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EXO ディオ、初の悪役に挑戦!「捏造された都市」に反響”これまでで一番たくさん連絡をもらった”
EXOのディオが、「捏造された都市」で初めて悪役に挑戦した感想を明かした。ディオは最近、ソウル鍾路(チョンノ)区三清洞(サムチョンドン)のあるカフェで行われたDisney+シリーズ「捏造された都市」(脚本:オ・サンホ、演出:パク・シヌ、キム・チャンジュ)のインタビューで、アン・ヨハンというキャラクターを構築し、演じるまでの過程を公開した。「捏造された都市」は、平凡な人生を生きていた男性テジュン(チ・チャンウク)がある日、凶悪犯罪に巻き込まれて監獄に行き、すべてはヨハン(ディオ)によって計画されたことを知り、彼に対する復讐を実行するアクションドラマだ。これまで悪役に出会う機会がなかったというディオは、「いつもやりたいという気持ちはありました。プレッシャーや心配があったというよりは、むしろ面白そうだと思いました。『捏造された都市』の撮影時も楽しかったです。新しいことを表現できるのは新しい経験なので、楽しく撮影しました。普段、感情表現を強くするとか、大きい声を出すタイプではないのですが、キャラクターを通じて大声を出してみたり、感情を極限まで引き上げるのが面白かったです」と明かした。アン・ヨハンを解釈し、表現しようとした部分としては「悪い人間だと話すより、子供のように単純な方が怖いのではないだろうかと思いました。日常で自分が好きなことが何だったか考えると、美味しい店を探して食べることでした。ヨハンもそのように、それが本当に面白くてやっていると単純に考えて演じました。白い部屋での行動、殺人、いじめる時、設計する時は、楽しいから、面白いからやっていることだと考えました」と明かした。また、「他の作品やドキュメンタリーを参考にしましたが、そのような性向を持っている人のドキュメンタリーを見ると、単純にそれだけを見ていたんです。おもちゃを持って遊ぶ時、ご飯を食べる時、他のところに気を遣わず、それだけに集中する姿そのものが怖いと思いましたし、ヨハンを演じる時も参考にしました。Netlfixの『猫イジメに断固NO!: 虐待動画の犯人を追え』というドキュメンタリーを見ると、子供の頃から社会性が欠如し、動物から始まって、人にまでいくことになります。それを見て、あのような人たちはこうなるんだと参考になりました。子供の頃から見てきた韓国の映画、外国映画でふと思い出すようなシーンがたくさん混ざって、自分の中で考えて模倣したものもあります。正確に思い出せないのですが、ノワールや殺人のシーンを参考にしたと思います」と振り返った。続いて「実際、アン・ヨハンのように人間を設計する人は絶対にいると思います。そもそも人間の命であのようなことをする人間ですから。最初から最後まで、ヨハンが悪かったと思います。やってはいけない行動をしますから。彫刻をする時は楽しそうにして、喜びを感じる時に一番悪く見えました。指を切るシーンが編集されましたが、それを拾ってありがとうと言って車に乗っていきます。人が苦しんでいるのを見て喜ぶ時、本当に悪い人間だと思いました」と明かした。外見的な部分としては、「ヘアスタイルや衣装について悩みました。ヘアスタイルはそう見えたのかは分かりませんが、4時間かけて仕上げたヘアスタイルなんです。ブリーチをして髪の毛にダメージを与えて、パーマをかけて円錐のような形を作ってから、もう一度黒く染めたのですが、それがちゃんと見えないのではないかと心配しました。それでも2人ぐらいからこうやったのかと聞かれ、気づいてもらえて嬉しかったです。ですがよく見えていなかったと思うので残念でした」と伝えた。劇中の狂気めいた姿については「自分の本来の姿を見せたわけではありません。ヨハンの姿を持っていたとしたら、それは大変なことですから。似ている部分は、僕は何かに集中する時に他のことができないという部分があります。そのような部分は似ていると思います。お兄さんたちから狂気があると言ってもらいましたが、自分ではどんな狂気があるのかまだよく分かりません。いいように表現してくれたのだと思います」とし、「親しくしているお兄さんたち(キム・ウビン、イ・グァンス、チョ・インソンなど)はたくさん褒めてくれました。典型的な悪役に見えなかったと。難しい役なのによく表現できていたと言ってくれてとても嬉しかったです。助言を求めたことはありませんでした。お兄さんたちに聞くのも負担になると思って、一人で想像し、たくさん考えました」と打ち明けた。自分でも初めて見た顔と声に驚いたシーンもあったという。ディオは「自分がこんな表情もするんだと思いました。感情を引き上げるシーンを初めて見ました。『捏造された都市』を見てこんな姿もあるんだということを知りました。レインコート男(ペ・ナラ)を殺すシーンの時、急いで撮ったのでモニタリングしていなかったのですが、作品で見た時、新しい自分の姿を見たようでした」と明かした。一方、残念だった部分としては、「むしろ表現すべき部分でもっと感情をたくさん入れるべきではなかったかと思っています。セリフが長い時、高低をつければよかったのに、フラットにした点が残念でした。残忍なシーンを撮影する時、表現をもっと単純に、子供のようにすればよかったのにと考えた部分が多かったです。編集された部分も多かったです」と話した。アクションシーンの裏話も明かした。ディオは「思ったより多くなく、テジュンに比べたらアクションとは言えません」としながらも、「ヨハンが使う剣についてたくさん悩みました。十分拳も使えると思いましたが、どうすればもっと残忍に、単純に見えるかを考えました。剣の種類も多かったのですが、長剣がより残忍に見えるのではないかと話しました。むしろ、ぶつかる回数が多いより、一回で大怪我をさせるのがヨハンに合っていると思って、単純に考えました。10回ぶつかるのを3回に減らしたりしました」と説明した。悪役を演じた後の周りの変化については、「僕のことを変な目で見る方がいました。それだけ作品を楽しんで見てくれたということなので嬉しかったのですが、例えばヘアメイクの方がヘアセットをしてくれた時、こっちを見ないでと言われたこともありますし、食堂でお肉を焼いてくれていたのに、僕には一切れ少ないとか、そのようなことはありました。それは少し寂しかったです」と打ち明け、笑いを誘った。それでも「とても幸せです。多くの方に見てもらえましたし、面白かったと言ってくれる方が多かったです。これまでの作品の中で一番連絡をたくさんもらった作品なので、とても幸せでした。これからもっと頑張れるきっかけになったのではないかと思います。多くの方に好評していただき、成功裏に終えられた初めての悪役として記憶に残ると思います」と満足感を示した。

