スキャンダル
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「スキャンダル」キ・テヨン、放送終了の感想を伝える“最終回、涙がたくさん出た”
※この記事にはドラマ「スキャンダル」の結末に関する内容が含まれています。俳優キ・テヨンが「抜け出すのは大変だと思う」とMBC週末ドラマ「スキャンダル:非常に衝撃的で不道徳な事件」(以下「スキャンダル」)放送終了の感想を伝えた。「スキャンダル」でクム・マンボク、チャン・ウンジュン、ク・ジェインという3つの名前を持つ特別なキャラクターを演じきったキ・テヨンは、放送が終了した翌日28日に所属事務所JSTARSエンターテインメントを通じて「作品に物凄くハマっていたので、キャラクターから抜け出すのは大変だろう」とし「作品を終えて初めて『休みたい』と思ったほど感情の消耗が激しかった作品なので、大変でしたが、その分やり甲斐もあった」と感想を伝えた。また「キャラクターに集中するため、撮影現場では意図的に一人で過ごす時間が多かった。そのため、他の俳優たちとの時間を持てなかったことが残念だ」と打ち明けた。最終回でチャン・ウンジュンは、カン・ジュピル(チェ・チョルホ)とコ・ジュラン(キム・ヘリ)の結婚式で自身を育ててくれた母ユン・ファヨン(シン・ウンギョン)と手を握り、親子関係を取り戻した。キ・テヨンは「最終回をモニタリングしながら涙がたくさん出た」とし「しかし、終わりは新たなスタートの始まりではないか?良い作品が来ればまた情熱を燃やしたい」との覚悟を語った。彼は最後に「今まで『スキャンダル』とクム・マンボク、チャン・ウンジュン、ク・ジェインを愛してくださり、また可哀想に思ってくださって感謝します」との挨拶も忘れなかった。
放送終了「スキャンダル」視聴率17.5%…「結婚の女神」は11.7%を記録
MBC週末ドラマ「スキャンダル:非常に衝撃的で不道徳な事件」(以下「スキャンダル」)が最終回で視聴率が上昇し、放送終了となった。視聴率調査会社ニールセン・コリアによると、27日に韓国で放送された「スキャンダル」の最終回は視聴率17.5%(以下、全国基準)を記録した。これは26日の14.7%より2.8%上昇した数値である。同日放送終了となったSBS週末ドラマ「結婚の女神」は視聴率11.7%を記録した。「結婚の女神」は26日の12.7%より1.0%下落した。KBS 2TV週末ドラマ「王(ワン)家の家族たち」は視聴率32.3%を記録し、26日の26.7%より5.6%上昇して自己最高視聴率を更新した。MBC週末ドラマ「愛するのは自分のため」は視聴率10.2%を記録し、26日の9.8%より0.4%小幅上昇した。また、SBS週末ドラマ「熱愛」は視聴率7.7%で26日の6.1%より1.6%上昇した。
「スキャンダル」キム・ジェウォン、結婚後変わったことは“おじさん”になったこと?
俳優キム・ジェウォンが結婚後変わったことについて明かした。16日、MBC週末ドラマ「スキャンダル:非常に衝撃的で不道徳な事件」(以下「スキャンダル」)側は公式サイトを通じて主人公ハ・ウンジュンを演じるキム・ジェウォンのインタビュー映像を公開した。インタビューでキム・ジェウォンは「先輩や監督に接するとき、また知人と話すときにギャップをあまり感じないようになった」と結婚後の変化について語った。キム・ジェウォンは「撮影現場で一緒に話し合うテーマがあまりなかったが、最近はいつの間にか僕がおじさんたちと一緒に座って話し合っていた。自然に若い子たちとは離れた」と告白して笑いを誘った。これに先立って6月28日にキム・ジェウォンはソウル江南(カンナム)区駅三洞(ヨクサムドン)にあるTHE RAUMで一般人の女性と結婚式を挙げた。
週末ドラマ「金よ出てこい☆コンコン」&「スキャンダル」共に視聴率上昇!
