根の深い木
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CJ E&M「六龍が飛ぶ」「根の深い木」の脚本家が所属するKPJを買収
CJ E&Mが脚本家のキム・ウンスク、パク・ジウンに続き、キム・ヨンヒョン、パク・サンヨン氏も迎え入れた。正確にはこれらスター脚本家たちと所属契約を結んでいるドラマ制作会社を買収したのだ。CJ E&Mのドラマ制作子会社スタジオドラゴンは、21日、KPJの持分100%を150億ウォンで買収した。これは、ファ&ダムピクチャーズと文化倉庫を買収したことに続き、今年3回目の拡張だ。これに関してCJ E&Mの関係者はOSENに「ドラマ制作の競争力を強化するため、KPJを買収した」と発表した。KPJは「六龍が飛ぶ」「根の深い木」を書いた脚本家のキム・ヨンヒョン、パク・サンヨン氏が所属契約を結んでいた。KPJは「チャングムの誓い」「善徳女王」など人気時代劇を制作してきた時代劇専門ドラマ制作会社だ。現在スタジオドラゴンはtvN「THE K2」KBS 2TV「空港に行く道」を制作し、放送している。26日にはMBC「キャリアを引く女」は11月に、ファ&ダムピクチャーズが制作しているtvN「トッケビ」は12月に、韓国で放送される予定だ。
ハン・ソッキュ「根の深い木」チームと再タッグなるか?「破天荒」の出演を“前向きに検討中”
俳優ハン・ソッキュがSBSドラマ「根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~」(以下「根の深い木」)チームとの再会を検討中である。1日、ハン・ソッキュの所属事務所であるクローバーカンパニー側はマイデイリーに「MBC新月火ドラマ『破天荒』の出演オファーを受けて前向きに検討している」と伝えた。「破天荒」は朝鮮の建国を主導した英雄たちの物語を描いた政治アクションドラマである。王権と臣権の対立に象徴される太宗(テジョン)イ・バンウォンとチョン・ドジョンの対立を興味深く描いていく予定である。特に「破天荒」は、2011年に大きな話題を呼んだ「根の深い木」のキム・ヨンヒョン、パク・サンヨン脚本家が共同執筆するドラマであるため、ハン・ソッキュと再びタッグを組むかどうかに注目が集まっている。「破天荒」の演出はMBCドラマ「善徳女王」を手がけたパク・ホンギュン監督が担当する。「破天荒」はMBC月火ドラマ「奇皇后」の後番組として2014年上半期に放送される予定である。
「根の深い木」ソン・ジュンギ&「サメ」キョン・スジンが子役?“曖昧な子役”
子役。辞書的な意味では演劇や映画などで子供の役、または子供の役を演じる俳優を指すが、劇の完成度を高めるために主人公の過去の回想シーンが深く描かれ、最近では26歳の俳優でも子役と呼ばれることがある。KBS 2TV月火ドラマ「サメ ~愛の黙示録~」では、チョ・ヘウ役のソン・イェジンの高校時代を演じた女優キョン・スジンが話題を集めた。ソン・イェジンと驚くほど顔が似ているからだけではなく、彼女がソン・イェジンと5歳しか離れていない26歳だったからだ。成人女優のキョン・スジンがソン・イェジンの子役を演じたのは、劇中でチョ・ヘウの高校時代の初恋の淡いイメージを最大化するためだ。キョン・スジンは成人女優ならではの豊かな表現力で好評を得た。デビュー以来、子役だけを演じてきた独特な経歴の持ち主であるキョン・スジンは、「おばさんみたいだというコメントもあった」とし、子役演技の大変さを語った。これに先立ち、俳優ソン・ジュンギも2011年、SBSドラマ「根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~」で当時25歳の年齢で世宗イ・ド(ハン・ソッキュ)の子役として出演し、話題を集めた。ソン・ジュンギの安定した演技は視聴者の視線を集め、好演により「2011 SBS演技大賞」でプロデューサー賞を受賞した。特に、ソン・ジュンギは子役演技に大きなプレッシャーを感じたという感想を述べ、関心を集めた。ソン・ジュンギは「ドラマの台本をもらって面白かったのでぜひ出演したかった。しかし、周りの先輩たちから『その年で子役か』とたくさん言われた」とし、成人俳優が子役演技を選択することへのプレッシャーを表した。子役はドラマの中の主人公の子供時代を見せたり、劇中で過去の姿で登場する男女主人公のリアルな感情や蓋然性を説明する最も重要な仕掛けとして使われたりしている。現在、辞書上の意味から拡大され、便宜上子役と呼ばれている俳優たち。明らかなのは曖昧な子役演技と成人演技の基準が、演技の幅を広げることの妨げになってはいけないということだ。
「根の深い木」&「南極の涙」コンテンツアワード大統領表彰を受賞
