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  • JYJ ユチョン&ユ・アイン&イ・スンギ&チャン・グンソク、選択!わが心の20代俳優…候補者の情勢分析

    JYJ ユチョン&ユ・アイン&イ・スンギ&チャン・グンソク、選択!わが心の20代俳優…候補者の情勢分析

    ※この記事は2012年「屋根部屋のプリンス」「ファッション王」「キング~Two Hearts」「ラブレイン」放送当時のものです。勝負において見どころはその過程であり、結果とは決まった時間に引き出した臨時的な答えに過ぎない。一週間のドラマ番組表の中、人気や経歴の面で競争を繰り広げているJYJ ユチョン、ユ・アイン、イ・スンギ、チャン・グンソクのレースにおいてもまだ結論を引き出す時ではない。しかし、今この時点で20代の男性を代表する4人の俳優として、彼らの強みと弱みを分析することはできる。そのため、彼らの現在の戦力を次の8項目を通じて分析してみよう。それは彼らを評価するための比較ではなく、楽しく通過している彼らの成長過程に関する記録になるだろう。また、この分析において最も重要なポイントは、4人の俳優たちが人々から忘れられる日、もしくは永遠にこないその日まで、彼らの勝負は終わらないはずだということである。わが心の20代俳優、候補者の情勢分析ラブストーリーテレビドラマのジャンルがラブストーリーに偏っている以上、若い俳優たちにラブストーリーでの演技は保障された将来への必須条件である。しかし、ラブストーリーでは演技力の実力が現れやすいのも事実だ。そのため、この分野ではチャン・グンソクが優勢だと思われる。「ラブレイン」(KBS)での彼の演技は、台本の安易さやキャラクターの古くささを越えるものがある。ドラマの初シーンであるソ・イナ(チャン・グンソク)がキム・ユニ(少女時代 ユナ)にたった3秒間で恋に落ちるというシーンには、俳優に対する制作陣の信頼が前提されている。そして、ソ・ジュン(チャン・グンソク)とソ・イナのラブストーリーの間にはっきりした差を持たせながら、それぞれのストーリーが説得力を持つことができるのも、全てチャン・グンソクがこれまで重ねてきた演技経験のおかげだ。根気あるユチョンのラブストーリーや、ラブコメディの正攻法貫いているイ・スンギのラブストーリーも支持勢力を集めてはいるが、ロマンチックな状況をリードするには熟練期間がもう少し必要だ。キスをする時はタフ過ぎて、キスされる時は先に慌てるユ・アインは不器用な恋愛もしくは片思い専門という隙間を攻略しているが、主流への進入にはまだ時間が必要だと思える。わが心の20代俳優、候補者の情勢分析時代劇時代劇の台本はきちんとしたストーリーを持つものが多いため、演技力を認められることができる。そのため、若い俳優たちが激しい戦いを繰り広げている主な競合分野である。「トキメキ☆成均館スキャンダル」(KBS)の後、お坊ちゃんのイメージを引き続き持っているユチョンは、歴史上の実在する人物という勝負どころに出会えば時代劇俳優としての地位をより強く固めることができる有力な人物だと思われる。また、「ファン・ジニ」(KBS)を通じて子役から大人俳優への申告式を行い、「快刀ホン・ギルドン」(KBS)では時代劇での可能性を証明したチャン・グンソクも見逃せない人物である。そして、「必殺!最強チル」(KBS)、「トキメキ☆成均館スキャンダル」など時代劇の経験があり、時代劇の中でも武侠ジャンル(武術の優れた剣客同士の戦いを扱うジャンル)に近い人物を演じたユ・アインも大きな可能性が予測できる人物だ。特に、ユ・アインはまだ若いにも関わらず、演技の中に染み込んでいる悲壮さやアウトサイダーな雰囲気から、フュージョン時代劇の解決者として活躍が期待できる。しかし、注目すべき人物はまだ時代劇に出演したことがないにも関わらず、ポテンシャルが高い時代劇俳優として評されるイ・スンギである。彼の落ち着いた真面目なイメージや意志の強そうな容姿は、朝鮮の真っ直ぐなソンビ(儒学者)を連想させるし、さらには次期王の雰囲気までかもし出す。わが心の20代俳優、候補者の情勢分析バラエティ俳優と芸能人を分けられるとしたら、チャン・グンソクはその両方に入る若手の代表的な人物であるだろう。彼は演じるキャラクター以外にも、自分の姿を人々の頭の中に刻み込むことに生まれつきのセンスを持ち、バラエティ番組でもいつも印象的なシーンを作り出す。しかし、チャン・グンソクがこのように万能なゲストだとしたら、イ・スンギは番組の全体を包み込むことができる司会者として芸能界を開拓した人物である。「ハッピーサンデー-1泊2日」(KBS)や「強心臓」(SBS)でカン・ホドンと一緒に出演し、彼からバラエティを学んだイ・スンギは、自分が目立つよりも状況を察して、いいタイミングに適切なコメントをする知略家に成長した。そのため、イ・スンギは生まれつきのセンスより戦略やシステムによる活躍が目立つタイプである。一方、ユチョンは短い間ながらもバラエティ活動を通じて潜在力を認められたが長い休みを取っており、ユ・アインはバラエティに出演するためには清心丸(緊張を和らげる作用がある薬)が必要と自分で打ち明けるほど、バラエティの出演は大変と思われるため、個別の評価が難しい。わが心の20代俳優、候補者の情勢分析コメディコメディ分野は真面目すぎても誇張しすぎて演じてもいけないというジャンルの特性から、攻略することがなかなか難しい分野である。しかし、最近ユチョンがこの分野の実力者として躍り出ている。演技への挑戦を始めてから、真面目なキャラクターを主に演じてきた彼は、「屋根部屋のプリンス」で周りの状況に流されず本来の王子キャラクターを守りながら、並外れたコメディセンスを披露していると評価されている。特に、「三族を滅するぞ!」などの台詞を言う時、発声や表情、タイミングなど多方面でユチョンの抜群のバランス感覚が際立つという意見が多い。コミカルなタッチが加わった数多くのドラマや映画に出演したチャン・グンソクもポテンシャルは高いと見られるが、まだ大きな笑いを誘った作品がない。イ・スンギも彼独特の愉快なイメージのおかげで可能性を占う人々がいる。そんな中、比較的に成長ストーリーに似合うユ・アインは、コメディ分野において支持勢力の期待値があまり高くないと知られる。わが心の20代俳優、候補者の情勢分析ファッション活動以外に、プライベートでのファッションまでチェックするとしたら、ユ・アインがこの分野で大きくリードしていると言える。彼は数多くのファッション撮影を通じてファッションセンスを認められており、服のカラーやフィット感において自由奔放なスタイリングを披露している。特に、ブランドやアイテムを選ぶ優れたセンスは彼がこの4人の候補者の中に入る前から高い評価を受けてきた。そのため、ユ・アインの空港ファッションの写真は支持者たちの間で必見資料として挙げられる。一方、チャン・グンソクのファッションは激しいグランジ・ファッションであったり、コンセプトを過剰に強調したりする特徴を持つため、好き嫌いが分かれる。しかし、人々の頭の中に残るという面でチャン・グンソクのファッションは彼独特の地位を持つと認めることができる。特に、短すぎたり長すぎたりする彼のヘアスタイルは過ぎたるは猶及ばざるが如しということわざを思い出させ心配になったりもするが、チャン・グンソクは彼独特のカリスマ性でそんな心配までも乗り越える姿を見せ、支持者たちが彼に対する信頼を強めるという結果を生んだりもした。広い肩幅のおかげでシンプルに着ても目を引くユチョンと端正さで勝負するイ・スンギは、ファッション中間保守派をそれぞれ攻略しているが、Vネックニットを着た場合、ユチョンの勝利が予想される。わが心の20代俳優、候補者の情勢分析化学作用ドラマはもちろん、映画やファッショングラビア撮影、広告まで影響を及ぼす分野であるため、どの分野よりも激戦が頻繁に繰り広げられるが、最近は町のおじさんにまで化学作用を起こさせるというユチョン万能論が勢いよく上がっている。特に牛乳に入れて温めたような清純さをトレードマークにして万人の母性愛を刺激する彼の能力は、場外の期待株であるソン・ジュンギやキム・スヒョンとの対決でも判定勝ちする見込みだ。温度を少し下げたら、イ・スンギの化学作用も悪くない。しかし、長い間、バラエティで年上の兄貴たちと呼吸を合わせてきたせいか、中でもイ・スンギは男性たちとの仲いい姿が目立つ方だ。現在、「キング~Two Hearts」(MBC)でもウン・シギョン(チョ・ジョンソク)とお互いに分かち合いながら心を開けていく過程が興味深く描かれている。一方、内向的で孤独な人物を主に演じてきたユ・アインや、自身のアイデンティティーが強いチャン・グンソクは、演技の腕前を見せていいシーンを作り出すが、彼らは個人で活動する時に、より際立つと評される。わが心の20代俳優、候補者の情勢分析CM視聴率が得票率だとしたら、広告は結果として出る議席数である。そして、実質的な勝負は議席で分れるのが世の中の筋道だ。そのため、韓国CM戦略研究所の分析によると、2010年と2011年の2年にわたってモデル好感度1位になり、広告界の皇帝に君臨したイ・スンギこそが、この分野の先頭だと言える。飲料から銀行まで様々な商品の広告に出演し、彼がモデルである家電会社の冷蔵庫とは、ドラマの中でまで仲の良い姿を演出しながら優勢を固めている。一方、ユチョンは広告の数よりインパクトで勝負し、出演する広告ごとに流行語を生み出すという点で実利あるモデルだと評される。ユ・アインは映画「ワンドゥギ」の後、広告の出演が増加傾向にある。しかし、チャン・グンソクは海外在住者の不在者投票で最も強い支持を得るため、彼の日本での広告収入は大きな変動要因として作用する。2011年彼の日本での広告ギャラは1本当たり1億2千万円くらいだと知られている。わが心の20代俳優、候補者の情勢分析SNSソーシャル・ネットワーク・サービスの元老チャン・グンソクと、急進的なTwitterユーザーのユ・アインが、激戦を繰り広げている。前半戦のCyworld対決ではチャン・グンソクがセルフ・ネガティブ・マーケティングを通じて断然優位に立ったが、後半戦のTwitter対決への突入後、チャン・グンソクの早期爆ツイ(Twitterで短時間に大量のつぶやきを登録すること、爆発Twitterの略)に比べ、文学に基づいて引き続き話題を反映してつぶやくユ・アインの躍進が目立つ。しかし、ユ・アインがほぼ一方的にメッセージを伝えるコミュニケーションを維持する反面、チャン・グンソクは不規則ではあるがフォロワーたちと会話をして支持基盤を自分のキングメーカーとして活用する円熟さを発揮する。2人の激戦には比べ物にならないが、ユチョンもTwitterに写真を掲載して情報を伝えることに力を入れており、「屋根部屋のプリンス」の腹心3人が取った熱血ポーズの写真でその勢いを高めている。一方、イ・スンギは常にコミュニケーションができる窓口が、まだオープンされていないと知られている。出口調査(カ・ナ・ダ順)ユチョン:趣向は関係ないが、歌詞も分らず席から立ち上がる無謀な稚気に減点ユ・アイン:恥ずかしくても泣いちゃダメ!泣いちゃダメ!イ・スンギ:「いつも笑えるようにしてあげますから」というマニフェストの実践チャン・グンソク:いっそのこと、シャッフルダンスをお勧めしたほうがいい理由

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  • 「追跡者」パク・グンヒョンから「ファッションキング」イ・ジェフンまで“ビジネスマン緊急診断”……これ以上悪い職場はない

