TWO WEEKS
記事一覧

三浦春馬主演!ドラマ「TWO WEEKS」の日本リメイク決定…フジテレビで今夏放送
イ・ジュンギ、パク・ハソンらが出演したドラマ「TWO WEEKS」が日本でリメイクされる。日本の各メディアによると、2013年に韓国で放送されたMBCドラマ「TWO WEEKS」がリメイクされ、フジテレビで7月の火曜午後9時に放送される。主演は三浦春馬に決定した。「TWO WEEKS」は、殺人犯の濡れ衣を着せられるが、自身に白血病を患っている娘がいることを知り、娘の命を救うために奮闘する2週間の話である。韓国では俳優イ・ジュンギが演じた主演のチャン・テサン役(リメイク版では結城大地役)は、三浦春馬が演じることになった。tvNドラマ「シグナル」「ミセン-未生-」、SBS「グッド・ドクター」など、日本でリメイクされた韓国ドラマが注目を集めた中、「TWO WEEKS」も日本の視聴者の心を掴むことができるのか、期待される。・EXO チャンヨル、三浦春馬と日本で記念ショット日韓イケメンの友情が話題・「TWO WEEKS」イ・ジュンギ初回放送直後、ドラマへの反応を見て叫んだ

MBCドラマは恋の架け橋?…ドラマから本当のカップルになったスターTOP5
ドラマを飛び出し、現実でもカップルになった。「恋のゴールドメダル~僕が恋したキム・ボクジュ~」で視聴者をときめかせたイ・ソンギョン&ナム・ジュヒョクをはじめ、MBCドラマを通して知り合い恋人関係に発展し、実を結んだカップルに多くの応援と祝福のメッセージが届き、注目を集めている。MBCドラマを経て恋人に発展したカップル5組をまとめてみた。#イ・ソンギョン&ナム・ジュヒョクイ・ソンギョンとナム・ジュヒョクは、モデル仲間であり同じYG所属俳優として「恋のゴールドメダル~僕が恋したキム・ボクジュ~」以前から親交はあった。しかし、二人の絆を固くしたのは、やはり「恋のゴールドメダル~僕が恋したキム・ボクジュ~」であり、劇中の甘い恋愛演技は視聴者をときめかせた。イケメンと美人のいがみ合いから甘いキスシーンまで、二人が一緒にいるだけでも絵になり、グラビアとなった。そんな二人の雰囲気に、ファンからは本当に付き合ってほしいという声も寄せられていた。#イ・サンウ&キム・ソヨンイ・サンウとキム・ソヨンはMBC「ハッピー・レストラン~家和萬事成~」で共演、恋人関係に発展した。ハッピーエンドで幕を下ろしたドラマのように、二人もドラマが終わる頃お互いを意識し始め、昨年9月に恋人になったと公式に発表した。共にデビュー以来、初の公開恋愛であるため多くの人々から関心が集中した。そして6月に結婚し、多くの人々から祝福の拍手を受けた。#チュ・サンウク&チャ・イェリョンチュ・サンウクとチャ・イェリョンは、MBC「華麗なる誘惑」を通して同僚俳優として知り合い、恋人関係へと発展した。そして5月に結婚を決心したとコメント。二人の所属事務所は「互いの信頼と愛をもとに生涯の伴侶となり、共に過ごすことを約束し、以前より静かに結婚を準備してきた」と伝えた。同じ趣味を共有し、お互いを支え合っているという説明だ。#リュ・スヨン&パク・ハソン2016年1月に夫婦となったリュ・スヨン&パク・ハソンは、MBC「TWO WEEKS」で知り合った。リュ・スヨンがバラエティ番組で明かしたラブストーリーによると、二人はドラマ終了後、別の機会に出会う機会を持って恋人になったという。ささやかなデートを楽しみながら、互いに対する愛情を育ててきた二人は2年の交際の末に結婚し、新婚生活を送っている。#ユン・ヒョンミン&ペク・ジニユン・ヒョンミンとペク・ジニはMBC「いとしのクム・サウォル」から本当の恋人に発展した。二人は所属事務所を通して「ドラマで先輩後輩として知り合い、昨年4月から恋人関係に発展し、現在まで良い関係を続けている」と交際を認めた。これまで交際説を否定してきた二人は、1年を経て交際をオープンにし、多くの関心を寄せている。

「TWO WEEKS」共演から熱愛へ…リュ・スヨン&パク・ハソンの愛情たっぷりの過去のインタビューに関心集中
俳優リュ・スヨンと女優パク・ハソンが熱愛を認めた中、二人の過去のインタビューが改めて話題となっている。2013年8月4日に韓国で放送されたMBCの芸能情報番組「セクションTV芸能通信」では、MBCドラマ「TWO WEEKS」出演陣のインタビューが公開された。当時、「TWO WEEKS」で共演したイ・ジュンギはパク・ハソンとの恥ずかしいシーンについて「女優さんとの初対面で、スキンシップをしなければならなかった」と明かし、パク・ハソンは「私が恥ずかしがってしまうと、イ・ジュンギさんが恥ずかしがると思い、うまく処理しておいたのでお好きにどうぞと言った」と話した。イ・ジュンギ、パク・ハソンの話に対してリュ・スヨンは「僕の方がぎょっとした。何だか熱くなった。まあ、演技だから」と冗談めかして言った。当時「TWO WEEKS」の劇中でリュ・スヨン、パク・ハソンは婚約していたからだ。続いて、リュ・スヨンは劇中でのパク・ハソンとの恋愛模様について「全16話の中で、イ・ジュンギさんに奪われないように、台本に書かれていないことも演じているが、あまり効果がない。台本にはないスキンシップを演じたり、キスを誘ったりするが、放送で流れるかどうかは分からない」と告白した。イ・ジュンギは「ご本人の欲をよく満たしている」と付け加え、笑いを誘った。リュ・スヨンとパク・ハソンは本日(23日)午前、交際中であることを認めた。

イ・ジュンギが初の父親役を演じた「TWO WEEKS」DVDが7/16リリース決定!
