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「オフィス」ホン・ウォンチャン監督“韓国の観客にどう見られるか…心配半分、期待半分です”
映画「チェイサー」「作戦 TheScam」「哀しき獣」「殺人の告白」。この全ての映画の共通点は、観客を思いのままに翻弄させるしっかりとしたシナリオを土台にしているということだ。このシナリオを完成させたホン・ウォンチャン脚本家が監督になり、「オフィス」の演出を引き受け、新たな変身を試みた。忠武路(チュンムロ:韓国映画界の代名詞)の話屋であるだけにストーリーは保証され、ここに初の長編映画にも関わらず、しっかりとした演出力まで誇示した。おかげで「オフィス」は、映画関係者の夢の舞台と言われる「第68回カンヌ国際映画祭」のミッドナイトスクリーニング部門に招待されて、公開前から話題を集めた。「『オフィス』は組織の中の個人に対する話でしょう。会社が代表的な組織社会ではあるが、私が感じるのは、韓国という社会が、組織に対し何かを強要することが非常に多い社会だということです。学校での組織、軍隊に行けば軍隊の中での組織、社会に出れば社会の中の組織。このような組織文化、組織に対するシステムの強要のようなものがたくさん構造された社会でないかと思うのです。会社を背景にしていますが、韓国社会の一つの断面でしょう。こういうものを学校でも、軍隊でも、職場でも、さらに家庭の中でさえも類似点が多いと考えます」実際にホン・ウォンチャン監督は、会社生活をしなかった人物だ。自らも「会社と本当に距離が遠い人間」と称するほどだ。だが俳優と同じように、監督もやはり自身が経験することができなかったことを、実際のように作って見せる人だ。会社生活を経験したことのある映画会社花(コッ)のチェ・ユンジン代表のシナリオに、ホン・ウォンチャン監督の演出力が加えられ、最高の相乗効果で完成された映画がまさに「オフィス」だ。おかげで会社員の現実をリアルに含んでいながらも、現実と幻想を行き来して、会社員に精神の浄化をもたらす。この過程は残酷にも見えるが、これを通じて会社員が癒やされるという独特の感覚を抱かせる。「かえって会社生活を経験された方がシナリオを書いて、会社生活を経験したことがない私が演出をしたことが、一般の観客によく伝えることができたと思います。演出をする人がジャンル的にどのように表現するのかについても、深く悩まなければならない問題だと思います。『オフィス』の主題にだけ執着した場合、一般の観客にさらに恐ろしく伝えることができたようにも思います。会社生活をしたことのない人がジャンル的に表現し、そのようなことが調整されなかったかなとも思います。ですが、会社生活をしなかったといって、職場生活を表現するのには制約がありませんでした。重要なことは、その人々を眺める視線だと思います。その生活をしてこそ、その人々の心情をよく表わせるというのは少し違うと思います」初めての映画にスリラーと恐怖を混ぜて、1人ではなく複数人がマルチキャスティングされた映画を演出したホン・ウォンチャン監督は、「オフィス」の作業を懐かしく思い出しながらも、その反面で再びこのような組み合わせではやらないだろうと冗談を言った。想像以上に大変な作業だったという。「実際に撮影する前までは、こんなに大変なことだとは思いもしませんでした(笑) スリラーは非常に論理的なジャンルで、理性的にストーリーを紐解くべきなのに、ホラーは非論理的な面で展開するジャンルです。サスペンスを与えるという点が似ているので、似たジャンルだと考えることもできますが、話を紐解く方式は、両極端でしょう。実際にやってみると本当に大変だったんですよ。トーンをどのように持って行くのかも悩みました。どちらか一方に流れれば説明できないところがありました。論理的な面をずっと持っていながらも、非論理的な幻想などをうまく伝達しなければならなかったんですよ。それらを適切に活用しながらも、見る人が感情移入を維持できるレベルの調節が最もカギだったと思います」ホン・ウォンチャン監督は、カンヌでの話も聞かせてくれた。