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イ・チャンドン監督、5年ぶり来日決定!特集上映「イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K」ポスター&予告映像も解禁
韓国を代表する巨匠イ・チャンドン。代表作「シークレット・サンシャイン」「バーニング 劇場版」を含む全監督作6作品、そしてフランスのドキュメンタリー映画監督アラン・マザールと共に製作したイ・チャンドン自らが過去作を振り返り、創作活動の原点とその歩みを見つめる日本初公開の新作ドキュメンタリーで編成されたイ・チャンドンの本格的な特集上映「イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K」が8月25日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町他、全国順次公開となる。そして今回、ポスター&予告編が解禁となった。上映プログラムは、長編デビュー作「グリーンフィッシュ」から、第71回カンヌ国際映画祭「国際批評家連盟賞」を受賞した直近の長編作品「バーニング 劇場版」までの全6作品。これらすべては4K上映され、レストア作業はイ・チャンドン監督自らが指揮を執った。さらに、上映プログラム6作品と呼応するような新作ドキュメンタリー映画「イ・チャンドン アイロニーの芸術」も組み込まれ、イ・チャンドンの映像世界を存分に堪能できる本格的なレトロスペクティヴとなり、海外映画祭の監督特集や企画展などを除けば、本特集上映が世界初となる。イ・チャンドン作品に魅了されたフランス人ドキュメンタリー映画監督アラン・マザールによる新作ドキュメンタリー映画「イ・チャンドン アイロニーの芸術」は、43歳にして小説家から映画監督に転身した異色のキャリアを、かつてないほど率直なイ・チャンドン本人の述懐、ゆかりの地にふたたび自ら足を運ぶ聖地巡礼だ。コロナ禍での困難を逆手に取り、イ・チャンドン監督の制作会社パインハウス・フィルム全面協力のもと自身が水先案内人として本作に深く携わる。解禁となったポスターには、全6作品の印象的なスチールが配置され、「シークレット・サンシャイン」のチョン・ドヨン、「ポエトリー アグネスの詩」のユン・ジョンヒら主人公たちの力強い眼差しや、「オアシス」「バーニング 劇場版」の幻想的なワンシーンに心を掴まれる。予告編は、「ペパーミント・キャンディー」のソル・ギョング演じる主人公キム・ヨンホが叫ぶインパクトある映像から始まり、上映作品の名シーンが次々と映し出される。さらに、新作ドキュメンタリーで初めて明かされるイ・チャンドン監督が暮らしていた家や、イ・チャンドン作品を彩ってきた豪華俳優陣ソル・ギョング、ソン・ガンホ、チョン・ドヨン、ムン・ソリらが当時を振り返るインタビューの様子も伺える。そして、レトロスペクティヴの公開に合わせて、イ・チャンドン監督の来日が決定した! イ・チャンドン監督の来日は、「バーニング 劇場版」のプロモーション以来5年ぶりで、8月上旬にヒューマントラストシネマ渋谷での舞台挨拶付先行上映も予定。上映作品は、配給元の公式Twitterによるアンケートで「劇場で1番観たいイ・チャンドン作品」に選ばれ、日本でもファンが多い「シークレット・サンシャイン」を上映する。新作を撮るごとに世界中から熱い注目を集める寡作な巨匠の全フィルモグラフィー、そして彼自身が辿る制作の原点と歩んできた人生に迫る新作ドキュメンタリーが掛け合わされたレトロスペクティヴ上映は、イ・チャンドンに魅了されてきた長年のファンにとっても、その作品世界に初めて触れる若い世代の新たな観客にとっても、またとない貴重な機会として存分に堪能してほしい。