シスターズ
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「シスターズ」脚本家チョン・ソギョンが語る制作秘話“ドラマのPDに展開を聞かれたけど…”
※この記事にはストーリーに関する内容・ネタバレが含まれています。カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した話題作「別れる決⼼」で、巨匠パク・チャヌク監督とともに脚本を担当したチョン・ソギョン。これまでもパク・チャヌク監督とのタッグで、「親切なクムジャさん」「渇き」「お嬢さん」など、これまでも唯一無二の作品で世界中の観客と批評家を唸らせ続けてきた彼女は、昨年公開されたNetflix「シスターズ」でも脚本を担当。スリリングな駆け引き、驚きの展開でハマる視聴者が続出した。Kstyleでは映画「別れる決心」の日本公開を記念して、脚本家チョン・ソギョンにインタビューを実施。「別れる決心」について話を聞く中、話題を集めた「シスターズ」についても興味深い話を聞くことができた。――チョン・ソギョンさんが最近書かれたドラマ「シスターズ」が日本でも人気です。このドラマはどのように書かれたのか、そのきっかけがあれば教えてください。チョン・ソギョン:映画『お嬢さん』を書くときに、その主人公たちがティーンエイジャー、16歳、19歳という設定だったので、若い頃に女の子が読む小説を読んで一度その気分を味わってみようと思い、久しぶりに「リトル・シスター」を読み返しました。思ったより主人公たちが優しくて、韓国ならこんな感じではないだろうと思い、その主人公たちをみんな韓国に連れてきたらどうだろうという思いから書きました。その前に私が企画していたドラマ2つがキャンセルになったので軽い気持ちで1話を書きましたが、とにかく面白かったです。1話を書くときは、その後にどうなるのか自分でも分からず、ただ書くがままに書いたらそうなりました。それで、ついでに2話も書きましたが、2話も面白かったです。2話まで見ると、まるでこの先にどんな道があるのかよく分からないかもしれません。――撮影中に印象に残っているエピソードがあれば教えてください。チョン・ソギョン:人もみんな死んでしまって、それからどうしようかと思いながら、3話から1つひとつ書いていったんです。9話まで書いたところで、ドラマのPDさんに「ソギョンさん、この後はどうなるんですか?」と聞かれたのですが(俳優たちもその先を知っておくべきだと思ったからだと思います)、「私も9話を書いたばかりなのに、どうやって分かるんですか?」って言ったことがあります。だから、実は「シスターズ」は、1話、1話全てその後の展開が自分でもよく分からないまま書いていったドラマです。8話までは少しぼんやりとした絵があったのですが、それ以降は本当に1話ずつ、エンディングだけを決めて書いていきました(笑)。取材:Minさん■配信概要Netflixシリーズ「シスターズ 」独占配信中【出演者】長女オ・インジュ役:キム・ゴウン(「トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜」)次女オ・インギョン役:ナム・ジヒョン(「あやしいパートナー」)三女オ・イネ役:パク・ジフ(「今、私たちの学校は...」)チェ・ドイル役:ウィ・ハジュン(「イカゲーム 」)【ストーリー】母親のせいで金欠になってしまった3姉妹。幼い頃から家族の借金を返済するために働いてきた長女オ・インジュ。唯一の友人で会社の先輩のジン・ファヨンが突然亡くなり、莫大な現金を手にした彼女は、チェ・ドイルと協力してファヨンの死について調べ始める。その頃、ニュース局の記者の次女インギョンは、4年前のある事件について調べ始める。また名門芸術高校に通う優秀な三女イネは、家族の気遣いを息苦しく感じ、名家の娘ヒョリンの家で過ごす時間が増えていた。作品ページ:https://www.netflix.com/title/81610895予告編:https://www.youtube.com/watch?v=-w7YN_XdPTk
「シスターズ」カン・フン“ドラマの人気を実感…視聴者からの大きな愛が原動力になった”【ネタバレあり】
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。昨年韓国で放送されたMBC「赤い袖先」に続き、tvN「シスターズ」まで、出演ドラマが連続ヒットを記録したカン・フン。最近韓国で放送が終了した「シスターズ」では、3姉妹のうち2番目のオ・インギョン(ナム・ジヒョン)に長い間片思いするハ・ジョンホを演じ、危険な取材に挑むオ・インギョンの傍で静かに寄り添った。彼の愛を視聴者たちは応援した。最近、大衆から注目を集め始めたカン・フンは、有名俳優、演出陣の中でもしっかりとした演技を披露し、インギョンとジョンホの叙事詩に視聴者たちはハマった。さまざまな修飾語を持つ俳優よりは、劇中の役の名前で記憶されたいというカン・フン。以下は、演技に対する思いだけは誰よりも本気の、俳優カン・フンの一問一答である。――「シスターズ」の放送が終了しました。格別な思いがあるのではないでしょうか。カン・フン:たくさん愛されて幸せで、どのように応えればよいか悩みました。本当に感謝の気持ちが大きいです。――「赤い袖先」に続いて2連続ヒットですね。カン・フン:「シスターズ」もやはり現場がとても楽しかったです。他の俳優たちと、この作品はうまくいきそうだといつも話していたからか、より嬉しく感じました。俳優としてとても幸せですし、演技をする上でこのような大きな愛から原動力をもらいます。外を歩いていると僕に気づく方も多くなり、ドラマの人気をさらに実感しています。――ドラマの結末には満足していますか。カン・フン:完全に目標を達成したのはジョンホだと思います。ジョンホの結末にはとても満足しています。劇中、インギョンに向けた愛だけで(前だけを見て)走ってきましたので、それを成し遂げることができてよかったと思いました。――撮影現場の雰囲気もすごくよかったと想像できます。カン・フン:本当に楽しかったです。監督も愉快な方で、楽しく、気持ち的にも楽な現場でした。何よりジョンホが出てくるシーンは、暗いシーンよりも雰囲気を変えるものが多かったので、基本的に現場も明るい雰囲気でした。ですが、いつもインギョンと撮影することが多かったので、他の俳優たちと演技する時は緊張しました。特にインジュ役のキム・ゴウンさんに会った時は、初めて他のキャラクターと演技するシーンを控えていたからだったのか、すごく緊張しました。ハハ。――ジョンホというキャラクターのどんな面が一番好きでしたか。カン・フン:ジョンホはいつもインギョンが好きだったじゃないですか。その気持ちが変わらず、まっすぐだったところが良いと思いました。