カンヌの観客は韓国の観客が見たら驚くほどのシーンで歓声をあげたり笑ったりという後日談だ。このような姿を見たホン・ウォンチャン監督は、韓国の観客がB級の情緒を完全に楽しむことができないようだと話し、惜しがった。韓国の観客も楽しむことができるならば、さらに多様な映画が制作されることができる基盤がより一層しっかりするためだ。「正式に公開をする前に招請されて、人々の期待値が高くなりプレッシャーもあります。まずは韓国国内の観客に会うことが最も重要なことでしょう。映画祭も光栄ですが、外国の観客以前に国内の観客がこの映画をどのように観るのか気になります。心配半分、期待半分です」
“現実が恐怖だ”…コ・アソン主演「オフィス」スペシャルポスター公開
映画「オフィス」(監督:ホン・ウォンチャン、制作:花)がスペシャルポスターを公開した。「オフィス」は自分の家族を残酷に殺害した後、行方をくらました平凡な会社員が再び会社に出勤している姿が防犯カメラの映像から見つかり、その後会社の同僚に謎の事件が起きるストーリーを描いたスリラー映画だ。今回公開されたスペシャルポスターは青白い背景とひやりとした表情のコ・アソンが心理的な恐怖を刺激する。これに「現実が恐怖だ」「今あなたは誰と働いていますか?」という文章は「オフィス」が現実的な韓国の職場生活を描いたスリラーであることを予告し、観客の期待を最高潮に引き上げる。「オフィス」はコ・アソン、ペ・ソンウ、パク・ソンウン、キム・ウィソン、リュ・ヒョンギョンなど韓国映画界の最もホットな俳優たちが出演し、韓国の恐ろしい職場生活と生活ストレス、圧迫感をスクリーンにそのまま表現し、観客の大きな共感を得ている。スリラージャンルを一段階グレードアップさせた「オフィス」は、韓国で絶賛上映中だ。
コ・アソン「『グエムル-漢江の怪物-』はあまりにも早く訪れてきた幸運だと思う」
映画「オフィス」のヒロイン、コ・アソンの演技哲学俳優は30歳からだと思う「君はそれが問題だ。頑張りすぎじゃない。ほどほどにしなさい」。映画「オフィス」の中のセリフだ。ある社員(イ・チェウン)がインターン社員のミレ(コ・アソン)に忠告のように言う。お茶を入れることから文書を整理することまで、あらゆる雑用を任されるミレはいつも気後れしている。何も言わず黙々と仕事をするが、小さいミスでもすればひどい叱責を受ける。「なんてことをしてくれたんだ!」最近、ソウル三清洞(サムチョンドン)のあるカフェで会ったコ・アソンは自身とミレは似ている部分が多いと言った。彼女は「今まで一番大変だったときが一生懸命にしているのに成果がなかったときだった。そういうときは本当に自己否定感にさいなまれることになるが、ミレもそういう気持ちだっただろう」と話した。spれほど作品に共感しただけに、ミレは適当に表現できない人物だったはずだ。もしかしたら誰でも経験できる状況:一生懸命にしているのに成果が出ないとき「オフィス」について話す前にコ・アソンが最近出演したドラマ「風の便りに聞きましたけど!?」について話す必要があった。実はポン・ジュノ監督、ハリウッド俳優クリス・エヴァンス、イギリスの国民的俳優ティルダ・スウィントンと共演した「スノーピアサー」が成功し、海外に進出する土台を作った直後だった。しかし、当時コ・アソンは「もっと段階を踏まなければならない。海外進出はまだ時期尚早だ」と言いながら低予算芸術映画「優しい嘘」と財閥の俗物意識を風刺した「風の便りに聞きましたけど!?」に相次いで出演した。ドラマを通じて24歳としてはなかなか演じにくい出産と母性愛を演じ、映画ではシングルマザーの母のそばで頼りになる娘になっていく高校生を演じた。変化の幅が非常に広い。「『風の便りに聞きましたけど!?』は、おばさんと母性への限りない愛情だった」がコ・アソンが明かした出演の理由だった。そんな彼女が今回の「オフィス」については「周りの友達と姉さんたちを考えながら表現したかった」と語った。自身の人生と作品の距離が他の俳優に比べ、非常に近いように見える。