■映画情報「イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K」2023年8月25日(金)より、全国の映画館で順次公開【上映ラインナップ】「イ・チャンドン アイロニーの芸術」 ※日本初公開作品出演:イ・チャンドン、ムン・ソングン、ソル・ギョング、ソン・ガンホ、チョン・ドヨン、ムン・ソリ、ユ・アイン監督:アラン・マザール協力:ツイン配給:JAIHO2022│フランス、韓国│韓国語│カラー│ビスタ│5.1ch│99分│原題:LEE CHANG-DONG:THE ART OF IRONY「バーニング 劇場版 4K」出演:ユ・アイン、スティーブ・ユァン、チョン・ジョンソ監督:イ・チャンドン協力:ツイン配給:JAIHO2018│韓国│韓国語│カラー│シネスコ│5.1ch│148分│原題:버닝(C)2018 PinehouseFilm Co., Ltd. All Rights Reserved「ポエトリー アグネスの詩 4K レストア」出演:ユン・ジョンヒ、イ・デヴィッド、キム・ヒラ、アン・ネサン監督:イ・チャンドン2010│韓国│韓国語│カラー│ビスタ│5.1ch│139分│原題:시│協力:ツイン│配給:JAIHO(C)2010 UNIKOREA CULTURE & ART INVESTMENT CO. LTD. ET PINEHOUSE FILM. TOUS DROITS RESERVES「シークレット・サンシャイン 4K レストア」出演:チョン・ドヨン、ソン・ガンホ、チョ・ヨンジン、キム・ヨンジェ監督:イ・チャンドン2007│韓国│韓国語│カラー│シネスコ│5.1ch│142分│原題:밀양│協力:ツイン│配給:JAIHO(C)2007 CINEMA SERVICE CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED「オアシス4K レストア」出演:ソル・ギョング、ムン・ソリ、アン・ネサン、チュ・グィジョン、リュ・スンワン監督:イ・チャンドン協力:ツイン配給:JAIHO2002│韓国│韓国語│カラー│ビスタ│5.1ch│133分│原題:오아시스(C)2002 Cineclick Asia All Rights Reserved.「ペパーミント・キャンディー4K レストア」出演:ソル・ギョング、ムン・ソリ、キム・ヨジン、パク・セボム監督:イ・チャンドン協力:ツイン配給:JAIHO1999│韓国・日本│韓国語│カラー│ビスタ│5.1ch│130分│原題:박하사탕「グリーンフィッシュ 4K レストア」出演:ハン・ソッキュ、ムン・ソングン、シム・ヘジン、ミョン・ゲナム、オ・ジヘ、ソン・ガンホ監督:イ・チャンドン協力:ツイン配給:JAIHO1997│韓国│韓国語│カラー│ビスタ│5.1ch│111分│原題:초록물고기(C)2005 CINEMA SERVICE CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED■関連リンク「イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K」公式サイト:https://leechangdong4k.com/
イ・チャンドン監督、日本初公開作を含む特集上映「イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K」が8月25日より公開
韓国を代表する巨匠イ・チャンドン監督の6作品、そしてフランスのドキュメンタリー映画監督アラン・マザールと共に製作し、イ・チャンドン自らが過去作を振り返り、創作活動の原点とその歩みを見つめる日本初公開の新作ドキュメンタリーで編成されたイ・チャンドンの本格的な特集上映「イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K」が8月25日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか、全国の映画館で順次公開されることが決定した。日本初公開となる新作ドキュメンタリー映画「イ・チャンドン アイロニーの芸術」は、43歳にして小説家から映画監督に転身した異色のキャリアを、かつてないほど率直なイ・チャンドン本人の述懐、ゆかりの地にふたたび自ら足を運ぶ聖地巡礼だ。