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22年目の記憶

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  • 【2015年下半期に注目すべき新人俳優 Vol.5】リュ・ヘヨン

    【2015年下半期に注目すべき新人俳優 Vol.5】リュ・ヘヨン

    立派に成長しそうだ。漠然とした感だけではない。個性的なビジュアル、優れた演技、多芸多才な魅力のうち一つだけが特に強いかもしれないが、注目を集める条件はすべて揃えている。下半期の作品でお茶の間を訪れる新人たちの話だ。キム・ミンジェ、パク・ソダム、アン・ジェホン、リュ・ジュンヨル、リュ・ヘヨンがその主人公である(※五十音順)。今年が終わる頃、人々の頭の中にはっきりと残ると自負する5人の新人俳優を紹介する。リュ・ハヨン、経験がうかがわれる力強い演技【下半期の出演作】tvNドラマ「応答せよ1988」に出演予定リュ・ハヨン、あなたは誰?高校1年生だった2007年、短編映画「女子高生だ」でデビューし、2013年に初の長編映画「イントゥギ」のモッパン(食べる番組)BJ女子高生役を演じて第15回釜山映画評論家協会賞で新人演技賞を受賞した俳優。今年はKBS 2TV「スパイ~愛を守るもの~」ではソヌ(JYJ ジェジュン)の同僚ノ・ウナ役を務め、テレビドラマにも進出した。注目すべき理由映画「イントゥギ」を見てこそ、リュ・ヘヨンについて話すことができる。彼女が「イントゥギ」で演じたヨンジャは、汚い言葉もためらわず口に出す、女子高生の異端児のようなキャラクターだ。退屈な日常が大嫌いで、誰からも干渉されたくない特攻隊のような気質が見えるが、その裏には寂しさという感情が隠れている。リュ・ヘヨンは「自分にできる限界」と思うほど強烈なヨンジャのキャラクターを熱心に分析し、まるで自分がヨンジャであるかのように演じきった。映画の中で彼女はチキンのモッパン(食べる番組)のためにリアルに指を舐めながら、放送が終わるとベッドの上に横になり虚しい眼差しを見せた。同じ人物とは思えないほど極端な感情を自由自在に表現した。オム・テグと一緒に演じたコミカルな感情もリュ・ヘヨンの強みの一つだ。その後、「22年目の記憶」(2014)で初めて商業映画に足を踏み入れた彼女は、テシク(パク・ヘイル)に片思いしながらテシクの父子関係を見守るヨジョンに扮し、これまで様々な作品を通じて積み重ねた確かな演技力を披露した。今年の頭にはKBS 2TV「スパイ~愛を守るもの~」にも出演し、ドラマデビューを果たした。リュ・ヘヨンの次回作は「応答せよ1988」だ。彼女がこのドラマにキャスティングされたと発表された時、ほとんどの人が「リュ・ヘヨンって誰?」というような反応を見せた。そして、彼女が誰なのかに対する答えは、ドラマを通じて確実に知ることができるだろう。ひとまずここではリュ・ヘヨンの価値に関する根拠として「22年目の記憶」を演出したイ・ヘジュン監督の言葉をお借りする。「リュ・ヘヨンは新人でまだ知られていない顔なのに、出演分量まで少なくて人々を説得することが難しかったと思う。でも、リュ・ヘヨンは自分が持つ個性とエネルギーで2人の錚々たる俳優の間で自分のものを守り抜いた」

    10Asia
  • 今年の映画で最も期待される“最強の俳優コンビ”は?

    今年の映画で最も期待される“最強の俳優コンビ”は?

    俳優ソル・ギョングとパク・ヘイルが、今年最も期待される最強の俳優コンビ1位に選ばれた。最近Yes24で「今年の映画の中で最も期待される最強の俳優コンビは?」というアンケート調査が行われた。調査の結果、映画「22年目の記憶」のソル・キョングとパク・ヘイルが1位(37%)に選ばれ、映画に対する期待感を示した。続いて映画「ウィ・アー・ブラザー!」のチョ・ジヌンとキム・ソンギュン(35%)、「キル・ユア・ダーリン」のダニエル・ラドクリフとデイン・デハーン(15%)、「ファッションキング」のチュウォンとキム・ソンオ(14%)が後に続いた。ソル・キョングとパク・ヘイルの親子役の共演で期待を集めている映画「22年目の記憶」は、韓国のど真ん中で自分が北朝鮮の金日成(キム・イルソン)国家主席だと固く信じている男と、そんな父親によって人生がこじれてしまった息子の物語を描いた作品だ。韓国で10月30日に公開された。