イ・ジュンギが初の父親役を演じた「TWO WEEKS」のDVDが7月16日(水)にリリースされることが決定した。イ・ジュンギが演じたのは、人生を投げ捨てているチンピラ、テサン。だが、自分に娘がいたこと、しかも彼女が白血病であることを知り、娘、娘をひとりで育ててきてくれた愛していた彼女のために生きようと決意するが、殺人犯として追われる状況になってしまう。二人の愛のために逃げるテサン、娘に残された期日は14日間。「24」など多くのヒット作を生み出している時間制限ありのストーリー展開と、その中でテサンが見つける人生の意味、愛した彼女とテサンを追う刑事との三角関係。ストーリーに込められたドラマ性、手に汗握るストーリー展開から目が離せなくなること必至だ。女性のような美貌と圧巻の演技力で注目を浴び、「アラン使道伝」「一枝梅(イルジメ)」と進化してきた役者イ・ジュンギ。本作では娘への限りない父性愛に満ちあふれた初の父親役への挑戦と無実の罪で追われる一人の男としての葛藤を見事に表現。また、絶え間ない逃走劇の中、崖の上から急流へ飛び込み危機をかわすなど、数多くのアクションシーンもノースタントで挑戦した。そして、逃走劇には必須の変装姿もこの作品の大きな見どころとなっている。父性愛、アクション、年齢とともに変わり続ける新たなる役者、イ・ジュンギの魅力を見逃せない。共演者には、若手からベテランまで豪華且つ実力派の俳優陣が揃い。イ・ジュンギ演じるテサンの元恋人でシングルマザーであるイネに「スリーデイズ~愛と正義~」のパク・ハソン。そのイネを巡って恋のライバル関係ともなる、テサンを追う熱血刑事スンウに「マイ・ラブリー・ブラザーズ」のリュ・スヨン。事件解決のために女性であることを捨てた検事チェギョンに「検事プリンセス」のキム・ソヨン。感情を全く出さないゆえに恐ろしさが湧き上がってくる殺し屋を「太陽を抱く月」で大きな注目を浴びたソン・ジェリム。そして愛らしさでいっぱいの娘スジンをイ・チェミが見事に演じる。そして人気アイドルグループTEENTOPのニエルがわずかなシーンながらも鮮烈な印象で出演しているのも注目だ。俳優たちの緊迫感のある演技がさらにドラマを盛り上げていく。14日間、彼は愛のために逃走する初の父親役、圧巻のアクション、最高の演技、新たなるイ・ジュンギが誕生した「TWO WEEKS」は、シンプルBOXの5,000円シリーズ1&2として、7月16日(水) に発売される。「TWO WEEKS」<シンプルBOX 5,000円シリーズ>DVD-BOX1&27月16日(水) 発売 各5,000円+税レンタルDVD vol.1~6 8月2日(土) リリース開始 ※以降順次リリース発売元:エスピーオー/フジテレビ 販売元:エスピーオー(C)2013MBC「TWO WEEKS」公式サイト

【MBC演技大賞候補】パク・ウォンスク&コ・ヒョンジョンにハン・ジヘとイ・ジュンギが挑戦状
昨年の「MBC演技大賞」は、「馬医」を通じてデビューして初めてドラマに出演したチョ・スンウが大賞を獲得する波乱が起き、「光と影」のアン・ジェウクが無冠にとどまったことにより、公正性を巡って議論を呼んだ経緯がある。このため今年は、MBCが大賞のトロフィーの主人公として、人々が納得するに値する俳優を選択するかに関心が集まっている状況だ。今年の有力候補には、女優パク・ウォンスク、コ・ヒョンジョン、ハン・ジヘ、俳優イ・ジュンギなどの名が挙げられている。◆「百年の遺産」で鬼姑を熱演したパク・ウォンスクパク・ウォンスクは、週末ドラマ「百年の遺産」でパン・ヨンジャに扮し、息子チョルギュのためには嫁のチェウォンにどんな悪事もいとわない鬼姑の姿を、不気味さが感じられるほどリアルに演じた。ドラマの中盤以降、新しい嫁のホンジュとパン・ヨンジャの対立が最大の見どころになったほど、視聴率30%を越えるドラマの人気を主導した。最近放送中の週末ドラマ「黄金の虹」でも悪役であるカン・チョンシム会長役で、ドラマに緊張感を吹き込むなど、今年一年MBCドラマに及ぼした影響力が大きかった。パク・ウォンスクはMBC2期公採タレント出身で、これまで「KBS演技大賞」の最優秀演技賞、「MBC演技大賞」の女優優秀賞、中堅俳優部門・黄金の演技賞、「第12回大韓民国バラエティー芸術賞」の文化観光部長官表彰などを受賞したことがある。◆「女王の教室」で原作以上の演技を披露したコ・ヒョンジョン2005年に日本テレビで放送され、大きな人気を得た同名ドラマをリメイクした「女王の教室」でコ・ヒョンジョンは、女性主人公のマ・ヨジンを務め、特有のカリスマ性でドラマを圧倒した。原作があるために自然に比較が相次いだが、「原作をわざと見なかった」と語ったコ・ヒョンジョンは、微妙な感情の変化を繊細な表情演技でこなし、原作のヒロインである阿久津真矢役の天海祐希とはタイプが異なる表現力で、自身のキャラクターを完成させた。ただしコ・ヒョンジョンの熱演にもかかわらず、10%を超えることができなかった視聴率は、やや残念さを残した。1989年のミスコリア大会出身のコ・ヒョンジョンは、中間にブランクがあったが、芸能界復帰後にさらに円熟した演技力を誇示し、2009年「善徳女王」では「MBC演技大賞」の大賞、2010年「レディプレジデント~大物」では「SBS演技大賞」の大賞を獲得したことがある。◆「金よ出てこい☆コンコン」で双子のモンヒとユナを行き来したハン・ジヘ自身は努力に対する報酬を受けたと語り、「大賞を受賞しなくてもかまわない」と涙を流したが、今年に関しては大賞を与えても惜しくないぐらい、ハン・ジヘの活躍が目立った。20%を超える視聴率で、お茶の間で人気を得た週末ドラマ「金よ出てこい☆コンコン」で、ハン・ジヘは双子のモンヒとユナの一人二役を演じたが、素朴で善良なモンヒと贅沢で利己的なユナを行き来しながら、自身の演技力をひたすら披露した。特にドラマの中でモンヒがユナであるふりを演技したシーンは、複合的なキャラクターが必要だった瞬間に、ハン・ジヘの絶妙な表現力があったから可能だった場面だった。昨年の「MBC演技大賞」で、「メイクイーン」で最優秀賞を受けた時でさえも首をかしげている人々がいたのが現実だが、「メイクイーン」に続いて「金よ出てこい☆コンコン」で再び週末ドラマを選択し、賞に相応しい演技力を人々に誇示した。◆「TWO WEEKS」で全身を投じて脱走犯になったイ・ジュンギ「TWO WEEKS」が10%をかろうじて超えて、視聴率が高くなかったにもかかわらずウェルメイドドラマ(完成度の高いドラマ)という好評を受けたのは、映画のような演出と隙のない脚本の力が大きかったが、脱走犯チャン・テサンを演じたイ・ジュンギがいなかったら決して可能ではなかったはずだ。イ・ジュンギは、口惜しい濡れ衣を着せられているチャン・テサンの二週間の話を演じながら、休む間もなく走り回り、土の中に埋もれたりするなど、全身を投じる情熱を披露した。娘に向けた熱い父性愛の演技も一品であり、悪役だった先輩女優のキム・ヘオク、チョ・ミンギとの対立シーンでは、決して劣ることのない立派な演技力で、ドラマに緊張感を存分に吹き込んだ。「犬とオオカミの時間」を通じて「MBC演技大賞」の男優優秀賞、「イルジメ」を通じて「SBS演技大賞」の最優秀演技賞などを受賞している。

