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  • 【PHOTO】映画「ブラザーフッド」20周年記念で再公開!チャン・ドンゴン&カン・ジェギュ監督ら試写会に出席

    【PHOTO】映画「ブラザーフッド」20周年記念で再公開!チャン・ドンゴン&カン・ジェギュ監督ら試写会に出席

    30日午後、ソウル広津(クァンジン)区ロッテシネマ建大入口(コンデイック)店で映画「ブラザーフッド」の20周年を記念した4Kリマスター版の再公開試写会が行われ、チャン・ドンゴンとカン・ジェギュ監督が出席した。映画「ブラザーフッド」は1950年6月、兄弟の葛藤と友愛、そして戦争の悲劇を描いた作品だ。・チャン・ドンゴン&ウ・ドファン&Girl's Day ヘリら、映画「熱帯夜」に出演決定!・【PHOTO】ヒョンビン&チャン・ドンゴン&イ・スンギら、映画「ソウルの春」VIP試写会に出席

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  • 【PHOTO】シン・ヒョンジュン&ソン・イェジンら「悪いやつは必ず死ぬ」制作報告会に出席“和気藹々”

    【PHOTO】シン・ヒョンジュン&ソン・イェジンら「悪いやつは必ず死ぬ」制作報告会に出席“和気藹々”

    女優ソン・イェジン、チェン・ボーリン(陳柏霖)、シン・ヒョンジュンなどが出演する映画「悪いやつは必ず死ぬ」の制作報告会が2日午前、釜山(プサン)ノボテルアンバサダーホテルのグランドホールルームで開かれた。「悪いやつは必ず死ぬ」は、中国人の若い男性とその友達がミステリアスな韓国人女性に済州島(チェジュド)で会ってから繰り広げられるストーリーを描いたアクションブラックコメディで、中国のエンターテインメントグループであるH.Brothers(华谊兄弟)が投資・配給し、ニューパワーフィルムが制作する。韓国のカン・ジェギュ監督と中国の巨匠馮小剛監督がエグゼクティブ・プロデューサー(総制作)として参加した。今年の「釜山国際映画祭」には75ヶ国・地域から304作品が出品された。世界初公開となるワールドプレミアが94作品、自国以外で初公開されるインターナショナルプレミア27作品など、計121作品の新作が披露される。映画祭の期間中、釜山海雲台(ヘウンデ)とセンタムシティ、中(チュン)区、南浦洞(ナムポドン)などにある6つの映画館の35スクリーンで上映される予定だ。

    OSEN
  • 「チャンス商会」カン・ジェギュ監督“チャンヨル、始めはEXOのメンバーだと知らなくて…”

    「チャンス商会」カン・ジェギュ監督“チャンヨル、始めはEXOのメンバーだと知らなくて…”

