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SUPER JUNIOR、20周年記念アルバムでカムバック“僕たちのストーリーを次世代に伝えたい”
SUPER JUNIORが今月8日、12thフルアルバム「Super Junior25」を発売し、カムバックした。今回のアルバムは、デビュー20周年を記念するもので、幅広いジャンルの9曲を収録。アルバムの発売と共に、彼らのクールなエネルギーが感じられるタイトル曲「Express Mode」のミュージックビデオも公開された。タイトル曲「Express Mode」は、ダンサブルなサウンドと中毒性のあるサビを特徴とするアップテンポのクラブポップナンバー。歌詞には今にとどまらず、次の目標に向かって進もうとする意欲的な姿勢を盛り込んだ。――ついにデビュー20周年記念アルバムが発売されましたが、今のお気持ちはいかがですか?イトゥク:SUPER JUNIORは20年を共にしてきました。僕にとっても本当に驚くべき瞬間ですが、今回のアルバムを皮切りに、これからもっと驚くような時間を作っていきたいと思います。イェソン:まだ新人時代の記憶が鮮明なのに、20周年でフルアルバムを12枚も発売した歌手になるなんて、時間が経つのは本当に早いですね。シウォン:信じられないほど長い時間だったと思います。しかし、それだけ貴重な時間でした。今まで一緒に歩んでくれたメンバーやスタッフ、そして何よりも変わらず傍にいてくれたファンの皆様のおかげで、より意味深いアルバムが完成したと思いますので、感謝しています。リョウク:本当にありがたい瞬間です。デビュー20周年をとてもカッコよく迎えることができて幸せです。SUPER JUNIORのみんな、お疲れさま。これからも一緒に歩もう!―― 今作はアルバム名も特別だと思います。「Super Junior05」でデビューして「Super Junior25」になりましたが、皆さんにとって一番変わったことと、今も変わっていないことは何ですか?ヒチョル:一番変わったのは僕のビジュアル。今回のアルバムを準備する過程でダイエットもして、食事の管理もしてみましたが。今も変わっていないことはイトゥクとウニョクの童顔と体重。2人を見て刺激をたくさん受けます。イェソン:精神年齢?(笑)僕たちはまだ20代みたいです。ドンヘ:一番変わったのは、SUPER JUNIORというグループに対する気持ちではないかと思います。メンバー全員がグループを一緒に守ろうとする気持ちがさらに強くなったと思います。依然として変わらないのはE.L.F.(ファンの名称)への気持ちと愛。リョウク:メンバーたちのトークの腕前とティキタカ(相性が良く、ポンポンとやり取りする様子)は変わらないと思います。台本がなくても、僕たちだけでカメラ一つがあれば、百万個はコンテンツを作れると思います。―― ヒット曲富豪として有名なだけに、タイトル曲を決める過程でも悩みがあったと思います。「Express Mode」が選ばれた理由は何ですか?イェソン:他にも良い曲がたくさんありましたが、この曲が一番タイトル曲らしいと思いました。シンドン:僕たちはいつも新しいことを試そうとしているじゃないですか。今回もかなり悩みました。でも、「Express Mode」を聞いてすぐに、みんなが「これだ!」と考えました。SUPER JUNIORらしいエネルギーとウィット、そして最近の感性まで調和した楽曲だったので、聞いてすぐにタイトル曲! という感じでした。ウニョク:20周年という数字と現状に甘んじることなく、これからも一歩一歩進むという意味もありますし、音楽とパフォーマンスでも僕たちをうまく表現できる気がしました。リョウク:デモを聞いた時は(収録曲の)「Haircut」に一票を投じた僕でしたが、レコーディングをしてみたら「Express Mode」が僕たちのエネルギーをよく盛り込んでいて、パフォーマンスまでカッコよくお見せできると思い、タイトル曲として納得することができました。―― 最近、日常の中で自分を一番「Express Mode」のようにわくわくさせたり、走らせたりすることはありますか?ヒチョル:愛犬キボクを散歩させることです(笑)。キボクは活動量がすごくて、一日に何回も散歩しますが、あちこち走り回って大騒ぎです。キボクが僕をめちゃくちゃ走らせます。イェソン:E.L.F.たちと早く会いたい気持ちが僕を「Express Mode」にして走らせます。もっと近づこう!リョウク:歌の練習をずっと続けています。E.L.F.たちに素敵な歌を聞かせたいですし、一日も早くコンサートで恩返ししたいです。キュヒョン:退勤後にやる「3Clair Obscur:Expedition 33」(笑)。久しぶりにハマったゲームです。―― タイトル曲「Express Mode」のパフォーマンスは難しくなかったですか?イェソン:ヘルニアで少し苦労しましたが、振り付けが素敵だったので、より一層頑張りました。シンドン:正直に言うとちょっと大変でした。ハハ! パフォーマンスが本当に「Express Mode」で走らなければならないので、以前のように体力だけに頼ることはできませんでした。その代わり、細かい表現やチームワークを生かすために努力しました。でも、ステージに立つと、不思議なことに力が出ます。E.L.F.の前だからだと思います!ウニョク:メンバーたちがみんな楽しい雰囲気の中で一生懸命に準備しました。そのためか、全く難しくなかったです(笑)。リョウク:振り付けを覚えるのにはあまり長く時間がかからなかったのですが、メンバーたちと練習室で過ごした時間は忘れられないと思います。―― アルバムのコンセプトである「SUPER AWARDS」のように、お互いにあげたい賞の名前を教えてください。イェソン:「20年間ありがとうございました賞」そして「これからもよろしくお願いします賞」です。シンドン:ウニョクに「体が一つでは足りない賞」をあげたいです。ダンスを作ったり、ディレクティングをしたり、撮影に気を遣ったり本当にスーパーヒーローです。そしてヒチョル兄さんには「口数は多かったけれど、行動も多かった賞」。見えないところでメンバーたちの面倒を見て、気を遣ってくれたことを全部知っています。他のメンバーたちには「まだこんなにかっこいい賞」をあげます。だって本当にまだイケメンですので(笑)。リョウク:「あなたたちが最高だよ賞」です。―― この20年を振り返って、最も記憶に残っている瞬間はいつですか?シウォン:年を取ったからか、デビューステージが急に思い浮かびました。リョウク:デビューした瞬間が一番記憶に残っています。無重力状態で、宇宙を漂うように踊って歌っていたことを覚えています。マイクが入っていない状態で、大きな声で歌った「Twins」はいまだに忘れられません。キュヒョン:「SUPER SHOW」のツアーをしている時だと思います。これまで公演をたくさんやってきて、記憶の順番が正確ではありませんが、やはり覚えているのは公演で感じた胸いっぱいの感動です!――SUPER JUNIORといえばコンサートも欠かせませんが、もうすぐ「SUPER SHOW 10」が始まります。200回目の公演も控えていますが、これから新しく打ち立てたい記録はありますか?イトゥク:数字で言うなら300回、400回と続けて新しい数字を更新していくのが目標です。そしてもっと時間が経った時、「SUPER SHOW」がより多様なコンテンツとして新しく生まれ変わることを願っています。イェソン:記録についてはあまり考えていませんが、200回目の公演になるなんて不思議な気分です。僕たちがこんなに長く公演をやっているなんて!ドンヘ:記録も重要ですが、メンバーたちと一緒に最後までやることにもっと集中したいです。リョウク:300回まで行きたいです。SUPER JUNIORのメンバーたちが観客と一緒に過ごす時間が増えれば増えるほど、回数はどうであれ、幸せだと思います。キュヒョン:行ったことのないところにも行きたいです。全世界にE.L.F.が存在することを夢見たりもしています。――SUPER JUNIORが持っている修飾語は多いですが、一番気に入っている言葉は何ですか?また、これからどんな修飾語があれば嬉しいですか?イェソン:デビュー20周年を迎えた「今も変わらないSUPER JUNIOR」!ウニョク:あまりにも大げさな修飾語は、正直に言って恥ずかしくなります。「修飾語の要らないグループSUPER JUNIOR」という表現が一番良いのではないでしょうか?リョウク:「韓流広開土太王」が一番好きです。幼い頃、広開土太王が好きだったからかもしれませんが本当に好きです。――今回のアルバムで叶えたい目標は何ですか?ヒチョル:これから叶えたい目標というより無事に楽しく活動を終えたいです。愛してるよ、メンバーたち!! 健康でいよう!!イェソン:最後まで無事に活動したいです。楽しく幸せにやり遂げたい気持ちです。シウォン:今回のアルバムは単純なアルバムではなく、僕たちが歩んできた20年の時間とその中に込められた話を次の世代に伝えたい気持ちが大きいです。この旅が誰かにとってはスタート地点となる小さな勇気や希望になり、後輩たちには「このように着実に、真心を込めてやっていけばできるんだ」という良い前例になればと思います。リョウク:何よりもE.L.F.が一番に挙げるアルバムになったら嬉しいです。「歌がうまい、さすがSUPER JUNIOR」という言葉を聞きたいですし、久しぶりに「1位歌手」になりたいとも思います。――20年間、SUPER JUNIORを守ってくれたE.L.F.へ一言お願いします。イトゥク:いつも変わらず僕たちを応援し、愛してくれるE.L.F.!これからは僕たちがもらった愛をお返しして、その愛に応えるために頑張ります。いつもありがとう、愛してる!イェソン:全てみんなのおかげです。いつも感謝していますし、全てが大切です。ドンヘ:E.L.F.がいなかったら、何もできなかったと思います。いくら花がきれいでも、日光がなく、水も与えなければ枯れるように、僕たちはE.L.F.という存在がなければ明日すぐに枯れてしまうでしょう。E.L.F.にとても感謝しています、これからもよろしく! 心から愛しています!リョウク:僕たちと一緒にいてくれた永遠の友達E.L.F.、本当にありがとう。一緒に泣いて笑った時間がとても大切です。僕の人生にとって大きなプレゼントですし、いつまでも記憶したいです。20年間、本当にありがとうございます。これからも一緒に過ごしましょう。愛してるよ。
