クラッシュ
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「クラッシュ」ホ・ソンテ“善良なキャラクターを演じることに怖さもあった”
俳優のホ・ソンテがドラマ「クラッシュ」に出演した感想を明かした。彼はENA月火ドラマ「クラッシュ」で、交通犯罪捜査チーム(TCI、Traffic Crime Investigation)の班長チョン・チェマン役を演じた。今作により大胆な変身を試みた彼は、悪役専門俳優というタイトルを忘れさせる好演で、信じて見る俳優の力を誇示した。悪人たちを処罰する姿で痛快なアクションを披露する一方で、仲間を後ろから心強く支えてくれる姿で温かい一面も見せた。どんな外圧にも揺れないキャラクターのカリスマ性や繊細な感情を完璧に表現した彼は、視聴者から最適のキャスティングという好評を得た。――「クラッシュ」が放送終了となりましたが、感想はいかがですか?ホ・ソンテ:世界には、非道な犯罪詐欺師がたくさんいます。必ずその罪への代価を払うことになる、ということを見せつける、意味深く素晴らしい作品に合流しただけでも、とても気持ちがよいです。卓越した感覚を持つ、優しいパク・ジュヌ監督と宝物のような同僚俳優たちと一緒に過ごしたすべての時間が、自分の人生の中で絶対忘れられない大事なものになると思います。――スケールの大きいカーアクションと俳優たちの熱演で好評を得ました。作品で記憶に残っているシーンやセリフはありますか?ホ・ソンテ:すべてのカーアクションがリアルでしたし、監督の演出力にもう一度感心しました。「パングィゴクソン(旁岐曲逕という四字熟語を間違って言ったセリフ)」というク・ギョンモ(ペク・ヒョンジン)庁長の一言には、現場で爆笑しました。交通犯罪捜査チーム員たちが雨を願うシーンと、実際に雨が降って驚くヨンホ(イ・ミンギ)のオーバーラップのシーンで、「切実に願うと叶う」という内容のソヒ(クァク・ソニョン)のセリフが感動的でした。――同僚俳優との共演はいかがでしたか?撮影現場の雰囲気やビハインドストーリーが気になります。ホ・ソンテ:みんな性格はバラバラですが、集まると雰囲気がとてもよかったです。不思議なのはNGがほとんどなく、だいたいのシーンが息ぴったりで自然に流れていきました。監督も「みんな性格が丸くていい」と言うくらいでした。ドンギ(イ・ホチョル)の声と発声がすごかったので、彼の場所はいつもみんなが知っていました(笑)。――無愛想に見えますが、仲間たちを考える姿から、先輩の魅力が強く感じられました。ホ・ソンテさんが考えるチョン・チェマンは、どんな人物でしょうか?ホ・ソンテ:外柔内剛です。また四字熟語を使って恥ずかしいですが、チェマンを一番よく表現する四字熟語だと思います。同僚たち、後輩たちには柔軟で優しいですが、所信を持って剛直に不正と悪に立ち向かう、芯のある人です。それを表現するのには、僕の演技が足りなかった気がして残念です。――悪人たちを捕まえる交通犯罪捜査チームの班長チョン・チェマン役のため、外見、または演技において重点を置いた部分が何ですか?ホ・ソンテ:外見に関しては白髪も隠さず、メイクもほとんどしませんでした。故郷が釜山(プサン)なので、監督の提案で慶尚道(キョンサンド)の方言を使いました。事件に関するセリフではゆっくりと、明確に伝えることを最優先にしました。――作品の放送時、視聴者の反応は確認するタイプですか?印象的な反応があれば教えてください。ホ・ソンテ:これまではよく確認していたのですが、今回はあえて確認しなかったんです。ドラマでは初めて善良で剛直な役を務めたからか、怖かったですし、作品に迷惑をかけてはいけないという気持ちが大きかったようです。ちらっと確認した書き込みでは、四字熟語への反応が良かったです。素晴らしいセリフを書いてくれた脚本家さんに感謝しています。――同作を愛してくれた視聴者に一言お願いします。ホ・ソンテ:勧善懲悪という四字熟語がチェマンの台本にありましたし、その言葉を必ず伝えたかったのですが、様々な理由で削除されたんです。セリフで伝えることはできませんでしたが、視聴者の方々が作品に共感してくださった理由も、この部分だと思います。信念とも近いこの四字熟語が、常に忘れられることなく、必ず守られ、叶う社会になってほしいと思います。正直で他人に迷惑をかけないたくさんの善良な人々が、さらに幸せになり、幸せでなければならない社会になってほしい。現実と自我への利己的な判断力だけを持っている犯罪者たちには、必ず処罰を受けてほしいと思います。常識が通じる法と処罰のシステムが、一日も早く補完されて、今より完璧になることを祈っています。
放送終了「クラッシュ」イ・ミンギら、交通犯罪捜査チームの運命は?【ネタバレあり】
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。女子高生失踪事件に隠されていた醜い真実を突き止めた交通犯罪捜査チーム(以下、TCI)が再びワンチームとなり、痛快なノーブレイク捜査劇に終止符を打った。ニールセン・コリアによると、韓国で18日に放送されたENA月火ドラマ「クラッシュ」最終話の視聴率は、全国6.6%、首都圏6.9%を記録し、首都圏では最高視聴率7.8%を達成した。最終話でも自己最高記録を更新し、月火ドラマの王座をキープし、有終の美を飾った。この日の放送では、チーム長のチョン・チェマン(ホ・ソンテ)まで加わったTCI5人組が、ファピョン島女子高生失踪事件を解決した。100億ウォン(約11億円)が支援されるK-観光島の事業権を獲得しようとする里長シン・ギョンジャ(シム・ソヨン)を含む住民たちが、文化体育観光部の評価委員と会食をした日、シン巡査が村の人々を乗せて飲酒運転をし、1人が命を落とした。失踪したスンア(ハン・ジウォン)を救って車にはねられたのは、彼女の唯一の友人である外国人労働者のアルミンだった。村の人々は島のイメージが悪くなって、事業権が得られなくなることを恐れ、アルミンを殺して遺体を埋め、スンアを監禁して事件を隠蔽した。TCIが突き止めた真実は、それだけではなかった。チョン・チェマンは、この島の旧名がスジョン島であったことをもとに、ファピョン島がかつてホームレスを教育するという名目で、違法監禁、暴行、死体遺棄まで働く悪質団体スジョンウォンがあった場所であることまで把握した。