これまでのフィルモグラフィーを彩ってきた豪華俳優陣ソル・ギョング、ソン・ガンホ、チョン・ドヨン、ムン・ソリ、ユ・アイン他、豪華俳優陣も次々と登場し撮影当時を振り返る。自身のこれまで語られることのなかった芸術に対する思い、揺れる時代に向き合い芽生えたアイデンティティ、創作の原点に迫る「イ・チャンドン アイロニーの芸術」。新作を撮るごとに世界中から熱い注目を集めている巨匠の記憶の深淵を旅する圧巻のドキュメンタリーに注目が集まる。■映画情報「イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K」2023年8月25日(金)より、全国の映画館で順次公開【上映ラインナップ】・「イ・チャンドン アイロニーの芸術」 ※日本初公開作品出演:イ・チャンドン、ムン・ソングン、ソル・ギョング、ソン・ガンホ、チョン・ドヨン、ムン・ソリ、ユ・アイン監督:アラン・マザール協力:ツイン配給:JAIHO2022│フランス、韓国│韓国語│カラー│ビスタ│5.1ch│99分│原題:LEE CHANG-DONG:THE ART OF IRONY・「バーニング 劇場版 4K」出演:ユ・アイン、スティーブ・ユァン、チョン・ジョンソ監督:イ・チャンドン協力:ツイン配給:JAIHO2018│韓国│韓国語│カラー│シネスコ│5.1ch│148分│原題:버닝(C)2018 PinehouseFilm Co., Ltd. All Rights Reserved・「ポエトリー アグネスの詩 4K レストア」出演:ユン・ジョンヒ、イ・デヴィッド、キム・ヒラ、アン・ネサン 監督:イ・チャンドン2010│韓国│韓国語│カラー│ビスタ│5.1ch│139 分│原題:시│協力:ツイン│配給:JAIHO(C)2010 UNIKOREA CULTURE & ART INVESTMENT CO. LTD. ET PINEHOUSE FILM. TOUS DROITS RESERVES・「シークレット・サンシャイン 4K レストア」出演:チョン・ドヨン、ソン・ガンホ、チョ・ヨンジン、キム・ヨンジェ 監督:イ・チャンドン2007│韓国│韓国語│カラー│シネスコ│5.1ch│142 分│原題:밀양│協力:ツイン│配給:JAIHO(C)2007 CINEMA SERVICE CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED・「オアシス4K レストア」出演:ソル・ギョング、ムン・ソリ、アン・ネサン、チュ・グィジョン、リュ・スンワン監督:イ・チャンドン協力:ツイン配給:JAIHO2002│韓国│韓国語│カラー│ビスタ│5.1ch│133分│原題:오아시스(C) 2002 Cineclick Asia All Rights Reserved.・「ペパーミント・キャンディー4K レストア」出演:ソル・ギョング、ムン・ソリ、キム・ヨジン、パク・セボム監督:イ・チャンドン協力:ツイン配給:JAIHO1999│韓国・日本│韓国語│カラー│ビスタ│5.1ch│130分│原題:박하사탕・「グリーンフィッシュ 4K レストア」出演:ハン・ソッキュ、ムン・ソングン、シム・ヘジン、ミョン・ゲナム、オ・ジヘ、ソン・ガンホ監督:イ・チャンドン協力:ツイン配給:JAIHO1997│韓国│韓国語│カラー│ビスタ│5.1ch│111分│原題:초록물고기(C) 2005 CINEMA SERVICE CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED■関連リンク「イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K」公式サイト:https://leechangdong4k.com/
【PHOTO】イ・ビョンホン&ユ・アイン&パク・ジョンミンら「第15回アジア・フィルム・アワード」レッドカーペットに登場
