優しい男
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FNC“ダンスグループの候補生”チャニ、ソン・ジュンギの子供時代を演じた子役だった
FNCエンターテインメントが新人ダンスグループの候補練習生3人を公開した。この中で、メンバーチャニが過去リトルソン・ジュンギと呼ばれた子役出身であることが明らかになった。FNCは15日、NEO SCHOOL(ネオ・スクール)の公式サイトを通じて候補生テヤン、ジュホ、チャニのプロフィールを公開した。公開されたプロフィールには制服を着ているテヤン、ジュホ、チャニのメンバー別プロフィール写真が盛り込まれていて、これと共に個人別の予告映像もベールを脱いで視線を集中させた。また身長、体重、血液型、趣味などが書かれていただけではなく、自身が作成した自己紹介も公開され、FNC初のボーイズダンスグループを待ってきたファンたちの期待感を高めた。特にチャニは過去KBS 2TV「優しい男」でソン・ジュンギの子供時代を演じ、その後にもMBC「女王の教室」「華政」などにも出演したことが確認された。NEO SCHOOLは学校生活をテーマにしたFNCの新人トレーニングシステムで、デビューを控えた練習生たちはNEOZという名前で準備過程をリアルに公開する予定だ。特にNEO SCHOOLに入学した最初の練習生であるNEOZ第1期は、12日~13日に日本・千葉幕張メッセで開催したファミリーコンサート「FNC KINGDOM IN JAPAN」でサプライズステージを披露して話題になった。
「紳士の品格」「イルジメ」「優しい男」…名作韓国ドラマ13作品のDVD-BOXが¥5,000+税でリリース決定!
韓国ドラマの名作を厳選して、コンパクトに収納、コンパクトな価格に収めたポニーキャニオン「コンパクトDVD-BOXシリーズ」のリリースが決定。ファン垂涎の名作の数々を見たい!集めたい!プレゼントしたい!そんな気持ちにお応えし、お求めやすいスペシャルプライス¥5,000+税で新登場する。■11月18日発売・オレのことスキでしょ。コンパクトDVD-BOX[期間限定スペシャルプライス版]・紳士の品格 コンパクトDVD-BOX[期間限定スペシャルプライス版]・私も花! コンパクトDVD-BOX[期間限定スペシャルプライス版]・乱暴<ワイルド>なロマンス コンパクトDVD-BOX[期間限定スペシャルプライス版]・キムチ~不朽の名作 コンパクトDVD-BOX[期間限定スペシャルプライス版]・その冬、風が吹く コンパクトDVD-BOX[期間限定スペシャルプライス版]・I LOVE イ・テリ コンパクトDVD-BOX[期間限定スペシャルプライス版]■12月16日発売・イルジメ〔一枝梅〕 コンパクトDVD-BOX[期間限定スペシャルプライス版]・優しい男 コンパクトDVD-BOX[期間限定スペシャルプライス版]・私の期限は49日 コンパクトDVD-BOX[期間限定スペシャルプライス版]・サイン コンパクトDVD-BOX[期間限定スペシャルプライス版]・ファッション王 コンパクトDVD-BOX[期間限定スペシャルプライス版]・清潭洞<チョンダムドン>アリス コンパクトDVD-BOX[期間限定スペシャルプライス版]<特典ディスク封入>WE♥Kポニーキャニオン韓国ドラマラインナップ・スライドショー(合計約80作品の静止画集・収録時間約300分)※『清潭洞<チョンダムドン>アリス』には特典ディスク(ポニーキャニオン韓国ドラマラインナップ・スライドショー)は封入されておりません。※商品仕様、ジャケットデザインは変更となる場合がございます。
Vol.5 ― 【TVキャラクターアワード】ソン・ジュンギからキム・ヘスまで…キャラにはまった俳優たち
「TVレポートキャラクターアワード99」はここ1年間、韓国で放送されたドラマを通してもっとも印象的なキャラクター99人を選定し、受賞するイベントで、毎年9月に発表します。計74本、1419人のキャラクター。昨年7月から今年7月までの1年間、地上派とケーブル及び総合編成チャンネルで放送されたドラマとキャラクターの数だ。見るものがないと言ってチャンネルを変えた瞬間が存在しないほど多くのドラマが放送され、多くの俳優たちが最善を尽くして熱演を繰り広げた。しかし、記憶に残っているドラマは指で数えられる程度であり、またそのドラマの中で視聴者に認識されたキャラクターも数えられるほどしかいない。数多くのドラマとキャラクターがお茶の間を訪ねたが、残念ながら鮮明に覚えられたドラマは多くない。特に、1419人のキャラクターのうち、視聴者に名前を刻み込んだ人物はさらに少ないだろう。そのため、選んでみた。TVレポートは創刊9周年を迎え、1年間に放送されたドラマの中の最高のキャラクター101人を選定する「第1回TVレポートキャラクターアワード99」を開催した。キャラクターとの最高の相性を発揮した俳優は果たして誰だろうか。彼らの中にはシリアスなキャラクターに出会って第2の人生を切り開いたり、格別な演技力で平凡なキャラクターを特別なものへと作り変えた俳優もいた。また、すべての条件を揃えて、キャスティングランキングでぐんと順位を上げた俳優もいる。俳優が自分にぴったりのキャラクターに出会ったとき、どんなことが起こるのだろうか。この1年間、キャラクターを通して逆転のチャンスを迎えた俳優たちをタイプ別に分けてみた。もともとイケてた?今はもっとイケてる!オ・ス(チョ・インソン)今年の春、もっとも若い男女の胸をときめかせたドラマはSBS「その冬、風が吹く」だと断言できる。毎日を意味もなく過ごす男オ・スと、目が見えない大企業の会長の一人娘オ・ヨン(ソン・ヘギョ)のラブストーリーは甘くも苦かった。個性的なキャラクターに二人の俳優の魅力が加わったとき、その相乗効果は凄まじかった。除隊後、主演にキャスティングされていた映画「クォン・ボブ(拳法)」の制作に問題が起こり、2年間のブランクがあったチョ・インソンは「その冬、風が吹く」をきっかけに人々に存在を再認識させた。特に、オ・スというキャラクターはチョ・インソンを俳優として世間に認識させた映画「卑劣な街」で見せたキャラクターと似ている。自分にぴったりのキャラクターに出会ったとき、俳優は輝く。チョ・インソンにとってオ・スはそんな存在だ。カン・マル(ソン・ジュンギ)2012年がキム・スヒョンの年だったとしたら、今年はソン・ジュンギの年だ。下半期を迎えた現在まで、彼の人気に立ち向かえる人はいない。軍人になってもその人気は有効だ。KBS 2TV「優しい男」は、ソン・ジュンギが注目すべき若手俳優から名実共にトップスターとなる、いわゆる決定打となったドラマである。世の中のすべての女性を誘惑できる魅力の持ち主だが、どこかさびしげなカン・マルの姿に女性たちは熱狂した。ソン・ジュンギはカン・マルの二面的な魅力を虚ろげな瞳で表現し、キャラクターに奥行きを持たせた。口では愛を語るも、目は冷たかった。ソン・ジュンギは単純な悪い男をオムファタール(魔性の男)へと作り上げた。ミス・キム(キム・ヘス)ミス・キムと対決を繰り広げたら、誰が勝つだろうか。スーパー契約社員が誕生した。今回の授賞式で1位に選ばれたキャラクターでもある。キャラクター自体が強烈でも、それを演じた俳優の努力を知らなくては話にならない。KBS 2TV「オフィスの女王」は日本のドラマをリメイクした作品で、韓国でも通じるのかどうか心配が先行した作品だった。しかし、フタを開けてみると全く状況は異なった。キム・ヘスは資格を100も持つミス・キムそのものだった。ミス・キムは契約社員だが、みんなから尊敬される。何を依頼してもすぐにやってのけるマジシャンのような存在であり、契約社員だが、プライドは天にも届きそうな勢いだ。上も下にも人がいない、ただ自分だけしか知らない個人的な人物である。キム・ヘスはミス・キムのユニークな話し方とジェスチャーを考案し、漫画のようなキャラクターに息を吹き込んだ。パク・スハ(イ・ジョンソク)1本のドラマから新たなスターが誕生するのは、最近の芸能界では夜空の星を掴むこと同じくらい難しいことだ。しかし、今年はそんなドラマが誕生した。SBS「君の声が聞こえる」のイ・ジョンソクがその主人公だ。認知度が高くてファンも多いが、スターと呼ぶには多少もの足りなかったイ・ジョンソクは、この作品で一躍スターとなった。相手の目を見れば気持ちを読み取ることができる少年パク・スハは、超人的な能力を持っているがモンスターのような存在ではない。一人の女性(しかもかなり年上)だけを想うパク・スハは母性本能をくすぐった。さらに、頼りになる余裕を持った男でもあり、年上の女性が好きになる条件をすべて兼ね揃えたのだ。モデルのようにスリムな体格に童顔で、意志が固く気前のいいイ・ジョンソク特有の雰囲気は、キャラクターの魅力を倍増させた。大当たり?キャラクター1つで大ヒットチェ・イニョク(イ・ソンミン)外科医のチェ・イニョク。今回の授賞式でミス・キムと僅差で2位に選ばれたキャラクターだ。金と権力に集中するほかの医師とは違い、患者の命を最優先する理想的な人物である。妥協を許さない意地っ張りだが、ヒューマニズムが生きているキャラクターで、視聴者の心を虜にして、メンター(良き指導者)を捜し求める現代人の渇きを解消してくれた。もちろん、イ・ソンミンの抜群の演技のおかげで共感することができたのだ。かつてイ・ソンミンはドラマキャスティング2、3位にも含まれない俳優のうちの一人だった。しかし、MBC「ゴールデンタイム」ですべてが変わった。単なる脇役だった彼は、このドラマをきっかけに主演クラスの俳優へと成長した。イ・ソンミンにとってチェ・イニョクは、宝くじに当たったようなプレゼントとなった。キャスティングの順位が上がったのはもちろん、出演料も大きく変わった。