――ジョンホとカン・フンさんのシンクロ率はいかがですか。カン・フン:70%くらい似ている部分があると思います。自分を失いそうになるまで愛するところはちょっと似ていると思いますが、お金持ちであることは僕と違いすぎますね(笑)。――ジョンホが悪役ではないかと疑っていた視聴者もいたようです。カン・フン:視聴者の方々の反応はよく見ている方なので、そのような反応があることも知っていました。このドラマで疑わしくない人はジョンホだけなのに、なぜ悪役と考えるのか不思議でした。あまりにも反転が多かったので、そう考えたのだと思います。――演技をする時、最も気を使ったところはどんな部分でしたか。カン・フン:最も気を使ったのは初登場の場面です。他国での留学で苦労が多かったジョンホは、いつもインギョンの映像を見て力を出していました。偶然インギョンに会ったジョンホの「こんにちは」という挨拶が、どんな「こんにちは」だろうかと悩みました。その一言でジョンホのイメージが作られると思ったので、すごく悩みました。後で放送を見たら、最初の一言がちょうど僕が考えていた「こんにちは」でした。その短い言葉の中に、インギョンに対する気持ちがすべて表れたようでした。また撮影をしながらも、いつもインギョンを見ようと努力しました。ジョンホは事件に興味があって入りこんだのではなく、インギョンを守るためにそうしたのです。ですのでその部分を念頭に置いて撮影しました。――「シスターズ」には珍しくシノプシス(概要)がなかったと聞きました。台本だけをもらってどのような点に魅力を感じたのですか。カン・フン:4話までの台本をもらいましたが、台本に没入して読んでみるととても興味深かったです。特にジョンホとインギョンが登場するシーンがドラマの暗さを転換するような役割を担っているように思えたので、そこがよかったです。僕自身も台本を読んでいて、そこのシーンで少し気持ちを休めることができたからです。――役を研究してみて感じたジョンホの魅力は何だと思いますか。カン・フン:インギョンの負担にならないようにしているのがジョンホの魅力だと思います。セリフだけを見ると、ジョンホは表現するのが本当にうまいですが、負担になるほどではありません。また、インギョンを守ろうとする姿がよく見えていたようでよかったです。演技しながらジョンホがあまりにもしつこく感じなかったらいいなと思い、研究をたくさんしました。うまく表現できたのかは分かりませんが、淡泊に演じようと努力しました。――個人的に最も印象深いシーンを挙げるとしたらどこでしょうか。カン・フン:インギョンがジョンホを受け入れたシーンではないかと思います。キスシーンがあったからというよりも、ジョンホが一番聞きたかった言葉をインギョンが言ってくれたので、ジョンホとして最も幸せなシーンだったと思います。ジョンホは持っているものは多いですが、インギョンのことを一番求めていました。その瞬間をどのように表現しようかとたくさん悩みましたので、僕にとっても意味のあるシーンとして記憶に残っています。――友達から恋人へはロマンスにおいてよくある設定のうちの一つですが、ジョンホではなくカン・フンさんにもあり得ることでしょうか?カン・フン:あり得ると思います。友達として過ごしてきて、新たな感情が生まれるかもしれないじゃないですか。僕の周りでもそのようなケースが時々ありました。ハハ。――前作「赤い袖先」と今回の「シスターズ」では、キャラクター的な面でも多くの人に愛されました。より簡単に近づくことができたキャラクターはどちらでしたか。カン・フン:両方難しいですが、ドクロ(「赤い袖先」で演じた役)の方が簡単だったと思います。今はまだ愛を表現するのに難しさを感じます。欲望を見せることはうまくできますが、演技者として愛をすべて表現するのは難しいです。ですので今回の作品を通じて得たものが本当に大きいです。ややもするとしつこくも感じられる演技をうまくこなせたようで、それだけ幸福感も大きいです。――「時をかける愛」のリメイク作「君の時間の中に」の主演を引き受けましたね。カン・フン:「君の時間の中に」は、オーディションを受けて出演が決まった作品です。「時をかける愛」はまだ見ていないのですが、監督からむしろ原作は見ないでほしいと言われました。リメイク作そのものに忠実に準備しています。プレッシャーにもなり得ますが、むしろ別の作品だと思って取り組むことができると考えると、少し気持ちが楽になりました。もし原作を見たら、カン・フンが描くインギュではなく、原作のキャラクターに従っているように見えてしまうのではないかと思いました。良い演技をお見せしたいです。――SBS「コッソンビ熱愛史」にも出演を予告されていますね。2つの作品の中でそれぞれ異なる姿を見せてくれるのでしょうか。カン・フン:「君の時間の中に」の中のインギュは、とても静かで臆病なキャラクターです。それに対して「コッソンビ熱愛史」のシヨルは愉快で図々しいので、かなり相反するキャラクターとして描かれると思います。僕も楽しみにしています。――俳優として活動を続けられる原動力は何ですか。カン・フン:かなり長い間、休みながら自分との交渉をしなければならなかった時間がありました。俳優を続けるのか、諦めるのか、そんな岐路に立ったんです。そのような時期を過ごして、挫折するよりも強くなることができました。その時間が今の原動力になったと思います。俳優という職業はすごく好きです。以前は名前もない役を演じていましたが、今は叙事もあって、名前もあるじゃないですか。ですのでいつも夢の中にいるような気分です。初めて演じた時の震えがまだあり、その感覚を忘れられません。そのような感情が僕を動かす原動力です。――自分の演じたシーンをモニタリングするとどう思いますか。自分の演技はよく見る方ですか。カン・フン:残念なところだけが見えます。たくさん自責して、すごく良いと思ったり、満足したことはほとんどありません。現場では撮影したシーンだけが見えるのでよく分からないのですが、放送を見ると常に想像以上のスケールが描かれます。視聴者として振り返る部分もたくさんありました。――昨年に続き、今年もカン・フンさんにとって大きな意味のある一年だったと思います。カン・フン:夢のような時間が過ぎていきました。新人賞も取り、引き続き作品をやっています。時々、怖くなることもあります。常に今この機会が最後だと考え、最善を尽くしています。夢のように消えてしまわないことを願うだけです。――どのような俳優として大衆に記憶されたいですか。カン・フン:こういう俳優というよりは、作品の中の名前で記憶に残るのが一番良いと思います。それだけ僕の役が刻印されたということなので、それが一番良いと思います。劇中の役として記憶されたいです。
「シスターズ」チョン・チェウン“パク・ジフさんとの演技は貴重な経験…ターニングポイントになった作品”【ネタバレあり】