10月8日午後、釜山(プサン)海雲台(ヘウンデ)区にあるパラダイスホテルグランドボールルームで行われた「第15回アジア・フィルム・アワード(AFA)」のレッドカーペットイベントに、俳優のイ・ビョンホン、ユ・アイン、ヤン・イクチュン、パク・ジョンミン、キム・ヒョンビン、イ・チャンドン監督らが登場した。・【PHOTO】イ・ビョンホン&チョン・ユミら「2021釜日映画賞」ハンドプリンティングイベントに出席・【PHOTO】ユ・アインからキム・ヒョンジュまで、Netflixオリジナルシリーズ「地獄が呼んでいる」オープントークイベントに出席
ポン・ジュノ&是枝裕和監督ら「釜山国際映画祭」開幕に祝福&応援のメッセージ(動画あり)
「第25回釜山(プサン)国際映画祭」が本日(21日)スタートした中、アジアの映画人たちと映画界の巨匠たちが応援のメッセージを伝えた。新型コロナウイルスの影響で世界有数の映画祭が中止となり、ほとんどの映画制作の現場は一時中止となっている状態である。また、既に完成した多くの作品の劇場上映も容易ではない状況だ。このような中、アジアを代表する巨匠監督と俳優たちが、釜山国際映画祭とともに、アジア映画の広報大使を務めた。厳しい時間だが、映画に向けた熱情だけは変わっていない、アジアの若手映画人たちのために声を集めた。まず、イ・チャンドン監督は「我々映画人たちは、お互いに連帯して一緒に勇気を分け合わなければならない」と伝え、ジャ・ジャンクー監督は「パンデミックも映画で交流する我々の情熱を防ぐことはできない」と話した。パク・チャヌク監督は「映画の歴史は、いつも大きな挑戦と試練を克服してきた歴史だ」、黒沢清監督は「こんな厳しい状況に作られた映画は、間違いなく傑作であろう」、是枝裕和監督は「決してこのように断絶した状態で終わるはずがない。何らかの形でつながると思う」と話した。カンヌ、ベルリン、ベネチアの世界3大映画祭の執行委員長、プログラマーたちも、相次いでオンサイト(on-site)で開催する「釜山国際映画祭」や映画人たちを応援した。カンヌ国際映画祭のティエリー・フレモー執行委員長、「25歳、まだ青春である『釜山国際映画祭』は、映画的に祝福された土地で、映画の国である韓国で、相変わらず重要な役割を果たしている」という映画祭に対する格別な愛情を表した。その他にも「皆様の美しい都市、監督との対話と現地観客や一緒に映画を観るときめきが恋しくなるだろう」というベルリン映画祭のカルロ・チャトリアン執行委員長を含め、カンヌ映画祭のクリスチャン・チョン元副執行委員長、ベネチア映画祭のアルベルト・バルベラー執行委員長、ベネチア映画祭のエレナ・ポラッキプログラマー、ユニフランスのセルジュ・トゥビアナ会長が、今年参加できない残念な気持ちと、来年の釜山に向けた約束を送った。今年、アカデミー授賞式の後に久しぶりに会う嬉しい顔、ポン・ジュノ監督も参加した。「今年も変わらず観客の皆さんと会えることになった『釜山国際映画祭』がより一層大切で誇らしく思われる1年だ」とし、映画祭に対する応援と祝福の意を伝えた。「第25回釜山国際映画祭」は21日に開幕し、30日まで10日間にかけて、釜山・海雲台(ヘウンデ)の映画の殿堂で開かれる。
「バーニング 劇場版」大ヒット公開記念!イ・チャンドン監督作品「ペパーミント・キャンディー」「オアシス」日本初ヴァージョンが3月より公開決定
公開前から行定勲監督、池松壮亮、吉田羊、西川美和監督、細田守監督、松尾スズキなど各界から激賞され現在大ヒット公開中の「バーニング 劇場版」。村上春樹原作、そしてイ・チャンドン監督8年ぶりの新作ということで話題を呼び、原作ファン、映画ファンを中心に動員、鑑賞後のSNSでの感想も「イ・チャンドンの待ちにまった最高傑作」「イ・チャンドン監督の深いテーマにやられた」など待ちに待ったイ・チャンドン作品として絶賛されている。そしてこの度、「バーニング 劇場版」の大ヒットを記念して、イ・チャンドン監督の代表作2作品を一挙公開されることが決定した。アッバス・キアロスタミ監督が「本当に素晴らしい映画を観た!」