「『オフィス』への出演を決めた一番の理由は姉たち(コ・アソンは3人娘の末っ子)や友達のためだった。皆インターンをしていた。作品そのものも良かったが、何だか私の体を全部捧げたいと思った。姉が仕事をしながら度々大変だという話をした。所属感もないし、部外者のように感じられると言った。それがまさにインターンだけが感じられる感情だと思う。とても残念だった。会社員への思いが単純な好奇心以上に大きくなった。(映画撮影前)ある会社を訪れたとき、残業しているある女性社員を見た。表情を見たら、その方の1日を全部思い浮かべることができるほど疲れた顔をしていた。長い時間のストレスが溜まった様子だった。心が痛くて悲しかった。そのときからは道を歩いても会社員ばかり目に見えた。その方々が特別に感じられたし、それだけミレを本当によく表現しなければならないと思った」ナイフを持っている課長職場で生き残るため激しく生きる姿が、コ・アソンにはただ観察の対象に見えるだけだったのだろうか。4歳の頃から演技を始めたせいで一般の人々の人生に共感することはできないと思ったが、それは勘違いだった。コ・アソンは「4歳の頃、初めてドラマというものをしてみて、13歳まで何もできなかったこともあった。ミレの気持ちを理解することがそれほど難しくはなかった」と慎重に語り始めた。「シナリオをもっらった直後、監督が漫画『ミセン』の全巻をプレゼントしてくださった。『オフィス』が『ミセン』のホラー版という一部の解釈にある程度は同意する。違うところがあるなら『ミセン』は地獄のような会社の生活を人と人のつながりで克服していくが、『オフィス』は会社の仕事も大変で、人間関係もめちゃくちゃじゃないか。率直に初めてシナリオだけ読んだときはファンタジー映画だと思ったが、これが本当の現実だった。日常の暴力がひどいと思う。学校であれ、職場であれ、いかなる人間関係であれ、残念ながらこういう暴力が存在する。映画で(社内でいじめられていた)キム・ビョングク課長(ペ・ソンウ)が鋭いナイフを隠し持って『僕にはロザリオのようなもの』と言うじゃないか。このシーンを撮影するときは激しく生きている友人たちを思い出して胸がとても痛かった。『オフィス』のメッセージの中で最も心を打たれたのが、組織生活に深く浸透した様々な暴力を見ようということだった」「グエムル-漢江の怪物-」以来10年女性らしくなったから恋愛物も撮らなきゃと言われる女優にならなかったらコ・アソンも今頃就職の準備に追われているはずだ。女優ではない人生を考えたことあるかと聞いたら「たまに考えてみたが、人生最初の記憶がカメラの前に立っていた姿であまり想像できない」と恥ずかしそうに言った。もっぱら作品を通じて自身を証明してきた人生だ。ただ、他の子役俳優らと異なるところは、彼女は焦らなかったということだ。映画デビュー作の「グエムル-漢江の怪物--」(2006)のときはまだ幼く見える顔だったので周りの人々は怪我などしないようにたくさん配慮してくれた。成長する姿をたくさんの人が見守っているだけに、自身の中に閉じ込められやすい環境だったが、コ・アソンは芯が強かった。最近になって「相当女性らしくなったからキスシーンも撮って、恋愛物も撮らなければならない」というアドバイスが多いという。コ・アソンは「イメージ作りよりはよい作品を作っていくことがもっと重要だ」とはっきり言った。「成長は結局無理やりすることではなく、自然にするものだと思う。身長が伸びなければならないと焦っても皆伸びるわけにはいかないことと同じだ。それでも周りから成人の役者にならなければならないとよく言われるから意識はしている。子役のイメージから抜け出さなければならないという提案をずっと受けてきたので、ドラマ『風の便りに聞きましたけど!?』のような大胆な作品をすることになったと思う(笑)もう『グエムル-漢江の怪物-』を撮ってから10年が過ぎた。その間たくさんのことが変わった。個人的には漢江(ハンガン)に売店がなくなったのが最も残念だ。ちょうど今頃撮影したと思う。