    「追跡者」パク・グンヒョンから「ファッションキング」イ・ジェフンまで“ビジネスマン緊急診断”……これ以上悪い職場はない

    多くのビジネスマンにとって最悪の上司は、まさに現在の自分の上司であろう。友人の上司の性格がどんなに厳しく悪辣でも、誰もが「自分の上司ほどではない」と思うからだ。だが、上の図の会社を見れば考えが変わるだろう。ドラマで何気なく見逃したキャラクター、あるいは最悪の上司だと共感したキャラクターを集めて組織図を作ってみた。話が通じそうに見えて、実は独断で行動する上司や、気まぐれで自分勝手な上司、そして人は良いが、口が軽くて噂好きな上司まで、私たちの周りにいそうな最悪の上司だ。7つのタイプの中であなたが考える最悪の上司は誰なのか。そして、あなたの上司はどのタイプなのか。月曜日からあなたを苦しめる上司を思い浮かべながら選んでみよう。思い切り悪口を言って、めちゃくちゃにけなすこともできる。ただ、モニターに向かっていることだけは忘れないで欲しい。「追跡者 THE CHASER」独断で行動する上司。言葉に隠された意味を素早く読み取らなければならないので、いつも疲れる。最終的にはすべてのことを独断で決め、やる気を削ぐタイプだ。ソ会長の派手な弁舌と温かい微笑は役職に関係なく、自由なコミュニケーションを目指すリーダーのように思われるが、実際は自分が言いたいことだけを言う。「夜遅くまで頑張ってるね」という言葉は労をねぎらっているのではなく、「つべこべ言わずに俺の言うとおりにしろ」という警告であり、「スープが塩辛い」は「お前の言うことなんか聞きたくない」ということを表しているだけなので、言葉通りに受けとめるのは禁物だ。このような上司と話す場合は、気をしっかり持たなければならない。話を聞いてはいるが何も変わらず、結局は上司の思い通りに進み、返ってくる言葉は「これからも苦労するんだな」しかないのである。「追跡者 THE CHASER」生まれながらに裕福で苦労知らずの上司。能力がない上に会長の息子なので、さらにイライラさせられるタイプだ。無能で平凡な上司はいつでもクビになる可能性があるが、彼のようなタイプは解決策がない。同じように無駄なことをしてもクビになるどころか、むしろ昇進するだけだ。手掛けた事業がダメになって特別捜査を受けても、すぐに釈放されてアメリカの支社に逃避できる。事故を起こしても責任を負わず、自分のプライドのために会社を継ぐことだけを気にしているような上司から、会社の未来を期待するには無理がある。辞めたほうがいいはずなのだが、あえて父のために勉強して再起すると大口を叩く。しかし、社員には無駄な親孝行にしか見えない。結局、父親に認められようとして迷惑をかける上司のせいで、社員たちはストレスがたまる一方である。「ファッションキング」えこひいきする上司。特定の社員をえこひいきして困らせるタイプだ。もちろん取締役として有能な人材をスカウトすることはいいことだ。破格の昇進をさせることも可能だろう。だが、露骨にえこひいきしたり、こだわったりするのは、一緒に仕事をする人にとってとても疲れることだ。ガヨン(シン・セギョン)にチャンスを与えるためにファッション王のイベントを行い、他の社員は突然計画されたプロジェクトのせいで徹夜をしなければならない。ガヨンのために無理して他社を買収したため、莫大な損失を被ることになり、多くの仕事をこなさなければならないのも他の社員である。ジェヒョクがアンナ(ユリ)をチーフデザイナーに就かせたときも、デザイン室長に無断でガヨンを採用したときも、周りの社員が強情な態度をとっただけで終わったのは、本当に寛大なことなのかもしれない。「アイドゥ・アイドゥ~素敵な靴は恋のはじまり」情熱溢れるタイプの上司。仕事に対する過度な情熱のせいで疲れるタイプだ。会社の売り上げを上げることはいいことであるし、大変な努力をして仕事に取り組む姿勢も尊敬する。だが、上司の言葉ひとつで、すべての社員がまともに息もできないくらいなら、そこは会社ではなく軍隊である。些細なことで怒鳴るスパルタ式で仕事を進めるのが基本で、緊急時には社員のスカートを切って靴に取り付けるファン・ジアン取締役の根性は恐ろしい。ジアンの部下がコラボレーションデザインコンテストで会長の娘、ヨム・ナリ(イム・スヒャン)副社長チームを選んだことも、ジアンが準備した飲み会から何とか逃れようとしたことも理解できる。情熱がありすぎて社員の気力まで奪う上司と仕事をすれば、持っていた能力も、輝いていたアイデアもなくなるだろう。「スタンバイ」気まぐれタイプの上司。些細なことで怒鳴ったり、突然すねるので、なだめなければならないタイプだ。若い後輩に社会生活のつらさと、組織の冷酷さを教える強いカリスマ性はいい。だが、いつも言葉尻を捉えて「会社生活は遊びじゃないのよ」と怒鳴るなら、誰もが会社を飛び出したくなるだろう。さらに大変なのは、気まぐれであるという点だ。部下が出したアイデアを非難しているときでも、上司を褒めるとすぐに言葉を翻し、若く見えると言って褒めるとやさしくしてくれるので、どのように調子を合わせれば良いのか混乱してしまう。無理して老眼を隠そうと努力したり、後輩と親しくなるためにガールズグループの振り付けを練習しながら突然怒鳴りだす上司とは、本当にふてぶてしいものだ。「ゴールデンタイム」権威主義の上司。キャリアと同じく権威主義的意識も持っているので、対応が難しいタイプだ。このような上司は自分を神だと思っているので、ご機嫌を取ったり、肩入れしたりしなければならない。正しいか、正しくないかは関係ないので、当然プライドを捨てなければならない。さらに疲れるのは、何でも場の空気を読んで行動しなければならないということだ。他のチームが上司を無視したときも、上司が怒ったときも、適切に機嫌を取ることが必須だ。少しでも行き過ぎたご機嫌取りをしたり、自己主張をしたら、最近の新人教育がどうだとか新入社員ごときがどうのこうのという小言を避けることはできない。上司の顔色をうかがうために入社したのではないと感情的に爆発するのは愚かなことだ。レベル云々という悪口を言われて嫌な思いをするより、ご機嫌を取るほうがましだと後悔するに違いない。「アイドゥ・アイドゥ~素敵な靴は恋のはじまり 」おしゃべりで口が軽いタイプの上司。人はいいが口が軽く、いつも不安なタイプだ。長い会社生活で仕事の能力よりも噂を広める能力を伸ばしたようだ。組織に適応できない社員や、入社したばかりの新入社員には親切だが、実はおせっかいなだけである。一見、顔が広く見える彼の情報は、話したいときに思いつくままに騒ぐものであり、先輩らしいアドバイスをしたり、相談相手になっているようだが、よく聞いてみると、自分が長い間昇進できなかったという不満を嘆いているだけである。悪意はないので、憎めない場合がほとんどだが、それが落とし穴である。「聞く言葉はあっても、話す言葉はない」という一方通行の状態であり、事が重大であればあるほど公然と噂を広める上司に話が届くと、噂の犠牲者になり仲間はずれにされるので、努めて避けなければならない。

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  • ラ・ミラン「“同じ女優だとは思わなかった”と言われるのが嬉しい」