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。女優チョン・チェウンが、ドラマ「シスターズ」に出演した感想を語った。最近韓国で放送終了となったtvNの土日ドラマ「シスターズ」(脚本:チョン・ソギョン、演出:キム・ヒウォン)は、貧しいが仲良く育った三姉妹が、韓国でもっとも裕福で力を持つ家族に各自の方式で立ち向かっていく物語を描いた作品だ。最終話の視聴率は11.1%を記録し、有終の美を飾った。チョン・チェウンは劇中でパク・ジェサン(オム・ギジュン)、ウォン・サンア(オム・ジウォン)の娘パク・ヒョリン役を演じた。三姉妹の末っ子であるオ・イネ(パク・ジフ)が唯一の友達だ。彼女は最近、ソウル江南(カンナム)区で行われたインタビューで「最初にオーディションを受ける時は、『いつ全てが終わるんだろう? 本当に終わるのかな?』と思っていたのですが、想像より時間がすぐに過ぎてしまいました。最初の撮影が昨日のことのようなのに、本当に時間が早すぎて、虚しさを感じるほどです。でも、多くの方に愛されて本当に感謝していますし、幸せに過ごしています」と放送終了の感想を伝えた。出演の過程にも触れた。彼女は「オーディションを通じて出演が決まりました。最初はヒョリン役、イネ役両方のオーディションを受けました。ジフ姉さんと1次、2次オーディションを一緒に受けましたが、監督が私はヒョリン、ジフ姉さんはイネが合うと思ったようです。互いのケミ(ケミストリー、相手との相性)が良かったと思います」と明かした。チョン・ソギョンは映画「お嬢さん」「別れる決心」などの印象的な作品を執筆した脚本家で、キム・ヒウォン監督も「ヴィンチェンツォ」などで優れた演出力を証明した。チョン・チェウンは「脚本家さんが私に、『台本の助詞一つも間違えることなく演じてほしい』とリクエストされました。ドラマの言葉一つひとつに手がかりが入っていて、それが重要だったためです。このような経験もできて、素敵な台本を見ながら『これを演じることができるなんて』と嬉しかったです」とし「監督のディレクティングは、私の女優人生にものすごく大きな影響を与えてくださいました。演じる時、どこで切るとインパクトを与えることができるのか教えてくれました。このように素晴らしい脚本家さん、監督と一緒に仕事ができたことは、私の人生のターニングポイントになりました」と伝えた。脚本家のチョン・ソギョンに褒められたことについても明かした。彼女は「ヒョリンが『マクベス』をやったシーンが本当に面白かったと言ってくださいました。また、オーディションで『あなたは本当にヒョリンのために演技をした感じがする。ヒョリンそのものだった』とおっしゃいました。その言葉で、『私はヒョリン役をうまくできるだろうか』というプレッシャーが和らぎました。最後の打ち上げパーティーでも、『本当によくやってくれた。ありがとう』と声をかけてくれました。プレッシャーは少しあったのですが、そう言ってくださってありがたかったです」と振り返った。チョン・チェウンはヒョリン役について、「両親から愛されたいと思いながら生きているキャラクターだと思いました。両親の愛を渇望している人物です」と紹介した。また「イネに出会い、両親は自分が考えていたものとは違うと、彼女に教えてもらいますよね。もちろん両親を愛する心は変わっていないけれど、ヒョリンの人生における優先順位が変わったと思います。両親に愛されることを目標に生きていたのが、イネと一緒に自分の人生を生きようという意志を持つようになりました。演技のトーンに変化も加えて、目つきの変化にもたくさん気を配りました。最初は人を純粋な目で見ていたけれど、後半では少し鋭い目をする時もあり、両親の前で作った表情をするのもたくさん研究しました」と説明した。序盤では、ヒョリンとイネが互いを利用しているように描かれている。チョン・チェウンは「オーディションを受けた時、ヒョリンとイネが一緒にいるシーンを演じたのですが、2人はただの友達でした。富裕層の娘であるなど、設定を知らない時でしたが、頼り合っている友達同士だと思いました。イネが描いてくれた絵で賞を貰った時も、ずるく利用しているというよりは、『両親が喜ぶから私も嬉しい』と思っただけでした。互いを利用する関係ではないと思って演じました」と明かした。ヒョリンがイネを特別に思っていた理由については、「ヒョリンは誰かに常に頼ろうとする性格です。いじめられたことがあるとも書かれていました。イネはヒョリンが大変な時にいつも助けてくれたので、彼女に頼るようになり、そんな中で両親が悪い人だったということを知って、両親を愛する心と執着がイネに向かうようになったと思います。イネは自分にとって本当に良い人だから、インジュ(キム・ゴウン)姉さん、インギョン(ナム・ジヒョン)姉さん、イネがうちを崩したと思うよりは、家を脱出してイネと幸せに暮らしたいと思ったようです」と伝えた。互いの欠乏を埋め、共に旅立つヒョリンとイネを見ると、映画「お嬢さん」を思い出すという反応も多かった。チョン・チェウンは「『お嬢さん』の話がすごくたくさん聞かれました。『お嬢さん』の主なシーンを見ましたが、『すごく似てる!』と思いました。互いの欠乏を埋めて、すごく頼るような関係性が似ていると感じました。演技をする時は『お嬢さん』で描かれた関係を知らず、『シスターズ』の台本だけを見て演じたのですが、それでもそのように見えたので不思議でした。2人が一緒に発つ時に(『お嬢さん』と)すごく重なると言われました。互いにすごく頼っている関係を演じて、似ているように見えたのが不思議に思いました」と語った。映画「お嬢さん」のキム・ミニ、キム・テリと比べられることについては「みんな『重なって見える』と言うので本当にありがたかったです。比べられるだけで感謝です。後で私も大女優になれるかもしれないという希望が生まれて嬉しいです」と言って笑った。最終話では成人になったヒョリンが、通帳から700億ウォン(約70億円)を引き出し、自分は100億ウォン(約10億円)だけ持ってインジュに300億ウォン(約30億円)、ドイル(ウィ・ハジュン)、イネ、インギョンに100億ウォンずつあげるという結末が描かれた。チョン・チェウンは「シンガポールロケの前までは、(結末は)知らなかったんです。みんなどう終わるか分からないと言っていました。『両親が死んだのに、ヒョリンは何をして生きるの? 一人だけ残されるのかな?』と思ったりしましたが、ヒョリンとイネが2人で行くとは思いませんでした。こうやって2人で終わらせるのが美しいエンディングだったのではないでしょうか。大人たちがお金の問題で争っている間、友情を培った人たちがキーになったことに満足しています」と伝えた。