MBC週末ドラマ「金よ出てこい☆コンコン」(脚本:ハ・チョンオク、演出:イ・ヒョンソン、ユン・ジフン)と「スキャンダル:とても衝撃的で非道徳的な事件」(脚本:ペ・ユミ、演出:キム・ジンマン、パク・ジェボム、以下「スキャンダル」)の視聴率が共に上昇している。16日、視聴率調査機関ニールセン・コリアの集計結果によると「金よ出てこい☆コンコン」と「スキャンダル」は15日にそれぞれ全国基準22.0%と18.0%の視聴率を記録した。これはそれぞれのドラマの前回の放送が記録した21.9%、17.3%から上昇した成績だ。現在「金よ出てこい☆コンコン」は放送終了まで2話を残した状態で、8日に22.7%の最高視聴率を記録した。「スキャンダル」は全36話であり、まだ8話ほど残っている状態だ。7日に18.2%で最高視聴率を更新した。時間の差はあるが、両作品とも視聴率が上昇している点が印象的だ。15日に放送された「金よ出てこい☆コンコン」では、事故に遭ったヒョンジュン(イ・テソン)が奇跡的に目を覚まし、ジンスク(イ・ギョンジン)をひそかに害しようとしたドクヒ(イ・ヘスク)が罪を認め清潭洞(チョンダムドン)を後にするシーンが描かれた。また「スキャンダル」では主人公ハ・ウンジュン(キム・ジェウォン)が誘拐犯であり自身を育ててくれた父ハ・ミョングン(チョ・ジェヒョン)に銃を向けるシーンが流された。
「スキャンダル」非常に露骨で突飛な間接広告
ストーリーの展開を邪魔するアウトドア製品の目障りな間接広告MBCドラマ「スキャンダル:非常に衝撃的で不道徳な事件」(以下「スキャンダル」)は、練り込まれたシナリオや緊張感溢れる展開に多くの視聴者から好評を得ている。特に、7日と8日の放送では主人公のハ・ウンジュン(キム・ジェウォン)とチャン・テハ(パク・サンミン)が親子であることが判明し、劇的な緊張感がピークに達した。これまでハ・ウンジュンは財閥総帥チャン・テハの不正や犯罪事実を明かすために努力してきた。しかし、チャン・テハはこの状況に対して手をこまねいてはいなかった。彼は自身を捜査する刑事ハ・ウンジュンが実の息子であることも知らないまま彼を殺そうとした。チャン・テハはピストルの引き金を引いてハ・ウンジュンを死の危機に追い込んだ。チャン・テハはハ・ウンジュンをピストルで撃った直後、彼が息子であることを知った。ハ・ミョングン(チョ・ジェヒョン)から「ハ・ウンジュンは実は君の息子のチャン・ウンジュンだ」と聞いた彼は大きなチョックを受けた。病院に入院したハ・ウンジュンにとってもショックだったのは同じだった。実の息子に銃を撃ち、実の父親から銃撃を受けたショックは、肉体的な苦痛よりも心理的なショックを与えた。突飛な間接広告の登場により薄れてしまった作品の完成度「スキャンダル」はこのように「非常に衝撃的で非道徳な事件」というサブタイトルに見合う展開で視聴者から好評を得ている。しかし、7日と8日の放送でこのようなしっかりした展開に水を差すようなシーンがあった。「非常に露骨で突飛な広告」が視聴者の眉間のシワを寄せるようにした。心理的に大きなショックを受けたハ・ウンジュンは、離島に行って一人だけの時間を過ごした。しかし、辛い彼の現在とは似合わない完璧に準備したキャンプ用品やきっちりと着こなしたアウトドア衣装により、視聴者は苦笑いをするしかなかった。該当のアウトドア会社が「スキャンダル」の制作支援をしているため自然と入るしかない間接広告(PPL:テレビ番組や映画に特定会社の商品を小道具として登場させること)だ。