SBSドラマ「根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~」(以下「根の深い木」)とMBCドキュメンタリー「南極の涙」が2012「2012大韓民国コンテンツアワード(Korea Contents Awards 2012)」で大統領表彰を受賞することになった。これらの作品は12月7日午後3時、ソウルCOEXで開催される2012「大韓民国コンテンツアワード」の「放送映像グランプリ」部門で大統領表彰を受賞する。コンテンツアワードは毎年優秀なコンテンツを表彰することで、韓国コンテンツ業界の創作意欲やプライドを高めるための行事である。今回の「根の深い木」の大統領表彰受賞は、ハングルを創製する過程を題材にし、従来の時代劇では見ることのできなかった高いレベルの映像美やリアリティのあるストーリー展開で韓国ドラマのレベルアップへの貢献が認められたからである。また韓国初、南極大陸で1年間撮影を行い、南極大陸の生態系の象徴である皇帝ペンギンやザトウクジラ、アザラシなどをカメラに収めた「南極の涙」は、お茶の間の大きな反響を呼び、環境や生命の大切さを改めて考えさせたことが認められた。その他、SBSドラマ「追跡者 THE CHASER」のパク・ギョンス脚本家と、放送史上初の自然ドキュメンタリー、ヒューマンドラマやリアルバラエティが融合した新プロジェクト、SBSバラエティ番組「ジャングルの法則」のイ・ジウォンプロデューサーが国務総理表彰を受賞する。文化体育観光部表彰には40%台の視聴率を記録した、朝鮮時代の宮を背景にしたロマンス時代劇、MBCドラマ「太陽を抱く月」と、いわゆるシーワールド(夫の実家)の登場で起きるドタバタハプニングを描いた笑いと感動のKBS 2TVドラマ「棚ぼたのあなた」、特殊撮影技法とユニークな観点で、人間の歴史を変えた魚にフォーカスを当てたドキュメンタリー「スーパーフィッシュ」のチョ・ミジン作家、そして動物と人間の真のコミュニケーションを描き、笑いと感動を届けた教養番組SBS「TV動物農場」のイ・ファ作家が選ばれた。
「根の深い木」韓国初の脚本家バージョン台本集が優秀教養図書に選定
2011年放送されたSBSドラマ「根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~」(以下「根の深い木」、脚本:キム・ヨンヒョン、パク・サンヨン、演出:チャン・テユ、シン・ギョンス)が、その作品性をもう一度認められることになった。最近、SBSコンテンツハブとBook Log Company(ブックログコンパニー)は、「根の深い木」の脚本家バージョン台本集が2012年文化体育観光部の優秀教養図書に選定されたと発表した。「根の深い木」は平均視聴率20%を記録し、多くの視聴者を虜にしたドラマ。また「第48回百想芸術大賞」の大賞と「第39回韓国放送大賞」の大賞をはじめ、「2012ソウルドラマアワーズ」では韓国のドラマとしては初めて大賞を受賞するなど、国内外を問わず作品性と大衆性の両面で高い評価を受けた。韓国の文化体育観光部は国内の出版産業の振興と読書文化の向上のため、1年間国内で出版された図書を審査し、優秀教養図書を発表している。今回「根の深い木」の脚本家バージョン台本集が台本集として初めて選定されたため、さらに意義深い。「根の深い木」の脚本家バージョン台本集は計3冊で、TVで放送されなかった内容まで含めた韓国初の脚本家バージョン台本集だ。キム・ヨンヒョン、パク・サンヨン脚本家のインタビュー、親筆サイン、作業ノートなどを収録し、他の台本集と差別化を図っているところが目立つ。二人の脚本家がマスコミとのインタビューでは明らかにしなかった話を含め、ドラマ脚本家を夢見る人なら必ず参考にすべき生々しい執筆話も書かれている。このため、「根の深い木」の視聴者はもちろん、ドラマ脚本家を夢見る人々にまで幅広い支持を得ている。2012年文化体育観光部の優秀教養図書に選ばれたというニュースを聞いたキム・ヨンヒョン脚本家は「良い結果が出てとても嬉しい」と言った。パク・サンヨン脚本家も「台本集としては初めて選ばれたため、胸がいっぱいである同時に恥ずかしくもある」と感想を語った。原作小説とはまた違う、ドラマだけが持っている魅力が溢れる「根の深い木」の脚本家バージョン台本集は、見るドラマを越えた読むドラマとして位置づけられている。原作小説とドラマでは楽しめなかったビハインドストーリーと脚本家が選んだ名シーン、脚本家バージョンのシノプシス、映像グラビアなどが収録され、面白みと感動を与えている。
チャン・テユ監督「根の深い木」国際ドラマフェスティバル in TOKYOで海外ドラマ特別賞を受賞
SBSドラマ「根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~」(以下「根の深い木」)のチャン・テユ監督が「国際ドラマフェスティバル in TOKYO 2012」で海外ドラマ特別賞を受賞した。チャン・テユ監督は、22日の午後6時から東京プリンスホテルで開かれる「2012国際ドラマフェスティバル in TOKYO」の授賞式に招待された。韓国で昨年末に放送された「根の深い木」は、朝鮮・世宗時代を舞台に訓民正音(ハングルのこと)の頒布を7日残して景福宮で起こった連鎖殺人事件をリアルに描いた。世宗の政治理念と訓民正音の頒布のために犠牲となった人々の切ない恋愛模様を描いたフュージョン時代劇として大きな反響を得た。特にチャン監督の繊細でありながらも力強い演出が好評を得た。チャン監督は「根の深い木」で第6回コリアドラマフェスティバルの演出賞、第48回百想(ペクサン)芸術大賞のテレビ部門大賞、第38回韓国放送大賞の大賞を受賞した。「根の深い木」は29日にも国立劇場タルオルムで開かれる第32回世宗文化賞の特別賞部門で作品賞を受賞する。
韓国時代劇の歴史を顧みる…1960年代「国土万里」から2011年「根の深い木」まで