と絶賛し、韓国のアカデミー賞である大鐘賞映画祭5部門を独占した伝説の傑作「ペパーミント・キャンディー」と、第59回ベネチア国際映画で最優秀監督賞/新人俳優賞/国際批評家連盟賞を受賞した、極限の純愛を描いた傑作「オアシス」の2本が上映される。さらに、2019年の今年は「ペパーミント・キャンディー」が製作20周年、「オアシス」が日本公開15周年と記念すべき年となり、各作品とも日本では初公開となるリマスターヴァージョンとなっている。新たに蘇ったこの2本でぜひ劇場で体感して欲しい。また、予告編とポスタービジュアルと場面写真も一挙公開された。「ペパーミント・キャンディー」の予告編は今回の上映に合わせ、4Kレストア・デジタルリマスター版にて作成、ポスタービジュアルは、両作品共に特別上映に合わせて新たにデザインされたものとなっている。ぜひ、この機会に「バーニング 劇場版」「ペパーミント・キャンディー」「オアシス」の3本をみて、イ・チャンドンの世界を堪能してみよう。◆「ペパーミント・キャンディー」予告編◆「オアシス」予告編■上映情報「ペパーミント・キャンディー」2019年3月15日(金)よりアップリンク渋谷・吉祥寺にて全国順次ロードショー!(シネマート新宿・心斎橋は3月中に公開予定です。)1999年/韓国・日本/本編130分/韓国語5.1ch/ビスタ原題:박하사탕(英題:Peppermint Candy)「第3回アジア・フィルム・フェスティバル」NHK国際共同制作作品製作:1999年EAST FILM&NHK 提供:NHKエンタープライズ 配給:ツイン<ストーリー>1999年、春。旧友たちとのピクニックに場違いな恰好で現れたキム・ヨンホ(ソル・ギョング)。そこは、20年前に初恋の人スニム(ムン・ソリ)と訪れた場所だった。仕事も家族もすべてを失い、絶望の淵に立たされたヨンホは、線路の上で向かってくる列車に向かって「帰りたい!」と叫ぶ。すると、彼の人生が巻き戻されていく。自ら崩壊させてしまった妻ホンジャ(キム・ヨジン)との生活、互いに惹かれ合いながらも結ばれなかったスニムへの愛、兵士として遭遇した「光州事件」。そして、記憶の旅は人生のもっとも美しく純粋だった20年前にたどり着く。「オアシス」2019年3月15日(金)よりアップリンク渋谷・吉祥寺にて全国順次ロードショー!(シネマート新宿・心斎橋は3月中に公開予定です。)2002年/韓国/133分韓国語5.1ch/ビスタ原題:오아시스(英題:OASIS)(C) 2002 Cineclick Asia All Rights Reserved. 配給:ツイン<ストーリー>ひき逃げ事故で兄を助け刑務所から出たばかりの青年ジョンドゥ(ソル・ギョング)は、家族のもとへ戻るものの、皆からけむたがられていた。ある日、被害者家族のアパートを訪れた彼は、寂しげな部屋で一人取り残された女性コンジュ(ムン・ソリ)と出会う。脳性麻痺を持つコンジュは、部屋の中で空想の世界に生きていた。二人は互いに心惹かれ合い、純粋な愛を育んでいくが、周囲の人間はだれ一人として彼らを理解しようとはしなかった。「バーニング 劇場版」2019年2月よりTOHO シネマズ シャンテほか全国公開中監督:イ・チャンドン「シークレット・サンシャイン」原作:村上春樹「蛍・納屋を焼く・その他の短編」(新潮文庫)出演:ユ・アイン「ベテラン」、スティーブン・ユァン「ウォーキング・デッド」シリーズ、チョン・ジョンソ2018年/韓国/カラー/148分/国際共同制作 NHK(C)2018 PinehouseFilm Co., Ltd. All Rights Reserved 配給:ツイン <ストーリー>小説家を目指しながら、バイトで生計を立てるジョンス(ユ・アイン)は、偶然幼馴染のヘミ(チョン・ジョンソ)と出会う。ヘミからアフリカ旅行へ行く間、飼っている猫の世話を頼まれるジョンス。旅行から戻ったヘミはアフリカで出会ったという謎の男ベン(スティーブン・ユァン)を紹介する。ある日、ベンはヘミと共にジョンスの家を訪れ、自分の秘密を打ち明ける。僕は時々ビニールハウスを燃やしています。そこから、ジョンスは恐ろしい予感を感じずにはいられなくなるのだった。■関連サイト「バーニング」公式サイト:http://burning-movie.jp/
