分かりませんが、僕とはちょっと違います。負けず嫌いなので。―子供たちを割と自由に育てていますね。イ・ジョンヒョク:それは子供によってそれぞれ違います。追い立てなければならない子がいるし、なだめなければならない子がいます。ジュンスは後者です。―ドラマ撮影現場と「パパ、どこ行くの?」でのイ・ジョンヒョクさん、違うところがありますか?スヨン:同じです。私もよく見ていますが、バラエティのポイントをよく掴んでいますね。イ・チョニ:僕は面白さを求めて見るわけではなく、どうやって子供を育てるのか注意深く見ています。僕もイ・ジョンヒョクさんのようなタイプですが。―早く育ててイ・ジョンヒョクさんを押しのけて「パパ、どこに行くの?」に入るのでは?イ・チョニ:そうですね(笑)「周りからかなり羨ましがられます」―個性的でハンサムな方が多くてスヨンさんには特によい作業環境ですね。スヨン:そうでしょう?俳優だけでなく、スタッフの方々も素敵です。周りからかなり羨ましがられます。イ・チョニ:それは本当にそうです。普通ドラマチームは数日間家にも帰れず、髭も伸びたりしますが、うちのチームはいつもきれいです(笑)―前回はコン・ユさんも登場しました。ところで、コン・ユさんと一緒に出るシーンはなかったですね?スヨン:そうですね!毎回ターゲットに近づくことがミニョンの仕事ですが、その日はよりによって水に溺れて。そうでなくてもスケジュール表を見ましたが、コン・ユさんは朝早く撮影を終えていました。お会いすることすらできませんでした。―ところで、考えてみればよいことでもないですね。三角関係になりましたが、2人とも所帯持ちでパパですから(笑)スヨン:だから逆に気楽に演じることができました。私はまだ恋愛演技に弱いので。たぶんこのお2人でなかったらもっと不自然になったと思います。―自身がミニョンだったなら誰を選ぶでしょうか?スヨン:私はマスターです。イ・チョニ:(拍手)スヨン:暗い過去のある人物が私を通じて変わっていくというところが気に入りましたので。私はもともとおせっかいです。でもミニョンはとりあえずやってみるタイプですが、私は人の顔色を伺うし、よく影響されるし、はっきりした主観もありません。「噂にならなかったのはよかったです」―-tvN「第3病院~恋のカルテ~」で演技の経験はありますが、重要な配役は初めてでしょう?あまり噂されず、こっそり開始してうまくしているようです。MCもよくされていますし。イ・ジョンヒョク:本当によくやっています。タレント性があります。アイドルだから、心配しなかったと言えば嘘でしょう。ですが、あまりにも感じが良かったです。少女時代と共演になってよかったですし(笑)スヨン:噂にならなかったのはよかったです(笑) 私は何らかの目標を立てて獲得しようと思ったことがありません。悩みでもありますが、ゆっくり行きたいと思います。注目されるよりはよい経験をしてよい縁を作りたいと思っていますので。このキャラクターを通じて何かお見せしたいと思えばそれがすべて演技に出たと思います。そしたらミニョンには申し訳ないことになるでしょう。―放送終了まで残り少なくなっていますが、シーズン制も可能ではないかと思います。次のシーズンにつながれば皆一緒にしますか?イ・ジョンヒョク:それは僕たちにとってはいいことですね。イ・チョニ:僕たちはこのようなエピソードが出てきたら面白いだろうという話をしたりします。年配の方が初恋の思い出を遡って探しに行く内容や外国に出て知り合った人を探す内容になっても面白そうですし。スヨン:ものすごく勉強になると思います。毎回違う先輩と演技することになりますので。―夢は叶えるためにあるものですからシーズン制になることを夢見ることにしましょう。ご多忙の中、時間を割いていただきありがとうございました。エピローグインタビューがあった日は26日だったが、イ・ジョンヒョクさんは勘違いをしたのかサインをするとき「6月28日」と書いた。それを見たスヨンさんがいきなり悲鳴をあげた。「今日28日ですか?」聞いてみると、28日は少女時代の末っ子ソヒョンの誕生日だったという。イ・ジョンヒョクさんが「ソヒョンは何が好き?プレゼントを買ってあげなきゃ」と言ったらスヨンさんは「本当ですか?では私の誕生日プレゼントもあらかじめいただけないでしょうか?」と言った。二人のやり取りを和やかな笑顔で見守るイ・チョニさん。本当に微笑ましい場面だった。自分の車を持つ配役は初めてだと笑ったイ・チョニさん、いつか「パパ、どこ行くの?」で会えるのだろうか。文:チョン・ソクヒコラムニスト「NAVER スペシャルインタビュー」では、今話題の人物にコラムニストのチョン・ソクヒさんがインタビューを実施。韓国で一番ホットな人物の本音をお届けします。

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  • H.S.g.R.、知ってるでしょ?:SPECIAL INTERVIEW

    H.S.g.R.、知ってるでしょ?:SPECIAL INTERVIEW

    「母さんはジャージャー麺が嫌いだと言った/そう、そう言った」「しかし、私は今ステージの上で/同い年の友達がすぐ私の後ろに」―KBS 2TV「不朽の名曲」「Days with rain」から韓国で先週放送されたKBS 2TV「不朽の名曲-伝説を歌う」(以下「不朽の名曲」)は、伝説的歌手のパク・ナムジョン編だった。Timに続き2番目に登場し、パク・ナムジョンの「Days with rain」を歌ったH.S.g.R.(ホットジェクゴッドアールジー、H.O.T.、SECHSKIES(ジェクスキス)、god、NRGのメンバーたちで構成されるグループ)は、曲を歌い終わってからもしばらく立ち上がれないでいた。息が切れ、足に力が入らないからでもあったが、観客の熱い歓声に胸を打つ感動を受けていたからだろう。「こいつらには、本当に一度は勝ってほしい」ステージに向かう後ろ姿を見ながら勝利を祈るのは初めてだと言う楽屋にいた歌手ホン・ギョンミンもまた感慨深い思いだったのか、何も話さずに笑みを浮かべるだけだった。そして、彼らは堂々と386票を獲得し、3連勝を記録した。その日の感動がどのようなものだったのかあまりにも気になったので、H.S.g.R.を誕生させたQTV「20世紀美少年」の撮影現場を訪ねた。参加者:H.O.T. ムン・ヒジュン&トニー・アン、SECHSKIES ウン・ジウォン、god デニー・アン、NRG チョン・ミョンフン、コラムニスト チョン・ソクヒ「最後のポーズで、立ち上がりたくなかったです」―「不朽の名曲」の収録現場はいかがでしたか?トニー・アン:最初の目標は1勝だったんですが、1勝したら次の相手が元S.E.S.のBadaさんでした。負けるとしてもBadaさんになら、と思っていると、また勝ってしまった。そうして3勝もすると、欲が出てくるものですね。でも、TEENTOP&100%があまりにも上手でした。アイデアも良かったですし。デニー・アン:本当に緊張しました。テレビ番組のステージは、いつが最後だったのかもう思い出せないほど久しぶりだったんです。歌う間は集中し、緊張していたので何も聞こえなかったのですが、終わったら歓声が聞こえてきて、最後のポーズで立ち上がりたくなかったです。幸せすぎて。チョン・ミョンフン:僕はKBSでのステージはなんと2005年以来、初めてでした(笑) こんなにも相性が良くて、お互いに配慮し合えるとは思いませんでした。ムン・ヒジュン:本当に震え上がりました。僕は「不朽の名曲」のMCなので、386点というのがどれほど高いスコアなのかよく知っています。それをメンバーたちに知らせようとして頑張りました。本当に嬉しかったです。―以前、一度出演したことがあるでしょ?ムン・ヒジュン:1年半前のことです。それをきっかけにMCになったんですが、その後も何度か提案はありました。でも、「ムン・ヒジュン、やる?」と「H.S.g.R.、やる?」は受け入れ方が全く違うんです。