CNBLUE ジョン・ヨンファ、3rdミニアルバム「One Last Day」を発売“ソロデビュー10周年…最も自分らしい作品ができた”
CNBLUEのジョン・ヨンファが、ジョン・ヨンファ流の感性を込めたニューアルバムを発売した。ジョン・ヨンファは今月3日、各音楽配信サイトを通じて3rdミニアルバム「One Last Day」の全収録曲とタイトル曲「Night Runner(Shooting Star)」のミュージックビデオを公開した。ニューアルバム「One Last Day」は、過ぎ去ってしまいそうな日々の中、残しておきたい瞬間だけを収めた作品で、今年ソロデビュー10周年を迎えたミュージシャン、ジョン・ヨンファの音楽の成長をはっきりと示す作品だ。ニューアルバムは「宇宙」、そして「空間」という意味を持つ「SPACE」をメインコンセプトにし、宇宙のように果てしない彼の音楽の可能性と拡張性を象徴すると共に、アーティストとしての内面とファンへの気持ちが留まる特別な空間を描き出した。タイトル曲「Night Runner(Shooting Star)」は、夜の情緒が感じられる叙情的なピアノのメロディーとギターサウンドが、幻想的で切ない雰囲気を醸し出すポップジャンルの楽曲だ。流れ星を「Night Runner」と表現し、人生に喩えると共に、彼の深い考えや感性を込め、リスナーに温かい響きを届けている。――3rdミニアルバム「One Last Day」が発売されましたが、今の心境を教えてください。ジョン・ヨンファ:ソロデビュー10周年を記念するアルバムであるだけに、より慎重になり、密度のあるものにしたいと思いました。それだけ愛情を注いだアルバムで、一番ジョン・ヨンファらしいアルバムですので、沢山聴いてください。――タイトル曲「Night Runner(Shooting Star)」の紹介をお願いします。ジョン・ヨンファ:今回のタイトル曲の副題は「Shooting Star」です。多くの人が願いを寄せる流れ星を「Night Runner」と表現し、「この夜に僕が消えたとしても、夢と願いはこの空に永遠に留まるだろう」というメッセージを込めた楽曲です。――タイトル曲「Night Runner (Shooting Star)」の鑑賞ポイントはどこでしょうか?ジョン・ヨンファ:歌詞をご覧になって聴いていただきたいです。そして楽曲がFADE OUTで終わりますが、徐々に燃えて消えていく流れ星を考えて制作したサウンドですので、その部分に集中して聴いていただきたいと思います。――ミュージックビデオの撮影中、記憶に残っているエピソードはありますか?ジョン・ヨンファ:ニューヨークで撮影しましたが、僕の古い友人と作業しました。お互いに意見も共有し、楽しく撮影しましたので、僕の色がよく反映されたと思います。――今回のアルバム「One Last Day」に収録されたほとんどの楽曲の作詞や作曲に参加しています。楽曲を制作する時、最も重点を置いた部分はどこですか?ジョン・ヨンファ:いつものように、今回も僕が制作しました。最も重点を置いた部分は、僕の内面を覗き込み、最も自分らしい楽曲を作ることで、そのために努力しました。僕の曲をたくさん聴いている方であれば、僕の新しい姿を見つけられるのではないかと思います。――今回のアルバムで、楽曲制作だけでなく、コンセプトやビジュアル、ミュージックビデオなど、アルバム制作の全般を担っています。最も力を入れた部分はどこでしょうか?ジョン・ヨンファ:曲の雰囲気やコンセプトフォト、ミュージックビデオの内容、コンサートなど、全ての部分が調和できたらと思い、全体的に僕がリードしました。僕が楽曲を作る時に抱いた感情をアルバムにきちんと溶け込ませるため努力しました。――ジョン・ヨンファさんにとって「One Last Day」はどのような意味を持つアルバムですか?ジョン・ヨンファ:流れ星が燃えて、消える最後の夜のように、僕の色と情熱を注ぎこんだアルバムです。また、最初のソロアルバム「One Fine Day」と意味をつなげ、さらに特別感を与えました。――アルバム発売後、単独コンサートも控えていますが、観覧ポイントを教えてください。ジョン・ヨンファ:CNBLUEのコンサートは「Everybody、跳べ!」という雰囲気だとすれば、今回の僕のソロコンサートにはアルバムのコンセプトとメッセージを込めたいと思い、一生懸命にアイデアを出して準備しています。最もジョン・ヨンファらしい公演になると思います。――今年、ソロデビュー10周年を迎えました。これからどのようなアーティストとして人々に記憶されたいですか?ジョン・ヨンファ:着実に成長してきたアーティストとして記憶されたいです。新曲「Night Runner(Shooting Star)」のように、僕が消える日が来ても、多くの人に与えた幸せと笑い、夢が込められた楽曲が永遠に空に留まっていることを願っています。――最後にファンへ一言お願いします。ジョン・ヨンファ:皆さん、ソロ活動を始めてからいつの間にか10年が過ぎてしまいました。時間が本当に早く過ぎたと思います。いつも傍にいてくれてありがとうございます。これからも皆さんに素敵な音楽をお届けできるよう頑張ります。僕の音楽が長く皆さんの傍に残って、皆さんを守って、恩返しできたらと思います。いつもありがとうございます。愛しています。
UNISメンバー&乃紫、コラボ曲「Shaking My Head」をリリース“それぞれの声と個性が活かされた”
UNISが、シンガーソングライター乃紫とのコラボレーションシングル「Shaking My Head」を2025年7月9日(水)にリリースした。今回のコラボは、K-POPとJ-POPを代表する若手アーティスト同士のタッグとして、早くからファンの間で注目を集めていた。デジタルシングル「Shaking My Head」は、「Girls Date」をコンセプトに、異なる言語とカルチャーの出会いが生むエネルギーを描いたポップナンバーだ。作詞・作曲からプロデュース、ディレクションに至るまで、乃紫が全工程に参加し、自ら指揮を執った。ボーカルには乃紫に加え、UNISメンバーのゼリー・ダンカ、コトコ、イム・ソウォンが参加。4人それぞれの個性が光るボーカルで、楽曲の世界観を立体的に表現している。今回、話題のコラボ楽曲をきっかけに、乃紫とUNISのゼリー・ダンカ、コトコ、イム・ソウォンによるスペシャルインタビューが実現。楽曲制作の舞台裏や、お互いの第一印象、日本と韓国のおすすめスポットについてなど、多岐にわたるエピソードを深堀した。――乃紫さんの第一印象を教えてください。コトコ:私はもともと乃紫先輩の曲をたくさん聞いていたので憧れの存在というイメージが強かったのですが、実際にお会いしてみると、とても気さくで、私たちが緊張しているときも英語で話しかけてくれたりして、その場を楽しく和ませてくださるムードメーカーのような存在の方だと感じました。ゼリー・ダンカ:乃紫先輩とコラボできて本当に嬉しかったです。お話をさせていただく機会があり、とても光栄でした。最初はドキドキしていたのですが、とっても優しい方という印象があり、話していくうちに自然とリラックスできました。イム・ソウォン:初めてお会いしたときから、本当に可愛らしい方だなという印象でした。レコーディングのときも丁寧に歌い方を教えてくれて、その時に歌声がかっこいい方だなと改めて感じました。――乃紫さんから見たUNISの印象は?乃紫:UNISは8人組の多国籍グループで、皆さんそれぞれ個性があって本当に魅力的なグループだと感じました。今回レコーディングに参加してくれた3名は、キャラクターが声にしっかり表れていて、楽曲にぴったりのパートを担当してくれました。私は普段、1人で楽曲制作から歌唱まで行っているのですが、今回は初めて「歌割り」を考えるという経験ができました。それぞれの個性に合わせてパートを割り当てるのがとても新鮮で、楽曲に深みが出たと思います。――今回の楽曲は、UNISとのコラボが決まってから制作されたとのことですが、どのようなイメージで作られましたか?乃紫:はい。今回のために新たに制作しました。全員で一緒に歌えるパートと、それぞれの魅力が際立つような構成にこだわりながら、SNSでも映えるようなK-POPらしい部分も意識して作りました。――UNISの皆さんは日本に来る機会も増えていますが、もし日本のおすすめスポットや食べ物を紹介するなら、どこを挙げますか?乃紫:私は東京の街で渋谷が1番好きなのですが、UNISのメンバーで「呪術廻戦」が好きなメンバーがいるようなので、渋谷事変の舞台でもある渋谷は、まさに聖地のような場所ではないかと。あと意外かもしれませんが、海外の方からもんじゃ焼きが人気です。東京に来ると「もんじゃ焼きが食べたい!」っていう知り合いが結構いて日本人にとっては馴染み深い食べ物ですが、ストリートフードとして注目されているようで、渋谷にもありますしおすすめです。――逆に、乃紫さんにおすすめしたい韓国のスポットや食べ物があれば教えてください。イム・ソウォン:最近、日本でも人気が出てきている韓国のストリートフードで、「クァベギ」というものがあるんです。原宿でもお店を見かけるようになってきていて、味のバリエーションも豊富。韓国らしいユニークな食文化を感じてもらえると思います。――最後に、この楽曲を楽しみにしているファンの皆さんにメッセージをお願いします。コトコ:この曲を初めて聴いた瞬間から、「ずっと聴いていたい!」と思うほど大好きになりました。思わず口ずさんでしまうような魅力が詰まっている楽曲なので、ぜひたくさん聴いていただけたら嬉しいです。乃紫:「Shaking My Head」は、メンバーそれぞれの声や個性がしっかり活かされた楽曲になっています。さらに、同曲をテーマに撮影した様々なチャレンジや、楽曲のコンセプトにちなんでUNISメンバーと一緒に撮影したYouTubeのコンテンツもあるので、ぜひ動画と一緒にこの曲で遊んでいただけたら嬉しいです!■リリース情報デジタルシングル「Shaking My Head」2025年7月9日(水)正午より配信中<配信サイト>LINE MUSICMelOnGenieBugsFLOVIBESpotifyYT MusicApple Music
POW、3rd EP「Being Tender」でカムバック!“K-POP界で新しいジャンルを作りたい”