また「視聴者の立場からすると、三姉妹がそれぞれ幸せになり、イネとヒョリンがハッピーエンドで良かったようです。ですが、ヒョリンの場合は両親が残酷に死んで、本人も反省をしながら生きる結末が良かったのではとも思いました」とつけ加えた。一部の視聴者は、ヒョリンがウォン・サンア、パク・ジェサンの実の娘ではないかもしれないと推測した。チョン・チェウンは「ジェサンとサンアがヒョリンを愛しているように見えなかったからだと思います。サンアはヒョリンを愛していました。ジェサンはサンアをすごく愛していましたが、サンアがヒョリンを愛するので少し嫉妬したのではないかと思いました。出生の秘密はありませんでした。ですがそのような反応を見て面白かったです」と話して笑顔を見せた。最も記憶に残っている反応にも触れた。彼女は「『ヒョリンが母親を利用しているのでは?』『賞を貰う時、ずるかった』など、失望したというコメントが多かったです。後でヒョリンとイネが互いを心から思っていたのを見て『2人の友情は本物』という反応があって、そういった反応を見ながら『上手く表現できていたんだ』『ケミが良かったんだ』と思えて胸がいっぱいになりました」と伝えた。また「『シスターズ』が終わって友達と餃子のお店に行きましたが、『シスターズ』に出ていた人ではないかと声をかけられて、とても嬉しかったです。そしてこれからは外出する時、より気を引き締めないといけないと思いました。女優として責任感が生まれました」と語った。友人からの応援も多かったという。チョン・チェウンは「毎回放送が終わる度に、メッセンジャーのチャットに質問が続きました。『何、どうなってるの? 教えて』と。『ファヨン姉さん(チュ・ジャヒョン)は死んだの? 生きているの?』と送ってきたり。楽しんで見てくれていたようでありがたかったです。喜んで見てくれるだけで胸がいっぱいでした」と伝えた。チョン・チェウンは「今まで同年代の俳優たちと共演したことはあまりなかったんです。先輩たちと一緒のことが多かったのですが、今回は同年代のジフ姉さんと一緒に撮影して一緒に笑ったり、演技を合わせた時間が、女優としてとても貴重な経験になりました。本当に素晴らしい監督、脚本家さんの作品に参加できただけで大きな影響を受けました」と作品に深い愛情を見せた。
「シスターズ」オム・ジウォン、謎めく妖艶なキャラクターを熱演“趣味や運動をしながら役と別れる時間を過ごしている”
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。女優のオム・ジウォンが「シスターズ」の放送が終了した感想を明かした。韓国で最近最終回を迎えたtvNドラマ「シスターズ」が、熱い好評の中で幕を下ろした。相次ぐどんでん返しと衝撃的な事件の中心には、オム・ジウォンがいた。最初から自分を始め、みんなを殺す計画だったウォン・サンア(オム・ジウォン)は、温室のスプリンクラーに塩酸が混ざっていると明かして狂気に満ちた笑顔を見せ、すぐに緑色の蘭とともに最期を迎えた。普通の悪役に飽きていた視聴者に斬新な衝撃を与えた彼女は、本人のキャリア史上、最も強烈で新しいウォン・サンアのキャラクターを完成させた。――「シスターズ」が最終回を迎えましたが、感想を教えてください。オム・ジウォン:今年3月より撮影を開始して、6ヶ月間120回という時間をウォン・サンアと一緒に過ごしました。憎いけれど憎めない、様々な顔と心を持っているサンアを愛してくださった視聴者の皆さんに感謝しています。まず、素晴らしい脚本を書いてくださった脚本家のチョン・ソギョンさん、言葉のいらない演出力のキム・ヒウォン監督に感謝したいです。素敵な脚本と演出のおかげで、サンアを描いて探していく過程が、宝探しをする子供のように楽しくて幸せでした。愛情を込めて撮影してくださったパク・ジャンヒョク撮影監督、ユ・ヨンジョン照明監督。すべてのセットを感動的に美しく作ってくださったリュ・ソンヒ美術監督。皆さんのおかげで完璧なサンアになることができました。何よりも作品の完成は視聴者の皆さんです。愛情を持ってこの作品をご覧いただいた視聴者の方々に、心より感謝申し上げます。「シスターズ」の一部になることができて私も幸せでした。――最初に台本を読んだ時に受けた印象は? また、「京城学校:消えた少女たち」以来、久しぶりの悪役だったと思いますが、この作品に出演することになったきっかけを教えてください。オム・ジウォン:最初に台本をもらった時、第4話まで読みました。台本がすごく面白かったです。サンアの最初の出演シーンは多くありませんでした。第1話と2話にはほとんど出演しませんが、それでもキャラクターがすごく魅力的でした。普段から好きな脚本家さんだったので出演したかったですし、自分がサンアを務めることになったら「様々な姿で表現できるかも」と思いました。第5話以来、ギャップのあるサンアの姿が登場し、出演して良かったと思いました。出演しなかったら後悔したかもしれません。次回作では悪役や時代劇に挑戦してみようと思っていたのですが、サンアもミステリアスな内面を持っているキャラクターだったので、出演を決心しました。役柄を細かく分けるとサンアは悪役だと言えますが、ヴィランに近い多面的な人物だと思います。――予期せぬどんでん返しと残酷な悪行で、視聴者に毎話、衝撃を与えたキャラクターでしたね。自身が思うサンアはどのような人物でしたか?オム・ジウォン:脚本家さんから「ジウォンさんは、サンアの心の構造をよく理解してくれる女優だと思う」と言われました。物語の流れによって変わるサンアの感情と気持ちを、うまく表現しようと思いました。過去のいくつかの事件と状況のせいで悪役になり、一般的な範囲を超える感情と考えを持つようになりましたが、彼女が持つ生まれながらの純粋さ、愛しさが感じられる人物だと思いました。――この作品とキャラクターを演じる時、特別に準備したことはありますか?オム・ジウォン:まず、サンアを準備する過程で外見的に楽しかったのは衣装です。この場を借りて、美術チームの皆さんに感謝の言葉を伝えたいです。セットが素晴らしく、各キャラクターたちに特定のカラーを決めてくださいました。サンアにはブルーとパープルを決めていただき、それに基づいてスタイリストチームと拡張させていきました。その過程が新鮮で楽しかったです。また、第8話のエンディングでサンアの衣装はイエロー、閉ざされた部屋ではレッドトーン、温室ではブルートーンなど、特定の場所で与えられた色がありました。衣装ごとに決めてくださったカラーが、セットともぴったりでした。その他にも衣装で表現するのは限界があるので、衣装はなるべく決めてくださった色に合わせ、ハイジュエリーを使ってサンアの上品さを維持しました。――キャラクターの内面についてはどのようなことを考えましたか?オム・ジウォン:内面的には、サンアは感情が複雑な人物で、様々な感情のシステムを持っています。