    「銀杏のベッド」(1996)「シュリ」(1998)「ブラザーフッド」(2003)カン・ジェギュ監督の作品はそれこそ韓国映画の興行の歴史だ。ヒットした映画が彼の映画だとも言える。しかし、2014年に発表した短編映画「あの人に逢えるまで」は、本当に私たちが知っているカン・ジェギュ監督なのか疑わしいほどだ。ジャンルは心打たれる恋愛ドラマだ。今回はもっと可愛く、愛らしい映画を発表した。韓国で9日に公開された「チャンス商会」(制作:ビッグピクチャー)だ。「チャンス商会」は気難しい70歳の老人のソンチル(パク・グンヒョン)が、近所に引っ越してきた女クムニム(ユン・ヨジョン)に心を奪われ繰り広げられるストーリーを描く。前半は可愛く素朴な魅力で観客をときめかせ、後半は感動のメッセージを伝える。韓国ではなかなか見当たらない老年の恋愛を通じて彼は「恋と世代に対する偏見を解消したい」との希望を述べた。彼に「チャンス商会」に関する話を聞いてみた。―ジャンル的には既存の作品と違いがある。恋愛に興味を覚えた特別なきっかけがあるのか。カン・ジェギュ監督:今まで特定のジャンルにこだわったわけではない。ジャンルを問わず、したい話をしただけだ。当時は韓国映画に戦争もスパイもなかったこともあり、好きなジャンルでもあった。もちろん、恋愛ジャンルもやりたいタイプのジャンルだった。あいにく、機会に恵まれなかった。興味を持つことが変わったり、自身の領域内にないものに対する挑戦ではない。―人に集中する映画を撮りたいと述べたが。カン・ジェギュ監督:「マイウェイ 12,000キロの真実」であれ「ブラザー・フッド」であれ、大作は集中しなければならない要素が多すぎる。タンクや破片、爆弾は物であり対象だが、一種の役者だ。銃を撃ったのに銃弾が出なかったら、それもNGだ。破片がうまく弾かなかったり、血が十分に出ないことも同じだ。その時の役者の演技が良くても、そのシーンを使えない。外部の要素や環境が支配する映画ではなく、俳優だけに集中できる映画を撮りたかった「チャンス商会」は雪が降り、雨が降り、落ち葉を散らしたこと以外はそのような要素がなかった。求めることと一致する映画だった。―脚本家が別途いた。脚色する過程で重点をおいた部分はあるのか。カン・ジェギュ監督:イ・サンヒョン脚本家がシナリオを書き、パン・ウンジン監督が脚色をした後、シナリオをもらった。同じストーリー構造だが、自身なりの方式で変化を加えた。非常に良い感じのシナリオだったが、演出者が用意に演出できるシナリオではなかった。そのような部分に重点をおいて手を加え、私のスタイルと色を盛り込もうとした。家族と周りの人物をもう少し具体化し、拡張した。―映画でパクちゃん(ファン・ウスレ)が不良たちをやっつけるシーンがかなりコミカルだ。カン・ジェギュ監督:中盤あたりまで軽く、軽快な流れにしたかった。その範疇で人物たちが調和したと思う。―後半では雰囲気ががらりと変わる。前半と後半の色が違うが、かなり悩んだと思われる。カン・ジェギュ監督:謎が解けるまでの過程、その後の話にあるが、変化の地点まで表現や感情の度合いをどう変奏するかが難しい部分だった。「チャンス商会」はミステリー映画ではない。ミステリーならトリックを使えるが、ここではそうではない。事件と状況を緻密かつ精密に組み合わせて事件を解決する内容ではないため、転換点まで人物の感情と状況をどうリードするかに対する解決方法を探すことが簡単ではなかった。役者たちも最初はこれで苦労した。精密さが要求される地点があり、撮影初期段階で俳優とたくさん話し合った。―制作発表会で「チャンス商会」は3年前に亡くなった母に捧げる献辞としながら、父の話を持ち出した。さらに「映画のキャラクターに父の実際の姿がたくさん盛り込まれている」とも発言した。カン・ジェギュ監督:父が認知症を患って1年になった。映画の撮影がほぼ終わる頃に酷くなった。撮影をしながら時には胸が詰まる気分がした。撮影途中、父のことを思い出したりした。しかし、私と父だけでなく、数多くの患者と家族がいる。個人の痛みだけではない。―それでは、ソンチルのキャラクターのモデルになった実際の人物がいるのか。カン・ジェギュ監督:ない。ソンチルは架空のキャラクターだ。ただ「チャンス商会」のように小さな店から出発し、大きなスーパーになっていく過程は私の家と似ている。両親も小さな店を営み私たちを育てた。両親の店も「○○商会」だった。そういった部分で格別な愛着を持っている。―映画で水踰(スユ)という実際の地名を使う。特別な理由があるのか。カン・ジェギュ監督:映画の背景がソウルということを知っているので、あえて偽の地名を使う必要性を感じなかった。観客の一人として、映画やドラマで偽の地名を使うと「これは偽者」と言っているような気がする。実際、同地域で撮影を行い、その地域の住人の方々が協力してくださって無事撮影を終えた。映画でのイメージと合う場所をロケ地として物色したが、水踰が一番良く似合っていた。スーパーを中心にクリーニング屋と中華料理の店、花屋が一つのフレームに収まる場所はそこだけだった。スーパーとクリーニング屋は実際の店で、中華料理の店はセットだ。花屋は空いた店にセッティングした。―映画の地域共同体は固い絆を持っていて、温かい。