制作費は50億円!コン・ヒョジン、5年ぶりのドラマでイ・ミンホと共演した感想を語る「新しい感じがした」
写真=Newsen DB
女優のコン・ヒョジンが結婚後、復帰する。“コンブリー(コン・ヒョジン+ラブリー)”のラブコメ興行不敗の公式が通じるか注目されている。18日午後、ソウル九老(クロ)区新道林(シンドリム)ザ・セントにて、tvN新土日ドラマ「星がウワサするから」の制作発表会が開かれ、イ・ミンホ、コン・ヒョジン、オ・ジョンセ、ハン・ジウン、パク・シヌ監督、MCのパク・キョンリムらが出席した。
同作は、無重力状態の宇宙ステーションで勤務する人々の地球外での生活を描く。キャプテンのイブ(コン・ヒョジン)と、怪しいミッションを抱える招かれざる客コン・リョン(イ・ミンホ)による、新感覚のスペース・オフィスドラマだ。
同作は、2016年に韓国で放送され大ヒットしたドラマ「嫉妬の化身」の脚本家ソ・スクヒョンとパク・シヌ監督が8年ぶりにタックを組んだ新作だ。今作は制作費50億円が投入された超大作として注目を集めている。
パク・シヌ監督はキャスティングの過程について「イ・ミンホさんに会ってみたら、普段の肩に力が抜けているナチュラルな姿が本当に魅力的でした。他の人たちもそんな姿を見てくれたら良いなと思いました」とし、「話し合っていたら僕が想像したよりはるかに僕よりも台本に対する理解が深いです。僕たちは生命に関する話をたくさん扱っていますが、どんな意味があるのかよく理解してくれて、とても頼りになりました」と説明した。
続いて、コン・ヒョジン、オ・ジョンセについて「ヒョジンさんは僕より脚本家のソさんと作業をたくさんしてきたし、仕事の関係というよりも友達のような関係ですので、長く一緒に作業していきたいです」とし、「オ・ジョンセさんは演技力は少し曖昧でも(ジョーク)ビジュアルが抜群ですから。財閥らしい外見? 財力が感じられる自信のある表情? が今回は本当にかっこよく出ています。それを楽しんでほしいです」と話した。
最後に、ハン・ジウンについて「都会的なイメージとは裏腹に、本当に純粋な人です。コウンというキャラクターは財閥ではあるが、本当に純粋な愛をするキャラクターであるため、本人とよく合っています。注目してほしいです」と付け加えた。
韓国のドラマが宇宙ステーションを背景にして、その中で生きていく宇宙人の生活を扱うのは初めてだ。「星がウワサするから」は「通勤距離20万㎞。私たちは、毎日宇宙ステーションに出勤する」というキャッチコピーのように、宇宙飛行士たちのドタバタな日常を描きながら、人生の喜怒哀楽を届けるという抱負だ。
パク監督は、既存の宇宙を題材にした作品の興行成績が良くなかった点と「星がウワサするから」の公開時期が多少遅れた点について「既存のデータベースを参考に、こういうのがうまくいく、うまくいかないを考えれば世の中にできるストーリーは多くありません。それを見て僕が楽しく思ったりとか、他の人たちや一緒に作業する人たちが、そのような何かがあれば、僕は十分だと思います。心配はありますが、それを恐れたり苦しがったりせず、好きでやっていることだから楽しくやろうと思いました」と語った。
続けて「製作費が多くかかったと言うが、僕らの作業期間を考慮すれば製作費が多くかかったとは思いません。実際の製作期間が3倍、後半作業まで含めれば5倍がかかりました。興行に対する恐れのために公開が遅れたのではなく、作業期間が実際に非常に長くかかりました」と付け加えた。
パク監督は「脚本家のソ・スクヒャンさんは職場ドラマをたくさん執筆しました。ヒョジンさんが出演した『パスタ~恋が出来るまで~』のキッチン、『嫉妬の化身』のニュースルーム、今回は宇宙ステーションで生活する姿を描いています。日常的に自身の仕事に夢中になっている会社人たち、仕事に本気な人々の話を書いてきました。これが必ず宇宙につながらなければならなかった理由は、僕も作業しながら感じましたが、ミンホさんと会話をしながらわかりました。長い話は後で機会があればできそうです」と説明した。