ミン・ジュングク(チョン・ウンイン)シットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)「3人の友達」以来、長い低迷期を送ったチョン・ウンインはSBS「君の声が聞こえる」を通じて第2の全盛期を迎えた。主人公であるパク・スハの父親を殺した殺人鬼のミン・ジュングク役で初めて悪役に挑戦した彼は、久しぶりに自身の経歴に色をつけることに成功した。さらに大きな収穫は、出演量よりも大きかった存在感である。すべての主人公たちの敵がミン・ジュングクであり、この設定のおかげでチョン・ウンインの存在感は一気に増した。「今度は何か見せる」という俳優本人の覚悟も実った。長い経歴に比べて、特別なヒット作がなかったチョン・ウンインは、このドラマで新たな人生を切り開き、次回作のMBC新月火ドラマ「奇皇后」でも悪役を演じる。もう一度人々に自分を知らしめるという覚悟だ。魅力がHOT!ダイヤの原石は?ユン・ユンジェ(ソ・イングク)、ソン・シウォン(Apink チョン・ウンジ)昨年の夏、レトロに染まったブラウン管を覚えているだろうか。tvN「応答せよ1997」の人気は一大ブームに近かった。1990年代H.O.T.、SECHSKIES(ジェクスキス)などアイドルに熱狂していた高校生たちの物語は、深いノスタルジーを呼び起こした。特に、二人の主人公ソン・シウォンとユン・ユンジェは、視聴者たちをまるで自分の過去を見ているかのような気持ちにさせた。「応答せよ1997」は、アイドル歌手であるソ・イングクとチョン・ウンジが俳優として認められる決定的なきっかけになった作品でもある。Mnetオーディション番組「SUPER STAR K」出身というレッテルを剥がせずにいたソ・イングクはそのイメージから抜け出し、チョン・ウンジは演技力を評価されることに成功した。現在、二人とも地上派のミニシリーズ(毎週連続で2日間に2話ずつ放送されるドラマ)で主演または助演クラスの俳優として活躍している。ク・ウォルリョン(チェ・ジニョク)たった一本の作品で名前を知らせた。MBC「九家の書」で人間ではない智異(チリ)山の守護神ク・ウォルリョン役を演じたチェ・ジンヒョクは、デビュー8年目にして初めて検索ワードランキングで1位になった。これこそがドラマの力であると彼自身が一番実感したことだろう。ク・ウォルリョンは愛する人間の女性ユン・ソファ(イ・ヨニ)のために神であることを諦め、人間になろうとするキャラクターである。人間の姿をしているが、神としての威厳を保たなければならなかった。その点でク・ウォルリョンはまるでチェ・ジニョクのために作られたキャラクターのようだった。高い身長と広い肩、低音で響く彼の声は守護神のク・ウォルリョンと非常にシンクロ率が高かった。チェ・ジニョクは人々にこのキャラクターをきっかけにして確実に認識された。小さな脇役でさえ激しい競争が繰り広げられるキム・ウンスク脚本家の新作であるSBS新水木ドラマ「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち」にキャスティングされるという幸運を手に入れた。ク・ウォルリョンくらいにキャラクターが良ければ、スターダムを駆け上がることは確実ではないだろうか。
Vol.2 ― 【TVキャラクターアワード】プロデューサーと俳優が考える“良いキャラクター”とは?
「TVレポートキャラクターアワード99」は、ここ1年間に韓国で放送されたドラマを通して、最も印象的なキャラクター99名を選定し授賞するイベントで、毎年9月に発表する。芸能専門メディアTVレポートは、創立9周年を迎え、ここ1年間(2012年7月~2013年7月)韓国で放送されたドラマの中から最も印象的だったキャラクターを選定し、1~99位にまとめた。今年はKBS 2TV「オフィスの女王」のミス・キム(キム・ヘス)とMBC「ゴールデンタイム」のチェ・イニョク(イ・ソンミン)がそれぞれ栄光の1位、2位を手にした。続いてSBS「君の声が聞こえる」のミン・ジュングク(チョン・ウンイン)、MBC「百年の遺産」のパン・ヨンジャ(パク・ウォンスク)、SBS「その冬、風が吹く」のチョ・ムチョル(キム・テウ)、tvN「ナイン~9回の時間旅行~」のパク・ソヌ(イ・ジヌク)、KBS 2TV「優しい男」のカン・マル(ソン・ジュンギ)、MBC「九家の書」のチョ・グァヌン(イ・ソンジェ)、SBS「野王」のチュ・ダヘ(スエ)、SBS「君の声が聞こえる」のパク・スハ(イ・ジョンソク)がキャラクターべスト2~10位にランクインした。今回の調査で注目すべき点は、ベスト10以内で悪役(ミン・ジュングク、パン・ヨンジャ、チョ・グァヌン、チュ・ダヘ)が圧倒的な割合を占めたことだ。その他、イケメンキャラクター(カン・マル、パク・スハ)とユニークなキャラクター(ミス・キム、パク・ソヌ、パク・スハ)もたくさんの支持を受けた。だとすると、ドラマの持ち味を生かす良いキャラクターとは、どのようなキャラクターを指し、俳優たちが演技したいと思うキャラクターとは何だろうか。ドラマプロデューサーと俳優、俳優側の関係者を通して良いキャラクターの条件をまとめてみた。ドラマのプロデューサーたちは「共感はできないが典型的ではない立体的なキャラクター」「ストーリーに命を吹き込みながら衝突し合い、それを意欲的に解決していくキャラクター」などを良いキャラクターとしてあげた。この場合も主演と助演に差があるのが特徴だ。助演は主役を引き立てながら存在感を放つキャラクター、主演はドラマの中心となって物語の性質を強く表現するキャラクターが良いキャラクターだとプロデューサーたちは口を揃えた。あるドラマプロデューサーは「良いキャラクターを生み出すためには、まず良いシナリオと、その次に俳優の良い演技が必要だ。演出の役割はそこまでだ。いくら良いキャラクターでも俳優がそれを生かせなければ終わりだ」と俳優の演技とキャラクターとの関連性について説明した。他のドラマプロデューサーも「どの俳優を起用するかによってキャラクターが明らかに異なる。だからどんなに大変でもキャスティングには慎重にならざるを得ない」とキャスティングの重要性を強調した。このプロデューサーは、特に主人公とライバル関係にある悪役が良いドラマの必須条件だとし「主人公のキャラクターがどんなにかっこよくても、対立する悪役の印象が弱いとドラマの内容が豊かになりにくい。悪役が強く絶大で複雑なほどドラマが盛り上がる」と説明した。良いキャラクターを演じる俳優については「頭ではなく、心で演じることのできる感情豊かな役者」「ドラマと役に対する情熱が大きく、頭のてっ辺からつま先、魂まで役になりきる覚悟のある役者」などの意見があがった。また、俳優たちが実際に演技したいと思う役は今まで演じたことのない個性的な役とありふれてはいるが、違う風に解釈する余地のある役に意見が分かれた。前者はクリエイティブな俳優たちの挑戦意欲をかき立て、後者は演技力を確実に披露できるチャンスになるからだ。ある俳優専門マネジメントの関係者は「俳優たちが一番避けようとする役は存在感のない役だ。視聴者に強烈な印象を与えることができれば、登場回数はそれほど重要ではない」とし「悪口を言われても多くの俳優たちが悪役を演じたがる理由もこれと同じだ。悪役はその分存在感があり、自身のすべてを見せることができるので俳優たちが好む」と説明した。これに関してあるドラマプロデューサーは「ソン・ガンホ、チョ・ジョンソクなど、抜群の演技で注目を浴びた俳優たちは、無名時代に注目をあびた名シーンを一つは持っているという共通点がある。多くの俳優が出番の数よりワンシーンでもいいから役者として強くアピールできる役を好むのはそのような理由からだと思う」と話した。その一方で、今回キャラクターアワードのベスト10に名前があがった俳優の所属事務所関係者は「俳優によって違うし、状況によって異なる場合が多いが、うちの俳優はキャラクターよりはシナリオの全体的な完成度を見て判断する方だ。今回の作品はまずシナリオが面白かったし、キャラクターが多少目立っていても作品に上手く溶け込めると判断して出演した」と伝えた。
Vol.1 ― 【TVキャラクターアワード】韓国版「ハケンの品格」キム・ヘスがキャラクターBEST1位を獲得(総合)
「TVレポートキャラクターアワード99」は、ここ1年間に韓国で放送されたドラマを通して、最も印象的なキャラクター99名を選定し授賞するイベントで、毎年9月に発表する。毎年年末に開かれる授賞式をスターの宴と呼ぶ。ドラマあるいは映画の主人公たちの祭りになりかねない。それに授賞式に出席するかどうかや放送局の利害関係などによって受賞者が変わる場合もある。あまりにも多い共同受賞者が出るなど、公正性を失った授賞式に関連した噂がはびこっている。芸能専門メディアTVレポートは、創立9周年を記念しこのような問題点を認識したうえで、有意義な授賞式を準備した。「第1回TVレポートキャラクターアワード99」だ。専門的かつ深みのある放送レビュー記事を初めて披露したTVレポートは、その正統性を活かしてここ1年間KBS、MBC、SBS、ケーブルチャンネル(tvN、OCN、Mnet、tvNなど)、総合編成チャンネル(JTBC、TVCHOSUN、CHANNEL A、MBN)のドラマの中で最も印象的なキャラクターを演じた俳優を選定し、毎年授賞することにした。「第1回TVレポートキャラクターアワード99」には多様かつ専門的な視覚を持つ自社編集局と業界従事者が投票者として参加した。対象となる作品は8月の第2週から9月の第1週までにここ1年間(2012年7月~2013年7月)放送されたドラマで、キャラクター分類、投票作業を経て最も高い点数を記録したキャラクターを1位から99位までまとめた。