今回はやれそうな気がしてきて、夜中の1時、2時にみんなを集めました。2時間以上話し合いをした末に、やろうと決めました。ウン・ジウォン:僕は上手くいくような気がしたんです。相性も良さそうだし、上手くやれる気がして「不朽の名曲」への出演を決めました。僕も前に一度出たんですが、当時はすぐに脱落したので。―楽屋でもいつもとは違う雰囲気だったでしょうね?ムン・ヒジュン:もちろん。友達がいるから、心強かったです。みんなお互いについてよく知っているので、この台詞を投げたら誰々がこうこう答えてくれるという信頼がありました。面白く上手にやってくれて幸せでした。「20世紀美少年」を撮影しているのか、「不朽の名曲」を撮っているのか分からないほどでした。―誰が一番最初に親しくなったんですか?第1世代の活動が終わってからですよね?トニー・アン:僕はデニー・アンさんとは一緒にお酒を飲んだりしていました。飲みながら「仲良くやろうよ!」と決めるのですが、酔いが覚めたらまたぎこちない仲に戻ったりして(笑) 親しくしていたのは、ウン・ジウォンさんとムン・ヒジュンさんじゃないですか?ウン・ジウォン:1998年くらいからお互いに話すようになったと思います。リーダー同士なので、大変なことはないかと聞かれたりして。僕からはH.O.T.に近づきにくかったです。先輩でもありましたし、トップスターだったので。でも、ムン・ヒジュンさんが先に僕に話しかけてくれました。それで、少しずつ話すようになったと思います。―SBS「親友ノート」(2008年)に出演した方もいらっしゃいますよね?雰囲気がだいぶ変わりました。当時はぎこちない感じでしたが、その間に相当距離が縮まりましたね。ウン・ジウォン:言われてみれば本当にそうですね。僕たちが活動していた当時は、親しくなる機会がほとんどありませんでした。スタッフも多すぎましたし、楽屋も別々だったので。音楽番組に一緒に出演しても、顔を合わせることがほとんどなくて。ムン・ヒジュン:実は、「20世紀美少年」の初収録の時は、当時とそれほど変わらなかったんです。それで、収録が終わってから飲みに行きました。その日、大変だったこれまでのことを、隠さずに全部打ち明けました。みんな、その日のことがきっかけになったんです。秘密とも言えるような話まで打ち明けて、抱きしめてから収録に行ったら楽になっていました。信頼ができたんだと思います。―ファンたちも久しぶりに嬉しい思いをしているでしょうね?トニー・アン:面白いのが、前なら気にしなかったはずの他のメンバーのことまで世話してくれるんです。僕たちがミュジックビデオも一緒に作って、音源も作ってファンミーティングもやりましたし、「不朽の名曲」もやっているので、「一緒に活動をしているんだ」と認識してくれたようです。僕のファンたちも他のメンバーたちのことを気にかけてくれますし、他のメンバーのファンたちも僕のことケアしてくれます。分からないとは思いますが、以前なら想像すらできなかったことなんです。デニー・アン:もちろん台本はありますが、基本的には僕たち同士でじゃれあって遊ぶんです。おしゃべりして、いたずらして。この組み合わせって、以前なら考えられない組み合わせじゃないですか。今日もトニー・アンのファンたちがお弁当を差し入れしてくれたんですが、このようにH.O.T.ファンが作ってくれたお弁当を食べられるなんて!もちろん、トニー・アンもgodのファンが作ってくれたお弁当を食べる機会もあるでしょう(笑) 最近、SNSを見ると、H.O.T.のファンたちが多くフォローしてくださるんです。―NRGの代表としてチョン・ミョンフンさんのご感想は?チョン・ミョンフン:もともとNRGが、この中でも一番細く、長く活動しているグループだと思います(笑) ただ、ヒット曲は多くなくて、数曲くらいなので、冗談で、「スペックが一番足りないグループだ」と言いますが、本当のことなんです。トニー・アン:そんな、君たちヒット曲がたくさんあるじゃないか。デニー・アン:何を言うんですか、最初の韓流スターが。チョン・ミョンフンさんは毎回こう言うんです。一緒に参加させてくれてありがとうって。でも、本当に違うんです。いなくてはならない存在です。笑いのために自虐ギャグで自分を犠牲にしているだけですから。―チョン・ミョンフンさんの役割は大きいと思います。いつのまにかチョン・ミョンフンさんが踊るSECHSKIESの「Road Fighter」のダンスを真似しそうな気がするんです。ダンスって、声のように人によって雰囲気や個性がそれぞれ違いますよね。チョン・ミョンフンさんは明確な彼ならではのカラーがあるんです。チョン・ミョンフン:そうです。僕が「Road Fighter」を真似する理由は、その曲が好きなのもありますし、ウン・ジウォンさんならではのダンスが面白いからです(笑)トニー・アン:テロップの方が面白いです。「ロードファイター中毒者」と書かれたりして(笑)デニー・アン:いまや「Road Fighter」の話が出ると、みんなウン・ジウォンさんではなくチョン・ミョンフンさんの方を振り向くようになりました。―ところで、デニー・アンさんとはKBS「チュノ~推奴~」の時にお会いして以来ですが、余裕が感じられると言うか、話しが上手になりましたね。デニー・アン:僕はgodの時もまとめ役だったんです。話がバラバラになってくると、まとめる役? ラジオのパーソナリティをしながら上手くなった部分もあるでしょう。また、この番組をしながら友達が出来たじゃないですか。そこから来る余裕もあると思います。一人だったら焦って上手く出来なかっただろうと思います。それでソロアルバムも出さなかったんです。ステージの上で、一人で何かをするのが怖くて。トニー・アン:僕たちの最大の長所は、キャラクターがそれぞれ違うところです。デニー・アンさんは上手くまとめてくれるし、ムン・ヒジュンさんはリーダー役をやってくれて、ウン・ジウォンさんもリーダーシップを確実にまだ持っています。今回の「不朽の名曲」でも、編曲はウン・ジウォンさんがやって、振り付けはムン・ヒジュンさんが考えました。中途半端な僕たちは、一生懸命そばでサポートしました(笑)「バラエティ版の『応答せよ1997』です」―この番組の企画もムン・ヒジュンさんが考えたそうですね?ムン・ヒジュン:「応答せよ1997」を見ながら思ったんです。僕たちが、題材ではなく、牽引する番組を作ってみたらどうだろうと。バラエティ版の「応答せよ1997」です。過去と現在、未来が共存する番組を作ってみたいと思っていましたが、有難いことにペ・ソンサンプロデューサーが面白そうだと言ってくれました。キム・ジウクプロデューサーもそうですし、プロデューサーたちがまるで実の兄のように優しいんです。ウン・ジウォン:僕はアイドルとして最も活発に活動した期間が2年半くらいしかないんです。18年間という時間の中で。むしろ、KBS 2TV「ハッピーサンデー-1泊2日」は5年間やりました。それでも人々は、僕をSECHSKIESのリーダーとして覚えています。自分のやりたかった音楽を後でやりましたが、それは覚えてないんです。でも、「応答せよ1997」を撮りながら、僕も改めて当時を愛するようになりました。デニー・アン:「応答せよ1997」が懐かしさを呼び起こしましたが、それぞれが自分の居場所で着実に活動を続けていたからこそ、こうやって集まることができたんだと思います。昨日もステージが終わってから、お互いを誇りに思うと話し合いました。「14年目で初めて友達ができました」―芸能界でそのような友達や仲間を作るのも容易なことではないでしょう?デニー・アン:僕は本当に、話し合える人も友達もいませんでした。親しくなれなかったんです。それが、14年目にして初めて友達ができました。トニー・アン:僕もそうです。いるとしたら、一緒に住んでいる元SECHSKIESのキム・ジェドクさんくらい?チョン・ミョンフン:僕も意外とそうです(笑) でも、こうなることを渇望していたようです。もともと皆一人が大丈夫な性格で、僕も人見知りが激しいんです。ウン・ジウォン:僕もそうでした。