    マイデイリー
  • 「22年目の記憶」郷愁を誘う演出…小道具で時代の移り変わりを表現

    「22年目の記憶」郷愁を誘う演出…小道具で時代の移り変わりを表現

    映画「22年目の記憶」が復古スタイルで1970年代から1990年代に生まれた観客の郷愁を誘っている。「22年目の記憶」は、1970年代から1990年代までの時代を貫通する父親と息子のストーリーで共感を得て、胸を打つ感動を伝える。忠武路(チュムロ)最高の実力派美術監督キム・ビョンハンと衣装監督チョ・サンギョンは、俳優とストーリーを際立たせると同時に、自然な時代の姿を盛り込むために努力した。まず、美術監督のキム・ビョンハンは、街からインテリアの小道具一つ一つまで徹底した考証と準備過程を経た。特に幼いテシクが父親に渡すめんこ、ソングンが息子と老母のために買ってきた昔風のチキンは、その時代を生きてきた観客たちの思い出をよみがえらせる。演出を手がけた監督イ・へジュンは「めんこは僕が幼い頃に遊んだ玩具で、当時一番大事にしていた思い出を選ぶとめんこだった。そのような部分で、自然に思い浮かべる小道具だった」と伝えた。また、劇中で登場する父親ソングンと息子テシクの昔の家は、和やかな家族が一緒に過ごした温もりが満ちた空間から、独裁者の執務室へ変わっていく過程と、約20年の歳月がそのまま盛り込まれており、時代を感じさせる。それだけではなく、1990年代のパク・へイルの衣装を、当時ファッションリーダーたちが主に着用した特定ブランドの衣装を選ぶなどリアリティを高めた衣装監督チョ・サンギョンは、サングラス、カバン、腕時計などのファッションアイテムをはじめ、袖をまくり上げる細かい部分まで再現した衣装で、借金が多くてもおしゃれなテシクのキャラクターを上手く表現した。「22年目の記憶」は、自身を北朝鮮の金日成(キム・イルソン)国家主席だと信じている男と、そんな父のせいで人生がこじれてしまった息子の物語を描いた作品だ。現在韓国で上映中である。

    マイデイリー
  • 「22年目の記憶」イ・ヘジュン監督“ソル・ギョングとパク・ヘイル、尊敬する二人とどうしても仕事をしてみたかった”

    「22年目の記憶」イ・ヘジュン監督“ソル・ギョングとパク・ヘイル、尊敬する二人とどうしても仕事をしてみたかった”