スーパーとクリーニング屋、中華料理屋の店員が仲良く暮らす。そのため「優しい映画」との評価もあるが。カン・ジェギュ監督:「この映画がどれだけリアリティを反映したか」に対する話だが、「チャンス商会」は再開発をめぐる生存競争をテーマにした映画ではない。ストーリーを運べる環境が必要だった。そのため、それに合う人物を持ってきた。―パク・グンヒョンとユン・ヨジョン、2人の先生と共にした。映画界の大先輩との撮影で困難はなかったのか。カン・ジェギュ監督:事前に十分話し合った。撮影に入る前に二人とミーティングをした。撮影に必要だったり、事前に知っておくべきことについて聞いた。ユン・ヨジョン先生は、午前の撮影は難しいとされた。パク・グンヒョン先生は夜になるとアレルギー症状があり、目に毛細血管が浮かび上がって夜の撮影が難しいとされた。お二人が会える時間は午後だけだった。少し難しかったものの、それは合わせれば良い問題だった。そのおかげでお二人とも現場に来ると楽だとおっしゃった。それで、さらに一生懸命してくださった。そのようにしてお互いに信頼もできた。お互いをどれだけ理解するかが重要だと思う。―演技の部分では心配が要らなかっただろう。カン・ジェギュ監督:たくさん勉強した。些細なことからはじめ、色々と助けてもらった。ワルツの修了式のシーンは、パク・グンヒョン先生がアイデアを出した。当初はクムニムのバケットリストの一つとして少し触れるだけのシーンだったが、修正され、ソンチルとクムニムの愛が絶頂に至るシーンになった。私がそれに加えてチャンス(チョ・ジヌン)と町の人たちが応援に来る設定を入れた。ここまで応援すると、再開発に反対するソンチルがはんこを押してくれるのではないかと思った(笑)―パク・グンヒョン、ユン・ヨジョンに負けないほど、チョ・ジヌンの演技が輝いていた。カン・ジェギュ監督:普段はあまり泣かないが、ドラマ「ソル薬局の息子たち」(2009)を見ながらチョ・ジヌンのせいで泣いた。その時、あのような俳優がいるんだと思った。チョ・ジヌンは演技をするのではなく、リアルに表現する。映画に「僕の親父がこう言いました。息子は胸に重くのしかかった石のようなものだと」という台詞がある。チョ・ジヌンほどその台詞を格好良く言える人はいないと思う。編集するたびにチョ・ジヌンがその台詞を言うシーンが出ると涙ぐんだ。男を泣かせる男だ。―EXO チャンヨルの出演はどう決まったのか。可愛いイメージに良く合う役柄だ。カン・ジェギュ監督:考えていた映画のイメージと良く合っていた。最初はEXOのメンバーだと知らず、イメージ資料だけを見てキャスティングした。キャスティングしてからEXOのメンバーだと言われた。目があまりにも澄んでいて、見ていると微笑んでしまう。いつも笑顔なので現場のハッピーウイルスだった。チャンヨルが現場に来る日は雰囲気が更に良くなった。演技は初めてで大きなプレッシャーを感じ、たくさん悩んでいるようだった。しかし、役柄とイメージに合わせ、真面目にやってくれた。―映画にペク・イルソプとイム・ハリョンが短いが強烈に登場した。カン・ジェギュ監督:好きな方々だ。ペク・イルソプ先生は個人的な知り合いではないためお願いすることが難しかったが、長文の携帯メールを送った。率直な気持ちを込めた。小さい役だが一緒にやりたいと書いた。「分かりました」と返信が来た。イム・ハリョン先輩も似たような感じだ。本当に好きな方なのに小さな役で申し訳なかったが、快く許諾してくださった。お二人に大きな借りができた。―同じ日にイム・グォンテク監督の「ファジャン」が公開された。2人の巨匠の対決、老年または中高年の愛など、比較される部分がある。カン・ジェギュ監督:「ファジャン」のほうも我々も、公開について非常に悩んだと思う。これがお互いに最善だと思ったのではないだろうかと思う。むしろ前向きに考える。4月の映画市場は伝統的にオフシーズンの中のオフシーズンだ。4月の映画市場が冷えきっているからこそ、観客が興味を持つよう盛り上げる必要がある。競争してお互いの観客を奪うのではなく、奪えるものもない。お互いが映画市場を盛り上げ、市場に温かい気運を吹き込む必要がある。シーズンには公開日に敏感になることもあるが、オフシーズンなのでお互いに力を合わせる必要があるのではないかと思う。お互いに役立ちたい。―「チャンス商会」を見て観客に感じて欲しいことは?カン・ジェギュ監督:愛が完成する時点は結局家族の愛なのではないかと思った。そのような愛を感じていただきたい。また、世代と恋に対する偏見がこの映画を通じて解消されればと思う。多様性という側面から韓国映画の最近の流れが多少残念だ。もう少し多様な階層の話が必要だが、観客が映画関係者たちをリードする。投資のために企画段階から観客だけに合わせて行く部分がある。新しい試みをしてみようとすると「それは韓国ではだめだ」と言われる。芽が育たなくする。映画関係者たちが警戒すべき部分だ。視野と視線を広げる必要がある。―次期作の計画は?カン・ジェギュ監督:「チャンス商会」の前から準備していたシナリオがある。4月下旬にシナリオができる。アクション映画ではない(笑) 1990年代が背景の映画だ。楽しい映画になるのではないかと思う。