考えてみたら『グエムル-漢江の怪物-』という映画は私にあまりにも早く訪れてきた幸運だったのではないかと思った。もうちょっと様々な経験を積んだ後だったらもっと感謝したはずだし、良かったと思う。個人的に俳優は30歳からだと思う。その前までは色々な作品に出演しながら試行錯誤も経験したい」2年前、コ・アソンが受けたはずの質問をもう一度した。海外活動のためのマネジメント会社もできただけに積極的に外国に出て行く計画があるかということだ。実際にコ・アソンのアメリカ進出作の制作が準備されたが、途中で中止になったこともあった。「(韓国国内で経験を積むという考えに)変わりはない。あえて比率を考えれば半分ずつだと思うが、必ずハリウッドでなくても良い。ところで私が一番好きな作品はイ・チャンドン監督の『ポエトリー アグネスの詩』だ。数十回も見ながらシーンごとに分析もしてみた。いつかイ・チャンドン監督の作品に必ず出演したい」
パク・ソンウン「悪役に特化?僕はコメディーを求める人間」
映画「オフィス」(監督:ホン・ウォンチャン、制作:映画社コッ)はスリラーの仮面をかぶったホラー映画だ。この作品にパク・ソンウンが出演する。パク・ソンウンが刃物をもって登場人物を一人、二人と殺していく内容ではないかって? 驚くことに彼は今回、事件を暴く刑事を演じた。変身といえば変身、挑戦といえば挑戦だ。そして、その挑戦の結果はかなり成功したといえる。「オフィス」は自分の家族を無残に殺害し、姿を消した平凡な会社員が再び会社に出勤している様子が防犯カメラに映り、その後、同僚に謎の事件が起きるという物語を描く。今年5月、第68回カンヌ国際映画祭のミッドナイト・スクリーニング部門に招待され、好評を受けた。「新しき世界」「鬼はさまよう」「皇帝のために」「無頼漢 渇いた罪」をなどで強烈な眼差しと印象深い演技を披露してきたパク・ソンウンは今回「オフィス」で強直かつ愚直な刑事ジョンフンを演じた。キム・ビョングク(ペ・ソンウ)家族殺人事件を担当する広域捜査隊のチーム長ジョンフンは、鋭い勘でビョングクの会社の同僚たちに漂う妙な気配に気づく人物だ。悪役専門俳優と呼ばれる彼は「コメディーを熱望する」と打ち明けた。tvN「SNL KOREA」で見せた彼のコミカルな演技をみると、理由もなく言っているわけではないことが分かる。「オフィス」でも張り詰めた緊張感が漂う中、パク・ソンウンのコミカルな本能が少しずつ出てくる。ネタバレになってしまうので明かすのは難しいが、かなり面白い。パク・ソンウンのアドリブで誕生した場面だそうだ。「オフィス」でイメージチェンジに成功した彼は、次回作「華麗なるリベンジ」(監督:イ・イルヒョン)、「愛を歌う花」(監督:パク・フンシク)でも少しずつイメージを拡張していく見込みだ。「オフィス」はパク・ソンウン、コ・アソン、ペ・ソンウ、キム・ウィソン、リュ・ヒョンギョン、パク・ジョンミン、イ・チェウン、オ・デファンなどが出演した。「チェイサー」「哀しき獣」などスリラーを専門に脚色してきたホン・ウォンチャン監督がメガホンを取った。韓国で9月3日に公開される。以下、パク・ソンウンの一問一答である。―映画を見た感想は?パク・ソンウン:良かった。シナリオのいいところが90%以上盛り込まれていた。俳優たちの演技を見るのも面白く、退屈もしなかった。大抵マスコミ向け試写会のときは雰囲気が重いじゃないか。それでも笑いが起きた。穴はないが、ところところ息をつく余裕のある作品だ。―出演したきっかけは?パク・ソンウン:強いキャラクターじゃないから。冷徹でありながも人間的だ。実生活でいくらでも見られる演技に重点を置いた。―演技の変化を渇望しているということか。パク・ソンウン:当然だ。今もそうだ。悪役専門俳優と言われがちだから。悪役だけでなく、違う演技もしたが、話題にならなかっただけだ。俳優なら誰でもイメージチェンジに対して渇望している。―悪役専門俳優に特化したいとは思わないのか?パク・ソンウン:まったく。俳優を始めたときからロールモデルはロバート・デ・ニーロだ。