参考:KBSは合計18編(以下、月火、水木、毎日、週末、シットコムを含めた基準)で約415名(以下、カメオを除いた人員基準)のキャラクターを、MBCは合計15編の作品で約317名のキャラクターを、SBSは合計19編の作品で約387名のキャラクターを、CJと総合編成チャンネルは合計22編の作品で約300名のキャラクターをそれぞれ輩出した。ここ1年間に放送されたドラマは全部で74編、これらが排出したキャラクターは約1419名だという結論を出すことができる。キャラクターBEST10、栄光の1位は全知全能ミス・キム約1419名のキャラクターのうち、1位に選ばれたのはKBS 2TV「オフィスの女王」(脚本:ユン・ナンジュン、演出:チョン・チャングン、ノ・サンフン/16部作/2013.4.1~2013.5.21/最高視聴率14.6%、ニールセン・コリア集計全国基準)のミス・キム(キム・ヘス)だ。「今までこのように頭からつま先まですべてが独特なキャラクターはなかった」というのが回答者たちのミス・キムを選んだ主な理由だ。3ヶ月間勤務する契約社員としてY-Jangグループに採用されたミス・キムは、正社員が恥ずかしくなるほど数多くの資格と優れた業務能力を持つスーパー派遣社員だ。ヘアゴムできれいに結んだヘアスタイル、暗い系統のパンツスーツ姿、黒い書類バックなど、ミス・キムの出勤服は彼女のトレードマークだ。これにキム・ヘスの演技が完璧に調和し、最も印象的なキャラクターを作り出した。わずかな差で2位となったキャラクターはMBC月火ドラマ「ゴールデンタイム」(脚本:チェ・ヒラ、演出:クォン・ソクチャン、イ・ユンジョン/23部作/2012.7.9~2012.9.25/最高視聴率15.5%、ニールセン・コリア集計全国基準)のチェ・イニョク(イ・ソンミン)だ。チェ・イニョクは重症外傷患者を受け入れて手術する、国内でも数少ない医師だ。権力争いに偏る他の医師と違って、患者の命を最優先に考える、理想的な医師のキャラクターだった。本分を大事にし、根気ある性格が彼の魅力として挙げられた。また、イ・ソンミンの好演のおかげで医療界だけでなく、すべての人が手本にすることができる、正義感溢れる人間的な人物だという評価を受けた。ベストキャラクター3位はSBS水木ドラマ「君の声が聞こえる」(脚本:パク・ヘリョン、演出:チョ・スウォン/18部作/2013.6.5~2013.8.1/最高視聴率24.1%、ニールセン・コリア集計全国基準)の殺人鬼ミン・ジュングク(チョン・ウンイン)が獲得した。「君の声が聞こえる」はファンタジー、ロマンス、コミック、スリラーなどが混ざった複合ジャンルドラマで、緊張感を高める悪役を演じたミン・ジュングクは視聴者の没入度を高めることに一役買った。「殺すぞ」などの強烈なセリフで視線を捉えたのはもちろん、最後まで二重的な態度を見せて緊張感を高めた。また悪行を行うしかなかった事情で訳ありキャラクターに仕上げた。ミン・ジュングクのキャラクターをより立体的なものにしたチョン・ウンインのリアルな表情演技や扮装も注目を浴びた。キャラクターを生かすことにおいて、悪役ほど強い一発はない。ミン・ジュングクの他にも半分に近い悪役がキャラクターベスト10にランクインしたのはこの事実を裏付ける。キャラクターベスト4位はMBC週末ドラマ「百年の遺産」(脚本:ク・ヒョンスク、演出:チュ・ソンウ/50部作/2013.1.5~2013.6.23/最高視聴率30.3%、ニールセン・コリア集計全国基準)のパン・ヨンジャ(パク・ウォンスク)が獲得した。パン・ヨンジャは息子と嫁を離婚させるために嫁を精神病院に入院させ、暴行を加えるなど、最強の怖い姑の姿を見せた。やぶから棒で勝手な悪役だったが、憎めない可愛い面もあり、視聴者に愛された。「百年の遺産」の中の悪役を一人で引き受け、視聴率けん引の一番の貢献者となった。絶対悪女として視聴者に憎まれたSBS月火ドラマ「野王」(脚本:イ・ヒミョン、演出:チョ・ヨングァン/24部作/2013.1.14~2013.4.2/最高視聴率25.8%、ニールセン・コリア集計全国基準)のチュ・ダヘ(スエ)はキャラクターベスト8位となった。チュ・ダヘは身分の上昇のため、愛したハリュ(クォン・サンウ)と娘(パク・ミンハ)を捨てたひどい人物。貧しさから抜け出した後、どん底に落ちないために嘘と裏切りを躊躇なく繰り返した。視聴者はチュ・ダヘの悪行がどこまで続くかを知りたがりながら見守った。現実にはありえそうもないキャラクターであるため共感を得ることはできなかったものの、スエの強烈な演技は視線を捉えた。彼女が笑っていても鳥肌が立つという評価が多かった。MBC月火ドラマ「九家の書」(脚本:カン・ウンギョン、演出:シン・ウチョル、キム・ジョンヒョン/24部作/2013.4.8~2013.6.25/最高視聴率19.5%、ニールセン・コリア集計全国基準)のチョ・グァヌン(イ・ソンジェ)がキャラクターベスト10位に名を挙げた。チョ・グァヌンは成功や出世のためならなりふり構わないキャラクターだ。他の悪役には一抹の同情心を感じるところが少しでもある一方、チョ・グァヌンは絶対悪の象徴であるためむしろ魅力的だった。舌を巻くほど非人間的だった。良心の呵責はまったくない朝鮮版サイコパスだ。悲劇的なキャラクターも支持を受けた。SBS水木ドラマ「その冬、風が吹く」(脚本:ノ・ヒギョン、演出:キム・ギュテ/16部作/2013.2.13~2013.4.3/最高視聴率15.8%、ニールセン・コリア集計全国基準)のチョ・ムチョル(キム・テウ)がキャラクターベスト5位、tvN「ナイン~9回の時間旅行~」(脚本:ソン・ジェジョン、キム・ユンジュ、演出:キム・ビョンス/20部作/2013.03.11~2013.05.14/最高視聴率1.95087%、ニールセン・コリア集計ケーブル加入世帯基準)のパク・ソヌ(イ・ジヌク)が6位となった。チョ・ムチョルは主名公オ・ス(チョ・インソン)を脅かしながら劇の緊張感をピークに引き上げた人物。しかし初恋の女性がオ・スのせいで死ぬところを目撃したという悲しい事情を持つ、訳ありの悪役として視聴者の感性を刺激した。また後半になるにつれてオ・スを殺すかも知れない悪役からオ・スを見守る兄貴に変化し、憎めないキャラクターになった。特にキム・テウのカリスマ性溢れる低い声と強烈な表情演技がチョ・ムチョルというキャラクターをより生かしたという評価を受けている。パク・ソヌは自身と家族、恋人を守らなければならないという義務感で時間旅行を続けた人物だ。不幸を巻き起こしたものの、彼の時間旅行は誰もが共感できる名分から始まった。時間旅行者を演じたイ・ジヌクは深みのある、抑え目の感情演技で視聴者を虜にした。愛と悲しみ、絶望と憤り、苦悩などの様々な感情を眼差しで表現した。骨を惜しまないアクション演技も際立った。イケメンキャラクターは20~30代女性視聴者の絶対的な支持を受ける。7位となったKBS 2TV水木ドラマ「優しい男」(脚本:イ・ギョンヒ、演出:キム・ジンウォン、イ・ナジョン/20部作/2012.9.12~2012.11.15/最高視聴率18.3%、ニールセン・コリア集計全国基準)のカン・マル(ソン・ジュンギ)と9位を獲得した「九家の書」のク・ウォルリョン(チェ・ジニョク)は女性視聴者をときめかせたイケメンキャラクターだ。カン・マルは「優しい男」で最も変化が多く、悲劇性が強い人物だ。彼は初恋の女性を守るために医師の夢を諦め、殺人者になった。自身を裏切った初恋の女性に復讐をすればするほどむしろ傷つくカン・マルの姿は母性愛を刺激した。映画「私のオオカミ少年」の大ブレイクで株を上げているイケメン俳優ソン・ジュンギは、カン・マルに高いはまり具合を見せドラマの成功をけん引した。ク・ウォルリョンは神獣だが、人間であるユン・ソファ(イ・ヨニ)への純愛でギャップのある魅力をアピールした。千年悪鬼になった後もソファに対する彼の恋心は変わらなかった。特にク・ウォルリョンを演じたチェ・ジニョクのキャスティングは神の一手と呼ばれるほど完璧だった。鋭さと温かさを行き来する彼の演技は全国をウォルリョンアリ(ウォルリョンに夢中)に陥らせた。チェ・ジニョクは「九家の書」を通じてスターに浮上し、来月9日にスタートするキム・ウンスク脚本家のドラマSBS「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち」にもキャスティングされた。KBSドラマ3編が最高視聴率1、2、3位にランクイン調査の結果、KBSが26名(月火ドラマ13名、水木ドラマ4名、毎日ドラマ1名、週末ドラマ6名、シットコム2名)でキャラクターベスト99ランキングの中に最も多くキャラクターをランクインさせた。その次にわずかな差でMBCが25名(月火ドラマ6名、水木ドラマ6名、毎日ドラマ5名、週末ドラマ8名)、SBSが23名(月火ドラマ3名、水木ドラマ9名、毎日ドラマ3名、週末ドラマ8名)、ケーブルチャンネルが20名、総合編成チャンネルが5名をランクインさせた。地上波放送局の場合は、連続ドラマより短くても強烈なミニシリーズ(毎週連続で2日間に2話ずつ放送されるドラマ)が良いキャラクターを多く排出し、編成方式が地上波とは違うCJや総合編成チャンネルのドラマはジャンル別にキャラクターにも差を見せた。総合編成チャンネルの場合は、2011年に発足したJTBCドラマのキャラクターだけがキャラクターベスト99ランキングに名を挙げた。今年、地上波とケーブルチャンネル、総合編成チャンネルを合わせて最も高い視聴率はKBS 2TV週末ドラマ「いとしのソヨン」(脚本:ソ・ヒョンギョン、演出:ユ・ヒョンギ/50部作/2012.9.15~013.3.3/最高視聴率47.6%、ニールセン・コリア集計全国基準)が記録した。続いてKBS 1TV毎日ドラマ「がんばれ、ミスターキム!」