    OSEN
  • 【PHOTO】EXO チャンヨル、ハン・ジミン、パク・グンヒョンら「チャンス商会」VIP試写会に出席

    【PHOTO】EXO チャンヨル、ハン・ジミン、パク・グンヒョンら「チャンス商会」VIP試写会に出席

    映画「チャンス商会」(監督:カン・ジェギュ、制作:BIG PICTURE)の出演者たちが1日、ソウル永登浦(ヨンドゥンポ)区CGV永登浦店で行われたVIP試写会に出席した。映画「チャンス商会」はカン・ジェギュ監督の初のロマンス映画で、70歳の恋愛初心者ソンチル(パク・グンヒョン)と彼の心を揺さぶった花屋のクムニム(ユン・ヨジョン)、そして彼らの恋愛を応援する人々まで、初デートより緊張する特別なラブストーリーを描いた映画だ。パク・グンヒョン、ユン・ヨジョン、チョ・ジヌン、ハン・ジミン、ファン・ウスレ、ムン・ガヨン、EXO チャンヨルなどが出演する。今月9日に韓国で公開される。

    マイデイリー
  • 【PHOTO】EXO チャンヨルからムン・ガヨンまで「チャンス商会」マスコミ試写会に出席“応援してください”

    【PHOTO】EXO チャンヨルからムン・ガヨンまで「チャンス商会」マスコミ試写会に出席“応援してください”

    26日午後、ソウル往十里(ワンシムニ)CGVで行われた映画「チャンス商会」のマスコミ試写会及び記者懇談会にカン・ジェギュ監督、パク・グンヒョン、ユン・ヨジョン、ファン・ウスレ、ムン・ガヨン、EXOのチャンヨルが出席した。「チャンス商会」はカン・ジェギュ監督の初のロマンス映画で、70歳の恋愛初心者ソンチル(パク・グンヒョン)と彼の心を揺さぶった花屋さんのクムニム(ユン・ヨジョン)、そして彼らの恋愛を応援する人々まで、初デートより緊張する特別なラブストーリーを描いた映画だ。4月9日に韓国で公開される。

    マイデイリー
  • 映画「最後の初恋」側“キャスティング確定ではない…パク・グンヒョン、ユン・ヨジョン、ハン・ジミンらと協議中”

    映画「最後の初恋」側“キャスティング確定ではない…パク・グンヒョン、ユン・ヨジョン、ハン・ジミンらと協議中”

    俳優パク・グンヒョン、ユン・ヨジョン、チョ・ジヌン、ハン・ジミンがカン・ジェギュ監督の新作映画の主人公候補となった。映画「最後の初恋」(仮題、監督:カン・ジェギュ)の制作会社の関係者は10日午後、TVレポートとの電話取材で「キャスティングについて決まったことは全くない。関連の報道が出て困惑している」と話を始めた。同関係者は「パク・グンヒョン、ユン・ヨジョン、チョ・ジヌン、ハン・ジミンは皆、いくつかの詳細事項をめぐって協議中の段階だ」と付け加えた。「最後の初恋」は高齢者カップルの黄昏のロマンスを描く作品であり、カン・ジェギュ監督の2011年の映画「マイウェイ 12,000キロの真実」以来4年ぶりの演出復帰作だ。パク・グンヒョンとユン・ヨジョンが黄昏のロマンスを届ける男女主人公の候補であり、チョ・ジヌンは二人のラブストーリーをサポートするスーパーマケットの主人役、ハン・ジミンはユン・ヨジョンの娘役を提案され検討中だ。「最後の初恋」は映画「シュリ」「ブラザーフッド」で韓国型超大作映画の新しい地平を切り開いたカン・ジェギュ監督が、ロマンスと家族愛という新しいジャンルに挑戦する作品で期待を集めている。「最後の初恋」は8月中旬頃にクランクインし、CJエンターテインメントが投資及び配給を担当する。