    「ソル・ギョングとパク・ヘイルがやりたいと言えば、父親と娘として出ても、息子と母親として出ても、どうにか(構図を)作ろうとしたことでしょう」映画「22年目の記憶」のイ・ヘジュン監督が、俳優ソル・ギョングとパク・ヘイルの2人とタッグを組んだ。「22年目の記憶」は、自身を北朝鮮の金日成(キム・イルソン)国家主席だと固く信じている男と、そんな父親によって人生がこじれてしまった息子を描いた作品で、イ・ヘジュン監督がメガホンをとり、ソル・ギョングとパク・ヘイルが親子役で呼吸を合わせた。イ・ヘジュン監督はソル・ギョングとパク・ヘイルと共に映画撮影をしたことが光栄だと言うほど、二人に対する信頼を表した。実際に映画の中の二人は、歴代最高クラス と呼んでも過言ではないほどの熱演を披露している。イ・ヘジュン監督は「ソル・ギョングとパク・ヘイルが出演すると言えば、(劇中の父親と息子の関係ではなく)父親と娘として出ても、息子と母親として出ても、どうにかして作ってみようと思ったはず」と冗談を言った。さらに「それぐらい普段から尊敬する方たちで、どうしても仕事をしてみたかった方たちである。一緒に仕事をすることになり、光栄に思うほどだ。その代わり、二人がどうやったら父親と息子に見えるかについて心配した。冗談で、ソン・ジョンヒ特殊メイク監督を信じ、10年間年を取っていないパク・ヘイルの童顔の肌を信じたと話した」と笑いをもたらした。彼の信念は、監督自身はもちろん観客たちをも裏切らなかった。パク・ヘイルは彼と同じ年代の姿で登場して繊細な感情演技を披露し、ソル・ギョングは特殊メイクに演技力を加え、中年から老年まで鳥肌が立つほどに表現している。このように変身した俳優たちは、全三幕で自分たちの物語を繰り広げる。映画自体が三幕に分けられてはいないが、流れの上で三つに分割することができる。普段は見慣れない方式ではあるが、これもイ・ヘジュン監督が意図したものだった。イ・ヘジュン監督は、「私にはこの物語だけが持っている構成が必要だった。慣れた構成でしてみようと思ったが、あきらめた。脚本家として面白くもなかったが、このストーリーだけが持っている構成が別にありそうな気がした」と説明した。彼は、若い頃に父親の写真を見て驚いたと打ち明けた。自身が知っていた父親の姿ではなかったという。そんな風に若くて生き生きとしていた人が、現在は父親の姿になったことに驚いたというのがイ・ヘジュン監督の説明だ。イ・ヘジュン監督は「当然のことだが、一生父親の若さを見ることができないのかと思った。父親は息子が生まれ、青春時代を送る様子を時間が流れる順に見ることができるが、息子は父親をある時点からしか見ることができない。宿命のようにすれ違うしかないなと、親子関係の愛憎はそのようなことから出発しているんだと思った。それで、今度の映画の構成もばっさりと切られたまま断絶された構成だったらいいだろうと思った。父親の時代が構成されたが断絶され、息子の時代が登場するのだ。二人の連結点は、かすかな記憶の跡で表現したかった。そのようなことで二人の時代を繋げないとという気がした」と明らかにした。また、「馴染みが薄い可能性もあるが、脚本家としてはおもしろくて新しい構成だと思ったように、観客たちも気楽に観ることができそうだ。毎回同じ構成の映画に慣れているかもしれないが、こうする可能性もあるだろうという考えで新たに観てほしい」という願いを伝えた。イ・ヘジュン監督は、映画「ヨコヅナ・マドンナ」「彼とわたしの漂流日記」を演出し、映画「最後まで行く」の脚色も手がけた。映画「品行ゼロ」「ARAHAN 」「南極日誌」のシナリオも彼の作品だ。そんなイ・ヘジュン監督は、また違う変身を夢見た。イ・ヘジュン監督は、「色々なことをしてみたい。映画も多彩な映画が好きだ。多彩なものが好きなだけ、多彩にしてみたい。私も欲望があり、野心がある(笑) 映画を上手に撮る監督になりたい。その映画の論理があるのなら、論理通りにうまく完成された映画を披露したい」という抱負を語った。最後にイ・ヘジュン監督は、「『22年目の記憶』というタイトルが、ある見方では堅苦しく見えることもあり、ある人たちは政治的な話ではないかと間違うこともある。映画を観ると、そのような話が全くないということが分かるだろう」と語り、「父親と自分を思い浮かべることができる映画だ。強い木枯らしが吹く季節、周囲の人々を思い出す季節だが、そんな季節にこの映画を観て、父親や母親の人生は何だったのだろうか、そして前の世代の人たちの人生について考え、理解の幅を広げて欲しいと願っている」と伝えた。「22年目の記憶」は自身を北朝鮮の金日成国家主席だと固く信じている男と、そんな父親によって人生がこじれてしまった息子の物語を描いた作品だ。イ・ヘジュン監督のしっかりとしたシナリオと演出力をもとに、南北首脳会談のリハーサルのために金日成の代役がいたという事実をモチーフにした新鮮な設定と、父親と息子として出会った二人の俳優ソル・ギョング&パク・ヘイルの演技のアンサンブルで好評を得ている。

    マイデイリー
  • ソル・ギョング&パク・ヘイル主演「22年目の記憶」公開当日に興行ランキング2位を記録!

    ソル・ギョング&パク・ヘイル主演「22年目の記憶」公開当日に興行ランキング2位を記録!