POWが3rd EPを発表し、2025年の活動に対する覚悟や期待を伝えた。POWは先月27日、3rd EP「Being Tender」を発売し、カムバックした。2023年10月にEPアルバム「Favorite」でデビューしたPOWは、パンという英語の擬声語のように、音楽界に新鮮で楽しい経験を与えるという抱負を込めたグループ名の通り、音楽と演技、コンテンツ制作など様々な領域で能力を発揮し、存在感を見せている。3rd EP「Being Tender」は、ヨーロッパのユースカルチャーをベースに、メンバーのYorchとジョンビンがプロデュース全般を手掛け、POWの成熟し、深くなった音楽世界を表現した。タイトル曲「Being Tender」をはじめ、「理由」「Celebrate」「Fingerprint」まで様々なジャンルの曲が収録されており、彼らの音楽を待ってきたファンにとって、プレゼントのような作品となった。タイトル曲「Being Tender」は、爽やかでありながらも叙情的なメロディーと個性的なボーカルが調和した曲で、大切な相手に優しく接することがまだ難しいメンバーたちのストーリーを盛り込んだ。―― 今作のコンセプトを「POW-teen+ヨーロピアンユースカルチャー」と新たに定義しました。「POW-teen」の意味と、デビュー当時の青春と今のPOWが語る青春はどのように違うのか教えてください。ドンヨン:POW-teenは、POW流のハイティーンを意味する言葉です。ファンが付けてくれたニックネームです。僕たちはデビュー当時から今まで、「青春はこのようなもの」と定義するより、今この瞬間の僕たちの物語をお見せするために努力しています。僕たちは今、実際に青春の真ん中に立っていて、その時間を過ごしているわけですから、人為的に何かを作り上げる必要はないと思います。今の自分たちの考え、自分たちの感情をリアルに伝えることが重要だと思います。その過程で成長や変化があれば、それが自然に作品に反映されると思います。―― 下半期に大規模ツアー「POWERFUL YOUTH」を控えています。ファンの名称であるPOWERをツアーのタイトルに入れていますが、全世界のファンにどんなメッセージを伝えたいですか?Yorch:POWERというファンの名称をツアーのタイトルに決めただけに、僕にとっては大きな意味がありますし、責任感を持っています。僕たちが力を出せるのは、いつも応援してくださるファンの皆さんのおかげですから。今回の「POWERFUL YOUTH」ツアーを通して、ファンの皆さんにポジティブなエネルギーと明るさ、自信を伝えたいです。困難や辛い瞬間があっても、僕たちが一緒に乗り越えられるということ、POWファミリーという無限の力を持っている私たちであることを感じてほしいです。ステージで僕たちがもらった愛とパワーを、ファンの皆さんにお返ししたいですし、今回の公演を通じてPOWERFUL YOUTHの真の意味を直接感じていただけたらと思います。ドンヨン:僕たちの音楽が日常の中の些細な幸せになれば嬉しいですし、エネルギーをたくさんもらってほしいです。でも、音楽を聴くだけでは十分ではないと思います。今回のツアーを通じて、隠していたエネルギーをたくさんお見せしますので、たくさん期待してください。―― ロールモデルにSEVENTEENを挙げ、チームワークとパフォーマンス明るいエネルギーを見習いたいとおっしゃっていました。自分たちでアルバムをプロデュースし、大規模なツアーを準備する立場になった今、新たに感じたことや、SEVENTEENの最も尊敬する部分を教えてください。Yorch:SEVENTEEN先輩のチームワークと絆の価値をより深く感じるようになりました。メンバー全員が練習、パフォーマンス、音楽作業など、すべての過程でお互いを全面的にサポートする姿を本当に尊敬しています。また、ファンの方々に発信する明るくポジティブなエネルギーこそ、見習いたいことの1つです。僕たちPOWも先輩たちの足跡をたどりながら、自分たちのカラーやアイデンティティをしっかり築いていきたいです。ジョンビン:強烈なパフォーマンスと多くの楽曲をこなす体力がすごいと感じました。また、長い時間を一緒に過ごしてきたメンバー同士のケミ(ケミストリー、相手との相性)や調和などの部分も見習いたいです。ドンヨン:SEVENTEEN先輩のVERY NICEなステージを見ました。ステージで放つエネルギーを見て、ファンの皆さんも楽しそうでした。僕たちはボーイズグループの中では人数が少ない方ですが、エネルギーだけは負けない姿をお見せしたいと思います。―― 5年先、または将来、新人グループがPOWをロールモデルに挙げるとしたら、その理由は何であってほしいですか?POWがK-POP界でどのようなグループとして記憶されることを望んでいますか?Yorch:POWがポジティブなエネルギーと情熱で、ファンや後輩アーティストにインスピレーションを与えるグループとして記憶されることを願っています。自分だけのカラーを失わず、真心をもって活動することが最も重要だと思います。そのような姿こそ、POWがK-POP界で意味のある存在であり続ける道だと信じています。ヒョンビン:個性のあるグループだという理由だったら嬉しいです。POWがK-POP界で新しいジャンルになったら嬉しいです。同じようなグループがない、個性のあるグループになりたいです。ジョンビン:メンバーたちの心のこもった音楽をやっているチームとして記憶されたら嬉しいです。遠い未来に聴いた時も思い出が蘇るような、ロマンチックな音楽をするチームとしてです。ドンヨン:僕はいつも誰かに変化を与えることができる人になりたいと思っていました。道に迷っている人に道を示してあげたいですし、前に進む力を失った人に力を与えたいです。POWというグループもそうであってほしいです。POWというグループを見れば、小さくても一日を生きる力をもらえるような、そんなグループでいたいです。ホン:POWだけのバイブスを、みんなが永遠に忘れずに思い出せたらと思います。アーティストになりたいので、他の人に何らかのバイブス、雰囲気で記憶されるのは本当に特別なことだと思います。―― グループのスローガンのように、音楽やステージを超えて、ファンのPOWERと一緒に作りたい文化はどのようなものですか?Yorch:僕たちのスローガン「Creating Culture Everyday」のように、文化は音楽やステージを超え、ファンの皆さんと僕たちが一緒に成長し、ポジティブなエネルギーを共有する空間だと思っています。ファンのPOWERと一緒に作る文化は、お互いへの尊重と理解、そして応援をベースにした文化であり、多様性、創造性、そしてそれぞれの個性を尊重し、みんなが自由に表現できるような文化であってほしいと思います。最後に、僕たち全員が一緒に作っていくこの文化が、多くの人々にインスピレーションを与え、音楽とファンの力で世の中をより温かくすることに貢献できればと思います。ホン:お互いがお互いの力になる文化を作りたいです。お互いのパワーになり、応援し、慰めて合って、お互いの思い出になることを願っています。
「脱出おひとり島」のロマンチスト!チャン・テオ、日本活動に意欲「居場所を作って演技をしてみたい」
大人気のNetflix恋愛リアリティショー「脱出おひとり島」のシーズン4で想いを寄せる女性にストレートにアタックする姿や、一途に思い続ける姿が好感を呼び、注目を集めたチャン・テオが来日し、Kstyleのインタビューに登場。「脱出おひとり島」の秘話はもちろん、主に海外を拠点に俳優活動をしている彼の今後の展望や、日本に関することもたっぷりと語ってくれた。【プレゼント】「脱出おひとり島」チャン・テオ直筆サイン入りポラを2名様に!応募はフォロー&リポスト【PHOTO】「脱出おひとり島」出演チャン・テオ出演者のみんなからテオオンニと呼ばれていた 「脱出おひとり島」のタフガイとして注目!――日本で取材を受けられたことはありますか?チャン・テオ:初めてです。でも、祖父が日本で仕事をしていたことがあり、親戚も東京に住んでいますし、僕と日本は親密な部分も多いので、今回このように取材をしていただいてとても光栄です。――「脱出おひとり島」シーズン4で注目を集めましたが、改めて番組に出演した感想をお聞かせください。チャン・テオ:つらいことも楽しいこともありましたが、僕は新しい分野に挑戦して、それをやり遂げることが好きなので、全体的にはとても楽しい経験でした。ありがたいことにファンの方々が好意的に見てくださって、過分な愛を受けているのでファンの皆さんに感謝の言葉を伝えたいです。――ファンの皆さんからどんな反応がありましたか?チャン・テオ:ファンの皆さんは僕のことをロマンチックガイだとおっしゃってくれました。男性の視聴者の方々も僕が最初に登場したときの「よお!」って感じの男らしい部分を好意的に見てくださって、女性視聴者はひとりの女性だけを見つめるイメージを好きだとおっしゃってくださっているようです。――ご友人やご家族の反応はいかがでしたか?チャン・テオ:友人たちは、僕が誰かを好きになってフラれるところまで全世界に配信されていることを面白がって、からかわれました(笑)。家族は特別なことは言わなかったですが、父は「我が息子はパパに似て口がうまいね」って言っていました(笑)。母も楽しく見てくれたようです。両親って意外と子供のプライベートな部分、恋愛の様子とかを見る機会はないじゃいですか。だからその様子を見ることができて楽しんでいたのではないかと思いますね。 「花の指輪はまさか」話題のシーンに言及――「脱出おひとり島」シーズン4に出演を決めた理由を聞かせてください。チャン・テオ:当時、僕は恋愛をするような状況ではなかったので出演にあたってはとても心配しましたし、悩みもしました。人の感情というのは、いくら拒絶しても恋に落ちないと約束はできない。「僕は恋なんかしないぞ、仕事だけに集中するんだ」って心に決めていても、急に恋に落ちて完全に違う人に変わってしまうこともあるので、面談でインタビューを受けたときには少し躊躇していたのですが結局、キャスティングされたんです。だから「果たして僕が恋に落ちることができるのか? 恋愛することができるのか?」という気持ちを抱えて撮影したのですが、自分でも知らないうちに禁じられた愛拒絶することができない愛に落ちてしまったんです。――「恋愛する状況ではなかった」のは、どうしてですか?チャン・テオ:キャリアを積むうえでも仕事に集中したかったし、忙しく過ごす中でも、したいことがたくさんあったし、韓国を離れてアメリカに長く滞在しようとしていたばかりだったので。