    TVレポート
  • ムン・チェウォン、カン・ジェギュ監督の新作「あの人に逢えるまで」に出演確定

    ムン・チェウォン、カン・ジェギュ監督の新作「あの人に逢えるまで」に出演確定

    女優ムン・チェウォンがカン・ジェギュ監督の新作に出演する。ムン・チェウォンが所属しているMSTEAMエンターテインメントは19日「ムン・チェウォンが2014年最初の作品として、カン・ジェギュ監督の新作である短編映画『あの人に逢えるまで』に出演する」と明かした。「あの人に逢えるまで」は香港国際映画祭が制作支援し、アジアを代表する監督として選ばれた4人の監督がそれぞれ制作した短編映画を「Beautiful 2014」というスローガンの下で上映するオムニバス映画プロジェクトの一つ。南北分断から60年、離れ離れになってしまった離散家族が著しく減った今、会えない家族に対する苦しみの中で生きてきたある女性の物語を通じて、離散家族の愛と悲しみ、恋しさを込めて描き出す作品。ムン・チェウォンはこの作品で南北分断から60年間、ひたすら夫を待った女性ヨニを演じる。別れた夫に対する切なさと恋しさを抱きながら生きるある女性の人生を通じて、繊細な演技を披露する予定だ。ムン・チェウォンは「カン・ジェギュ監督が演出、企画した短編だということに惹かれた。監督の映画から感じた情緒や感情が今も心の中に残っているため、監督と一緒なら信頼を持って仕事ができると思ってこの作品を選ぶことになった」と伝えた。 カン・ジェギュ監督も「ヨニは新婚の生き生きとした明るいイメージと、60年という長い間、一人の男だけを待った至高の愛と恋しさという両面が組み合わされた人物だ。ムン・チェウォンはその両面を最も確かに演じきれる俳優だ」と信頼を見せた。来年1月にクランクインする「あの人に逢えるまで」は、3月に香港国際映画祭でプレミア上映された後、4月から韓国国内での公開および各国の国際短編映画祭に出品される予定だ。

    TVレポート
  • 「マイウェイ」カン・ジェギュ監督、KARAのニコルにプレゼント

    「マイウェイ」カン・ジェギュ監督、KARAのニコルにプレゼント

    映画「マイウェイ 12,000キロの真実」(以下「マイウェイ」)のカン・ジェギュ監督がガールズグループのKARAのニコルに意味のあるプレゼントを渡した。カメオ出演での少ない登場シーンにも関わらず、現地の宣伝のために積極的に協力したことに対する感謝の気持ちである。「マイウェイ」は14日日本全国300カ所の映画館にて公開される。公開を控えて10日に、中野サンプラザで開かれた「マイウェイ」の試写会にニコルが登場した。劇中、カメオ出演で登場したニコルは現地の宣伝を担当し、義理を立てた。映画で記者会見場の案内役として登場したニコルは、自分の役を十分に生かし、黒のジャンバーに眼鏡で自分の身を隠し、観客たちにパンフレットを配布した。その後、映画上映の前にカン・ジェギュ監督と一緒に、サプライズゲストとして登場し、舞台挨拶を行った。突然の彼女の登場に2,200人の観客たちが熱狂し、韓流アイドルを歓迎した。ニコルは舞台に上がり、「カン・ジェギュ監督のおかげで、初めて映画撮影の機会を得た。『マイウェイ』にどんな形でも力になりたくてスタッフとして、変装してパンフレットを渡すサプライズイベントをしたのだが、見つからなくて大成功でした。劇中にもバンフレットを渡す役でほんの少し登場するので見逃さないでほしい」と語った。また、「大変で過酷だった歴史と一緒に、未来へのメッセージが詰まっている作品だ。戦争を経験したことのない若い世代の人たちに必ず見てもらいたい」と、「マイウェイ」について応援メッセージを残した。カン・ジェギュ監督は「日本でニコルの人気がこんなにすごいと分かっていたら、登場シーンをもっと増やすべきだった」と、人気の高さに驚きを表した。また「『マイウェイ』を応援するために、登場してくれたニコルに映画の中で大切に扱われてきたジュンシク(チャン・ドンゴン)と辰夫(オダギリジョー)の名前が刻まれている軍番ネックレスをプレゼントしたい」とニコルに意味のあるプレゼントと共に感謝の気持ちを伝えた。