映画「ケープ・フィアー」(監督:マーティン・スコッセシ)と「ミッドナイト・ラン」(監督:マーティン・ブレスト)だけ見ても180度どころか540度ぐらい違うじゃないか。―「オフィス」でどんな姿を必ず見せたいと思ったのか。パク・ソンウン:強くない姿(笑)―シナリオを検討するとき、自分が演じる役と全体の物語のうち、どちらを先に見るのか。パク・ソンウン:「オフィス」はストーリーが先に頭に入ってきた。読んでみると面白かった。僕が何をすればいいのかを見ていたら、やることがなかった。それも良かった。「新しき世界」で(チェ)ミンシクさんがやったのもそれだった。土台を作って後ろに引く役割。僕も「オフィス」でストーリーを立てる役割だけ果たせばいいと思った。正直、僕はやったことがない。―惜しくはないか。パク・ソンウン:全く。自分だけ目立とうとすると映画全体が揺らいでしまう。クレジットの順番、目立とうとする気の張り合いなんてまったく意味のないことだ。作品が大事だ。―カンヌに行けなかった。パク・ソンウン:その質問はパス(笑) あの時のことを思うと胸が痛むから。一番残念だったのは、映画を現地で見られなかったということだ。―「無頼漢」「オフィス」のうち、どちらの作品でカンヌに行きたかったのか?パク・ソンウン:「無頼漢」は僕が主人公じゃない。「オフィス」で行きたかったが、サナイピクチャーズで制作する映画「華麗なるリベンジ」の撮影があって行けなかった。セットスタジオでの撮影だったので、どうしてもスケジュールの調整ができなった。「無頼漢」ででも行きたくて(ハン)ジェドク兄さん(サナイピクチャーズ代表)にすごくお願いしたが、ダメだと言われた。サナイピクチャーズに泣かせられ、笑わせられた(「無頼漢」もサナイピクチャーズ制作の映画だ)。―サナイピクチャーズとは特別な仲だ。パク・ソンウン:「新しき世界」で生まれ変わったから。実際、映画「悪いやつら」のときも僕の役があったが、方言のためできなかった。そのとき、ジェドクさんがすごく申し訳ないと言っていた。それで「新しき世界」を提案してくれたが、そのときイ・ジュング役に僕の他に主演クラス4人が一緒に候補にあがった。僕だけドラマに出るタレントだった。みんなの反対を押し切って、パク・フンジョン監督とジェドク兄さんが僕のことを推薦してくれた。―タレントと俳優は違うと思うか。パク・ソンウン:僕は違うと思わないが、見る方は違うと思っているようだ。映画に出ると俳優で、テレビに出たら俳優じゃなくなるのか? もちろん全く違う媒体ではある。テレビ用、演劇用、映画用の演技は異なる。演劇は客席の後ろまで聞こえるように少し大げさな演技をするけれど、テレビは顔、正面中心の演技だ。一方、映画はもう少し自由だ。しかし、最近はテレビドラマもかなり自由になった。―いつも強い男たちと演技をしていたが、今回はかなりか弱い女優たちと共演したが。パク・ソンウン:か弱くない!(笑) みんな爪を隠している。達人なのに、達人じゃないふりをする人たちだ。それがさらに怖い。ホン・ウォンチャン監督にたくさん手伝って欲しいと言われたが、いざ撮影現場に行ってみると、僕が手伝うことはなかった。―コ・アソンと一緒のシーンが多かった。パク・ソンウン:アソンは僕に気楽に接してくれた。男も女も含めてそんな子は初めてだ。むしろ、男の後輩たちは僕のことを怖がる。アソンは19歳も年下なのに、すごく気楽に接した(笑)―チームワークがとても良かった。主に誰がリードしていたのか。パク・ソンウン:(キム)ウィソン兄さんだ。ウィソン兄さんとアソンの年の差は30歳ぐらいあるが、二人は友達のように仲がいい。時々、あんな風でいいのかと思えるほどだ。先に楽にしてくれたのがウィソン兄さんの方だ。僕はウィソン兄さんと親戚だから。―キム・ウィソンと親戚だったのか?パク・ソンウン:母方の又従兄弟だ。僕は昔から知っていたが、ウィソン兄さんは最近知ったそうだ。僕は前から「豚が井戸に落ちた日」(1996、監督:ホン・サンス)をあの人が僕の又従兄弟なんだと思いながら見ていた(笑)―一番出演オファーの多い役はやはり悪役なのか?パク・ソンウン:そうだ。