アメリカで新しい仕事を始めようとしていた時期でもあったんです。僕は恋愛をすると恋人が最優先になるタイプなのですが、今の状況だと仕事が最優先になってしまうと思ったからです。相手に対して安心感や敬意、幸せを与えることができないのであれば、付き合ってはいけないという気持ちがあったので悩みました。もちろん仕事も恋愛もどちらも最優先にすることは可能だとは思うのですが、その時の僕の状況だと恋愛をしたら彼女が2番、3番になってしまう状況だったので余裕はないと思っていたんです。――先ほど、撮影中、つらかったこと楽しかったことも多かったとおっしゃいましたが、具体的なエピソードをお聞かせください。チャン・テオ:つらかったことは僕の置かれた状況ですね。自分が望んでいた愛に失敗してしまう過程で僕も人間ですから傷つくこともありました。約11ヶ月間撮影したのですが、その間5~6㎏体重が落ちました。撮影に入った時は71㎏だった体重が終わるときには66㎏になっていたんです。自分なりにマインドコントロールはうまく出来ていたと思っていましたが、それに反して身体は思い通りにいかなかったということですね。よく眠れないこともありましたし。でも誰かを愛したり、片思いをしたら誰しもそのような気持ちを抱くので、よい意味でのつらさだったと思っています。楽しかったことは無人島で撮影したので、韓国とは思えない、まったく違う世界が目の前に広がっていたことです。夜になると波の音やヤギの鳴き声がずっと聞こえて、朝は海霧という霧がたちこめていて、夕方は夕焼けが見えたり。新しい世界に入りこんで生活している感じだったのが印象的でした。――番組を通じてロマンチックガイと呼ばれて、愛する人に尽くす姿が印象的でしたが、実際の恋愛スタイルは? 先ほど恋愛したら彼女が最優先だとおっしゃっていましたが。チャン・テオ:わざわざロマンチックにしようと行動していたわけではないのですが、演技をする仕事だから自分の気持ちを表現することが自然にできたのだと思いますし、ピアノも幼いころから習っていたし、手紙を書くのも元々よくやっていたことでした。もちろん高いプレゼントをするのも喜ばれると思いますが、道を歩きながらふと彼女が好きなものを思い出してちょっとしたものを買ったり、アナログに手紙を書いてみたりとか、そういうことをするタイプですね。僕の父親がそういうタイプで、両親が仲良くしているのを見て育だったので。子供の頃、父が僕に手紙を書いてくれたこともありました。だから今改めて考えてみると自分でも無意識のうちに父に似たタイプになったのかもしれません。――では、お父様が恋愛の師匠ですか?チャン・テオ:(笑)。父を見て育ったから、自然とそうなったのでしょうね。――自然に手をつなぐシーンやセリフ、特に花の指輪のシーンは日本でも話題になりました。ストレートな表現が印象的でしたが、どうしたら自然にそんな行動がとれるかが気になりました。チャン・テオ:手をつないだのは無意識だったので自分でも覚えていないのですが、恋愛するときに真面目なのはつまらないから、相手を最大限楽しませようと努力をするほうです。僕といるときに相手が一番幸せであってほしいって思うから、手をつないだのもいたずらっぽい行動のひとつだったのですが、それが話題になるとは思いもしませんでした。花の指輪はまさか僕が作る過程がオンエアされるとは思っていませんでした。夜中だったからみんな寝ていると思っていたし、散歩しがてら軽い気持ちで作ったのですが、真剣に指先で花を編んでいる姿がオンエアされたので恥ずかしかったです。指輪をプレゼントするシーンだけがオンエアされると思っていたから、あまりに恥ずかしくて途中で見るのをやめたくらいです(笑)。 女性出演者から「テオオンニって(笑)」――MCの皆さんからも「妙な魅力がある」「面白い」「タフガイ」などと呼ばれていましたが、普段のチャン・テオさんもそのままですか?チャン・テオ:接する相手が誰かによっても違いますが、英語を使う時にはよりいたずらっぽくなるほうで、アメリカで勉強していた時は「一度スタンドコメディをやってみたら?」と提案を受けたくらいです。韓国語で話す時は英語よりもちょっと落ち着いた感じになります。慣れた言語だから、意識的に落ち着いた感じにしている部分もありますね。でも親しい友人に対してはふざけたり、面白く接するほうです。だから「脱出おひとり島」シーズン4で見せている姿は僕の数多くの姿のうちのいくつかだと思います。――では番組見せている姿は普段のチャン・テオさんそのままで、まだ見せていない部分もあるということですね。チャン・テオ:そうですね。番組の雰囲気として自分をオーバーに作ったりはできない状況でした。オーバーに自分を飾ったりフェイクで演技したりとかは不可能な現場だったんです。だから番組に出ている姿は僕の姿の中のうちのいくつかということです。画面に映らなかった部分でいうと、おひとり島にいる間、出演していたすべての女性出演者とたくさん話をして悩み相談なんかもよく聞いてあげていたんです。だからみんなから「テオオンニ(お姉さん)」と呼ばれていました。――「テオオンニ」ですか(笑)。チャン・テオ:オンエアでは僕とシアン(彼が想いを寄せた女性出演者イ・シアン)とのやり取りだけがクローズアップされたので、ファンの皆さんから「もっといろんな姿が見たかったのに残念だ」というコメントもいただきました。他の出演者たちと仲良くなって朝一緒にジョギングをしたり遊んだりもしました。撮影現場ではそんな普段の人間的な姿もありました。 「日本映画には言葉で表現しきれない何かがある」――お忙しい日々を過ごされていると思いますが、オフの日はなにをしていますか?チャン・テオ:最近はオフの日がないです(笑)。もともとは家にいるのが好きじゃないのですが、最近は家にいなければいけない状況が続いています。黙って家でゴロゴロするのは好きじゃなくて、人がたくさんいるカフェに行ったり、よく出かけるほうなのですが、最近はベッドで寝るだけの日々が続いているので、外の空気を忘れてしまった感じです(笑)。――俳優として活動する中で、演じてみたい役、魅力を感じる役を教えてください。チャン・テオ:これまでにもたくさん受けた質問ですが、俳優として具体的に指定することはないですね。以前は僕の声が低音なのでノアール作品に出て男っぽい姿を見せてみたいとか、ピアノが弾けて音楽が好きだから音楽に関連する映画とか、そんな風に言っていたこともありましたが、それも僕もたくさんの希望の中のひとつであって、実際には機会があればどんな役柄でもジャンルを問わずに経験を積むためにやってみたいです。――韓国ドラマはご覧になっていますか?チャン・テオ:時間の余裕がなくてドラマはどうしても長いので、続けてみるのが難しいですね。だから話題になっているものをショート動画やまとめ動画を見ることくらいです。最近だと「おつかれさま」とか「トラウマコード」を見ましたが、トレンディなものは押さえておこうという感じです。――これから、どんな俳優になりたいですか?チャン・テオ:韓国人ではありますが、いろいろな国で演技をしてみたいです。演技を始めた頃から世界で一番大きなマーケットであるハリウッド俳優になりたいという夢を持っていましたし、映画を勉強していくと、それぞれの国の映画の歴史を知ることになり、またそれに関連する映画を見るという勉強を続けています。日本映画にも関心が高くて黒澤明監督や小津安二郎監督とか是枝裕和監督をリスペクトしています。映像美や日本ならではの感性を映像によく投影していると思うので、そのような感性を持つ国の作品に僕が出演することができたら光栄に思います。日本の雨に打たれて演技をするのと、ニューヨークの雨に打たれて演技をするのは全然違うので、そういった多様な経験を俳優としてたくさんしたいので、いろいろな国を回って演技する俳優になりたいです。――日本映画の話が出ましたが、特に印象に残っている作品は?チャン・テオ:昔、勉強のためにクラッシックな「七人の侍」と「東京物語」を見ました。「嫌われ松子の一生」も演出が素晴らしいので勉強のために5、6回見ましたし「怪物」もよかったです。まだ見ていないのですが賞を獲ったドラマ「SHOGUN 将軍」も見る予定です。日本映画は映画を学ぶ者にとって絶対に外せない、とても魅力的な市場だと思います。――韓国映画と日本映画の違いは?チャン・テオ:まったく違いますね。すべての国が違いますが、日本映画は言葉では表現しきれない何かがあります。同じコードの作品でも韓国人が作るのと、日本人が作るのと、アメリカ人が作るのでは全く違うものになります。韓国と日本は飛行機で2時間くらいの距離なのに「どうしてこんな違う雰囲気に作ることができるんだろう」と驚きます。また日本はアニメの市場もものすごいですよね。アニメから受ける影響というのもあると思います。 日本で感激「親戚が東京に住んでいる」――日本のアニメもご覧になりますか?チャン・テオ:もちろん、たくさん見ています。「呪術廻戦」や「進撃の巨人」。韓国の男子はみんな「NARUTO -ナルト-」「ONE PIECE」「BLEACH」を見て育ちましたよ。最近は「俺だけレベルアップな件」を見ています。――日本にいらしたことはありますか?チャン・テオ:コロナ禍の前、大阪に行ったことがあります。大阪は観光名所を除いて、ちょっと韓国に似ているなと思いました。街がとてもきれいで人々は礼儀正しくて食べ物がおいしくて。あと、日本語のひらがなが書かれた看板の感性がとても印象深かったです。すごく感激して自転車をレンタルして街を見てまわりました。――食べ物は何がおいしかったですか?チャン・テオ:日本食は嫌いな人いませんからね、なんでもたくさん食べましたよ。朝は丼物、お昼に寿司を食べて、ちょっとお腹が空いたら間食にラーメンを食べて、夕食に焼き肉を食べて、つけ麺も食べたし。――今回の来日もオフの時間はないと思いますが、行きたい場所や食べ物を教えてください。チャン・テオ:ラーメンが好きなので今回も食べたいですし、おいしい寿司屋にも行きたいです。今、両親が韓国にいるので、今度両親を連れて大阪と京都に旅行に行く計画もしています。親戚が東京に住んでいるし、東京に住んでいる友人も多いので、おすすめの場所を聞いたりもしています。――日本のカルチャーでほかに関心があることはありますか?チャン・テオ:J-POP! 好きですよ。imaseさんとか米津玄師さんとか。以前、音楽のプロデューシングも勉強していたのですが、J-POPはコードの進行がユニークだから勉強するのにとてもいいソースになります。 