「TWO WEEKS」イ・ジュンギ“初回放送直後、ドラマへの反応を見て叫んだ”
ソ・スジンの父親チャン・テサンとして過ごした時間「別の世界に入り込んだ感じ」MBC水木ドラマ「TWO WEEKS」が終了してすぐ、イ・ジュンギはチャン・テサンの役から抜け出そうとした。わざと髪を金髪にしたり、外見のあちこちに変化を与えようとした。所属事務所に2週間だけ休暇をもらい、自分だけの時間を作ったが、むしろその時間の中で虚しさを感じたという。ドラマの後、イ・ジュンギは不本意ながらもチャン・テサン病(チャン・テサンのことで心を焦がすこと)に陥った。一部メディアでは、彼の言葉の断片を切り取りうつ病という記事が報じられた。しかし、実際に話の筋道から考えると、彼の状態をうつ病と決め付けるにはやはり考え過ぎであった。役から抜けるためにサイクリングを始めたり、知人と時間を過ごしたりしながらイ・ジュンギは本来の自分を取り戻していった。自分の状態を周りを見て判断した。「いつもは撮影終了後に役の余韻は長く続かなかったが、今回は少し長引いた。感情の消耗は前作でもあったが、今回はとりわけ消耗した。どこか別の新しい世界に入り込み、また帰ってきたような気分というか。精神的負担を感じていたからかも知れないし、ありのままの自分を放出したからかもしれない」作品で役に入る度に自分を酷使?「上手くやらないと休めない」イ・ジュンギは毎回作品で役を演じる度に細かいディテールまでこだわって表現しようとしてきた。その努力は自身を酷使していると思われるほど凄絶である。映画「王の男」「フライ・ダディ」の時は、綱渡りやボクシング、ロッククライミングを完璧に見せるために、しなくてもいいアクションをあえてマスターしたという逸話は、今や有名なエピソードとなっている。「今回の作品でもそうしない訳にはいかなかった。冗談半分だが、今回上手くできなければ数年間は休むつもりだった。結婚もしていない僕が娘を持つ父親の父性愛を表現しなければならなかった。しっかり表現しないと共感も得られない上に『TWO WEEKS』がとんでもない作品になってしまう恐れがあった。実は『TWO WEEKS』に出演を決定する直前、他の作品も見ていたが、ソ・ヒョンギョン脚本家にお会いして台本を受け取るとすぐに断った。この役はソン・ヒョンジュ先輩のように経験豊富な方が演じるべきだと思ったからだ。しかし、ソ・ヒョンギョン脚本家から連絡が来て、『絶対に出演するべきだ』と言われた。僕自身を変化させることができるから信じて付いて来いと仰り、早く決断して欲しいと言われて結局ソ・ヒョンギョン脚本家に会ってからわずか2日後に出演を決めた」そうして出演を決めてからは苦難の連続だった。イ・ジュンギは「現場で上手だと言われることに慣れていたが『TWO WEEKS』は台本読みの時からあらゆる指摘を受けた」と言って厳しかった現場の雰囲気を語った。チャン・テサンの感情をどう表現すべきか悩んだが最終的には脚本家と監督に頼るしかなかった。「何から始めるべきか分からないほど難しかった。監督が僕を励ましながら『第1話から共感してもらわなければならない』と仰ったので本当に最初から大変だった。どうすればチャン・テサンの父性愛に共感してもらえるだろうかと考えていた。しかも、これは普通の父性愛ではなく、いきなり現れた娘に対する愛情だ。ドラマが開始されたらまた悪質な書き込みをされて、非難を受けるのではないかと焦っていた(笑)ドラマ開始前に記者懇談会を開いたが、ほとんどの記者の方からSBS『追跡者 THE CHASER』と比較する質問をされたが、それは『イ・ジュンギさん、本当にできるの?』という意味に感じられた。僕のファンも、なぜ僕がこの作品を選択したのか疑問に思う方も多い。信頼してもらえる要素がなかったのでプレッシャーが大きかった」ごまかせない父性愛の演技「視聴者の中で子を持つ親の反応が一番怖い」戦々恐々としていたイ・ジュンギは「TWO WEEKS」の第1話が放送され、初めて気を休めることができた。第1話の放送直後、人里離れた山の頂上で、徹夜で撮影をしていたイ・ジュンギは撮影が終わるとすぐにインターネットの記事をはじめ、あらゆるインターネットコミュニティに投稿されたドラマへの反応をチェックした。初回放送なだけに冷静な評価が上がるだろうと予想したからだ。「ドラマの掲示板も見ましたし、ファンの書き込みも読みました。しかし、『ウェルメイドドラマ(完成度の高いドラマ)が誕生した』『演技が上手だった』との褒め言葉が多く、それに対するコメントも良かった。その時は1人、山で叫んだ(笑) 本当に初回のことは忘れられない。プレッシャーがある程度吹き飛んで、これから何とかやって行けそうな気がした」またイ・ジュンギは、この結果は一緒に共演した子役イ・チェミのおかげだとし、自身の父性愛を引き出してくれたのは他ならぬ「ソ・スジンを演じたイ・チェミだった」と語り、見事に演じてくれたと賞賛を惜しまなかった。演技は技術的な部分でカバーできるが、チャン・テサンの父性愛は彼とは別の人格ではないか。イ・ジュンギもそれを知っていた。「父性愛はごまかせない部分だ。凄まじい絶叫なら、一般の人が経験するには複雑な感情なので技術面で何とかカバーすることができるが、父性愛は親であれば分かる感情だ。だから視聴者の中で子を持つ親が一番怖い(笑) もちろん、監督と脚本家が助けてくださった部分が大きかったが、ソ・スジンを見事に演じてくれたイ・チェミには本当に感謝している。あの子が繊細な演技と動きをとても見事にしてくれたおかげで僕も助かった。イ・チェミを見てください!父性愛が出ないわけがない(笑)」イ・ジュンギは「TWO WEEKS」を通じて成長した面があると話した。演技的な面ももちろんそうだろうが、作品に対する姿勢もさらに成熟した。また、演技の底力も少し鍛えられた感じだという。色々な面でこのドラマはイ・ジュンギにとって大きな意味を持つことになりそうだ。「たくさんの賞を受賞したが、僕は賞に対する意欲がとても強い。しかし、いつからか作品の質の方にこだわるようになった。もちろん賞を頂ければありがたいことだが、賞ばかりにこだわるわけにはいかない。出演者同士ではパク・ハソンとキム・ソヨン姉さんと『受賞したいね』と冗談でお互いに言ったりするが、それよりも放送関係者の方々が称賛してくれたことが嬉しかった。前は賞を受賞しても『ジュンギさん、ドラマ面白かったよ』程度だったが、今回は『演技とても良かったよ』と言ってくれた。今の僕にとって、大きな賞を取るよりも客観的な評価の方が大きな喜びだ。俳優としてまた違った面で成長した気分だ。ある能力が更に大きくなったことを経験したような気がする。だから逆に今、気持ちが空っぽになっているのではないかと思う。中にあるものを全部出してしまったので、それを埋めなければならない空間ができた。その空間にはきっと新たな別の役が入るのだろう(笑)」