番組の外にも友達ができて嬉しいです。悩みも一緒に話し合えるし、一緒に飲むこともできます。一生の付き合いができそうな人たちです。だから、他の番組よりも大切に思えるし、頑張ることができます。トニー・アン:この話は、今日初めて聞きましたね。デニー・アンの14年目にしての初めての友達が、僕だなんて(笑) むしろ、だからこそよく合うんじゃないでしょうか? 誰か一人が顔が広くておせっかいだったなら、警戒したかも知れません。実は、今も半分は夢を見ているような気がします。最近、神話(SHINHWA)やイ・ヒョリさんが、貫禄とはこういうものだというところを見せつけているじゃないですか。僕たちがそこに、微力ながらも力を加えられることが嬉しいんです。僕はいつも分不相応に運が良かったと思って来ましたが、今回もう一度チャンスが訪れたようです。なんと、36歳になって(笑)―第1世代のアイドルの話になったのでついでですが。以前、O'live「ユン・ゲサンのOne Table」にgodメンバーが全員出演した時も感動しました。デニー・アン:僕たちを招待したことにも驚きました。8年ぶりに一緒に共演したんです。「僕たちを?出なきゃ!」と思いましたが、心の中にしまっていた話を全部打ち明けてくれました。テレビでそのような誤解を解きたかったんですね。ユン・ゲサンさんは非常に慎重なタイプですから、そんな話をしてくれたということは大きな決断があったはずです。僕も感動しました。チョン・ミョンフン:この番組が終わったら、僕たち同士でネット放送でせめて飲み会放送でもします(笑)ムン・ヒジュン:可能です(笑) 仕事がなくても合う間柄ですからね。―誰が約束を主導するんですか?ウン・ジウォン:主にムン・ヒジュンさんが電話をして、約束をとりつけます。デニー・アン:「LINE BAND」(スマートフォンのグループコミュニケーションアプリ)を使って、チャットルームで会話もしますし。ウン・ジウォン:「LINE BAND」は会社の仕事で使ってみたら便利だったと言って、トニー・アンさんが皆に登録させました。―今日トニー・アンさんのファンの差し入れのお弁当、私も頂きました。どうすればファンたちが十数年も変わらず好きでいてくれるのでしょうか?トニー・アン:僕も、軍隊にいるとき考えました。なぜ未だに僕のことを好きでいてくれるんだろう? 悩んだ末に、このような結論に至りました。だから愛なんだ、望まない、プラトニックラブってこういうことなんだと。よく、与え与えられて初めて愛だと言いますが、ファンたちの愛が本物です。何も望まないじゃないですか。先日のコンサートの時は、本当に感動しました。応援ボードを持って、歓呼してくれて。15年前に戻ったような感じでした。昨日の「不朽の名曲」でもそうでしたし。ウン・ジウォン:最近は、メンバーのファンが僕のファンに思えたりする。H.O.T.のファンが本当に多いので、現場の雰囲気もH.O.T.のファンたちが主導しています。誰々のファンだから僕は寂しいとかじゃなくて、もうみんなが僕たちのファンなんです。トニー・アン:今は「ヒジュン・トニー」などの応援ボードがありますが、もう少しで「トニー・デニー」「ジウォン・ヒジュン」というものも出てくるのでは? 僕がキム・ジェドクさんと一緒に住みながら、同じ家にSECHSKIESとH.O.T.への贈り物が一緒に届くのを見て面白いと思ったことがあります。このままいったら、僕たち全員が一緒に住むこともあるかも(笑) 僕たちが同じチームで、ソロ活動をするような感じになれば、それ以上望むことはないですね。―その割には、あまりにも安直にグループ名を付けたような気がしませんか?トニー・アン:本当に。僕も昨日H.S.g.R.と呼ばれて、「不朽の名曲」で使うには曖昧だなと思いました(笑)デニー・アン:大丈夫です。たくさん聞いて呼ばれれば慣れるようになります。僕はもう馴染んでいます。H.O.T.という名前も、実は最初は「ホット」と呼ばれたりしたじゃないですか。godもそうですし。H.S.g.R.も最初はおかしく聞こえるかも知れませんが、徐々に気にならなくなるでしょう。―これから他の出演依頼も入ってくるでしょうね。ムン・ヒジュン:地上波のスタートを切ったので、くるんじゃないですか?トニー・アン:いっそのこと、僕がやっている番組を、1日は「20世紀美少年」をやって、1日はウン・ジウォンさんとやって、1日はデニー・アンさんとやるといった具合に、ずっとこのメンバーと一緒にやれたら楽しいでしょうね。ウン・ジウォン:全員できる人ですからね。バラエティやラジオの経験もみんなありますし。総なめになってしまうかな?(笑)デニー・アン:すごい人達です。僕はこの中で一番後輩なので。僕は14年目ですけれど、H.O.T.は18年目でしたっけ?ウン・ジウォンさんも17年目ですよね。ウン・ジウォン:そんな、先輩後輩だなんて。デニー・アン:17~18年間、休まずに活動できるということが素晴らしいんです。もし、僕がこの番組を家で見ていて、他の人が自分の居場所にいたなら、大いに羨ましがったことと思います。だから、今この場に、このメンバーたちと一緒にいれるのが嬉しいわけです。もちろん、他のgodメンバーたちには申し訳ないですが(笑)―収録が終わってもみんな帰らないそうですね。マネージャーたちが迷惑がっているそうですが。デニー・アン:スタッフたちも迷惑がっています。帰りが遅いって(笑) みんな簡単に親しくなる性格じゃないのに、日が経つごとにどんどん親しくなっています。チョン・ミョンフン:ムン・ヒジュンさんが昔からこの中では社交性があって、先に近づいていく性格でした。ムン・ヒジュンさんがいなかったら、このように集まることは難しかったでしょう。―ムン・ヒジュンは、MBC「dancing with the stars」で見直しましたが、この番組を企画したと聞いて改めて見直しました。これからこの放送が、どこまで発展できるでしょうか?ムン・ヒジュン:どこまで発展できるかは僕にも分かりません。ただ、僕たちが一緒に収録を始めて3ヶ月になりますが、すでに他のバラエティで2~3年間一緒に番組をやってる人たちくらいの呼吸を見せていると自負しています。18年間ずっと親しくやってきたわけではありませんが、お互いの時間をこれまで見てきたので、どんな人なのか大体分かっています。どんな行動をしたらトラブルになるかも全部知っている人たちが集まったんです。気を遣って、配慮しているおかげだと思います。いつまで続くかは分かりませんが、今はただ幸せなだけです。H.S.g.R.フォーエバー!!!エピローグサインしながら、みんな昔のことを思い出すと口々に話した。CD1枚、スケッチブック1枚に交互にサインしていた時代について。記憶に残るのは、ウン・ジウォンが全くメイクしていない状態で気兼ねなく写真撮影に応じてくれたこと。こんなアイドル、初めてだった。スタッフから記念にと箱を一つ渡されたので開けてみると、ムン・ヒジュンファンクラブからの贈り物のUSBだった。この番組、本当にみんなで作り上げている!文:コラムニスト チョン・ソクヒ「NAVER スペシャルインタビュー」では、今話題の人物にコラムニストのチョン・ソクヒさんがインタビューを実施。韓国で一番ホットな人物の本音をお届けします。

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  • H.S.g.R.「20世紀美少年」は現在進行形:SPECIAL INTERVIEW

    H.S.g.R.「20世紀美少年」は現在進行形:SPECIAL INTERVIEW