    俳優ソル・ギョング、パク・ヘイルが親子として共演した映画「22年目の記憶」(監督:イ・ヘジュン)が公開当日に興行ランキング2位を記録した。韓国映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークによると、「22年目の記憶」は公開日である30日、全国で3万7009人の観客を動員してデイリー興行ランキング2位となった。「22年目の記憶」は、自身を北朝鮮の金日成(キム・イルソン)国家主席だと信じている男と、そんな父のせいで人生がこじれてしまった息子の物語を描いた作品だ。この日のデイリー興行ランキング1位は「ゴーン・ガール」(6万5693人)、3位は「ウィ・アー・ブラザー!」(3万2019人)、4位は「私の愛、私の花嫁」(1万8667人)、5位は「レッドカーペット」(7787人)だった。

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  • 明日(30日)公開「22年目の記憶」チケット前売り1位に…ヒットに“青信号”

    明日(30日)公開「22年目の記憶」チケット前売り1位に…ヒットに“青信号”

    映画「22年目の記憶」(監督:イ・ヘジュン)のヒットに青信号が灯った。29日、「22年目の記憶」はチケット予約サイトYES24、チケットリンクをはじめ、NAVERで前売り率1位を記録した。これは同日に公開されるニコール・キッドマン主演の「ビフォア・アイ・ゴー・トゥ・スリープ」をはじめ、既に公開されてヒット中の作品「ゴーン・ガール」「ウィ・アー・ブラザー!」などを抜いた記録で注目を浴びている。それだけではなく、韓国映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークによると、この日、映画「インターステラー」(34.3%)と「ゴーン・ガール」(17.3%)に続き、リアルタイム予約率3位(8.9%)を記録した。これも同時期の公開作の中で前売り率1位の記録だ。このように、公開前にヒットの赤信号が灯った映画「22年目の記憶」は、自分を北朝鮮の金日成(キム・イルソン)国家主席だと信じている男と、そんな父のせいで人生がこじれてしまった息子の物語を描いた作品だ。初の韓国と北朝鮮による南北首脳会談のリハーサルのために金日成の代役がいたという史実に想像力を加えた斬新な題材、そして演技派俳優ソル・ギョング、パク・ヘイルの圧倒的な演技と特別な親子演技で話題を呼んでいる。明日(30日)韓国で公開される。

    マイデイリー
  • 「22年目の記憶」ソル・ギョング&パク・ヘイル、ユニークなグラビア披露“やんちゃな表情”

    「22年目の記憶」ソル・ギョング&パク・ヘイル、ユニークなグラビア披露“やんちゃな表情”

    俳優ソル・ギョングとパク・ヘイルの個性溢れるグラビアが公開された。映画「22年目の記憶」(監督:イ・ヘジュン)で親子役を演じたソル・ギョングとパク・ヘイルは最近、ファッションマガジン「Harper's BAZAAR」のグラビア撮影を行った。二人のグラビアはこれまで見せたことのない新鮮な魅力で目を引く。真剣で強烈なカリスマ性を披露したソル・ギョングと穏やかな魅力のパク・ヘイルは、華やかな衣装、アイマスクとマネキン、テーブルなど、多様な小道具を活用した今回のグラビアでウィット感溢れる雰囲気を演出している。またソル・ギョングとパク・ヘイルはカットごとに自然に調和を成し、完璧な呼吸を見せる一方、それぞれ異なる魅力をアピールし、特別な存在感が感じられる。特に二人はアイマスクを付けても豊かな表情で見る人の興味をくすぐる一方、やんちゃな表情で腕相撲をしながら愉快な魅力を披露して、視線を釘付けにする。映画「22年目の記憶」は自身を北朝鮮の金日成(キム・イルソン)国家主席だと信じている男と、そんな父のせいで人生がこじれてしまった息子の物語を描いた作品だ。今月30日に韓国で公開される。