「親愛なるX」キム・ユジョン、キム・ドフンとの熱愛説に言及“デビュー後初めてのこと…作品にも関心を持っていただき感謝”
キム・ユジョンが、自身に初めて浮上した熱愛説の相手であるキム・ドフンに言及した。キム・ユジョンは最近、ソウル鍾路(チョンノ)区昭格洞(ソギョクドン)のあるカフェでTVINGオリジナル作品「親愛なるX」(脚本:チェ・ジャウォン、パン・ジウン、演出:イ・ウンボク、パク・ソヒョン)に関するインタビューを行った。「親愛なるX」は、地獄から抜け出し、最も高いところに上り詰めるために仮面を被った女性ペク・アジン(キム・ユジョン)、そして彼女に残酷に踏み躙られたXたちの物語を描く。美しい顔の裏に残酷な本性を隠した韓国トップ女優ペク・アジンの破滅、彼女を守るために地獄を選んだ男の恋を描いた破滅メロサスペンスだ。キム・ユジョンは本作で、生き抜くために仮面をまとったペク・アジンを演じた。危うい幼少期の傷を踏み台に、トップへとのし上がった韓国最高の女優という役どころで、観客の前では誰よりも優しく美しい国民的女優の笑みを浮かべながらも、背を向けた瞬間、冷たく軽蔑する眼差しへと一変する演技で高い評価を得た。キム・ユジョンは「親愛なるX」でキム・ヨンデ(ユン・ジュンソ役)、キム・ドフン(キム・ジェオ役)らと共演した。彼女はペク・アジンの心情について、「タイトルが『親愛なるX』ですよね。ペク・アジンを演じながら感じたのは、彼女にも彼女なりの愛の形があるということでした。一般的で普遍的な愛の形ではないけれど、彼女だけの愛の示し方があり、その関係性の中で彼女と向き合った人たちがいました。ユン・ジュンソ、シム・ソンヒ(キム・イギョン)、そして父親など、それぞれに対してペク・アジンなりのやり方で情を交わしていたのではないかと。人物ごとにキーワードが違っていたように感じます。ユン・ジュンソとは幼い頃からの縁で、関係が深く形成されていたけれど、お互い離れるタイミングを逃し、どうしようもなく渦に巻き込まれるように惹かれ続けてしまいました。一方キム・ジェオは、親鳥とひな鳥のような関係に近く、時には慰めになり、時にはひな鳥が親鳥を待つようにも見えました。そしてペク・アジンは、自分の幼い頃の姿をキム・ジェオに投影していたのではないかと思っています」と明かした。キム・ユジョンとキム・ヨンデ、キム・ドフンは、撮影前から顔を合わせて親交を深め関係性を築いていった。そのケミストリー(相手との相性)は、作品に濃く表れた。キム・ユジョンは、「撮影に入る前から、読み合わせのようにみんなで台本を広げて、気になる場面や意見を共有する時間を作っていました。撮影前からすでに仲良くなっていたので、現場では家族のような雰囲気で撮影できました。だからこそ気まずさもなく、それぞれが自分のキャラクターになって、演技を楽しめていたと記憶しています。2人とも本当に純粋で明るい俳優たちでした。アイデアもたくさん出してくれて、相手を尊重してくれたことにとても感謝しています」と語った。続けて「私が演じたペク・アジンは、ある意味その中で自ら孤立する人物なので、とても心配しました。俳優たちと息を合わせる時、私と交感できないように見えたらどうしようと思ったのですが、それを補うためにあえてもっと親しくなろうとしました。事前に了解を求めたりもしましたが、そうしたことも含めて、撮影は本当に楽しく、感謝の気持ちでいっぱいです。2人だけでなく、出演したすべての俳優がそうでした」とつけ加えた。キム・ヨンデとファン・イニョプはいずれもキム・ユジョンの大ファンであることを明かし、注目を集めた。キム・ユジョンは「キム・ヨンデさんは初めて会った時からファンだと言ってくれました。ファン・イニョプさんはバラエティ番組で会った時に共演したいと言っていましたが、そのように私のファンだと伝えてくれること自体が本当に不思議で、感謝しています。そのおかげで、不便なこともなく楽しく撮影でき、良い思い出として残せたと思います。そのような気持ちで努力しましたが、実際に撮影はとても楽しかったです。ファン・イニョプさんは特別出演ですが、特に苦労が多い出演だったと思います。ホ・インガン役を完璧に演じてくださり、本当に感謝しています」と伝えた。あまりにも親しかったためか、キム・ユジョンとキム・ドフンには熱愛説が浮上した。これについてキム・ユジョンは「デビュー後初めての熱愛説でした。私たちはお互いに、これがきっかけで作品がうまくいけばいいねと冗談を言い合ったくらいです。実際、ユン・ジュンソとの関係だけでなく、キム・ジェオとの関係も楽しんでいただけて嬉しいです。作品も多くの方々に喜んでいただけて、とても嬉しいです」と笑顔で語った。

「親愛なるX」キム・ヨンデ“キム・ユジョンのファン…共演できることを知って心配が減った”
キム・ヨンデが、キム・ユジョンに対するファン心で「親愛なるX」出演を決めたと明かした。キム・ヨンデは最近、ソウル鍾路(チョンノ)区のあるカフェで行われたTVINGオリジナル「親愛なるX」(脚本:チェ・ジャウォン、バン・ジウン、演出:イ・ウンボク、パク・ソヒョン)放送終了インタビューで、作品に関する裏話を伝えた。「親愛なるX」は地獄から抜け出し、最も高いところに上り詰めるために仮面を被った女性ペク・アジン(キム・ユジョン)、そして彼女に残酷に踏み躙られたXたちの物語を描く。同作でキム・ヨンデは、救援が愛だと信じてペク・アジンを守ろうと地獄を選んだ男ユン・ジュンソを演じた。視聴者から好評を得た中、キム・ヨンデは作品を選んだ理由の一つとして、キム・ユジョンの出演を挙げた。彼は「ジュンソというキャラクターが好きだったのはもちろん、キム・ユジョンさんと共演できるのも非常に良い経験だと思いました。アジンというキャラクターも魅力的だったので、ジュンソが傍で助力者の役割を果たし、ジュンソのキャラクターだけが持っている多様な姿で、これまでとは異なる雰囲気を視聴者に届けられるという期待がありました」と説明した。原作が強烈だっただけに、撮影前までプレッシャーも大きかったという。キム・ヨンデは「イ・ウンボク監督が演出を手がけるということで心配が減り、アジンをキム・ユジョンさんが演じると聞いてまた心配が減りました。セリフも原作のウェブ漫画と似ている部分が多かったので、自分さえ頑張ればいいと思いました。プレッシャーは撮影していくうちにますます減っていきました」と打ち明けた。ファンだったキム・ユジョンとついに共演することになったキム・ヨンデは、撮影する期間中、感嘆の連続だったと伝えた。彼は「(キム・ユジョンが)僕が難しく感じそうな部分を解消しようと努力してくれました。先輩という感覚よりは、パートナーのような感じで配慮してくれて、楽な気持ちで取り組むことができました」と答えた。