(脚本:チョ・ジョンジュ、演出:キム・ジョンヨン/124部作/2012.11.5~2013.4.26/最高視聴率30.8%、ニールセン・コリア集計全国基準)とKBS 2TV週末ドラマ「最高です!スンシンちゃん」(脚本:チョン・ユギョン、演出:ユン・ソンシク/50部作/2013.3.9~2013.8.25/最高視聴率30.8%、ニールセン・コリア集計全国基準)が共同2位となった。これでKBSは今年のドラマ最高視聴率ランキングの上位に合計3編を挙げた。最多キャラクター輩出ドラマ「オフィスの女王」今年のキャラクターベスト99ランキングに最も多いキャラクターをランクインさせたドラマはどんな作品なのか。調査の結果、ミス・キムをはじめとする5名のキャラクターを出した「オフィスの女王」が1位となった。ミス・キムのほかに、チャン・ギュジク(オ・ジホ、42位)、コ・ジョンド(キム・ギチョン、62位)、チョン・ジュリ(チョン・ユミ、60位)、ム・ジョンハン(イ・ヒジュン、73位)が良いキャラクターに選ばれた。最多キャラクター輩出ドラマ2位はそれぞれ4名ずつ選ばれた「九家の書」(ク・ウォルリョン9位、チョ・グァヌン10位、チェ・ガンチ(イ・スンギ)31位、タム・ヨウル(miss A スジ)38位)、「いとしのソヨン」(イ・サムジェ(チョン・ホジン)12位、イ・ソヨン(イ・ボヨン)16位、チャ・ジソン(キム・ヘオク)28位、チェ・ホジョン(チェ・ユニョン)52位)、「君の声が聞こえる」(ミン・ジュングク、パク・スハ(イ・ジョンソク)、チャン・ヘソン(イ・ボヨン)16位、オ・チュンシム(キム・ヘスク)25位)などの3作品だ。それぞれ3名ずつランクインさせたドラマは「その冬、風が吹く」(チョ・ムチョル、オ・ヨン(ソン・ヘギョ)17位、オ・ス20位)とSBS「私の恋愛のすべて」(キム・スヨン(シン・ハギュン)24位、ノ・ミニョン(イ・ミンジョン)92位、キム・サンス(チン・テヒョン)89位)、「百年の遺産」(パン・ヨンジャ、キム・チョルギュ(チェ・ウォニョン)23位、ヤン・チュンフイ(チョン・インファ)59位)、MBC毎日ドラマ「オーロラ姫」(ナターシャ(RUN)55位、トクデ(犬)68位、オ・ロラ(チョン・ソミン)76位、tvN水曜ドラマ「青い巨塔」(末年(チェ・ジョンフン)19位、新兵(イ・ヨンジュ)49位、上兵(キム・ホチャン)51位)、KBS 2TV月火ドラマ「ゆれながら咲く花」(パク・フンス(キム・ウビン)31位、コ・ナムスン(イ・ジョンソク)32位、オ・ジョンホ(クァク・ジョンウク)46位)など、地上波とケーブルチャンネルで均等に名を挙げた。良いキャラクターとして2つも挙げられた名俳優は?イ・ジョンソク、イ・ボヨン、チン・テヒョン、ソン・ドンイル、イ・ミスクは今年のキャラクターアワード99位の中に自身が演じたキャラクターの名前が2つ挙がった俳優だという共通点を持っている。イ・ジョンソクは「君の声が聞こえる」のパク・スハと「ゆれながら咲く花」のコ・ナムスンを、イ・ボヨンは「いとしのソヨン」のイ・ソヨンと「君の声が聞こえる」のチャン・ヘソンをそれぞれ演じ、今年のキャラクターアワード99位に堂々と名を連ねた。またMBC毎日ドラマ「オ・ジャリョンが行く」(脚本:キム・サギョン、イ・ジェジン)/129部作/2012.11.19~2013.5.17/最高視聴率21.3%、ニールセン・コリア集計全国基準)のチン・ヨンソク(27位)と「私の恋愛のすべて」(脚本:クォン・ギヨン、演出:ソン・ジョンヒョン)/16部作/2013.4.4~2013.5.29/最高視聴率7.4%、ニールセン・コリア集計全国基準)のキム・サンス(89位)を演じたチン・テヒョンは相反するキャラクターを魅力的に表現したという評価を受けた。ソン・ドンイルもSBS月火ドラマ「チャン・オクチョン」(脚本:チェ・ジョンミ、演出:プ・ソンチョル/24部作/2013.4.8~2013.6.25/最高視聴率11.4%、ニールセン・コリア集計全国基準)のチャンヒョン(33位)とKBS 2TV水木ドラマ「チョンウチ」(脚本:チョ・ミョンジュ、パク・デヨン、演出:カン・イルス、パク・ジンソク)/24部作/2012.11.21~2013.2.7/最高視聴率15.2%、ニールセン・コリア集計全国基準)のポング(71位)を演じながら同じ時代劇であるにもかかわらずまったく違う重みをアピールした。JTBC月火ドラマ「私たち結婚できるかな?」(脚本:ハ・ミョンヒ、演出:キム・ユンチョル/20部作/2012.10.29.~2013.1.1/最高視聴率2.82005%、ニールセン・コリア集計有料放送世帯基準)のトルジャ(44位)と「最高です!スンシンちゃん」のソン・ミリョン(58位)を演じたイ・ミスクはまったく違う雰囲気の母親キャラクターを作り出したという評価を受けた。イ・ミスクのカリスマ性溢れる演技力は、キャラクターをより強烈に印象付けた。今年の放送局別ドラマの成績と今後の見通し昨年水木ドラマと週末ドラマで視聴率1位を記録し、良い評価を受けたKBSドラマは今年「いとしのソヨン」を除けば全般的に暗い時期を過ごさなければならなかった。巨額の制作費を投じた水木ドラマ「チョンウチ」「IRIS 2」「天命」は期待ほどの成績をおさめることができず、週末ドラマ「最高です!スンシンちゃん」は前作「棚ぼたのあなた」「いとしのソヨン」の陰に隠れ、ライバル週末ドラマに脅かされた。毎日ドラマ「がんばれ、ミスターキム!」「天まで届け、この想い」も期待したほどの視聴率を確保できなかった上、視聴者の評価もよくなかった。しかし新人脚本家を発掘するKBSの能力は評価できる。良いキャラクターを輩出したと同時に作品性を認められた「ゆれながら咲く花」と「オフィスの女王」は新人脚本家のミニシリーズデビュー作だ。地上波の中で唯一短幕劇の制作を続けているKBSの努力が新人脚本家を通して人に知られるようになったのだ。現在月火ドラマ視聴率1位をキープしている「グット・ドクター」と23日にスタートする水木ドラマ「秘密」も新人脚本家の作品だ。他にも「未来の選択」「総理と私」「感激時代」、来年1月4日放送予定の時代劇「鄭道傳」など、様々なジャンルのドラマが視聴者との出会いを待っている。今年のMBCドラマは昨年と同じく、主に時代劇だった。しかし人気の差は激しかった。「九家の書」は大きな人気(平均視聴率10%台後半)を博しながら新しいスター(チェ・ジニョク)まで誕生させたが、後番組である「火の女神ジョンイ」は同時間帯の最も低い視聴率で屈辱を味わっている。イ・ビョンフンプロデューサーの「馬医」は酷評を受け、前作の期待を超えることができなかった。「ホジュン~伝説の心医~」は予想外の成功をおさめ、毎日時代劇の可能性を認められた。この勢いを継ぎ、後番組(「帝王の娘 スベクヒャン」)も編成が確定された状態だ。一方、現代劇はあまり人気を博せなかった。正統派ラブストーリー「男が愛する時」からスリリングな追撃ドラマ「TWO WEEKS」まで様々なジャンルが試みられ、ソン・スンホン、コ・ヒョンジョンなどトップスターのラインアップも華やかだったが、成績は低かった。来年も今年と同じくMBCは時代劇「奇皇后」「パチョン王」などが強勢である見通しだ。現代劇はメディカルドラマ「メディカルトップチーム」が10月2日にスタートする予定だ。SBSドラマは今年、時代劇(「大風水」)より現代劇(「その冬、風が吹く」「私の恋愛のすべて」「君の声が聞こえる」)、その中でも恋愛ドラマ(「その冬、風が吹く」「君の声が聞こえる」)が強勢を見せた。特に恋愛ドラマだけでなく、コミック、スリラー、ファンタジーなどが加えられた「君の声が聞こえる」と「主君の太陽」などが爆発的な人気を博した。SBSはこれからより激しいドラマ競争を繰り広げる見通しだ。トップスター(チェ・ジウ、チョン・ジヒョン、イ・ミンホ、キム・スヒョン)、スター脚本家(キム・スヒョン、キム・ウンスク、パク・ジウン)、スタープロデューサー(チョン・ウリョン、キム・ヒョンシク、チャン・テユ)を前面に出したドラマを多数編成したからだ。特異点は時代劇がまったくないということだ。今年SBS時代劇がおさめた低い成績が編成に影響を及ぼしたという。今年、ケーブルチャンネルのドラマは質的量的な向上を成し遂げた。シーズン制ドラマ(「バンパイア検事」シーズン2、「ブッとび!ヨンエさん」シーズン11、「特殊事件専門担当班TEN」シーズン2)は相変わらず愛され、メディカル・子供・ラブコメなど様々なジャンルのドラマが放送された。「応答せよ1997」と「青い巨塔」のように社会的なブームを巻き起こしたドラマも登場した。これから放送されるケーブルドラマもこれに劣らない華やかな編成を誇る。tvNは「応答せよ1997」のシーズン2とも言われる「応答せよ1994」をはじめ、「チュノ~推奴~」クァク・ジョンファンプロデューサーのバスケットボールドラマ「バスケットボール」、人気シットコム「ハイキック」シリーズのキム・ビョンウクプロデューサーの「ジャガイモ星2013QR3」、映画「逮捕王」を手がけたイム・チャンイク監督のOCN「幽霊を見る刑事チョヨン」などが9~10月中の放送を控えている。総合編成チャンネルのドラマは地上波やケーブルより、ターゲットとする視聴者の年齢層が高かった。家族の愛を実感させるホームドラマ(「限りない愛」)と時代劇(「宮中残酷史-花の戦争」)、恋愛ドラマ(「私たち結婚できるのかな?」)などが主に放送された。これからも中高年層の好みに合わせたドラマが着実に披露される予定だ。「6兄妹」の2013年版と呼ばれながら注目を浴びている「長女」と「彼女の神話」の後番組で、刺激的ながらも社会の現実をコミカルに描いた「隣人の妻」が視聴者の評価を待っている。
【スターコラム】イ・ユビ“キョン・ミリの娘”今や立派な役者!