    ラ・ミラン「“同じ女優だとは思わなかった”と言われるのが嬉しい」

    彼女は潜入する。素晴らしくリアルな演技で映画の足をいきなり現実へと引きずり出すラ・ミラン。彼女はユニークな外見で記憶される役者とは明らかに異なる種類の女優だ。SBS「ファッションキング」ではヨンゴルとガヨンの関係を虎視眈々と観察するミシン1として、MBC「キング~Two Hearts」では寡黙だが頼もしい宮中室長として出演しているのだが、二つの人物を一人の女優で繋ぐのが難しいのもそのためである。昨年には「ダンス・タウン」で脱北者(北朝鮮からの亡命者)のジョンリムとして深い孤独と無力感を表現し、今年の上半期には「ダンシング・クィーン」でオム・ジョンファの友人ミョンエとしてコミカルなお調子者を演じた。だが、これらの作品でも二人が同一人物であることを聞くまでは、二人を一人の女優が演じていると連想するのは難しい。そんな楽しいゲームのように、忘れ難い容姿の上に少しずつ違う痕跡を残しているラ・ミランをインタビューした。真剣な話の中にそっと織り交ぜてくる冗談のおかげで、笑いの絶えなかった対話は、まさに彼女の演技そのものだった。「同じ女優だとは思わなかったと言われるのが嬉しい」―月・火曜日は「ファッションキング」へ、水・木曜日は「キング~Two Hearts」に出演しています。二つのドラマに出演しているとスケジュールが大変ではありませんか?ラ・ミラン:他にも映画をもう一本撮影しているので思っていたよりも忙しいです。思いがけず同時に始まり同時に終わるドラマに出演し、少し欲張ったかなと悩みました。同時に作品に出演したのは初めてだったので、スケジュールがこれほどきつくなるとは思いませんでした。出番が多くないから大丈夫だと思ったんですけど、段々大変になって来て、他の人に迷惑をかけるのではないかと心配です。―物理的な問題もあるでしょうが、全く違う雰囲気のキャラクターを同時に演じることの大変さもあると思うのですが。ラ・ミラン:むしろ見た目の違いが大きい役だったからこそ、このスケジュールでも大丈夫だと思いました。同時に同じイメージの人物を演じると退屈になるかも知れないので、あまりにも違いすぎていて良かったと思います。「二人が同じ女優だなんて思わなかった」という人もいましたけど、そう言う話を聞くとすごく嬉しいです。人々を化かしたような気がして。―同じような時期に、これほど違うキャラクターへの出演依頼が受けられた秘訣は何だったのでしょう。ラ・ミラン:秘訣と言うより、前に出演した作品が次の作品へと繋がったのだと思います。「ダンシング・クィーン」を見て「ファッションキング」に呼ばれ、「ダンス・タウン」でのイメージから「キング~Two Hearts」の出演依頼が来ましたから。女優というものは、どうしてもすでに見せたイメージからオファーを受けるケースが多いです。だから、ひとつのイメージが強くなると、続けて似たような役が多く舞い込みます。作品を続けられるのは良いことですが、女優としての欲を言わせてもらえば、内面に多くの姿を持っている分、様々な役をしてみたいと思います。演じている人も見る人も大変ですけど、私は「ダンス・タウン」で笑いを省いた演技をお見せしましたからイメージ的にはより多様に映ったのだと思います。これからももっと演じられる役柄の幅を広げていくのが目標です。―そうした点で「ファッションキング」は「ダンシング・クィーン」のミョンエとは確かに違った一面を見せるべき作品だったと思います。名前もないミシン1と言う役の中で悩みもあったかと思いますが。ラ・ミラン:ドラマは映画と違って人物に対する設定が確立していない状態で始まります。だから最初はただ東大門(トンデムン)の工場で働いているおばさんと言う情報しかありませんでした。結婚をしているのか、子供はいるのか、貧しい暮らしなのか、もしくは夫の収入は充分なのか。これらを考えながら衣装や態度、性格などをひとつずつ作っていきました。撮影が始まって私が表現した人物を製作側が少しずつドラマに反映させて、今のキャラクターになったのだと思います。ガヨン(シン・セギョン)に私が「奥さん」と言うのも最初はアドリブだったんですけど、後からは台本にそれが書かれていて、口を尖らせるリアクションも監督がしっかりと掴んでくれたので、こちらとしては作る楽しさがありました。―カラオケでバラード曲を歌う場面は、短いながらもキャラクターのストーリーを感じさせる瞬間でした。ラ・ミラン:もともとは「誰かがバラード曲を歌う」でしたけど、誰もやらないから自分がしました。私の役はミシン縫製工としての経歴がありますから、その歴史の中で苦労があるかも知れない、そう言うところを考えながらイ・ウンミさんの「ノクターン」を選んだんです。つい最近車の中でよく聞いていた曲でしたが、あのシーンで活かすべき主人公の感情と上手くマッチするだろうと思いましたから。自分ではすごく真剣に歌ったのに、まわりの人は結構笑ったって言うんですよね。どうせならOST(劇中歌)を歌えば良かったのにって(笑)―アイメイクに気を使うのも設定の一種なのですか?仕事をしながらも女性らしさを失わない姿が、演じる人物とどこか重なります。ラ・ミラン:メイクの人たちとコンセプト会議をしたりしました。私はベティ・ブープだって言い張っていますけど、髪がおばさんパーマですから、いっそアイメイクも派手な色を使えば、という事で。よく似合ってるって言われて嬉しいですね。使っている化粧品のメーカーとかも聞かれますし。でも、実際にミシンの仕事をしている方とか見ても結構おしゃれなんですよ。ネイルも派手だし、アクセサリーもジャラジャラたくさんつけているし。むしろ私たちがおばさんと言うものを表現するときに、先入観を持っていろいろと制約を付けているような気がします。おばさん服とかを着てこそおばさんだと思うみたいですけど、実際のおばさん像とはかけ離れています。「ファッションキング」では私の役割が小さいこともありますから衣装の選択が結構自由で、本当の自分の服とかを着て行ったりもします。それでも何も言われませんし(笑)―工場ではなくヨンヨンアパレルですから(笑) その反面「キング~Two Hearts」の宮中室長は制服を着ています。それだけに設定面からの制約も多そうですが。ラ・ミラン:そうですね、キャラクターを作るというよりは背景のようにサポートする役に徹しようと思っています。実際に現場で服を着替えると気分が変わります。「ファッションキング」ではいつも同時に出演する人たちがいますので、呼吸を合わせながら自分でも楽しい冗談を言ったりします。でも「キング~Two Hearts」の現場ではもう少し静かでおとなしい冗談を言うようになります。一言ポロッと。―冗談を言わないのではなく?(笑)ラ・ミラン:現場でおとなしくしているのは我慢できないんです。現場は楽しいものであるべきだし、撮影しに行きたくなる場所にすべきだと思うんです。どんなに憂鬱な役でも、誰かに殴られる役でも、アクションに入るまでは現場自体が幸せであるべきだというのが私の考えです。演劇をしていた頃も舞台に上る直前まで笑っていて、それでも登場した瞬間、0.1秒で役に集中していました。そうしたスタイルが自分には合っているし、そう言う感じが好きみたいです。「ユ・アインさんは私を自分のビタミン剤だといってくれます」―楽しい作品も多いですが「ダンス・タウン」のように重たい作品に出演している時もそうした雰囲気が可能なのでしょうか。ラ・ミラン:それだから監督からも「想像もしなかったすごく面白い人」って言われたほどです。騒いでいてもアクションが始まると突然憂鬱になりますから。でも、むしろそのお陰で監督や他のスタッフたちとも気楽に付き合えたと思います。私が他の人の話をおおらかに受け入れるという合図を送ったようなものですから。「ファッションキング」でも、普段私がふざけている姿を見ているので、ある瞬間アドリブを入れても笑ってオーケーする雰囲気になったと思います。そうやって仕事をしていると実際に結構仲良くなります。工場の人々とかは作品が終わったら寂しくなるねって今から心配しているほどです。―同じ年配の俳優や先輩俳優だけでなく若手俳優とも仕事をしていますが、息を合わせるのが難しいことなどはありませんか?ラ・ミラン:全くありません。主役たちが若い方ですけど、意外と皆受け入れてくれますよ。ユ・アインさんなんかも私がやたらポンポンと投げつけるんですが、ゲラゲラ笑って私のことをビタミン剤だって喜んでくれてます。最初に笑わせてしまったから、最近は段々とハードルが上がってきましたね。私が警戒するほどです。「何よー、私に期待しないでよー!」って。―作られたお笑いではなく、生まれつきのエネルギーや陽気なところがあるようです。ラ・ミラン:今は昔よりおとなしくなったんですよ。10代や20代の始め頃までは気負いとかがあったくらいです。ここで皆を笑わせないと、ってね(笑) 言葉が途切れると自分で耐えられなくなるタイプだったんですが、30代に入って子供を生んでからはおとなしくなって、これなんですよ。実際に舞台公演をしていた時はコミカルな脇役をたくさんしていました。ミュージカルや演劇は練習時間が長いですから、皆私の本当の性格を知っていたんです。―ですが映画ではコミカルな姿を表すまで時間がかかりました。始めは主に強烈な人物を演じていましたから。ラ・ミラン:初めて映画に出演したのが「親切なクムジャさん」でしたから。クムジャに「殺した?」なんて聞く人なので、面白いなんて思ってもいなかったでしょうね。それに外見のインパクトもありますから、そういう面では競争力のある顔でしょ?(笑) きれいな人は本当に多いんですけど、その中でふとすれ違っていたのがエッ?エエッ?って振り向いてしまうんですよ。目がつり上がっていますから、気難しくて気も強そうだとよく言われました。でもいくつもの作品に出演していると現場での姿が知られるようになりますから、段々と入ってくる役も変わるようになりました。お隣のおばさん、上の階のおばさん、大家のおばさんとか。そうした中で「ダンス・タウン」に出演した時に釜山(プサン)へ舞台挨拶に行ったら観客から本当の脱北者が主人公なのかって聞かれました。撮影の間中、監督はきれいにしていたらいけないって言うし。顔に注射の一本も打ったことないのに、監督からは芸能人の匂いがしたらダメだって言われ続けて本当に大変でしたよ(笑)―管理をしないのも一種の自己管理でしょうか。役者として今のイメージを守りたいという。ラ・ミラン:まずは怖くてダメです。それに私がキラキラした顔で出演してもねぇ。自分の役を捨てるだけですよ。顔が私のトレードマークなのに、これより輝いたりしたら私ができるような役も入ってこなくなります。映画ではもっともっとナチュラルな感じを求めるからスッピンで出演するほどです。今のこの感じが重要なんですよ。だから私はどうすれば上手く歳を取るのか、どうすればより自然に、より深くしわができるんだろうか、それが悩みです。ただ財閥の奥さんの役が入るなら、注射くらいは一度打ってもいいかなと思っています。今はあまりにもお掃除のおばさん役ばかりだから。―イメージもそうですが年齢の問題かも知れません。財閥の奥さんをするにはまだ若いですから。ラ・ミラン:だから「ダンシング・クィーン」に出演して本当に良かったと思っています。今の歳にピッタリと合っている役でしたから。その作品は私が今まで出演した中で一番若くて、一番きれいなキャラクターでした。だから憂さを晴らすようにすごく派手にやりました。「役の大きさや重みでやきもきしたくありません」―スターと呼ばれる女優たちでも30代後半は多くを諦め始める歳になります。選択する立場でない女優にとってはその時期がより大変だと思うのですが。ラ・ミラン:若いお嬢さんでもないし、だからと言って完全におばさんとも言い難いですからね。でも私は人にはそれぞれの器があるんだと思います。スターになりメインとなるような人と、助演をする人は、それぞれ自分を入れる容量に差があるんです。イ・ボムスさんのように地道にスタートする人がいるのを見ると、欲が出ないと言えば嘘ですが、だからと言って役の大きさやその重みでやきもきしたくはありません。1回の出演であれ2回の出演であれ、自分が上手くできて自分が存在感を示せばそれでいいんです。大学を卒業したての頃からそうでした。私は自分が映像分野で演技することになるとは思ってもいなかったくらいですから。若くてきれいな子達の専売だと思っていたので。―始めからスターを夢見ていなかったにも関わらず、それでも女優になりたいと思った特別な理由があるんですか。ラ・ミラン:あれこれやって見たかったんです。他の作品をしていると、犬になったりお婆さんになったり、いろいろとできるのが魅力的でした。私の場合は同じカラーでずっと続けたりすると自分で疲れそうな気がします。―大きな器の代わりにいくつもの器を持っている人なのでしょうね。ラ・ミラン:私は32チョップバンサン(32個の器で出る韓国の定食)なんです。味わい深いソルロンタン(牛の肉や骨を煮込んでつくる、韓国のスープ料理)よりその方が自分には合っていると思います。演技だけを掘り下げるのではなく、多趣味でもありますから。歌も少々、ダンスも結構するし、パンソリ(韓国の伝統芸能である歌)もできますし。実際ミシンが使えるんですよ。問題はその中で特別に上手いのがないって事ですが。真似事ならすべてできますから役を消化する上では問題ないと思います(笑)―演技のための準備ではなくて自分の好奇心を満たすために習ったように見えます。ラ・ミラン:何でも全部やってみたいんですけど、すぐ飽きるのが問題です。味見はするんですけど最後までできないんです。―でも女優だけは長続きしていますね。ラ・ミラン:他にできることがありませんから。できることもないし、職業にしたいのもありません。女優業が気に入っていますし、女優で生計を立てたい、大先輩たちのように歳を取ってもどこかで必要とされる存在になるのが私の夢です。いきなり有名どころになるより、途切れることなく、下手だと言われず死ぬまで演技する、それが私の本当の望みです。それに職場を3ヶ月ごと変えるのは無理ですけど、役者をしていると絶えず新しい人と出会い、新しい作品と出会いますから。―それでなくともすでに新しい作品を二つも準備していると聞いています。ラ・ミラン:映画を二本ほどやりそうです。でも、またおばさん(笑) 今度はすごくセクシーなおばさんをやってやろうかと考え中です。私がこういうキャラクターをやりたいと要求できる立場ではないですから、作品に見合う範囲内で少々個性を出したいと思います。また違ったおばさんを見せてやらないと!

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  • BoA、飲み友達シン・セギョンの暴露に「セギョン、それはないんじゃないの?」

    BoA、飲み友達シン・セギョンの暴露に「セギョン、それはないんじゃないの?」

    歌手BoAが、女優シン・セギョンとの仲の良さを見せ付けた。BoAは26日午後、ソウルのあるホテルで記者たちとインタビューを行い「シン・セギョンは私よりもお酒が強い。『SBSテレビ芸能』で彼女が『BoAさんとお酒を飲むと、翌日がとてもきつい』と話していたけど、本当にきついのは私だ。彼女はお酒が強すぎる」と話した。シン・セギョンは25日に放送されたSBSの芸能ワイドショー「SBSテレビ芸能」に出演し、お酒がどれぐらい飲めるのかを話し、BoAと飲み友達であることを明かした。BoAは「この前もセギョンとお酒を飲んで、次の日に『私、全然大丈夫』と言ったくせに、テレビでは違うことを言った。セギョン、それはないんじゃないの?」と言って、笑いを誘った。また、BoAは「頻繁ではないけど、時々会っている。家も近いほう」と伝えた。シン・セギョンとの縁は「Only One」ミュージックビデオの主人公であるユ・アインにも繋がった。シン・セギョンが出演したSBS「ファッションキング」を見ていて、カン・ヨンゴル役のユ・アインを思い出したのだ。BoAは「男女が別れるストーリーだけど、主人公が悪い男のイメージなので、『私と同年代の俳優の中で、そんなイメージを持った人は誰だろう』と悩んでいた時に、ユ・アインを思い出した。セギョンにもユ・アインについて色々質問していた」と話した。BoAは「ユ・アインとは同い年だったので、最初から気楽に撮影した。撮影が終わって戻るときもクールに別れた」と話した。BoAは28日「BOA 4354」で新曲のステージを初公開した。