しかし、役柄(刑事、財閥の総帥、弁護士)などと似合わないアウトドア間接広告はわざとらしいという論争を呼んだ。スーパーに行く時にアウトドア用品を格好良く肩にかけ、海を歩くときもアウトドア衣装でおしゃれしたハ・ウンジュンの姿はドラマの流れと似合わなかった。「スキャンダル」は以前も間接広告の論争があった。10日ハ・ウンジュンがウ・アミ(チョ・ユニ)のプレゼントを買うためにショップを訪れたシーンが代表的だ。このシーンもドラマと似合わず視聴者から批判を受けた。しかし、問題点は改善されなかった。先週、ハ・ウンジュンのアウトドア衣装とキャンプ用品はストーリーの展開とは程遠く異質感を与えた。「スキャンダル」に対する「完成度の高い作品」という好評も間接広告によって薄れるしかなかった。ドラマのための間接広告なのか、間接広告のためのドラマなのか制作陣は考えなければならない。これからでも「スキャンダル」が本来のあらすじに充実し、「傑作」という名声を取り戻すことを期待したい。「OhmyStar」ではスターはもちろん、バラエティ、ドラマなど、様々な市民記者のレビューや主張を幅広く掲載しています。もちろん、いかなる反論も歓迎します。いつでもノックして下さい。「OhmyStar」は市民記者の皆さんの参加をお待ちしています。―編集者コメント[/
「王家の家族たち」視聴率24.6%で自己最高視聴率を更新“週末ドラマ1位”
KBS 2TV週末ドラマ「王(ワン)家の家族たち」が週末ドラマの1位をキープした。視聴率調査会社ニールセン・コリアによると、8日に韓国で放送された「王(ワン)家の家族たち」は視聴率24.6%(以下、全国基準)を記録した。これは7日の21.2%より3.4%上昇した数値で自己最高視聴率を更新した。MBC週末ドラマ「金よ出てこい☆コンコン」も視聴率22.7%を記録して自己最高視聴率を更新した。7日の視聴率20.5%より2.2%上昇した数値である。「金よ出てこい☆コンコン」と同時間帯に放送されたSBS週末ドラマ「ワンダフル・ラブ~愛の改造計画~」は視聴率7.4%で7日の7.1%より0.3%小幅上昇した。MBC週末ドラマ「スキャンダル:非常に衝撃的で不道徳な事件」は視聴率16.5%で、7日の18.2%より1.7%下落した。同時間帯に放送されたSBS週末ドラマ「結婚の女神」は視聴率9.2%を記録して7日の9.3%より0.1%下落した。
“私たちは視聴率より演技”「スキャンダル」撮影現場の雰囲気は?
「これは重いドラマではありません」30日午後、ソウル永登浦(ヨンドゥンポ)区汝矣島(ヨイド)にあるMBCにて、MBC週末ドラマ「スキャンダル:非常に衝撃的で不道徳な事件」(以下「スキャンダル」)の記者懇談会が行われた。この懇談会には、ハ・ウンジュン役のキム・ジェウォン、アミ役のチョ・ユニ、チャン・ウンジュン役のキ・テヨン、チャン・ジュハ役のキム・ギュリなどの俳優たちが参加した。キム・ジェウォンはこの日、「韓国のドラマは全体的に雰囲気が重い。視聴者に心的負担を与えることが懸念された」と述べながらも、「『スキャンダル』を見ている視聴者に、世の中にはこのような苦しみがあるから、お互いに配慮して理解し合いながら、家族の大切さをもう一度感じてほしい」と語った。キム・ギュリは「これは重いドラマではありません」と笑い、「もちろん、題材は重い。でも制作陣や俳優たちが、この話をどうやったら軽く簡単に伝えられるか悩んでいる。何より良いドラマを作りたいという熱望一つで『スキャンダル』を撮影している。