イ・ユビはデビュー3年目の新人だ。2011年総合編成チャンネルMBNシットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)「ヴァンパイアアイドル」でデビューし、KBS 2TVドラマ「優しい男」でカン・チョコ役を演じ、可愛いらしい外見と演技で名を知らせ始めた。何よりイ・ユビという名前を世間にはっきりと刻めたのは、母キョン・ミリのお陰だ。キョン・ミリの娘として役者活動をしていれば、他の人に比べて容易く活動できたはずだが、イ・ユビの選択は違った。最近放送終了したMBCドラマ「九家の書」でチョンジョ役を演じ、視聴者に強烈な印象を与えたイ・ユビは、いつの間にかキョン・ミリの娘という言葉から解放されているようだった。既に準備された役者であるしかなかったイ・ユビの全て、彼女の話に耳を傾けてみよう。/編集者NAVER スターコラム:イ・ユビこんにちは!うわあ。本当にワクワクします。トップスターにしかできないというNAVER スターコラムで、私がご挨拶できるとは思いませんでした。本当に光栄です。何をどこから話せば良いのかよく分かりませんが、それでも私の話に最後まで耳を傾けてください。それでは始めます。声楽を始めた理由私が子どもの頃から声楽をしてきたことは、皆さんご存知だと思います。私は小さい頃から母と一緒にテレビ局やドラマの撮影現場によく行っていました。しかし、そのたびに私を見た方々は口を揃えてこう言いました。「ユビも、もうすぐ母を見習って役者になるだろうな」「ユビの夢は当然役者だろう?」等々。そんな話は本当に聞きたくなかったんです。そこで自ら「私は絶対、役者にはならない」と誓いました。返事もしました。私はやらせてくれても絶対に演技はしないと。ちびっ子のくせに本当に生意気でした。母を見習ってという言葉を聞かずに済む仕事は何かと考えました。そしてCNNのニュースキャスターが頭に思い浮かんだのです。それなら母と一緒にテレビに映ることはないから。母に留学したいとおねだりしました。そして小学校4年生の時までカナダに留学しました。しかし、そこで偶然「ロミオとジュリエット」というミュージカルを観ました。本当に面白かったです。その時からミュージカル俳優になりたいと思い始め、声楽を学ぼうと考えました。そのようにして6年の時から声楽を始めたのです。ミュージカル俳優になるという思いで芸術中学校、芸術高校まで進学しました。しかし高校に進学してから声楽について真面目に考え始めました。欲が出てしまったんです。実力は友だちに比べて多少劣ってはいましたが、いきなり夢ができたので。ヨーロッパやアメリカのオペラ劇場に立ちたかったんです。大学1年の時まではそれが私の夢であり目標でした。しかし、今はそのような舞台への未練はありません。けれど、ミュージカルには是非挑戦してみたいです。声楽の発声を応用するミュージカルがありますよね?いつチャンスが来るか分かりませんが、今から一生懸命に準備したいと思います。演技は私の運命大学2年の時でしょうか。その時思春期が来たと思います。へへ。突然その時に私がしてみたいと思うことは全部したいと思いました。そこで些細なことから始めました。ピアスもして、髪も染めて、スクーターにも乗りました。そうして些細な願いを一つずつ叶えていって、演技まですることになりました。役者になりたいわけではありませんでしたが、一度してみたいとは思っていたからです。自分でもどうすることもできなかったみたいです。私が始めて演技をしたのはオーディション会場ででした。それまでは特に演技を習ったことがありませんでした。私のデビュー作であるシットコムの公開オーディションでしたが、生まれて初めて、そこで演技をしました。オーディションに合格したのは、本当に運が良かったからです。私の役は神秘主義の少女のキャラクターであまりカメラに映ることもなかったので、本当に素人の新人をキャスティングしたのです。そのキャラクターと私が運よくマッチしたわけです。私は雑誌に載ったことすらないのに合格するなんて、ただ運が良かったとしか言い様がありません。あ、当時シットコムの制作スタッフは母の存在を全く知りませんでした。しかしある日、撮影現場に噂が立ちました。撮影が中盤に差し掛かっていた頃、記事が報じられたのです。私たちの中にキョン・ミリの娘がいると。女優は4人だけでした。面白いのは、誰もそれが私だとは思わなかったことです。もちろん、後から皆さんが知りました。そして「知ってから見るとお母さんに似ているね」とも言われました。母のことが知られてからも特に変わったことはありません。チョコからチョンジョまで「優しい男」に出演した時は、末っ子の私にも皆さんは本当に優しかったです。新人の私にとってはただただ感謝するだけでした。雰囲気も本当に良かったです。カン・チョコの役は「九家の書」で演じたパク・チョンジョの役に比べると演じる量は少なかったです。「優しい男」で私が重要度の低い役割を担当したとすれば、「九家の書」では重い役割を担当したというべきでしょうか。「九家の書」の序盤では感情的にとても高ぶっていたと思います。また、一緒に演じたイ・ソンジェ先輩が集中できるように助けてくださいました。実はイ・ソンジェ先輩はとてもお茶目で、本当に優しい方です。そこでむしろ心配になったりもしました。本当に集中しなければならないのに、できなかったらどうしようと。こう言ったことがあります。「先輩、私は今チョ・グァンウンを恐れるべきなのに、チョ・グァンウンが好きになってはいけないのに、それが上手くできません」と。それでもいざ撮影が始まると雰囲気がガラッと変わります。そして私も一つになるのです。実はチョンジョは、状況も台詞も強かったです。そのため正直負担にもなりました。一番大きな悩みは果たして私がチョンジョのキャラクターに合うのかどうかでした。私がもう少しシャープな顔だったら良かったのにとまで思ったほどです。なので一生懸命に演技の練習をするしかありませんでした。チョコの時も悩みはありました。初めての本格的なドラマだったからです。今考えてみると、世の中に容易いことは何一つないようです。これからも、どういう役を演じるか分かりませんが、果たして簡単な役などあるのでしょうか。少しずつ感じられる認知度「九家の書」に出演してから私に気付いてくださる方が本当に多くなりました。「優しい男」が終わったときは友達と買い物したり、おしゃべりしたり、美味しいものを食べに行ったりしても気付かれませんでしたが、今はどこに行っても気付かれます。それまでは、なぜ芸能人が公共の場所に行ってはいけないんだろうと思っていましたが、今は芸能人だから行ってはいけないのではなく、周りの方の邪魔になるような気がしました。迷惑をかける気分といいましょうか。一度はこういうこともありました。レストランに入ったとき、私に気付かれた方々がいました。そして賭けをしたみたいなのですが、私にイ・ユビではないかと聞いてきました。そこで「違います」と答えました。急に悪戯がしたくなったんです。もちろん、改めて挨拶しましたが。そうすると本当に喜んでくださいました。正直、誰かが私のことを知っていることが不便な時もありますが、気分は本当に良いです。交際説そして破局説「優しい男」の撮影の時でした。その時初めて交際説が報じられました。記事がとても具体的でした。知人の紹介で出会い、出会って1ヶ月ほど経ち、またCOEXでデートをしたと。私は知人の紹介で会ったこともなく、友達みんなと一緒に会いました。ク・ウォンとはデビューする前から親しい友達でした。あ、その記事が報じられる何ヶ月も前からCOEXには行っていないのに、「あれ?何これ?」と思いました。私は交際説で話題になる立場ではなかったのに。世間では私のことに興味がないと思っていましたが、そのような記事が報じられると正直実感がありませんでした。本当に恥ずかしかったです。そしてこの前、破局説が出ました。活動を始めてから、友達にも会えずにいたのに。ここではっきりと言いますが、本当に事実ではありません。誤解しないでください。スケジュールが忙しく疎遠になり破局を迎えたって?もう~。このようにとんでもない噂が続くと、1度や2度なら笑ってすごせますが、他人の話も信じられなくなるような気がします。前は芸能人の話をしていて、そういう話題になると「あ、そう?」という反応でしたが、今は「それは、分からないだろう」という見方をとります。そうすると友達から芸能人の見方をするんだと非難されます。私が実際に経験してみて、今まで交際説に悩まされた方々の気持ちが多少は分かるような気がしました。スターコラムを終えながら長い話を読んで頂きありがとうございます。これからも更に一生懸命に活動しながら良い姿をお見せします。そのような期待にお応えできるよう努力しますので、見守っていてください。あ、そして暑い日が続いていますのでお体に気をつけてください。今までトップスターの方々だけが書くスターコラムでしたが、私が書いて多少驚かれたかと思います。私もとても光栄に思っています。最善を尽くして書きました。どうでしたか?もし、これからも気になることがありましたら質問してください。書き込み一つ一つ全部チェックしていますので。文:イ・ユビ「NAVER スターコラム」は、注目の俳優やアイドル、アーティストたち本人がコラムを執筆。話題のスターが直接書いたコラムをお届けしています。
ムン・チェウォン「優しい男」でもっとも記憶に残るシーンは?“日本でのソン・ジュンギとのキスシーン”
女優ムン・チェウォンが、KBS「優しい男」でのソン・ジュンギとのキスシーンが一番記憶に残っていると話した。ムン・チェウォンは5日に韓国で放送されたKBS「芸能街中継」に出演し、ドラマ「優しい男」に関する話などをした。その中で「日本でのソン・ジュンギとのキスシーンが一番記憶に残っている」と話した。「優しい男」に出演し、ソ・ウンギ役で人気を得たムン・チェウォンは、この日ドラマの中で記憶に残るシーンとして、キスシーン以外にも悪口を言うシーン、パク・シヨンにビンタを食らわされるシーンを挙げた。さらに彼女は「学生時代に同じ夢を見る学友たちと一緒に過ごしていて、かなり活発な方だった。いたずらっ子だったし、学校をサボったこともある」と過去を明かし、リポーターを驚かせた。
「会いたい」から「ファッション王」まで…2012年「10asia」アワード“今年のNo Thank you!”