「日本で居場所を作って演技をしてみたい」――今後の活動目標を教えてください。チャン・テオ:さっき話したように世界中を回って演技をしたいことと、僕ととても親しい俳優が今日本で演劇をしているので、そのお兄さんのように日本で居場所を作って演技をしてみたいという気持ちもあります。僕のSNSのフォロワーは日本の方々が一番多いので、とても感謝していますし、その感謝の気持ちに応えたいと思うので、日本で活動がしたいですし、日本語の勉強も頑張りたいです。――親しい俳優さんはどなたですか?チャン・テオ:日本でアイドル活動をした経験もある(2011年にデビューしたグループ「KINO」)イ・シガンさんです。昨日もお兄さんが渋谷を案内してくれてカレーうどんとビールをごちそうしてくれました。――今日、日本で初の取材を受けていかがでしたか?チャン・テオ:日本での取材だから日本語で話さなければいけなかったのですが(笑)。初めてでしたがとても楽しかったですし、これからも日本に来るのでまた呼んでください。その時は日本語で話します。――楽しみにしています。では、最後にKstyleをご覧の皆さんにメッセージをお願いします。チャン・テオ:Kstyleにたくさんの愛を、チャン・テオにもたくさんの愛をよろしくお願いいたします。これから日本に頻繁に来ます。ありがとうございました!(取材:安部裕子 / 撮影:前手秀紀)■コミュニティ概要THEO OFFICIAL COMMUNITY月額:1,500円・デジタル会員証・生配信ライブ、ラジオ・会員限定オフショット、動画・グループチャット・スレッド、クイズ・デジタルファンレターBOX・スクラッチイベント・チケット先行(予定)・会員限定グッズ(予定)・会員限定イベント(予定)<ダウンロード>アプリ名:Fanicon対応端末:iPhone / Android版提供場所:App Store / Google Play■関連リンクTHEO Fanicon 公式ページ
成田凌、TBS「初恋DOGs」でナ・イヌと共演“真剣に語り合える相手…日韓共同制作で新たな視点も”
TBSでは毎週火曜よる10時から、清原果耶主演の火曜ドラマ「初恋DOGs」が放送中。明日7月8日(火)夜10時から第2話が放送される。愛を信じないクールな弁護士の主人公・花村愛子(清原果耶)、動物しか愛せないこじらせ獣医・白崎快(成田凌)、訳アリの韓国人御曹司のウ・ソハ(ナ・イヌ)による、国境を越えたこじらせ大人3人のラブストーリーだ。TBSドラマチームと韓国の制作会社STUDIO DRAGONが初の共同制作作品となる。愛子が飼うサクラと恋に落ちた将軍の飼い主で、24時間診療のしろさき動物病院で若き院長を務める獣医・白崎快を演じる成田にインタビュー。どこかつかみどころがない快をどのように演じているのか。驚いたという火曜ドラマ枠への出演についてや、獣医を演じての感想を聞いた。 火曜ドラマ枠への出演に驚きと喜び――出演が決まった時の心境を教えてください。成田凌:TBSの火曜10時といえば、やっぱり王道のラブストーリー枠じゃないですか。正直、自分にオファーをいただけるとは思っていなかったので、精一杯頑張りたいなと思いました。今回は韓国のスタッフ、キャストも参加している国境を越えたラブストーリーということで、「どうなるんだろう」という楽しみも大きかったです。形は違えど、どの作品にもラブストーリーの要素はあると思いますが、火曜ドラマでは真正面から恋愛を描く印象なので、ビジュアル面も含め、いつにも増してプレッシャーは感じています(笑)。とはいえ、俳優としてやることは変わらないので、いつも通り、役と向き合う毎日を送っていますね。――演じる快について教えてください。成田凌:快は海の近くで動物病院を営む獣医です。人との付き合いが得意そうに見えるのですが、実はある出来事がきっかけで、人と向き合うことが苦手になってしまった人物。清原さん演じる愛子や、ナ・イヌさん演じるソハとの出会いによって、そんな快がどう変わっていくのかも気になるところです。快は、基本的に人との関わり方がよく分からない人ですが、どこか鈍感で天然っぽい部分があるので、その鈍さが愛しく見えたらいいなと思っています。人との会話ではうまく伝えられないことがあっても、違和感を察知する力は備えていたり。そういう動物的な感覚は持っている人なんだろうなと感じています。「こじらせ獣医」と謳われている快ですが、役に入るにあたってそれほど違和感はありませんでした。僕も含め、誰にでもどこかこじらせている側面はあるのかもしれません。回を重ねるごとに動物たちや人々に触れて少しずつ柔らかくなっていく姿を見守っていただきたいです。 初の獣医役で感じた動物の力――獣医を演じるにあたって、準備したことはありますか?成田凌:監修の有藤(翔平)先生が勤められている日本動物医療センターを見学させていただきました。撮影現場でも、有藤先生やスタッフのみなさんと一つ一つの動きについて細かく話し合いながら進めています。医療ドラマのような細かい手元の描写はないですが、動物と真摯に向き合っている様子が伝わるように、丁寧に演じたいと思っています。――将軍をはじめ、動物たちとの撮影はいかがですか?成田凌:本当に癒やされますね。みんなすごくお利口さんで、びっくりさせられっぱなしです。愛子さんが飼っているサクラはおやつが大好きで、将軍は飼い主さんが大好き。そういった特性も考えながら撮り方を工夫してはいますが、それでも「なんでこんなことまでできるんだろう」と驚いてしまうくらい、台本に沿った動きをしてくれるんです。将軍とは実際に関係を築けているかどうかも大切になってくるので、仲を深められるように日々コミュニケーションをとることを心がけています。 清原との再共演、そして愛子と快の関係性――清原さんとは久しぶりの共演になりますが、本作で再びご一緒してみていかがですか?成田凌:合間になんてことない話で盛り上がったり、平和に撮影しています。前回共演した時はまだ彼女が10代だったのですが、当時からしっかりされているなという印象は変わらないですね。今回は連続ドラマということで、より多くの時間を一緒に過ごすことになるので、新たな一面も見えてくるのかなと思います。――快と愛子との関係性は今後どうなっていくのでしょうか?サクラと将軍の素直さに、2人の心が少しずつほぐれていく気がしています。お互い少しこじらせてはいるのですが、その中にもどこか惹かれ合うものがあると思うので、そこを視聴者の皆さんにも感じ取っていただきたいです。――愛子とのシーンで、印象に残っているものはありますか? 成田凌:1話の最後ですね。サクラと将軍が思いっきり走り回れる場所に連れていくというシーンがあるのですが、その時の愛子さんと快の絶妙な距離感や、2匹の様子が印象に残っています。 国境を越えた現場で得た気づき――イヌさんはどんな印象ですか?成田凌:身も心も大きくて、みんなを包み込んでくれる本当に素敵な方です。もちろん他愛のない話もしますが、シーンについてもきちんと話し合える関係で、作品づくりにおいて真剣に語り合える相手に恵まれたことはすごくありがたいなと感じています。――ソハとの関係性については?成田凌:ソハはぐっと距離を詰めてくるタイプ。最初は戸惑ってしまう快も、だんだんと彼の魅力に気を許していく。快の口調がソハに対してだけ少し強めなことがあるのですが、それは逆に信頼しているからこそなんじゃないかと思うんです。回を重ねるごとに2人の関係性も深まっていくので、そこにも注目していただけたらうれしいです。――日韓共同制作については、どう感じていますか?成田凌:ノ・ヨンソプ監督の演出には美的感覚と真っすぐな意思を感じます。カット1つとっても、「美しいほうがいい」という考えが徹底されていて、完成した映像を見るのが楽しみだと思いました。自分にはない、新しい視点を持っている方ばかりで、勉強になることがたくさんあります。――視聴者へのメッセージをお願いします。成田凌:恋に素直になれない大人たちが、うそのない犬たちとの触れ合いや新たな出会いを通じて、少しずつ変わっていく物語です。登場人物がみんな完璧ではないところが愛おしく可愛らしく見えたらいいなと思いながら、一生懸命撮影しています。夏にぴったりの優しくて爽やかな作品になっていますので、ぜひお楽しみに!■番組概要火曜ドラマ「初恋DOGs」放送中毎週火曜よる10:00~10:57<出演>清原果耶成田 凌ナ・イヌ萩原利久宮澤エマなだぎ武野呂佳代宮崎秋人永瀬莉子NOA円井わんジン・デヨンレオ(犬)mie(犬)坂井真紀深田恭子岸谷五朗<原案>「DOG한 로맨스」(Studio TooN・LINE マンガ連載中)<脚本>金子ありさ<演出>岡本伸吾(「Eye Love You」など)ノ・ヨンソプ(STUDIO DRAGON・「無駄なウソ-誰にも言えない秘密-」など)伊東祥宏(「ブラックペアン シーズン2」など)<プロデューサー>宮﨑真佐子(「恋はつづくよどこまでも」など)荒木沙耶(「18/40~ふたりなら夢も恋も~」)車賢智(「Eye Love You」)協力プロデューサー:キム・ギョレ(STUDIO DRAGON・「流れ星」など)共同制作:STUDIO DRAGON製作著作:TBS■関連リンク「初恋DOGs」公式サイト
「鬼宮」キム・ジフン“時代の流れに合った演技を披露するため努力した”