スジョンウォンの首長たちが村に残って正体を隠して島を掌握し、政府の支援金まで狙ったのだ。美しい島で起きた悲劇的な事件だった。こうして「一緒に解決できないことはない」ことを証明したTCIは、再びワンチームになれると期待に胸を膨らませたが、チョン・チェマンは「会えば別れはつきもの、去った人は必ず戻ってくる」と言って辞表を出したことを明かし、名残惜しさを感じさせた。彼を除くチャ・ヨンホ(イ・ミンギ)、ミン・ソヒ(クァク・ソニョン)、ウ・ドンギ(イ・ホチョル)、オ・ヒョンギョン(ムンヒ)は、休暇中かつ非番にもかかわらずファピョン島女子高生失踪事件を解決し、1階級特進した。その後、国家捜査本部長(パク・ジヨン)が、子供たちの下校のボランティアをしていたチョン・チェマンを説得した。国家捜査本部長はTCIを必ず必要なチームだと判断し、国家捜査本部の直属の部署にした。そして、チョン・チェマンを筆頭に、TCI全員が再び戻ってきた。しかし、変わりはなかった。劣悪な環境のコンテナ事務所に出勤した初日から乱暴なドライバーを追うチャ・ヨンホ、彼の連絡に駆けつけてきたミン・ソヒ、ウ・ドンギ、オ・ヒョンギョン、行動が早いメンバーたちのせいで、またもや後出しの指示になってしまったチョン・チェマンの姿まで、今まで通りのTCIは、ネバーエンディングの疾走を描き、痛快なエンディングを飾った。
「クラッシュ」イ・ミンギ&クァク・ソニョンら、チームがバラバラに?【ネタバレあり】
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。交通犯罪捜査チーム(以下、TCI)がホ・ジョンド、カン・ギウォン親子を正義で懲らしめた。また、チームの解散でバラバラになったTCIの5人組がイ・ミンギの新たな勤務地で発生した女子高生失踪事件でまた一丸となり、チーム復活への期待を高めた。韓国で17日に放送されたENA月火ドラマ「クラッシュ」第11話の視聴率は全国5.5%、首都圏5.5%を記録し、首都圏1分当たり最高視聴率は6.2%まで上がり、月火ドラマ1位をキープした (ニールセン・コリア)。この日の放送では、再び世論を操作しようとしたソウル庁長ピョ・ミョンハク(ホ・ジョンド)をターゲットに、TCIの爽快な検挙作戦が展開された。イ・ジョンソプ(ハ・ソングァン)に拉致されたピョ・ミョンハクは、TCIの追跡で無事に帰って来れたのにもかかわらず、記者たちの前で車椅子に乗ってケガをしたふりをした。拉致犯を許し、息子ピョ・ジョンウク(カン・ギドゥン)の事件も検察にすぐ送致するという彼の演技に、世論が好意的に変わり始めた。さらに「どうせ公開される報告書なら、先手を打って」というイ・テジュ(オ・ウィシク)のアドバイスを受け、隠していた国立科学捜査研究院の「イ・ヒョンスのタイヤの跡を分析した資料」を持ち、自ら法廷の証言台に上がった。そして誰かの父親である前に、国民の安全を守る警察なので、息子に不利な証拠でも提出すると訴えた。しかし、ピョ・ミョンハクも予想できなかったことがあった。それは、自分とそっくりな息子ピョ・ジョンウクの暴走だった。父親の厚かましい演技を見て拍手をした彼は「目撃者のふりをしろと言ったことも、後のことは全て自分で片付けると言ったことも、国立科学捜査研究院の記録を隠したことも全て父親がしたことだ」と暴露し始めた。そして裁判では、父と息子がお互いを裏切って暴露し合い、自滅していく光景が繰り広げられた。ここにTCIが楔を打ち込んだ。今回もイ・テジュの連中を引き離し、報告書を作成した国立科学捜査研究院の分析官を安全に連れてきた。彼は当時、自身が作成したタイヤの痕に関する報告書を受け取った人物がピョ・ミョンハクだと証言。結局、ピョ・ミョンハクは証拠隠滅、公権力乱用などの疑惑が適用され起訴されると、権力欲の強いイ・テジュもすぐに背を向けた。彼が本庁の監査室にピョ・ミョンハクの不正を集めた資料を匿名で提供し、ピョ・ミョンハクは果てしなく墜落した。このように知らないふりをしたり、知っていながらも目を閉じたりせず、抜け出せばまた捕まえるTCIが法律の穴をつくピョ・ミョンハク、ピョ・ジョンウク親子を法で裁かせたが、TCIに賞を与えるどころか、チーム解散の命令が下された。自身と関係のある不正事件を知っているTCIの存在に不安を感じたイ・テジュが、手を打ったのだ。さらに、チャ・ヨンホ(イ・ミンギ)だけが遠く離れたファピョン島治安センターに行くことになる残念な結果になった。今回も成果を上げたのに、その結果は懲戒を受けることになったが、感謝の気持ちを伝えるチャ・ヨンホに、ミン・ソヒ(クァク・ソニョン)は「一度TCIは永遠のTCI」と愉快に別れの挨拶をした。そして1年後、ファピョン島で勤務中のチャ・ヨンホはどこか少し変わっていた。町内の高齢者をなだめ、耕耘機の飲酒運転を防ぎ、自身が住むペンションのオーナーの娘スンア(ハン・ジウォン)には「お父さんが心配するから早く帰宅して」と忠告。そして「もう友達がいる」と堂々と言った。煽り運転をした人を懲らしめるミン・ソヒ、そしてそれぞれ112状況室と交通パトロール隊で勤務しているウ・ドンギ(イ・ホチョル)とオ・ヒョンギョン(ムンヒ)など、チャ・ヨンホの友人たちは依然として自分の場所で任務に最善を尽くした。ところが、TCIの5人が集まることにした日、ファピョン島に非常事態が起きた。友人の誕生日パーティーに行くと言って出て行ったスンアが、帰ってこなかった。その上、旅客ターミナルに確認した結果、陸地に出ていない彼女のスニーカーがピグ峰で発見された。これにチャ・ヨンホがソウルに行くことを諦め、捜索に集中していた時、彼を除いて集まったミン・ソヒ、ウ・ドンギ、オ・ヒョンギョンは「あの島には防犯カメラもあまりないし、警察も4人しかいない」とチャ・ヨンホを心配し、ファピョン島に行くことで合意した。ウ・ドンギは特技を生かして個人の防犯カメラまで分析し、行方不明になった日のスンアの行方を突き止めた。そして一緒に周辺を捜索していたところ、車のバンパーの破片とスンアの携帯電話のストラップを発見。スンアが交通事故にあった可能性もある状況の中、泥棒と犯罪と公害がないことで有名なファピョン島で何が起きたのか、そしてここで再び集まったTCIの痛快なチームプレーがどのような結末を迎えるのか、チームの復活を待つ視聴者たちは最終回への期待を高めている。