よく見るほど美しく、長く見るほど愛らしいものも、もちろんある。しかし、よく見れば見るほど恥ずかしくなり、長く見れば見るほど残念な気持ちになるものも確かにある。一つの作品を作るため、汗水を流して働いた関係者たちの苦労を認めながらも、「10asia」が2012年のドラマ界のNo Thank youを選んだ。今年、楽しくドラマを見ている時に、起承転崩(起承転結+メンタル崩壊の合成語)なエンディングから強制童顔(実年齢よりもはるかに若い役を演じること)まで、向き合わなければならなかった恥ずかしかった瞬間にGo!Go!Go!◆今年の未熟クラブ◆SBSドラマ「花ざかりの君たちへ」チャ・ウンギョルのどんぐり頭ファッションは顔で完成するとよく言う。しかし、顔自体が愛嬌の塊である「花ざかりの君たちへ」のチャ・ウンギョル(イ・ヒョヌ)でさえも、ヘアスタイルをどんぐり頭にしたことで可愛くなくなってしまった。風の方向を無視したまま、ただ上下に動くチャ・ウンギョルのどんぐり頭のせいで、転校生ジェヒ(f(x) ソルリ)の面倒を見てくれる優しい心や、SNSにセルフショットを頻繁にアップロードするファンサービスも、その魅力を失った。だが、18歳のチャ・ウンギョルのムチャぶりは、若いという理由でまだ見逃すことができるが、KBS「チョンウチ」に出演する2人の30代の俳優がおでこを出したことは、何となく切なくなる。2:8で分けた髪の間からおでこがそっと出ているチョン・ウチ(チャ・テヒョン)のヘアスタイルはもちろん、長い髪の毛をオールバックにしたガンニム(イ・ヒジュン)は、まるでM字のおでこから出てくる強烈なエネルギーで道術を披露しているようだ。やはり、見せていいものは、腹筋だけだと思う。◆今年の無理の一手のパロディー◆MBC「馬医」ペク・クァンヒョンの女性の口説き方タイムスリップでもしたのかと気になる。MBC「馬医」のペク・クァンヒョン(チョ・スンウ)は、朝鮮時代の人なのに、ユーモアだけは時間を遥かに越えて2012年のものを持っているようだ。恵民署(ヘミンソ:朝鮮王朝時代に設置された官庁・医療施設)の医女カン・ジニョン(イ・ヨウォン)に「やはり、昼には貞淑で、夜にはよく遊ぶ女性」という「江南(カンナム)スタイル」の歌詞を言って彼女を怒らせたり、特別に針の刺し方を教えてあげるとKBS「ギャグコンサート」の「乞食の品格」のホ・ギョンファンの流行語を利用し「気になりますか? 気になったら5プン(昔のお金の単位)」と言って叩かれる。それでも、まだ足りなかったのか、「叩くんだったら、7プン。でも、僕がどうして5プン、7プンと言っているのか本当に分からないんですか? 気になりますか? 気になったら、5プン」と最後まで言い切る根性まで見せる。こうしても、グァンヒョンが女性たちに人気を博しているところを見たら、時代の最先端をいったユーモアこそ、彼の隠れた魅力だと思う。◆今年の青少年◆MBC「会いたい」のトラウマドラマ序盤の子役の影響力が以後の視聴率を左右するほど大きくなったとはいえ、彼らに大人も耐えられないほどの苦痛を与えるのは困る。SBS「蒼のピアニスト」のユ・イナ(キム・ジフン)が、母親が違う兄弟ジホ(カン・イソク)に「お前は僕の父親のY染色体を盗んで、間違えて生まれた不良品だ」「歩き始めたら、次はヒマラヤに登るということなのか?」と言ったように、いくら生物学的な知識と文学的な比喩を使って大人っぽい言葉を使っても、子どもは子どもに過ぎないからだ。MBC「メイクイーン」で13歳のヘジュ(キム・ユジョン)が追いかけてくる闇金業者たちから逃げようと海の中に飛び込むことも驚くべき話であるのに、ジョンウ(ヨ・ジング)の目の前で15歳のスヨン(キム・ソヒョン)が暴行されたことを暗示するMBC「会いたい」は、子役たちにとって残酷過ぎる。「大丈夫ではない」という言葉が聞こえてくるようだ。◆今年の「音楽を止めてください、DJ」◆SBS「ファントム」ファントムの登場いくらいい音楽でも何度も聞いたら飽きてしまう。よくあるOST(劇中歌)用のバラード曲なので、新鮮に感じられたのも少しの間だけで、ドラマの中で何度も繰り返されるBGMは緊張感を無くし、視聴者の失笑まで買うようになる。SBS「ファントム」ではそのタイトル通り、ファントムチョ・ヒョンミン(オム・ギジュン)が登場するたびに、ミュージカル「オペラ座の怪人」OSTである「The Phantom of the Opera」を流し、彼が自殺するシーンでも例外なくこの曲を使った。また、KBS「赤道の男」ではギラギラする太陽と共に、第1話の冒頭シーンから登場したメインテーマ「赤道の男 main theme forman from equator」が第1話の中で何度も流れた。また、JTBC「妻の資格」では70~80年代にヒットしたジェーン・バーキンの「Yesterday Yes A Day」を何度も聞かせ、ターゲット視聴者層を強く攻略した。この結果、作品の内容よりもBGMの方が先に頭の中に浮かぶという結果となったが、果たしてこれは繰り返して聞いた学習の成果なのか、それとも弊害なのか。◆今年のXマンの中のXマンはCG◆SBS「ファッション王」の不自然な海私たちは知っている。CG作業は決して簡単ではなく、複雑でお金がたくさんかかるということを。しかし、俳優をディスるレベルのCGの場合は話が違う。SBS「ファッション王」の船上で謀反を起こすシーンは、カン・ヨンゴル(ユ・アイン)の目つきより、うねる波の上にカン・ヨンゴルだけを置いたような不自然さで視聴者たちを驚かせ、イ・ガヨン(シン・セギョン)の後ろに見えるニューヨークの背景もおもちゃのビルのように見えた。時間を遡ってみても、あまり変わらない。平凡なセットをただ霞めただけで空の世界だと主張するMBC「アラン使道伝」は、ただの愛嬌に過ぎなかったのかもしれない。攻撃を受けて凍ってしまった「チョンウチ」のチョン・ウチ(チャ・テヒョン)は視聴者を凍らせ、高麗に行くSBS「シンイ-信義-」の空の門が粗末に開いた時は、かなり不安になった。もしかしたら、ドラマを見る時は、このように叫んだ方がいいかもしれない。CGは技術ではありません。信じる力です。◆今年の無法者 The Outlaw◆SBS「ドラマの帝王」アンソニー・キムフィクションの世界は現実の基準だけで評価してはいけない。しかし、ドラマの中の主人公たちが無理やり行う破壊的な行動は、時に共感を失うことはもちろん、キャラクターの蓋然性を低下させ、ストーリーの意味まで変化させる。KBS「ビッグ~愛は奇跡~」(以下「ビッグ」)で行方不明になったギョンジュンを探していたチャン・マリ(miss A スジ)は、ギョンジュンにそっくりな言葉遣い、癖を持つユンジェ(コン・ユ)を疑った末、躊躇せず窓を椅子で壊してギョンジュンの家に入る。4次元(人並み外れて風変わり)少女マリの突発的な行動ではあるが、これはスジだから可愛く見えるだけで、確実に不法侵入だ。SBS「ドラマの帝王」アンソニー・キム(キム・ミョンミン)は撮影テープを早く届けるため、バイク便の配達者に命を懸けて配達することを頼み、彼が事故に遭ったらテープだけ持ってその場から離れる。結局、配達者が亡くなった後で申し訳ないと思ったアンソニー・キムは、遺族に1億ウォン(約785万円)の慰労金を渡し、会社の代表の座から下ろされるなど、それなりの罪を償わせるが、命の重さは現実でもドラマでも決して軽く扱われてはいけない。◆今年の「だったら、触れないで」◆SBS「花ざかりの君たちへ」、MBC「Dr.JIN」もう新しいものがなかなかないコンテンツ過剰の時代に、苦労をかけて書いた新しいストーリーだけがいいとは言えない。いい原作をもとにジャンルの転換の妙味をいかしたり、原作を壊さずそのまま描くだけでもいいドラマを作ることができるからだ。しかし、日本の漫画を原作にしたSBS「花ざかりの君たちへ」とMBC「Dr.JIN」の場合、前者は野心がなさ過ぎて、後者は野望を捕らえ過ぎた。原作「花ざかりの君たちへ」は男装女子が男子校の寮に入って経験するストーリーを純情漫画のA to Zに従って細かくさっぱりと描いていたとしたら、その感受性を失ってしまったドラマはソルリとSHINee ミンホの高画質な画像を提供しただけにとどまり残念だった。一方、日本の歴史と時代背景に最適化された原作を、韓国の歴史に移入するという最初の段階から無理な一手でしかないと思えた「Dr.JIN」は、原作の再解釈どころか、エピソードを機械的に並べることで終わり、平行宇宙という宇宙的な結末に到達するといった寡欲の寂しさを残した。◆今年の起承転崩◆KBS「ビッグ」の自己否定メンブン(メンタルが崩壊するほど慌てること)という単語がなかったら、この気持ちを何と表現したらいいのか分からないような結末を描いたドラマがたくさんあったのは、気のせいであろうか。「ファッション王」のエンディングはヨンゴルがどうして、どのようにして、誰の手で死んだのかを説明せず、溺死説と白熊誤解説(白い毛皮のジャケットを着ていたため、シロクマだと誤認されて撃たれたという説)など、様々推測を生んだ。