イ・ジュンギ、彼の情熱そして寂しさ“イ・ビョンホン先輩のように大きなフィールドで活動したい”
MBCドラマ「TWO WEEKS」を終えたイ・ジュンギは、早朝から疲れた様子も見せずに記者たちと向かい合って座り、おしゃべりをしていた。「他の俳優たちはインタビューオファーが来るとまず怖がり、多くの記者たちと同じような話を繰り返すのが大変だと言うらしいが、僕にはそれがまったく理解できない。むしろこのように多くの人々と会って話を交わす時間は寂しくないので好きだ」と微笑むイ・ジュンギ。そんな彼は飾っているようには見えなかった。目の前に向かい合っている人が本心を言っているかどうかは簡単に見破れるではないか。イ・ジュンギはこの日、記者たちとの会話を心の底から楽しんでいた。インタビューでも自身が持つ全ての情熱を注ぐイ・ジュンギ。だが、情熱だけで彼を理解することはできなかった。ある番組を通じてすでに自分は愛情不足だと認めた彼は、この日も寂しさについてずっと嘆いていた。「演技をしていない時は何をすればいいのか分からない。むしろ撮影現場には遊んでくれる人がいるからいいけど、1人で家にいると、ただ面倒くさがり屋の若者が1人存在しているだけだと思わせられる」という32歳のイ・ジュンギ。ここではっきりしておきたいのは、それが決してスターの大げさな不満に聞こえていなかったということだ。誰もいない家に帰ると、突然襲ってくる人生の虚しさ。彼が話した寂しさはそれに近かった。それは実は人々みんなが感じている極めて普遍的感情である。もちろん、イ・ジュンギはその寂しさに人より少し敏感である。だから、俳優として生きているのだろう。―「TWO WEEKS」のチャン・テサンとして数ヶ月を生きた。事情の多いチャン・テサンの人生は演技する立場からも非常に大変だったと思うが、ドラマが終わった今はどうなのか?イ・ジュンギ:心理的に大変だ。憂鬱で虚しい。普通、他の作品を終えた時は知人とお酒を飲んでキャラクターから簡単に抜け出せたが、今回は特に余韻が長く残っている。先週も毎日のように知人たちとお酒を飲みながらもう忘れようとしたが、依然として憂鬱な気分だ。周りから「とても憂鬱に見える。早く抜け出しなさい」と言われている。―通常お酒を飲んで演じた作品から抜け出すタイプなのか?イ・ジュンギ:お酒というよりは、人に会って話しながらキャラクターから抜け出すタイプだと思う。(―主に誰とお酒を飲むのか?)スタッフたちだ。多くの人々と会って感情を発散する。でも、ドラマが終了し、家に1人で閉じこもっていると、世の中から離れているような気がして寂しくなる。だから、ドラマをやっていない時はみんなに連絡して一番近くにいる知人とまた酒を飲み、寂しさを紛らわしている。それ以外に方法がない。実は最近、自転車に乗ってみようとしたが、それも数日間続いただけだ。もう30歳だからだろうか(笑)―いつ憂鬱を感じるのか?イ・ジュンギ:憂鬱な時は、僕は一体何のために生きているんだろうと思ってしまう。そして、演技以外にはないという結論に達する。だから、ずっと撮影現場に行きたくなる。撮影現場には少なくとも遊んでくれる人がいるし、共演俳優でも相手が芸能人だから面白い。そんな華やかな芸能人と働くことが楽しいというのもあるが、それよりも、人生の経験豊かな監督とお酒を飲んだり、年下のスタッフの面倒を見たりしていると、生きているという実感が湧いてくる。でも、家に帰って人間イ・ジュンギに戻ったら、ただ面倒くさがり屋の若者がソファーに座っているような気がする。シャワーを浴びることさえ面倒くさくなる。そんな面倒くささで結局、憂鬱になる。―憂鬱だと言ったが、イ・ジュンギは撮影現場でダンスを踊ったり、女優にいたずらをしたりるなど、ムードメーカーの役割をしていると聞いた。だが、今回演じた「TWO WEEKS」のチャン・テサンの場合、過剰な感情を見せるシーンが非常に多かった。それだけ多くのエネルギーを要するキャラクターだったと思うが、今回もムードメーカーの役割をしたのか?もしそうだとしたら、演技に集中するのが難しかったのではないか?イ・ジュンギ:下手をすれば、違うチャン・テサンが描かれるかもしれないと思い、気をつけたのはある。また、普段は撮影現場の雰囲気をリードし楽しくしなければならないという責任感が大きかったが、今回はそれよりも内面演技に集中できるように努力した。重い作品であるだけに、僕のせいで相手俳優が感情表現に難しさを感じるかもしれないし、チャン・テサンのすべての感情を繊細に描くべきだったので気をつけた。僕だけでなく、各キャラクターを演じた俳優たちのプレッシャーは相当なものだった。だから、みんな基本的に心理的な圧迫を感じていたようだ。―チャン・テサンというキャラクターが持つ様々な感情を描いたことは、イ・ジュンギ個人にとってはどんな経験になったのか?特にチャン・テサンを演じるイ・ジュンギが子供の父親役に扮するということで話題になったが。イ・ジュンギ:本当にストレスが大きかった。ソン・ヒョンソク監督やソ・ヒョンギョン脚本家と台本の読み合わせが終わった後、お酒を飲んで酔いが回ると、「上手くできないかもしれない」と訴えたことも多かった。それほどプレッシャーが大きかった。もうすぐドラマが放送されるのに、人々がイ・ジュンギの演じる父親が想像できないと言っているのを聞き、「冷静な審判台に立ち、大きな傷を受けるかもしれない。視聴者を失望させるかもしれない」のようなことを心配した。それに、この作品に対する監督や脚本家の愛情がとても大きくて、台本の読み合わせで演技に関する注文が多かった。普通はお世辞でも褒めてくれるが、2人は読み合わせをするたびに毎回「一緒にお茶でもしようか」と言っていた。つまり、演技に気に入らない部分があるという意味だから(笑) また、メールや電話でも演技に関する注文を送り続けられた。だから、個人的に視聴者の判断に対しても心配が大きかったが、それよりも脚本家や監督の期待に及ばなかったらどうしようとまず心配した。―チャン・テサンは非常に深い感情を表現しなければならなく、時には感情を最大限に爆発させなければならない人物だった。その感情を理解し表現するのも大変だったと思うが。イ・ジュンギ:この作品は嗚咽するシーンが特に多かった。台本が一つ出来上がると感情シーンが必ず一つはあり、その感情の振り幅が様々だった。また、僕がこれまで感じたことのない感情を引き出さなければならなかった。それでも、台本にとても細かく書いてあった。そして、撮影現場でも撮影した後、「感情が過剰すぎではないだろうか?」と何度も監督に確認した。撮影の時はその時僕が感じるままに表現するが、結局はドラマの全体を考えなければならないからだ。―最近流行っているモッパンも多かった(笑)イ・ジュンギ:そうだ(笑) 実はモッパン(食べるシーン)は脚本家に僕がお願いした部分である。今まで演じた人物は食べるシーンがあまりなかった。