毎回このドラマを作るために努力している」と明らかにした。8月24日に最高視聴率17.2%(視聴率調査会社ニルソンコリア全国基準)を記録したこともある「スキャンダル」だが、肝心のキム・ジェウォンは「制作スタッフらは皆、視聴率に重点を置いて撮った雰囲気ではない。いいドラマを作ろうという意気込みがある。現場によっては『視聴率が何%出たんだって』と言うように、視聴率は成績表のような雰囲気もあるが、私たちは視聴率について尋ねることが一度もなかった。皆、シナリオについて聞いたり質問したりして、自分のキャラクターについて悩んで相談し合っている」と伝えた。「これからはラブストーリーにスポットが当たる」と明らかにし、キム・ジェウォンはハ・ウンジュンとチャン・ウンジュンの対立が本格化することを予告し、「これまでは父親世代の男たちの熾烈な戦いが中心だったが、今は息子世代だ。中高年層の女性の方に好まれるのでは」と話した。「スキャンダル」は、男性主人公ハ・ウンジュンの父親が彼を誘拐した誘拐犯だという独特な設定のもとで繰り広げられるストーリーを盛り込んだドラマだ。キム・ジェウォン、チョ・ユンヒ、キ・テヨン、キム・ギュリなどの若い俳優たちをはじめ、チョ・ジェヒョン、パク・サンミン、シン・ウンギョン、キム・ヘリなどの俳優たちが熱演し、好評を受けている。韓国で毎週土・日曜日の夜10時から放送されている。
キム・ジェウォン、端正な制服姿が話題に…“白い肌+広い肩幅”
俳優キム・ジェウォンの制服姿を捉えた写真が話題となっている。キム・ジェウォンは24日に公開された写真で色白の美肌と広い肩幅で制服を完璧に着こなした。特にハン・グルと仲睦まじい雰囲気を演出し、人々をときめかせた。キム・ジェウォンはMBC週末ドラマ「スキャンダル:非常に衝撃的で不道徳な事件」(以下「スキャンダル」)でハ・ウンジュン刑事役を務め、女心を揺さぶっている。同写真は警察大学を卒業するシーンを盛り込んだ現場写真だ。現在「スキャンダル」はハ・ウンジュンが実母ユン・ファヨン(シン・ウンギョン)と対面する可能性が高くなり、緊張感が高まっている。
「最高です!スンシンちゃん」視聴率30%台突破にまた失敗!
KBS 2TV週末ドラマ「最高です!スンシンちゃん」が、視聴率30%台の突破にまた失敗した。視聴率調査会社ニールセン・コリアによると、14日に韓国で放送された「最高です!スンシンちゃん」は視聴率28.5%(以下、全国基準)を記録した。13日の視聴率23.7%より4.8%上昇したものの、30%を越えることはできなかった。「最高です!スンシンちゃん」の自己最高視聴率は、今月7日に記録した29.9%である。全50話の「最高です!スンシンちゃん」は、放送を延長しなかった場合、8月25日に放送終了予定である。このため放送終了前までに視聴率30%を越えられるかどうかに注目が集まっている。MBC週末ドラマ「金よ出てこい☆コンコン」は視聴率17.3%を記録し、13日の16.5%より0.8%上昇した。同時間帯に放送されるSBS週末ドラマ「ワンダフル・ラブ~愛の改造計画~」は視聴率7.4%を記録し、13日の視聴率6.8%より0.6%上昇した。また、MBC週末ドラマ「スキャンダル:非常に衝撃的で不道徳な事件」(以下「スキャンダル」)はライバル作であるSBS週末ドラマ「結婚の女神」との競争でリードした。「スキャンダル」は視聴率14.1%を記録し、13日の視聴率16.3%より2.2%下落した。「結婚の女神」は視聴率9.2%を記録して13日の9.1%より0.1%上昇したが、「スキャンダル」を追い抜くことはできなかった。