また、KBS「優しい男」のカン・マル(ソン・ジュンギ)は、生存率20%という脳の手術を受け、運よく生きることができたとしても、ナイフに刺されたまま、寒い街の中にしばらく放置されたにも関わらず、世界のどこにもいない人間の回復力で生き返った。「ビッグ」がドラマのストーリー上、ソ・ユンジェ(コン・ユ)が出てはいけないエンディングシーンに背中だけでも見せたことは、沈没したドラマの唯一の柱だったコン・ユに向けた視聴者の愛に恩返ししようとして試みたことであったのだろうか。さらに、夫婦の魂を変えてまでも結婚の虚像を描こうとしたKBS「ウララ・カップル」は、長い騒動が嘘であったかのようによりを戻して終わった。私が見たことを誰にも知らせないでと叫びたくなるように作られた起承転崩のドラマたちであった。◆今年の抱き合わせ◆KBS「優しい男」「優しい男」でカン・マルは、裸足で家から脱出して自分の家に来て一緒に海に行こうと言うソ・ウンギ(ムン・チェウォン)に、THE NORTH FACEの登山服と靴をプレゼントした。それを着用して海に行ったソ・ウンギは、GALAXY S IIIのスマートフォンを持って8枚の写真を連続で撮影した。まるで、広告の一部を取り入れたような無理なPPL(Product Placement:テレビ番組や映画に特定会社の商品を小道具として登場させること)の抱き合わせは、ドラマの感情線を無視し、視聴者からは没入どころか失笑を買い、ドラマの完成度を低下させた。MBC「キング~Two Hearts」の主人公たちがあえてサムスンのZipelt冷蔵庫の前でキスをし、「ファントム」のユ・ガンミ(イ・ヨ二)がなぜかSK-IIの化粧品をプレゼントされ、「メイクイーン」に登場するロボット掃除機が、突然防犯機能をアピールするシーンも同じだ。制作費の流れをよくする役割を果たすという面で、PPLが作品の外部的な潤滑油であることは否定できないが、視聴者はドラマを見ているわけで、通販を見ているわけではない。◆今年の強制童顔◆KBS「大王の夢」キム・チュンチュ弾力のない肌と言葉づかい、整っていない歯の状態だけで誤解してはいけない。信じがたいだろうが、「チョンウチ」の司僕寺(サボクシ:朝鮮時代に宮中の輿や馬に関することを司る官署)の奴婢ポング(ソン・ドンイル、45歳)は20代半ばであり、20代後半である内禁衛(ネグミ:王室の親衛部隊)の下士官ソ・チャンフィ(ホン・ジョンヒョン、22歳)より若い。「アラン使道伝」の閻魔大王(パク・ジュンギュ、48歳)は、目の周辺にしわが多いけれど、花のような美貌を持つ天帝(ユ・スンホ、19歳)と双子の兄弟だ。KBS「大王の夢」の青年キム・チュンチュ(チェ・スジョン、50歳)は、サッカーをしている途中、空中に飛び上がってボールを蹴ったり、お酒をたくさん飲みながら若いということを証明するが、やせている頬や疲れて見える目元だけは隠すことができない。どうして、歳月は彼らにだけ直撃弾を打ったのだろうか。その悔しさに視聴者たちも涙をこらえるほどで、ボングの頭を拳骨でごつんと叩いたり、キム・チュンチュにタメ口で話した人々は、今からでも頭を下げて謝るべきだ。
「優しい男」キム・テフン、グラビアで“悪い男”に変身
俳優キム・テフンが、グラビアを通じて悪い男の魅力をアピールした。キム・テフンは最近行なわれたファッションマガジン「Harper's BAZAAR」のグラビア撮影で、今までの優しい男のイメージを捨て、悪い男へと変身した。今回公開されたグラビアでは、これまで見られなかったキム・テフンの新たな姿を、彼ならではの多様なスタイルで表現した。高い人気から惜しまれつつも最終回を迎えたKBS 2TV水木ドラマ「優しい男」で、冷徹で節制した姿を披露し、冷たいカリスマ性をアピールしたキム・テフンは、今回のグラビアでは、自然でソフトな雰囲気を持ったキム・テフンならではの悪い男の魅力を見事に演出した。まず、暖かい印象のアイボリーのニットに自然なヘアスタイルで優しい魅力をアピールし、コートにファーを組み合わせた写真ではおどけた笑顔を見せ、自由奔放な姿を披露した。最後に、クラシックなコートに派手なシャツを着用した写真では、男性美溢れる眼差しでキム・テフンならではのユニークな魅力を披露し、それぞれ異なるキャラクターを連想させるかのような繊細な表情とスタイルで、現場のスタッフを感嘆させた。グラビア撮影の関係者は、「キム・テフンが多様なポーズと表情を披露し、すべての写真でそれぞれ違う魅力を見せた」と、キム・テフンのプロフェッショナルなグラビア撮影に対する称賛を惜しまなかった。キム・テフンのオムファタール(魔性の男)な魅力が溢れるグラビアは、ファッションマガジン「Harper's BAZAAR」1月号で確認することができる。
「優しい男」パク・シヨン“ハリウッド、ぶつかってみるしかない”
「優しい男」の悲しい悪女ハン・ジェヒ根っこからの悪女ではないKBS 2TVの水木ドラマ「優しい男」の後、女優パク・シヨンは忙しい日々を送った。ここ数ヶ月の間、カン・マル(ソン・ジュンギ)と世の中への愛憎に満ちていたハン・ジェヒ(パク・シヨン)として生きてきたが、意外と簡単にキャラクターから抜け出すことができた。「複雑な感情のために簡単ではなかったが、最後に向かうほど、色々と考え事が多くなった」というパク・シヨンと話してみた。お姉さん、お姉さん、お姉さんそれぞれ違う感情だった「実はドラマのタイトルが『優しい男』なのに、優しい人がいない」と語り始めた彼女は「あ、いる」と言いながら、パク・チュナ弁護士(イ・サンヨプ)とパク・ジェギル(イ・グァンス)を挙げた。カン・マルもソ・ウンギ(ムン・チェウォン)も一時は優しかったが、決して優しいだけではない人物だったというのが彼女の説明だ。「ドラマのカン・マルとは幼いころからの知り合いで、愛し合い憎しみ合いながら一緒にしてきた時間がある。そのため短い感情表現のシーンも複雑な場合が多かった。しかしアン・ミンヨン弁護士(キム・テフン)は、利用はしたが愛した関係ではなかったので、単純だった。結局その人の罪まで被り自首するが、私は台本読みの時からこの設定を知っていた。骨の髄まで悪いハン・ジェヒではないことを知っていた」初々しい大学生から財閥の奥様になり、そしてカン・マルと再会し、ハン・ジェヒは変わった。「時間の流れに合わせて細かく変身できなかった」としながらも「少しずつ変化を与えるために努力した」と。しかし、パク・シヨンにも戸惑うときがあった。最終回で罪を償うことにした後、7年が経ったころだった。「大詰めの段階で時間に追われていた状況で、7年の月日が経過してしまい驚いた」と語った。「カン・マルから『お姉さん』とたくさん言われた。最初は愛するお姉さんだったし、再会したときは冷酷なお姉さんだった。その後暫くは『ハン・ジェヒさん』と呼んだが、最後に『僕は本当に心が離れた』と言いながら『お姉さん』と言うときはゾッとした。最後に泣きながら『お姉さん』と呼んだ時は、再び昔に戻ったような気がした。7年後のハン・ジェヒを想像してみるとしたら?以前のように純粋ではないと思うが、働きながら真面目に暮らしたと思う。平凡な人生を生きるために努力したと思う」ハリウッド進出に対する本音チャンスであり、勉強「優しい男」が放送終了してからパク・シヨンは、ハリウッド映画「The Last Knights」にキャスティングされた。同映画で腐敗した権力の象徴であるケザ・モットの妻ハナ役にキャスティングされたパク・シヨンは、撮影のために7日チェコのプラハに向かった。「『優しい男』の撮影に入ったころ、キャスティングのオファーを受けたが、当時はハン・ジェヒしか考えられなかったので断った」と明かしたパク・シヨンは『考え直して欲しい』との連絡を受けた。今思い返すと、とても感謝している」と伝えた。「英語で演技をしたことがない。実は監督がもっとも先に見たのが外見だそうだ。東洋人だが東洋人らしくない外見で、どこの国の人か分からない外見が妙だとされていた。実際は大きな役ではない。『優しい男』が終わってから台本の分析に入ったが、かなり勉強になった。アン・ソンギ先輩が父親役なので、多少頼れそうな気もするし。撮影現場にはモーガン・フリーマンやクライヴ・オーウェンでないとマネージャーも入れないと言われたが、ぶつかってみるしかない」新しい環境に直面することは恐怖を伴う。しかし、パク・シヨンには怖さよりは好奇心のほうが大きいように見えた。既に中国にて1年以上一人で活動した経験があるからだ。2004年ドラマ「鳳求凰」で、中国で先にデビューした彼女は、当時を思い浮かべながら「そのときは本当に右も左も分からず、怖いことも、どのような困難があるかも想像できなかった」とし「今は少し怖い部分もあるが、それでも準備できることは少しはある」と微笑んだ。「幸い環境に対する適応力は速いほうだ。食べ物や寝る場所にもうるさくないし、人見知りでもない。もし、次の作品に繋がらず、この作品が成功しなかったとしても、私にとっては確かにチャンスであり、勉強であると思う。中国の活動で学んだこと?実は白紙の状態で行ったので、何が変わったか分かりません(笑) 大変だ、苦痛だというのはあまり分からないが、前向きに変わったような気がした。厳しい経験が栄養になったと思う」
「棚ぼたのあなた」「優しい男」「ギャグコンサート」など…ドラマ、バラエティの天下が完成した2012年KBS総まとめ