スケジュールのため、第6話の撮影を終える前に、第12話の最後のシーンであるサンアの最期の瞬間を先に撮影しました。撮影当時は、エンディングを途中に撮影するということにプレッシャーを感じていましたが、撮影前に脚本家さんとよく話し合ったので、サンアという人物をよく理解できました。一方では「実際に最後の撮影でそのシーンを撮影したらどうなっただろう」と気になったりもします。――演じる際に重点を置いた部分はどんなところですか?オム・ジウォン:キャラクターのある部分を準備するというよりは、その人物を台本を通じて覗き込んで、理解しようとしました。脚本家さんが一風変わっているなと思ったことは、全体的に台本読み合わせをする時、すべての俳優になるべくセリフを台本通りに完璧に演じてほしいと頼んだことです。すべての俳優に同じでしたが、すごい分量のセリフを言わなければいけないシーンでは、セリフ一つ一つやサンアという人物についてよく説明してくださって、サンアとより近づくことができ、親しくなった感じがしました。何よりも脚本が完璧だったので、特別に頑張らなくてもスポンジのように染み込むことができたキャラクターでした。口ぶりの中でサンアの心の中を探していく過程も楽しかったです。――約6ヶ月間、作品を通じてこれまでにない悪役を演じられましたが、撮影後の後遺症はありませんでしたか?オム・ジウォン:とりわけこの作品で感情が強いシーンが多かったですが、撮影の終了後、特に後遺症があったりはしませんでした。長年、演技をしてきたので、キャラクターと別れるのは慣れています。恋愛が終わるとその人をすぐ忘れられるよう、健康的な女優になるため早く忘れるトレーニングも、努力もしてきました。またそうするのが、女優オム・ジウォンにとってもいいかもしれないです。撮影が終わってからいくつかの趣味や運動をするなど、キャラクターと別れる時間を過ごしています。――劇中、最も愛着が強いシーンや印象的なシーンは?オム・ジウォン:素晴らしいシーンが多すぎて1つを選ぶのは難しいですが、全体的に印象的だったのは第8話です。サンアのターニングポイントになるストーリーだったので、力をたくさん入れました。撮影当時、扁桃炎で体の具合が悪かったのですが、サンアにとってすごく大事なシーンだったので、急いで病院に行って薬を飲んで、キャンディもなめました。それでも結局、体調不良の状態で撮影したので、未練が残っています。また、第11話でジェサンを殺して「あなたはどうして私と結婚したの? 私はあなたのために死なない」と、ジェサンと別れるシーンが最も悲しかったです。このシーンを見てから第8話の初めに、閉ざされた部屋から出たサンアがジェサンに「約束してほしいわ。どんなことがあっても私を守ってくれるということ」というシーンは、サンアの二重の姿を披露するシーンだったので、すごく怖くもありましたが、心が痛くて記憶に残っています。――この作品で主要事件の中心に立って、3人の姉妹、そして夫のパク・ジェサン(オム・ギジュン)と対立しましたが、共演者との呼吸はどうでしたか? 現場で最も記憶に残るエピソードがあれば教えてください。オム・ジウォン:キム・ゴウンさん、パク・ジフさんとの相性も良かったですし、娘のヒョリン(チョン・チェウン)の透明感のある演技も良かったです。チョン・チェウンちゃんが演じたヒョリンはすごく可愛くて優しいですが、本気でサンアを愛するその気持ちがそのまま感じられました。オム・ギジュンさんはベテランなので、信頼感がありました。すべての共演者の皆さんと息が合いました。このような経験は女優としてとても幸せでした。また台本はもちろん、監督をはじめ、すべての制作陣の皆さんがそれぞれの分野でのプロなので、学ぶ喜びがある現場でした。――オム・ジウォンさんにとって、この作品はどのような作品として記憶に残りそうですか?オム・ジウォン:共演した出演陣、制作陣の皆さんとの完璧な呼吸が記憶に残りそうです。――最後に視聴者の皆さんに一言お願いします。オム・ジウォン:「シスターズ」を見てくださった視聴者の方々に本当に感謝しています。一緒に作品を作る人たちの雰囲気が良いというのも大事ですが、ドラマを見て共感してくださる方々がたくさんいるほうが、役者としてやりがいを感じます。本作は特にたくさんの方々に愛していただいて美しい結果が実ることができました。私の演じたサンアは憎いキャラクターでしたが、嫌わないでくださって感謝しています。ゆっくり休んで体の調子を回復して、また新しい姿で、皆さんを魅了するような作品でお目にかかりたいです。
「シスターズ」ウィ・ハジュン、ミステリアスな人物を熱演“チェ・ドイルの本心を見せたシーンが1番好き”
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。俳優のウィ・ハジュンが「シスターズ」の放送終了の感想を伝えた。ケーブルチャンネルtvN土日ドラマ「シスターズ」で彼は、オ・インジュを殺すため最後まであがき、最強の悪辣さを披露したウォン・サンアと彼女の部下から命をかけた激闘の末オ・インジュを助け、700億ウォン(約70億円)まで守る活躍でチェ・ドイルらしい逆転を展開し、強烈な存在感を放った。どんでん返しを繰り返してきた作中で、信頼と不信を行き来するミステリアスな存在感と、インジュとの関係でときめきと緊張感を同時に与えたチェ・ドイルを完璧に具現した。日が増すごとに爆発的な反応を巻き起こした彼は、カリスマ性溢れるアクションから切ない純愛演技までアピールし、最後まで完璧なオ・インジュの守護者になって視聴者の心を捉えた。特に、第11話で裏金の700億ウォンをパナマにあるウォン・サンアのペーパーカンパニーに変更しておき、これを裁判の証拠として提出し、オ・インジュが悪かった裁判の雰囲気を変えた後、逮捕される過程で切ない眼差しでオ・インジュを見つめるシーンは、チェ・ドイルの純愛をリアルに描き出して関心を集めた。また、第12話でコ室長に拉致されたインギョンとファヨンを助けようとウォン・サンアの家に向かったインジュのため、刃物の攻撃まで受けながらコ室長とその部下を防ぐシーンは、緊迫感あふれるアクションで人々を感心させた。彼は「シスターズ」を通じて、お金を最も神聖だと思う価値観を持つ冷徹な人物チェ・ドイルの、節制した感情表現で演技する中、胸の痛い家族ストーリーの傷とオ・インジュへの微妙な感情の変化を、眼差しと表情、声のトーンで繊細に描き出し、ミステリアスなキャラクターの魅力を最大化した。このように、以前より深まった演技力で自身の存在感をしっかりとアピールしたのはもちろん、ジャンル的魅力に切ないロマンスを加え、新しいメロ男神として浮上した彼は、ファンたちの熱い反応の中、作品を終えた感想を伝えた。――チェ・ドイルに魅了されたファンが多いですが、最も好きなシーンを教えて下さい。