2012年、韓国では時代劇がブームを巻き起こしている。年頭から「太陽を抱く月」を始め「武神」「神医」「アラン使道伝」「大王の夢」「馬医」など、数々の時代劇が出ている。時代劇の人気は、昔も今も変わらないようだ。いったい韓国の時代劇の魅力とは何だろうか。韓国の時代劇の歴史は、どういうものなのだろうか。初期野史中心から本格的な王朝史への拡大テレビで放送された韓国最初の時代劇は、1963年にパク・ジンマンが脚本を手がけ、キム・ジェヒョン監督が演出したKBS「国土万里」だった。好童(ホドン)王子と楽浪(ナクラン)姫のラブストーリーを題材にした同ドラマは、当時高い人気を得た。キム・ジェヒョン監督は、「国土万里」で放送業界において自身の能力を認められ、スター監督としても注目を集めた。キム・ジェヒョン監督と「国土万里」の登場は、韓国の時代劇が一歩を踏み出す歴史的な瞬間だった。この時点から各放送局は、どこでも意味があるうえにお金にもなる時代劇を作ることになった。この時期に作られたものが「麻衣太子」「ミンミョヌリ-許嫁-」のような作品だ。当時の時代劇は、王朝史よりは野史や古典を中心に視聴者の民族情緒を刺激することに集中した。このような特性は、1970~80年代にもそのまま受け継がれ、「伝説の故郷」のようなドラマの誕生につながった。興味深いことは、1960年代中盤から後半になって官僚的な権威主義体制だったKBS、商業的で軽快だったTBC、その両局の中間だったMBCが多様な時代劇を制作し、時代劇ブームを加速させたということだ。このとき作られたドラマが「チョンミョンお嬢様」「淑夫人伝」「月山夫人」「首陽大君」「林巨正-快刀イム・コッチョン」「女人天下」「元暁大師」「善徳女王」「キム・オッキュン」のような作品だ。この時期になって時代劇の題材は、野史や古典のみならず、本格的な王朝史へ拡大した。そして、よりスケールの大きい作品が登場し始めた。1970~80年代キム・ジェヒョン監督のライバル、イ・ビョンフン監督が登場放送業界で起きた時代劇ブームで脚本家も世間の注目を集めた。このとき登場したのが、シン・ボンスンとイム・チュンだ。彼らは、当時一番高い人気を得たドラマの脚本家として活躍し、高い原稿料をもらった。シン・ボンスンとイム・チュンは1960年代に登場し、それから30年間韓国の時代劇を左右する影響力を発揮した。時代劇で一躍スターダムに駆け上がった俳優も多かった。そのうちの1人が女優のユン・ヨジョンだった。1971年にMBC「張禧嬪(チャン・ヒビン)」で張禧嬪役を演じたユン・ヨジョンは、ドラマの高い視聴率とともに当時一番ホットな女優として注目を集めた。もちろん、悪役だったためにCMから降板させられたり、視聴者から非難を受けるなどの紆余曲折もあった。それにも関わらず、彼女はその時期を「私の全盛期はその時」と語る。1980年代のカラーテレビの導入は、韓国の時代劇にもう一度変革をもたらした。当時彗星のようにドラマに登場し、韓国の時代劇で波乱を起こしたのが、キム・ジェヒョン監督の永遠のライバルイ・ビョンフン監督だった。彼は、最高の時代劇脚本家であるシン・ボンスンとともになんと8年以上「朝鮮王朝500年」シリーズを演出し、放送業界に新しい変革をもたらした。誰もが口を揃えて不可能だと言った「朝鮮王朝500年」シリーズは、イ・ビョンフン監督の根気と強い意志で誕生した傑作中の傑作だった。8年間にわたって放送され、視聴率には浮き沈みがあったが、彼は太祖から純宗に至る朝鮮500年の歴史の大事件を安定的に演出する手腕を発揮した。このシリーズでイ・ビョンフン監督は、当代最高のスター監督だったキム・ジェヒョン監督と肩を並べる時代劇の達人として名を馳せることになる。面白い事実は、このときのイ・ビョンフン監督が「朝鮮王朝500年」のような王朝史のみならず、「暗行御史(地方官の監察を秘密裏に行った国王直属の官吏)」のような時代劇でも能力を発揮したことだ。イ・ビョンフン監督とキム・ジョンハク監督が手を組んで作った「暗行御史」は、毎回完結するエピソードで3年間人気を得た。恋愛ドラマのスターだった俳優のイ・ジョンギルが暗行御史を演じ、房子(お使い)役を演じた俳優のヒョンシクは、同ドラマでスターダムを駆け上がった。特に、特有のコミカルな演技をアピールしたヒョンシクは、「暗行御史」を始め「馬医」が放送されている2012年まで、20年以上イ・ビョンフン監督の時代劇に出演し、活躍している。1990年代優れた時代劇の作品で社会的ブームを起こした「龍の涙」1980年代に一番注目された作品は、イ・ビョンフン監督の「暗行御史」と「朝鮮王朝500年」シリーズだったが、90年代にはキム・ジェヒョン監督の活躍が目立った。その中でもキム・ジェヒョン監督が演出し、シン・ボンスンが脚本を書いた1994年のKBS「韓明澮(ハン・ミョンフェ)」は、40%を越える高い視聴率を記録し大きな反響を得た。韓明澮役を熱演した俳優のイ・ドクファは、このドラマでその年のKBS演技大賞を受賞し、世祖役のソ・インソク、仁粹大妃役のキム・ヨンランも注目を浴びた。1995年には、KBS「王妃チャン・ノクス~宮廷の陰謀~」、SBS「妖婦 張禧嬪」など、宮中時代劇もたくさん出演した。特に、チョン・ハヨンが脚本を手がけ、俳優のユ・ドングン、パク・チヨン、ハン・ヒョンジョンなどが熱演したKBS「王妃チャン・ノクス~宮廷の陰謀~」と、イム・チュンが脚本を手がけ、俳優のイム・ホ、チョン・ソンギョン、キム・ウォニが出演した「妖婦 張禧嬪」は、それぞれ40%を越える視聴率を記録し時代劇不敗の法則を証明した。だが、明成(ミョンソン)皇后の一代記を描いたハ・ヒラ主演の「燦爛たる黎明」や、光海君から愛された女官キム尚宮(ケトン)の人生を描いたイ・ヨンエ主演の「宮廷女官キム尚宮」は、それほど注目されなかった。