    oh!my star
  • Vol.2 ― イ・ジェフン「どうすれば僕の真心を見せることができるだろう」

    Vol.2 ― イ・ジェフン「どうすれば僕の真心を見せることができるだろう」

    ―しかし、「ファッションキング」ではむしろ不自然で硬直しているように見えるという反応が多かった。イ・ジェフン:本当にそうだった。撮影した映像をチェックしたら自分の意図したものとは違って、自分でも不自然に感じるときがあった。普通、カッコよく見せる方法として一番よく使われるのが、その人を優位な地位に立たせることだ。しかし、僕はジェヒョクの抑圧された姿をユニークに見せたかった。それで、財閥の方たちが検察に出頭するニュースを細かく見たけど、「あ、何か独特だな」と思った。そして、カンファレンスやパーティーで見るお年寄りの方の姿も参考にした。しかし、視聴者たちが望んでいる期待に応えることができなかったようだ。だから素早くそのイメージを変えた(笑)―検察へ出頭する場面は特別な状況だから人々がいつもより硬直していたはずなのに、それを参考にしたとは(笑)イ・ジェフン:そんな場面を見すぎたかな?(笑) それに、役に盛り込もうとした設定や考えが多すぎたのかもしれない。ドラマが後半に行くにつれ、その部分を意図的に少しずつ減らしていきたかった。「未だに演技することに渇望しているようだ」―ドラマは完結していないシナリオであるため、最初は1つの小さなモチーフだけ与えられる場合が多いが、ジェヒョクのどんな点で彼を選んだのか?イ・ジェフン:キャラクター紹介を見たとき、従来の韓国ドラマで描かれたお金持ち、いわゆる財閥2世や白馬の王子様のように思われやすいステレオタイプだと思った。でも、そんな単純なイメージとして浮き彫りになりやすい人物をあえて選んだのは、これまで見てきたありふれた姿から少し外れた人物を見せたい気持ちがあったからだ。僕ならジェヒョクの違う面を見せることができると思った。もちろん、最初は外見が浮き彫りになるかもしれないけど、そんな彼の見た目や冷たさより深い内面の中に熱く燃え上がる嫉妬や欲望を持つキャラクターとして描きたかった。―ドラマの内容が難しかったり独特だと、視聴者がストーリーについていけない場合がある。そのため、「ファッションキング」のストーリーについて行くことは大変であったが、それでもジェヒョクが見たくて続けて見るしかなかったという視聴者が多かった。彼らはジェヒョクに共感していたのだろうか、それともただ彼を可哀想に思ったのだろうか?イ・ジェフン:すべてを持っていて、自分が望んだこともすべてやり遂げた人なのに、それができなかった瞬間の姿を鮮明に描こうとした。実際、ジェヒョクは最初から好感を持てるキャラクターではない。一体、何を考えてあんなことを言うんだろうと思える人物だから。怖いものなしの人で人に配慮したり人に申し訳ないと思うことなんかまったくないキャラクターだ。しかし、そんな彼の人生の中に突然ガヨンとヨンゴルが入り込んで、お金を要求したり学校の問題を解決してくれというからジェヒョク本人も慌てる。そして、そんな中、彼は仕事と愛の両方を得たいと思うが、それができなく苦しんだり悩んだりする姿に視聴者は憐憫を感じたと思う。しかし、最初からそういう感情を意図してはいなかった。―視聴者に、自分が演じるキャラクターを納得させなければならないという前提で演技をしているのか?イ・ジェフン:そうだ。そうすることで僕もキャラクターを理解して演技ができるから。でも、「ファッションキング」を撮影したとき、ジェヒョクの行動がどうしても理解できなかったことがあった。アンナがヨンゴルと外泊したことを知ったジェヒョクが、アンナのオフィスに行って「昨日はどこにいた」と聞くシーンがあった。そのときのジェヒョクの行動が、鏡を見ているアンナの頭を叩きながら彼女を押すことだった。しかし、僕はその状況がどうしても理解できなかった。それで、悩みながら撮影を1時間ほど延ばした。ジェヒョクとしては可能な行動だったかもしれないけど、イ・ジェフンとして演技をするにはその行動が全く納得できなかった。しかし、その一方ではやってみたいという気持ちも強かった。結局は手を引っ張って鏡のところまで押すという設定に少し変えた。そうすることで僕も視聴者も納得できると判断した。―しかし、俳優とは監督や脚本家の世界を受け入れて演じる人だから、いつも納得できるところまで変えるわけにはいかないと思う。イ・ジェフン:そのため、「ファッションキング」での経験が本当に大変だったし、俳優としての危機かもしれないと思うほど深刻だった。キャラクターや状況をどんなふうに受け入れて演じるかがとても重要だったし、特にドラマは視聴者を説得する時間が十分に与えられないため、ドラマの中で、この状況の流れを視聴者たちがうまく受け入れられるだろうかということをいつもよりたくさん悩んだ。しかし、諦めることはできなかった。視聴者との約束を守らなければならないから、自分の意見を抑えてキャラクターを受け入れようと頑張った。―俳優として危機を感じるほど大変な状況だったけれど、皮肉にもドラマのおかげでより多くの視聴者たちに俳優イ・ジェフンを知らせることができた。短い間に自主制作映画の原石や韓国映画の期待株を担い、もはやスターという名が似合う俳優になったが。イ・ジェフン:自分としては特に変わったことはない。これから歩む道はまだまだ長いと思うから。もちろん、そのような変化や視線、期待を肌で感じているし嬉しく思っているけど、まだまだやり遂げなくてならないことがたくさんあるから「僕はすごいことをした。もう、以前とは違う人間なんだ」と思ったりはしない。―スターになるというのはやりたいことをやるチャンスが多くなるという意味でもある。そのため、いい俳優がスター性を持つことが重要になったりもするが。イ・ジェフン:そのスタートはいつも作品であってほしい。1本の作品でスターになったとしてもそれが永遠に続くわけではないし、引き続きいい作品でいい演技を見せることで人気を保つことができるから。そうしないと、少しの間だけスターになって、その後は人々の頭から消えるかもしれない。もしくは、スターの名を保つため自分の姿を隠して作品ではなく違う方向で自分を見せようとする人もいるけど、僕はそういうのをあまり魅力的に思わない。ファッションショーに行ったり広告の撮影をしたり、プライベートを公開し多くの人々の視線を集めることで満足する人もいるだろうが、僕にとっては作品でいい演技を見せることが何より大切だ。作品をやり続けて持続的にその姿を見せることで、いつか後で人生を振り返るとき、「本当に頑張って自分の仕事を愛して生きてきた」と満足できると思う。―まだやらなければならないことの中で、今この時点でやるべきと思うことは?イ・ジェフン:僕は未だに演技することに渇望していると思う。いい作品に出会ってたくさんの人々から愛されることができたけど、それでもまだまだ走り続けなければならない。ここで安心してはいけないと思う。それから、個人的には、後で僕が描きたいストーリーを一緒に作りたいと思う人々と一緒に仕事ができる能力を発揮できればいいなと思う。「正直さだけは最後まで守り続けたい」―演技だけでなく演出のような他の領域も含むという意味なのか?イ・ジェフン:制作になることもあり得るし、演出になるかもしれない。でも、それよりも今は、同じ考えを持つ人と描きたいストーリーを作ることにおいて気楽に過ごせる環境を夢見ている。僕は撮影現場を楽しむ方だ。演技に集中し没頭する時間も必要だけど、直接カメラを持って撮影したり、照明を当てて相手の俳優がきれいに映るようにしたり、自分でマイクを持ったりするのが本当に楽しい。―完全な映画人のようだ(笑)イ・ジェフン:他の分野にも興味があって、「これは何?あれは何?」とよく聞く。技術的な部分まですべてをコントロールすることはできないけど、1つ1つのことがすべて重要な課程だと思うからこそ、演技を軽く思わず1シーン1シーンを大切にできると思う。―その描きたいストーリーとは今ある程度具体的な形になっているのか?イ・ジェフン:そうではない。ただ、ドラマを撮影しながらシーンのサイズが規格化されているし、見せられる姿が限られていると思うことが多かった。もし、今後ドラマを制作することになったら、カメラ監督がハンドカメラで人物を追いかけながら撮影することも考えてみた。映画「見張り」の撮り方に似ているけど、固定された姿ではなく決められた部分から抜け出すストーリーや絵をドラマを通して見せることができたら、斬新なチャレンジになるだろうと思って興奮したりする(笑)―あるインタビューで「無限に挑戦」が好きだという話を聞いたが、どのメンバーが一番好きか?イ・ジェフン:7人とも好きだけど、パク・ミョンスさんが一番好きだと思う。―パク・ミョンスさんのように思いっきり怒鳴る人ではないと思うが、彼の行動を通して解放感を得ているのか?イ・ジェフン:そうかな?(笑) パク・ミョンスさんは論理なんか無視して自分がやりたいように状況を引っ張っていく点がすごいと思う。めちゃくちゃなギャグだけどそれが本当に面白いのがパク・ミョンスさんの素晴らしい才能だと思う。―明確な目的やキャラクターがあったら何でもできるが、素の自分を表に出すことにおいては消極的な感じがする。照れているのか、それとも隠したいのか?イ・ジェフン:隠したいというよりそれを表に出すことにあまり興味を感じないからだと思う。そういうのが僕にとってはあまり面白くないことだから。ただ、演技はもちろん、このようなインタビューも含めて、今置かれている状況はすべて僕がやりたくて選んだものだ。もちろん、僕も以前は現実に妥協し続けて誰もが思う成功の基準やこのように生きて行かなければならないという決められた答えを無理に追っていた。でも、あるとき、本当にやりたいことをやることで生きる意味を感じることができると思った。周りのアドバイスもきっと必要だろうけど、結局、僕が選んだのは自分を思い通りやることだ。やりたくてやっているから、別に周りを気にしていないし後悔もない。―1人の人間として俳優イ・ジェフンに惹かれる最大の理由は最後まで分からないという点だと思う。これまで演じたキャラクターたちはみんな加害者でありながら被害者でもある曖昧な点を持ち、同情することも無条件に好きになることも、もしくは嫌がることさえもできなかった。イ・ジェフン:僕も自分のことがよく分からない。正確に定義できない人間だと思う。その都度経験することから感じることが違うし、その感情をなるべく覚えておいてそれを演技に活用したりもする。そのため、ある状況に対して「どうする?」という答えを要求されるときは、自分で迷ってしまう。本当にその状況になったときにしか感じられない何かがきっとあるはずだから。演技するときも台本を読んで「こんなふうに演じよう、こんな姿が正解かもしれない」と先に準備するけど、いざ演じるときは変わることがとても多い。しかし、それが演技をする理由であり、非常に大きな楽しみであると思う。―ある状況でどんな姿になるか自分でも予想しにくいと言ったが、それでも生きていく中でこれだけは守りたい、ということや、これだけは避けようと思うことは?イ・ジェフン:なんだろう?(笑) (しばらくの間、悩んだ後)正直であること、人を騙さないことが僕にとっては非常に重要だと思う。毎回できるだけのものを表現する素直さが相手にとっては気まずく感じられたり、苦痛を与えるときもあるので、申し訳ないと思うことも多いけど、それでもなるべく正確に話し、行動しようとしている。以前は本当にやりたくてオーディションを受けたけど、最近は出演の提案を断るときもある。チャンスを与えてくれたことが嬉しく思えるからこそ、断ることがさらに難しく感じる。どうすればもう少し正直で率直に僕の真心を見せることができるかについていつも悩んでいる。だけど、その答えは人を騙さない正直さにあると思う。それだけは最後まで守り続けたい。

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  • Vol.1 ― イ・ジェフン「僕はスンミンとギテの中間」