キム・ジフンが、「鬼宮」で典型的な王のキャラクターから脱皮した演技を披露した。キム・ジフンは最近、ソウル江南(カンナム)区某所でSBS金土ドラマ「鬼宮」(脚本:ユン・スジョン、演出:ユン・ソンシク)放送終了記念インタビューを行った。「鬼宮」は霊媒師としての運命を拒否する巫女ヨリ(宇宙少女 ボナ)と、彼女の初恋相手ユン・ガプの体に閉じ込められたイムギ(韓国の伝説に登場する想像上の動物)カンチョリが王家に恨みを抱いた八尺鬼に立ち向かうファンタジーロマンスだ。キム・ジフンは八尺鬼に立ち向かう仮想の王、イ・ジョン役を演じ、従来の時代劇の中で平面的だった王のイメージを覆す熱演を披露し、好評を得た。彼は「ドラマの視聴率が以前に比べて落ち、人々も地上波を見ない時代になりました。それでもたくさん見てくださったようで感謝しています」と喜んだ。先立って「鬼宮」の撮影後、筋肉痛になったと明かしたキム・ジフンは「今は全部治りました」としながらも、「ケガは少し長引きました。今はかなり回復しています。最後に八尺鬼に憑依された演技がスケジュール的にも最後で、体に披露もたくさん蓄積された状態でした。そのような状態で八尺鬼の怨恨と怒りを表現しなければならなかったので、声のトーンも変え、体の内側に力がたくさん入って、無理が祟ったのだと思います」と話した。八尺鬼が憑依した演技を思い出しながら「深い怨恨が原動力なので、それを声で表したいと思い、深い発声をしました。すると声が枯れるようになりました」とし、「サイコパスや、強めのキャラクターをたくさん演じた経験が知らないうちに役立っていたようです。理性が蚕食され、憤怒と怨恨だけが残った状態に見えるように願っていました。そのような表情の研究をたくさんしました」と伝えた。彼の渾身の演技を見た彼の母親は、「演技大賞で大賞をもらってもよさそうだ」という反応を見せ、息子に対する応援を惜しまなかったという。15年ぶりに時代劇を撮ったキム・ジフンは「王もたくさん変わったという気がしました」と告白。続いて「時代劇が久しぶりなので、どのようなトーンでいくべきか悩みました。以前見た正統派時代劇のトーンでやってみると、トレンディではない感じがしたんです。時代劇の発声や演技にも流れというものが確かにあると思い、最近の視聴者が見ても不自然でないトーンを探していきました」と説明した。キム・ジフンのトレンドに敏感な部分が、これまでになかったイ・ジョンを誕生させることができた。彼は「『自分が今していることが時代の流れに合っているだろうか』『正しい方向に行っているだろうか』と考えます。年を取った瞬間、そのような部分が消えてしまうことがありますが、それを敏感に保つと時代に合った洗練された人になれると思います。そうなれるよう、気にして努力しています」と明かした。「鬼宮」が自身に持っている意味については、「これほどまでに僕が持っている全てを注ぎ込んでできる作品に出会ったのも俳優として幸運だと思います。極限の演技を見せられるキャラクターに出会うことも、数年に一度やって来る幸運だったような気がします」と話した。
宇宙少女 ボナ「鬼宮」で練習生時代を共に過ごしたBTOB ソンジェと共演“メンバーも驚いていた”
宇宙少女のボナが親友であるBTOBのソンジェとロマンスで共演した感想を明かした。SBS金土ドラマ「鬼宮」(脚本:ユン・スジョン、演出:ユン・ソンシク)は、「鬼宮」は霊媒師としての運命を拒否する巫女ヨリ(宇宙少女 ボナ)と、彼女の初恋相手ユン・ガプの体に閉じ込められたイムギ(韓国の伝説に登場する想像上の動物)カンチョリが王家に恨みを抱いた八尺鬼に立ち向かうファンタジーロマンスだ。CGを使った演技が難しくなかったのかいう質問にボナは「最初はとても難しく、ぎこちなかったです」としながらも、「カンチョリ(ソンジェ)がファンタジー作品に出演した経験が多いのでたくさん聞いたり、アニメーションのおすすめをしてもらったりもしました。私はファンタジーが初めてなので、想像しながら演技するのが少し難しかったです。監督から助言をたくさんいただきました」と答えた。続いて「もしまたファンタジー作品に出演することになれば、もっと上手にできそうだと思いました」とつけ加えた。キム・ジヨンは「みんな撮影をする時は、お化けが出てくるファンタジー時代劇はやってはならないと話していたのに、反応が良いと冗談のようにシーズン2を作ろうかと言われました」と和気あいあいとした現場の雰囲気を伝えた。シーズン2を撮りたい気持ちもあるのだろうか。これについてボナは「当然、素敵な台本で呼んでくださるなら、出演したいです」と笑った。ユン・ガプ役のソンジェと実際に友人関係であるボナは、「目をじっと見て話すのがぎこちなかったです。この子、こんな顔していたんだったという感覚でした。それがカンチョリとヨリの感情にもよく合っていると思いました」と話した。「一度もドキドキしなかったのか」という意地悪な質問には、「かっこいいと言わなければならないんでしょう」と笑いながら「とても気楽でよかったです。ラブシーンを撮る時も、どうすればキレイに仕上がるかたくさん悩み、サポートしてもらいながら撮影しました。撮影に集中しているとビジュアルを気にしないことが多いのですが、むしろソンジェと監督がこうすればもっとキレイに撮れると思うと助言してくれました」と話した。また「ソンジェとは練習生時代を一緒に過ごした友達で、お互いに仕事をする姿をあまり見たことがなかったのですが、本当に演技が上手で驚きましたし、確かに先輩だと思いました。たくさん学ぼうと頑張りました。友達なので聞きやすいじゃないですか。いつも大丈夫かな? 私、変じゃないかな?と聞きながら気楽に撮影しました」とつけ加えた。特に宇宙少女のメンバーが「一体どうやって2人がロマンスを撮るの」「本当にプロだ」という反応を見せたと話し、笑いを誘った。イ・ジョン役のキム・ジフンについては「助言をたくさんしてくださいました。こういうセリフの時は、こういうトーンが良いこういうシーンではコメディがもっと入った方がいいなどです。私にたくさん合わせてくださいました」と感謝を伝えた。ボナは様々なジャンルが合わさった複合的な演技をしなければならなかったとし、「カンチョリとヨリの感情は現代物のように、宮の中では正統派時代劇のように、ファンタジーではファンタジーらしくするために努力しました。様々なトーンを合わせなければならず、難しい部分もありました。私が思うに、あまりも差が大きいと、キャラクターに一貫性がなくなるかもしれないと心配しました。ところが、私が演技をする時と、放送で見る時は少し違いました。大げさではないかと心配していた部分も、もう少し大胆にやっても良かったと感じました」と話した。「鬼宮」はボナにとってどのような作品として記憶に残るだろうか。彼女は「これまで本当に休まずに忙しく生きてきたのですが、ジャンルごとに一つずつ代表作を残したいという欲があります。学校物、時代劇、現代物のようにです。今作が時代劇の代表作になるのではないかと思います」と話した。さらに「今後はラブコメをやってみたいです。今の年齢の時にできるラブコメをやってみたらどうだろうかと思っています。これまで貧しい役をたくさんやってきたので、私もそうですし、ファンの皆さんも、お金持ちの役を一度やらなければならないと思っています」と明かし、笑いを誘った。
BTOB ソンジェ「鬼宮」で一人二役に挑戦“演技に対する自信がついた”
BTOBのソンジェが「鬼宮」に出演した感想を伝えた。ソンジェは最近韓国で放送終了したSBS金土ドラマ「鬼宮」放送終了の感想を伝えた。ソンジェは6月7日に放送終了したSBS金土ドラマ「鬼宮」で一人二役を熱演。特にコミカルな演技から深い感情のシーンまで多彩な演技を披露し、好評を得た。「鬼宮」は霊媒師としての運命を拒否する巫女ヨリ(宇宙少女 ボナ)と、彼女の初恋相手ユン・ガプの体に閉じ込められたイムギ(韓国の伝説に登場する想像上の動物)カンチョリが王家に恨みを抱いた八尺鬼に立ち向かうファンタジーロマンスだ。「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」「ゴールデンスプーン」「サンガプ屋台」などのファンタジードラマで活躍し、「鬼宮」でもう一度強烈な魅力を見せてくれたソンジェは、一問一答を通じて放送終了の感想および撮影の裏話、演技に対する率直な考えなどを明かした。――ドラマ「鬼宮」に出演した感想を教えてください。ソンジェ:とても名残惜しくて、まだ放送終了の実感がありません。「鬼宮」は僕にとって本当に大きな意味がある作品で、この作品を通じて演技に対する自信と、より積極的に取り組もうという心構えを得ました。「鬼宮」を愛してくださったすべての方に心より感謝します。――イムギのカンチョリと、人間ユン・ガプを行き来する一人二役で好評を得ました。大変だった部分や良かった点を教えてください。ソンジェ:特別な効果なく、一人二役を演じるという点が負担でもありましたが、大きなミッションを一つずつクリアしていくという気持ちでシーン一つひとつを撮りながら、自分の限界も乗り越えられたと思います。特に表情、話し方、語尾まで異なる表現をする繊細な演技について悩み、研究し、ますます興味を持ち、完成された作品を見てやりがいを感じました。――「鬼宮」が視聴率10%を突破し、9週連続1位を記録するなど、多くの視聴者に愛されました。成功を予想していたのでしょうか?周りの反応も気になります。ソンジェ:第1話からとても多くの方々注目していただき、本当に感謝しています。気づいてくださる方も増えました。個人的には残念な部分も、足りない部分も多かったと感じますが、それでも楽しく見てくれて心から感謝しています。――撮影現場の雰囲気はどうでしたか?記憶に残っているエピソードを教えてください。ソンジェ:監督とスタッフの皆さん全員が、ドラマのキャラクターに対する愛情が格別だったと思います。おかげでカンチョリの魅力をよりはっきり見せることができ、一番共演する部分が多かった宇宙少女のボナさんと、キム・ジフンさんとのシーンでは、お互いがより魅力的に見えるようにたくさんサポートしてくださいました。みんなが心を一つにして「鬼宮」という作品に愛情を注いだため、最後まで頑張れたと思います。――初めての時代劇でした。今回の作品を通じて、俳優として得た変化や成長があるとすればどのような部分でしょうか?ソンジェ:ジャンルに対する恐れがなくなったと思います。多様なジャンルが組み合わせられた作品なので、様々な演技を経験することができ、その過程で各ジャンルの面白さも感じました。これからこのような演技もできそうだという自信もつきました。――共演した俳優たちとの相性はいかがでしたか?ソンジェ:ボナさんは台本の分析がとても細かい方でした。僕が逃していた部分まで一つひとつ抑えてくれて、最後の撮影まで集中する姿が印象的でした。キム・ジフンさんはドラマとキャラクターに対する愛情がとても大きかったです。相手役との関係性のため、フィードバックもたくさんしてくださり、一緒に演技をする立場として、より集中できるようにしてくれる名俳優だと思います。――これから挑戦してみたいジャンルや役はありますか?ソンジェ:全部やってみたいです。ファンタジージャンルを経験したので、今度は平凡な田舎の若者とか、モノトーンのヒューマンドラマのように、日常的な人物も演じてみたいと思います。――最後に「鬼宮」を愛してくれた視聴者の皆さんとファンの皆さんに一言お願いします。ソンジェ:「鬼宮」を愛していただき、本当にありがとうございます。「鬼宮」をご覧になった皆さん、これから幸せなことだけがいっぱいあって、良くないことはカンチョリとヨリが全部消します! 鬼は消えてしまえ!