1994年に「韓明澮」で人気を得たが、1995年「宮廷女官キム尚宮」の成績不振で面目がつぶれたキム・ジェヒョン監督は、丸1年間歯を食いしばり、1996年「龍の涙」で韓国時代劇の新たな境地を切り開いた。韓国の時代劇は「龍の涙」以前とそれ以降に分かれると言っても過言ではないほど同ドラマの興行成績は、時代劇がドラマのレベルを超え、社会的にどれほど莫大な影響力を与えられるのかを見せてくれた一大事件だった。太祖イ・ソンゲの朝鮮建国から王子の乱、太宗の即位、譲寧大君(太宗の長男)の廃位、世宗(セジョン)の即位まで、朝鮮初期の膨大な歴史を息詰まるほど描き出した「龍の涙」の最高視聴率は、何と49.6%(AGBニールセン・メディアリサーチ、以下同一)で、歴代の時代劇が記録した視聴率を全て上回る記録となった。同ドラマで太宗イ・バンウォン役を演じた俳優のユ・ドングンは、その年のKBS演技大賞を受賞し、ミン氏役を鳥肌が立つほどリアルに表現した女優のチェ・ミョンギルは、演技派のベテラン女優として確実なイメージの変身に成功することになった。1996年、キム・ジェヒョン監督が「龍の涙」でブームを起こしたとき、SBSは当時無名に近かった俳優チョン・フンチェ主演の「林巨正-快刀イム・コッチョン」を制作し、大きな話題を集めた。現代ドラマのようなスピーディーな展開で視線を引いた「林巨正-快刀イム・コッチョン」は、商業放送であるSBSの色を明確に示した企画物だった。「林巨正-快刀イム・コッチョン」で代表されるSBSの企画時代劇は、1998年キム・ソクフン主演の「ホン・ギルドン」につながり、もう一度大ヒットすることになる。1990年代末時代劇の危機、「王と妃」「ホジュン~宮廷医官への道」で乗り越えただが「好事魔多し」と言うのだろうか。次々とヒットした時代劇は、1998年本格的に始まった通貨危機とともに危機に直面する。各放送局は、大規模な制作費を要する時代劇の制作を一時中断することになり、この時期に計画されていた数々の時代劇は撮影中止、または延期されることになった。だが、その時期にもかなり良い時代劇の作品が出ており、それが「王と妃」であった。「龍の涙」の後続ドラマとして制作された「王と妃」は、KBSが制作費を節約するために「龍の男」のオープニング音楽をそのまま使うようにするなど、放送局からあまり支援を受けずに始まった。だが、仁粹大妃を熱演した女優チェ・シラの本格的な登場ともに上がった視聴率は、最高視聴率44.4%を記録し、「韓国の時代劇は死んでいない」という気持ち良い反応を得た。チェ・シラは、この作品を通じてシン・ソンウとの婚約破棄騒動を完全に克服し、KBS演技大賞を受賞した。1996年「龍の涙」、1998年「王と妃」に続き、1999年にはその名も有名な「ホジュン~宮廷医官への道」が登場する。イ・ウンソン脚本家の小説「東医宝鑑」を原作に、チェ・ワンギュが脚本を手がけ、イ・ビョンフン監督が演出を担当したMBC「ホジュン~宮廷医官への道」は、言葉通り韓国全土から人気を集め、大きな話題を呼び起こした。「ホジュン~宮廷医官への道」の放送とともに原作小説「東医宝鑑」は飛ぶように売れ、ベストセラー1位を記録し、全国の漢方病院は例を見ないほど賑わった。最高視聴率63.7%という驚異的な視聴率を記録し、最高の民衆時代劇で国民的時代劇と呼ばれた同ドラマは、イ・ビョンフン監督が10年ぶりに復帰し、直接演出を担当した作品でより意味があった。「朝鮮王朝500年」シリーズで王朝時代劇の可能性を見せた彼は、10年ぶりに「ホジュン~宮廷医官への道」で民衆時代劇の新たな境地を切り開き、韓国が自慢する最高の監督としてその位置を確かにした。また、同作品で主演を演じた俳優のチョン・グァンリョルは、その年MBC演技大賞を受賞する。2000年代初めキム・ジェヒョン監督 vs イ・ビョンフン監督、避けられなかった2回の対決2000年代に入ってから時代劇の歴史は、より一層多彩に発展する。2000年に注目を浴びたのは、キム・ヨンチョル、チェ・スジョン主演のKBS「太祖王建(ワンゴン)」だった。「太祖王建」は、朝鮮時代が中心となっていたそれまでの時代劇から一歩離れ、高麗の歴史に注目したという点で大きな意味を持った作品だったし、最高視聴率も60.2%を記録する国民的な時代劇になった。ほぼ2年近く放送された同ドラマは、2000年には弓裔(クンイェ)役のキム・ヨンチョルに、2001年にはワンゴン役のチェ・スジョンに演技大賞の栄光を抱かせる快挙を達成した。一つのドラマから演技大賞の受賞者が2人も出る珍しい光景が展開された。「太祖王建」が人気を得た2000年を過ぎ、2001~2002年には時代劇ブームが復活する。この時代劇ブームをリードしたのは、やはりキム・ジェヒョン監督とイ・ビョンフン監督だった。KBSを離れ、SBSに移ったキム・ジェヒョン監督は、チョン・ナンジョンと文定王后の一代記を描いた「女人天下」でブームを起こし、イ・ビョンフン監督もチェ・インホの小説を原作にしたドラマ「商道-サンド-」を作り、20%を上回る良い視聴率を記録した。当時「女人天下」と「商道-サンド-」は、同じ時間帯に放送され激しい視聴率競争を繰り広げたが、結果的にこの視聴率合戦で一勝を挙げた、キム・ジェヒョン監督だった。「女人天下」と「商道-サンド-」が激しく競争した2002年には、チョン・ハヨン脚本、イ・ミヨン主演のKBS「明成皇后」も制作され、高い人気を博した。