キム・ユジョンの鳥肌の立つ演技が怖かったとも打ち明け、笑いを誘ったキム・ヨンデは「同僚として、見ていて心の痛む部分も多かったです。どれほど疲れるだろうかと思い、傍で見守りながら、役割としてどうやって支えればいいか悩みました。とても辛いシーンが多いのに、最善を尽くす姿を見て、見習いたい部分もたくさんありました」とし、「周りのことを気にかけ、理性的にプロらしくやっている姿から先輩らしい面を感じました。カメラがまわっていないところでは兄妹のように慕ってくれました。見習うべき部分が多いです」と褒めた。キム・ヨンデは、前半の純愛から苦痛と痛みが歪曲された愛まで、どのようにユン・ジュンソを表現するべきか悩んだという。彼は「言いたいことは多いけれど言わないということがあるじゃないですか。それがむしろ表現の方法になると思って、ジェスチャーや沈黙、眼差しなどに、ジュンソだけが持っている雰囲気を盛り込もうと努力しました」と準備過程を公開した。理解が難しい場面はどのように準備したのかという質問に彼は、「いつも片方の目に涙が溜まっていて、誰かのことを心配し、気にかけ、負担の中にあるシーンが多くて、撮影現場に行く度に難しいと感じていました」とし、「感情にも体力がありました。今回のドラマを撮影しながらそういうことが少しできたようで、成長したとも思えます。現場でたくさん会話し、台本と違う表現をする時がありました。キム・ユジョンさん、キム・ドフンさんがアイデアをたくさん出す姿に僕も刺激を受け、一緒に修正して合わせていったものが多くありました。みんなの話が合ったら撮影をしました。納得できないまま受け入れて撮影したことはありませんでした」と説明した。ストーリーが強烈だっただけに、同年代の俳優との共演も大きな力になった。キム・ユジョン、キム・ドフンとの共演についてキム・ヨンデは、「キム・ユジョンさんがムードメーカーの役割を果たし、キム・ドフンさんのおかげでより楽に取り組むことができました。本当にあんなに性格のいい人は初めて見ました。誰かが指示しなくても、自分を犠牲にしてまで雰囲気を良くする人です。なんとしてでもポジティブなエネルギーを見せ、周りを明るくしてくれました」とし、「感情的に暗いシーンが多かったので、冗談を言ったりして中和される感覚もありました。ドラマに必ず必要な存在だったと思います」と強調した。これに先立ってキム・ヨンデは、キム・ドフンと一緒にKBS 2TVバラエティ「THE SEASONS-10CMのよしよし」に一緒に出演した。ステージ映像が話題を集めた中、キム・ヨンデは「選曲をドフンさんがして、パートも決めてくれて、簡単な振り付けも作りました。高音が出なくて高いのはドフンさんがやりました」とし、「僕が歌詞を間違えて、2回やったんです。すごく緊張しました。頑張ったことは恥ずかしくありませんが、でもやはり放送は見れませんでした。でも、後悔はありません」と裏話を伝えた。放送当時、キム・ドフンはキム・ヨンデのイメージが王子様だと思ったが、実はお姫様のようだという発言をした。これについてキム・ヨンデは、「家では王子様です。妹が僕より早く大人になって僕のことを気にかけてくれて、成熟しています。しっかりした行動をとりなさいあなたに私のイメージがかかっているというふうに話しますが、気にかけてくれます」とし、「僕はドフンのことが大好きです。僕に兄のようなところはありません。軍隊にまだ行ってないからかもしれませんが、弟たちにあえて兄貴みたいな姿を見せたいとは思いません。そのような部分をお姫様みたいだと表現したと思います」と答えた。「親愛なるX」の公開に先立ち、キム・ユジョンとキム・ドフンに熱愛説が浮上するハプニングもあった。今年5月、空港でキム・ユジョンとキム・ドフンが一緒に目撃され、写真がインターネットコミュニティで拡散し、熱愛説が浮上したが、その後、ドラマチームでの団体旅行中だったことが知られた。キム・ヨンデは「撮影前から3人ですごく仲が良かったんです。僕も一緒に旅行に行きたかったのですが、軍入隊を控えていて、海外に行けない状況でした。ドフンはジェントルマンで、荷物もよく持ってくれます。あいにくその姿が撮られてしまいましたが、僕は十分理解できる状況でした。熱愛説を見て3人で笑いました」と話した。「親愛なるX」を成功させたキム・ヨンデは、長い空白期に負担もないという。彼は「軍隊に行って帰ってきて、オーディションを受け、新人の時のように情熱的に生きていきたいです。僕が成し遂げてきたことがなくなったり、今より下っていくことに対する負担は全くありません。僕にとっては再出発の機会になると思います。軍隊に行ってもやるべきことを準備して、覚悟をしようと思います。新しく、楽しい時間になると思います」と期待した。

映画「旅と日々」シム・ウンギョン、三宅唱監督からのオファーに喜び“才能がないというセリフに共感した”
シム・ウンギョンが、日本映画「旅と日々」に出演した感想を明かした。映画「旅と日々」(監督:三宅唱)に出演したシム・ウンギョンは、最近ソウル銅雀(トンジャク)区MEGABOX ARTNINEで行われたインタビューを通じて、作品について語った。「旅と日々」は、もしかしたら終わりかもしれないと思った脚本家の李が、ひょんなことから訪れた雪国の宿で、思わぬ時間を過ごす夢のような物語。「きみの鳥はうたえる」「ケイコ 目を澄ませて」「夜明けのすべて」などで注目を集めた三宅唱監督の新作で、「第78回ロカルノ国際映画祭」で金豹賞を受賞した。これに先立って「日刊スポーツ映画大賞」と「シンガポール国際映画祭」で主演女優賞候補になる快挙を成し遂げたシム・ウンギョン。彼女は2020年、映画「新聞記者」を通じて韓国女優としては初めて日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞を受賞した。この日のインタビューでシム・ウンギョンは、「事務所から三宅唱監督の映画のオファーが来たという話を聞いて嘘じゃないでしょう?と何度も聞き返したことを覚えています。飛び上がるほど嬉しかったです。台本を読んでいなかったのですが、やらない理由がないと思いました。今も実感できないほど光栄です」と話した。何よりも「キャラクター李の才能がないみたいですというセリフに魅了され、この役を演じたいと思ったんです」と話したシム・ウンギョン。彼女は「私も毎回感じることであり、感情だからです。李は自分をありのまま見せられる勇気のあるキャラクターだと思って、魅力を感じました」と打ち明けた。シム・ウンギョンは「スランプに陥っていた時期があまりにも長かったんです。そこから抜け出したと今も自信を持って答えることはできません。演技は私を縛る壁のように感じられます」と打ち明けながらも、「それでもなぜ演技を続けているのか。