それで、今回は脚本家に「たくさん食べさせてください」と言ったら、「そうなるから、心配しないで」と言われ、本当にほぼ毎話ごとに食べるシーンを書いてくれた。そして、ト書きには「無条件にがつがつと食べる」と書いてあった。すべてをその食べ物に賭けたように熱心に食べなければならなかった(笑) ハ・ジョンウ先輩のモッパンを参考にした。―チャン・テサンは2週間、脱走者という身分だったので、かっこよく見えるシーンが本当に少なかった。ドラマを見ながら、イ・ジュンギは覚悟を決めただろうなと思った。イ・ジュンギ:脱走者だからビジュアル的に制限されることが多かった。イ・ジュンギといえば、普通「情熱的で活発で、線がきれいで美しくて」というようなことを思い浮かべる人が多いが、今回はそんなイメージは考えないようにした。ただキャラクターとして視聴者に記憶されたいというのが僕の望みであり、脚本家も今回「イ・ジュンギの再発見という話を無条件に聞きたい」と言っていた。―ドラマのエンディングは気に入ったのか?イ・ジュンギ:実は僕は脚本家にチャン・テサンを殺してほしいと言った(笑) これは冗談である。でも、脚本家がエンディングについて最後まで悩み、僕にも聞いてきた時、僕はそれが嬉しかった。僕のことを信じて、こうやって聞いてくれたということだから。それで、僕は「個人的にはチャン・テサンが死んだ方がいいと思うが、チャン・テサンとして生きたイ・ジュンギの言葉は蛇足になるかもしれないので、脚本家が考えている通りにした方がいいと思う」と話した。後から、脚本家がどうしてもチャン・テサンを殺すことはできなかったと言っていた。最初から視聴者に希望を与えて癒されるドラマにしたいと思っていたから。そして、僕もその考えに同意した。―大衆にさらけ出され、彼らの評価を受ける職業なので当然なのかもしれないが、外部からの視線に特に気を使う性格に見える。イ・ジュンギ:そうするしかないのは、チャン・テサンというキャラクターが「TWO WEEKS」の中心であり、このキャラが崩れると、すべての人物との関係に違和感が生じ、ドラマの正当性もなくなるので、責任感が大きかった。実は毎朝視聴率よりも、記事や視聴者の反応を一番先にチェックした。幸いなことに、今回の作品はみんながたくさん応援してくれた。思った以上の好評をいただき、「味方が多い」と思い、心強かった。そして、ますます自信もついた。だから、放送する前までの撮影ではストレスがすごく大きかったが、むしろ放送が始まってからはプレッシャーが少なくなった。―イ・ジュンギといえば、エネルギーに満ちた俳優というイメージがあるからか、作品に全力を注ぎ込まないと、自ら満足できない俳優のような感じがする。イ・ジュンギ:そうだ。それは僕の演技の基本である。まだ若いからか、注ぎ込んだという感じがしないと、つまり肉体的に疲れたという感じがしないと、満足できない。「TWO WEEKS」の場合、精神的には大変だったが、アクションシーンは先に決めて合わせるものではなく、ただ即興的に演じるアクションシーンだったので(肉体的な)達成感があった。でも今回、急流のシーンで本当に死にそうになった大変な瞬間があった。ワイヤーを手で掴んで撮影をしたが、腕の筋肉が腫れるほど大変だった。それに、想像以上のものすごい速い急流で、ややもすれば死ぬかもしれないと初めて思った。「主演俳優なのにこうやって死んでしまったら、誰が悲しんでくれるだろう。もしくは、イ・ジュンギのせいでめちゃくちゃになったと悪口を言われるのではないか」など、色んなことを考えた。だから、そのシーンを見ると、表情が本当にリアルだ。でも、撮影チームは演技だと思ったらしい。―そのような状況を一度経験したら、その後からは少しはエネルギーを調整しようと思うのが普通だと思うが。イ・ジュンギ:「主演俳優だから一生懸命にやるのはいいが、過度な意欲は全スタッフを窮地に追い込むかもしれない。ある程度、エネルギーを調整するのも責任の一つだ」というようなことを考えた。でも、また同じ状況になると、元のように全力を出してしまった。―軍隊にいる間、ユ・アイン、キム・スヒョン、ソン・ジュンギなど、20代の俳優たちが自身の領域を確実に確保した。それに対し、焦ることはないのか?イ・ジュンギ:もうすでに多く奪われてしまったという感じ、彼らだけの代替不可能な領域ができたという感じがする(笑) それに、最近の若い俳優たちは文化的に恵まれて育ったためか、本当に演技が上手い。―でも、イ・ジュンギだけの代替不可能な部分もあると思うが。イ・ジュンギ:さあ。それは僕より視聴者がよく知っているんじゃないかな。個人的には感情演技や身体演技においては彼らにあまり負けていないと思う。それから、確かに若い俳優たちはそれなりの長所があるだろうが、年を重ねるにつれ、醸し出せる渋さという魅力もあると思う。それ以外は自分の位置を守れるかどうかの問題だと思う。そして、彼らの斬新な攻撃に耐えられる力は結局、誠実さから出ると信じている。―今回に子役のイ・チェミの演技も好評を博した。最近は子役も演技が非常に上手い。イ・ジュンギ:彼女は演技の天才だ。撮影現場のシステムにぴったりに合わせて生まれたという感じさえする。普通、子役は演技が上手い一方、体力がないが、チェミはいつもスタンバイができており、なかなか疲れない。カメラの動線も正確に把握している。そのようなスキルはこの仕事をある程度経験した後にできるものなのに。また、常に明るいけど、女優のマインドを持っているので不要なことはしゃべらない。厳しいイメージ管理をしている(笑)―そんな娘のような子役を見て、結婚したいと思うことはないのか?イ・ジュンギ:寂しさを感じる。心に虚しさや寂しさができる。愛する人がいないからかな(ため息) 周りからはそんなことをよく言われる。昔なら今の僕は結婚適齢期だから。だから、より寂しさを感じているんだと思う。最近、僕は一体何のために生きているのかについて考えたことがあるが、いつかは僕が築く家庭のことを思いながら生きてきたんじゃないかなと思った。―先ほど話したことだが、イ・ジュンキといえば思い浮かぶ情熱の裏には寂しさが潜んでいるようだ。自身もある番組で愛情不足だと認めたが。イ・ジュンギ:最近は憂鬱さを忘れるために人々と会って時間を過ごしているようだ。無理にでも自分を家から出す。先週は姪たちと久しぶりに会ったが、ぎこちない雰囲気が流れた。スタイリストの姪たちと親しくて、むしろ僕の本当の姪たちとはぎこちなくなったのが悲しくてわんわん泣いた。そのように今は感情の起伏が激しい状態だ。家に1人でいるとさらに憂鬱になるので、わざわざ外に出てホルモン焼き屋で焼酒を飲んだりする。あ、お腹も減ったし、愛もほしい。―さあ、ある日は情熱そのものだが、1人になると寂しさを感じる32歳のイ・ジュンギ。イ・ジュンギの今後の人生はどのように流れていくと思うのか?イ・ジュンギ:僕の目的地までまだまだ遠い。どのぐらい来たのかさえも言えないほどである。でも、まだ消耗されているとか、疲れたというようなことは考えたことがない。まるで初めてスタートするようにすべてが興味深くて面白い。さらにたくさんのことを教わって心を満たすために、休まずに頑張って続けていくつもりだ。無意味な休みの時間を持つのは虚しいだけで、心を満たしてくれるものがない。撮影現場での達成感だけが僕を満たしてくれる。より具体的に、まず映画でも主演として認められたい。ドラマでは認められたが、映画の方ではまだ認められていないからだそして、長期的にはイ・ビョンホン先輩のように、より大きなフィールドで活動したい。短期語学留学でも行くべきだと思っているが、そんな時間があるかどうかまだ分からない。でも、言葉ができないと、自信を持てないと思う。