【ドラマレビュー】「スキャンダル」&「結婚の女神」の共通点…トラブルメーカーは“財閥”
SBSとMBCが、新しい週末ドラマを同時にスタートさせた。MBCの「スキャンダル:非常に衝撃的で不道徳な事件」(以下「スキャンダル」)とSBSの「結婚の女神」だ。特に「結婚の女神」は、「百年の遺産」の勢いに押され羽ばたけなかった「私の10年の秘密」の回数を減らし対抗編成したドラマだ。SBS「結婚の女神」は、ナム・サンミとイ・サンウの赤裸々なラブシーンに続くベッドシーンをはじめ、ホン・ヘジョン(イ・テラン)、ソン・ジソン(チョ・ミンス)、クォン・ウニ(チャン・ヨンナム)の結婚生活をパノラマのように展開し、「どのようなテイストをお持ちのお客様もご満足いただけます」という広告フレーズのような内容でそのスタートを告げた。しかし、いつも週末視聴率1位を獲得していたKBS 2TV8時の週末ドラマを視聴率で負かした「百年の遺産」の七光りに後押しされている「スキャンダル」の勢いも軽く見てはいけない。ドラマが始まるやいなや登場した刑事ハ・ウンジュン(キム・ジェウォン)が、拳銃射撃練習中に嗚咽しながら銃を持ったまま暴走し着いた所は、自宅だった。そこで彼は、自分の父ハ・ミョングン(チョ・ジェヒョン)に銃口を向ける。自分を誘拐した誘拐犯だと叫びながらこのドラマは1988年に時間を遡っていく。テハグループの会長チャン・テハ(パク・サンミン)とハ・ミョングンの悪縁が始まった時だ。「スキャンダル」&「結婚の女神」財閥がトラブルメーカー「スキャンダル」は、序盤の数分を除いては1980年代後半の韓国を背景にしており、「結婚の女神」は2013年の韓国を背景としている。しかし、偶然にも両作品のトラブルメーカーは財閥である。「スキャンダル」の財閥チャン・テハは、オリンピックを控えた88年、韓国に巻き起こった建設ブームの主人公だ。工期を短縮するために設計図面をずたずたに修正することも辞さなかったが、ずさんな工事の結果、建物が崩壊する。しかし、これさえも88五輪(ソウルオリンピック)という社会的な雰囲気に便乗しテロの陰謀にして自分の罪を覆う過程で、ハ・ミョングンの息子が犠牲となる。ドラマはハ・ミョングンの悲劇を描く前に、88五輪を控えてブルドーザーで破壊し撤去、ヤクザが無差別に暴力を加える撤去現場を画面に映した。このようなシーンを通じて、テハ建設の原始的財産の蓄積過程を赤裸々に表している。ドラマの最初のシーンで露呈したように、外的に現れた児童誘拐犯はハ・ミョングンだが、その裏面の誘拐事件を促した本源的な犯罪者はチャン・テハという財閥だという点に焦点をあわせている。「結婚の女神」は、ただ4人の女性がそれぞれの結婚や結婚を控えた悩みについて物語るストーリーのように見える。しかし、その中の二人、ホン・ヘジョンとソン・ジヘ(ナム・サンミ)が財閥と関連しており、残りの女性たちもこの二人と親族関係で結ばれている。そしてホン・ヘジョンとソン・ジヘの人生に支配的な影響力を行使しているのは、カン・テウク(キム・ジフン)とカン・テジン(キム・ジョンテ)の財閥家だ。そしてこの財閥家では、何一つ動じることなく不倫をするカン・テジンだが、むしろ離婚した嫁で財閥家に残っているホン・ヘジョンを哀れに思うように、傍若無人で利己的な横暴が染み付いている一家なのだ。