「クラッシュ」クァク・ソニョン“すでにシーズン2の話も…共演者たちと仲良く過ごしている”
写真=ZIONエンターテインメント
化粧っ気のない顔と小さい体、落ち着いた穏やかな声を持つ女優クァク・ソニョンには、人をひきつける不思議な力があった。蒸し暑さを忘れるほど、柔らかくポジティブな力がいっぱいだった。最近、ドラマ「クラッシュ」を通じて大人気を集めたせいか、インタビュー中に明るい表情をしていたクァク・ソニョンから、健康的なエネルギーを得ることができた。最近、マイデイリーはソウル江南(カンナム)区にあるカフェで彼女に会い、放送終了となったドラマ「クラッシュ」について話し合った。
ENA月火ドラマ「クラッシュ」は、悪人を最後まで追跡する交通犯罪捜査チーム(TCI、Traffic Crime Investigation)の物語を描いた作品だ。劇中、クァク・ソニョンはナムガン警察署交通犯罪捜査チームのミン・ソヒ役を務めた。
この日、彼女はたくさんの視聴者から愛された心境として、「すごく嬉しいです」と、明るく笑った。彼女は「すべての出演陣が大きな夢を抱いて参加した作品だったので、より高い数値を期待したりもしていました。それでも視聴者の方々の反応がとても良かったですし、自分が出演した作品を見て、毎回面白いと思い、終了するのが寂しかったのは初めてでした。みんな喜んでいましたし、『シーズン2はいつから?』という話も出ています。みんな今より忙しくなる前に、体が健康な時に、一歳でも若い時にやろうと言っています」と伝えた。
続いて「放送を見ていたので、夜は忙しかったです。『わぁ、このシーンがこのようになったの?』とびっくりした時もあります。自分の台本でないと、撮影現場で(流れを)見ることができないので、他の俳優たちの演技に感動しました。ベテラン俳優の方々が合流したというのは知っていましたが、みんなキャラクターそのものでした。私が出る時には恥ずかしかったですが、乗り越えて見守りました(笑)」とつけ加えた。
劇中、ミン・ソヒは何でもやり通す性格の持ち主で、武術の実力はもちろん、卓越した運転能力も持っている。作品では、彼女のしっかりしたアクションが印象的だった。
彼女は「ムンヒさんと共に、アクションスクールで長い間学びました。雨の日にも雪の日にも、ほぼ毎日行きました。息を合わせなければならなかったので、基本的な動作から身につけなければなりませんでした。前転と後転、受け身もたくさん練習しました。そのように(アクションが)身につくまで、時間をたくさん投資しました。そのためアクションが怖かったりはしませんでした。スタントマン、そして武術チームの方々から助けてもらいました」と告白した。
また「初のアクションシーンが中古車店だったのですが、練習はたくさんしたけれど、実戦は初めてなので心配になりました。また劇中、焼酎の瓶で頭を殴ったり、ムンヒさんが植木鉢で頭を殴るシーンがあったのですが、それは現場で突然決まったシーンだったんです。そのシーンも怖かったです。用意された小道具も少なかったですし、(カメラ)アングルも気にしなければならなかったですし、誰も怪我してはいけないし……NGを出してはいけない状況でした。その時はたくさん緊張しましたが、それからは楽しく(アクション撮影を)やりました」と撮影当時を思い出した。
アクションで好評を得たが、意外に彼女は未練が残っているという感想も伝えた。
彼女は「満足できるアクションはなかったんです」とし、「足りない部分が多かったです。それでもベストを尽くしました。スタッフの方々から『体を大切にね』と言われるほどでした。それでも個人的に好きなアクションは、ヤン会長を捕まえる時だった。また、塩化カルシウムでだますシーンも印象的でした」と述べた。
ミン・ソヒというキャラクターへの信頼も深く見えた。キャラクターの説得力を高めるため、どのような努力をしたか質問すると、彼女は「ミン・ソヒは(犯罪者を)制圧することができる能力がある人だと考えました。そのため『これ、男性のアクションじゃないの?』という考えは、一度もしたことがありませんでした。この人物は運動を一生懸命にしていたので、制圧する力もすごいと考えて演技しました」と説明した。
そして「アクションに没頭していました。特に技術を使うと、すごく大きな人も倒すことができます。家で夫を相手にシミュレーションしてみました」と語った。彼女は「夫にいきなり技術を使ってみたら、実際に倒れたんです。やってみたらできました。そのように日常でも(アクションの技術を)使ってみて、とんでもない技術を現場では可能な動作に変えました。夫はドラマを見て『僕にやられた動作があれだったんだ。ベテランのように見えるね。頑張ったね』と絶賛してくれました」と笑顔を見せた。
インタビューの最後に彼女は、共演俳優たちと今も連絡をとるなど、仲良く過ごしていると愛情を示した。彼女は「撮影現場の雰囲気がとても良かったんです。みんな良い人でした。人見知りをする5人が集まって、制作発表会の後に団体チャットルームも作りました。最近では毎日やりとりしています。誰かがインタビューをしたら祝ってあげたり、からかったりします。連絡先を交換したのはちょっと遅かったのですが、今も仲良く過ごしています」と伝えた。
そして「この作品は、一度も撮影中に大変だった時がなかった作品でした。素敵な人たちと幸せな時間を過ごした、それに結果も良かった、たくさん愛された作品として記憶に残りそうです」とつけ加えた。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- イ・イェジュ
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