一時期30%に近い視聴率を記録し、人気を得た「明成皇后」は、「私が朝鮮の国母だ!」という流行語を残すなど、数々の話題を呼んだ作品だった。しかし、高い人気にも関わらず、女優のイ・ミヨンが、放送延長に反対し途中で降板し、論議になった。2002年「女人天下」と「商道‐サンド‐」で激突したキム・ジェヒョン監督とイ・ビョンフン監督は、2003「王の女」と「宮廷女官チャングムの誓い」でもう一度激突する。韓国時代劇のプライドのような2人の巨匠の二番目の激突は、意外とイ・ビョンフン監督が序盤に圧倒的な人気を得て簡単に勝敗が決まった。キム・ヨンヒョン脚本、イ・ビョンフン演出、イ・ヨンエ主演の「宮廷女官チャングムの誓い」は、主人公が数々の苦難を克服していくストーリーでイ・ビョンフン監督の時代劇の水準を一段階グレードアップさせたと高く評価され、57.8%という高い最高視聴率を記録した。特に、この作品は韓国での人気をもとに海外に輸出され、幅広い人気を得た。イランでは、視聴率が90%に達するほど高い人気を博した。イ・ヨンエはこのドラマ一つで韓国を代表する最高の女優として認められることになり、イ・ビョンフン監督も演出家として享受できる富と名誉を一気に享受する栄光を得た。「宮廷女官チャングムの誓い」は、いまだに韓流最高のキラーコンテンツであり、輸出の担い手として評価されている。2000年代半ばまだ時代劇の進化は続く「宮廷女官チャングムの誓い」の成功から、韓国の時代劇は様々なジャンルへの変化を試し、もう一度変身を試みた。この時期に登場したのがチェ・スジョン、チェ・シラ主演の「海神(ヘシン)」で、チェ・スジョンはKBS演技大賞を受賞する。2006年には、50%を越える視聴率を記録したソン・イルグク主演の「朱蒙(チュモン)」が人気を集め、2007年にはイ・ビョンフン監督のもう一つのヒット作である「イ・サン」が、2009年にはキム・ヨンヒョン脚本、コ・ヒョンジョン、イ・ヨウォン主演の「善徳女王」が50%に近い視聴率で大きな人気を得た。2006年にソン・イルグクは「朱蒙」で、2009年にコ・ヒョンジョンは「善徳女王」でそれぞれMBC演技大賞を受賞した。2010年には、チャン・ヒョク、オ・ジホ主演の「チュノ~推奴~」がフュージョン時代劇の新しい境地を開き、話題を呼んだ。「チュノ~推奴~」は、韓国の時代劇がどれほど洗練される形になれるのか、その中でどれほど面白さを与えることができるのかを確かに見せてくれた意義のある作品だった。同ドラマでチャン・ヒョクは、KBS演技大賞を受賞した。2011年に注目すべき時代劇は「根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~」だった。イ・ジョンミョンの同名小説をもとに作られた同ドラマは、「善徳女王」の名コンビ、キム・ヨンヒョン&パク・サンヨン脚本家が執筆し、俳優のハン・ソッキュが出演して大きな話題となった。ハングル創製を題材に、優れた推理ドラマを描いた「根の深い木」は2011年最高の優れたドラマとして高く評価され、主演のハン・ソッキュはその年のSBS演技大賞を受賞した。このように韓国の時代劇は、50年あまりの歴史の中で大きく変化、発展しながら視聴者の期待を満たしてきた。時代劇に含まれているイデオロギーと思想、悠久な歴史はその時代の精神を眺める一つの窓としての役割を忠実に果たしてきたのだ。そして、これを見守った私たちは、その中で新しい時代のイデオロギーと理念をもう一度発見することができた。これまで時代を描くために努力し、歴史を創造するために情熱を注いだすべての方々に心より拍手を送る。また、これからその道を歩いていく方々にも声援を送りたい。
ソン・ジュンギ&キム・スヒョン、イケメン演技派は簡単には出てこない
俳優ソン・ジュンギとキム・スヒョンの共通点は何だろうか? 二人とも演技力に対する論議がないということだ。議論どころかほとんど称賛一色である。二十代半ばのまだ人生を語るには早いと思われる彼らだが、作品の中の彼らは愛が何であるか、痛みが何であるかなど、まるで人生の喜怒哀楽をすべて知っているような名演技を繰り広げる。十数年も先に演技をしてきた先輩たちでさえ無色にする演技力。二人が持っている共通点はこれだ。もう一つの共通点は花のように美しいルックスだ。もちろん、優れた容姿を誇る俳優たちは韓国にはたくさんいる。母胎美男(生まれつき整った顔の美男子)も整形美男でもまるで絵や写真集の中から出てきたかのような幻想的なビジュアルで女心を揺さぶる。ソン・ジュンギやキム・スヒョンを凌駕する完全な美男子たちも確かに存在する。身長がより高いか、逞しい腹筋を持った俳優たちは多い。しかし、花のように美しいルックスに卓越な演技力まで持っていて、業界からのラブコールとファンたちの愛を一人占めしている俳優たちを簡単に見つけるのは難しい。ましてや 伝説の美男子チャン・ドンゴンも、デビュー後数年間にわたり演技力に対する論議を体験した。ウォンビンやカン・ドンウォンも優れた容貌のせいか、演技力に対する好評は時間をかけてから獲得した。このような点でデビュー初期から演技力と優れた外見まで、最初から備えていたソン・ジュンギとキム・スヒョンこそ韓国映画とドラマ市場の最大の期待の星として挙げるに値する。今年に入って最も注目すべき成長を見せたのは、まずキム・スヒョンだ。国民ドラマとして愛された「太陽を抱く月」と観客動員数1000万を突破した映画「10人の泥棒たち」まで続けて興行ホームランを放ち、ブームの主人公になった。