ウィ・ハジュン:シンガポールでウォン・サンアからインジュを助けるシーンです。これまでインジュへの本心と、ドイルが善であるか悪であるか気になっていらっしゃった方々に、ドイルの気持ちを初めて披露したシーンだったと思うので、1番好きです。――「シスターズ」は俳優のウィ・ハジュンにとってどのような意味を持つ作品ですか?ウィ・ハジュン:一言では説明ができないですが、「感謝」という言葉が1番先に思い浮かぶ作品です。チェ・ドイルとして過ごしたすべての瞬間がよかったですし、現場も楽しくて幸せでした。チェ・ドイルという人物をかっこよく描いてくれて、チェ・ドイル役に没頭して演技できるように助けていただいたすべての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。――この作品を愛してくれた視聴者に一言お願いします。ウィ・ハジュン:「シスターズ」をたくさん愛してくださって心から感謝します。何よりも、私が演じたチェ・ドイルに、多くの愛情を送っていただいて嬉しかったです。いつも感じていますが、もっと成長した姿を見せないと、改めて誓った時間でした。これからもっと成長した姿、新しい姿を見せることができるよう頑張ります。
ナム・ジヒョン「シスターズ」で3姉妹の次女を演じた感想を語る…シーズン2の可能性は
ドラマ「シスターズ」の次女オ・インギョンは、執拗に真実を追うが、お酒をやめることができない。視聴者は、はっきりとした強みと弱みを持っているオ・インギョンに入り込まざるをえない。そんなオ・インギョンを演じた、女優として着実に前に進んでいるナム・ジヒョンに会った。最近、ナム・ジヒョンは江南(カンナム)区のあるカフェでtvNドラマ「シスターズ」放送終了インタビューを行った。彼女は「シスターズ」で貧しい家庭の次女オ・インギョン役を熱演した。ナム・ジヒョンは「最後まで見てくださってありがとうございました。私は結末が本当に良かったと思います。視聴者の皆さんも結末に満足していただけたのか気になっています」と述べた。「シスターズ」に登場する人物たちは単純ではない。ナム・ジヒョンが演技したオ・インギョンも、際立つ魅力があるだけに、短所もはっきりとしていた。彼女は「私たちのドラマのキャラクターたちは単純ではなく複雑であり、すぐに理解できるキャラクターではありません。現実に存在する人のように様々な一面を見てこそ、完全に理解することができるキャラクターだと感じました。1話から4話までの脚本を読んだところでは、インギョンをいくつかの単語で表現したり、このような人だと整理するのが難しかったです」と話した。オ・インギョンは、いかなる場合でも妥協しないところがあるが、一方ではお酒に依存するという欠陥を持っている。ナム・ジヒョンは「インギョンを見て、ここまでしぶとく生きる人がいるだろうかと思いました。現実にはいないような人を説得しなければならないのが難しいと思いました。役のため、記者さんの授業を受けましたが、その記者さんは『取材をしていると、パズルのピースを合わせて人々に知らせる快感や達成感がある』と、その過程がどんなに辛くてもまたやろうと思うと言っていました。その話を聞いて、私も確信を持つことができました」と準備過程を説明した。だとすれば、シーズン2の可能性はあるだろうか。ナム・ジヒョンは「それはないと思います。視聴者は想像力が優れているので、同じシーンを見ても異なる想像をします。余地を残して終わったようには思っていません」と答えた。ナム・ジヒョンとオ・インギョンの似ている点は、着実であるというところだ。ナム・ジヒョンは「インギョンのセリフの中で、『私は遅いけれど、仕事はきちんとやりこなすタイプだ』というセリフが印象深かったんです。そのシーンが出てくる前までのインギョンを、縮約してよく説明しているセリフです。誰よりも遅いけれど、すべての段階を踏んで結果まで作り上げる人です。初めてインギョンを理解できる瞬間です。そのセリフを見た瞬間、これによって整理すればいいと思いました」と伝えた。また彼女は「私は1つの仕事をこつこつと根気強くやる方です。ただ、私は始める前に時間がたくさん必要です。こつこつやりますし、自分が望むところまで、できるまでずっと続けます。途中でやめることはありません。いろいろなことが頭をよぎっても、とにかく続けます。運動もずっと着実にやっています。演技も子役時代からやってきました。もう長いので、長くやっているということも忘れます。成人になった後、まだやらなければならないことや感じなければならないことも多いです。文学や映画、ドラマは変化し続けます。私も一緒に変化する必要があります。新しいことを勉強し、見ています。今のところは楽しくやっています」とつけ加えた。ナム・ジヒョンは、キム・ゴウン、パク・ジフと姉妹として素晴らしいケミ(ケミストリー、相手との相性)を見せた。彼女はパク・ジフとの共演について「インギョンが、イネ(パク・ジフ)を思う気持ちは理解しやすかったです。ジフは末っ子の妹みたいな感じです。私と年の差もあります。初めて見た瞬間から、『あの子が末っ子なんだ』と思いました。イネが姉に冷たいことを言うのも気の毒に思いました。インギョンがイネにする行動も、すごくよく理解できました。本当に愛しているからそのようにするのです。愛しすぎたことによる失敗です」と話した。また彼女は「キム・ゴウンさんが全体の台本読み合わせをして、『昔、私たちは姉妹だったのかと思った』と言うほどでした。キム・ゴウンさんは、ユーモアセンスがあります。姉さんが演技するインジュが面白いんです。笑いをこらえることが苦手なのですが、リハーサル中に笑いがないシーンでも顔を見て笑った記憶があります」とし、撮影当時を振り返った。ナム・ジヒョンはデビュー20周年を控えている。20年近い歳月を女優として生きてきた彼女は、「10年は子役で、成人になって9年ほど経ちます。30歳になればちょうど半分になります。個人的には子役の頃は、たくさん歩いても少しずつ前に進む気分でした。20歳以降に出演した作品は、歩幅が大きくなった気分です。ゆっくりと1歩ずつ歩いていたら、遠くに行けるだろうと思います。歩幅を大きくしていくのは面白いと思います。振り返れば1cmでも歩幅を少しずつ広げてきているように思います。この仕事を始めた時から学生と女優を並行してきました。26歳で卒業して、完全に女優として過ごしたのは数年だけです。今はあれこれやってみるのも楽しいです。完全に集中していると感じられてからは、まだ2~3年しか経っていません。1つにだけ集中することができて、1つに注ぎ込む経験はあまり多くありません。そのように作業したのが新しい気分だったんです。そうやって10年やったら変わるんじゃないかと思います」とし、女優としての覚悟を述べた。
放送終了「シスターズ」キム・ゴウンからオム・ジウォンまで、それぞれが迎えた運命とは【ネタバレあり」