朴監督は「大まかにかいつまんで申し上げます。地球というところで私たちに重要に思われるもの、規範と倫理など重くて重要なものがあり、地球では限りなく軽く思われるもの、無意味なものがありますが、そのようなものが地球の重力を離れてすべてがゼロになるところでは、依然として重いものが重くて軽いものが軽いだろうか。作業を進めながら問い続けています。それに注目しながら視聴すると、もう少し意味のある感想になるのではないかと思います。そのようなところでソさんを尊敬し、優秀である思います」と付け加えた。
イ・ミンホは劇中でMZ病院の産婦人科医師出身であり、生命を守る宇宙ステーションの招かれざる客、MZグループの予備婿コンリョンに扮する。先立ってイ・ミンホは10月に放送が終了したappleTV+のドラマ「パチンコ」シーズン2に出演した。
イ・ミンホはコン・ヒョジンとの共演について「ヒョジン先輩は20代の時から一緒に作業したかった先輩でした。僕の予想より遅れて共演が実現されました。とてもいい経験でした。先輩と一緒に呼吸を合わせ、空気のないところでお互いに呼吸できること、撮影現場自体がそうでした。僕も含め監督もスタッフの方々も初めて経験することが多かったです。そのような状況で心理的に頼れるというのは非常に大きいようです。そして、愛らしくて配慮と尊重がある人と一緒にいるということだけでも気楽になって、発揮すべきものは100%発揮できました。幸せでした」と満足感を示した。
イ・ミンホは、TvNドラマの出演も初めてだ。彼は「tvNももっと早く会うべきだったのに、やっとtvNの息子になったようです」と話し、笑いを誘った。続けて「『ザ・キング』以後、テレビドラマは5年ぶりですが、30代に入ってからは消耗される俳優ではなく、何かを届けられる俳優にならなければならないと思っています。そのため新しい何かが必要でした。最近は意図はしていなかったが、製作期間が長くて、逆境と苦難のある作品をすることになりますが、今では楽しんでいるようです」と話した。
彼は「そのため、思ったより空白期間を長くは感じませんでした。まもなく公開される映画や今回のドラマも長くかかり、「パチンコ」も海外ロケがあって長くかかりました。久しぶりの挨拶を、またtvNで行うことになりました。これまでやってきたキャラクターに比べてあまりにも違う人間のため、僕も演技をしながら新鮮でした」と語った。
続けて「今のこの時代は、刺激的でドーパミンを出す内容を重要に考えているように思いますが、このドラマはとても温かくて良い人たちが集まって生命について語り、地球の外で生命と死に対して言葉を交わしながら進んでいく物語なので、善良なドラマだと思いました。作品に込められた意図が視聴者の方々によく伝わってほしいと思います」と付け加えた。
コン・ヒョジンは宇宙科学者であり、宇宙ステーションの隊長イヴ・キムを演じる。脚本家のソ・スクヒャンとの縁はMBCドラマ「パスタ」(2010)、SBS水木ドラマ「嫉妬の化身」(2016)に続き3作目だ。
作品への復帰は2019年に放送されたKBS2TVの水木ドラマ「椿の花咲く頃」以降、なんと5年ぶりだ。その間、コン・ヒョジンは2022年10月に歌手のケビン・オと結婚した。
結婚後、初のドラマ出演について彼女は「撮影しながら作業がすべて終わるまで約3~4年はかかるだろうと思いました。CG会社が本当に苦労されていましたし、迅速に対応してくれたんだと思います。もともと作業にものすごい時間がかかると言われていたので、想像していた通りの時期に公開されたと感じます。CGチームの皆様に感謝します。どれほどの作業を行って素敵な演出や背景が誕生したのか、とても楽しみです」と明かした。