    Vol.1 ― イ・ジェフン「僕はスンミンとギテの中間」

    「僕自身も自分のことを正確に定義できない」イ・ジェフンが自分のことを話すとき、良く使うこのフレーズはとても強い説得力を持っている。彼は、半透明な紙の向こう側で鮮明な存在感を放つ、高くて美しい鼻の薄いシルエットだけでも好奇心を刺激する些細な身振りで、29歳の男性には珍しく羨ましいほど透き通った微笑みを浮かべ、そしてインタビューの間は感情が高まる瞬間もなく、穏やかな水面のような口調で話した。一貫した一つの形ではなく、各部分、瞬間毎の印象を積み重ねて作られた彼は、強烈で鮮明なボールド体ではなく、太さも傾きも違う様々な筆跡で書かれた名前のようだった。ただしそれは、「自分が納得しなければ、相違点を受け入れて演技をするまで時間が必要」な彼が、毎回真心を込めて丁寧に書いたに違いない。このインタビューもやはりイ・ジェフンのそのとき、その瞬間の答えだった。だが「やりたくてやっていることだから別に気にも留めないし、後悔もしていない」と言う彼が聞かせてくれた最善の正直さでもある。―休まず仕事を続けているのは大変だと思う。イ・ジェフン:「ファッションキング」が終わったら、旅行へ行こうと思いながら耐えてきた。でも、いざ終わったら、スケジュールが詰まっていて簡単ではなかった(笑) 体力的にもとても疲れていたけど、本当にやりたくて選択したことだから。―この間、映画「建築学概論」の撮影終了パーティーがあったと聞いた。イ・ジェフン:この映画はたくさんの方に愛されたので、監督とスタッフに会うのが気持ちよかった。冬に撮影をしたので皆とても苦労したけど、今はみんな顔色も良く、元気そうだった。本当に会いたかったので、いっぱい話をした。「100%全部理解しているなら、演技をする面白さがあるだろうか」―「建築学概論」は撮影が終わってから時間が経っているが、まだそのときの情景が浮かび上がるのか?イ・ジェフン:もちろん。ナプトゥクと一緒にいた図書館の前や、歩き回りながら写真を撮った所が昌信洞(チャンシンドン)だったけど、「ファッションキング」でガヨンが暮らしていたヨンゴルの仕事場もポンスク姉さんの家もそこにあった。そのときは古くてボロい90年代の空間に見えたけど、「ファッションキング」のときは良い車に乗って、良い服を着て闊歩していたから何か面白くて不思議な気分だった。―スンミンが母親にGEUSSのTシャツを洗ってくれと頼みながら「ママはできる」と言った台詞はアドリブだったと聞いた。大人しいイメージだったので笑いのセンスがあるとは思わなかった。イ・ジェフン:「スンミンだったらどうするか」と考えた。演じるキャラクターになりきると、どんな挑戦も怖くない。「イ・ジェフンとして笑わせて」と言われたらできないかもしれないが、「役に没頭してその状況を作って」と言われたら、何かやれそうな気がする。演技をしながら自分でも笑ったりしたけど、それが僕が演技をする原動力なのかもしれない。―他のアドリブはないのか?イ・ジェフン:ソヨンの家の前で告白しようと練習するシーンもアドリブだ。シナリオの台詞を熟読して撮影に臨んだけど、いざ演技をしてみたら、撮り終えた映像をチェックする監督も僕もニュアンスや表現方法があまり気に入らなかった。監督が「スンミンとして君が告白するならどうしたいのか、自由に演じて」とチャンスをくれたので「僕はこれ以上君と友達として付き合うのは僕の心が、僕の胸が」というアドリブが出た(笑)―イ・ヨンジュ監督が驚いたことがあるそうだ。雨のせいで長くスタンバイすることになって、結局、他の撮影現場に移動していたが、雨が止んでまた引き返すことになった。だが、また雨が降り出して皆がパニックに陥っていた状況でも演技をしていたと聞いた。イ・ジェフン:僕にとってもその状況を受け入れて演技をするのは簡単ではなく、大変だった。「これ以上できません」と言っても理解してもらえる状況だったかもしれない。だけど、僕一人が大変な思いをしているわけではなく、たくさんのスタッフが一緒にスタンバイしているからやるしかなかった。結果がどうであれ、とりあえず演技をしなければならないと考えたら、体が自然に動いた。結局そのシーンは編集でカットされて残念だったけど、そのような強い意志を持って最善を尽くした姿がスタッフにエネルギーを与えると思った。―どんな作品やキャラクターに魅力を感じるのか?イ・ジェフン:シナリオを読んでやらなければならないと思うときは、決まってそのキャラクターに対してよく理解できるときだ。そのキャラクターがどのように生きてきて、今後どのように生きていくのか、それがよく理解できたらその作品を選択するようにしている。毎回少しずつ違うけど、ある状況に正直な気持ちでアプローチするというか、どのように見せれば良いのかという外見的なものではなく、そのキャラクターがこの状況で何を感じながら動いているかということを一番重要だと考えている。もしある状況で死を迎えることになったら、その死を通じて周りの人々にどの様な影響を与えるのかということまでも考えるのも、重要なことだと思う。そして新しい想像力と創意的な発想も大きく影響を与える。―合理的に理解できる場合もあるが、頭では納得できず感情的には理解できるときもあると思う。どちらのタイプなのか?イ・ジェフン:両方当てはまる。僕が生きてきた方法と経験した人間関係の幅では理解できない部分がシナリオに出てくる場合もある。もちろん「そうだ、僕にもこんな経験をしたことがあった」とか「僕だったらこうする」としっかり理解して受け入れる場合は、そのシナリオを肯定的に受け入れることができる。でも、よく分からないけどその状況に没頭して経験するようになったら、何が出てくるかを知りたがる好奇心も重要だと思う。全ての状況において、どのように見せるべきなのか100%全部理解していたら演技をする面白さは無いと思う。「スンミンの行動はほとんど理解できた」―スンミンはどうだったのか?工大生(工業大学の学生)でヘアムースも大学に行って初めて見たような模範生だった彼から、実際に工大生だった自分の姿が見えたのか?イ・ジェフン:スンミンは愛とは一体何で、その感情が自分にとってどんな意味を持っているのか、あの瞬間には分からなかったと思う。「あ、あれが僕の初恋だったんだな」と後になって感じたと思う。僕も初恋を経験したし、そのときどうだったのか考えながらスンミンの行動を見ると、ほとんど理解できた。だからスンミンを受け入れることに不満がほとんどなかった。一つ理解できなかったことはソヨンとジェウクの車に乗っていたが途中で降りる場面だった。僕としては心の中では本当に恥ずかしいけど、表情には出さず何もなかったかのように「僕ここで降ります。さようなら」と表現したかった。ところが監督は「スンミンだったらそんなことまで計算できず、傷ついた心を表現しながら逃げたと思う」と言っていたので、その意見を受け入れて演じるまで少し時間が必要だった。―スンミンとソヨンが再会した映画の後半部分に対して10~20代の観客は理解できなかったり、納得できなかったりもした。なぜ2人はよりを戻さないのかと怒ったりもしたという。観客の立場だったならどのように受け入れたのか?イ・ジェフン:リアルに感じた。それに、だからこそこの話が本当に美しいラブストーリーになると思った。だからこの作品を選択した。誰もが考えているハッピーエンドや現実とは、少しかけ離れた明るい結末なのかもしれない。でも、このような別れは本当に名残惜しいが、だからこそより切なく心に残りそうだった。―イ・ヨンジュ監督が編集しながら瞬間的に映る、映画「Bleak Night(原題:番人)」のギテの眼差しを取り除いたそうだ。実際の自分はギテとスンミンの間でどちらにより近いと思うのか?イ・ジェフン:中間(笑) 撮影中は本当に寒かったし、だから辛いと思った瞬間が多かったけど、一度我慢することができずに爆発した。告白しようと待っていたが、ソヨンとジェウクを見て諦めて帰るとき、タクシーの運転手にとてつもなく激しく殴られる場面で。スンミンとして殴られるしかなかった状況が僕としてはとても苦しかった。3テイクくらい激しく殴られてから「カット!」の声とともにタクシーを足で力強く蹴飛ばした。抑圧されたことと怒りで。―みんな驚いたと思う。イ・ジェフン:映画の撮影用に借りたタクシーだったけど、潰れてしまったので後になってプロデューサーに大丈夫かと聞いた(笑) そんな姿もあって、今まで引き受けたキャラクターには常に自分が反映されるようだ。僕も自分がどんな人なのかよく分からない。だからと言って多重人格ではない(笑)―「ファッションキング」では本当にたくさん殴られていた(笑) けれど、実際に殴られたり殴った経験はそんなに多くないと思う。イ・ジェフン:小学生のときはたくさん喧嘩した。中学生のときはそんなに喧嘩してないし、高校生のときは一回くらいかな? 男同士だと言葉では解決できないし、血気盛んな若いころは口より拳が先に出てしまって、しばしば喧嘩もした。でも、年齢を重ねるごとに大人しくなったようだ。―短い経歴にしては熟達していて繊細な演技をしているとの好評を得ているが、その理由の一つが身体を自然に使うからだと思う。大学時代のダンス動画を見たが、本当にダンスが上手で正直驚いた。イ・ジェフン:20歳のとき、通っていた大学で演劇クラブに入りたかったけど、どういうわけかダンスクラブに入ることになった。今は昔に比べてあまり踊らないけど、踊りが好きだ。身体を使うことも演技に反映されると思う。「ファッションキング」でも周辺で見たお金持ちの人や若い財閥2世の外見と行動を見ながら、ジェヒョクの歩き方は最初から明確に設定しておいた。

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  • イ・ジェフン「演技をしていないときは、気が抜けている感じ」

    イ・ジェフン「演技をしていないときは、気が抜けている感じ」

    どこまでも落ちていったかのように見えるジェヒョクも成長したイ・ジェフンは意外性が期待される俳優だ。それは、漫画「MONSTER」のヨハンのように限りなく善良に見えるが、実はその中に限りない悪が潜んでいるような類の意外性だ。映画やドラマの中でイ・ジェフンが眉間にしわを寄せながら笑っているのか泣いているのかわからない曖昧な表情を見せる時は、その多面性に目を奪われる。SBSドラマ「ファッションキング」の放送終了後に、インタビューのために会ったイ・ジェフンからもそのような雰囲気が感じられた。どんな質問にも、よくまとまった模範回答を出してきた彼が、一瞬眉をひそめた時、その答えの意外性に驚かされた。それは、「ファッションキング」で彼が演じたジェヒョクの話をしている途中だった。財閥2世のジェヒョクは、認めてもらいたい存在の父から、いつも殴られる。そのような父子関係が非現実的、または誇張されているのではないかと話したら、彼は瞬間的に目つきが変わり、「経験もないし、見たことが無かったため」とジェヒョクになったように話した。引き続き、「説得力のある演技をするのも俳優の仕事」と付け加えた。優しく見えるイ・ジェフンになぜ、友情と権力の間で葛藤し自殺した「Bleak Night(原題:番人)」(以下「Bleak Night」)のギテや、戦場で中隊を導かなければならない「高地戦」の少年大尉イリョン、自身が崩壊するほどの愛への執着を見せた「ファッションキング」のジェヒョクのように破滅役が与えられたのかが少し分かるような気がした。そして、切ない片思いの経験を尋ねる質問に、二十歳の時の記憶を探りながら「告白してつきあうことになったけど、相手を好きな気持ちが強すぎて、長続きしなくてふられました。それで、片思いのような気持ちが残りました」と気恥ずかしそうに笑った時は、「建築学概論」のスンミンを見ているようだった。ジェヒョクを通じて、イ・ジェフンの新たな一面を感じてもらうことを願った―「ファッションキング」の制作発表会では、「ドライアイスのように冷たい姿を見せたい」と公言していましたが、ジェヒョクは冷たいというより、稚拙な姿が強調されたキャラクターではなかったでしょうか。イ・ジェフン:憎らしい人物でした。もともと手にしているものが多くて、自分勝手に生きていた人生で、人を配慮するとか、大切にしてあげることを知らない人物ですね。私は、ジェヒョクを通じて俳優イ・ジェフンの新たな一面を感じてほしいと思いました。三作品(「Bleak Night」「高地戦」「建築学概論」)に引き続き出演しましたが、似たようなイメージの役柄を演じたので、ちょっと間を置きたいと思って選んだのがジェヒョクという役でした。ドラマは長いから、この人物がいかに変化し、成長するのかを深くまで見せたいと思いました。―結果的にジェヒョクは成長より、一人の女性の愛を得られなくて利己的になり、次第に崩れていく姿を見せるべきだったと思いますか。イ・ジェフン:序盤と中後半の姿が非常に違いますよね。ドラマの中の人物が生きていく姿と、そこに変化があってこそ、演技する意味があると思うんです。ジェヒョクが少しずつ壊れていったとしても、それが人の終わりではなく、これからも生きていくでしょう。カン・ヨンゴル(ユ・アイン)との対立を通じて冷たくて知的な姿を見せたとすれば、ジェヒョクはイ・ガヨン(シン・セギョン)のために仕事をあきらめ、愛だけを追っていくことになり、崩れていく姿も見せました。これは崩れたとも表現できるけど、そこから気づいたこともあるから、十分に成長したと思います。―実は「ファッションキング」を見ながらジェヒョクを見て恥ずかしくなったシーンが結構ありました。多くの人の前で酒に酔って「イ・ガヨン!」と叫ぶシーンなど。イ・ジェフンさんもそのようなジェヒョクが恥ずかしくはなかったですか?イ・ジェフン:まぁ(笑) ジェヒョクの人生が崩れ、どん底にまで落ちる姿を見せたかったんです。すべてを持っているけど、愛がなければダメな人間になってしまうんです。多くの人がいる公の場でそのような姿を見せたのは、恥ずかしいことですが、それだけジェヒョクにとってはガヨンという人物が、誰よりも大切な存在であるわけです。かっこよく演じることもできたと思いますが、私は、ジェヒョクの心の底にある本当の自分を見せてあげたい、と思いました。内面の飾らない姿を。もう、演技を除いては説明できない存在―優しそうなイ・ジェフンから多面的な魅力を発見できたのは、映画「Bleak Night」があったためだと思います。イ・ジェフン:「Bleak Night」のユン・ソンヒョン監督は、優しく見える私から「一瞬の鋭い目つきを見た」と言いました。そこに何か言葉では説明できない色々なストーリーを盛り込むことができるだろうと。可能性を見ていただいたんですね。作品に出演しながら、イ・ジェフンという俳優が固められたと言うべきでしょうか。どの作品も同じですが、監督の方々は、わずかな可能性を見てキャスティングしてくれたんだと思います。可能性に賭けたのが正しかったことを証明するためにも、頑張らなければならないですね。―聞いた話ですとヨンゴル役のユ・アインさんは、「イ・ジェフンさんは答えのある演技をする」と言ったらしいですが、どう思いますか。イ・ジェフン:私にもわからないです(笑) どんな方向に流れて、どんな姿に見えたら良いという台本上の基本は持って行くけど、現場の雰囲気や小道具一つでも簡単に状況が変わってしまいます。予測できない場面での演技が自然に受け入れられた時は、驚きました。このような過程は、私が演技をする理由の中で一番大きい部分です。―大学まで辞めて演技をすると言った時、ご両親としては大手を振って応援できる立場ではなかったと思います。ご両親はいつから俳優への道を支持して下さったんですか。イ・ジェフン:学校に新しく入った時です。私が演技というものに人生をかけてみようとする姿、本当に最初からやり直すという意思を見せたのが、別の学校に入学することでした。25歳のことでした。その時から両親も「本当にあなたがやりたいことをやってみなさい」と言ってくれました。小さい短編映画、ミュージカルに出演した時も常に私の姿を見せて、安心させたかったんです。今は、俳優として人々に顔を覚えていただいて、愛していただいているので喜んでいますね。―イ・ジェフンという人物はどんな心構えで演技をする俳優ですか。イ・ジェフン:以前は、ただひたすら演技がしたかったし、演技ができるならそれ以上に幸せな瞬間はないと思っていました。人々に知っていただき愛されるようになってからは、熱心に演じなければという思いが強くなりました。俳優は、絶えずキャラクターとしての姿を見せなければなりません。もし限界が見えたり、不足して怠惰な姿を見せるのなら演技をしないほうがいいとも思うし、もっと集中して精進しなければならないと思います。演技というものが人生でとても大きな部分を占めていて、もう演技を抜いては自分を説明できない存在になりました。演技するイ・ジェフンがないと、気が抜けているような感じ―「ファッションキング」も終わりましたし、もうちょっと休まなければならないでしょう。イ・ジェフン:三つの映画を次々と終わらせて、新しい映画も公開されるけど、インタビューや広報に費やす時間がなくて残念でした。今は、「ファッションキング」も終わって、役者として演技するイ・ジェフンがいないので、しばらく気が抜けています。緊張した瞬間や、熱心に演じた時間が終わったから少し余裕もありますが。最近はたくさん寝て、友達とも会っています。以前は、映画を見ることが平常時の唯一の楽しみでした。映画館にもしばしば行こうとしているし、本も読みたいけど、時間がないんです。常にシナリオを見たり、台本を覚えたりするので、小説や詩集にのめり込むのが簡単ではありませんでした。今は撮影がないから本を読まないといけませんね。―俳優としての短期的な目標と長期的な目標は何ですか。イ・ジェフン:短期的には映画「漁村の幽霊 パクさん、出張す」が興行的に成功してほしいですね。私にとって、冒険をしたような作品です。韓国映画にこのようなジャンルがあったのかと思うほどユニークで、人々の反応も気になるけど、愉快で面白い作品だということは確かです。一方では、心配もあります。突然変わる私の姿にどのような反応が出るかと。長期的には、今後より多くの作品を通じて色々な姿をお見せすると思いますけど、それでも一人が演技したという感じを与える俳優になりたいです。尊敬している俳優を思い出してみると、みんな自分の中からキャラクターを創り出しているような気がします。そして、何より、その俳優が出演するのはどんな作品なのか気になるような信頼できる俳優になりたいです。