「バーニング」ユ・アインからスティーヴン・ユァンまで…撮影現場の熱気が感じられるビハインドスチール公開
映画「バーニング」(監督:イ・チャンドン、配給:CGVアートハウス)の撮影現場の熱気が感じられるビハインドスチールが公開された。「バーニング」がイ・チャンドン監督と俳優たちはもちろん、スタッフたちの情熱と努力がそのまま感じられるビハインドスチールを公開し、観客の関心を集めている。今回公開されたスチールを通じて、繊細に指示をするイ・チャンドン監督の様子と共に、キャラクターに没頭している俳優たちの情熱、スタッフの努力を伺うことができる。まず主人公ジョンスとベン役を演じたユ・アイン、スティーヴン・ユァンがイ・チャンドン監督の言葉に集中したり、モニターを細かく確認するスチールが注目を集める。これはジョンスとベンが経験する多様な感情の幅を自然に表現したユ・アインとスティーヴン・ユァンの新しい姿が、イ・チャンドン監督との話し合いを通じて誕生したのを証明する瞬間だ。特に今回の映画でこの時代の若者の姿を完璧に表現した演技を披露し、観客に存在感をアピールするユ・アインに期待が高まる。また新人チョン・ジョンソも、イ・チャンドン監督とキャラクターに関して真剣に話し合う姿で目を引く。これを通じて優れた集中力を発揮し、「バーニング」で完璧なヘミを演じた実力が、努力から生まれた結果であることを感じることができる。続いてイ・チャンドン監督ならではのオーラで現場を引っ張る姿を盛り込んだスチールが目を引く。現場でディテール一つ逃さない演出で有名なイ・チャンドン監督。彼が情熱的に演出をする姿は「バーニング」が2018年の話題作になった理由をはっきりと示している。また完璧な描写と高い完成度を求め、最善を尽くし集中しているホン・ギョンピョ撮影監督、ファン・ヒョンギュ衣装チーム長など、韓国最高の制作陣の姿まで公開し「バーニング」に対する期待の理由を裏付けている。「バーニング」は、流通会社のアルバイトであるジョンス(ユ・アイン)が子供の頃の友人ヘミ(チョン・ジョンソ)に会い、彼女に正体不明の男ベン(スティーヴン・ユァン)を紹介されたことから繰り広げられる、秘密めいた物語だ。
「バーニング」ユ・アイン&スティーヴン・ユァン&チョン・ジョンソが明かす #カンヌ映画祭 #涙 #結末
映画「バーニング」のイ・チャンドン監督と俳優ユ・アイン、スティーヴン・ユァン、チョン・ジョンソが18日午前(現地時間)、フランス・カンヌのマジェスティック・ビーチホテルで開かれた韓国記者団とのラウンドインタビューで様々な話を明かした。「第71回カンヌ国際映画祭」コンペティション部門に招待された「バーニング」は、それぞれ自分だけの方式で生きてきた3人の若者ジョンス(ユ・アイン)、ベン(スティーヴン・ユァン)、ヘミ(チョン・ジョンソ)の間で起こるミステリアスな事件を描いた作品だ。「密陽」でカンヌ国際映画祭で女優主演賞(チョン・ドヨン)、「詩」で脚本賞を受賞したイ・チャンドン監督の8年ぶりの新作だ。「バーニング」は16日、カンヌ国際映画祭で初めて公開された後、「最高傑作」という評価を受けながら映画史の歴代評点を記録し、パルムドール賞の有力な候補と言及されていた。結果は、惜しくも本賞受賞は叶わなかったものの、国際批評家連盟賞とバルカン賞の2つの賞に選ばれる快挙を成し遂げた。これに対してイ・チャンドン監督は「評点は評点であるだけ。何の意味もない。しかし反応が思ったより熱いのは事実だ。彼らは映画を映画そのものと純粋に見てるようだ」と伝えた。ユ・アインは「(審査委員長である)ケイト・ブランシェットさんに聞いて欲しい。僕たちも気になる」と笑った。カンヌ国際映画祭で公開される直前に映画外的な議論を経た「バーニング」。イ・チャンドン監督は「気にならなかったというのは嘘だろう。一方では俳優たちに申し訳なかった」と打ち明けた。