「クラッシュ」ホ・ソンテ、オ・ウィシクを拳で制圧…痛快な一撃で雰囲気が一転【ネタバレあり】
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。俳優のホ・ソンテが、痛快な展開でカタルシスを届けた。ENA月火ドラマ「クラッシュ」で、交通犯罪捜査チームのチーム長チョン・チェマンに扮したホ・ソンテは、ギャップのある魅力で、ドラマの雰囲気を盛り上げている。11日の放送では、ウンドン交差点事件の加害者たちを一網打尽にするTCIの様子が描かれた。命じられた事件の捜査を回避したという理由でけん責されたにもかかわらず、検挙のための作戦を指示したチャマンは、ピョ・ジョンウク(カン・ギドゥン)の罠を逆に利用する機転を利かせて驚きを与えた。その後、TCIが不穏な動きを見せると、イ・テジュ(オ・ウィシク)は彼らに対する警戒心を露わにした。TCIの現責任者は自分だと警告するテジュを拳で殴ったチェマンは、「言ってなかったけ? 交通課に来る前、捜査1科にいたこと」という言葉と共に、彼を一気に制圧し、雰囲気を逆転させた。悪役専門だったが、ヴィランを捕まえる警察官に変身して活躍しているホ・ソンテ。彼はカリスマ性溢れる外見とは違って、誰よりも温かく後輩を思いやる真の先輩チョン・チェマンを熱演し、視聴者の心を鷲掴みにしている。人物の多彩な一面を繊細な演技で描き、視聴者の好評を得ている。今後、ホ・ソンテがどのようにドラマを引っ張っていくのか、期待が高まる。
「クラッシュ」イ・ミンギ、事件を暴くことができるか…今後の展開に注目【ネタバレあり】
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。「腹が立ってしょうがないんです。警官なのに、自分の家族を傷つけた犯人を目の前にして、何もできないなんて、腹が立ってしょうがない」韓国で10日に放送されたENA月火ドラマ「クラッシュ」第9話でミン・ソヒ(クァク・ソニョン)が怒りをぶつけた。父親のミン・ヨンゴン(ユ・スンモク)に大怪我をさせた犯人は、ピョ・ジョンウク(カン・ギドゥン)で間違いないのに、捕まえるどころか、「訃報が出たら、ご祝儀はたっぷり出すから」と嫌味を言われるだけだった。その言葉を伝えるジョンウクの顔には嘲笑が浮かんでいた。しかし、この日ソヒが感じた鬱憤は、10年前のイ・ジョンソプ(ハ・ソングァン)が感じた怒りに比べれば軽いものだった。警官になって、娘を殺した犯人を目の前にして、ただ見ているしかないというのは、どれほど絶望的なことだろうか。また、10年間を罪悪感にさいなまれながら生きてきたチャ・ヨンホ(イ・ミンギ)の悔しさに比べても軽いものだった。自分の過失で被害者イ・ヒョンス(コ・ウンミン)とお腹の中の赤ちゃんまで2人の命を消したという殺人の記憶のため、彼は顔から表情を消さなければならなかった。息をすることすら申し訳ない彼は、泣くことも笑うこともできなかった。そしてもう1人。ヒョンスの骨壺に「ヒョンス、君のおかげで僕の人生はあたたかかった。そのあたたかさを忘れずに生きるよ! 愛してる!」という、彼女の夫が10年間積み上げてきた鬱憤に比べても軽いものだった。そして第9話では、ついに今まで隠してきたヒョンスの夫の正体が明らかになった。国立科学捜査研究所のキム・ヒョンミン(キム・デホ)分析官だ。チョン・チェマン(ホ・ソンテ)からヤン・ジェヨン(ホ・ジウォン)の殺人犯が足が不自由な人物だと聞いたヨンホは、いきなりヒョンミンのもとを訪れた。そしてチェマンがジョンソプに「婿の方はどこですか? キム・ミンソンさん!」と尋ねる中、「キム・ミンソンさん、いや、もうキム・ヒョンミンさんと呼ぶべきですか?」と言った。問題の国立科学捜査研究所の分析官であるヒョンミンは、第4話の酔っぱらいの轢過事件の時に初めて登場した。当時、轢過車両が2台であることを知らせて愛嬌を振りまくオ・ヒョンギョン(ムン・ヒ)に急な好意を示す、例の工大男風の間抜けを演じていた。2度目に登場したのは、第7話のカーキャリア事件の時で、被害者の体に食い込んだラチェットバックルが誰かによって切断されたものであることを突き止めた。そしてこの時、ヨンホに自分の情報の一部を露呈した。「KAIST(カイスト、韓国科学技術院)出身だと聞いたけど、僕もそこを出ました」と。2014年のヒョンミンとヒョンスは、大切な子供の誕生を待っている新婚だった。夜の散歩中に思いがけない交通事故に遭い、ジョンウクが運転していたピョ・ミョンハク(ホ・ジョンド)の車が起こした轢過により、妻のヒョンスは死亡し、自分は足を切断する事故に遭った。手術を受けて目が覚めたとき、事故は解決されていたのだろう。当時、ウンソン警察署長だったミョンハクとしては、自分の息子が運転していた自分の車が死亡事故に関わっていることを隠蔽するために最善を尽くしたはず。ちょうど被疑者のヨンホも確保していた状態。一瞬にして加害者のジョンウク、ジェヨン、ハン・ギョンス(ハン・サンジョ)は目撃者になり、ヨンホの過失致死を証言した。その操作に疑問を抱いていたチェマンは、違法捜査を理由に転勤になり、彼の妻さえ交通事故で死亡したため、チェマンは個人的にも捜査を続けていくことができなくなった。このすべてのことをジョンソプは見守っていた。娘の事件であるだけに、チェマンと一緒にパズルを合わせていたはず。チェマンの妻の事故も、余地を残したくないミョンハク&ヤン・ソクチャン(イ・ユジュン)などの陰謀であると疑ったかもしれない。だとしたら、婿まで危ない状況だ。遅れて真実を明らかにしようとするヒョンミンを止めてアメリカに送り、嘘の訃報を促したのもジョンソプである可能性がある。そうやって皆からあの日の事件が忘れられた時、ミンソンという名前の代わりにヒョンミンとして国立科学捜査研究所の分析官として復帰したはずだった。当時の事件の明確な真相把握のためには適切な時間が必要であり、ヒョンギョンと仲良くするほどには仕事にも忠実だったはず。そして確信を持った時、ジョンソプと連絡を取ったのだろう。