単純にビジュアルだけでアピールしている場合、彼の存在感はこのようにユニークにはならなかった。同じ年頃の俳優と比べ、はるかに優れた演技力は、彼を花のように美しい演技派俳優ナンバー1にした。そのため、来月クランクインを控えた映画「シークレット・ミッション」でスクリーン初主演まで果たし、勢いに乗って活動範囲を広げている。演技もでき外見もいいので、広告業界も彼を放っておくわけがない。「太陽を抱く月」で韓国俳優史上最多広告モデルに選ばれ、今もTVをつけ、雑誌をめくれば彼の広告を見ることができる。これまでドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」と「根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~」などで、主演ではないがドラマの中で重要なキャラクターを演じ注目を集めたソン・ジュンギは、現在放送中のKBS 2TV水木ドラマ「優しい男」で自分の魅力を存分にアピールしている。ミルク色やオムチナ(母親の友達の息子の中で最も勉強が出来て性格もよく、何でも出来る完璧な男)という修飾語がつけられていた彼は、「優しい男」という作品と出会い、一層成熟した様々な可能性を見せている。ダークで悪い男、セクシーながらも致命的な魅力を持って生まれ変わったソン・ジュンギの限界はどこにあるのか予想することができない。この他にも第17回釜山国際映画祭に招待された映画「私のオオカミ少年」で主役を演じ、スクリーンでも自分の真価を披露するソン・ジュンギは、すでに次期作のラブコールを一身に受けている。イケメン俳優は溢れている。しかし、外見だけではなく演技力まで兼ね備えた人々の心を打つ宝石を見つけるのは難しい。だが、ソン・ジュンギ、キム・スヒョンのような宝石を発見することは私たちに新たな楽しみを与えている。
「根の深い木」チャン・ヒョク&シン・セギョン、ドラマがきっかけで“ハングル広報大使”に任命
俳優のチャン・ヒョクとシン・セギョンが、ハングル広報大使として任命された。文化体育観光部(長官:チェ・グァンシク)は27日の午後、ソウル鍾路区(チョンノグ)臥龍洞(ワリョンドン)にある文化体育観光部でハングル広報大使の任命式を行った。彼らが広報大使に選ばれた理由は去年放送されたSBSドラマ「根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~」(以下「根の深い木」)の影響があった。世の中で最も愛する父は字が読めなかったため死んでしまい、その苦痛からハングル創製を手伝っていたカン・チェユンの役を演じたチャン・ヒョクと、失語症にかかりしゃべることができなかったが、世宗の訓民正音(後のハングル)創製に大事な役割を果たしたソイの役を演じたシン・セギョンは、命をかけてでも訓民正音頒布を手伝った姿で、ハングル広報大使を務めることになった。文化体育観光部は「『根の深い木』での出演でハングルを人々に広く知らせただけではなく、広報大使の役割に必要な大衆の人気と信頼が高く、韓流スターとしてハングルを世界に知らせる俳優のため」と明かした。彼らはこれから2年間、ハングル広報大使として活動しながら、ハングル週間を祝い、韓国語関連の主要行事に参加する。また10月に出帆する世宗学堂財団を通じて、韓国語の世界化にも参加する予定である。特に、10月5日から始まるハングル週間を迎えて、ハングルと関わる様々な文化・芸術行事を行う予定である。
「根の深い木」韓国放送大賞で栄誉の大賞受賞!
昨年12月にハングルの利便性を広く伝えたSBSドラマ「根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~」(以下「根の深い木」)が、「第39回韓国放送大賞」で大賞を受賞した。「根の深い木」は3日午後、ソウル永登浦(ヨンドゥンポ)区汝矣島洞(ヨイドドン)のKBSホールで開かれた「第39回韓国放送大賞」で大賞を受賞した。大賞は、作品賞と個人賞の受賞作、受賞者から選ばれた。この日の韓国放送大賞の結果は、MBCドラマ「太陽を抱く月」で一躍スターダムにのし上がった俳優キム・スヒョンが個人部門でタレント賞を受賞し、KBS 2TV「ギャグコンサート」で活躍中のキム・ジュンヒョンがお笑い賞を受賞した。また、MBCラジオ「ソン・ソッキの視線集中」を進行するソン・ソッキは、個人部門のラジオ賞を受賞し、MBC「私たちの日曜の夜」の人気コーナー「私は歌手だ」に出演したパク・ワンギュは歌手賞に選ばれた。作品賞では、長編ドラマTV部門でMBC「光と影」、中・短編ドラマTV部門でSBS「根の深い木」が選ばれ、児童・青少年TV部門でEBS「2012 ディンドンデン幼稚園」、ドキュメンタリーTV部門でKBS「ダルマ」、時事報道制作R部門でCBS「キム・ヒョンジョンのニュースショー:1ヶ月間の民生探訪」などが受賞した。その他、KBS「9時のニュース」のミン・ギョンフンアナウンサーがアナウンサー部門賞を、MBC野球解説委員ホ・グヨンは30年間、中継放送をした功労を認められて特別賞を受賞した。今年で39回目を迎えた韓国放送大賞では、個人賞24部門の24人と作品賞28部門の33作品が受賞の栄光を掴んだ。授賞式は、放送に携わる人々の創作意欲を高め、優れた番組制作の振興のために、1973年から始まった。