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。悪の根幹オム・ジウォンが悲惨な最後を迎えた。戻ってきたチュ・ジャヒョンは、法の裁きを受けるようになった中、キム・ゴウンは新しい人生をスタートさせた。韓国で9日に放送されたtvN「シスターズ」最終話では、サンア(オム・ジウォン)の最後とインジュ(キム・ゴウン)の新しい出発が描かれた。同日、インジュの最終審が行われた中、ファヨン(チュ・ジャヒョン)が証人として登場し、番狂わせがあった。その結果、インジュは無罪を言い渡された。しかし、自由の身となった後もインジュはファヨンを「すべてが計画だった? 最初から私を利用しようと友達になったの? なぜ私だったの? 私は空気が読めなくて、いじめられっ子だったから?」と責めた。するとファヨンは「あなたと一緒にシンガポールに行った時、あなたはほしいものもやりたいものも多かった。その時に思った。私がもし生まれ変わったら、あなただったらいいなと。一日でもいい家で暮らしたかったあなた、妹を良い学校に行かせたかったあなた」と本音を打ち明けた。インジュに20億ウォン(約2億円)を残したことについては「私はただ、あなたにそのマンションに住んでほしかった。ここまで来るとは思っていなかった」と話した。シンガポールで事故に遭ったインジュが寝ながら見たファヨンの幻影も、ファヨン本人だった。ファヨンはインジュを助けるために走り回った過去を告白し、深い友情を感じさせた。そしてファヨンの反撃が始まった。記者会見に出たファヨンは、サンアの殺人を捉えた映像を公開し、彼女の悪行を暴露した。サンア一家の横領の帳簿も公開した。崖っぷちに立たされたサンアは暴走した。インギョン(ナム・ジヒョン)の味方になったサピョン(チャン・グァン)を殺害した彼女は、これを自殺に装おうとするコ室長に「私が殺したとみんなが分かるようなところにかけてくれる? ものすごく屈辱的に」と指示した。その後、ファヨンを拉致した彼女は「インジュにメールを送った。あなたがここにいるから迎えに来てと。来るかな?」と質問した。「来ない。今頃、怖くてもう逃げているはず。絶対に来ないでと言ったから」とファヨンが一蹴すると、「あなたを探しにシンガポールまで来た子よ。ここまで来るんじゃないかな? あなたを助けられるかもしれないという小さな希望を持って」と言って笑った。サンアの予想通り、インジュはファヨンを助けるためにサンアの温室を訪れた。彼女は手榴弾を見せて強気だった。しかし、サンアは一レベル上の相手だった。スプリンクラーの水を塩酸に変えた彼女は「まずファヨンが死ぬよね? 目が見えなくなって、肉が燃えて。そして5分くらい過ぎると、あなたは燃えて死んだ方が良かったと思うだろう。空気中に塩酸が混ざって、息をする度に血が溶けるだろう。私はあなたたちが苦しむ姿を見れるなら、我慢できそうだ。どうせずっと昔から死んでいたから」と声を上げた。ファヨンは悲鳴をあげて絶望したが、インジュは毅然としていて、サンアが死んだ瞬間について触れた。サンアの母は殺害されたのではなかったと言ったのだ。するとサンアは仮面を外し「私はお母さんに戻ってきてほしいと願っただけ」と本音を打ち明けた。その後スプリンクラーが爆発し、塩酸が噴き出た。サンアはインジュとの激闘の末に死亡した。その過程でファヨン、インジュも火傷をしたが、無事治療を終えた。ファヨンはそのまま拘置所に移された。ドイル(ウィ・ハジュン)まで去った中、インジュは自身に不動産が贈与されたことを知った。へソク(キム・ミスク)からだった。ドイルが計画した通り、インジュはもちろんインギョン、イネ(パク・ジフ)にも巨額が入金された。新しい人生を決心したインジュの姿が「シスターズ」のエンディングを飾り、視聴者に余韻を残した。
「シスターズ」キム・ゴウン&ウィ・ハジュン、危機に陥る【ネタバレあり】
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。「シスターズ」でキム・ゴウンは警察に逮捕され、ウィ・ハジュンは交通事故にあった。10月8日に韓国で放送されたtvN土日ドラマ「シスターズ」第11話(脚本:チョン・ソギョン、演出:キム・ヒウォン)ではオ・インジュ(キム・ゴウン)とチェ・ドイル(ウィ・ハジュン)が危機に陥った。オ・インジュはパク・ジェサン(オム・ギジュン)が死んだ直後に700億ウォンが消え、警察がやってくると慌てた。オ・インジュは妹のオ・インギョン(ナム・ジヒョン)に電話をかけて「どうしよう、インギョン。外に刑事が来てる。私の名前を呼んでいるの」と状況を伝えた。オ・インギョンが「まずそのままそこにいて。本当の刑事じゃないかもしれないから。私が行くよ」と話すと、オ・インジュは「ドアを強制的に開けて入ってくるみたいなの。決定的なことに私に今そのお金がない。チェ・ドイルが全部持っていった」と知らせた。その瞬間ドアを開けて入ってきた警察たちがオ・インジュに逮捕令状を出した。オ・インジュが警察に逮捕される瞬間、母と一緒に空港に向かっていたチェ・ドイルは交通事故に遭った。オ・インジュは面会に来たオ・インギョンに「パク・ジェサンが死んだという話を聞くやいなや700億ウォンが消えて、刑事がやってきて。お金も持ってないのに罪を被りそうになってる。チェ・ドイルを信じてはいけなかった」と言いながら後悔したが、オ・インギョンがチェ・ドイルの交通事故を伝えると混乱した。
キム・ゴウン&ナム・ジヒョン&ウィ・ハジュンら、Netflix「シスターズ」放送終了を控えコメント“強烈な結末になる”
ドラマ「シスターズ」の結末に対する関心が高まっている。tvN土日ドラマ「シスターズ」が放送終了までわずか2話のみを残した中、キム・ゴウン、ナム・ジヒョン、パク・ジフ、ウィ・ハジュンが、放送終了を迎えたメッセージと見どころを公開した。キム・ゴウンはお金で家族を救いたい長女オ・インジュを演じている。彼女は「これまでのドラマでは見たことのない、強烈な結末になるだろう」と、最後の物語に対する期待を呼び掛けた。最後まで注目すべきキーワードとしては「成長」を上げ、「これまで頑張って走ってきた姉妹たちが、それぞれどんな成長をすることになるのかを見ていただきたい」と話した。続けてキム・ゴウンは、「一緒に推理しながら、人物を一人一人愛していただき、応援していただいてとても感謝している。最後までたくさんの関心をお願いしたい」と心温まる感想を付け加えた。ナム・ジヒョンは三姉妹の次女で、強い使命感を持つ記者オ・インギョンを通じて、終わりを知らない正義感と執拗さで物語の人軸を引っ張ってきた。結末について、彼女は「今までように、最後まで姉妹たちはたくさんのことを経験する。ここまで来たので、最後まで一緒に見守ってほしい」と伝えた。