KBSは今年1年間、ドラマとバラエティで全般的に高い人気を得た。ドラマは水木と週末ドラマで他の放送局を圧倒し、バラエティは特に、日曜日の「ギャグコンサート」の活躍が目立った。今年のKBSドラマとバラエティを振り返ってみる。◆ドラマ―水木・週末は晴れ、月火・毎日は曇りKBS 2TV水木ドラマ、スタートダッシュはあまり良くなかった。1月4日から競争が始まったMBCのフュージョン時代劇「太陽を抱く月」に「乱暴なロマンス」は打ち勝つことができなかった。「太陽を抱く月」が40%を越える視聴率を記録し、国民的ドラマの座に着く間、「乱暴なロマンス」は5%の低い視聴率で静かに幕を下ろした。視聴率は低かったものの、評価は良かった。競争相手が悪かったのだ。しかし、「太陽を抱く月」の放送が終わると、水木ドラマの王座はKBSが手に入れた。「赤道の男」「カクシタル」「優しい男」まで、視聴率と話題性はすべてKBSのものだった。現在第6話まで放送されている「チョンウチ」も、水木ドラマ視聴率1位の座を守っている。週末ドラマもKBSの年と言っても過言ではないほど、良い成績を挙げた。特に40%を超える視聴率で国民的週末ドラマとなった「棚ぼたのあなた」は、シーワールド(夫の実家)という流行語まで生んだ。主・助演問わずすべての出演者が注目を浴びた。「棚ぼたのあなた」が成功したことでプレッシャーを抱えながらもスタートした「いとしのソヨン」も、女性視聴者の共感を得て善戦している。KBSはこれまで、週末ドラマで絶対的な強者だったキム・スヒョン、ムン・ヨンナムからイ・ジョンソン、パク・ジウン、ソ・ヒョンギョン脚本家たちの年齢層を大幅に下げる試みを通して、週末ドラマの脚本家の世代交代とともに若い週末ドラマを作るという目標を達成した。一方、月火ドラマは華麗なキャストとスタッフにも関わらず、低い成績で苦い後味を残した。人気アイドルのキャスティングでも低迷しているKBS 2TV月火ドラマの雰囲気を逆転させることはできなかった。月火ドラマ「ブレイン 愛と野望」の束の間の1位以降、「ドリームハイ2」「ラブレイン」「ビッグ~愛は奇跡~」「海雲台(ヘウンデ)の恋人たち」「ウララ・カップル」まで、人気監督と脚本家、トップスターがKBS 2TV月火ドラマに流れ込んだが、暗雲に覆われてしまった。「ウララ・カップル」に続いて放送されている「ゆれながら咲く花」が、10年前の「学校」シリーズの栄光を再現し、月火ドラマの呪いを解く救世主になれるかに関心が高まっている。同じ時間帯に競争作がないKBS 1TVの夕方毎日ドラマ(月~金曜日に放送されるドラマ)でもあまりいい反応が得られず、心残りとなった。「あなただけよ」「星も月もあなたへ」は、両方ともスタートは良かったが、後半に行くに連れて、方向性を失ったストーリー展開と無理な設定、マクチャン(日常では起こらないような出来事や事件が次々と起きる)などで視聴者の機嫌を損ねた。そんな中、「星も月もあなたへ」の後番組として放送されている「がんばれ、ミスターキム!」は、温かい題材と感動的なエピソードで毎回視聴者の気持ちを温かくしている。夕方の毎日ドラマに背を向けた視聴者までも戻ってきている。現在30%近い視聴率で善戦し、かつてKBS 1TVの夕方毎日ドラマの栄光を再現できるか、視聴者の期待が大きい。◆バラエティ―新旧が満遍なく人気、バラエティ王国へ2012年KBSバラエティは言葉の通り黄金期だった。毎週視聴率1位はもちろん、様々な流行語とパロディーが登場し、その人気を証明した。バラエティのパワーを証明するかのように、お笑いタレントのものだったコメディのステージに、今や俳優や歌手が顔を出し始めた。何よりもKBSバラエティは、古くからの番組も新しい番組も全般的に人気を得て、バラエティ王国となった。流行語を作り出す番組の代表は、断然「ギャグコンサート」だ。放送13年のバラエティ番組の威厳を誇示するかのように、「ギャグコンサート」は現在20%を越える視聴率を記録し、10週連続視聴率1位の座を守っている。今年も無数の流行語が作られた。「ギャグコンサート」のコーナー「非常対策委員会」のそう~?、だめ!ならびに、「コッキド」の~ダラムジュイ(~ダで終わる言葉の後ろにつけるダジャレ)、~カブリ(~カで終わる言葉の後ろにつけるダジャレ)、「メンブン(メンタルが崩壊するほど慌てること)スクール」の人間じゃありません、いやいや、それじゃなくて、「乞食の品格」の知りたい?知りたかったら500ウォンなどの流行語が相次いで誕生した。また、現実を反映する風刺ギャグが大きな人気を得た。「ネガジ」は外見至上主義社会を批判し、「甲乙カンパニー」は階級社会に置かれている会社員の苦渋を反映している。また、「勇敢な奴ら」は世の中に叫ぶ勇敢さと、しっかりとした考えのある発言で視聴者の大きな反響を得た。シーズン2の制作が知られ、期待と懸念を一身に受けた「ハッピーサンデー-1泊2日」シーズン2も放送から9ヶ月が過ぎた今、新メンバーと旧メンバーの調和がシーズン1とは違う面白さがあるという評価を受け、人気を得ている。しかし一方で、新しい番組の明暗は極端に分かれた。最近100回の特集として国民的トークショーの座を作った「国民トークショー アンニョンハセヨ」と、番組廃止となった「青春不敗2」がそうだ。2010年11月、パイロット番組(レギュラー化される前に制作されたテレビ番組)として放送された「国民トークショー アンニョンハセヨ」は、豪華出演者が売りのSBS「ヒーリングキャンプ~楽しいじゃないか~」との視聴率競争でも決して負けず、一般人の強いパワーを見せている。昨年11月、大阜島(テブド)に根拠地を決め、G5(miss A スジ、Jewelry キム・イェウォン、少女時代 ヒョヨン、KARA ジヨン、SISTAR ボラ)が軸となり、青春民宿を前面に出した「青春不敗2」。しかし、先月17日、ガールズグループの涙の中で1年間の放送を終えた。低い視聴率のためだった。もはやアイドルが視聴率を保障することはないということを気づかせてくれた。◆シットコム―復活の成績表とその可能性KBSシットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)が4年ぶりに復活した。スタートを切った「天女がいなきゃ?!」は少しだけ地上に降りてきた変わった天女の親子チェファ(ファン・ウスレ)とワンモ(シム・へジン)が天の羽衣を無くしたため、地上で暮らすことになったことで経験するハプニングを描いた。チャ・インピョが初めてコミカル演技に挑戦し、関心が高まったが、反応は微々たるものだった。「天女がいなきゃ?!」の後番組として放送されている「ファミリー」(旧「黙ってファミリー」)も初めは苦戦を強いられた。しかし、回を重ねるごとに自己最高視聴率を更新し、凄まじい底力を発揮している。最近、メインキャストはもちろん、年寄りと子供、周辺人物まで自分の居場所を見つけ、ヨル・ヒボン(パク・ヒボン)、チャ・ジホ(シム・ジホ)、ウ・ジユン(パク・ジユン)、アル(ミン・チャンギ)のラブラインが本格化し、面白さが高まっている。KBSシットコムの華麗なる復活になるかは「ファミリー」の活躍にかかっている。また、「ファミリー」後番組として知られている「一抹の純情」にも注目が集まっている。2組の夫婦と子供たちの愛と友情を描いたこの作品は、シットコム「オールドミスダイアリー」のチェ・スヨン脚本家とJTBC「清潭洞(チョンダムドン)に住んでいます」、映画「朝鮮名探偵 トリカブトの秘密」のイ・ナムギュ脚本家が執筆を担当したということだけでも視聴者の反応が熱い。
「優しい男」ムン・チェウォン&「私のオオカミ少年」パク・ボヨン“フリーハグしてほしい女性スター”に!
ムン・チェウォンとパク・ボヨンが、フリーハグしてほしい女性スター1位と2位になった。11日、インターネット教育グループ「SEVEN EDU」によると、「フリーハグしてほしい女性スター」というテーマで11月27日から12月10日まで312人を対象にアンケート調査を実施した結果、ムン・チェウォン(132人、42%)とパク・ボヨン(96人、31%)がそれぞれ1位、2位となった。 SEVEN EDUのチャ・ギリョン代表は、「『王女の男』で昨年の演技大賞で最優秀演技賞、人気賞、ベストカップル賞の三冠を達成したムン・チェウォンは、『優しい男』で作品性と視聴率の両方を手に入れ一層成熟した姿を見せ、七色の俳優というイメージを固めた。そのため、『フリーハグしてほしい女性スター』の1位に選ばれたと思う」と伝えた。続いて、「最近、人形のような美貌で話題になっているパク・ボヨンは、映画『私のオオカミ少年』で心を閉ざした少女スニに扮し、ソン・ジュンギと共に出会いと交感、別れを感性的なタッチで描いたロマンス映画で全国累積観客670万人を突破するなど、着実にヒットを飛ばしている。彼女特有の、可愛くラブリーなイメージが影響し『フリーハグしてほしい女性スター』2位になったと思う」と付け加えた。ムン・チェウォンはドラマ「優しい男」の終了後に休息を取っており、パク・ボヨンは新しいエンディングが盛り込まれた「私のオオカミ少年」の拡張版で、韓国ロマンス映画のヒット記録を塗り替えている。