以下、受賞者および受賞作品一覧作品賞◆長編ドラマ(TV)=MBC「光と影」、KNN「チョン・ティ・コム ウェルカム・トゥ・カオリ」◆中・短編ドラマ(TV)=SBS「根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~」◆芸能娯楽(ラジオ)=SBS「ラジオオーディション 国民DJを探します」◆芸能娯楽(TV)=KBS「ギャグコンサート」◆文化芸術(ラジオ)=CBS「オ・ミヒの幸せな同行」◆文化芸術(TV)=KBS「韓国の遺産」◆児童・青少年(ラジオ)=KBS「声の童話3部作-歴史上の障害偉人」◆児童・青少年(TV)=EBS「2012 ディンドンデン幼稚園」◆ニュース報道(ラジオ)=CBS「『カン・ホドン巨額脱税』単独報道」◆ニュース報道(TV)=SBS「8ニュース-ICカード入れ替えできず混乱」ほか、連続報道◆企画報道(ラジオ)=受賞作なし◆企画報道(TV)=EBS「学校の会計職を知っていますか?-学校の非正規職を集中取材」◆時事報道制作(ラジオ)=CBS「キム・ヒョンジョンのニュースショー:1ヶ月間の民生探訪」◆時事報道制作(TV)=KBS「特別企画-金正日3部作」◆国際報道=SBS「日米内の慰安碑・追悼碑の撤去要求」連続報道◆ドキュメンタリー(ラジオ)=国楽放送「3部作 境界に立つ人々-境界に咲いた歌の歴史」◆ドキュメンタリー(TV)=KBS「大蔵経千年特集4部作-ダルマ」◆教養情報(ラジオ)=円音放送「丸い声 丸い話」◆教養情報(TV)=KBS「6時私の故郷-5000回特集 走れ故郷のバス」◆地域取材報道(ラジオ)=CBS全北「現職郡守と候補たち、ブローカーにずるずると奴隷状態に」◆地域取材報道(TV)=大邱MBC「大邱中学生自殺事件-4枚の遺書で明かされた校内いじめの実態」◆地域時事報道制作(ラジオ)=京畿放送「ニュースの焦点-平澤・唐津港セメント粉塵、住民被害で訴え」◆地域時事報道制作(TV)=大田MBC「時事プラス-海辺の村の真実は?」◆地域ドキュメンタリー(ラジオ)=CBS済州「私たちは外国人の船員、奴隷ではありません」、釜山MBC「大陸に鳴り響くオペラ・アリラン」、済州MBC「ドラマチックな済州流配ストーリー3部作」◆地域ドキュメンタリー(TV)=KNN「グローバル大企画4部作-偉大な飛行」、KBS昌原「4部作 砂の逆襲」、光州放送「国辱100+1、開放されない魂 朝鮮従軍慰安婦」◆地域教養情報(ラジオ)=京仁放送「京仁放送グッドモーニング907」◆地域教養情報(TV)=大邱MBC「TVメディカル薬効-韓国最初の頭脳飲食プロジェクト」◆社会公益=大田放送「多文化希望プロジェクト 虹の教室、300日間の幸せ実験」◆ニューメディア=南仁川放送「美しい食べ物『韓菓』」個人賞◆功労=シン・オヌン(SBS)◆報道記者=ホン・サウン(KBS)◆スポーツ制作報道=ペク・チャンボム(MBC)◆カメラ記者=キム・テソク(KNBS)◆アナウンサー=ソン・ギヨン(KBS)◆ラジオ司会=ソン・ソッキ(MBC)◆TV司会=チ・スンヒョン(EBS)◆アナウンサー=ミン・ギョンウク(KBS)◆プロデューサー=キム・ヒョンジュン(EBS)◆地域放送人=チェ・ホニョン(春川MBC)◆ニューメディア放送=キム・ソンウ(MBC)◆美術=パク・ジョングォン(SBS)◆照明=ホ・ジュン(KBS)◆映像技術=チェ・ユンソク(MBC)◆音響技術=イ・チョネン(KBS)◆映像制作=ホン・ソンジュン(KBS)◆音楽=パク・スンヒョン(KBS)◆作家=キム・ミラン(EBS)◆声優ナレーション=キ・ジャヒョン(CBS)◆お笑い=キム・ジュンヒョン(KBS)◆タレント=キム・スヒョン(MBC)◆歌手=パク・ワンギュ(CBS)◆文化芸術人=ナム・サンイル(KBS)◆特別賞=ホ・グヨン(MBS)
「太陽を抱く月」「王女の男」「根の深い木」2012ソウルドラマアワーズで競合
MBC「太陽を抱く月」、KBS 2TV「王女の男」、SBS「根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~」(以下「根の深い木」)が「2012ソウルドラマアワーズ(SDA)」のシリーズ及びシリアル(連続する数回からなる1つの物語)部門で競合する。ソウルドラマアワーズの組織委員会は26日、「ソウルドラマアワーズ(SDA)」本審に進出した24の作品と各部門の個人賞候補を発表した。45ヶ国201編の作品が出品された今回の受賞式で、韓国の作品としてはMBCの8.15特集劇「絶頂」、水木ドラマ「太陽を抱く月」、KBS 2TVのドラマ「王女の男」、SBSドラマ「根の深い木」がシリーズ及びシリアル部門の候補リストに名を上げた。個人賞部門では、シリーズ及びシリアル脚本家賞にSBSドラマ「千日の約束」のキム・スヒョン脚本家、「根の深い木」のキム・ヨンヒョン、パク・サンヨン脚本家がノミネートされ、筆力を競う。また、男性優秀演技賞部門にはKBS 2TVドラマ「ブレイン 愛と野望」のシン・ハギュンが、女性優秀演技賞部門にはMBC「キング~Two Hearts」のハ・ジウォンがノミネートされた。受賞作は来月30日にソウル国立劇場で開かれる受賞式で発表され、KBS 2TVを通じて生中継される。受賞式の審査委員はピョ・ジェスン培材(ペジェ)大学韓流文化産業大学院の碩座教授をはじめ、チャン・ミヒ明知(ミョンジ)専門大学演劇映像科教授、楊文軍(ヤン・ウェンュン)中国ドラマ監督、西村与志木NHKドラマ制作局EP、シンシア・ペンマンAmerican Public TelevisionCEO、ノバト・ザウアドイツUFA Film&TV Production理事、トルーディ・アン・テエルニオーストラリアモビグループメディア局長の計7人だ。