ジョンソプとしても、癌末期の妻が余命を宣告されている中、長年の恨みを晴らしたい思いがあり、だとしたら将来有望な婿ではなく、自分が事件の容疑者になるのが妥当だと考えたのだろう。なので足が健康でありながら杖を使って歩き、義足をした婿の真似をしたのだろう。そのほうが、警察の権力者ミョンハクの視線をそらし、婿に有利だろうという読みがあったはずだった。婿の手紙を抱えてヨンホに会いに来るときから、ジョンソプは杖をついてびっこを引いた。そしてその場で意味深に「誰かもこの事故を忘れていなかったんだろう、妻のように」と言った。すでにヒョンミンはギョンスを拉致し、拷問を通じて証言を確保したものと思われる。あとは、ジョンウクとミョンハクへの報復だけだったが、ヨンホに正体がバレてしまった。チェマンも事件の真相を把握し、ジョンソプに圧力をかけてくる。もとはと言うと、彼らは全員ミョンハク&ジョンウクの被害者である。チェマンの妻の偶然の交通事故さえも彼らの仕業である可能性が高い。しかし、立場は違う。現職警察官であるヨンホとチェマンは、果たしてジョンソプ&ヒョンミンの復讐を阻止できるのだろうか? また、新たに被害者となったソヒは、どのようなスタンスを取るのだろうか? ドラマ「クラッシュ」の緊張感は高まるばかりだ。ヨンホはどのようにしてジェヨン殺人犯が足が不自由だという言葉だけを聞いてヒョンミンを特定できたのだろうか。
「クラッシュ」クァク・ソニョン、交通事故の現場で絶叫【ネタバレあり】
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。無事故無違反の優良タクシードライバーである父ユ・スンモクの交通事故で絶叫するクァク・ソニョンの姿が、交通犯罪捜査チーム(TCI)を悲しませた。ENA月火ドラマ「クラッシュ」は、月火ドラマの中で視聴率1位を獲得した。韓国で4日に放送された第8話の視聴率は首都圏6.2%、全国5.9%、首都圏1分当たり最高視聴率は6.8%まで上昇し、全チャンネル同時間帯1位になった(ニールセン・コリア)これはENAドラマ史上2位の視聴率で、「クラッシュ」の上昇がどこまで続くのかに対する期待を高めた。この日の放送では、誰かが意図的にラチェットのバックルを切ったカーキャリア転覆事件を巡る顛末が明らかになった。TCIの捜査結果、ハン・ギョンス(ハン・サンジョ)など計4人の貨物自動車運転者が同じ被害に遭った。彼らには過去「CY物流」所属だったという共通点があった。当時、代表のカン・チャンソク(テ・ハンホ)は「会社が引き止めたにもかかわらず、僕たちが望んで過積載のまま運転した」と認める覚書を書かせた。不公正契約であり、パワハラだったが、運転手たちは配車してもらうために覚書にサインをしなければならなかった。ところが、運転手のソ・ヨンチョル(コ・ドンオプ)が不法改造と過積載による事故ですべての責任を負うことになり、4人の運転手が集まって代表を詐欺罪で告訴した。明日は我が身であると感じたためだ。しかし、カン・チャンソクは大手法律事務所まで動員して彼らを業務妨害罪で告訴し、結局ソ・ヨンチョルを以外の運転手は告訴を取り下げた。カン・チャンソクが無罪判決まで受けると、挫折したソ・ヨンチョルは、自身のカーキャリアの中で自殺した。カーキャリア転覆事故は、まさにソ・ヨンチョルの息子ソ・ドンウ(ヤン・ビョンヨル)が企てた復讐劇だった。父親を裏切った運転手らに復讐した彼の最後のターゲットはカン・チャンソク。依然として会社名だけを変え、車両持ち込み詐欺で運転手たちを苦しめる悪質な社長だった。しかし、事件の顛末を把握したTCIによって検挙されたソ・ドンウは「法律も警察も守ってくれなかったので、同じように仕返しをしただけだ」と鬱憤を爆発させた。確かに、社会システムの不在という辛い現実があったが、だからといって彼の犯罪が正当化されるわけではなかった。今回の事件を通じて、ウ・ドンギ(イ・ホチョル)は父のウ・ギルスン(チュヒョン)も4人の運転手とともにカン・チャンソクを告訴したという事実を知った。ウ・ギルスンは息子に初めて「友達と一緒に戦うべきだったけれど、クビになるのが怖かった。僕が臆病なのを家族が知ることを恐れて言えなかった」と打ち明けた。自身が警察なのにパワハラに遭う父と同僚を守ることができなかったという罪悪感を感じたウ・ドンギは、ソ・ドンウも考えを改めて正しい道に進むことを願った。それでカーキャリアから離れたラチェットのバックルが胸に刺さって死亡した被害者のドライブレコーダーの映像を見せてあげた。彼を待っており、妊娠中の妻との電話の内容がそのまま録音されていたのだ。全く関係のない犠牲者を出したことで、自分が何を犯したのかに気づいたソ・ドンウは、結局涙を流し、頭を下げた。カーキャリア事件を解決したTCIは、有名俳優が違法な営業をするタクシーの中で麻薬を投薬して摘発されたことをきっかけに取り締まりに突入した。ところが、ミン・ソヒ(クァク・ソニョン)と一緒に潜伏中だったチャ・ヨンホ(イ・ミンギ)に「助けてくれ」というハン・ギョンスからの電話がかかってきた。転覆事故で分割支払金もたくさん残っている貨物車を廃車することになり、生活が苦しくなったハン・ギョンスは友人のピョ・ジョンウク(カン・ギドゥン)を「10年前にあった例の事件」で脅迫し、3億ウォン(約3300万円)を要求した。しかし、彼に戻ってきたのは、ピョ・ジョンウクが雇った暴力団からの暴行だった。辛うじて逃げたハン・ギョンスがチャ・ヨンホに連絡した瞬間、黒い車が彼を襲った。ちょうどミン・ソヒが近くの地域で交通事故の通報を受け、出動した。ところが、現場で見つかったのはハン・ギョンスではなかった。血を流して意識を失った被害者は、父親のミン・ヨンゴン(ユ・スンモク)だった。見慣れたタクシーと現場に落ちた家族写真を発見してから混乱に陥った彼女は、担架に載せられた父親を目撃し、絶叫した。これまで無事故だったベテランタクシー運転手のミン・ヨンゴンが、このような事故に遭った理由に視聴者の注目が集まった。この日の放送では、10年前のチャ・ヨンホ交通事故の謎も登場した。被害者の父親であるイ・ジョンソプ(ハ・ソングァン)がソウル庁舎の防犯カメラに映っている姿が見つかると、ソウル庁長のピョ・ミョンハク(ホ・ジョンド)は彼が自身に脅迫メールを送ったと疑った。また、車両爆破で死亡した目撃者のヤン・ジェヨン(ホ・ジウォン)の事件現場の防犯カメラに登場した謎の人物は、イ・ジョンソプのように足を引きずりながら歩き、杖を使っていた。一人でこの映像を見ていたTCIチーム長のチョン・チェマン(ホ・ソンテ)は、「世の中には死んで当然の人間もいる」というイ・ジョンソプの言葉を思い出し、苦しんだ。イ・ジョンソプが最も有力な容疑者となったなったその時、チョン・チェマンも杖を持っていた事実が明らかになり、「犯罪がまた別の犯罪で隠れる」というTCIの標語が映し出された。当時、最初の捜査官だったチョン・チェマンが、このミステリーの本当のキーマンなのか、また別のどんでん返しがあるのか、今後の展開に期待が高まる。「クラッシュ」は毎週月・火曜日の午後10時にENAで放送され、genie TV、genie TVモバイルでも同時に公開されている。