それは、他のどんなことよりも一番上手にやりたいと思うことだし、これからも知っていきたいことだからです。そのため絶え間なく挑戦し、努力するのだと思います」と伝えた。そして「李を演じながら、自分の孤独感から解放されたのではないかと思います。いまだに演技が何なのかよく分かりませんが、それでもずっと何かをやっていけるエネルギーと勇気を得たと思います」とつけ加えた。「いつからスランプを経験していたのか」という質問にシム・ウンギョンは、「11歳の時から演技を始めたが、ドラマ『ファン・ジニ』の撮影をして演技はすごく難しいと感じて、その時から自分の中に怖さが芽生え始めました。それでも心の片隅では欲もありました。私が韓国で一番演技が上手な、最高の俳優になりたいという。理想と欲望の間で迷っていたのです」と振り返った。続いて「そして私が完全に崩れたのは、映画『怪しい彼女』で多くの人に愛され、『百想芸術大賞』でも大きな賞をもらった後です」とし、「当時を振り返ると、何の準備もなく、すべてが私にやってきた気がします。どうすればいいのか分かりませんでした。そこから崩れていったと思います。子供の時から賞をたくさんもらっているけれど、私ってそれに相応しい人なのだろうか?実は天才ではないのではないか?という気持ちになって、落ちこぼれになったみたいに感じました。天才になんてなれなくてもよかったのに。何かに囚われていたようです」と打ち明けた。「演技をやめる・やめないと迷い、カフェでぼうっと座っていた瞬間に、急にこんなことを思い出したんです。子供の時からカメラの前で演技をするのが好きで、その時が一番力になったような気がするのに。好きだという気持ちだけで続けることはできないのだろうか?と。その時を起点に、映画『今日よりもっと!!』という作品を撮り、様々な挑戦を通じてぶつかり始めました。日本活動も一度挑戦してみようかという気持ちで始めたものです」と伝えた。

サバイバル番組「私たちのバラード」優勝者イ・イェジ、SM C&Cと専属契約を締結…活動に意欲“さらなる高みを目指したい”
オーディション番組「私たちのバラード」で優勝を果たしたイ・イェジが、喜びを語った。今月、最終回を迎えた韓国初のバラードオーディション番組、SBS「私たちのバラード」は、平均年齢18.2歳の出場者たちが自身の歌声で往年の名曲を届け、感動を与えた。そんな中、「パパのトラック済州(チェジュ)少女」というニックネームで番組に出演した、済州道(チェジュド)新桃里(シンドリ)出身の19歳イ・イェジは、毎回真心の込もった歌声と卓越した感情表現で存在感を放ち、優勝を果たした。音楽の夢を追って1年前に一人でソウルへ上京したイ・イェジは、「最初は怖かったですが、今ではむしろ知り合いがいない環境が自分を強くしてくれました」と語った。第1ラウンドで彼女が選んだ曲はイム・ジェボムの「君のために」。宅配ドライバーとして働いていた父のトラックに乗って通学した思い出から、この曲を選んだと明かした。彼女は持ち前のハスキーな歌声と圧倒的な歌唱力で魅了。涙を見せないことで知られる審査委員チャ・テヒョンさえも感動の涙を流すほどで、絶賛された。イ・イェジは、済州で一人で自身を育ててくれた父への思いをそのまま歌に込めた。ファイナルの生放送ではユン・ジョンシンの「上り坂」を自身のハスキーボイスで再解釈し、深い余韻を残した。番組を通して着実な成長を見せ、没入感を生むステージで注目を集めたイ・イェジは、初代優勝の座を手にし、その存在感を確固たるものにした。バラードにとどまらず、多彩なジャンルへの挑戦まで予告した彼女は、視聴者の熱い声援の中、「私たちのバラード」のエピソードと共に、優勝の喜びを語った。イ・イェジはSM C&Cと専属契約を結び、本格的な活動を予告している。2026年には「私たちのバラード 全国ツアーコンサート」を通じてファンと対面する予定だ。1月10日の城南(ソンナム)公演を皮切りに、1月24日の大邱(テグ)、2月7日・8日のソウル、そして2月28日の釜山(プサン)まで4都市を巡り、ステージを披露する。――「私たちのバラード」の初代優勝者になった感想はいかがですか?イ・ジェジ:実はまだ自分が優勝者だという実感がなく、ただ全てに感謝するばかりです。でもその分もっと頑張って、さらに高みに行きたいという思いが強くなりました。むしろ覚悟が決まった気がします。―― 「私たちのバラード」で披露したステージの中で 一番記憶に残っている瞬間とその理由は何ですか?イ・ジェジ:第1ラウンドの最初のステージで「君のために」を歌った時のことが思い出されます。そのステージをきっかけに私を好きだと言ってくださる方がいらっしゃるようになって、多くの方が涙を流したと伝えてくださいました。だからこそ、あの瞬間が一番心に残っています。―― 競演中、危機だと思った瞬間とその理由を教えてください。イ・ジェジ:第2ラウンドが危機でした。歌いながら思わず涙がこぼれましたし、リハーサルでウンビンさんの歌を聴いた瞬間、『これは負けてしまうかもしれない』と思ったんです。リハーサルが終わった後は、すぐに学校の同期たちのもとへ行って、私のステージに対するフィードバックをお願いしたほど、私にとって本当に厳しいラウンドとして記憶に残っています。―― 「私たちのバラード」を通じて、ご自身が成長したと感じる点はどこでしょうか?また、満足度は100点満点中何点ですか?イ・ジェジ:88点をつけたいです。歌詞や感情表現について本当に多くのことを学びました。様々なバラードを歌う中で、歌詞の深さを感じ取れるようになり、色々な解釈をしながら新しい表現にも挑戦できました。「私たちのバラード」を準備する過程でバラードをより深く学べたことに、とても満足しています。―― 優勝後、お父様はどんな反応をされましたか?また、お父様に伝えたいことはありますか?イ・ジェジ:ファイナルの生放送の時、父が現場まで見に来てくれました。父は「泣かない」と約束をしましたが、私が歌っている間はこらえていたものの、優勝者の発表の瞬間、泣いていました。「本当にお疲れさま」と労ってくれて、誇りに思ってくれたように思います。「まだ驚くのは早いので、これからもずっとそばで応援してほしい」と伝えたいです!―― これからどんな音楽を届けていきたいですか?また、叶えたい夢はありますか?イ・ジェジ:ロックジャンルの音楽を披露したいです。私はギターを弾きながら歌うタイプなので、これからは私自身が好きで、楽しんで歌える音楽をたくさん届けていきたいと思っています。そして、叶えたい夢は5年以内にワールドツアーをすることです。―― 応援してくれた視聴者とファンの皆さんへ一言お願いします。イ・ジェジ:ファンの皆さんが私にくださった愛に、必ずお返しします。これからも見守っていてください。応援してくださり、本当にありがとうございます!