    H.O.T.のムン・ヒジュン、トニー・アンをはじめ、SECHSKIES(ジェクスキス)のウン・ジウォン、godのデニー・アン、NRGのチョン・ミョンフンで構成されたグループH.S.g.R.。このグループはQTV「20世紀美少年」を通じて誕生した。実は、私は過去の第1世代のアイドルグループには興味がなかった。いや、むしろ彼らに熱狂するいわゆるお兄さん部隊を見て、舌打ちをする方だったかも知れない。しかし、昨年秋に韓国で放送されたtvN「応答せよ1997」を見てびっくりしてしまった。私が彼らの音楽をこんなにも知っていたとは!しかも、歌える曲も数曲あった。先週「20世紀美少年」で行われたダンスバトルを見て、思い出すダンスもかなりあった。そうだ。このように好きであろうとなかろうと、彼らはたくさんの人々の頭と胸に刻まれた大切な思い出なのだ。元祖アイドルグループのメンバーを現在進行形へと新しく生み出した「20世紀美少年」の制作陣に会うために、龍仁(ヨンイン)のロケ地を訪れた。参加者:キム・ジウクチーフプロデューサー(以下CP)、ペ・ソンサンプロデューサー(以下PD)、放送作家クォン・ボラム、コラムニスト チョン・ソクヒ)「『応答せよ1997』との差別化を図るために努力しています」―どのようにしてこのような企画をすることになりましたか?クォン・ボラム:ムン・ヒジュンさんが最初に提案をしました。「応答せよ1997」を見て、「ファンたちのストーリーが面白いが、僕たちの話もしたい」と言い出しました。キム・ジウクCP:その後もムン・ヒジュンさんが自ら責任を持ってやっています。アイデアも出して、私たちにプレッシャーをかけたり、周りにたくさん話をしているそうです。「番組見た?見たら?見なさいよ!」と。ペ・ソンサンPD:正直、「応答せよ1997」の大成功がプレッシャーになりました。後の祭りではないかと思って。差別化を図るために努力しています。キム・ジウクCP:思い出販売と言われたらいけませんからね。このアイドルたちが現在進行形だと言いたかったし、これからもそんな姿をお見せしたいです。以前は、制作陣が企画したものを採用して台本を作っていたとしたら、最近はスタートから一緒になって作っています。事実に基づいたバラエティなので、そういった部分で責任感を持っています。―メンバーの構成はどんな基準で?クォン・ボラム:まず、1978年生まれで、友達同士であるということです。そして、それぞれにキャラクターがあります。一度盛り上がると収集がつかなくなる場合が多いのですが、デニー・アンさんがラジオのパーソナリティを長く務めたせいか、きちんとまとめてくれます。ムン・ヒジュンさんやウン・ジウォンさんの場合は、リーダーシップがあります。彼らがリーダーの役割をして、トニー・アンさんとデニー・アンさんは後ろから黙々とついていくように見えても片付けが上手です。チョン・ミョンフンさんに関して意外だったのは、「僕がここに加わってもいいの?」と思っていたことです。しかし、今はチョン・ミョンフンさんがいないと寂しいじゃないですか。特に、骨身を惜しまずに頑張ってくれています。絶対に欠かせないキャラクターですよ。―メンバーたちが他の番組の時よりもリラックスして見えます。クォン・ボラム:テレビだと思っているのかさえ分かりません。友達同士で定例会でもしているような雰囲気です(笑)―全何回の企画ですか?すでに第11回を控えていますが。ペ・ソンサンPD:通常、ケーブル放送は1シーズン12回で契約を結びます。それ以降は別途話をしなければならないので、まだ分かりません(笑) 昨夜、ムン・ヒジュンさんから「末永く、頑張りたい」というメールが届きました。―MBC「無限に挑戦」には歴史があるじゃないですか。「20世紀美少年」も誰かが恋愛をして、結婚をして、子供を産んでと、そういったふうに歴史が作れると良いですね。ケーブルテレビは突然放送が中止になるケースが多くて。見ていた番組が突然無くなると寂しくなりそうです。確実な答えが欲しいです(笑)キム・ジウクCP:突然中止になることはないと思います(笑) 責任を取らなければなりません。続けるのは良いのですが、しばらく休んだ方が良いのか、ずっと続けていくのかをまだ決めていません。もし、休むことになっても、ほんのしばらくだと思います。―今後、何か色いろと用意しているのですか?ペ・ソンサンPD:「godの育児日記」に関するストーリーが、第11回の撮影分です。―あ、まだ第12回まで準備されていないようですね?第12回以降は、ないかも知れないから?ペ・ソンサンPD:とりあえず、撮影をしておこうと思います(笑)キム・ジウクCP:おそらく追加で準備することになると思います(笑)クォン・ボラム:懸念していたことは、「ファンたちだけの番組になったらどうしよう」ということでした(笑) しかし、ファンたちだけの番組になってもものすごい影響力があるものでした。当時からのファンではなくても、彼らが好きな視聴者もたくさんいらっしゃいますし。―番組を作りながらアイドルに対する認識が変わりましたか?ペ・ソンサンPD:変わったというより、最近のアイドルとの違いを感じています。キャリアというものが感じられるんですよ。実は僕、SHINeeのおじさんファンなんです(笑)―ペ・ソンサンPDは第1世代のアイドルをあまり好きではなかったのでは?クォン・ボラム:H.O.T.のメンバー、全員知っていましたか?(笑)ペ・ソンサンPD:もちろん知っています。しかし、先入観は多少あったように思います。でも、「アイドルリーグ」という番組で会って、一番イメージと違うと思ったのがムン・ヒジュンさんでした。―私も先入観を持っていました。ですが、ある日H.O.T.のステージを見ていたのですが、本当に身体が壊れそうなくらい踊っているのを見て、私が勘違いしていたんだなと思いました。アイドルに対する偏見は、別の至らない何人かのアイドルのために生まれたんだと思います。クォン・ボラム:最近、改めて感じています。本当にすごい人たちなんだと。資料を探していると開いた口が塞がりません。「どうしてあんなことができるの?」と。プロデューサーさんが偏見や先入観のない方なので、うまく共感を導くと思います。音楽放送ではありませんが、音楽が常に入るじゃないですか。ペ・ソンサンPD:BGMとして使うために聞いてみると、良い曲が本当に多いんですよ。ダンスバトルの時は、僕たちも鳥肌が立つほどでした。クォン・ボラム:本当に息が合っています。異なりながらも同じですし。かっこ良く見せたい人も壊れた部分を見せたい人もいるとおかしくなると思いますが、みんなで壊れて、みんなで真面目な姿を見せてと、うまくバランスが取れています。ペ・ソンサンPD:だから、意欲が溢れ出てきます。打ち合わせをすると、一回で調整や和解にたどり着いたことがありません(笑)クォン・ボラム:ファンたちがキャラクターを活かして何かを送ってきてくれたりします。例えば、デニー・アンさんがヨーグルトおじさんとからかわれたことがありますが、その後ヨーグルトが一箱送られてきました(笑) ファンの方も気が利いていますよね?―シーズン2につながれば、ボランティアや一般人が一緒になって参加する姿なども見れるのでしょうか?クォン・ボラム:ボランティア活動をやりたがっています。ただ座って、昔はこうだったなあと過去を振り返る番組にとどまるのではなく、36歳になった第1世代アイドルの現在進行形にならなければいけません。期待していて下さい。―是非、次のシーズンにつながって、QTV最長寿番組になることをお祈りします。エピローグ出演者たちが一緒に遊ぶ姿を想像しながら、スタッフがソウル、一山(イルサン)、坡州(パジュ)付近の不動産を探し回って見つけたという紫色の屋根の家。その家でH.S.g.R.の5人は本当に幸せそうだった。心から出演者を大切にする制作陣、そしてそんな制作陣を信頼して従うH.S.g.R.。どうかこの姿が末永く続きますように。文:コラムニスト チョン・ソクヒ「NAVER スペシャルインタビュー」では、今話題の人物にコラムニストのチョン・ソクヒさんがインタビューを実施。韓国で一番ホットな人物の本音をお届けします。

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  • 「監視者たち」チョ・ウィソク&キム・ビョンソ監督:SPECIAL INTERVIEW 