「クラッシュ」イ・ミンギ&クァク・ソニョンら、危機の中で真のチームワークを発揮【ネタバレあり】
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。。「クラッシュ」の人気が尋常ではない。韓国で28日に放送されたENA月火ドラマ「クラッシュ」第6話の視聴率は、ニールセン・コリア基準で首都圏5.3%、全国5.0%を記録した。6話連続で自己最高記録であり、首都圏1分当たりの最高視聴率は5.8%まで上がった。この日の放送では、イ・ミンギが交通事故のトラウマを克服。被害者を助け、犯人を逮捕する姿が描かれた。そのような中、正体不明の人物が10年前に起きた交通事故の目撃者であるホ・ジウォンが乗った車を爆発させ、衝撃的なエンディングで緊張感を高めた。第6話では、交通犯罪捜査チーム(以下、TCI)が危機の中で真のチームワークを築く様子が描かれた。警察庁の掲示板にはチャ・ヨンホ(イ・ミンギ)の過去に対する悪意のある投稿が掲載された。また、車上荒らし犯と連続強盗・強姦犯が同一人物であるというヨンホの主張が間違っているというDNA鑑識の分析結果が出た。しかし、チーム長のチョン・チェマン(ホ・ソンテ)は、怒鳴る署長のク・ギョンモ(ペク・ヒョンジン)に「責任があるのならば、ヨンホを選択した私にある」とし、彼をかばった。ヨンホには「そんなに落ち込んでいれば犯人が自ら出頭するのか」と彼の方法で捜査を督励した。ヨンホは、もしかしたらTCIでの最後の事件になるかもしれないという覚悟で捜査に乗り出した。再び車上荒らし事件に集中したTCIは、同一事件の前科者たちのアリバイを確認しながら容疑者を絞り込んだ。その間、犯人に暴行されそうになったソ・ユジョン(キム・スンユン)の盗難車両が見つかった。車の中は女性用靴を除いて、ドライブレコーダーやSDカードなど証拠が一つも残っていなかったが、むしろそれが手がかりになった。ヨンホが、犯人は車の中の女性用品を見て運転者の性別を把握し、ドライブレコーダーで運転者の個人情報と生活パターンを把握した後、犯行に移したと推論したのだ。ミン・ソヒ(クァク・ソニョン)は同じパターンの過去の事件を調べ、被害者のチョ・ムンジュを訪ねた。彼女も盗難された車の中でドライブレコーダーとSDカード、そして護身用の電気ショックをなくしていた。ソヒは彼女がなくしたという電気ショックを特定できたが、ムンジュは「何事もなかった」と言い切った。なくしたものが戻ってきたのも、ソ・ユンジョン事件と同じだった。捜査をすればするほど2つの事件が同一犯の犯行である情況証拠が出ると、TCIはDNAの結果にも疑問を抱いた。さらにチェマンが、合同捜査本部のチーム長イ・テジュ(イ・ウィシク)が事務室に訪ねてきて車上荒らし事件に興味を示したと明かすと、目的がなければ絶対に動かない彼の性格をよく知っているソヒは、国立科学捜査研究院を訪ねて直接結果を確認した。車上荒らし犯が使用したハサミから採取したDNAが、連続強盗・強姦犯のDNAと一致するという分析結果だった。テジュが、犯人が吸ったと確認ができないタバコの吸殻の代わりに、ハサミで再鑑定を要請して受けた結果を隠したのだ。その間、ヨンホは厳しい本庁監査課の調査を受けた。疲れた彼を待っていたのは、「警察にはこれがもっと似合う」というメッセージと共に、ソヒがプレゼントしたスニーカーだった。靴を履いて走り、犯人を逃したヨンホのためのエース班長の応援だった。ちょうどその時、心境の変化を起こしたムンジュに会って帰ってきたソヒは、DNAの結果と容疑者に対する情報を共有した。ところが、ヨンホの不吉な勘を働かせるムンジュの陳述があった。「(強姦犯が)一度ターゲットにした女性は、失敗したことがなかったと言っていた」ということが、もし被害女性に対する話だとすれば、失敗した被害者、つまりソ・ユジョンがターゲットになるという意味だった。ソヒが急いで合同捜査本部に情報を共有しに行った間、ユジョンと電話が繋がらないと不吉な予感に包まれたヨンホは、ハンドルを握った。対向車のヘッドライトに全身が凍りつくほど緊張したが、「警察なのに、間に合わなければいけない。人を救うチャンスを逃してしまう」と言ったソヒの教えを思い出した。その時刻、予想通り車上荒らしで連続強盗・強姦犯まで連鎖的に犯したソンジンはユジョンを脅かしていた。幸い、合同捜査本部とTCIより先に到着したヨンホが彼の暴行を防ぎ、逃走する彼を追いかけた。ソヒがプレゼントしたスニーカーを履いて全力疾走して彼を阻み、一対一で対峙することになった状況では「犯人の攻撃パターンを読み出し、技術をかけ」と、ソヒから訓練を受けた警察逮捕術で彼を制圧した。このように世間を騒がせた連続強盗・強姦事件を完璧に解決した中、ヨンホも「職位解除の理由に該当しない」という監査結果を受けた。今回も全てナムガン警察署刑事課の功績となり、TCIは注目を集めることができなかったが、危機の中でより一層深まったTCIの次の活躍がさらに期待される瞬間だった。一方、この日の放送でヨンホに対する悪意のある投稿を掲載した人物が、10年前に起きた交通事故の目撃者だったヤン・ジェヨン(ホ・ジウォン)だったという事実が明らかになった。様々な議論にもかかわらず、ヨンホが警察として残ることになると、怒りを示しながらスピード違反で疾走していた彼の前に、黒い車がまるで怒らせるように割り込んできた。ひねくれた勝負欲を刺激されたジェヨンは危険なレーシングを繰り広げ、結局車が転覆する事故を起こした。ところが車の中で血を流しながら「助けてくれ」と哀願するジェヨンの前に正体不明の人物が近づいてきた。ジェヨンはまるで彼を知っているかのように「ごめんなさい」と言ったが、彼は容赦なくライターを投げて車を爆破させた。視聴者たちも驚愕した衝撃的な展開は、また別のミステリーの序幕を上げた瞬間だった。