「スキャンダル」が財閥の個人的な不道徳さはもちろん、社会的な不道徳さにも集中する一方で、「結婚の女神」は対人関係での不道徳性と共に、根強い俺様行為の主犯として財閥を描くものと見込まれる。韓国では、財閥が出なければドラマではない?冗談で、韓国のドラマに財閥が出なければドラマを作れないという言葉のように、新しく始まった二つの週末ドラマで財閥は問題を起こしそれをさらに拡散させる存在として描かれている。今始まったドラマばかりではない。「百年の遺産」もそうであったし、「私の10年の秘密」もそうであった。ストーリーと構成が少し変わっただけで、いつも問題の発端は彼らであったのだ。10時に放送される週末ドラマは、8時の週末ドラマと同じく全年齢層、その中でも中高年層がターゲットとなっている。そこで、彼らが楽しむドラマの中の悪の枢軸が財閥だということは、何を意味するのだろうか?実際に生活しながらドラマの中のように財閥に絡むことになるのは、一生のうち一度あるかないかのことのはずだ。だが、ドラマでは正反対だ。いつ、どこで、何をやるにしても彼らと絡み合い、彼らのせいで主人公たちは苦しめられる。昔シンデレラストーリーが流行っていた時期ならば、財閥絡みのあの物語が一般人の身分上昇のファンタジーを象徴すると言うことができた。しかし、最近のドラマの中の財閥は違う。誰よりも不道徳で、あらゆる社会的な不祥事の主犯となっている。また、このうえないほどみっともない俺様の連続だ。まるで実生活で人間関係として関連がなくても、私たちの人生の疲弊さの原因が誰のせいなのかを、制作陣と視聴者が以心伝心で共感しているようだ。もちろん、ドラマの終局では、通常主人公が勝利する。しかし、その勝利の過程はいつも険しい道の連続だ。究極の勝利のために、視聴者は最終回まで繰り返される財閥家の横暴に耐えなければならない。しかし、現実ではほとんど不可能な一般人の勝利を、ドラマは退屈な忍耐の末に与える。おまけとして、人間らしくない財閥に思う存分悪口を浴びせながら得る、カタルシス(解放感)も一緒に。
「スキャンダル」第2話、視聴率下落にもかかわらず1位をキープ
MBC週末ドラマ「スキャンダル:非常に衝撃的で不道徳な事件」(以下「スキャンダル」)の第2話の視聴率が下がり、多少不振な成績となった。しかし、依然として同時間帯でダントツの視聴率を記録している。1日、視聴率調査会社ニールセン・コリアの集計によると、6月30日に韓国で放送された「スキャンダル」第2話の視聴率は14.4%(全国基準)で、第1話の16.4%より2.0%下がった。また、「スキャンダル」と同時間帯に放送されたSBS「結婚の女神」は、第1話の9.1%より1.1%下がった8.0%となった。「スキャンダル」は、16%という高い視聴率でスタートを切り、注目を浴びた。2位とは7%以上の差をつけた状況で始まった競争は、変わらず「スキャンダル」の圧倒的な勝利となった。2話まで放送された「スキャンダル」と「結婚の女神」は、どちらとも視聴率が低下し、多少不振な成績となった。しかし、両ドラマの視聴率が依然として差をつけていることを見ると、「スキャンダル」の圧倒的勝利は確実な状態である。同日放送された「スキャンダル」では、息子の死を確認したハ・ミョングン(チョ・ジェヒョン)がこの全ての事態を招いたチャン・テハ(パク・サンミン)の息子であるチャン・ウンジュン(キ・テヨン)を誘拐する姿が放送され、長い悲劇の幕を上げた。
「スキャンダル」キム・ジェウォン&チョ・ジェヒョン&パク・サンミン、3人のキャスティング秘話は?