    マイデイリー
  • 「22年目の記憶」イ・へジュン監督は何故またジャージャー麺を選んだのだろうか

    「22年目の記憶」イ・へジュン監督は何故またジャージャー麺を選んだのだろうか

    映画「22年目の記憶」でもやはり登場した。イ・へジュン監督のシグネチャーとも言えるジャージャー麺のことだ。20日の午後、ソウルロッテシネマ建大(コンデ)入口店でマスコミ配給試写会を開き、初めて公開された「22年目の記憶」は、自身を金日成(キム・イルソン)だと固く信じる男と、そのような父により人生が絡んでしまったと思う息子の話を描いた作品だ。息子のための無名俳優ソングン(ソル・ギョング)の父性溢れる人生の演劇が、残酷童話のような印象を与える映画だ。この中でもっとも目立つ素材がジャージャー麺だ。イ・へジュン監督は前作「彼とわたしの漂流日記」でもジャージャー麺をかなりのインパクトで登場させたことがある。2009年の「彼とわたしの漂流日記」で、主演俳優チョン・ジェヨンの「ジャージャー麺が希望だ」という台詞は有名だ。実際にジャージャー麺は、映画でバムソム(栗島)に漂流したキム氏の希望を盛り込む素材として使われた。チョン・ジェヨンとイ・へジュン監督が映画を観覧した観客と一緒にジャージャー麺を食べる、一風変わったイベントを行ったほどだった。特に「彼とわたしの漂流日記」でジャージャー麺配達員だった俳優パク・ヨンソが「22年目の記憶」でもジャージャー麺配達員としてドッキリ出演する関連性を保つことで、一面では韓国的文化を象徴するジャージャー麺に意味を込めた様子だ。ただし「22年目の記憶」では、ジャージャー麺のほかにも台詞としてタンスユク(酢豚)、ヤンジャンピ(中華冷菜)などが登場するが、これらの料理はソングン自身と、自身が演じる金日成の間でアイデンティティの損傷を受ける過程の中、憎悪を発散する中核装置だ。ソングンが徳の厚い金日成の外見を作るにおいても、このジャージャー麺が力を発揮する。「私は朝鮮民主主義人民共和国の主席、金日成だ」との言葉を繰り返すソングンのジャージャー麺は、我々の父と繋がり、悲しい叙情を生み出す。映画が語ろうとすることは家族だ。父のソングンが金日成になるしかなかった理由は息子にある。息子のために生き、息子に最高の演劇を見せたい父が、二重の意味を持つジャージャー麺一杯に盛り込まれた。母はジャージャー麺が嫌いと言ったが、父は息子を育てるためにジャージャー麺を食べた。南北首脳会談の際、リハーサルのために金日成の代役が存在したという歴史的事実をベースに作られた。ソル・ギョング、パク・へイル、ユン・ジェムン、イ・ビョンジュン、リュ・ヘヨンなどが出演し、韓国で30日に公開する予定だ。

    OSEN
  • 「22年目の記憶」ソル・ギョング“金日成になりきるため、体重を増量…扮装に5時間かかった”

    「22年目の記憶」ソル・ギョング“金日成になりきるため、体重を増量…扮装に5時間かかった”