「クラッシュ」イ・ミンギ、過去の事故に新たな展開?【ネタバレあり】
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。「クラッシュ」が5話連続で自己最高視聴率を更新した。韓国で27日に放送されたENA月火ドラマ「クラッシュ」第5話の視聴率は全国4.1%、首都圏4.3%になり、5話連続で自己最高記録を更新。首都圏1分当たりの最高視聴率はニールセン・コリア基準で5.3%まで上がった。この日の放送では、交通犯罪捜査チーム(以下、TCI)が追っている車上荒らし犯と、合同捜査本部で捜査中の連続強盗・強姦犯が同一人物である可能性が提起され、10年前に起きたチャ・ヨンホ(イ・ミンギ)の交通事故の最後の目撃者が登場し、また別のミステリーが繰り広げられ、緊張感を高めた。TCIは酔っ払いが死亡した「轢過ひき逃げ」事件の捜査に突入。まず、すでに死亡した被害者を轢過したが、被害者の死亡を知らず逃げたタクシー運転手を検挙した。タクシー運転手は結婚式を控えた娘の顔を思い出し、怯えて逃げたため、潔白を証明する機会を失った。加害者も被害者になる場合が多い残念な交通犯罪捜査の一面だった。ところが、彼がすでに削除したドライブレコーダーを復元すると、決定的な証拠が発見された。すでに事故を起こし、轢過した容疑者が2回目の轢過が起きるまで車の中で見守っていた。被害者と喧嘩したという黒い帽子をかぶった男性だった。その上、容疑車の車は既に盗難被害届けが出された事実まで明らかになった。これにチーム長のチョン・チェマン(ホ・ソンテ)は旧型車だけを狙った連続車両荒らしと判断し、他の管轄で発生した同一犯行の調査に着手した。その間、年式が古い別の車に対する被害届が見つかった。周りの防犯カメラでは、容疑者が吸っていたタバコを捨てるシーンがキャッチされた。そのため、現場の吸い殻を全て回収し、DNA鑑識を依頼したが、有意義な収穫はなかった。ところが、盗まれた車の中にあった財布が戻ってきたという通報者の連絡に、チャ・ヨンホは何かに気づいた。もし犯人が返したのなら、人に良い印象を与えるための偽善であり、これは性犯罪者によく見られるパターンだったためだ。班長のミン・ソヒ(クァク・ソニョン)と一緒に出動した彼は、通報者を脅かす帽子を被った男の犯行を防ぐことができた。しかし、体力がないチャ・ヨンホが犯人を逃し、事件は再び原点に戻った。しかし、話題の連続強盗・強姦事件を捜査中の合同捜査本部がこの事件に関心を示し、単なる自動車の盗難ではなく、性犯罪の目的があったと判断。これに対し、チャ・ヨンホがこれまで捜査の経過を報告していたところ、衝撃的な発言でTCIと合同捜査本部の刑事の両方を驚愕させた。2つの事件が同一犯の仕業である可能性を提起され、連続強盗・強姦と自動車の盗難が発生した地域と時期を表示した地図を見せると、鳥肌が立つほどほぼ一致した。合同捜査本部を率いる重大犯罪捜査課のイ・テジュ(オ・ウィシク)チーム長は「興味深いが、情況証拠だけだ」と一線を引いたが、チャ・ヨンホは「犯行現場で回収したタバコの吸殻、連続強姦犯のDNAと比較してみろ」と対抗した。果たしてチャ・ヨンホの主張どおり、世間を騒がせた連続強盗・強姦犯がDNA分析で明らかになるのか、その結果が焦眉の関心事になった中、この日の衝撃はここで終わらなかった。警察庁の掲示板には、10年前のチャ・ヨンホの交通事故と関連し「人を殺した殺人者がどうして警察なのか」という匿名の文章が投稿された。それからチャ・ヨンホ、目撃者のピョ・ジョンウク(カン・ギドゥン)とヤン・ジェヨン(ホ・ジウォン)、そして被害者の父親イ・ジョンソプ(ハ・ソングァン)に伝えられた謎の手紙が、ピョ・ジョンウクの父親で本庁の重大犯罪捜査課の課長ピョ・ミョンハク(ホ・ジョンド)にも渡された。当時、チャ・ヨンホを単独尋問した警察だったという事実が明らかになったピョ・ミョンハクの過度な反応が疑惑を呼び起こした。そして、ピョ・ジョンウクとヤン・ジェヨンは最後の目撃者である友人チョ・ギョンス(ハン・サンジョ)の元を訪れた。彼が謎の手紙を送ったと疑った2人は「僕たちは口に気をつけながら生きよう。全部終わったことだ」と脅迫。また、チョ・ギョンスが「あの女、お前たちのせいで死んだ」という意味深なことを言うと、怒って彼を蹴った。友人が帰った後、1人残ったチョ・ギョンスは謎の手紙を取り出した。彼も同じ手紙を受け取った受信者なのか、それとも友人たちの疑い通り発信者なのか、ミステリアスな展開で緊張感が高まったラストシーンだった。
「クラッシュ」イ・ミンギ、セクハラ加害者に痛快な一撃【ネタバレあり】
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。「クラッシュ」の人気がますます高まっている。韓国で21日に放送されたENA月火ドラマ「クラッシュ」第4話の視聴率は首都圏4.2%、全国4.1%(ニールセン・コリア)と自己最高記録を更新し、4話連続上昇した。首都圏1分当たりの最高視聴率も5.2%まで上がった。この日の放送ではイ・ミンギが交通事故の加害者だったという衝撃的な事実と共に予想できなかった人物らのつながりが明らかになり、10年前の事故のまた別の真実への疑問が浮上した。第4話では交通犯罪捜査チーム(TCI、Traffic Crime Investigation)の新入主任チャ・ヨンホ(イ・ミンギ)の衝撃的な過去がベールを脱いだ。10年前、交通事故関連の記事が書かれた手紙を受け取ったチャ・ヨンホは、苦しい記憶を思い出した。留学を一週間後に控え、KAISTの寮に荷物を取りに行くため運転していたところ、床に落ちたCDを拾おうとしたことが大事故につながった。彼が訪れた納骨堂のイ・ヒョンスがこの時死亡した被害者で、チョン・チェマン(ホ・ソンテ)は捜査を担当する警察だった。この過去は様々な角度からチャ・ヨンホの現在につながった。