パク・ハソン「TWO WEEKS」の娘役イ・チェミと誕生日パーティー“あなたさえいてくれれば十分なの”
女優パク・ハソン(26)が、ドラマで親子を演じた子役イ・チェミ(7)とドラマが終わった後も良好な関係を築いている。パク・ハソンは20日、自身のme2day(韓国のマイクロブログサービス)に「『ママ!お誕生日には何が欲しいですか?』『私はあなたさえいてくれれば十分なの♥』チェミちゃん、ありがとう」というイ・チェミとのやりとりとともに、数枚の写真を掲載した。パク・ハソンの誕生日は10月22日だ。写真にはパク・ハソンが自身の誕生日ケーキを前にしてイ・チェミを抱きしめるなど、仲睦まじい姿を見せている。先日韓国で放送終了となったMBC水木ドラマ「TWO WEEKS」でパク・ハソンは男性主人公チャン・テサン(イ・ジュンギ)の昔の恋人ソ・イネに扮し、イ・チェミは2人の娘ソ・スジン役を務めた。パク・ハソンは「会いたかった娘♥ イネのヘアスタイルのスジン^-^!サン・ス・ネ(テサン、スジン、イネ)はどこかで幸せに暮らしているよ」と付け加えた。

女優パク・ハソン、彼女の時代はまだ始まっていない…しかしそれは遠くない未来だ
※この記事にはドラマ「TWO WEEKS」の結末に関する内容が含まれています。女優パク・ハソンを一行で説明するならば、「MBC『ハイキック3~短足の逆襲』(以下『ハイキック3』)、そしてその後」と言えるだろう。2010年、MBC「トンイ」の仁顕(イニョン)王妃役で初めて視聴者に名前を認知されたパク・ハソンは、本名の役で出演した「ハイキック3」でどの作品よりも強いインパクトを残した。約6ヶ月間、優しい目つきのホダン(しっかりしているように見えるが、実は抜けている人)天使を演じ、この作品は彼女のキャリアの中でターニングポイントとして値するのは当然であった。しかし、そのことが生んだプレッシャーの重圧は決して軽いものではなかった。「ハイキック3」はパク・ハソンがコメディとラブストーリーを繰り返しながら演技面で一段階成長できた作品ではあったが、秀逸に作り上げられた役のイメージから抜け出すことは女優にとって宿命とも言える課題であった。上手くできることと、上手くやらなければならないこと。その微妙な境界の中で女優としての人生に悩んでいた頃、パク・ハソンはMBC「TWO WEEKS」と出会い、そして気が付いた。自分がやりたいことは演技だけだということに。そして気持ちの変化によって演技にも活力が生まれた。「TWO WEEKS」のソ・イネにより、コミカルな雰囲気が漂うシットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)のパク・ハソンのイメージも消し去り、これまでのキャラクターの面影はもうなかった。彼女と向き合った時間、短くとも濃厚なインタビューの最後、彼女を表現できる新しい一行がふと頭に浮かんだ。それは「女優パク・ハソン、彼女の時代はまだ始まっていない。しかしそれは遠くない未来だ」―「TWO WEEKS」を通して2週間という短く濃厚な時間をソ・イネとして演じてきたが、撮影を終えての感想は?パク・ハソン:視聴率とは関係なく、「ウェルメイドドラマ(完成度の高いドラマ)」という言葉を聞いた時、一番嬉しかったです。いつまでも視聴者の記憶に残るような作品の中で一つの軸となれたことに非常にやりがいを感じました。―「TWO WEEKS」のどの部分に魅力を感じて出演を決心したのか?パク・ハソン:ソ・ヒョンギョン脚本家と一緒に仕事がしてみたいと常に思っていました。それから、チャン・テサン(イ・ジュンギ)が気に入りました(笑) 実はシノプシス(ドラマや舞台など作品のあらすじ)を読み、一番気に入ったキャラクターがチャン・テサンでしたので。「とても良い人生を生きて死にたい」と言うチャン・テサンが娘のソ・スジン(イ・チェミ)と出会い、人生の希望と意味を探すという設定に魅了されました。そして「TWO WEEKS」に出演できるということだけで、癒されそうだなと思いました。―ヒロインのソ・イネ役を演じた女優が「主人公のチャン・テサンが一番気に入った」と発言するとは意外だ(笑)パク・ハソン:感情的にそうだったという話です(笑) もちろん「TWO WEEKS」は女優としての私にとってもターニングポイントになるような作品でした。今まで一度もソ・イネのように捨てられたヒロインを演じたことはなかったので。ソ・イネは現実の暗く悲しい姿と、過去の明るい姿を同時に持ち合わせているため、女優としてアピールできる部分が多いと思いました。演技的な面で「ハイキック3」の時にはまだ不十分だった発声や表情の演技を改善しようと努力したので、ある程度の成果も収めたと思います。―全16話という息が荒くなるようなドラマの中で、深いメッセージを伝えることは決して容易ではなかったと思うが。パク・ハソン:表現しなければならない感情があまりにも大きく複雑だったのでその感情を全て詰め込むには少し時間が足りないという感じはありました。各キャラクターが非常にはっきりしており、短時間の登場でもインパクトがあったからです。ただ、最終回にチャン・テサンとソ・イネが再びお互いへの気持ちを確認する部分は、もう少し長く描かれたら良かったのにという心残りはあります。例えば、ソ・イネとチャン・テサンが言い争い、ソ・スジンが賢明に仲裁してくれるような話などです(笑) 想像するだけでも楽しくなります。―最終回のチャン・テサンとの熱いハグで印象的だったのがイム・スンウの悲しい微笑みだった。二人の男の間に挟まれ、苦悩もあったと思うが。パク・ハソン:イム・スンウ(リュ・スヨン)が頼れる木のような男だとしたら、チャン・テサンは母性愛を刺激するような男です。そして、ソ・イネならイム・スンウに頼るより、チャン・テサンとの愛を選ぶだろうと思います。ソ・イネの役に入り込んでいた為か、イム・スンウと別れるシーンを撮影する時、本当にたくさん涙が出ました。リュ・スヨンさんもそのシーンを撮り終えた後、トイレへ行き便器を掴みながらしばらく泣いたと言っていました(笑)―ソ・スジンとソ・イネの関係は、実際の親子関係を想像できるほど演技の呼吸が合っていた。一般的な親子関係というよりは姉妹や友達のような感じでもあった。