BTOB ウングァン、1stソロフルアルバム「UNFOLD」を発売“内面にあるたくさんの自分を表現”
BTOBのウングァンが、独自の音楽世界を詰め込んだ1stソロフルアルバム「UNFOLD」で帰ってきた。「UNFOLD」は、「人生とは何か、そして僕とは誰なのか」という問いから出発した作品だ。空っぽの自分から始まり、人生の光と影を経て本当の自分を探していく旅路が収められている。タイトル曲「Greatest Moment」は、失われた光と記憶を探して旅に出る道のりを描いた楽曲だ。時の流れとともに霞んでしまった「かつての自分」、そして「輝いていたあなた」への恋しさが、やがて一人の人の内面から再び目覚めていく過程を描いている。この他にも、「My Door」「Last Light」「風が届く時」「Elsewhere」「Parachute」「Monster」「Love & Peace」「走っていく」「Glory」まで、ウングァンの幅広い音楽性を見せる、多彩な10曲が収録された。―― ソロ歌手として初のフルアルバムでカムバックした感想はいかがですか?ウングァン:長い時間をかけて準備してきた僕ならではの音楽を世の中に公開する瞬間なので、緊張よりはワクワクしています。このアルバムでウングァンというアーティストを感じていただけたら嬉しいです。―― 1stフルアルバム「UNFOLD」について紹介をお願いします。ウングァン:僕だけの音楽を作るため、「僕は誰なのか?」という問いから始まり、自ら内面を旅しながら紡ぎ出したアルバムです。僕の中にあるたくさんの自分と出会い、様々な姿のウングァンを表現した作品です。―― 「UNFOLD」をアルバム名に決めた理由やビハインドがあれば教えてください。ウングァン:このアルバムを通じて、翼を広げて飛び立とうという思いと、これから僕の物語が世の中に広がっていくという意味を込めました。―― タイトル曲「Greatest Moment」はどのような曲ですか?鑑賞ポイントを教えてください。ウングァン:「今まで歩んできた全ての過去を抱えて生きている今が最高の瞬間だ!」というメッセージを込めました。1番(現在の自分)と2番(過去の自分)の視点が異なるので、それぞれの視点で聴くと、もっと心に響くものがあると思います。―― 「Greatest Moment」を含む全9曲の楽曲の制作に参加されましたが、どのような物語や感情を込めようと思ったのでしょうか?ウングァン:各曲ごとに、自分の内面にある多くの扉を開き、物語を広げています。全て自分が持っている、僕らしい多様な感性と、今を生きている心の状態だと思います。―― 楽曲制作時、インスピレーションはどこから得ていますか?また「UNFOLD」の制作を通じて、自ら成長を感じた部分はありますか?ウングァン:このように楽曲を作るのは初めてなので、36年間、見て聞いて感じた全てがインスピレーションになりました。そのため成長というよりは「ようやく目覚めた」という「誕生」に近いと思います。―― タイトル曲を除き、収録曲の中で特に愛着を持っている曲はありますか?またその理由は何ですか?ウングァン:最後のトラックである「Glory」という曲です。この曲は「UNFOLD」の最初の曲で投げかけた質問への答えと言えると思います。感謝でいっぱいの自分の心を表現したかったし、この曲が今の僕の心の状態だと言えます。―― 楽曲制作をはじめ、レコーディング、フォト・ミュージックビデオ撮影など、アルバムの準備過程で記憶に残っている瞬間やエピソードはありますか?ウングァン:「Greatest Moment」のミュージックビデオ撮影を海で行ったのですが、満ち潮と引き潮の問題で、朝早くから潮が満ちる前に海でのシーンを終わらせなければなりませんでした。撮影終盤に潮が満ちてきた時は、靴だけ長靴に履き替えて、靴が見えないように撮影しようと努力しました。外から見ると少々面白おかしい現場でした。―― 「UNFOLD」を一つの単語や文章で表現するとしたらどのような言葉になりますか?ウングァン:ウングァンの内面の旅物語。―― 初のフルアルバムを通じてどのような姿を見せたいですか?聞きたい反応や修飾語、あるいは達成したい目標はありますか?ウングァン:僕そのものを感じていただきたいと思っています。ソロアーティストにとって、自分だけの色は非常に重要な部分です。僕も自分だけの色を見つけるために努力してきたので、「ジャンルがウングァンだ」と言われることができれば1番嬉しいと思います。―― 年末コンサート「My Page」の開催も控えていますが、少しだけネタバレをお願いします。ウングァン:公演のタイトル「My Page」にふさわしく、僕の人生の様々なページをお見せする予定です。―― ウングァンさんのフルアルバムを待ってきたMELODY(BTOBのファン)の皆様へ一言お願いします。ウングァン:MELODYのおかげで今の僕が存在しています。こうして存在できるように一緒にいてくれるMELODYに無限の感謝をお伝えします。これからもずっと一緒に歩みながら、新たな僕をお見せしますので、楽しみにしてください。愛しています!