    マイデイリー
  • 【公開情報】2012年1月14日「マイウェイ 12,000キロの真実」

    【公開情報】2012年1月14日「マイウェイ 12,000キロの真実」

    2012年1月14日ついに日本でも公開される「マイウェイ 12,000キロの真実」――圧倒的なスケールで描かれたこの映画は、約8カ月をかけて撮影が敢行された。5,000着を超える衣装、7,000人を超えるエキストラが動員され、銃管理のスペシャリスト立ち会いのもと、本物の銃が100丁以上、弾丸(空砲)は、 5,000発用意されたといい、本作の規模の大きさがよく分かる。また、劇中でオダギリジョーが演じる辰雄が敵に投げつける火炎瓶も本物を使用しているそうだ。特に、本作のラストを飾るノルマンディー上陸作戦の撮影シーンは、このシーンだけで2,300人のエキストラを集め、1週間の戦闘訓練が施されたほどの史上最大の作戦となった。カン・ジェギュ監督の驚くべき演出に、鬼気迫るチャン・ドンゴン、オダギリジョー2人の演技。そして、中国を代表する実力派女優ファン・ビンビンも加わり、日本・韓国・中国3ヶ国の実力派俳優陣が顔をそろえた本作。リアリティを追求した戦闘シーン、まるで戦場に迷い込んでしまったような迫力の中、かけがえのない絆を結ぶストーリー。壮絶でありながら、人間の本質を描いた感動作がどのようにスクリーンに映し出されるのか、楽しみだ。「マイウェイ 12,000キロの真実」関連記事◆インタビュー・カン・ジェギュ監督 Vol.1 ― 「マイウェイ」のカン・ジェギュ監督「家族と映画なしでは不幸な人生」 Vol.2 ― 単身赴任のカン・ジェギュ「何でも屋のおかげで、ちゃんとご飯食べています」・チャン・ドンゴンインタビュー 映画「マイウェイ」のチャン・ドンゴン「3、4日ずっと日が暮れるまで走り続けて失神寸前まで」・オダギリジョーインタビュー  「マイウェイ」出演オダギリジョー「チャン・ドンゴンより演技が上手くできず、満足していない」◆「マイウェイ」出演者を知る・【PEOPLE】チャン・ドンゴンという人物  - 2010年11月24日 チャン・ドンゴン 10asiaインタビュー ・【PEOPLE】オダギリジョーという人物◆その他関連記事「マイウェイ 12,000キロの真実」記事一覧◆関連情報・「マイウェイ 12,000キロの真実」上映情報・「マイウェイ 12,000キロの真実」公式ホームページ

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  • Vol.2 ― “単身赴任”のカン・ジェギュ「何でも屋のおかげで、ちゃんとご飯食べています」

    Vol.2 ― “単身赴任”のカン・ジェギュ「何でも屋のおかげで、ちゃんとご飯食べています」

    1990年代のヒット作の産室、三和ホテルの話がでると、カン・ジェギュ監督は「三和ホテル、久しぶりに聞きました。タバコの煙が立ちこもるそこで、いくつものシナリオを書きました。ホテルをずっと借りて、短編映画を撮るフィルムを買うために家賃を回して、キムパブだけ食べていたのが昨日のことのようだけど」としばらく、回想しているようだった。ヒット作の産室、三和ホテル「中央大学の演劇映画科を卒業してから、会社で働いたことがなかったので、金銭感覚がほとんどありませんでした。だから、妻が苦労しましたね」彼はテレビ台に置かれた妻と息子の写真をじっと見つめた。「マイウェイ 12000キロの真実」(以下「マイウェイ」)の作業中、もっとも孤独だった瞬間はいつだったのかという問いには「人によってリズムと呼吸が違うと思いますが、シナリオを書くとき、『やっぱり私は1人だ』と感じました。たくさんの人が手伝ってくれましたが、どうしても孤独を感じました」と答えた。そして「無能さを自覚して反省するのも、文章を書いているとき」と笑って見せた。―ファン・ビンビンがカメオ(豪華なチョイ役)だったという冗談もあります。カン・ジェギュ:戦争映画での女性キャラクターにはどうしても限界があります。男性2人の1万2000kmを追いかけるヒューマンドラマなので、ファン・ビンビンを引き立たせることができませんでした。ノモンハン地域に日本軍を暗殺する人々がいたという資料をみて、シュライというキャラクターを設定しました。―ノルマンディーを再演したラトビアはどうやって見つけましたか?カン・ジェギュ:世界の海岸を調べ、最後の最後で見つけた場所です。どうしても見つからずほぼ諦めかけていたときに、バルト海の3国が抜けていたことを知り、資料調査をして発見しました。ラトビアではこれで終わりが見えるという期待のために、俳優やすべてのスタッフが頑張ることができました。海岸に咲いた野菊も画面に写したかったのです。―ノルマンディーが平和に描かれていましたが、実際そうだったのですか?カン・ジェギュ:当時、連合軍がノルマンディーに奇襲するとは誰も予想していませんでした。なので、戦時中ではありましたが、ドイツ軍はワインを飲んだり、日常的なのびりとした時間を満喫していました。完全に虚をつかれたんです。安い馬を使って二重苦彼にもっとも大変だったシーンを尋ねると、待っていましたとばかりに「馬のせいで苦労しました」と答えた。制作費を節約するために安い馬を使ったせいで、うまく操ることができず苦労したと愚痴をこぼした。「今まで映画を撮ってきて、馬を登場させたのは今回が初めてだったのですが、ひどい目に遭いました。訓練を受けた高い馬なら演技もできるのに、安い馬は言うこと聞かなくて。求めるリアクションを得られないので、非常に悩まされました。思い通りに動かすために、スタッフがかなり苦労しました。彼は「自分を恵まれた人だと思いますか?」という質問に、「映画についてはいつも渇きや疲れを感じますが、妻が2人の息子(高2と小学校3年生)を立派に育ててくれて、ありがたいと思っています。妻の支えという面では恵まれた男です」と答えた。カン・ジェギュは「マイウェイ」が他の戦争映画の教本になれば、監督として幸せだと思うと言い、「ドイツ・ソ連戦争や、ノモンハンの戦闘シーンは資料がほとんどないので、誰かの参考として使われればいいなと思います。日韓両国の関係など、娯楽以外の本質的な部分に対する疑問も持ってほしいと思います」とコメントした。最後に人としての幸福度を聞くと、意外な答えが返ってきた。「映画と家族がなければ幸福度はとても低いです。自分に厳しく、不満が多いタイプなので。おそらく、不幸の方に近いかと(笑) たまに『なぜこんなことしてるんだろう』と嘆いたりしますが、私の映画を見て、世の中を見る目が変わったという観客に出会えば、悩んでいたことが嘘のように慰められます。『それでも、カン・ジェギュはちゃんと生きているんだ』と確認できるのです」単身赴任に近い彼はオフィスから歩いていける距離のマンションに住んでいるが、食事のたびに困惑していたそうだ。1人でご飯を食べることが世界で一番嫌いなことだからだ。そんな彼の救世主となったのは雑用をしてくれる何でも屋だ。韓国最高の制作費である280億ウォンを使ったこの男は「ヘジュセヨ(やってください)という雑用センターのおかげで、欠かさず食事をとって、年末を過ごしている」と笑いながら話した。その姿はまるで、コメディ映画のワンシーンのようだった。