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  • Vol.2 ― イ・ジェフン「バラエティ番組にも出演し、親しみやすい姿を見せたい」

    Vol.2 ― イ・ジェフン「バラエティ番組にも出演し、親しみやすい姿を見せたい」

    俳優イ・ジェフンは、華麗なスクリーンスターの肩書きを脱ぎ捨てて、SBS月火ドラマ「ファッションキング」(脚本:イ・ソンミ、キム・ギホ、演出:イ・ミョンウ)を通じて新たな挑戦を試みた。彼の引き受けた役チョン・ジェヒョクは、ドラマの序盤で魅力的で高慢なファッションデザイナーのアンナ(少女時代 ユリ)とのロマンスを披露したが、ドラマが進めば進むほどガヨン(シン・セギョン)に思いを寄せるようになる。彼の心理的変化は、ドラマ終盤に至ると愛を切望する悽絶な姿によって表現された。「ジェヒョクの、ガヨンに対する愛については、とても迷いました。どのようにすれば、困難な状況に置かれた愛に対して本気で悩んでいる姿を十分に表現することができるか、とても悩みました。ジェヒョクはアンナに対して、愛もあったし、哀れむような気持ちもあったんです。そして仕事のためにはアンナが必要だったようです。はじめはアンナがジェヒョクのすべてでしたが、ガヨンという人物が突然現われて、彼は戸惑うことになります。これは僕も、演技を通じて初めて経験した瞬間です。ジェヒョクは知らず知らずのうちにガヨンを好きになっていくんです」イ・ジェフンは、ドラマでのリアルな泥酔シーンでも注目を集めた。彼は、アンナの事務室のオープンを祝うパーティーに泥酔状態で参入し多くの人の前で酒に酔った姿を見せるというシーンを、全身を投じて演技した。彼の演技を見た一部のネットユーザーは、「本当に酒に酔っているのでは?」という反応を見せるほどだった。「演技において、映画でもドラマでもリアリティーがよく反映されて、それが現実のように感じられたらと望むことがあります。チョン・ジェヒョクという人物の本当の姿をリアルに表現したかったんです。もちろんスマートに愛を表現することもできましたが、もう落ちるところまで落ちたチョン・ジェヒョクという人物の、失うものがないという心理を表現したかったんです。あの瞬間だけは一銭もない人のように見えたらと思いました。酒に酔って地面に倒れたあの瞬間が、ジェヒョクにとっては最悪の瞬間でした」アンナとガヨンに思いを寄せたジェヒョク。イ・ジェフンが実際にジェヒョクなら、アンナとガヨンのうちどちらを選択するかが気になるところだ。「僕は演技をしましたが、本当の葛藤を感じながら表現をしました。愛はガヨンに偏りましたが、アンナはアメリカから連れて来たこともあって守ってあげなければならないという責任感があったんですよ。10話くらいまではガヨンを愛しますが、アンナともちゃんとしなければという考えがジェヒョクには確かにあったようです。誰かを保護してあげて責任を取らなければという義務感が、アンナという人物を見ながら葛藤として現われたのです。実際では二人ともいい人で魅力的です。実際あんな状況が発生すれば本当に嬉しいでしょうね(笑)」ガールズグループ、少女時代のユリは、「ファッションキング」を通じて本格的に演技に挑戦した。初めて演技に挑戦したユリの存在は、「ファッションキング」の視聴ポイントの中の一つだった。好評も酷評もなかったユリの演技だが、彼女と共演したイ・ジェフンはユリに対しての褒め言葉を惜しまなかった。「ユリさん本人が演技に対してとても心配していました。多くの先輩や同年代の俳優に、シーンについて積極的に聞いて、チェックする姿が素晴らしかったです。演技に対して意見を分かち合い、状況がどうなるか絶えず悩んでいました。ユリさんの姿を見て、むしろ僕が学びました。自分があんなに積極的だった時があっただろうかと思いました。いつでも学んでたくさん聞いて、理解していく瞬間が必要なんだな、という気がしました。この作品を通じてのユリさんの成長は、目に見えるほどです」「ファッションキング」の公式ホームページに、撮影中にダンスをしているイ・ジェフンの姿が公開されて、大きな話題を集めた。ファンは静かでカリスマ溢れるイ・ジェフンの意外な姿に、親近感を覚えた。このような話を交わす中、ふと彼がバラエティ番組に出演したらどうだろうと思いついた。「ファンの皆さんが、作品以外での僕の姿を見たいらしく、ショー番組やバラエティ番組から出演オファーが来ていますが、とても心配です(笑) 果たして映画やドラマでの配役ではない僕の本当の姿を好んでくださるだろうか、という疑問がありますし、しっかりとできるだろうかという不安もあります。でも、僕は挑戦するつもりです。計画もあります。ファンの方々が願うなら出演する意向があります。親しみやすい僕の姿をお見せしたいです」インタビューの最後に、イ・ジェフンに、どんな俳優でありたいかという質問をした。「ポジティブでいられればとてもいいと思います。何より、僕が出た作品に興味が湧いて、見なくてはと思ってもらえるような俳優になりたいです。今こんなふうに演技している自分の姿を見た時、俳優を選択して生きて行くことに決めた自分の人生が、正しかったと思います。この気持ちが続くように、演技に対してもっと熱心に取り組み、堕落しないように、瞬間ごとにベストを尽くして演じるのが、自分のすべきことだと思っています」

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  • Vol.1 ― イ・ジェフン、映画新人賞6冠王の“ドラマ挑戦記”

    Vol.1 ― イ・ジェフン、映画新人賞6冠王の“ドラマ挑戦記”