実際の僕はコメディーを求める人間だ。だから、tvN「SNL KOREA」でもコミカルな演技をあれだけがんばったのだ。自分と違うキャラクターを演じるとき、さらに大きな喜びを感じる。もちろん、あまりにも自分とかけ離れた姿をいきなり見せると大衆が驚くので、ゆっくり変わろうと思う。―俳優として自身の限界や、短所は何だと思うか。パク・ソンウン:まだ見つけていない。なぜなら、色々な役が入ってくる段階ではないため、何が限界なのかわからない。―人気を実感する瞬間はいつなのか。パク・ソンウン:舞台挨拶のとき? 僕への歓声が未婚俳優のときと同じぐらいだった。びっくりした。女性加入者が多いコミュニティで僕に関する書き込みがすごく多いそうだ。僕は見られないので、なんとも言えないが。少し前に中華料理店を開業したが、開業式のときも女性ファンが店を出なくて。「お客さんを入れたいから、店を出て2時間ぐらい消化してきなさい!」と言っても出てくれなかった(笑) 人気の秘訣は僕にもよくわからない。
コ・アソン&パク・ソンウン主演「オフィス」公開初日に興行成績3位を記録
映画「オフィス」(監督:ホン・ウォンチャン)が公開初日に興行成績3位を記録した。4日午前、韓国映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークによると、3日に公開された「オフィス」は4万6568人(累積観客数5万9629人)の観客を動員した。「アントマン」(17万4575人)、「ベテラン」(8万7189人)に続き、興行成績3位を記録した。「オフィス」は自分の家族を残酷に殺害した後、行方をくらました平凡な会社員が再び会社に出勤している姿が防犯カメラの映像から見つかり、その後会社の同僚に謎の事件が起きるストーリーを描いたスリラー映画だ。韓国映画界を代表するコ・アソン、パク・ソンウン、ペ・ソンウ、キム・ウィソン、リュ・ヒョンギョンなどが出演した。
コ・アソン「初キスシーンの相手?イ・ジュンではなくハン・ヒョジュ姉さん」
女優コ・アソンが「元MBLAQのイ・ジュンではなく、ハン・ヒョジュが初キスシーンの相手だった」と告白した。コ・アソンは最近、ソウル鐘路(チョンノ)区三清同(サムチョンドン)にあるカフェで行われた映画「オフィス」に関するインタビューでこのように述べた。これに先立ちコ・アソンはSBSドラマ「風の便りに聞きましたけど!?」で俳優イ・ジュンと人生初のキスシーンを撮影したことがある。しかし、実はイ・ジュンではなくハン・ヒョジュンが初キスシーンの主人公だったとのこと。この日のインタビューでコ・アソンは「映画『ビューティー・インサイド』でのハン・ヒョジュ姉さんとのキスシーンが実は初キスシーンだった。『風の便りに聞きましたけど!?』の撮影と映画『ビューティーインサイド』の撮影を並行していたが、イ・ジュンとのキスシーンを翌日に控えていた日にハン・ヒョジュ姉さんとのキスシーンを撮影した」と答えた。続いて「(ハン・ヒョジュ)姉さんにその話をしたら、謝られた。しかし、ハン・ヒョジュ姉さんもその日13人とキスシーンを撮る日だったが、姉さんも今日は私が初めてなのでおあいこにしようと言われた」と付け加えた。コ・アソンが出演する「オフィス」は自身の家族を残酷に殺害し行方をくらませた平凡な会社員が再び会社に出勤した姿が防犯カメラの画面で発見され、その後会社の同僚たちに謎の事件が起きるストーリーを描いたスリラーだ。コ・アソンは非正規の研修社員イ・ミレ役として、常に不安で追われるような人生を生きるキャラクターを演じた。不安でありながらも常に周りの顔色を窺うような眼差しで、映画の中の陰惨な雰囲気を倍増させ、新しい研修社員の登場で危機感を感じるイ・ミレを優れた感情表現で演じた。「オフィス」はコ・アソン、ペ・ソンウ、パク・ソンウン、キム・ウィソン、イ・チェウン、パク・ジョンミンなどが出演する。15歳以上観覧可能。韓国で27日に公開された。
【PHOTO】コ・アソンからパク・ソンウンまで「オフィス」VIP試写会に出席“ご期待下さい!”