    TVレポート
  • Vol.1 ― 「マイウェイ」のカン・ジェギュ監督「家族と映画なしでは不幸な人生」

    Vol.1 ― 「マイウェイ」のカン・ジェギュ監督「家族と映画なしでは不幸な人生」

    「そっちじゃなくて、こっちに座りましょうか?」会話する姿をもう少し撮影したいという写真記者のリクエストに、カン・ジェギュ監督はあえて固いプラスチック椅子を指差した。彼の意図に気づいたのは3秒後。どの角度から撮っても彼の後ろに「マイウェイ 12000キロの真実」(以下「マイウェイ」)のポスターが写る、絶妙なアングルだった。彼のペースに巻き込まれそうな不吉な予感がしたが、幸い、その予感は外れた。ウォンビンも考えたが、やはりチャン・ドンゴン「きっぱりタバコやめました」というカン・ジェギュ監督は、華奢に見えるほど体重が落ち、一目見ても興行成績が気に入らない様子だった。「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」に次ぎ、公開1週目に100万人を動員した「マイウェイ」の船長としてはプライドに傷がついたのだろう。しかし、焦ったり、不安そうな面持ちではなかった。まず、聞きづらい質問から。―トーム・クルーズの力、強いですね。カン・ジェギュ:予想はしてましたが、こんなに差が出るとは思いませんでした。「ミッションインポッシブル」や「シャーロック・ホームズ」のようなシリーズにはコアなファンがいるため、年末まで着実に観客が入るでしょう。しかし、「マイウェイ」はこれからが始まりです。長く、遠い道のりになればいいですね―「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」と「マイウェイ」の配給会社は同じCJですが、損しているとは思いませんか?カン・ジェギュ:思いません。映画館は現金で商売しているので、観客が集まる時間帯に映画を提供するようになっています。資本主義においてこれほど正確な論理はないでしょう。「マイウェイ」の評価は、最終的な結果が出てからでも遅くないと思います。今はまだ早いと思います―チャン・ドンゴンの代わりにウォンビンをと考えたことがあるのでは?カン・ジェギュ:もちろん、シナリオを書いていたとき、ウォンビンも考えました。しかし、私たちの映画のエンディングであるノルマンディーでの戦闘シーンを考えると、やはり重量感のあるチャン・ドンゴンにジュンシクを演じてもらいたいと思いました。ドンゴンとはお互いに対する信頼と尊重があるので、出演するしないのような消耗戦はありませんでした。一緒にやるのは決まっていて、どうやって上手くやっていくかということを議論しました―戦争中も毎晩走る練習をするジュンシクの姿に違和感を覚えたという意見もありますが。カン・ジェギュ:同意できない観客もいるでしょう。ジュンシクにとっては、一日も早く帰国し、ロンドン五輪に出場することが唯一の生きる理由であるはずなので、それを重点的に表現してみたかったのです。ジュンシクのキャラクターが味気ないという指摘もありますが、ジュンシクは自分の信念を最後まで貫き、他の人を変えていく人物です。おそらく、チャン・ドンゴンが普段から温厚な人なので、余計に味気なく見えたのかも知れません。ですが、それは予想していましたまたアメリカに行きますか?と聞くと、「」「ブラザーフッド」を撮り終え渡米したカン・ジェギュ監督は、結果的にハリウッドで良い結果を残すことはできなかった。言葉の壁と独立系映画から始めなければならないハリウッドの方式が急ぐ彼の前に立ちはだかった。そのため、「マイウェイ」は彼がハリウッドの関係者たちに「俺はこんな人間だ」というのを見せ付ける作品だという解釈もある。「あなたたちが1000億ウォン(約67億円)をかけても作れない映画を、俺は280億ウォン(約19億円)で作った」という声なき叫びも見どころの一つだ。カン・ジェギュはこの質問に即答する代わり「あちゃ」と天井を見上げた。やっぱり来たかという顔だった。彼は「そんなシーンが一部あるでしょう」と答えた。「はじめてワーナー・ブラザーズとこの映画の話をしたときも、『あなたたちにはこの映画を絶対作れない。コストは少なくとも1億5000万ドル(約117億円)、もう少し抑えたとしても1億ドル(約78億円)以上はかかるだろう』と強く言いました。日中韓の微妙な心理を表現できるのも私、カン・ジェギュしかいないと説得しました」と話した。一般的な映画の4倍の規模にあたる160回にわたる撮影で完成した「マイウェイ」は「プライベート・ライアン」にも負けない戦争シーンを作りあげ、280億ウォン(約19億円)という低予算(?)で効率よく成績を収めた模範事例として評価されている。彼は「おそらく、アメリカで公開されたら、皆、びっくりすると思います」と笑った。しかし「マイウェイ」以降、再びアメリカに行くかという質問には答えの変わりに妙な微笑みを浮かべていた。「そうですね。私にもよく分かりません。とりあえず、それについてはにしておきましょうか」