    映画「Bleak Night(原題:番人)」では友情に生きたギテ、映画「高地戦」では心から叫ぶ中隊長、そして映画「建築学概論」では初恋の初々しさを伝えたスンミン。スクリーンでの存在感ある演技で確固たる位置を築き上げた俳優イ・ジェフンが、SBS月火ドラマ「ファッションキング」(脚本:イ・ソンミ、キム・ギホ、演出:イ・ミョンウ)を通じ、テレビドラマデビューを無事に果たした。イ・ジェフンは先月22日に放送が終了した「ファッションキング」で、社会的成功と愛を追求する財閥2世のチョン・ジェヒョクを熱演した。極めて現実的な「ファッションキング」でのジェヒョクは、視聴者の心を動かし共感を得て、俳優イ・ジェフンの演技の幅をさらに広げることとなった。イ・ジェフンは最近、ソウル市江南(カンナム)区新沙洞(シンサドン)にあるカフェで行われたインタビューで、「ファッションキング」を終えての特別な感想を伝えた。「初めて連続ドラマの主演を引き受けた作品だからなのか、イ・ジェフンという俳優にとってのこの作品の意味は、とても大きいです。多くを学ぶことができた時間でした。テレビという媒体を通じて演技するということが不安でもありましたが、そんな不安も乗り越えることができました。今まで映画に慣れた俳優として見られてきましたが、『ファッションキング』を通じてそのイメージを崩すことができました」「今年の映画賞」新人賞、「韓国文化芸能大賞」映画部門・新人演技賞、「青龍映画賞」新人男優賞、「韓国映画評論家協会賞」男性新人賞、「大鐘賞映画祭」新人男優賞、「釜日映画賞」新人男優賞。イ・ジェフンは昨年から今年まで様々な授賞式を通じて、6つの新人賞を一気に受賞した。彼が心配した映画に慣れた俳優というイメージは、その優れた演技力によって付いて回った幸せな悩みだった。「はじめは舞台演技から学び、毎日ドラマ(月~金に放送されるドラマ)を通じてドラマを経験しながら、視聴者に見慣れてもらいたいということをいつも考えていました。個性的なイメージに偏ると、脱け出すことができずに、そのまま偏った道を行くことになっていたと思いますし、ラッキーだったようです。僕にとって体力的な面では苦労が続きましたが、結果的に見れば良い選択になりました。どんな配役でも視聴者に慣れ親しんでもらうことができたら、他に望みはありません」彼の言葉のようにイ・ジェフンはドラマ「ファッションキング」や、映画「建築学概論」「漁村の幽霊 パクさん、出張す」まで、ドラマと映画に立て続けに出演し、休むことなく走り続けてきた。それにも関わらずイ・ジェフンは、疲れが見えないのはおろか、むしろ活気に満ちた姿をしている。「一番の問題は体力だったようです。『建築学概論』と『漁村の幽霊 パクさん、出張す』まで撮影して、それと同時にドラマの撮影が始まって不安でしたが、覚悟を決めました。ドラマ撮影時の環境は、よく知られている通り、多くのスタッフと俳優にとって快適とは言えない時間でしたが、たとえ寝ることができなくても、シナリオを熱心に覚えたりしたことなど、すべての過程が幸せだったと思います」「ファッションキング」でジェヒョクを演じたイ・ジェフンは、スクリーンで受けた好評とは、また違った評価を得た。しかし彼に対するすべての評価は、それほど人々の関心が高いということを示している。金銭的な面での心配がなく傍若無人な財閥2世の姿と、どんなに大金を払っても変えることのできない現実に絶望した一人の男の姿が、イ・ジェフンを通じてそのまま表現された。ドラマが終わりジェヒョクに別れを告げたが、イ・ジェフンにとって、彼はどんな存在だったのだろうか。「成功に対する欲望と野心、愛について大いに葛藤する人物という点がとても魅力的でした。金銭的に恵まれた家庭というバックグラウンドやそこで暮らしている姿も確かに魅力的でしたが、自分の仕事と愛について迷う姿を演技したら面白いだろうな、という気がしたんです。挑戦したい気持ちが大きかったです」世間では、取るに足らない中途半端な主人公カン・ヨンゴル(ユ・アイン)より、チョン・ジェヒョクのほうが気の毒だという評価があった。ストーリーが展開すればするほど、ジェヒョクの持つ富は意味を持たなくなる。そこで迷う人物の心は、すでに羨望の対象ではなくなっていた。「愛する人に求愛しても、それを受け入れてもらえない時。そんな時がジェヒョクにとって一番傷ついて辛かった瞬間ではないかと思います。たぶんその瞬間を一番哀れに感じたのではないでしょうか。とはいえ、ドラマの特性上、4人の人物が皆それぞれの愛によって傷つく時、それぞれが一番ちっぽけで哀れに感じると思います。自分の思うように愛を与えることも受けることもできない経験は、すべての人々にとって悲しみでしかないでしょう」インタビューの間ずっと「ファッションキング」について真剣で率直に語る彼からは、自身の演じた人物チョン・ジェヒョクに対する特別な愛着を感じることができた。最終回の放送以降、突然死んだヨンゴルについての同ドラマのファンからの不満に対して、イ・ジェフンの考えを聞いてみた。「死に対する多くの推測が含まれていたら、余地を残す結末も悪くはないように思います。もうちょっと親切に説明することができた部分も、視聴者が推測できるように残しておいてあるので、意見はそれぞれあっても、今まで視聴した方々はある程度の解釈を持っていると思います。僕も、視聴者の方々はどんな風に考えたのか、結末についての可能性を一度お聞きしたかったんです。ガヨン(シン・セギョン)が殺したかも知れないというのは、視聴者の意見を聞いて初めて考えてみました」

    マイデイリー
  • 「ファッションキング」ユ・アイン“欲望を隠さないヨンゴルが好きだった”

    「ファッションキング」ユ・アイン“欲望を隠さないヨンゴルが好きだった”

    ※この記事にはドラマ「ファッションキング」の結末に関する内容が含まれています。溢れ出すファンタジーの中、それなりに地に足をつけたドラマ「ファッションキング」のラストシーン。威容を自慢するような大きくて白い毛皮を羽織ったカン・ヨンゴルが、ニューヨークの夜景が見下ろせるペントハウスのプールに入っている。右側の画面の端から何者かが登場し、銃を取り出した。まさか、ここで死ぬのか。「ファッションキング」になるかと思った男が、誰が撃ったのかも分からない弾丸に虚しく倒れると、SNSのタイムラインの怒りは瞬間的に上昇した。誰かが言った。「ユ・アインはどう思っているのだろうか」と。ドラマ放送終了後の度重なるインタビューでその死について何度も説明し、ときには同意を求める過程を経たはずのユ・アインは、冷静なメンタル崩壊(ビックリして、気を失いそうなときに使う言葉)相談専門医のように見えた。「それぞれのシーンを頭に浮かべるうちに、自ら満足した部分とそうでない部分がもう少し明確になった」と言った。ユ・アインが「ファッションキング」のヨンゴルという人物の大きい枠について理解して満足する部分は、作品を選択するときとさほど変わらなかった。東大門(トンデムン)でさんざん苦労した男が、金と成功に向かって走って行くが、結局抜け殻だけの成功を抱いて虚しく死ぬこと。前作「トキメキ☆成均館スキャンダル」のときのような素敵な役にこだわらず、ちょっとみっともなく見える人物を演じただけでも、彼には十分に視聴者を説得する余地があった。だが、そのフレームを満たしていく過程において、尋ねる人も俳優も、これといった答えを探せず気まずくなった。例えば、愛という感情が分からない人物だと理解したヨンゴルに、愛に似たような話が割り込んできたこと。ユ・アインも共感する指摘だったため、「ファッションキング」がより一層駆け引きに終始した恋愛ドラマだという非難に対しては、残念に思うしかなかった。―「ファッションキング」と言えば、人々はどうしても「製パン王キム・タック」のようなサクセスストーリーを期待しますよね。ユ・アイン:そのような期待を裏切った部分が大きかったようです。ユ・アインという俳優が「ファッションキング」という作品をすると言ったとき、ファッショナブルな姿と派手なファッションの世界を期待したはずなのに、最初から汚い服を着て遠洋漁船に乗ったのだから。また、確かに悪役ではないけど、立派な男性主人公がまともでない言動を見せることに対しても、反発があったと思います。「ファッションキング」はそのような先入観と戦う過程でした。もちろん、ドラマが話を緻密に構成して、着実にエンディングに向かって行く過程についてであれば、僕は特に申し上げることはありません(笑) 僕にも物足りない部分はあると思いますが、人々の期待に反して先入観を崩す過程は面白かったです。―ニューヨークで死ぬラストシーンを最初に撮影してから、後の話を導いていくのが難しかったと思います。ユ・アイン:一体どうやってそのエンディングに到達するのかという疑問はありました。何より、ヨンゴルに愛は必要ないと思いました。それで、感情の実体を理解できない人物に設定しました。チェ・アンナには、派手な女への憧れとそういう女が見せる隙に惹かれたとすれば、イ・ガヨンは妹みたいな存在で、憐憫を感じたと。きちんと感情をまとめてから演じました。一番重要なことは、チョン・ジェヒョクに対する劣等感と被害妄想でした。それがヨンゴルを動かす最も大きな力だったので。東大門(トンデムン)で毎日同じ生活を繰り返していたヨンゴルが、同級生に出会ったときの刺激で金と成功を渇望することになること。それは、第2のジェヒョクになるための過程でした。その途中で少しガヨンとのラブストーリーが登場した時、僕は逆に当惑しました。世論への意識や、変化の過程とも思いましたが、逆にそれでヨンゴルというキャラクターがそのまま崩れた感じがしたので。もともとヨンゴルは、何も知らないまま最後まで行き、手に入れたものに対して虚しさを感じ、その心の隙間を埋めるのがガヨンだったことに気付いて告白するが、死んでしまうという悲劇的な人物だったと思います。十分に表現したつもりですが、表現し足りなかった部分もありますね。―ラブストーリーが少しだけ登場したと表現しましたが、視聴者にとって「ファッションキング」は、愛に終始した話だと思ったのではないでしょうか。ユ・アイン:「ファッションを前面に押し出したが実は恋愛話だった」と言われましたが、ヨンゴルはまともに恋愛をしたことがありません。ファッションよりは、ビジネスに執着していました。ファッションに対する純粋さや情熱ではなく、成功に対する執着。どんな男性主人公よりも恋愛しなかったけど、恋愛ばかりだったと言われるのは残念ですね。間違いかもしれませんが、ミニシリーズドラマ(毎週連続2日ずつ放送されるドラマ)でラブストーリー中毒になっているようです。病院でのラブストーリー。学校でのラブストーリー(笑) あらゆることを恋愛と関連づけて考えますよね。ジェヒョクがガヨンに興味を抱き始めたとき、ヨンゴルはガヨンを手に入れなければならないと思いますが、それは所有欲であって、愛ではありません。この感情自体が難解で馴染みの薄いものですね。なので、皆がやっていることをやらないということ自体が難しいです。―否定的な反応に対し、脚本家と話したことはありますか。ユ・アイン:脚本家と直接コミュニケーションを取れる作品はなかなかありません。それなりに監督を通じて僕のキャラクターに対する意見を伝えましたが、限度を超えまいと気をつけました。それが難しかったです。確かに俳優としての役割があって、それを超えるとどこまでが生意気なのか。自分が言っていることは越権ではないのか。監督に一番強く話したのは、「視聴者の意見に動揺しないようにしましょう。そうすると、もっと中途半端になると思うから、覚悟した通り押し進めましょう。どうせ愛されるために作ったキャラクターではないのだから」ということでした。視聴者の反応は受け入れるべきものもありますが、それとは関係なく、押し進めるべきものがあります。そのバランスをとるのが難しかったと思います。もちろん、視聴率が高かったらそれは別の話だったでしょう。違った角度で視聴率の巻き返しを狙ったので、逆にチャンスを逃したと思います。失敗でも、満足するほどの水準でもない視聴率10%は、視聴者たちが与えたチャンスだったんですね。でも、結局10%で終わりました。ヨンゴルが虚しさに気づき、自ら死を選ぶことを願ったが最初にユ・アインは、ヨンゴルが自殺することを願ったと言う。金と成功に向かって走ってきたが、それが目的地ではなかったということに気づき、自ら虚しく人生の幕を下ろすという最小限の意思を持った人物であることを願ったのは、人間としての希望であった。だが、脚本家らがヨンゴルの性格について核心を突くと話した時、彼は同意するしかなかった。ユ・アイン:「自分は何なのか、成功とは何か、金とは何か」ヨンゴルが自ら理解することを願ったんです。なぜかというと、僕がそこにもっと近かったからです。僕も人生について懐疑的で否定的な見方を持っています。そして、ヨンゴルが抜け殻に向かって走ってきたと懐疑を抱き、死を選ぶことを願いました。脚本家との最初のミーティングのときに、「ヨンゴルは自殺した方がいい」と言ったら、「ヨンゴルは自殺する人物ではない。なんとか生きるだろう。死ぬなら、人の手で死ななきゃ」という返事が戻ってきました。ものすごく共感しました。このキャラクターとしてではなく、人としての僕の希望でしたね。―それでは、もともと誰かに殺されるという設定はあったんですか。ユ・アイン:もともとありました。脇役で何の理由も持たない人に殺されること。そっちの方がもっと虚しいから。人は多いが、自分の知っている人はいない華やかなパーティー会場で争いが起こって死ぬことになるというシーンが台本にはありました。脚本家たちはとても意地悪ですね。僕はそれが好きです。例えば、ジェヒョクの母のヒャンスクが食卓で「女に引きずられるやつも、その女を連れて行ったやつも、その子たちとビジネスの話をする夫もみんな同じだ」と男を口で攻撃するシーン。もとの台詞はもっと強かったですね。バカな奴のように18話まで見せてきた男の稚拙さを一番正確に表現したと思います。「ファッションキング」は、意図的に稚拙さを見せるドラマだけど、それを全部説明しないから、素敵に描きたかったが、稚拙に終わったようになったわけですね。―見る人は、主人公の稚拙さよりは、最初は勢い良く見えた人物の行動が、最後には蒸発してしまったことへの反感を持ったことではないでしょうか。ユ・アイン:それが脚本家が言いたいことだったようです。虚しいことを描く作品もありますよね。これまで希望に満ちて啓蒙的なドラマがあまりにも多かったです。だけど、現実を覗いてみたら、虚しさにより近くないですか?王子様が訪れてきて、仕事は順調で、大成功を収めるよりは、失敗して挫折したり、同じところをぐるぐる回る場合が多いですよね。「ファッションキング」の価値は、そのような話を踏襲しないよう努力したことにあると思います。ファンタジーを量産するドラマの中で、それなりに地に足をつけていたのではないか。もちろん、希望を現実的に話すことが一番良いですけど(笑)でも、人生ってそんなに思う通りには行かないものですね。目的が手段になったり、手段が目的になったり、何が何か分からなかったり、金、金、金!となったり。僕はそんなに世俗的な欲望を隠さないヨンゴルがとても好きでした。「ファッションキング」も『独占中継!2012 SBS演技大賞』でチェック!2012/12/31 (月) 21:30~26:00今年のSBS演技大賞が見れるのは女性チャンネル♪LaLa TVだけ!CS放送 女性チャンネル♪LaLa TVで放送決定!【LaLa TVにてキャンペーン実施中】女性チャンネル♪LaLa TV公式Facebookでは今年韓国SBSで放送された韓国ドラマのポストカード(本国ポスターデザイン)を抽選で100名様にプレゼント!詳しくはこちらまで ⇒ LaLa TV公式Facebook

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  • 2012年上半期決算 ― 「キング~Two Hearts」「屋根部屋のプリンス」など王様がドラマに来た理由は?