    「監視者たち」チョ・ウィソク&キム・ビョンソ監督:SPECIAL INTERVIEW 

    家を出ると、あらゆるところにカメラがある。半日間防犯カメラやブラックボックスのカメラに映った自身の姿を集めたら、一本の映画を作れるかもしれない。「監視者たち」は、現代人にはすでに慣れきった視線の刑務所を、ソウルの大通りと裏通りを縦横する犯罪専門家と警察監視班の追撃戦でダイナミックに表現したスリラー映画だ。監視班のファン班長(ソル・ギョング)と才能ある新米のハ・ユンジュ(ハン・ヒョジュ)、ベールに包まれた犯罪専門家のジェームズ(チョン・ウソン)が映画をリードしていく。もともと見たり、見られたりする行為だけで作られるスリルと感情は、映画が与える根本的な快楽でもある。「監視者たち」は追う者と追われる者の対面を映画の中盤以降に猶予しながらも、効果的な撮影と編集で楽しさと緊張感を維持する。「監視者たち」は、情報課の刑事たちと犯罪組織の対決を描いた香港のスリラー映画「天使の眼、野獣の街」(2007)のリメイク作だ。韓国芸術総合学校映像院の先輩、後輩であるチョ・ウィソク監督(「ひとまず走れ!」「静かな世の中」)と「彼とわたしの漂流日記」「きみに微笑む雨」など10本以上の映画を撮ったキム・ビョンソ撮影監督が共同演出した。原作より30分ほど上映時間の長い「監視者たち」は、犯罪とアクションの規模を拡大しキャラクターの魅力を強調した。警察という映画に頻繁に登場する職業を持った監視班を、はっきりとした個性があり、好感を与えるプロチームと解釈し、犯罪映画を好まない観客にも訴えられると思う。ソウルの地理をできる限り誠実に生かしたアクションのルーツからも観客の興味は倍増する(プロデューサーと制作部のサポートが目立つ部分だ)犯罪者は餌を注視し、現場を走る監視班は彼をじっと見守り、この状況を再び統制室の人たちが見たり聞いたりする。そして、観客がそのすべてを概括する重層の視野が「監視者たち」の観覧を立体的な経験にする。「監視者たち」は何を加えるかの問題のみならず、何も外すかに関する選択においても賢い方だ。人物が背負った過去の話や、話の展開を妨害するだけでドラマに響きを与えない不必要なラブストーリーが「監視者たち」にはない。追って追われる行為にも憎しみはそれほど介入しない。職業と立場が衝突するだけだ。観客は両側の人物の性格を把握し、親近感を感じるが、いざ映画に登場する犯罪者と警察は、感情的にかかわらない。重いテーマを語る負担から、中身のない無理手を打つこともしない。「エネミー・オブ・アメリカ」「24 -TWENTY FOUR-」「ボーンシリーズ」など、情報収集活動を描写した数々のハリウッド映画とテレビシリーズは人々が権力期間から常に監視され、盗聴される可能性があるという事実に鈍感になるようにした。「監視者たち」にも同じ危険性が秘められている。映画を見ている間、私たちは防犯カメラのレンズや盗聴マイクの後ろにいる監視者たちと自身をよく同一視する。しかし、現実で私たちのほとんどは、情報を収集される側になるだろう。いくつかの欠点はあるが、「監視者たち」はすっきりとした娯楽映画だ。「諸君は有能なチームなのか?(Are you an effective team?)」映画「オブルリビオン」で繰り返される質問を「監視者たち」の人物と制作陣が受けるのなら、堂々と「そうだ」と答えるだろう。チョ・ウィソク、キム・ビョンソ監督に会って気になることを聞いてみた。※以下のインタビュー(特にQ4とQ12以降の回答)には「監視者たち」の内容と人物に関する情報が含まれています。Q1.「監視者たち」が撮影に入った頃、ベン・アフレック監督の「アルゴ」試写会で制作陣と出会った覚えがある。もし「監視者たち」に「アルゴ」の長所を参考にした部分があるのか? キム・ビョンソ:最後のシーケンスの一気に追いかけ、追いかけられるリズムがいいとソン・デチャンプロデューサーが推薦した。チョ・ウィソク:「アルゴ」も良かったが、アフレック監督の前作「ザ・タウン」に強盗シーンが出るので参考になった。Q2.面白い映画でもリメイクが無意味でこのままで十分だと思われる映画もあるし、再解釈して新しい面白さを作ってみてもいいと判断されるケースもある。「天使の眼、野獣の街」を見ながらどの部分に着目したのか? チョ・ウィソク:警察監視班の活動の詳細をもっと沢山見せる余地があると思ったし、香港という密度の高い都市からソウルに舞台を移すことでアクションの規模を大きくし、また違う緊張感を演出できると思った。ソウルという空間をそのまま生かすと観客が「あれだけ監視されればひやりとするだろう」と実感するのではないかと思った。Q3.ジャンルは犯罪スリラーだが、監視班という任務の特性上、見守る過程がほとんどだ。直接対決などのアクションなしに長時間緊張を維持しなければならないことが難しかったと思う。キム・ビョンソ:主人公たちが中盤から後半になって対面するという弱点があり、その時点まで構造をよく作って呼吸を維持するため努力した。序盤には警察と犯罪者が正体を現わさず、一つの空間で混ざって作り出す緊張感があり、その次はチョン・ウソンが演じたジェームズが片方の軸として存在感を発揮する一方、警察監視班の働き方を見せる二つのストーリーが並行される。それから二つが合わさり本格的に爆発する。チョ・ウィソク:監視というモチーフとして一番先に浮かぶ要素が視線だが、キム・ビョンソ監督はクローズアップの鬼才であるため、視線の交差から出る効果を最大化することができると信じた。そして、映画で大きな割合を占める徒歩追撃シーンのリズムも成否を左右すると見た。人物たちの動きが無数に交差する中、2台のカメラ、つまり重力から逃れたヨ・ギョンボ撮影技師のステディカム(ハンドヘルドの振動を抑えたカメラ)と重力を受けながらクローズアップするキム・ビョンソ監督のハンドヘルド撮影が衝突し、妙なリズムを作った。Q4.逆に言ってみれば、本格的なアクションシーンを見ると監視に関するスリラーとしては銃撃のアクションが過度ではなかったのかとも思った。窃盗の容疑者なのにいくら相手が武器を持っていることを確認したとしても発砲したり、監視が任務なのに銃を実際に使ったり。チョ・ウィソク:最初はアクションの規模がそれほど大きくなかった。そして、キム・ビョンソ監督とソン・デチャンプロデューサーが実はマッチョだった(笑) 「おい、テヘラン街でこんなことしたらダメだよ!」と止めれば「止めたら後で後悔するでしょう?」と言うので僕は悩んで結局そのままにしたり。監視班員のうち、一人は武装してもいいという前提が序盤に少し言及されることはあった。ファン班長が銃器を使用する部分は、実は彼が内偵捜査を受け停職になった状況だったが、編集の結果説明が足りなくなった。かつてスパイ団操作事件を振り返る台詞が暗示する通り、ファン班長は警察の違法な政治介入を内部告発したことがある。その事件後、イ室長とファン班長が法の枠内で行動規則を遵守する監視班を新たに創設したという設定だった。映画が描いている監視活動に内在された危険性についての、それなりの言い訳でもある。キム・ビョンソ:どっちみちアクションシーケンスがあるのなら、その味を十分に生かす方が良いと見た。香港の原作は低い建物で事件現場を見下ろし、窃盗の規模も小さいが、ビルが並んでいるソウルの大通りで事件が起きる「監視者たち」は、注視する対象になる犯罪の規模も大きくすることが適切だと見た。Q5.先端のスパイテクノロジーが映画はもちろん、現実にも数多く存在する状況で「監視者たち」は、それでも人間の感覚だけが観察して取ることのできる情報があると暗に前提する話だ。それは何だろうか?チョ・ウィソク:もともと防犯カメラも排除し、目だけで監視しようかとも思った。カメラで撮影されたことはどうしても証拠が残るが、目の記憶は問題になると知らないと言えばいいから。戦争に喩えればミサイルを打ち上げ爆撃をしても、旗を立てるのは歩兵と言うじゃないか。