    TVレポート
  • 【PEOPLE】オダギリジョーを構成する5つのキーワード

    【PEOPLE】オダギリジョーを構成する5つのキーワード

    「何かを守りたいという気持ちを忘れたくありません。自分自身として、俳優として、そして人間として、夢を抱いてやり遂げる信念や、あるいは自分なりの人生観など、そういうものがなければ、生きていく意味がないと思います。」――オダギリジョーのインタビューから河本純一Mnet「SUPER STAR K3」の日本予選にお笑い芸人・次長課長の河本が参加すると宣言し話題となった。幼い頃にオダギリジョーが河本の通っている学校に転校して以来、2人は今でも時々、連絡を取る仲だそうだ。オダギリジョーは自分を恥ずかしがり屋だと言う。非常に内気で、幼稚園でやった演劇では主人公でもないのに舞台挨拶をする時緊張しすぎて、すぐにも気絶しそうな表情をするほど、人前に立つことを嫌がっていた。しかし幼い頃に両親が離婚してからは、母親が外出すると一人で映画館に行き、自分でも「映画館は僕の保育所でもあった」というほど映画にはまっていった。その結果、この内気な少年は「将来何になるか分からないが、映画関係の仕事がしたい」と決心したそうだ。五代雄介オダギリジョーをこの世に知らしめた「仮面ライダークウガ」で彼が演技したキャラクター。その名の通り仮面を被ったスーパーヒーローが活躍する作品である。大学に合格してすぐに中退し、アメリカに映画の勉強に行くほど真剣だった彼は所属事務所から押し付けられたこの作品のオーディションに不満を持っていた。そのため、オーディションではわざとぶっきらぼうな声で台本を読んだという噂もある。しかしこの作品のプロデューサーは彼を説得し作品に参加させた。また彼も撮影に真剣に臨んだ。一時期「仮面ライダークウガを辞めようと考えた」という噂が広まったが、実際には「もし、次に他の演技をしてもこのキャラクターのイメージが消えなかったら、俳優という職業を辞めたい」と言ったことが誤って伝えられたのだった。実のところオダギリジョーはこの作品の脚本作りにも加わっていた。彼はアメリカでTheaterという単語を見て映画関連の学科と勘違いし、演劇学科で演技を学んだ。とにかく昔からユニークな人間だった。浅野忠信オダギリジョーが俳優の勉強をした当時、「この俳優のように演技をしてみたい」と言っていた俳優。映画「アカルイミライ」で共演した。映画の中で浅野忠信はオダギリジョーに人生の方向を教える人物だったが、実際に「『アカルイミライ』が第2のデビュー作」と言えるほど、彼との演技を通して演技してないのに演技をしている方法を学んだ。以前は演技に没頭しすぎて人に見せるための演技をしていたが、この作品で出会った演出家・黒沢清の 「お前はそこに立っているだけで良いよ」いう言葉のおかげで、負担を感じず自然な演技が出来るようになった。監督は彼に対して「私が考えていた役とオダギリジョーが完全に一致している」と語っていた。柴咲コウ映画「メゾン・ド・ヒミコ」で共演した女優。「メゾン・ド・ヒミコ」の冒頭のシーンではオダギリジョーの顔ははっきり映らない。雨の日の車窓のガラスにぼかされたり、後ろ姿だけ映ったりしている。その後、明るい日の差すゲイたちの療養所メゾン・ド・ヒミコに現れるオダギリジョーの顔は、共演した柴咲コウのキャラクターだけではなく、全ての女性を魅了した。彼は当時「ゲイを感じさせる表現はしたくなかった、平凡な青年を演じようと思った」と言う。しかし、その平凡な姿が、彼の顔と世間と距離を置いたようなゆるい声、そしてゲイというアイデンティティと重なって、多くの女性は漫画で読んだキャラクターを現実に呼び出したかのように感じた。映画「血と骨」で一緒に仕事をしたチェ・ヤンイル監督が「この世にないような表情」というほど、彼の魅力が最大限に表現された。「メソン・ド・ヒミコ」は非大衆向け要素の沢山ある作品だったが、彼の魅力がずば抜けていたため、かえって彼の存在を強く感じさせた。イケメン、ゲイ、非大衆向け映画として韓国女性の心をつかみ始めた時、オダギリジョーが現れた。霧山修一郎オダギリジョーが「テレビでは見られなかった、バカみたいにくだらないドラマを作ってみよう」という思いで撮った「時効警察」で演じたキャラクター。パーマをしてメガネをかけた、とぼけた感じの警察官であるこのキャラクターは、「揺れる」を撮った当時真剣なドラマだけが好きだった彼が「リアリティーを保ちながら意外な瞬間、笑いを取ることはとても難しい。コミカルな演技が一番難しい」と知った後、撮影したコメディドラマである。オダギリジョーは「時効警察」、「メゾン・ド・ヒメコ」、「パッチギ!」など休むことなく仕事を続けながら、違うキャラクターを演技することで有名である。メソッド演技(役の内面に注目し、感情を追体験する演技法)を基本として「いくら違ったキャラクターの演技でも、全てオダギリジョーだ」と言われるほど、全く違ったキャラクターを自分だけのスタイルで表現しようしている。彼の作品の中で自ら「気弱な演技」だと言うほど無頓着で無謀な感情表現は、彼だけの独特のスタイルとなった。内気な性格でありながら何もしないとこの世から完璧に孤立する怖さを分かっている彼は、演技というものをこの世に自分を表現する手段だと考えている。演技に対して「結局、その人物の人生と存在を受け入れること」と言うように、観客も彼の演技をそのように受け止めることを望んでいるのではないだろうか。ジム・ジャームッシュオダギリジョーが最も憧れている映画監督。留学時代、初めて彼の映画に出会った後、「ジム・ジャームッシュとジョン・カサヴェテスの映画を見てハリウッドの映画が嫌になった」「大衆向けが好きでもなく、大衆向けになりたくもない」と話していたオダギリジョーは「映画を売る人と買う人、記者陣がうじゃうじゃいるビジネスイベント」だからカンヌ映画祭が嫌いで、「大衆向けのものが表現できない」と悩んでいる。彼は非大衆向けと大衆向けの間で悩んでいる。それは演技を通じて自分を表現している彼の強い自我と関係がある。「一番のファンは自分自身」だと言う彼は、内面の表現に集中している。それは彼が演技だけではなく映画演出、音楽、絵など、絶え間もなく自分を表現ことに執着している理由でもある。そのため大衆向け要素は考えず音楽を作り、チャーハンを作る時は中華なべと包丁まで取り揃える。いい意味でエゴイストであり、何でもかんでもきちんとしたい完璧主義者でもある。同時に大衆向けのものに対しても「やらなければならない部分もある、でもその間で常にバランスを取って行きたい」という現実主義者だ。香椎由宇オダギリジョーと同じ誕生日の11歳年下の妻。オダギリジョーは結婚会見で「僕と誕生日が同じ人は金正日(キム・ジョンイル)しかいないと思っていました」と冗談を言っていた。いつも青年のようで「恋愛は好きだけど、愛はよく分からないタイプ」だと言いながら「僕の仕事は忙しいです。魂を入れて仕事に臨むくらいに集中しなければならないので、恋愛と仕事を選ぶなら仕事を選びます」と言っていた彼の結婚は衝撃的だった。しかし彼は結婚を「人生の表現方法だ」と言い、結婚を通じて「出来ればいい夫、そしていい父親になりたい」と自分の人生を見せたがっていた。さらに彼は結婚式でも目立つ髪形で現れ、彼らしい一面を見せた。日本アカデミー賞の授賞式でモヒカンの髪型をし、カンヌ映画祭ではタキシードを腕に巻くなど、独特なファッションも有名である。しかし彼にとってファッションというものは「自分を表現できる最も簡単な方法」であり、普段は人に気づかれないように平凡な服を着ているという。彼のファッションは多くのファンを作ったが、彼にとって重要なのはファッションリーダーという周りの視線ではなく、自分の内面を表現することである。そして、彼は「俳優のプライベートなことを無理に見せる必要はない」と俳優の神秘性を維持している。頭のてっぺんからつま先まで本物の俳優である。樹木希林「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」でオダギリジョーの母親として出演した女優。オダギリジョーは原作小説の母子関係が実際の自分と重なる部分にプライベートなところを見せるような気がして、1ページ目を読んですぐに出演を断ったそうだ。しかし彼はこの作品を演じることである意味では親孝行だと思い、出演を決意した。この映画は彼の最も個人的な作品でもあり、出演作の中で最も観客を集めた作品となった。自分の物語として見せた演技が人々にも受け入れられたのである。また、オダギリジョーは「僕が今ここにいるという存在感を表現したかった」と話した。やりたいことへの好き嫌いが激しく、トラブルも起こしていた20代が過ぎ、30代には「とても強かった自己意識や頑固なところが弱まってきたみたいだ」と言うように、世間とより柔軟に関わるようになった。幼い頃、1人で映画を見て、映画しか知らなかった少年が映画を通して、この世界と話し合う方法を見つけることが出来たのだ。30代半ばにも関わらず青年のような姿を持つ彼が、今回公開する「マイウェイ 12000キロの真実」のような大作映画の重みに耐えられたのは、強かった自己表現の意識から得た妥協点があったからではないだろうか。カン・ジェギュ「マイウェイ 12000キロの真実」の監督であり演出者。オダギリジョーは以前、キム・ギドク監督の「悲夢」に出演したが、彼が韓国人監督の映画で、制作費280億ウォンの大作映画に参加したことは意外だった。しかしイケメンのトップスターであるチャン・ドンゴンとの共演で対等な存在感を見せるためには、彼のように独特の存在感を持たなくてならないだろう。映画「ブラザーフッド」のカン・ジェギュとチャン・ドンゴンが再会した作品「マイウェイ 12000キロの真実」がオーソドックスな大作を連想させ、ここにオダギリジョーの曖昧で複雑な雰囲気を加える。先日、彼は韓国で自分の名前ではなく倖田來未の名前をサインしたことで騒ぎを起こしたが、好き嫌いを問わず、このようないたずら心と彼の独特なファッションは、私たちの知るオダギリジョーが瞬間ごとに自分を表現する方法だろう。周囲の目を気にせず、ひたすら自分に集中し、自分だけを表現することに全力を尽くしている。エゴイストで仕事中毒、そして完璧主義者であるオダギリジョーはいつのまにか日本から韓国まで、自主制作映画から大作映画まで領域を広げていった。オダギリジョーは自分だけの方法でこの世界を歩いていく。

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