MBC新週末ドラマ「スキャンダル:非常に衝撃的で不道徳な事件」(脚本:ペ・ユミ、演出:キム・ジンマン、以下「スキャンダル」)は建物の崩壊事故で息子を失った父親がその建物を立てた財閥家の息子を誘拐して25年間育て、段々複雑になる家族関係を描いたドラマだ。劇中の複雑な設定のように「スキャンダル」に出演する俳優たちの様々な縁が26日、ソウル永登浦(ヨンドゥンポ)汝矣島洞(ヨイドドン)63ビルディングで行われた制作発表会で紹介され、注目を集めた。キム・ジェウォン「僕を助けてくれた3人のおかげで悩まなかった」財閥家の息子だが、誘拐された父子家庭で育ったハ・ウンジュン役のキム・ジェウォンはこの日「僕の演技人生において僕を助けてくれた3名が参加しており、作品のオファーを受けた時、悩む余地がなかった」と述べた。彼が述べた3人の人物とは、ペ・ユミ脚本家、キム・ジンマンプロデューサー、そしてキム・サンホチーフプロデューサーだ。まずペ・ユミ脚本家については「僕が何者でもなかった新人時代にサリンミソ(その人の笑顔を見ていると、幸せになるような笑顔)という修飾語をつけてくださり、俳優キム・ジェウォンを人々が愛してくれるようにしてくれた方だ」と紹介した。ペ・ユミ脚本家はキム・ジェウォンがスターになる上で決定的な役割をした「ロマンス」(2002)の台本を執筆し、彼と初めて縁を結んだ。キム・ジェウォンは「その後低迷期だったが、除隊してから俳優のキャリアで厳しい生活を送っていた中、僕を助けてくれたプロデューサーが『スキャンダル』のチーフプロデューサーさんだ」と述べた。この日制作発表会に参加し、俳優を励ましたキム・サンホプロデューサーは「私の心が聞こえる?」(2011)でキム・ジェウォンと共に作業をした経歴がある。最後にキム・ジェウォンは「『私も花!』という、僕には心残りなある作品がある。初日に最初のシーンの収録途中で事故により降板したが、その時誰よりも隣でずっと僕の世話をしてくださり、心配してくださった方がキム・ジンマン監督だ」とし、「スキャンダル」の演出を務めたキム・ジンマンプロデューサーとの縁も公開した。チョ・ジェヒョン、キム・ジェウォンの息子になるところだった?建物の崩壊事故で愛する息子を失い、復讐のために財閥家の息子を誘拐し25年間育てたハ・ミョングン役のチョ・ジェヒョンは、キム・ジェウォンと父子として演技することになった。しかし、二人はチョ・ジェヒョンの熱い父性愛を描いたドラマ「ピアノ」(2001)で会い損ねた仲だという。これに対してキム・ジェウォンは「もともと僕が『ピアノ』でコ・スが演じた役に起用されるところだった。当時の話をしたらチョ・ジェヒョンが『君が僕の息子になるところだったのに、やっと息子になったんだな』と話した」と述べた。チョ・ジェヒョンも「実際の息子ではないが、息子のような気がする」とし、キム・ジェウォンとの共演についても語った。また、「35歳でコ・スの父親役をした」として「ピアノ」撮影当時の話を切り出したチョ・ジェヒョンは「あの時は、実は僕がやってはいけない役を演じた。あの時の年齢が今のキム・ジェウォンの年齢と似ている。今回はやってもいい役を演じていると思う。あの時は感じられなかった子供への気持ちが自然とにじみ出るのではないかと思う」とし、父親役に対する自信感を示した。パク・サンミン「『武神』のキム・ジンミンプロデューサーのおかげでキム・ジンマンプロデューサーに出会えた」「武神」(2012)、「お金の化身」(2013)に続き、俳優パク・サンミンはもう一度強烈なカリスマ性を放つ人物を演じることになった。テハグループの会長としてハ・ミョングンの息子が死んだ建物の崩壊事件に責任のある、チャン・テハ役を任されたのだ。パク・サンミンはこの日の制作発表会で「『お金の化身』でチ・セグァン役を演じた時、『百年の遺産』のパク・ウォンスクより悪口を言われるのが目標だったと話した。今回は悪口を言われるレベルではなく、ややもすると移民に行かなければならない状況だ」と話し、活躍を予告した。また、今回のキャスティングについてもパク・サンミンは「昨年『武神』のキム・ジンミンプロデューサーの息子の1歳の誕生日祝いの時、『スキャンダル』のキム・ジンマンプロデューサーに初めて会った。同じテーブルの2つ隣の席に座っていたが、僕を見て『チャン・テハ役をパク・サンミンにやってもらいたい』と思ったそうだ」という秘話を伝えた。「スキャンダル」は「百年の遺産」の後番組として、韓国で29日午後9時55分に第1話が放送される。