同じ脈絡で監視班が働く空間も、イ室長(ジンギョン)が指揮するハイテク統制室とファン班長が現場を指揮するワゴン車のアナログ的な雰囲気がバランスを取るよう気を使った。Q6.人間の目の観察力の話が出たので言うことだが、監視班の末端で主人公のユンジュを演じたハン・ヒョジュは働く女性だが、キャリアウーマンではなく、現場で走りながらしっかり働く女性のイメージがあり、それは聡明に見える目の影響が大きいと思う。「ただ君だけ」では目の不自由な人物を演じた彼女が全てを見る女として登場したことも面白かった。正反対の役の目つきに妙に通じるところがある。チョ・ウィソク:ドラマ「トンイ」「華麗なる遺産」でハン・ヒョジュのある種の元気なところを見て「監視者たち」のハ・ユンジュ役として念頭に置いた。とても綺麗な女優だが、素敵なお転婆に作れば男性だけでなく、女性観客も好きになるだろうと思った。僕は女性のことがよく分からないので、男だと思ってハ・ユンジュのキャラクターを書いて撮った(笑) ハン・ヒョジュさんに初めて会ったときは、無口で鋭く見えて緊張したが「今思春期だ」と言ってきた(笑) その感じが組織に入ったばかりで緊張したハ・ユンジュのキャラクターをもっと鋭くすることができると思った。キム・ビョンソ:黙って僕を緊張させながら座っていたが、窓の外から雨が降ってくると突然「私たち、焼酎の匂いだけ嗅いで行きましょうか?」と言った(笑) 撮影の見地から言えば、人見知りながらも「これは何だ?」という面もあって立体感のある女優だ。初めて出勤した監視班の事務所でボーッとして立っているシーンが良い例だ。ユンジュがなぜそれだけ優れた記憶力を持っており、なぜ警察になったのかが映画では表現されていないが、俳優には必要な内容だったのでハン・ヒョジュさんの意見も沢山聞いた(笑)Q7.ファン班長は、江東(カンドン)警察署のカン・チョルジュン刑事以来、ソル・ギョングが久しぶりに会ったラブリーなキャラクターだと思う(笑) 年輪のある冗談やシーンを軽快に締めくくる面白い台詞の処理が絶妙だし、墜落シーンで突然見られる後頭部の白髪が年輪を見せて良かった。チョ・ウィソク:追撃アクションで撮れた白髪はギョング兄さんのアイデアだ。頭をたくさん使う職業だから、白髪も沢山あるだろうと言った。シーンによって眼鏡を変えて印象に変化を与えることもソル・ギョングの提案だった。Q8.チョン・ウソンのジェームズは、「天使の眼、野獣の街」でレオン・カーフェイ が演じた同一のキャラクターよりもっとジャンル的で格好良い人物だ。俳優が確定してからキャラクターが変わった部分があるのか?文房具で購入できる武器を使うことも目についた(笑)チョ・ウィソク:チョン・ウソン先輩は合流するやいなや「僕で何かをしようとしないで欲しい」と言った。「そうしたら僕だけ目立つ。出番も増やさないでほしい」と。普段から僕たちにも優雅な態度を見せるが、そんな印象が良かった。優雅に歩く男、優雅に犯罪を犯す男。40歳の風貌が感じられた(笑) そんなにのろのろ動いてもジェームズは仕事をするときは、秒単位で機敏に動く。小物も性格と関係がある。香港の原作でレオン・カーフェイは鉛筆で数独パズルを解くが、ジェームズは万年筆を使う。消せない筆記具を使うところが、選択を後悔しない緻密なキャラクターと合うと思った。Q9.「監視者たち」は、チョン・ウソンの肉体とアクションをアピールしない映画でもある。後姿も多い。キム・ビョンソ監督は撮影監督としてチョン・ウソンと「サッド・ムービー」「きみに微笑む雨」を一緒に撮ったが「監視者たち」ではどんな方法で違うように見ようとしたのか? キム・ビョンソ:先に言った通りチョン・ウソンは、自身が目立つよりは緊張の軸を担当したいと思った。目立たないようにしても目立つしかない俳優だが、最大限映画のトーンに埋もれるよう衣装も大きくて長いコートにして体のラインを隠し、歩き方もゆっくりにした。ヘアスタイルも髪の分け目を9対1にし、太らせて地に足のついた悪役を作ろうとした。「サッド・ムービー」を撮りながらチョン・ウソンから見つけた日常的な面を生かして撮りたいと思った。ソン・ガンホ先輩ほどではないが、チョン・ウソン先輩も左顔と右顔が相当違う。今回の映画では、右顔を沢山使った。Q10.この映画でチョン・ウソンの難点は「そんな人が目立たないことができるのか?地下鉄でチョン・ウソンを見たのに監視班が覚えていないことがあり得るか?」という反応だと思う(笑)チョ・ウィソク:それでチョン・ウソンの周辺人物たちの彩度を下げた。清渓川(チョンゲチョン)のシーンでも昼食時間に出てきたスーツ姿のサラリーマンたちの間にコートを着たジェームズを埋めようとした(笑)Q11.本部で捜査を指揮するイ室長役のチン・ギョンも印象的だ。チョ・ウィソク:イ室長の統制室のシーンは三日間集中して撮った。まだ撮影していない後半の追撃シーンと無線でやり取りする状況のリアクションを、後からCGを入れるグリーンスクリーンに囲まれ相手なしに演じたが、感情の高低を正確に表現してくれて驚いた。ソル・ギョング先輩もワゴン車セットの中で今車が走っているか止まっているか、イ室長がどう反応したかに合わせ様々な感情を見せてくれた。Q12.韓国のジャンル映画として「監視者たち」の一番違うところは、人物の過去と恋愛ドラマを大胆に省略したことだ。いつ下された決断なのか?チョ・ウィソク:シナリオ段階からだ。人物の全てを把握し、「あ、そんなもんだったのか?」と追いかけるよりずっと疑問を残し続ける、少しは不親切な演出が緊張を維持させると思った。僕の前作である「ひとまず走れ!」(2002)と「静かな世の中」(2006)の中間地点を今回見つけたと思う。Q13.チョ・ウィソク監督の前作「ひとまず走れ!」と「監視者たち」で盗まれたお金はなくなっても探さないお金だ。ところで、「静かな世界」にはいなくなっても通報が入ってこない子供たちが出る。チョ・ウィソク:時宜に適ったテーマを選ぼうとした。貯蓄銀行の退出や様々な企業が関連していると推定される会計操作事件があったのではないか。キム・ビョンソ:個人的に母が不健全な貯蓄銀行の被害者だ。映画を見に来たが、少しはストレスが解消したのではないか(一同爆笑)Q14.「監視者たち」は、映画の中の尾行のルーツがソウルの地理を相当現実的に反映している。それで、ソウル市民にとっては更に面白い映画になると思う。一方で、それだけ少しずれた部分がさらに目立つ。例えば、証券取引所から清渓川に移動するシーンがそうだ。チョ・ウィソク:シナリオを書きながら一番先にしたのがソウルの詳細な地図を探すことだった。もともとは証券取引所ではなく、中(チュン)区のある製薬会社だった。だが、最後に犯罪規模を大きくするため場所を変えたが、取引所が汝矣島(ヨイド)にあるという事実を知っている観客は気になるだろう(笑) 実際に住所として使われている道の名前も映画に使いたいと思ったが、撮影条件に合わせるうちに監視班員が空間の座標を48-Aのように表現するようにした。劇中の地図は実際の地図と少し違う。動線に合わせるため山を動かした。もちろん仮想地図の中では一貫性を維持した。Q15.映画のモチーフが監視や尾行であるため、様々なサイズと解像度のスクリーンが劇中に登場する。この点が撮影方法や装備に及ぼした影響があるのか?キム・ビョンソ:撮影の質感より動きで話を伝えようとした。動線の交差があまりにも多くて一コマの中で複数の編集点を置いて撮った。同じ光景が統制室のモニターに映るりズムも考慮しなければならなかった。画面の質感はほとんどソフトウェアと後半作業で整理した。最初は「ダークナイト」がシカゴをゴダムシティに作ったようにテヘラン街をジャンル的イメージで撮ろうとしたが、リアリティを生かす方向にコンセプトを変えた。制作会社のイ・ユジン代表の言葉を借りれば「ホ・ジノ監督の、ソウルで発生するジャンル映画」のように見られればと思った。D.I(デジタルの色補正)を担当したパク・ジニョンカラーリストが立派に整理してくれた。ハイテク機器がいっぱいある統制室のシーンは兩水里(ヤンスリ)のセット場で撮った。