映画「ハイファイブ」ラ・ミラン“1年で13kg減量…痩せたら露出したくなる”
1年で「13kg減量した」というラ・ミラン。彼女が「痩せたら露出したくなる」とし、ウエストラインを露出したファッションを選んだ裏話を明かした。映画「ハイファイブ」(監督:カン・ヒョンチョル)に出演したラ・ミランは最近、ソウル中(チュン)区某所で行われたインタビューを通じて、作品について語った。今作は、臓器移植によって超能力を手に入れた5人の人物と、彼らの能力を欲しがる者たちが繰り広げるコミカルアクション劇だ。映画でラ・ミラン演じるソンニョは、いつどこにでも現れる誠実なヤクルトのマネージャーだ。腎臓移植を受けた後、健康になった心と体で周りに親切にふるまいながら生きている。自分に超能力があることすら認知できない彼女は「私はキレイになる超能力なのでしょうか?」という言葉で笑いを誘う。この日のインタビューでラ・ミランは「ハイファイブ」で演じたソンニョについて「無理やりかもしれませんが、キレイなキャラクターです」とし、「今後いつキレイな役割をやることができるでしょうか。自分の人生で最後だと思い、楽しく演じました」と切り出した。美貌を見せるために「サークルレンズも使って、できるだけキレイに見せようと努力しました」とし、「ヘアスタイルもウェーブにするか、ストレートにするか、色々と意見があったんです」とコメントした。まだ明かされていないラ・ミランの超能力にも関心が高まっている。これについて彼女は「私の能力はネタバレになってしまうので明かせません。ただキレイになる能力とだけ明かしています」と話し、観客の好奇心を刺激した。普段から超能力を扱うジャンルに特別な関心はなかったという彼女は「外国のシリーズはあまり見ないんです。CGが多すぎるとあまり見なくなります」とし、「しかし、『ハイファイブ』は体にぴったり引っ付くボディスーツも着ませんし、人間界の話なので良かったです。地に足のついた普通の人たちの物語だったので、出演を決めました」と話した。「もし後編の制作が決まって、『アベンジャーズ』のように団体で衣装を着ることになったら?」という質問には、「監督が顔と体のラインをCGでいじってくれるんじゃないかな?」とし、「還暦前に撮るなら、体は作れそうです」と伝えた。最近韓国で公開された映画「市民捜査官ドッキ」で、自分自身について「痩せられなくて、牛も殴り殺せるようなビジュアルだった」と評価していたラ・ミラン。彼女は「あの屈辱を受けて、1年間ダイエットをしています。13kg減量しました。1ヶ月に1kg以上痩せたということになります。食事制限の影響が大きいです」と話した。最近開かれた「ハイファイブ」の試写会では、ウエストのラインが見える衣装を着用し、注目を集めた。これについて彼女は「痩せたら露出したくなります」とし、「痩せて自信がつくので、見せたくなります。減量した人の多くはそうだと思います。私も体にフィットする衣装を着ました」と伝えた。
CRAVITY、新体制でカムバック“リーダーとロゴを変更…ターニングポイントになった”
CRAVITYが、チームを再整備して帰ってきた。CRAVITYは6月23日、2ndフルアルバム「Dare to Crave」を発売した。今作は自分だけの内面に向き合い、その中で芽生えた渇望を隠さずに歌ったアルバムで、CRAVITYが約3年ぶりに発売するフルアルバムだ。メンバー全員が作詞・作曲に参加し、コンセプトと振付などにも多くの意見が反映された。ウォンジンは「2025年初めてのカムバックで、3年ぶりに発表するフルアルバムなので、力を入れた部分がたくさんあり、ワクワクして楽しみにしている部分も多いです。全メンバーが作詞に参加し、ユニット曲もあります。多彩な魅力も感じていただけるアルバムなので、その分期待が大きいです」と明かした。今回のアルバムを起点に、CRAVITYは大々的なリブランディングを試みた。ブドウとつるを連想させる新しいチームロゴはもちろん、グループ名のCRAVITYもCRAVE(渇望)GRAVITY(重力)の合成語として再誕生。重力のように惹かれ合う力と、その中で芽生える渇望が今の自分を作るというメッセージを盛り込んだ。セリムからウォンジン、ヒョンジュンへとリーダーも変わった。これについてウォンジンは、「雰囲気を変えてみようという考えで、僕たちもリブランディングについてポジティブに話し合いました。リーダーを変える部分についてだけは、僕たちも少し困惑した部分がありましたが、結果的には僕たちの中で上手く話し合えて、雰囲気を改めて練習に集中しました」とし、「セリム兄さんがCRAVITYの雰囲気をすごくいいものにしてくれました。リーダーは変わりましたが、以前のCRAVITYの姿を失わず、一生懸命練習に取り組んでいます」と説明した。以前リーダーを務めていたセリムは、「最初は驚きましたが、僕がリーダーだった時も、いつもウォンジンとヒョンジュンが傍でたくさんサポートしてくれました。上手くやっていけることはよく分かっていますし、信じているので、気持ちが楽です。これからは僕がウォンジンとヒョンジュンをサポートする役割になると思います」と答えた。ヒョンジュンは「リーダー変更について一番困惑したのはLUVITY(CRAVITYのファン)の皆さんだと思います。LUVITYの皆さんがカムバックを楽しみにしてくださっているだけに、もう一度気を引き締めてカムバックに集中して、頑張って準備しました。たくさんの期待と応援をお願いしたいです」と話した。カムバックを前に、ソンミンが肋骨を負傷したことが伝えられた。これにより彼は当分の間、振付が必要なステージまたは撮影には最小限の参加になるる予定だ。ソンミンは「カムバックまであまり残っていない状況で負傷し、残念ですが、それでも回復が優先だと考え、無理のない範囲で、できるだけ活動に参加する予定です。しっかり回復して素敵な姿をお見せするので、あまり心配しなくても大丈夫です」と話し、ファンを安心させた。ミニは「ソンミンの怪我の状態をとても心配していました。今回の活動は休んでほしかったのですが、本人の意志がとても強かったんです。本人が先に絶対にやりたいと言いました。僕より弟ですが、かっこいいと思います」とソンミンを称賛した。これに先立ってCRAVITYは、たまごを割って出てくるようなコンセプトフォトで話題を集めた。ジョンモは「今回リブランディングをするだけに、コンセプトフォトで新たな挑戦をしました。コンセプチュアルでファンの皆さんは驚くかもしれませんが、僕たちは案をもらった時もすごく気に入って、やったことのないコンセプトだったので新しい感じもして、楽しく準備しました。完成したコンセプトフォトも気に入っています」と答えた。大胆な挑戦だっただけに、ファンも様々な解釈をしたようだった。パク・ヒョッコセ(卵から産まれたという始祖説話で有名な新羅の第一代王)という反応もあった。ヒョンジュンは「卵を割って新しい僕たち、新しい世界を発見するという意味がありました。『?』のコンセプトでは、現代社会で本音を正直に打ち明けるのを恐れることを、かくれんぼで表現しました。『!』のコンセプトでは、僕たちの媒介体であるブドウを見つけ、さらに渇望し、成熟し、自信を取り戻すことを表現しました。そのようなコンセプトがしっかり反映されていると思うので、満足しています」と説明した。またウォンジンは「僕たちが意図したのとは異なる反応があったかもしれませんが、そのように解釈することにも自由を与えたいです。どのような解釈をしても、僕たちのコンセプトフォトを見ていていただき、解釈しようとしてくれたことに感謝します」と話した。続いてアレンは「外国人なので、パク・ヒョッコセがどのような人物なのかよく知らなかったんです。今回、コンセプトフォトのリアクションのおかげで韓国文化をもう一つ学べたのでよかったです」と答え、周りを爆笑させた。合計12曲が収録された今回のアルバムで、セリムとアレンが作詞に参加した「SET NET G0?!」がタイトル曲に選ばれた。ウォンジンは「新たに挑戦する過程で、不確実な未来があるかもしれないけれど、僕たちは変わらず、これまでやってきた姿のまま、不確実な未来を貫いて前に進んでいくというメッセージを盛り込みたくて、『SET NET G0?!』をタイトル曲に選びました。斬新なギターリフをパフォーマンスで生かせば、一風変わった姿を見せることができると思い、タイトル曲にしたいと強く希望したんです」と伝えた。収録曲「Rendez-vous」を手掛けたウビンは、「Royal Diveという著名で実力のある作曲家と作業する機会がありました。夏にアルバムが発売されるという話を聞いて、トラックリストの中で雰囲気を変えるような楽しくて涼しげな雰囲気の曲を作ろうと思いました」と説明した。所属事務所の先輩であるMONSTA Xのジュホンは、デビューアルバムの収録曲「JUMPER」に続き、「Underdog」をプレゼントし、後輩への愛情を見せた。ヒョンジュンは「ジュホン兄さんが、軍隊にいる時から僕たちのために曲を書いてくれると言ってくれていたんです。それは簡単なことではないじゃないですかす。『Underdog』のレコーディングの時も『君たちを思いながら書いた』と言ってくれましたが、歌詞に僕たちのタイトル曲名も入っていて、僕たちが感情移入できるようにたくさん考えて書いた歌詞だと思い、とても感動しました。『JUMPER』のレコーディングの時よりたくさん伸びたし、上手だと褒めてくださいました」と感謝を伝えた。アルバムのテーマのように、メンバーの個人的な渇望も公開された。セリムは「自作曲を書くようになってから何年かたちましたが、一度もファンの皆さんにお聞かせしたことがなかったんです。それに対する渇望が大きかったのですが、今回のアルバムで少し解消できたと思います」と喜んだ。アレンも「歌を作るアーティストとして、いつかはLUVITYにプレゼントをしたいという渇望がありました。今回のアルバムに僕たち9人のクレジットが入っていることだけでも大きな意味があり、僕が渇望する目標に一歩近づいたような気がします」と答えた。アルバムに力を入れただけに、ファンの反応に対する期待も大きい。ヒョンジュンは「夏に合いますし、涼しげなベースがあるので、ファンの皆さんもそういった部分に満足してくれると思います。パフォーマンスにおいても、一人ひとりが演技や表情をたくさん練習しています。ファンの皆さんがご覧になれば、あんな表情もできるんだと思える部分が多いと思います。演技的な要素が多いため、見る楽しさがあると思います」とコメントした。ウォンジンは「練習している時、サングラスをかけた写真をアップロードしたのですが、ファンの皆さんからこの子たち、サングラスをかけて何をしているのという反応がありました。メンバーそれぞれ、キャラクターを決めたポップスターがいるんです。9人のポップスターはものすごいと思います」と自信を見せた。今回のアルバムは、CRAVITYにとってどのような意味を持っているのだろうか。テヨンは「ターニングポイントだと思います。リブランディングするだけに、多くのファンの皆さんが興味を持ってくださり、この変化がポジティブなものになって、これからCRAVITYとして幸せに活動することができればと思います」と答えた。