19日午後、ソウル広津(クァンジン)区紫陽洞(チャヤンドン)ロッテシネマ建大入口(コンデイック)店で開かれた映画「オフィス」(監督:ホン・ウォンチャン)のVIP試写会にパク・ソンウン、キム・ウィソン、コ・アソン、リュ・ヒョンギョン、ペ・ソンウ、オ・デファン、ソン・スヒョン、イ・チェウン、パク・ジョンミン、イ・チャンヨンらが出席し、ポーズを取っている。コ・アソン、パク・ソンウン、ペ・ソンウなどが出演した「オフィス」は自分の家族を殺害し、行方をくらませた平凡な会社員が再び会社に出勤し、その後、会社の同僚たちが一人、二人と消えていくという事件を描いた作品だ。韓国で27日に公開される予定だ。
【PHOTO】KARA ギュリ、キム・ボム、チュ・ジフンら「オフィス」VIP試写会に出席
19日午後、ソウル広津(クァンジン)区紫陽洞(チャヤンドン)ロッテシネマ建大入口(コンデイック)店で開かれた映画「オフィス」(監督:ホン・ウォンチャン)のVIP試写会にKARAのギュリ、キム・ボム、チュ・ジフン、カン・ヘジョン、キム・ガンウ、キム・ユネ、キム・ギバン、サヒ、サム・オチュリ、チョ・ボア、チョン・ヘソン、パク・チュミ、ユ・ホジョン、ユン・ソイ、ラ・ミランらが出席し、ポーズを取っている。コ・アソン、パク・ソンウン、ペ・ソンウなどが出演した「オフィス」は自分の家族を殺害し、行方をくらませた平凡な会社員が再び会社に出勤し、その後、会社の同僚たちが一人、二人と消えていくという事件を描いた作品だ。韓国で27日に公開される予定だ。
“課長、まだ会社にいます”…映画「オフィス」ぞっとする予告ポスター&スチール公開
スリラー映画「オフィス」(監督:ホン・ウォンチャン、制作:映画社コッ(花))が恐ろしい事件現場を収めたスチール写真とメインポスターを公開した。今回公開されたポスターは真剣な表情の刑事チェ・ジョンフン(パク・ソンウン)と緊張感が伝わってくる表情で正面を見つめているインターン社員イ・ミレ(コ・アソン)の姿を描いている。暗い背景のポスターには「オフィス」の台詞である「あなたたち、一体何を隠しているんだ!」「課長、まだ会社にいます」というキャッチコピーがそれぞれのキャラクターの写真と共に書かれており、妙な雰囲気を漂わせた。人々にとって親しみのあるオフィスという空間がどのように緊張感あふれ、恐ろしい空間に変わっていくのか。事件の中心にいる「オフィス」の社員たちはどのようにして刑事と対立するのか期待を集める。共に公開されたスチール写真10枚には見慣れた空間であるオフィスの様子から、事件が起きて精神的な動揺を見せる社員たちの姿まで、様々な場面で映画の緊張感をそのまま伝え、注目を浴びた。一家を無惨に殺害するキム・ビョングク(ペ・ソンウ)課長の姿と、彼が再び出勤する様子が映った防犯カメラは、今後「オフィス」で繰り広げられる事件を暗示するようである。事件の中心に立っているインターン社員イ・ミレは恐怖に包まれた表情や緊張感あふれる眼差しで会社で起きる謎の事件を注視するような雰囲気を漂わせた。また、刑事ジョンフンも謎の事件を解決するために奮闘する予定だ。彼がどのように事件を解決していくのか、また「オフィス」に隠された秘密は果たして何なのか、疑問を抱かせる。さらに「オフィス」の社員たちの姿を通じて日常でも十分に感じられる雰囲気も公開し、人々の共感を呼んでいる。会議の時間に激怒して大声を出す部長と頭を下げた社員たちの姿、エレベーターの前に立っている無表情な顔は人々の日常を代弁するようだ。キム・ビョングク課長を巡る同僚たちの普通ではない関係は、予測不可能なストーリーと衝撃的などんでん返しを見せると期待を集めてる。第68回カンヌ国際映画祭のミッドナイトスクリーニング部門に公式招待された「オフィス」は自分の家族を殺害し、行方をくらませた平凡な会社員が再び会社に出勤し、その後、会社の同僚たちが一人、二人と消えていくという事件を描いた作品だ。コ・アソン、ペ・ソンウ、パク・ソンウン、キム・ウィソン、リュ・ヒョンギョン、オ・デファン、イ・チェウン、パク・ジョンミン、ソン・スヒョンなどが出演し、「殺人の告白」「哀しき獣」「チェイサー」などを脚色したホン・ウォンチャン監督の長編映画デビュー作だ。韓国で8月に公開される予定だ。