パク・ハソン:まさにそれを意図していました(笑) 一般的な親子関係ではなく、ドラマの状況の特殊性を反映した少し独特な親子関係として描いてみたいと思っていました。―子役のイ・チェミはまだ幼いので彼女に合わせることは容易ではなかったかと思う。子供だからまず親しくなるのが最優先だったのではないかと思うが(笑)パク・ハソン:チェミは人見知りが激しかったので親しくなるためにすごく努力しました。チェミは元々食が細くてご飯をあまり食べないのですが、「何が食べたいの?」と聞いたら「サンナクチ(活きタコ)!」と言いました。そこで撮影が無い日に待ち合わせをしてサンナクチを食べに行ったのですが、チェミはソースも付けずに全部食べたのです(笑) そうやって相手に目線を合わせながら近づいていくと、チェミも心を開いてくれました。―20代半ばの年齢で、白血病を抱えた娘を持つシングルマザーを演じたが、ソ・イネが置かれた状況に共感することは困難だったのでは。パク・ハソン:子供を産んだことがないので、その感情を想像してみようといくら努力しても限界がありました。普通、子供を持つ母は子供の身振りや言い方一つにも敏感じゃないですか。ソ・スジンと一緒にいて笑う度にソン・ヒョンソク監督から「そんな風に笑ってはいけない!ソ・イネは普通の母親ではない。ソ・スジンに罪悪感がある感情を表現すべきだ」と言われました。ソ・イネの持つ複雑な感情を表すことが本当に難しかったです。―シングルマザーを演じる姿を見て、映画「19歳の母」(2009年)のインファ役が思い浮かんだ。23歳の時に演じたインファと27歳で演じたソ・イネとでは演じる中で感情的にどんな違いを感じたのか?パク・ハソン:ある意味、演技はあの時の方が上手かったと思います(笑) 「19歳の母」の時は撮影が終了して息子役の子と別れる時、とても悲しく本当にわんわん泣いてしばらくの間ずっと胸が苦しかったです。今回チェミと別れる時も本当は涙が出そうになりましたが、ぐっと堪えました。ソン・ヒョンソク監督やソ・ヒョンギョン脚本家からも「子供の前では泣かないで」と言われました。年を重ね、感情面でさらに成長したと思います。余裕を持てるようになり、演じる時に見えるものも多くなりました。似たような役を演じましたが、前回は子供のような姿が全てだったとすれば、今回は本当に大人の女性になったなと思います。―結果論的な話だが、「TWO WEEKS」を通して「ハイキック3」で付いたイメージから抜け出すことに成功した。これについてどう思っているのか?パク・ハソン:ソ・ヒョンギョン脚本家が私に「(ソ・イネが)『ハイキック3』の時の役のイメージと似ているかもしれないが、『TWO WEEKS』を通して似たような役でも一味違う表現ができる女優として生まれ変わってほしい」と言ってくれました。「ハイキック3」はパク・ハソンという名前を知ってもらい、私の全てを見せることができた作品です。しかしその強いイメージ故に女優という立場上プレッシャーに感じることもありました。そして、「TWO WEEKS」がそのイメージから抜け出すきっかけを与えてくれたと思います。演技というのはとにかく自分独自の世界や色を作っていく行程なので、これからはその部分に集中しようと思っています。―2010年にMBC「トンイ」、2011年に「ハイキック3」を経て今年の「TWO WEEKS」まで、女優として話題性と作品性を兼ね備えた作品に相次いで出会うという幸運を手にしたが。パク・ハソン:女優はキャリアに名作を残すことが本当に重要だと思います。私は目標がないと何かを始められない性格ですので、演技には20歳を超えたら挑戦しようと思っていました。しかし偶然のきっかけ(パク・ハソンは2005年初め、映画「ふたつの恋と砂時計」の舞台挨拶を見に行った映画館でハ・ジウォンのマネージャーにスカウトされ女優の世界に足を踏み入れた)でこの道を歩むようになり、非常に早く夢を叶えられたと感じます。特に、私が持っている全てを注いだ「ハイキック3」が終わった後は、着実に演技をしてきたことに対して達成感もありましたが、同時に虚しさも感じました。―そんな感情の状態から抜け出すためには、新たな目標が切実に必要だっただろう。パク・ハソン:ずっと自分自身に「本当にあなたがやりたいことは何?」と尋ねました。今年の初めまで悩み続けていましたが、「TWO WEEKS」への出演オファーが来る前に答えを見つけました。私の夢は女優になることでしたし、演技することで喜びを感じるタイプということです。人気はあってもなくてもいいです(笑) 結局、私がやりたいことは演技だけでした。―スターになるよりは女優になりたいという意味か?パク・ハソン:もちろんスターにもなりたいです。大衆芸術に携わる一人として大衆性は常に重視しなければならない部分だと思います。ただ、あまり女優としてのイメージだけに固執しないという意味です。―そんな話を聞くと、「TWO WEEKS」以降の動きが気になる。パク・ハソン:違う姿を見せなければならないという強迫観念はありません。私という人物が演じる限り全く違う人物にはなれませんよね(笑) ただ、少しでも違う姿や今まで見せたことのないイメージをお見せしたいと思います。男っぽい女性や悪い女、ラブコメディなど、まだまだお見せしたい姿がたくさんあります(笑)

「TWO WEEKS」ソン・ジェリム、ドラマを終えて“秋を感じてるようです…”
※この記事にはドラマ「TWO WEEKS」の結末に関する内容が含まれています。俳優ソン・ジェリムは、先月26日に韓国で最終回を迎えたMBCの水木ドラマ「TWO WEEKS」の隠れた主役だった。劇中で彼は、冷たい殺し屋から出生の秘密に気づいた悲しい一人の男までを演じ抜いた。特に台詞は多くなかったにもかかわらず、ドラマの張り詰めた緊張感をリードし、存在感を見せたのは言うまでもない。ドラマの放送終了後に会ったソン・ジェリムは、無敵の殺し屋キム先生というよりは、気だるそうな猫のようだった。実際に猫と暮らしているというこの男性は、撮影を終えてからの余韻に思う存分浸っていた。そんな彼に、突然「TWO WEEKS」のキム先生から抜け出せたかと近況を伺うと、眠そうな表情で「秋を感じているようです」という突拍子もない答えが返ってきた。「ドラマが終わってから、無気力なんです。静かで穏やかな感じ? 家で横になっていると、どっちが猫でどっちが人なのか区別がつかないくらいです(笑)」劇中キム先生は、血も涙もない、まさに慈悲の欠片もない殺し屋だ。彼はミステリアスな人物として登場し、ドラマの終盤で出生の秘密と共にその正体が明かされる。キム先生という、名前が出てこない人物にしては大きな役で、ほぼ毎回登場した。このようなキム先生について、ソン・ジェリムは「単なる殺し屋ではありません」と説明を始めた。「チャン・テサンの脱走劇が主な軸ではありますが、キム先生の物語もドラマの父性愛のキーワードと絡んでいます。キム先生はハン・チグク(チョン・ホジン)の失った息子ですから。