さらに、「『シスターズ』が取り扱う事件は。巨大で劇的ではあるが、主人公たちが困難を乗り越えていく過程はいたって現実的だと思う。なので、私はこの作品が大好きだ。まだまだ未熟な部分も多かったが、オ・インギョンを演じるすべての瞬間が本当に幸せだった」と、作品とキャラクターに対する愛情をあらわにした。続いて長い道のりを共にしてくれた視聴者には「時には(理解することが)難しかったと思うが、信じてついてきてくれたことに心から感謝している」と心のこもった挨拶をした。2人の姉から愛される三女オ・イネを演じるパク・ジフは、深みのある演技で存在感を放った。彼女は「三姉妹はとても仲が良く、しっかりとしている。伏線が回収される状況で、心がさらに強くなった私たち姉妹がどう戦っていくのかを見ていただきたい」と話し、三姉妹の残りの物語に対する関心を高めた。続けて彼女は、「土曜日の夕方に地下鉄に乗っていたら、隣の人が『シスターズ』がとても面白いという話をしているのを見て、本当に胸がいっぱいになった。たくさんの方が待ってくださり、愛してくださったので、とても大切で感謝すべき時間だった。(この作品は放送が終わっても)忘れられないと思う」と伝えた。そしてウィ・ハジュンは、ミステリーセクシーという修飾語を証明し、視聴者の心まで揺さぶった。彼は「たくさんの方々がいつも結末を知りたがっていることを知っている。三姉妹がどうやってウォンリョン家に対抗するのか、またチェ・ドイルはどんな方法で解決していくのかを見守ってほしい」と明かした。最後に、彼は「皆さんが『シスターズ』をとても愛してくださり、とても幸せだ。最後までオンエアを見ていただきたい。これからもより良い姿をお見せできるように努力する。心から感謝している」と伝えた。
ドラマ「シスターズ」一部の設定めぐりベトナムから抗議殺到…現地のNetflixでは配信を中止
tvN土日ドラマ「シスターズ」がベトナム戦争の史実を歪曲したという抗議に対し、謝罪した。「シスターズ」を制作しているスタジオドラゴンは7日、Newsenに「『シスターズ』の一部の設定と関連した懸念についてコメントする。今後のコンテンツ制作において、社会的、文化的感受性を考慮して、より一層注意を払う」と伝えた。「シスターズ」はグローバルストリーミングプラットフォームネットNetflixを通じて世界中で配信されている。こうした中、6日からベトナムでは、Netflixでの配信が中止された。作品で描写されたベトナム戦争に関する内容の一部が、事実と異なるというベトナム当局の抗議が反映された結果だと見られる。ベトナム側は劇中、ベトナム戦争に参戦した軍人で私組織のチョンラン会を設立したウォン・ギソン将軍が、「ベトナム戦争で武功を立てた」と言ったことと、ある軍人が「韓国軍1人がベトコン(南ベトナム解放民族戦線の俗称)20人を殺した」と話したシーンについて指摘した。韓国の視聴者は、悪役に見えるようにわざと描かれた人物の醜悪な一面の一つに過ぎないと考えたが、ベトナムの視聴者たちは不快感を示した。女優のキム・ゴウンとナム・ジヒョン、パク・ジフ主演の「シスターズ」は、韓国で9月3日に放送がスタートし、視聴者から愛されている。9日に放送される第12話で最終回を迎える。・キム・ゴウン&ナム・ジヒョン&ウィ・ハジュンら、Netflix「シスターズ」キャストから日本ファンにメッセージ!ぜひ見てください・同じ事務所ならではの相性?韓国ドラマのキャスティングのトレンドとは
「シスターズ」キム・ゴウン、妹パク・ジフを助けるため…訪れた場所は【ネタバレあり】
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。オム・ジウォンの娘チョン・チェウンが友達のパク・ジフを助け、家出した。韓国で2日に放送されたtvN土日ドラマ「シスターズ」第10話で、パク・ヒョリン(チョン・チェウン)は出国し、母親のウォン・サンア(オム・ジウォン)に手紙を残した。オ・インジュ(キム・ゴウン)は妹のオ・イネ(パク・ジフ)を救うため、ウォン・サンアの家に行く前にパク・ヒョリンと会った。パク・ヒョリンは母親のウォン・サンアが友人のオ・イネを監禁した事実に気づき、ウォン・サンアの足音に沿ってオ・イネが監禁された扉が閉まった部屋を見つけた。オ・インジュは、妹のオ・イネとパク・ヒョリンまでウォン・サンアの家から連れ出し、翌朝、娘のパク・ヒョリンが消えた事実を知ったウォン・サンアは驚愕した。オ・インジュはウォン・サンアのもとを訪ね、「昨日イネを探しに来たけれど、ヒョリンがついてきた。とても不安そうだったので、落ち着いたら送ろうとしたけれど、明け方に二人が荷物をまとめて消えていた。手紙をおいて」とパク・ヒョリンからの手紙を伝えた。パク・ヒョリンは「お母さん、私はお母さんのことを思うといつも悲しかったです。お母さんの不幸と悲しみが心から感じられるからです。でも、これからはその心を断ちたいと思います。ただ私の人生を生きたいです。雨が降ったら雨に打たれて風が吹けば風に当たって、そのように生きてみようと思います。芸術家になります。私を探さないで、お母さん。それでも愛しています」と書いた。ウォン・サンアはその手紙を読み、涙を流した。同じ時間、パク・ヒョリンとオ・イネは偽造した保護者同意書で福岡に向かった。
「シスターズ」ナム・ジヒョン、姉キム・ゴウンを助ける【ネタバレあり】
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。ナム・ジヒョンが、秘密資金の帳簿でキム・ゴウンの命を生かした。韓国で1日に放送されたtvN土日ドラマ「シスターズ」の第9話では、オ・インギョン(ナム・ジヒョン)が秘密資金の帳簿でオ・インジュ(キム・ゴウン)の命を救う内容が描かれた。また、記者の先輩であるチョ・ワンギュ(チョ・スンヨン)がパク・ジェサン(オム・ギジュン)の人であることを知って衝撃を受けた。オ・インジュは700億ウォン(約70億円)を隠し、銃でウォン・サンア(オム・ジウォン)を脅したが、すぐウォン・サンアの人々に制圧された。その瞬間、チェ・ドイル(ウィ・ハジュン)が押し寄せて制圧したが、ウォン・サンアは彼に銃を向けた。しかし、チェ・ドイルはパク・ジェサンと通話中の状況だった。パク・ジェサンは、ウォン・サンアに選挙が終わるまで事故を起こすなと警告した。彼女は事が大きくならないとし、チェ・ドイルとオ・インジュを威嚇したが、パク・ジェサンはウォン・サンアに全財産がかかったことだと話した。オ・インジュの命が危険だということを知ったオ・インギョンが、パク・ジェサンの元を訪ねて秘密資金の帳簿で交渉していたのだった。彼女はオ・インジュの命を助ける代価として秘密資金の帳簿をつけると話し、結局ウォン・サンアはオ・インジュを殺せずに帰った。