議論の当事者だったスティーヴン・ユァンは、インタビュー後半に先に話を始めた。スティーヴン・ユァンは「映画外的なことに対して必ず話したい。とても恥ずかしいし、後悔している。そのことで新しく学んだことがある。謝罪を申し上げたい」と明かした。ユ・アインは「バーニング」で流通会社でバイトをしている男ジョンスを演じた。ジョンスは久々に再会した幼馴染のヘミにときめくが、ヘミを通じて知った正体不明の男ベンに会って日常が壊れてしまう。「ワンドゥギ」以来久々に肩の力を抜いた演技を披露した彼は「『バーニング』のように演技をすると『今嬉しい? それとも悲しい?』と聞かれることがある。演技オリンピックにでも参加しているように両極端な演技を繰り広げなければならない時が多い。異物感のない結晶のような演技に対して悩む暇もなく汚れてしまった」と打ち明けた。そのような「版」を作ってくれたイ・チャンドン監督に対して「イ・チャンドン監督は僕と一緒に作業した監督のうち、一番歳上だ。歳が僕の2倍。なのに既成世代特有の偏見や堅苦さが少しもなかった」と強調した。「ウォーキング・デッド」「オクジャ」などを通じてハリウッドと韓国映画界を行き来しながら活動範囲を広げているスティーヴン・ユァンは、秘密の多い男ベンを演じた。完璧な人生を生きているように見えるが、その中身が分からない人物だ。スティーヴン・ユァンは「現地の反応がいいから本当に嬉しい。イ・チャンドン監督の力だと思う。監督の映画には韓国的な文化コードと世界的な要素が一緒に入っている。同時に人間的な部分を幅広く描いている」と伝えた。続いてスティーヴン・ユァンは曖昧な結末に対して「結果を決めて演技をしたのは事実だけど、それを話すことはできない」と笑った後、「韓国語のうち、一番好きな言葉が『微妙』だ。監督もその曖昧さを意図したと思う」と明かした。彼は「バーニング」上映直後、熱い涙を流した。拍手が殺到する2300席のリュミエール大劇場を見つめながら流した涙に対して、「『バーニング』に感動したからだった。ベンとして生きた時間を思い出した」と話した。「バーニング」でデビューしたチョン・ジョンソに対する関心も高かった。チョン・ジョンソが演じたヘミは、平凡さと自身だけの特別さを同時に備えた自由な魂の持ち主だ。誰の目にも見えない猫をジョンス(ユ・アイン)に預けてアフリカに旅立った後、疑問の男ベン(スティーヴン・ユァン)と一緒に戻ってくる。大胆さと純粋さを行き来する不思議な人物だ。チョン・ジョンソは「とても仕事がしたかった。演技に対する渇きが一番強かった時、『バーニング』のオーディションに参加した。監督との打ち合わせで私という人、私が生きてきた物語を聞かせた。監督と新人女優ではなく、大人、父が私の物語を聞いてくれる気がした。様々な過程を通じて作られた私の姿、私の物語に耳を傾けてくれるから、対話自体もスムーズに行われた」と説明した。またチョン・ジョンソは「私を一つの単語で表現することはできない。私はいつも変化している。昨日と今日の考えが違う。部屋の構造も、考えも変わる。毎日変化し、悟る。学習に対する強迫があるからいつも学ぼうとする。学びを与えてくれる人が好き」と実際の性格について明かした。結末をめぐっては観客の間で様々な分析が飛び交う状況だ。イ・チャンドン監督は「近くにいる人より、遠くにいる人を殺すのが簡単かもしれない。僕たちが履くナイキスニーカーがアフリカに住んでいる誰かを殺すかもしれない。人生がまさにミステリーだ。観客がそのミステリー自体を受け入れてほしい」と強調した。「第71回カンヌ国際映画祭」の閉幕式は、19日午後7時に開催された。今年の審査委員長は映画「ブルージャスミン」「キャロル」に出演したケイト・ブランシェットだ。・【PHOTO】映画「バーニング」ユ・アイン&スティーヴン・ユァン&チョン・ジョンソ、カンヌ国際映画祭フォトコールイベントに出席・【PHOTO】ユ・アイン&スティーヴン・ユァン&チョン・ジョンソら「第71回カンヌ国際映画祭」レッドカーペットに登場
【PHOTO】ユ・アイン&スティーヴン・ユァン&チョン・ジョンソら「第71回カンヌ国際映画祭」レッドカーペットに登場