実は序盤のシノプシス(ドラマや舞台など作品のあらすじ)にはキム先生についての説明が2行しかありませんでした」ソン・ジェリムの説明のように、彼が演じたキム先生はシノプシス上の2行から始まり、ドラマの最後のどんでん返しまで担当した。この過程でキム先生の本名が明かされた。また、序盤は理由なくただ邪悪なだけだった悪役のキム先生は、このどんでん返しにより意味を持つ人物として生まれ変わった。「ハン・チグク先生と父子関係という事実については知らなかったのですが、なんとなく感じていました。キム先生も実は本当にかわいそうな人です。子供の頃ムン・イルソク(キム・ミンギ)に捕まり、父親までも殺すところでしたから。実はそれで、ソ・ヒョンギョン脚本家をさらに尊敬するようになりました。表面的なだけの断片的な悪役ではなかったんだと思いましたので。キム先生のキャラクターだけでなく、他の悪役も皆、自分ができることに固執した姿が悪として映っただけです。そのような深層的な部分を、ソ・ヒョンギョン脚本家がうまく取り上げてくださったようです」キム先生という人物は、口数が少ない。その代わり、眼差しで、行動で、自分が誰なのかを表す。そのため、内面に何が入っているかわからない人物だ。表現しなければならない役者の立場から、台詞が多く、キャラクターが明らかでない役よりははるかに気になるのは当然だった。ソン・ジェリムはこれに対し、「本当に大変でした」という一言でキム先生として生きてきた日々を振り返った。「僕なりに頭を使いました。台詞のト書きには、『無表情で冷たい』など、こういうものだけでしたので。一歩間違えれば何ら表情もなく、ただぼーっとしているように見えるかもしれません。ト書きに出ている無表情と、視聴者が見る無表情は違います。言葉の幻想ですね。それで色々と考えました。顎を引いてみようか。無表情でもしかめてみようか。まあ、最善を尽くしました」もう一つ、キム先生というキャラクターは、アクションという単語でも定義できる。彼はこの作品で、主人公のイ・ジュンギに劣らぬ力強いアクションシーンを披露した。蒸し暑い夏に撮影が行われた点を考えると、それこそ倍ほど難しい作業だったであろう。「アクション、簡単なものではありませんでした(笑) 『太陽を抱く月』当時よりは増えましたが、どうしても現場で準備できる時間が短いので、難しい部分がありました。動きを合わせる部分でも、緊迫してやっているとミスしてしまう部分もありますし。例えば、体はゆっくり走らなければならないけれど、スピード感はなければならないというものを、表現しなければなりません」少し意味がわからないという記者の言葉に、ソン・ジェリムは「ですから~」と言いながら、子供のようにだだをこねてみせた。そして、「とにかく、アクションが難しいということを感じました。それでも、体のどこかには学んだものが残っているのでは」と笑ってみせた。「まあ、現場で飛び回っていたイ・ジュンギ先輩より僕が大変だったはずはないですけどね(笑)」記者がソン・ジェリムに会ったのは、「TWO WEEKS」が放送される前と、「TWO WEEKS」が終了してからだった。両方で感じたのは、この男、可愛いだった。ドラマの中で雰囲気のあるソン・ジェリムは、テレビの外ではどこかホダン(しっかりしているように見えるが、実は抜けている人)なところがある、イメージとは正反対の魅力を持つ男だった。だがどうして暗い役だけ演じるのかという意地悪な質問を投げると、彼は「僕はもともと口数が少なさそうに見えるからだと思います」と残念な気持ちを冗談混じりに表した。「悪役はこれで終わりにして、違うキャラクターをお見せしたい欲もあります。寡黙な役割が多かったので、他のことも少しやってみたいですし。女優さんとのロマンスもなかったんです、僕は。男性だけだったり、男装の女性(MBC『ネイル サロン・パリス~恋はゆび先から~』)とのロマンスだったり。9で終わる歳は運が悪いと言うじゃないですか(笑) 占ってみたら、30を過ぎたら運命の女性が現れるんだそうです。来年からはラブコメもできるでしょうか?(笑)」

「TWO WEEKS」放送終了、どのドラマよりも印象的な結末
※この記事にはドラマ「TWO WEEKS」の結末に関する内容が含まれています。典型的な勧善懲悪の結末だった。しかし、どんでん返しの展開を繰り返した「TWO WEEKS」は、どのドラマよりも印象的だった。韓国で26日に放送されたMBC水木ドラマ「TWO WEEKS」(脚本:ソ・ヒョンギョン、演出:ソン・ヒョンソク、チェ・ジョンギュ)の最終回では、悪人ムン・イルソク(チョ・ミンギ)が逮捕され、チョ・ソヒ(キム・ヘオク)が逮捕され、チャン・テサン(イ・ジュンギ)とソ・インへ(パク・ハソン)は、元気になった娘スジン(イ・チェミ)と一緒に幸せな家庭を築いた。この日チャン・テサンの計画にかかったムン・イルソクは逃走を敢行したが、追撃戦の末に検挙された。これによりムン・イルソクは過去チャン・テサンに着せた濡れ衣の分まで処罰され、監獄で悲惨な末路をたどった。チャン・テサンを心配していたソ・インへは、無事帰ってきたチャン・テサンを抱きしめて安堵した。ソ・インへの本心に気づいたスンウ(リュ・スヨン)は渋々退き、ソ・インへとチャン・テサンの恋を応援した。チャン・テサンのおかげでチョ・ソヒ(キム・ヘオク)が麻薬の密売をしていることを知ったパク・ジェギョン(キム・ソヨン)は、競売を終えてから海外に逃げようとしていたチョ・ソヒを麻薬類管理法違反で逮捕し、父の無念を晴らした。続いて死んだオ・ミスク(イム・セミ)に向かって「ごめん、ありがとう」と気持ちを伝え、心の重荷を下ろして正義の検事に成長した。今までムン・イルソクのせいで濡れ衣を着せられていたチャン・テサンは、過去の暴力傷害の前科も再審を通じて晴らし、自由の身となった。ムン・イルソクとチョ・ソヒが逮捕されてから無事手術を終えたチャン・テサンの娘スジンは、父をぎゅっと抱きしめながら「いつも窓ガラスの向こうから見ていたけど、こうやって近くで見ると、パパの鼻はとても綺麗だね」と切ない気持ちを伝えた。健康になった娘スジンと一緒に家族旅行に出たチャン・テサンは、スジンのために良い父になると誓いながらハッピーエンドを迎えた。26日に最終回をむかえた「TWO WEEKS」の後番組としては「ドラマフェスティバル」が放送され、その後、ドラマ「メディカルトップチーム」が放送される。

【PHOTO】イ・ジュンギ、最終回を迎え「TWO WEEKS」のイベントに出席“応援ありがとうございます!”
俳優イ・ジュンギが26日夜、ソウル新沙洞(シンサドン)CGV狎鴎亭(アックジョン)店で行われたMBC水木ドラマ「TWO WEEKS」の団体観覧イベントに出席し、最終回を迎える感想を伝えた。今回のイベントに出席したイ・ジュンギは、最終回の放送直前まで撮影を続ける厳しいスケジュールの中であったにもかかわらず、ファンに感謝の気持ちを伝えるため出席したということだ。イ・ジュンギをはじめ、パク・ハソン、リュ・スヨン、キム・ソヨンなどが出演する「TWO WEEKS」は、同日午後10時に最終回が放送された。