チョ・ウィソク監督と僕は、統制室を一番よく撮る監督はトニー・スコット(「エネミー・オブ・アメリカ 」)と学んだ。Q16.意義あり。ボーンシリーズのポール・グリーングラス監督が最高峰ではないか?(笑)キム・ビョンソ:グリーングラス監督の統制室は補助出演者の動きを演出するときに沢山参考にした。トニー・スコットの統制室は、緊迫した状況でも多くの交差を表現する。一応カメラが回る。僕たちも半円トラックを敷いて撮ってみたら、俳優たちの多様な表情を撮ることができた。チョ・ウィソク:警察は隠れて監視する立場だから、彼らを撮るときは建物や人などで視野を遮断し、逆に監視される泥棒は周辺に何もないように気を使って撮った。Q17.全体の状況を観客が概括することが重要であるため、俯瞰ショットが特に多い映画でもある(笑)チョ・ウィソク:限定された予算の中で大規模な映画に見せるため必要なシーンに集中して投資し、残りは節約して撮った。俯瞰もほとんど周辺の建物の屋上でやったし、テヘラン街と西小門(ソソムン)高架道路シーンではフライングカムを使った。映画で終始ジェームズは高い場所で事件を眺め、監視班は地上で状況を見守るが、終盤の清渓川に至ると二人の目線が逆転する。Q18.どうやって撮ったのか気になるシーンがある。ジェームスとファン班長が次々とガラスを割って飛び降りるシーンと「オールド・ボーイ」のハンマーシーンを連想させる路地の格闘シーンだ。キム・ビョンソ:飛び降りる姿からも二人のキャラクターの違いを見せなければならなかたった。ファン班長は武術チームの体にボディカムをつけて撮り、ジェームズはホ・ミョンヘン武術監督がワイヤーにしがみついてカメラを持って俳優と一緒に飛び降りながら撮った。車の屋根に落ちてすぐに転がって起きて走るが、俳優の表情が撮れた。チョン・ウソンだから可能なショットだった。チョン・ウソンの市場での格闘シーンは、「ビート」のミンが40代になってそのときと同様に再び路地である地点を眺めながら突進するアクションを観客に見せてあげるという感じだった。俳優の背後にあったカメラがワイヤーに乗って空中に上がってから再び俳優の前に戻り、喧嘩する人の周りを一周してから着地するロングテイクとなった。「オールド・ボーイ」は水平、「ベルリンファイル」は垂直のアクションを見せたので、僕たちは両方ともやってみようと思って(笑) チェ・ボンロク武術チーム長がカメラを持ってワイヤーに乗った。Q19.自動車の追撃シーンや衝突シーンがチョ・ウィソク監督の映画にはいつも出てくるが、このようなシーンで特別な映画的快感を感じるか?チョ・ウィソク:不思議にも交通事故に沢山遭った。いつも被害者だったが、前回の事故の示談金を全て遣ったと思えばまた事故に遭う(爆笑)キム・ビョンソ:一緒に車に乗っていたとき、3台の玉突き事故に遭いましたが直ちに現場を撮影しろと言われ、どうしてそんなことが言えるのかと怒ったこともある(笑) 当時、示談金で短編映画を撮った。Q20.「監視者たち」はどうしても基本権侵害という問題に触れるしかない。「やりたい放題だったら違法査察になるよ」という監視班の台詞も出るし、逮捕状を発行する前は密かに撮影したり、傍受することができないという言及もある。事件が発生した地域でもないところで民間の防犯カメラの映像を収集したり、決済の内訳を確認するシーンを見ながらどれだけ法的に許される活動なのかが知りたかった。犯罪情報管理法と関連して諮問を受けたのか?チョ・ウィソク:警察庁の犯罪情報課が劇中の監視班と一番似た部署だが、そこで働いている方がシナリオを見てリアルタイムで防犯カメラをモニターする部分を除いては実際と似ているとおっしゃってくれた。犯罪発生以前にリアルタイムで防犯カメラの映像を見ることは、個人情報保護法に触れる。映画の中盤以降から追撃が本格化するため、そんなシーンが入ったことに対しては許容して見ていただきたいと了解を求めるしかない。江南警察署の伝説的な捜査1課の刑事、パク・ミオク警監がハン・ヒョジュ、2PM ジュノに会ったことがあるが、その方の「疲れたら負けるし、狂ったら勝つのだ」という言葉がファン班長の台詞になった。「監視者たち」出演:ソル・ギョング(ファン班長)、ハン・ヒョジュ(ハ・ユンジュ)、チョン・ウソン(ジェームズ)、チン・ギョン(イ室長)、2PM ジュノ(リス)監督:チョ・ウィソク、キム・ビョンソ原作:「天使の目、野獣の街」脚本:チョ・ウィソク、撮影:キム・ビョンソ、ヨ・ギョンポ、編集:シン・ミンギョン、美術:チョ・ファソン、衣装:チョ・サンギョン、音楽:タル・パラン、チャン・ヨンギュ上映時間:119分(R15)公開:7月3日文:コラムニスト キム・ヘリ「NAVER スターコラム」は、注目の俳優やアイドル、アーティストたち本人がコラムを執筆。話題のスターが直接書いたコラムをお届けしています。

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  • 「TENリターン」チュ・サンウク&キム・サンホ&チョ・アンに出会う:SPECIAL INTERVIEW

    「TENリターン」チュ・サンウク&キム・サンホ&チョ・アンに出会う:SPECIAL INTERVIEW

    ※この記事にはドラマ「TENリターン」の結末に関する内容が含まれています。良いドラマはキャラクターが劇中で生きて動き、進化する。OCNドラマ「TENリターン」では、それぞれ個性の違う4人のチームメンバーはもちろん、連続殺人事件の犯人であるFまで進化しており、良いドラマに違いない。そして、冷徹なカリスマ性を見せるヨ・ジフンチーム長、映画「殺人の追憶」から飛び出してきたようなペク・ドシク刑事、そしてよく笑うプロファイラーのナム・イェリ。彼らがもう一度Fと向き合う予定だという。ああ、怖くてしょうがない。撮影も大詰めを迎えて忙しい現場を訪れ、俳優たちに会った。参加者:チュ・サンウク、キム・サンホ、チョ・アン、チョン・ソクヒコラムニスト―私はこれまで推理小説も結構読みましたし、アメリカの推理ドラマもたくさん見ましたが、このドラマは理解できるときもありますし、できないときもあります。難しいです。皆さん、理解して撮影していますか?気になります。キム・サンホ:理解できないときは、分かるまで話し合います。監督と俳優たちと。チュ・サンウク:理解できなければ演じられないでしょう。チョン・ソクヒ:本当ですか?チョ・アン:私は正直、理解していない状態で来るときもあります。なのでキム・サンホ先輩に大変お世話になっています。私はずっと聞きながらやっています。―この難しい作品、「TENリターン」を見ることができて幸せです。プライドもあるでしょう?チョ・アン:そうですね。帰属意識もあるし、家族のような感じもします。撮影現場がこんなに楽しいなんて、嬉しいことです。他のところでは上手くしなければならないというプレッシャーが大きいですが、ここでは一緒に作っていくような感じがします。「私がちょっとできなくても先輩たちが埋めてくれるだろう。監督が直してくれるだろう」という信頼があります。キム・サンホ:台本の読み合わせをしながら修正を繰り返し、また台本が出ますが、読み合わせが終わればいつも僕たちに聞いてくれます。無理な感じはないか、おかしいところはないかと。そして現場に来たらまた違っています。刑事ドラマは工学であり文学と言われますね。文学は穴があっても感性で埋められる部分がありますが、工学の部分に穴ができれば「やっぱり韓国の刑事ドラマはだめ」と思われるかもしれないので責任を感じます。後ろ指を指されることのないようにお互いに色々とたくさん話し合っています。チュ・サンウク:最近ケーブルテレビのドラマが地上波放送のドラマを上回ったと言われますが、「TEN」がその出発点になったというプライドがあります。実は当時、俳優にもケーブルドラマへの先入観がありました。僕もちょっと悩みました。でも、台本を見てとてもいいと思いました。キム・サンホ:悩んだんですか?僕は「OCNでもドラマを作るの?」