NOWZ、3rdシングル「Play Ball」で野球コンセプトに挑戦“大谷翔平選手からも刺激を受けた”
NOWZが「HomeRUN」で今年を華麗に締めくくる。先月、NOWZは各音楽配信サイトを通じて3rdシングル「Play Ball」を発売した。今年、チームのリブランディングを宣言したNOWZは、7月に発売した1stミニアルバム「IGNITION」以降、4ヶ月ぶりに高速カムバックした。ヨンウは「できるだけ早くファンの皆さんにお見せしようと作品を準備しました。今回も良い音楽とパフォーマンスで多くの方々にエネルギーを与えようと、一生懸命に制作しました。今回の作品で良いエネルギーを与えることができたらと思います」と伝えた。シユンも「前作に続いて今回も新しいジャンルにトライしました。EDMジャンルに挑戦しましたが、多くの方々に気に入ってもらえたらと思います」と話した。リブランディングを知らせた前作が、NOWZのアイデンティティを構築する過程だったとしたら、「Play Ball」はNOWZの跳躍の足掛かりとなる作品だ。抵抗を受けて揺れ動く過程を経て、確固になったNOWZが、自分たちだけのストーリーでトップに辿り着きたいという抱負が盛り込まれた。今作のキーワードをプレーボールとホームランだと明かしたヒョンビンは、「審判が試合を開始する時に叫ぶプレーボールという言葉のように、NOWZの挑戦の一歩を盛り込んだ作品です。NOWZのキャリアにおいて、ホームランが打てるチャンスにするために努力しています」と説明した。野球というコンセプトを選んだ理由についてシユンは、「野球という言葉を聞くと、多くの方々は爽やかなイメージを思い浮かべると思いますが、野球にヒップホップの要素を取り入れて、NOWZの色を表現したいと思いました」と答えた。ユンは「もちろん、野球のシーズン中に公開されたらより曲が輝く瞬間が来るかもしれませんが、野球は常に人々が興味を持っているスポーツだと思うので、僕たちがやりたいジャンルに挑戦することにフォーカスを当てました」とし、「野球のシーズンがまたやってきた時も、僕たちの歌がまた話題になるよう、たくさん努力します。野球のさらなる人気に、僕たちの曲が役立てたらと思います」と期待した。NOWZは経験すればするほどハマっていく野球の魅力に言及し、チームによく合うスポーツだと強調した。ヨンウは「絶え間なく努力し、走っていく選手たちの姿から、NOWZの瞬間や時期が野球に合っていると思いました」と話し、ユンは「『最強!野球』も番組観覧で行って、選手たちについても色々と調べてみました。今回の新曲に野球に関連する動きも入れました」とし、「僕は大田(テジョン)出身なので、ハンファ・イーグルスの試合をたくさん見に行っていました。キム・テギュン選手に『最強!野球』でまた見ることができる喜びもありました」と説明した。シユンも「子供の頃、斗山(ドゥサン)ベアーズの試合を何度か見に行ったことがあります。『最強!野球』を見に行った時、子供の頃に感じた気持ちとスポーツへの情熱を思い出しました。機会があれば斗山ベアーズの試合で始球もやってみたいです」と願いを明かした。NOWZはそれぞれのチームでの役割を野球のポジションに例えた。その中で、CUBEの大谷という修飾語をつけたヨンウは「以前、大谷翔平選手が、他の人が捨てたゴミを拾うと、運が自分のものになると考えているというショートフォームの映像を見たことがあったのですが、それが印象深かったです。もう少し(深く)見てみたら目標達成シートを作成されていました。学ぶことが多い選手だと思います」と説明した。ジンヒョクはタイトル曲の作詞に、シユンは収録曲「GET BUCK」に参加し、意味を深めた。シユンは「ゲームプレイヤーとして自分がこのゲームのチェインジャーという内容をストレートに盛り込みました。前のアルバムでは挑戦する内容を入れたとしたら、今度はすでに達成したけれど、より高いところに行くという姿勢で歌詞を書きました」と明かした。ジンヒョクは「作詞をする時、野球選手たちがどんな意思を持っていたのかを考えながら、NOWZを代入してみました」と話した。作詞だけでなく、メンバーの意見もあらゆるところに反映された。ヨンウは「作詞、作曲についてはメンバー全員がトライし、振付の構成もパフォーマンスチームと意見を調整し、僕とジンヒョクが制作に参加しました。そのような部分で達成感のある作品です」と満足感を示した。続いてジンヒョクは、「歌、振付だけでなく、ヘアスタイル、服のデザインなどでメンバーについてもたくさん意見を出しました。僕たちの色をよりはっきりと表現された作品です」とつけ加えた。メンバーのビジュアル的な変化も際立った。シユンは「外見的な部分も管理しようと運動、食事管理もしっかりやっています。野球のコンセプトに相応しい明るいエネルギー、情熱が見えるパフォーマンスを構成し、ダンスの練習も頑張っています」と話した。ヒョンビンは「前のアルバムでは、ヨンウが情熱の赤い髪をしていましたが、今回は僕がそれを受け継ぎ、さらに情熱的な赤い髪になりました。ダイエットも頑張りたいです」と伝えた。NOWZはそれぞれの好みによって選ぶことのできる、多様性のある作品であることを強調し、見どころを取り上げた。シユンは「野球のコンセプトに合わせて、どうすればエネルギーをしっかり伝えることができるか研究しました。メンバーが5人なので、人数が多いグループに比べてステージで大きなエネルギーを与えるのが難しいかもしれませんが、僕たちだけのエネルギーで満たすためにより一生懸命に研究しました。その部分とメンバーが作詞した部分も注意深く見てほしいです」とコメントした。そしてユンは「僕たちのことを知らなかった方々が、なぜ今知ったんだろうと思えるような作品になればと思います。僕たちの名前を知ってほしいですし、そういったチャンスが多くなれば嬉しいです。来年が楽しみだという評価も聞きたいです」と明かした。

INFINITE ドンウ、銀行から融資を受け6年8ヶ月ぶりのソロアルバムを制作「お金を返すことが目標」