彼女は「2025年か、2026年頃に公開されると予想していたので結婚も先送りできませんでした。撮影していたところ、私に大きなイベントがありました。かなり配慮していただいて、結婚の準備を終えてドラマチームに確認し、(了解を得て)ちょうど10日後に戻ってきました」と伝えた。
さらに「結婚という私個人の内容ですし、戻ってきて再度撮影し始めることが当時は大変だと思いました。でも実際の結婚を経て、次の日からラブコメディのヒロインを演じることができて光栄でした。そして結婚後、初のドラマがミンホさんとのラブコメディで……全ての流れが上手くいってよかったと思います」と付け加えた。
そして「オ・ジョンセさんにも結婚したらどうなるのかと何度も聞きましたし、ミンホさんも逆に私に結婚したらどんなことが違うかとたくさん聞いてきました。 みんな祝福してくれました。私が帰ってきた時は、既婚者だと拍手を送ってくれたことを覚えています。私たちは丸1年間撮影して、これまで楽しいことがいっぱいありました。良いタイミングに公開され、とても嬉しいです」と語った。
コン・ヒョジンはイ・ミンホとの初共演について「あまり外によく出かける方ではないので、ミンホさんと親しいという俳優にあまり会ったことがありません。おうち派だなと思いましたし、ドラマで見たようにスマートな人なのかなと思いましたが、実はたくさん悩みを抱えている人でした。それが新しい感じでした。気さくな人だろうと思いましたが、本当に何度も考えすぎて苦悩していました」と話した。
さらに彼女は「また、異なる視点で作品を見ていました。私がいつも『そうなの?』と聞くほど私が考えたことと違う面をたくさん考えていて、とても頭が良い方だなと思いました」とし「(宇宙をテーマにして新しい要素が多かった作品なだけに)共に戦った戦友として、硬い絆が生まれました」と付け加えた。
オ・ジョンセは観光客の資格で宇宙へ行ったショウジョウバエ研究科学者カン・ガンス役を演じる。彼はアメリカに本社がある世界で最も金持ちなグローバル金融企業のロイヤルバンクのオーナー一家の次男だ。昨年Netflixシリーズ「Sweet Home -俺と世界の絶望-」シーズン3で演じたイム博士役とは正反対なキャラクターであるだけに、好奇心を刺激する。
彼は「僕にこのような役を任せることは容易ではないと思います。様々な挑戦の中で、これも新たな勇気を出す時だったと思います。僕のキャラクターも面白くて新鮮ですが、他のキャラクターと出会ったとき相乗効果が発揮されるようです。全てを持っているけれど、愛だけは持っていないカン・ガンス、そして何も持っていないけど、愛だけは持っているコン・リョンが出会ったときもとても面白かったです。いろいろな人の人生の物語が興味深かったです。楽しく撮影しました」と語った。
ハン・ジウンは美貌や知性、能力を兼ね備えたMZ電子の代表チェ・ゴウン役を演じる。彼女は「まず、階級が少し違います。これまで生活力があって、少しかわいそうだけれど円満な人物を演じてきました。kakaoTV『都会の男女の恋愛法』で初めてカリスマ性あふれる人物を演じました」と述べた。
彼女は「ゴウンは、見た目は華やかなバッググラウンドを持っています。最初は私が接したことのないキャラクターで悩みました。このような地位の人たちはどんなことを考えて、何を食べるのか色々なことが気になりました。そういうことを探していく過程で、彼らを真似して練習しなければならないかと悩みましたが、後から『違う。根本は同じ人間じゃないか』と考え直しました」と語った。
それから「ゴウンは、華やかですが、内面はとても繊細で愛を求める人です。同じ人間だと考えて、私だけのゴウンを探してみるため色々努力しました。ただ、容姿についてはたくさん勉強して、研究して強く見えるようにしました。より強い人に見せるため、原色をたくさん活用しようとしました」と明かした。
「星がウワサするから」は、韓国で来年1月4日午後9時20分に放送がスタートする
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