    映画「22年目の記憶」のソル・ギョングが最高の演技を披露した。監督ポン・ジュノが「ベテラン俳優だけにできる、幅広く深い演技を見せた」と話したのは虚言ではなかった。「22年目の記憶」の中のソル・ギョングの姿を見たら、誰でも彼の話に共感するはずだ。ソル・ギョングは「22年目の記憶」でステージでの主人公を夢見るが、現実では雑事だけこなす無名俳優キム・ソングンを演じる。息子の前で自身のステージを台無しにした彼は、自身を注視していたホ教授(イ・ビョンジュン)によってあるオーディションに臨む。その後、南北サミットのリハーサルのために金日成(キム・イルソン)の代役を務めながらだんだんと金日成(キム・イルソン)になり、結局は金日成として生きていくようになる。ソル・ギョングは今回の作品で若い時代のソングンから老人のソングンまで幅広い演技変身を見せる。このために特殊扮装をした。体重を増やし、特殊扮装までした彼は、完璧に老人ソングンに変身した。もちろん「最高の扮装は演技だ」という扮装監督ソン・ジョンヒの言葉のように、ソル・ギョングの演技力があったから可能だったといえる。5時間も特殊扮装をしたソル・ギョングは、「パク・へイルに比べれば何でもない。パク・へイルが映画『ウンギョ』の時、約10時間も特殊扮装をした。その時はソン・ジョンヒ監督が一人で扮装をした。10時間だというが、夜9時に扮装を始め、徹夜してすぐ撮影に入ることと同じだ。パク・へイルは扮装をしたまま撮影のために5~6時間も待機したという」と話した。また「パク・へイルが扮装する時、補助として参加した人々が扮装ができるようになり、人が多くなった。同時に、扮装が行われるために扮装にかかる時間も半分に減った。扮装するのに約5時間がかかったが、それぐらい大変だった。扮装前半は辛かったが、だんだん慣れて楽になった。ソン・ジョンヒ監督が僕の扮装をしながら、パク・へイルにすまないと言った。『ウンギョ』の時に一度やったから、パク・へイルのおかげでより短い時間で扮装ができてすまないと言った」と付け加えた。「僕が出演する映画を見ると恥ずかしい」と話しながら、演技であっても辛い扮装作業であっても謙遜した態度で一貫するソル・ギョングは、今回の作品で自身が思い切って演技できたのもパク・へイルのおかげだと明かした。自身より先に特殊扮装をし、その姿で演技をした先輩として自身を配慮してくれたという。ソル・ギョングは「パク・へイルだから可能だったと思う。相手がパク・へイルであったから有り難く、幸いだった。監督に『パク・へイルがいなかったら、この映画の撮影もできなかった』とも話した。特殊扮装も、現場で支えてくれるのも、いくら後輩だとしてもパク・へイルが合わせてくれると僕が負担を感じるじゃないか。そのように合わせてくれるとパク・へイルのリズムも崩れてしまう。しかし、自分が先にやってみたら十分に理解し、合わせてくれた」とパク・へイルに感謝の気持ちを伝えた。そのようにしてソングンという人物に没頭したソル・ギョングは、金日成の代役ではなく、ソングンという息子がいる父親として映画のクライマックスに向かって走る。自身が目標として設定した部分が、映画の後半で最後のステージを披露するシーンであるだけに、この部分で演劇「リア王」のセリフを話すソル・ギョングの姿からは裏切られたと思われるほど素晴らしさを感じる。このようなソングンの姿に感心しながら悪口を叩くオ係長(ユン・ジェムン)のセリフに多くの人々が共感するのは、ソル・ギョングの演技がそれほど最高だったということを証明する。ソル・ギョングは「撮影中、父親の世代が生きてきた人生についてたくさん悩んだ。この世代の父親たちはいつも窮しており、辛かった。荷が大きく、豊かではなかった。また、無能であっても父親としての権威を守らないといけなかった。しかし、いつの間にか老いてしまった。自我のない人生を生きた人々が、我々の父親だと感じた。僕の父もむやみに『頑張ったが、すまない』と話したことがある。僕のためにすべてのことをやってくれたにもかかわらず、すまないと言った。監督イ・へジュンの父親の話を聞くと、それがまたソングンの姿だと思った。撮影をしながら1950年代前後に生まれて乏しい時代を経験し、1960~80年代を生きてきた父親たちについてたくさん考えた」と切ない気持ちを明かした。ソル・ギョングはインタビュー中、仕方なく金日成になり、金日成として生きるしかなかったキム・ソングンを「島のように生きた人」と評価した。一人で違う方向を見つめながら島のように生きた人だという。ソル・ギョングの体を通じてスクリーンに投影されたキム・ソングンは、離れた島であるから寂しく見えるが、そのため、より我々の父親の姿のようだ。もちろん、演技の神ソル・ギョングが演じたため、さらに哀切に感じられるのは否定できない事実だ。ソル・ギョングが熱演した「22年目の記憶」は、韓国の真ん中で自身を北朝鮮の金日成国家主席だと信じている男と、そんな父のせいで人生がこじれてしまった息子の物語を描いた作品である。韓国で10月30日に公開される。