INFINITEのドンウが、アルバムを制作をするため銀行からお金を借り、6年8ヶ月の空白を破った。ドンウは先月、2ndミニアルバム「AWAKE」を発売した。今作は、ドンウが6年8ヶ月ぶりに披露したソロアルバムだ。アルバム名には繰り返される日常の中で鈍くなった感情を揺さぶり起こすという抱負が盛り込まれた。最近、ソウル龍山(ヨンサン)区某所でインタビューを行ったドンウは「制作中にたくさんのことがありました。途中でWoollimエンターテインメントと別れ、2回事務所が変わったのですが、同じ代表の元にいました。軍白期とパンデミックなどがあって長い間準備をして、INFINITEとして久しぶりに再び集まることになり、ソロ活動が自然と6年8ヶ月も先送りになりました」と切り出した。ドンウは「一番重要なのは、自分のお金をかけたアルバムだということです。これ、ただじゃできるものではない。多くの代表の方々を尊敬します。新曲のミュージックビデオからジャケット撮影、衣装、音楽、コンセプトまで、全体会議に一度も欠かさず参加しました。なぜ投資を受けるのかも分かりましたし、これほどまでにストレスを受けながら制作するのだということを今回痛感しました。さらに、INFINITE COMPANYのソンギュ代表の苦悩も身にしみるほど分かりました。簡単な仕事でないことを改めて感じました」とつけ加えた。タイトル曲「SWAY(Zzz)」は、アラームのような感情の震えと、お互いの止まらない駆け引きの中、本音を探っていく過程を描いた曲だ。恋というキーワードの中に存在する渇望と安定感が交差する瞬間の感情を繊細に表現した。ドンウは作詞家としてアルバムのクレジットに名を連ねた。タイトル曲について続いて彼は「自分がどのように刻印され、人々に印象を残せるか考えることが多かったです。本当にすごく悩みました。6ヶ月、この曲をやるかやらないか意見がすごく分かれたんです。ある方は曲を聴いてすぐに、アラーム音のせいで消したくなると言いました。またある方は。アラームの音でこのように変奏できるのが斬新だと言いました。自分としては良し悪しを離れ、人々の印象に残ることを願う気持ちが大きかったです。今回の振り付けには『STREET WOMAN FIGHTER』で活躍していた振付師のRenaさんが参加してくれました」とつけ加えた。タイトル曲のミュージックビデオには、ドンウが暗闇の中、水上で華麗なダンスを披露する姿が盛り込まれた。裸に革のジャケットを羽織り、鮮明な腹筋を見せた。これに関する質問に彼は「これはちょっと偉そうな答えになるかもしれませんが、僕は普段から運動をしていて、露出があることは当日、現場に行って知ったんです。時間がなくてあらかじめ衣装合わせもできなかったんです。中に着るものがないことも知りませんでした」と答えた。このアルバムを通じて願っていることは何だろうか。ドンウは「当然、ヒットしてほしいです。それはうちのチーム(INFINITE)も同じだと思います。運も、頑張ったのもあると思いますが、3拍子が揃ったからこそ可能だったと思います。当時(INFINITEのデビュー時期)もたくさんのチームがデビューして、音楽番組に行くと毎日新しいチームがたくさん出ていました。僕たちだけが特別で、優れていたからうまくいっていると思いません。音楽とコンセプト、実力、タイミング、運、全てがピッタリと合ったのだと思います。今、すごく願っている部分でもありますし、結果を謙虚に受け入れるつもりではありますが、一方では期待もしています」と明かした。ドンウは「人々の記憶に残ることにフォーカスを当てました。ボーカルレッスンを4年間受けています。受けながらミュージカルをやっています。僕はラッパーのポジションから始まりました。ダンスメンバーになって、重大な任務を果たすことになりました。2つの所属事務所を経て、ミュージカルも自然にやるようになり、ボーカルが上手になったとメンバーからも褒めてもらえました。ラップとシンギングラップ、ボーカルまで見せられる音楽がやりたかったんです。マルチプレイヤーという色を持っていきたいと思いました。音楽の色、方向性をそのように定めました。収録曲『人生』にもそのような色を盛り込みました」とし、「僕はオープンな状態です。ほぼ新人のようなマインドでアプローチしています」と説明した。そして「まず、(今回のアルバムのために)銀行からお金を借りている状態ですが、それを返済できればと思います。アーティストとして願っている結果は、マルチプレイヤーという色を確かなものにしたいということです。この人とコラボしたら面白そうだと思えるほど、同僚アーティストたちに認められたいというのが究極的な目標です」と明かした。続いて「一緒に作業してみたい海外アーティストもすごく多いです。以前はニッキー・ミナージュが大好きだったのですが、最近はトラヴィス・スコットが大好きです。オフセットも好きです。そして、3枚目のソロアルバムを制作することが目標です。タイトル曲を自作曲にして活動したいです」とつけ加えた。

Netfix「あなたが殺した」チョン・ソニ“奥田英朗さんの作品を演じてみたいと思っていた”
女優チョン・ソニが「あなたが殺した」と演じたキャラクターへの真心を明かした。チョン・ソニは最近、ソウル鍾路(チョンノ)区三清洞(サムチョンドン)で行われたNetflixシリーズ「あなたが殺した」(脚本:キム・ヒョジョン、演出:イ・ジョンリム)に関するインタビューで、家庭内暴力を題材にした物語に惹かれた理由と、この物語を伝えたいと思った理由を説明した。同作は、逃げられない現実に追い詰められ、殺人を決意した2人の女性が予想外の事件に巻き込まれるストーリーを描く。原作は、日本の人気作家・奥田英朗の傑作サスペンス小説「ナオミとカナコ」だ。チョン・ソニは「公開される時は、怖さがありました。すごく緊張して、公開の約2週間前からカレンダーも見ず、(公開日まで)5日、3日と迫っても気づきませんでした。知らないふりをして目を背けたかったのだと思います。公開されてからもすごく緊張しました」と口を開き、「『釜山(プサン)国際映画祭』で1部と2部を大きなスクリーンで観客と一緒に観られたのは、幸運な経験でした。家で観るとまた違った感じがしました。良かったと思います。音楽は事前に想像もつかない部分でしたが、とても良いと思いました。前半と中盤で感じ方が違って、音楽の力が大きいなと感じました。新しく感じられる音楽の使い方がありました。音楽が大きな役割を果たしたと思います。エンディングごとに次のストーリーを見たくなる力があると感じましたが、その部分は自分で観ながらも心配していました。しかし、客観的とは言えませんが、8話まで見させる力があるのではないかと思います」と8話まで見た感想を明かした。今作で演じたウンスについては、「ウンスを演じる際、共感できる部分が多かったです。ウンスを知り、作り上げていく中で、初めて知らなかった自分を知る瞬間がありました。ウンスに感謝しましたし、監督にも感謝する瞬間が確かにあったんです。