アン・ヒョソプ、Netflix「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」でアニメ映画の声優に挑戦“ファンと感動を分かち合いたい”
俳優アン・ヒョソプが声優に参加したNetflixアニメーション映画「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」が世界93ヶ国でトップ10入りを果たしたのはもちろん、41ヶ国で1位を記録し、世界中で人気を得ている。同作は、ソニー・ピクチャーズアニメーションが制作に参加した作品で、韓国系のマギー・カン監督と「ウィッシュ・ドラゴン」のクリス・アップルハンス監督が共同で演出を手掛け、韓国文化のアイデンティティとグローバルな感覚を同時に盛り込んだコンテンツとして注目されている。アン・ヒョソプの所属事務所The Present Companyは今作のヒットについて「K-POPが今や単なる音楽ジャンルを超えて、グローバルコンテンツの構造をなす中心的な要素になったことを示す象徴的な事例」と伝えた。アン・ヒョソプは今作で、K-POPアイドルグループSaja Boysのメンバージヌの声を全て英語でこなし、キャラクターの感情を細かく表現。世界中の視聴者から絶賛され、作品の没入度を一層高めたと評価されている。特に共同演出を手掛けたマギー・カン監督が、直筆手紙でキャスティングを提案したという後日談は、彼に対する制作陣の深い信頼と愛情を感じさせた。――「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」に参加することになったきっかけを教えてください。制作陣から手紙をもらったという逸話がありますが、本当ですか?アン・ヒョソプ:新しいジャンル、ボイスアクティングという作業方式に興味がありました。そして海外から大きな愛を送ってくださるファンの皆さんに、何か楽しい記憶を残してあげたいという気持ちが大きかったです。作品が与える愛というメッセージを、音楽とK-POPを通じて伝えるという点もユニークに感じられました。プロジェクトに参加する前、マギー・カン監督から手紙をいただきましたが、そこから僕に対する温かい関心と、作品への深い愛情を感じることができました。その真心を信じ、一緒に良い作品を作りたいという気持ちが自然に芽生えました。――「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」の紹介をお願いします。アン・ヒョソプ:本当にたくさんの魅力を持っている作品です。ファンタジーでありながらも、僕たちの現実とつながっている物語です。僕が好きな韓国語にアルムタプタ(美しい)という言葉がありますが、その中には自分らしいという意味も盛り込まれているんです。この作品にも、それぞれが持っている固有の美しさを受け入れ、自分だけの特別な部分を認め、ありのままの自分を愛していこうというメッセージが盛り込まれています。――アン・ヒョソプさんが演じたキャラクターのジヌはどんな人物ですか?アン・ヒョソプ:ジヌは家族と一緒にいるために鬼魔(グィマ)と取引をする危険な選択をし、その代わりに魂を失うことになります。それでも人間に対する愛情を抱いて生きる、温かみのある人物だと思います。そのような点から、視聴者が哀れみと愛を一緒に感じることができると思います。――レコーディングの方式が特別だったと聞きました。アン・ヒョソプ:(最初の顔合わせを除いて)僕は韓国にいて、制作陣はアメリカにいるため、オンラインで作業しました。レコーディング時はマイクの横にカメラを置いて、僕の声だけでなく、顔の表情と動きも一緒に撮影しました。そのようにして記録された映像は、ジヌというキャラクターを作り上げる上で、キャラクターの表情や感情、動きを細かく描写する際に反映されました。完成したジヌのビジュアルやスタイルは、僕の姿をベースにした部分があります。スウェットなどの衣装もです。単純なボイスアクティングを超えて、体と表情も溶け込み、そういった過程がキャラクターに生命力を吹き込むのに重要な役割を果たしたと思います。全ての過程と制作チームの努力を通じて、ジヌと僕が同期化できたと思います。――マギー・カン監督、そしてクリス・アップルハンス監督との作業はいかがでしたか?アン・ヒョソプ:マギー・カン監督、そしてクリス・アップルハンス監督と一緒に仕事をすることができて本当に光栄でした。アニメーションというジャンルそのものが、僕にとっては初めてだったので、なじみがなく、難しい部分もありました。そんな時、お二人が繊細かつ温かくリードしてくださり、そのおかげですぐに慣れることができたと思います。例えば、感情の流れを声だけでどう伝えるかについてです。同じシーンでも感情の濃度や話すスピード、間隔などを多様にしてみることで、キャラクターがより立体的になるようサポートしてくださったことが印象深く、自由に表現できるようにオープンな環境を作ってくださったことにも感謝しています。――ジヌの内面の中の悪魔はどのような姿をしていますか?アン・ヒョソプ:ジヌの内面の中の悪魔は、これまで彼を押さえつけていた苦痛と罪悪感、そして仕方のなかった選択による苦痛と後悔で作られました。どうしようもない決定だったとしても、その記憶は彼をずっと苦しめました。内面の声は低く、重いつぶやきのように近づき、いつも正しい方向に行くのを邪魔し、揺さぶります。このような内面の暗闇を直視し、受け入れることはなかなか難しいですが、僕たちみんなが経験する過程だと思います。そのような時間を通じて自分と向き合い、さらに立派な人間になっていけるのだと信じています。――この映画の背景になっている世界は、どのような場所ですか?アン・ヒョソプ:ファンタジーのように見えますが、よく見てみると僕たちが生きている世界に似ています。善と悪が共存し、人々の欲望と犠牲がぶつかる場所です。その中でK-POPは希望の象徴のような存在だと思います。――最初、この映画を見た時はどんな気分でしたか?アン・ヒョソプ:言葉が出てこないほど、胸がいっぱいになる感じがしました。台本を読みながらも面白いと感じましたが、アニメーションというジャンルそのものが僕にとってはなじみがないため、果たしてこれがどのように具現化されるのか、あまり想像できませんでした。ですが、いざ完成された映画を見ると、僕が想像していたものを遥かに超える、本当に信じがたいほど美しく、感動的な作品でした。ワンシーンワンシーンがまるで夢のように感じられました。何よりもこの作品を見る僕のファンの方がいらっしゃれば、この楽しさを一緒に分かち合いたいです。皆さんも僕のようにこの物語にハマっていき、その中の面白さと感動を一緒に感じていただけたらと思います。――この映画がこれまで見てきたアニメーションと一番違う部分はどこでしょうか?アン・ヒョソプ:感情が中心になっているアニメーションだという点が、一番差別化されたところだと思います。普通、アニメーションでは音楽が背景のように存在することが多いですが、この作品は音楽と物語、感情が有機的につながっていて、ステージのように感じられる部分もあり、同時に一本の映画でありパフォーマンスのようにも感じられました。このような構成が僕にとってはとても新しく、印象深かったです。――この作品を通じて伝えたいメッセージは何ですか?アン・ヒョソプ:誰にでも内面の闇はあり、時にはそれを認めて向き合う勇気が必要だというメッセージが伝わればと思います。そして自分だけの声を信じて、進んでいける力を得る物語だという点で、多くの方々にとって励ましと勇気になればと思います。――アニメーション映画やシリーズが持つ想像力の力について、どのように感じましたか?アン・ヒョソプ:アニメーションは想像力という限界を超えるジャンルだと思います。現実の制約なしに、頭の中に浮かんだものを視覚的に具現化できるじゃないですか。そしてその中にはとても深い感情、哲学、メッセージも盛り込むことができます。大人でも子供でも、心に響く物語、それがアニメーションの力だと思います。僕もソニー・ピクチャーズの長いファンで、アニメーションを愛する一人として、今回の作業に参加できたことが本当に嬉しく、意味深いものでした。Netflixを通じて皆さんに会うことになり、とても嬉しいです。