SUPER JUNIOR キボム「僕にもオムファタールなところがあります!」
「うちのボム!」tvN月火ドラマ「I LOVE イ・テリ」に出演しているSUPER JUNIORのキボムは、撮影現場でうちのボムと呼ばれている。約束時間よりも30分~1時間早く到着する真面目な態度や制作スタッフとの固い絆で愛されているという話が聞こえてくる。キボムを修飾する言葉は、いろいろある。歌手、アイドル、イケメン、韓流スターなど。しかし、2012年夏のキボムをきちんと表現する言葉は、演技への情熱いっぱいの俳優キボムになるだろう。「I LOVE イ・テリ」でキボムは14歳の有望な水泳選手から一夜にして24歳の成人男性に急成長するクム・ウンドンを演じている。これまでドラマ「四捨五入」「雪の花」で主人公を演じた彼だが、「I LOVE イ・テリ」での主役はまったく違う感じだったという。「主演は、当然プレッシャーですね。前の作品で主演を演じたときと『I LOVE イ・テリ』で主演を演じる僕は、かなり違います。ドラマ『根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~』に出演したとき、ハン・ソッキュさんにお会いしました。そのドラマでハン・ソッキュさんは、ドラマの中心をリードしていく役柄でしたが、それを見ながら『僕が主人公になったとき、そこまでできるのだろうか』と思いました」1. 「鳥肌の立つウンドンの台詞、大変です」「会いたくて、今会わないといけないと思って来ました。約束する。僕は何があってもテリから離れないから。僕の目はテリだけを見て、僕の口はテリだけを語るから」クム・ウンドンが博物館の館長室に駆けつけ、イ・テリ(パク・イェジン)を抱きしめながら言った言葉だ。ロマンチックなこの台詞を言うのがキボムには大変だった。恋人のためのイベントを一度もしたことがないという愛想のない性格の彼が、口を開けば愛の告白ばかりするクム・ウンドンを演じることは容易ではなかった。「『I LOVE イ・テリ』は本当にいいですね。でも、ただ一つ、鳥肌の立つウンドンの台詞がとても大変です(笑) テレビで見るとよくわからないと言われますが、自分で言うときはたまらないです。監督とも相談しますが、鳥肌の立つ台詞をそう見えないように演じて言うことが一番大変ですね」キボムは、クム・ウンドンになるため、丁寧にキャラクターを分析した。彼の考えるクム・ウンドンは、オンマ(ママ、母親を気楽に呼ぶ感じ)をオモニ(母さん、母親を丁寧に呼ぶ感じ)と呼ぶ14歳のしっかりしている姿と、幼いころの許嫁に愛という感情を持って接する成熟した人物だ。残り2話で最終回を迎える今の時点で、キボムは自身が作り出したキャラクタークム・ウンドンをどう評価しているのだろうか。「ほぼ同じように演じていると思います。残念なところもありましたけど。撮影時間に追われて、もっと細かく表現できる部分を逃していることが残念です」2.「『ビッグ』の影響でウンドンが変わりました」「I LOVE イ・テリ」は、同じ時期に放送が開始されたKBS 2TV月火ドラマ「ビッグ~愛は奇跡~」との競争で話題を呼んだ。「I LOVE イ・テリ」にはキボムが、「ビッグ~愛は奇跡~」にはコン・ユがいる。二人とも劇中で、内面は少年でも身体は成人男性という人物を演じている。「『ビッグ』では18歳の男子高校生が30歳にジャンプするけど、ウンドンと比べると完全に大人ですね。僕たちのドラマとどのように違いをつけるべきなのか、かなり悩みました。監督と2ヶ月間相談して、大人っぽいウンドンにしようと思いましたが、撮影1週間前の台本読み合わせのとき、『やっぱり幼い感じのウンドンで行こう』とおっしゃいました。ウンドンというキャラクターは何度も変わりました」悩んだ分だけ成果もあった。今クム・ウンドンは完全にキボムのものになった。「色々と悩みました。幸いにも今『I LOVE イ・テリ』を見てくださっている方々が『ビッグ』とはイメージがまったく違うと言ってくださって嬉しかったです。作品に出演するとき、キャラクターも決めずに演じる俳優もいますが、そうすると後になって自分の姿が出てきます。僕は、ドラマが始まる前から台本を読むときも、あえて監督のそばに行って読みました。慣れようと、また慣れたいという意味でした。ここまでキャラクターに熱中したことはないと思います」キボムは、少しずつ欲を出している。俳優という言葉が自身のためのうってつけの修飾語になるように。本当の役者を夢見るキボムは、自身の内面にある多くの服から一つを取り出して着るという考えだ。「僕の実際の姿が反映されたキャラクターを演じたいです。『根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~』や『I LOVE イ・テリ』で演じた役には僕の姿があまり反映されていませんでした。僕と合うキャラクターを演じたら、今より上手く演じられるのではないかと思います。例えば、映画『恋愛の目的』でパク・ヘイル先輩が演じたキャラクターがそうですね。どう見てもオムファタール(あまりにも魅力的で視線を引き付けずにはいられない男)なキャラクターが演じてみたいです。僕の中にもオムファタールの気質があります(笑)」