    マイデイリー
  • ソル・ギョング「今も『ペパーミント・キャンディー』を5分見ただけで涙を流す」

    ソル・ギョング「今も『ペパーミント・キャンディー』を5分見ただけで涙を流す」

    俳優ソル・ギョングが映画「ペパーミント・キャンディー」(監督:イ・チャンドン)に言及した。ソル・ギョングは22日にソウル三清洞(サムチョンドン)で行われたラウンドインタビューで映画「22年目の記憶」(監督:イ・ヘジュン、制作:パンチャパンチャ映画会社)をはじめ、様々な物語を率直に打ち明けた。「22年目の記憶」で自身が金日成(キム・イルソン)だと信じる父親ソングン役を演じたソル・ギョングは「まだ『ペパーミント・キャンディー』から抜け出せていないような気がする。本当に何も分からなかった時に様々な感情を感じながら撮った映画だからだと思う。今も当時の感情を感じることはできないようだ」と打ち明けた。彼は「『ペパーミント・キャンディー』を撮影した当時はお酒を飲んだだけで泣き、カラオケに行っても泣き、記者と一緒に泣くほどだった。今も『ペパーミント・キャンディー』を5分見ただけで涙を流す」とし「ペパーミント・キャンディー」に対する愛情をアピールした。続いて彼は「自分が出演した映画を2回以上見ることができない。『22年目の記憶』も後半作業を追加で行ったので再び見てくださいと言われたけど、見られないからと断った」と打ち明けた。「22年目の記憶」は初の韓国と北朝鮮による南北首脳会談を控えた1970年代、会談のリハーサルのために金日成の代役として選ばれた無名の演劇俳優と彼の息子の物語を描いた作品だ。ソル・ギョング、パク・ヘイル、リュ・ヘヨン、ユン・ジェムン、イ・ビョンジュン、イ・キュヒョンなどが出演し、「ヨコヅナ・マドンナ」「彼とわたしの漂流日記」を演出したイ・ヘジュン監督がメガホンを取った。韓国で30日に公開される。

    TVレポート
  • 「22年目の記憶」ソル・ギョング、出演のきっかけは?“金日成の代役だったため”

    「22年目の記憶」ソル・ギョング、出演のきっかけは?“金日成の代役だったため”

    俳優ソル・ギョングが金日成(キム・イルソン)役ではなく金日成の代役を演じるものだったためこの映画を選択したと述べた。ソル・ギョングは20日午後、ソウル広津(クァンジン) 区紫陽洞(チャヤンドン)ロッテシネマ建大(コンデ)入口店で行われた映画「22年目の記憶」(監督:イ・ヘジュン)のマスコミ試写会及び記者懇談会で、金日成役を演じたことについて「金日成役であればやらなかったと思うが、金日成の代役であることが面白くて演じることになった」と述べた。また「(金日成を演じるために)手の練習をたくさんしたが要らなかったし、ポスターを貼るシーンで出てくる俳優イ・ジュンヒョクにマイムを教えてもらった。また、皆さんもよく見る金日成の動画を制作会社で確保してくれて、編集して繰り返し見た。現場で監督とたくさん話し合いながら解決した」と説明した。劇中でソル・ギョングは、自身が金日成だと信じる父ソングン役を演じ、22年という歳月を行き来し、自身が担当した役割にこだわる人物を演じた。「22年目の記憶」は南北首脳会談の金日成の代役俳優として選ばれ、20年が経った後も自らを金日成だと信じている父ソングン(ソル・ギョング)と、そんな父のために頭を悩ますテシク(パク・ヘイル)のストーリーを描いた作品であり、韓国で30日に公開される。

    OSEN
  • 【PHOTO】JYJ ユチョン&パク・ユファン「22年目の記憶」VIP試写会に出席“兄弟ショット”

    【PHOTO】JYJ ユチョン&パク・ユファン「22年目の記憶」VIP試写会に出席“兄弟ショット”

    JYJのユチョン&俳優パク・ユファン兄弟が20日午後、ソウル広津(クァンジン)区紫陽洞(チャヤンドン)ロッテシネマ建大入口(コンデイック)店で開催された映画「22年目の記憶」(監督:イ・ヘジュン、制作:パンチャパンチャ映画会社)のVIP試写会に出席し、フォトセッションを行っている。「22年目の記憶」は初の韓国と北朝鮮による南北首脳会談を控えた1970年代、会談のリハーサルのために金日成(キム・イルソン)の代役として選ばれた無名の演劇俳優と彼の息子の物語を描いた作品であり、韓国で30日に公開される。

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