「オフィス」コ・アソンが明かした“先輩パク・ソンウン”の4つの魅力とは?(動画あり)
女優コ・アソンが先輩俳優のパク・ソンウンの魅了について明かした。本日(23日)午前、ソウル江南(カンナム)区鴨鴎亭(アックジョン)CGVで行われた映画「オフィス」の制作報告会にホン・ウォンチャン監督とコ・アソン、パク・ソンウン、リュ・ヒョンギョン、オ・デファン、イ・チェウン、ソン・スヒョンが出席した。この日コ・アソンはパク・ソンウンに対して良い先輩だと言い、4つの理由を明かして注目を集めた。コ・アソンは「まず美味しいものをたくさんもてなしてくださる。週に5回は飲み会をした。素朴な飲み会で始めたけど、良く食べる人ばかりだった。そして後輩たちに優しくしてくれる。3番目の理由は演技に対する指摘を優しくしてくださって演技についてたくさん学ぶことができた」と話した。続いて「最後は相手俳優への思いやりだ。恋愛模様を演じたわけではないけど、職場で人間的な愛情を持っている役だ。これまで男優と直接的に恋愛模様を演じたことはない。初めての相手男優が先輩だ。一緒にコーヒーを注文するとき、何を飲んだかを覚えて翌朝、前日飲んだものをもてなしてくださった。本当に感動した。このような男優にまた会えるだろうかと思った」と付け加えた。映画「オフィス」は自分の家族を残酷に殺害した後、行方をくらました平凡な会社員が再び会社に出勤している姿が防犯カメラの映像から見つかり、その後会社の同僚に謎の事件が起きるストーリーを描いたスリラー映画だ。映画「追撃者」「哀しき獣」「殺人の告白」に脚色として参加したホン・ウォンチャン監督の長編映画デビュー作で、5月に開催された第68回カンヌ国際映画祭のミッドナイト・スクリーニング部門に公式招待され、好評を得た。来月韓国で公開される。※この動画はPCサイトのみの対応となります。
「オフィス」8月に公開確定…緊張感溢れる予告ポスター公開
映画「オフィス」(監督:ホン・ウォンチャン、製作:映画社「花」)が韓国で8月の公開を決め、予告ポスターを公開した。「オフィス」は自分の家族を残酷に殺害した後、行方をくらました平凡な会社員が再び会社に出勤している姿が防犯カメラの映像から見つかり、それから会社の同僚に謎の事件が起きるストーリーを描いたスリラー映画だ。5月に開催された「第68回カンヌ国際映画祭」のミッドナイト・スクリーニング部門に出品された。14日に公開された予告ポスターには、事件に関わった主要人物である営業2チームの職員たちの顔が写っている。事件に関わる営業2チームの職員たちの不安で警戒しているような表情が、映画の中の緊張感をそのまま見せてくれる。ポスターに登場する人物の中でパク・ソンウンは、一家殺人事件の捜査を担当する広域捜査隊の刑事チェ・ジョンフン役で、唯一営業2チームの職員でない人物だ。チェ・ジョンフンは家族を殺害した容疑者が再び戻った会社の同僚が事件と関連があることに気付き、彼らを注視しながら事件の真相を暴いていく。「オフィス」にはコ・アソン、パク・ソンウン、ペ・ソンウ、キム・ウィソン、リュ・ヒョンギョンなどが出演する。
【PHOTO】コ・アソン&ペ・ソンウ&ホン・ウォンチャン監督「カンヌ国際映画祭」に出席
ホン・ウォンチャン監督、俳優ペ・ソンウ、女優コ・アソンが19日午前(現地時間)、フランスのパレ・デ・フェスティバルで開かれた第68回カンヌ国際映画祭の「オフィス」(監督:ホン・ウォチャン)フォトコール(プレスによる写真撮影)に出席している。第68回カンヌ国際映画祭には、2013年のカンヌ国際映画祭のCanal plus部門で「サークルライン」で受賞したシン・スウォン監督の「マドンナ」と、昨年カンヌ国際映画祭のコンペティション部門の審査委員として活躍したチョン・ドヨンが出演した「無頼漢」(監督:オ・スンウク)が注目すべき視線部門に招待された。ホン・ウォンチャン監督の「オフィス」はミッドナイト・スクリーニング、ハン・ジュニ監督の「コインロッカーの女」は批評家週間にそれぞれ招待され、カンヌ国際映画祭のレッドカーペットイベントに参加する。今年で68回を迎えたカンヌ国際映画祭は13日の開幕式を皮切りに24日までの12日間、フランスのカンヌで行われる。