まず、TCIが担当した事件の被疑者ヤン・ジェヨン(ホ・ジウォン)は、10年前に事故を目撃した高校生3人の1人だった。ヤン・ジェヨンは自身が走行中だった車からキム・ミンジュ(イ・ナウン)が飛び降りて意識を失った事件の調査を受けるため警察署を訪れ、チャ・ヨンホを見た。その後、別の目撃者の友人、ピョ・ジョンウク(カン・ギドゥン)に「大田(テジョン)事故の時に運転したKAIST、あいつ警察になったんだ」と言ったヤン・ジェヨン。それから二人ともチャ・ヨンホと同じ手紙を受けたことが分かった。意識を取り戻した被害者のキム・ミンジュは、自身が働く会社の会長の息子ヤン・ジェヨンのセクハラを避けようと車から飛び降りたと供述したが、突然告訴を取り下げた。ヤン・ジェヨンが「会社から首になり、会長の息子にアタックした花蛇だと噂され、就職もできないだろう」と脅迫したためだ。娘が眠っている間、この脅迫を全て録音した携帯電話を見つけた彼女の母親は胸を叩きながら涙を流した。「お金があってコネがあれば罪を犯しても堂々として、お金がなくてコネがなければ被害に遭っても罪人」になるもどかしい現実だった。しかし、チャ・ヨンホならではの痛快な一撃が視聴者を喜ばせた。ヤ・ジェヨンが運転するスーパーカー5台がすべて会社法人の名義であることを利用し、国税庁に地方税の滞納を通報したのだ。車には全て差し押さえシールが貼られ、父親のヤン・ソクチャン(イ・ユジュン)会長は、彼に向かってゴルフクラブを振った。チャ・ヨンホが情報を提供した事実を知ったヤン・ジェヨンは「人まで殺した奴が何の資格があるのか」とし、警察を止めさせると憤慨した。ところが、謎の手紙を受けたのはチャ・ヨンホ、ピョ・ジョンウク、ヤン・ジェヨンだけではなかった。10年前、事故で娘のイ・ヒョンスを亡くした父親のイ・ジョンソプ(ハ・ソングァン)にも同じ手紙が届いた。実は、チャ・ヨンホとイ・ジョンソプの関係はミステリーの核心の一つだった。加害者と被害者の遺族が今まで会っていることも不思議だったが、イ・ジョンソプは後輩のチョ・チェマンに「あの子も被害者」とし、警察になりたいというチャ・ヨンホを受け取ってほしいと頼んだ。それから10年が経った今、誰がどんな理由で事故の関連者4人にこの手紙を送ったのだろうか、気になる。TCIは人を車輪で踏んで通る「轢過事故」で酔っ払いが死亡した事件の捜査に突入した。被害者は酒に溺れて暮らす町の住民で、酔うと誰にでも文句をつけるトラブルメーカーだった。事故当日、目撃者の陳述によると、彼は午前1時まで食堂で酒を飲み、それから黒いバケットハットをかぶった男と喧嘩になった。自動車のスペシャリストのウ・ドンギ(イ・ホチョル)は死亡者の首の部分を通ったタイヤの種類が2つだという国立科学捜査研究院の調査結果を基に、「事故を起こした2台の車が準中型自動車とタクシーだ」と分析した。これを受け、TCIは被害者死亡の追跡当時、防犯カメラに撮られた車両の範囲を狭めていった。その間、ナムガン警察署には連続強盗・強姦事件で合同捜査本部が設立された。捜査本部を激励するため、ナムガン警察署を訪れた重大犯罪捜査課の課長ピョ・ミョンハク(ホ・ジョンド)とチャ・ヨンホの出会いも疑問だった。ピョ・ミョンハクは10年前の事故当時、チャ・ヨンホを尋問した警察だったのだ。すでに息子であり目撃者だったピョ・ジョンウクからチャ・ヨンホがTCIに合流したという事実を聞いていたが、ピョ・ミョンハクはまるで知らない人のように笑顔で「大変なチームに入って苦労するだろう」と握手をした。そしてチョン・チェマンは遠くからこの光景を意味深長に見守っていた。色々な事実を暗示するような息詰まるラストシーンに緊張が高まった。「クラッシュ」は毎週月曜日と火曜日の午後10時にENAで放送され、genie TV、genie TVモバイルでも同時に公開されている。
「クラッシュ」イ・ミンギ&クァク・ソニョンら、交通事故から企業の不正を暴く【ネタバレあり】
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。ENA月火ドラマ「クラッシュ」が、視聴率を伸ばしている。韓国で20日に放送された第3話の視聴率は、首都圏4.1%、全国3.8%で3話連続で上昇し、首都圏での1分間の最高視聴率は、4.7%まで跳ね上がった(ニールセン・コリア提供) 。この日の放送では、イ・ミンギが加わって完全体となったTCI(Traffic Crime Investigation)が、幽霊が出るカンヒ三叉路事件を完璧に解決した。これにより、制作陣が「実話をモチーフにした」と明かしたレッカー車&工業所&レンタカーのカルテルの衝撃的な黒幕が明らかになった。ENA月火曜ドラマ「クラッシュ」第3話で、交通犯罪捜査チームTCIは、カンヒ三叉路で特に事故が多く発生していることに注目した。警察署に相談が寄せられた事件だけでも4件、保険会社に報告された事故まで合わせると合計13件、その中で死亡事故は2件もあった。道路構造上の問題も明らかになった。道路が平坦すぎて水が抜けないため、雨が降ると車輪が滑ってしまうのだ。ハンドルが勝手に動いて事故を起こしたという被害者の供述と一致し、事故があった日を調べてみると、雨が降った日ともほぼ一致していた。しかし、それらの事故はまともな調査は行われていなかった。その背景には、「周辺にアパートが建った際に、無縁墓地を壊したせいで、幽霊が離れられない」という変な噂があったからだ。しかし、張り込み捜査を行った主任のチャ・ヨンホ(イ・ミンギ)と班長ミン・ソヒ(クァク・ソニョン)は、幽霊を追う最中に意外な情報を入手した。近所の老人ホームに入居していたおばあさんが、亡くなった夫が迎えに来ると言って、白い喪服を着てこっそり出かけたが、昨年亡くなっていたということだった。また、そのおばあさんを幽霊だと勘違いして最初に事故を起こした運転手は、TCIがカンヒ三叉路で事故に遭った時、一番最初に到着したレッカー車の運転手だった。TCIは、交通事故の被害者がその周辺でレッカー車の会社を運営しており、同じ事故が繰り返されているという点で、怪しい匂いを感じ取った。そこで事故の被害者を調べてみると怪しい点がいくつもあった。レッカー業者からぼったくりされただけでなく、無料支援というレンタカーの修理費まで巨額を請求されたという。