16日午後(現地時間)、フランス・カンヌのパレ・デ・フェスティバルで開かれた「第71回カンヌ国際映画祭」コンペティション部門招待作「バーニング」(監督:イ・チャンドン)のレッドカーペットイベントに左からイ・チャンドン監督、ユ・アイン、チョン・ジョンソ、スティーヴン・ユァン、イ・ジュンドン代表が出席した。・「第71回カンヌ国際映画祭」ユ・アイン主演&イ・チャンドン監督の映画「バーニング」コンペティション部門にノミネート・ユ・アイン&スティーヴン・ユァン主演「バーニング」5月17日より韓国公開決定メインポスター公開
【PHOTO】ユ・アイン&チョン・ジョンソら「第71回カンヌ国際映画祭」に出席するためフランスへ出国
15日午前、ユ・アイン、チョン・ジョンソ、イ・チャンドン監督が「第71回カンヌ国際映画祭」に出席するため、仁川(インチョン)国際空港を通じてフランスへ出国した。・「第71回カンヌ国際映画祭」ユ・アイン主演&イ・チャンドン監督の映画「バーニング」コンペティション部門にノミネート・ユ・アイン&スティーヴン・ユァン主演「バーニング」5月17日より韓国公開決定メインポスター公開
【PHOTO】ユ・アイン&スティーヴン・ユァン&チョン・ジョンソ、映画「バーニング」記者会見に出席
4日午前、ソウル龍山(ヨンサン)区漢江路3街(ハンガンロサムガ)龍山i-Parkモールで開かれた映画「バーニング」(監督:イ・チャンドン)の記者会見にユ・アイン、スティーヴン・ユァン、チョン・ジョンソ、イ・チャンドン監督が出席した。
【PHOTO】ユ・アイン&スティーヴン・ユァン&チョン・ジョンソら、映画「バーニング」制作報告会に出席
24日午前、ソウルCGV狎鴎亭(アックジョン)店で行われた映画「バーニング」の制作報告会にユ・アイン、スティーヴン・ユァン、チョン・ジョンソ、イ・チャンドン監督が出席した。
「第71回カンヌ国際映画祭」ユ・アイン主演&イ・チャンドン監督の映画「バーニング」コンペティション部門にノミネート
フランスで5月8~19日(現地時間)に開催される「第71回カンヌ国際映画祭」の追加ラインアップが発表され、招待作品が全て出そろった。今年はアジア圏と中東圏の監督の作品が多くノミネートされ、賞の行方に注目が集まっている。追加ラインアップは19日に発表され、最高賞「パルムドール」を競うコンペティション部門に21作品がノミネートされた。21作品のうち、韓国のイ・チャンドン監督の「バーニング」、是枝裕和監督の「万引き家族」、ジャ・ジャンクー(賈樟柯)監督の「Ash is Purest White」と韓国、日本、中国を代表する監督の新作が含まれた。「バーニング」は村上春樹の短編小説「納屋を焼く」が原作で、3人の若者の間で繰り広げられるミステリアスな事件を描いた。イ監督は2007年に「シークレット・サンシャイン」で同映画祭の主演女優賞(チョン・ドヨン)を、2010年に「ポエトリー アグネスの詩」で脚本賞を受賞した。是枝監督とジャ・ジャンクー監督も2013年にそれぞれ審査員賞と脚本賞に輝いた。日本からは「万引き家族」とともに濱口竜介監督の「寝ても覚めても」のコンペ部門出品も決まった。このほか、オープニング作品に選ばれたアスガー・ファルハディ監督(イラン)の「Everybody Knows」、ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督(トルコ)の「The Wild Pear Tree」、ジャファル・パナヒ監督(イラン)の「Three Faces」、ナディーン・ラバキー監督(レバノン)の「Capernaum」と中東圏の監督の作品も同部門にノミネートされた。映画評論家の全燦一(チョン・チャンイル)氏は「なかなかお目にかかれないレバノン映画がノミネートされた上、フランス映画やハリウッド映画でオープニングを飾ったこれまでのパターンを破りオープニング作品にイラン映画が選ばれたのは世界の映画の重心がアジアに移動している証拠だ」との見方を示した。