と聞きましたが、台本を見てすぐに「早くやろう!」と言いました。チュ・サンウク:そうおっしゃると僕の肩身が狭くなるでしょう(笑)チョン・ソクヒ:おかしくなりましたね(笑)―最終回まで残り2話となりましたが、心に残るシーンは?チョ・アン:あ、あのシーンです。ヨ・ジフンがソン・ギョンテに銃を向けたとき、涙でいっぱいの目で見る瞬間、本当に素敵でした。チュ・サンウク:それ一つだけ?(笑)チョ・アン:それからキム・サンホさんがじっとして一ヶ所だけを見つめ、台詞を言ったじゃないですか。真似しようとしましたが、上手くできませんでした。私だけでなく、現場では皆ペク毒蛇が一番カッコいいと思うでしょう。それで私は「キム・サンホ先輩が一番カッコいいから恋愛関係にしてください」と言いましたが、チュ・サンウクさんから「うるさい、いい加減にしろ」と言われました(笑)キム・サンホ:「TEN」が進むべき方向がありますので、恋愛が入れば揺れると思います。チョ・アン:(ため息)チョン・ソクヒ:チュ・サンウクさん、寂しそうな顔していますね。チュ・サンウク:違います。もう気にしないことにしています(笑)チョ・アン:チュ・サンウクさんは魅力的ですが、ヨ・ジフンというキャラクターは女性の胸を苦しくさせる恐れがあるでしょう。傷つけられそうな。キム・サンホ:サンウク、君の公聴会みたいだ(笑)チョ・アン:お互いとても仲がよくて現場でよく笑います。刑事ドラマなのに笑いながら撮影に入るときも多いです。チュ・サンウク:ですが、終わる時間が遅くなることが短所です(笑) いつもしっかりと理解してから撮影に入りますので。その中心にはキム・サンホさんがいます(笑) そのままやってもよさそうなシーンも必ず話し合ってから始めます。討論をします。―MBC「きらきら光る」のときのキム・サンホさんの演技が記憶に残っていますので、今回のイメージチェンジは意外でした。キム・サンホ:監督に言われましたが、そのことで反対される方もいたそうです。監督に主張していただきやることになったわけです。―チョ・アンさんもそうでした。私たちはよく刑事ドラマというとXファイルのスカリーを思い浮かべるでしょう。ところが、チョ・アンさんは優しくてか弱いイメージで、バラエティ番組でたまに変わった姿を見せていたのであまり合わないと思いました。チョ・アン:私もあまり合わないと思いました(笑) キャスティング前、監督とたくさん話しましたが監督がそのままあなたらしくすればいいと言いました。ナム・イェリを見た瞬間、私しか思い浮かばなかったとおっしゃいました。刑事ドラマへの憧れはありましたが、私にできるのかな?という不安はありました。チュ・サンウク:キム・サンホさんは見習いたい俳優です。小さなことひとつも見逃しません。そのおかげでこのドラマの作品性が高くなったと思います。チョ・アン:キム・サンホさんが情熱的で、熱心なので私としては気楽です。私は臆病で、他のドラマではもう一度撮りたいと思っても申し訳ない気がして言い出せませんでした。チュ・サンウク:僕も情熱的に、熱心にしているけど(笑)―キム・サンホさんはドラマ「棚ぼたのあなた」で無能な夫だったでしょう。確かにちょっと情けないところのある中年男性でしたが、義理の母と向き合うシーンでびっくりしました。なんてカリスマ性溢れる堂々とした姿なんだろうと!チュ・サンウク:(キム・サンホさんを見ながら)僕もその話をしました。印象深かったと。そして実際に家族のことしか考えていない方です。その瞬間本人の本当の姿が出てきたのでしょう。キム・サンホ:「棚ぼたのあなた」のパク・ジウン脚本家の話をちょっとしてもいいでしょうか?カン・ブジャ先輩をはじめ、ベテラン役者たちも驚きます。果たして何歳で60歳を超えた人の言葉をそんなにもよく知っているのだろうかと。「TEN」も同じです。どういうふうに表現すべきか悩む必要がありません。そのような機会がまた来るだろうと思ったら、「TEN」に出会えましたね。チュ・サンウク:演技が上手いから何をしてもよくなるわけです。僕は出演する作品ごとに色々と事情が多いですね(笑)チョン・ソクヒ:よく知っています(笑) ところで、台本がよくなければ役者がいくら努力しても揺れるしかないです。集中しにくいので。これから作品を選ぶときは、キム・サンホさんと相談してください!―今回のドラマへの不満や残念な部分はありませんか?チュ・サンウク:あえて不満があるとするなら、ヨ・ジフンのプライベートについても知りたかったですが、制約がありましたのでそれが残念です。もちろん、他のことは考えず捜査ばかりするドラマが好きな方もいらっしゃいますが、僕はヨ・ジフンの気持ちや思いも少しお見せしたかったです。―また機会があるでしょう。次のシーズンにつながるのでしょう?キム・サンホ:まだそれは確実ではありません。「シーズン1」が終わったときは、監督と僕たちの間で暗黙的に「シーズン2」が始まれば、俳優は変わらないだろうという信頼がありました。チュ・サンウク:シーズンものは、4人がまた集まらなければならないでしょう。他の作品に出演していればできないので、それが思ったより難しいです。僕は「TENリターン」のために待っていました。それで大ヒットした作品を逃したこともあるし。たぶんチェ・ウシクは僕が呼んだら来ると思います(笑)キム・サンホ:チュ・サンウクさんは末っ子の面倒をよく見てくれます。チュ・サンウク:チェ・ウシク君が今のように他のスケジュールに行ったり、僕の視野から外れていたりすると上手くやっているのだろうか、失言はしていないだろうかと不安です。本当の弟みたいになったんです。登場人物がちょうど4人でしょう。他のドラマのように家族が何人も登場するわけでもないし。それでもっと仲良くなったと思います。たぶん私たちのドラマが好きな視聴者の方も私たちが家族みたいな感じだろうと思います。「エクストリームスポーツの試合が終わった感じです」―そろそろ終わりかけていますが、すっきりしながらも寂しい気持ちもあると思います。チュ・サンウク:それはそうですが、個人的には新しくスタートするKBS 2TV「グッド・ドクター」のことで気が気でないです。プレッシャーもあるし。すべての作品が終わるたびにすっきりしながらも寂しい気持ちもありますね。チョ・アン:「シーズン1」が終わるときはとても悲しかったのですが、今は分かりません。終わりという感じがしないからでしょう?キム・サンホ:昨日の夜、ふとこんな思いが頭をよぎりました。エクストリームスポーツの試合が終わった感じだと。体がぶつかってあざができても幸せな気分です。11話、12話は本当に最善を尽くして撮影しなければなりませんでした。10年、20年過ぎてもっと年をとって見ても面白いように。そんなふうになるには僕たちキャラクターの心にあまりにも潤いがないような気がしますが。チュ・サンウク:その通りです。感情なさすぎです。これまでまったく見せなかったと思います。チョン・ソクヒ:次のシーズンで4人の方皆に会えたらと思います。そのときはヨ・ジフンチーム長の話も聞けますように!エピローグサインして日付を書いていたチュ・サンウクさんは「あ、今日は母の誕生日だった」と言い、お祝いの挨拶を残した。チュ・サンウクさん、見れば見るほど本当にいい男。そして、チョ・アンさん、これまでインタビューをたくさんしたけど、女優さんがずっと前から到着しているのは初めてだった。しかも明るくて控えめで気配りもできて。写真家も、私も心を奪われてしまった。そして私の心を根こそぎ奪ったもう一人、キム・サンホさん。表情や顔全体から感じられるオーラに本当にびっくりするしかなかった。さすが俳優。だけど、帰ってきて周りの人にとても素敵、最高と言っても誰も信じてくれない。あらら。文:チョン・ソクヒコラムニスト「NAVER スターコラム」は、注目の俳優やアイドル、アーティストたち本人がコラムを執筆。話題のスターが直接書いたコラムをお届けしています。

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