被害者たちは、整備業者もグルだと推測したが、告訴まではしなかった。その一味が自宅まで訪ねてきて騒ぎを起こすなど、数ヶ月間苦労したことにうんざりしていたからだ。被害者の証言をもとに、TCIがさらに深く掘り下げた結果、周辺の地域事業権を席巻したレッカー車&工業所&レンタカーのカルテルの存在を突き止めた。問題は告訴した人がいないため、令状の請求ができないことだった。そこでミン・ソヒは「私たちが被害者になろう」と、機転を利かせた。そこで廃車寸前の中古車を購入し、カンヒ三叉路で故意に事故を起こすと、予想通りカルテルは動き出した。そうしてミン・ソヒが被害者のふりをしている間、TCIは彼らの間でコミッションが交わされる現場を撮影するなど、証拠を着実に収集した。チャ・ヨンホは、謎の解明に乗り出した。雨が降っていない日にも、その道だけが濡れていること、そして周辺の街路樹の葉だけが枯れていることなどだった。その手がかりは、レンタカー会社で見つけた塩化カルシウムにあった。雨が降らない日には散水車の作業があったことを区役所に確認したチャ・ヨンホは、濡れた道路に塩化カルシウムを散布すると、水分を吸い取って道路が濡れたまま長く保たれるという科学的事実を推論した。植物が枯れたのも、レンタカーの従業員の腕に火傷のようなものが見つかったのも、すべて塩分によるものだった。こうして完璧に証拠を収集したTCIは、カルテルの撲滅に乗り出した。今回は後ろから見守るだけだったチーム長のチョン・チェマン(ホ・ソンテ)まで、隠していた武術の実力を発揮し、ミン・ソヒ&オ・ヒョンギョン(ムン・ヒ)と爽快なアクションを繰り広げ、カルテル一味を一網打尽にした。チャ・ヨンホとウ・ドンギ(イ・ホチョル)は、次々と倒れた一味に使い捨ての手錠をかけて、協力プレイを披露した。「幽霊体験ごっこは楽しかったか? これからは刑務所体験ごっこをしてみろ」と痛快に一喝した。この日の放送ではチャ・ヨンホのもう一つの過去のネタが登場した。チャ・ヨンホの前に「早朝に運転、道端で新婚夫婦が死亡、前方注意怠慢が原因」というタイトルの記事が郵便で送られてきた。そして誰が、なぜ送ったのか分からないこの記事は、前回の放送でチャ・ヨンホが無意識のうちに思い浮かべた交通事故とオーバーラップした。チャ・ヨンホを呼び出したチョン・チェマンは「兄さんから聞いた。愛する人を失った人も、そうさせた人も大変だっただろう」と言ったエピローグは、疑問をさらに倍増させた。このすべてのネタは、チャ・ヨンホの過去の交通事故のトラウマに関係していると思われる。回を重ねるごとに増幅されるチャ・ヨンホの謎が視聴者の関心を集めている。
放送開始「クラッシュ」イ・ミンギ、交通犯罪捜査チームと初対面…本格的に捜査へ【ネタバレあり】
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。イ・ミンギがTCI(Traffic Crime Investigation)に合流し、本格的に捜査に出る。韓国で13日に放送がスタートしたENA新月火ドラマ「クラッシュ」で、彼は鋭い分析力を持つ保険調査官チャ・ヨンホを演じている。第1話で、不思議なスーツに姿で自転車に乗って登場したチャ・ヨンホは、連続殺人事件であり、刑事合意支援金を狙った保険詐欺事件を調査するために中古車売買団地を訪れた。しかし、交通犯罪捜査チーム(TCI)による中古車押し売り組織の検挙のための作戦に巻き込まれた彼は、解明する間もなく殴られ、気絶したことに続き、手錠をかけられて警察署に連行されるなど、TCIチームとはとんでもない初対面となった。第2話ではチョン・ホギュ(ペ・ユラム)を刑事合意支援金を狙った保険詐欺であり、連続殺人事件の犯人ととみて、彼の行動を追跡するチャ・ヨンホとTCIの奮闘が描かれた。チャ・ヨンホはチョン・ホギュがチョ・ソクテ(イ・ギュウォン)を狙っているという事実に気づき、一歩早く動き、TCIが犯人を逮捕するために貢献した。また、保険金に受け取るために実母を事故に偽装して死亡させた冷酷な息子と犯人から金を受け取り、保険詐欺を黙認した保険調査官の癒着関係を明らかにし、事件を解決。脅威と防火危機の瞬間を無事に通過した彼だったが、内部告発者としてレッテルを貼られ、職場を辞めることになり、1年後に幹部の特別採用でTCIに合流し、新しい事件を予告した。イ・ミンギは、もどかしいほど原理と原則を重要視するチャ・ヨンホを憎むことができない人物として表現し、キャラクターの味をしっかりと生かしている。それだけでなく、特有の凄まじい演技はチャ・ヨンホの奇妙さを倍増させて笑いを誘う。不意を突く分析力と、意外と抜けている部分を同時に表現するイ・ミンギの今後の活躍に期待が高まっている。
イ・ミンギ、新ドラマ「クラッシュ」の出演を決めた理由を明かす“台本がとても面白かった”
俳優のイ・ミンギが「クラッシュ 交通犯罪捜査チーム」に出演した理由を明かした。本日(13日)、ソウル市麻浦(マポ)区上岩洞(サンアムドン)スタンフォードホテルでENA新月火ドラマ「クラッシュ」(脚本:オ・スジン、演出:パク・ジュヌ)の制作発表会が開かれた。この日、イ・ミンギは「台本がとても面白かった。交通犯罪を取り扱うということが斬新だったし、『これも犯罪になり得るんだ』『このような素材でもドラマが作れるんだ』と思った」と話し始めた。続いて「僕が見せたかった姿があったというよりは、以前まで警察を演じた男性主人公とは異なるイメージなので良かったと思う。ヨンホ1人ではなく、チーム内でみんなと一緒になる時にヒーローになるのが長所だと思った。アクションはできないから体でぶつかり、チームに入ってますます発展することになる」とキャラクターの魅力を明かした。「1人でアクションをしないから、スッと付いていったのではないか」という反応に対しては「撮影の時、(イ)ホチョルから似たような話をされたことがある。僕に『楽している』と言っていた」と笑いを誘った。「クラッシュ 交通犯罪捜査チーム」は通称TCI(Traffic Crime Investigation)と呼ばれ、署内では全く相手にされない交通犯罪捜査チームが、絶妙なチームワークで無法者たちを検挙しまくる痛快アクションコメディだ。韓国で本日午後10時に放送がスタートする。