    2012年上半期決算 ― 「キング~Two Hearts」「屋根部屋のプリンス」など王様がドラマに来た理由は?

    2012年は私たちにとってどんな年として記憶に残るだろうか。まだ6月も終わっていない今、こんなことを考えるのは意味がないかもしれない。しかし、6月まで私たちの目の前で起きたことは、もうそれだけでも1つのドラマと言える。人々は国会議員の総選挙の結果に笑ったり泣いたりして、選挙が終わった後は政治家たちの争いで傷ついた。同じ時期、MBC放送局でのストライキは100日を超え、「無限に挑戦」はその間放送されることはなかった。今年上半期の最高の流行語の1つがメンタル崩壊ということは、こうしたすべての状況を含蓄的に物語っているのかもしれない。信じがたいことが平気で起きて、人々のメンタルは崩壊しないように無理して努力するほどストレスは溜まっている。そんな中で放送されたテレビドラマやバラエティ番組は番組内外にこの世の中のすべてを反映していた。理解しがたいくらいに作品の完成度が落ちたり、ありえない放送事故が起こった。斬新な試みは退屈な展開に妨げられたが、その反面お決まりのストーリーの中から新しい可能性が発見された。「10asia」では、この複雑で答えのない2012年の世の中とテレビについて整理してみた。世界が滅亡しても楽しく上半期を決算する「10asia」も帰ってきた。KBS「赤道の男」のイ・ヨンベ(イ・ウォンジョン)は言う。「俺の息子は賢いけどお金がなくて罪を犯した」と。すると息子のイ・ジャンイル(イ・ジュニョク)は答える。「あんたが俺の人生をめちゃくちゃにしたんだ」父は豊かさとともに一生息子を苦しめる問題も与えた。イ・ジャンイルは父の罪を背負って生き、MBC「キング~Two Hearts」のイ・ジェハ(イ・スンギ)と、MBC「太陽を抱く月」のイ・フォン(キム・スヒョン)は父もしくは父の代わりだった兄の後を継ぎ国を治めるという課題を抱えるようになる。SBS「ファッション王」で財閥の父を持つチョン・ジェヒョク(イ・ジェフン)は父親を恐れながらも彼から逃げることができなかった。そしてKBS「ラブレイン」のように初恋をたたえる作品も親世代と子世代の葛藤を中心に置いた物語だった。親に逆らうもしくは親と違う世界を夢見る。「赤道の男」は2012年の上半期ドラマがなぜ両世代の問題をテーマにしたのかを表している。罪の根源であるノシク(キム・ヨンチョル)は建設事業に関する不正で富を築き、そのお金でイ・ヨンベの息子が検事になるよう支援した。開発時代の財閥が未来のためにスポンサー検事(特定企業・団体・個人をかばっていると思われている検事)として育て上げたのだ。世代の問題はすなわち韓国現代史の起源と密接な関係があり、新たな世代は過去から逃げ出すことが簡単ではない。「キング~Two Hearts」や「太陽を抱く月」、そしてSBS「屋根部屋のプリンス」など若き王様の物語はそうした問題に対する1つの解決策であった。新しい王様が旧態依然とした政治を終わらせ、新しい世界を作る。そうした期待は韓国の現実と噛み合っている。MBC放送局の社長になれば法人カードで毎年数億ウォンのお金を使うことができて、人事システムを変え記者や番組の司会者を契約職員として採用することもできる。その反面、そんな彼らを一線から退かせる方法はそう多くない。国民が誰かを選ぶ自由はあるが、リーダーの独占を防げる権力は持っていなかった。それはSBS「サラリーマン楚漢志」で財閥との戦いを王様の戦争に例えたのが不自然ではない理由だ。現実の財閥はすでに王様のようなもので、人々は新しい善良な王様が登場することを待ち望んでいる。2012年のドラマ、現在を語るふりをして過去に留まるしかし「キング~Two Hearts」の秘書室長(イ・スンジェ)はイ・ジェハに「王としての素質がまだ足りない」と話す。新しい王が前の世代から認められるためには、前の世代とは違った方法で成果を出さなければならない。上半期ドラマのジレンマはここから始まる。「屋根部屋のプリンス」ではタイムスリップを、「赤道の男」では重い復讐劇を、「キング~Two Hearts」では韓国の南北問題を扱っている。しかし「屋根部屋のプリンス」のほとんどは善悪がはっきりと分かれている4人の男女によるラブストーリーだった。「赤道の男」では、10代の頃から始まったキム・ソヌ(オム・テウン)とハン・ジウォン(イ・ボヨン)の切ない恋は、タフな男とピュアで元気な女の愛と言う典型的な設定に従った。「キング~Two Hearts」では男女の恋愛を現実の政治と繋げて、現実の政治問題は生まれつきの悪党であるキム・ボング(ユン・ジェムン)のせいにした。KBS「乱暴なロマンス」ではユ・ウンジェ(イ・シヨン)の母親が彼女に自分の問題を親のせいにするなと言っている。だがミステリー手法と個人それぞれの内面に踏み入っていた「乱暴なロマンス」でさえ、男女主人公の恋愛だけは偶然や誤解、そして迷惑がごちゃ混ぜになった典型的な方法を使った。青春もドラマも過去から逃れることを望んでいるが、なかなか過去の枠を飛び越えることは容易ではない。むしろ「太陽を抱く月」のように黒魔術、ファンタジー、若い王の王権確立という最近の流行をテーマに初恋や記憶喪失という古い題材を入れた作品がミニシリーズ(毎週連続で2日間に2話ずつ放送されるドラマ)の中で最も高い視聴率を記録した。新しい題材に典型的な構成という結果はディテールの欠如から来ている。「ファッション王」でカン・ヨンゴルが東大門市場の商人たちと連合して会社を経営する過程は、すべてチョン・ジェヒョクの部下によって説明される。「赤道の男」のノシクの秘書と「キング~Two Hearts」の秘書室長もまた事業の現状や国際情勢をすべて話してくれる。視聴者はカン・ヨンゴルがドラマチックに会社を興す過程も、「The king 2heats」で朝鮮半島の情勢変化による国民やマスコミの反応を見ることができない。ディテールがないから題材の斬新さやメッセージの重ささえ軽くなってしまったのかもしれない。MBC「ハイキック3~短足の逆襲」(以下「ハイキック3」)は第1話からお金が最も重要な価値となってしまった韓国社会を風刺し、ストーリーの中心に実質的な一家の大黒柱である若い医者と10代の少女を登場させた。しかし、彼らはほとんどのエピソードで遊んでは食事をし、恋愛をしている姿が繰り返された。10代の少女が好きな人のために進学を諦めるという決心をし、そのときに感じるであろう現実的な生き方の重みは消えた。「ハイキック3」が従来のシットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)のように日増しにキャラクター中心のコメディと恋愛の役割が大きくなってしまった理由である。今の人生に対する具体的なディテールをなくしてしまえば過去に依存するしかない。未来を迎える準備が出来ているのかむしろ細かいディテールを作り上げたことは最も典型的だと思われたドラマから見ることができた。JTBC「妻の資格」は父親が朝食の食卓で勉強がらみのテーマを引き出すべきだと言われている大峙洞(テチドン、韓国で教育熱の最も高い地域)に暮らす家族の教育現場を怖いほど詳しく描いた。大峙洞に住む中流家庭の生き方に関するディテールが大峙洞の主婦、ユン・ソレ(キム・ヒエ)の不倫、または新しい恋が可能となる確かな理由となった。ありきたりな不倫物語がしつこいほどの膨大な情報により、新しい道へと進んでいった。数多くの総合チャンネル(今年新設された民間放送局をすべて引っくるめて総合チャンネルと言う)で放送されたドラマが失敗を重ねる中で「妻の資格」が成果を上げたのはそれなりの理由がある。KBS「棚ぼたのあなた」の既婚女性が夫の実家に感じる恐怖、それは姑が週末という時間を邪魔し、家の鍵の暗証番号を教えることを要求する小さいエピソードにより実感を与えた。嫁姑問題と言うありきたりな題材を細かく掘り下げていくと、結婚も、子供も、夫の実家も恐れてしまう、今時の女性たちの挑戦的な問題提起があった。重要なことはどんなストーリーなのかではなく、どう扱うのかということであり、作り手は過去よりもっと熾烈に自分が作ったストーリーを掘り下げるときが来た。過去からの独立はそこから始まるのだ。だから、MBC「無限に挑戦」の放送休止はドラマやバラエティはもちろん、放送業界全体にとって象徴的な事件である。「無限に挑戦」が放送されなかったことは、今年上半期のバラエティ番組の不振をよく表している。オーディション番組もこれ以上Mnet「スーパースターK2」のような熱い瞬間を作り出せない。そして、KBS「ハッピーサンデー」のコーナー「1泊2日」はシーズン2に入ってから過去の栄光から遠ざかっている。カン・ホドンやキム・グラの不在とともにトーク番組のパワーはより落ち込んだ。だからと言って「無限に挑戦」をまた呼び戻すか、もしくはキム・グラを復帰させるか。「無限に挑戦」を再開すれば興味を示す視聴者もいるだろう。しかし、「無限に挑戦」の制作者が望んでいる、まともな番組を作る機会を失ってしまうだろう。キム・グラのトークは面白い。だが彼の過ちをこのままうやむやにすることはできない。現在に留まるか、試練を覚悟してより素晴らしい未来を望むか。または誰かの罪に対し反省するか、処罰するか、それとも葬るか。過去と未来、または陳腐さと新しさの中でドラマも、バラエティも、その番組を見ている私たちも選択の分かれ道に立っている。私たちはこの厳しい時期を乗り越えて新しい時代に到達できるだろうか。

    10Asia
  • イ・ジェフン、何を着ても“ファッション王”

    イ・ジェフン、何を着ても“ファッション王”

    SBS月火ドラマ「ファッションキング」の俳優イ・ジェフンがOSENとのインタビューを行い、ポーズを取っている。昨年、映画「Bleak Night(原題:番人)」「高地戦」で大活躍し、新人賞6冠王のタイトルを得たイ・ジェフンが、今年はドラマ「ファッションキング」でチョン・ジェヒョク役を演じ、お茶の間まで圧倒した。劇中で、ファッショングループの財閥の御曹子、チョン・ジェヒョクを演じたイ・ジェフンは、愛も成功も手にするために奮闘する、時には野心家で、時には哀れなキャラクターをうまく演じ、視聴者に自身の存在感をはっきりアピールすることに成功した。先日、ソウル市江南(カンナム)区狎鴎亭洞(アックジョンドン)のあるカフェで行われたインタビューで、イ・ジェフンは劇中のチョン・ジェヒョクの鋭い性格より、「建築学概論」のやさしいスンミンの姿に近かった。彼は「ファッションキング」の撮影は、きついスケジュールで大変だったが、自身を人々にもっと知らせてくれた、ありがたい作品だと評価した。

    OSEN
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