自分の性格について、なぜそうなのか分からなかった理由の瞬間がウンスにはあって、恩返ししたい気持ちから、より緊張しました。私自身、過去に後悔した瞬間がありましたが、今の性格の理由が分からないということがありました。過ぎ去った瞬間に残った後悔が、今の私を動かすのだと思いました」と打ち明けた。原作「ナオミとカナコ」を先に読んだ後、「あなたが殺した」の台本を受け取ったというチョン・ソニは「原作は5、6年前に友人に勧められて図書館で借りて読みました。とても面白かったです。私が中高生の頃、奥田英朗先生の作品がすごく流行っていたのですが、台本とは少し質感が違うと感じた気がします。私も読んでから時間が経っていて、細かいところは覚えていないけれど、感情は覚えています。原作を読みながら、この人たちの顔が気になると思いました。人が演じるならどんな表情や呼吸で動くのか想像させる本でした。後日、この作品が映画化されるという噂を聞いて、観たい、挑戦してみたいと思いました。でも私の手には届かなかったんです。そうして忘れて過ごしていて、時々『どうなったのですか?』と尋ねたこともありましたが、特別な話もなく忘れていました。後になって台本を受け取った時、タイトルが変わっていて、その作品であることに気づきませんでした。知らずに読んでいたら、思い浮かぶ作品があったので検索して、表紙のスクリーンショットを撮って『これですか?』と確認しました。『不思議だ、また私のところに戻ってきたんだ』と思いました」と語った。家庭内暴力についての話を理解する過程としては、「慎重になりますが、非常に遠くにあるものではないので、直接話をすることもできましたし、彼らがどんな気持ちで生きてきたのか分からなかったわけではありませんでした。直接経験していなくても、馴染みのない話ではないだろうと思いました。どれだけ勉強しても後悔なく堂々と演じられるわけではありませんが、私は作品を観る時、直接的な題材だけに影響されるというわけではありません。初恋の映画を観て母を思い出すように、感情や状況そのものが別の物語へ比喩となり得ると考えました。そのため常に物語自体よりも、物語を見た後にどんな問いを残せるか、どんな考えが生まれるかを意図して作っていると思います。生存者の方々には慰めと勇気になるかもしれませんが、関わりのない方々にも他人事と思わないでほしいと思い、そうした繋がりに力があることを示したいと思いました」と打ち明けた。ウンスは、家庭内暴力を受けていた母親を傍観してきたが、親友のヒスが夫から家庭内暴力を受けている事実を知る。チョン・ソニは劇中、キャラクターの殺人の正当化に関する悩みに関連し、「私が今言っていることが正しいか間違っているか分からず、後になって考えが変わる可能性もありますが、現実ではないからこそ(劇中で)直接実践して見せるのだと思います。私たちは物語を作っているのだから、偽物ですが、その中で自らの力で互いを救い出し、自由な姿を見せたいという気持ちが大きかったです。物語の中では、こうした決断をしてあげたいという気持ちが強かったのだと思います」と説明した。ヒスを救おうとする力の源としては、「ウンスが自分だけのキャリアを築いた理由は、母を自分の力で養わなければならず、救わなければならないと思ったからです。しかし実際に生きてみると、母の姿に向き合うと、全てを投げ出して駆けつけることはできなかったのです。本で読んだことがあるのですが、人は他人のために動く時に超人的な力が湧くそうです。自分のためだと気を使い、慎重になるけれど、自分のためではない時、大胆に動ける心があると思いました。学生時代、ウンスはカーテンに執着していたけれど、ヒスが何も聞かずに私の味方になってくれたので、きっとすごく感謝していたのでしょう。知らない痛みではないので、幼い頃に母を救えなかった後悔がずっとあったはずで、自分が救える人だと思ったのでしょう」と推測した。またチョン・ソニは「こうした話をできることに感謝しています。演技をする中で、自分が演じるキャラクターから奪いたいと思う点が見えてきます。厳しい現実にあるのも事実ですが、誰かのために行動できることは簡単ではないと思います。共感し、語り、行動する作品に出会え、ウンスとして生きられたことに心から感謝しています」と語った。

イ・ムセン、Netfix「あなたが殺した」で長髪姿を披露“女性の大変さが分かった”
イ・ムセンが「あなたが殺した」で演じたチン・ソベクのビジュアルについて語った。イ・ムセンは最近、ソウル龍山(ヨンサン)区のあるカフェで行われたNetflixシリーズ「あなたが殺した」放送終了インタビューで、自身が演じたチン・ソベクのヘアスタイルや中国語など、さまざまな裏話を明かした。同作は、逃げられない現実に追い詰められ、殺人を決意した2人の女性が予想外の事件に巻き込まれるストーリーを描く。原作は、日本の人気作家・奥田英朗の傑作サスペンス小説「ナオミとカナコ」だ。チン・ソベクはミステリアスな人物であるだけに、曖昧さを重視して表現したという彼は「序盤は悪役だと思っていたのに、そうではなくて良かったという反応も多くありました。監督にも明確な意図があったはずです。一種のどんでん返しとも言える部分なので、そこに集中して演じたいと思いました。僕が以前悪役を演じたこともあり、視聴者の方々にもそのようなイメージがあったのでしょう。でも、悪役に見える人が思いがけず助けてくれる点に快感のようなものがあったのだと思います。そういった点については監督や脚本家さんともたくさん話し合いました」と振り返った。チン・ソベクの外見についてイ・ムセンは「衣装や髪型が大きな役割を果たすじゃないですか。監督もミステリアスな雰囲気を出す必要があるのではないかという考えで、意見が合いました。長髪にしてみてはどうかと言われましたが、これまで一度も挑戦したことのないスタイルだったので、コンセプトを決める過程で不思議な感じがしました」と振り返った。そして「まさにチン・ソベクのようで。シャツの襟を少し開けてゴールドチェーンをつけるなど、一見ナチュラルでありながらも微妙に違和感があるポイントを探りましたが、結果的にとてもよかったと思います。特別な理由があってそうしたわけではなく、さまざまな試行錯誤の末、あの服装と髪型がチン・ソベクのスタイルとして固まっていきました。キャラクターに向き合った時、個人的に考えたキーワードは妙な感じと曖昧さでした。チン・ソベクもそのような人生を歩んできた人物なので、彼だけのスタイルがあるべきだと思ったんです。多くの試行錯誤を重ねて完成した衣装とヘアスタイルなので、個人的に気に入っています」と話した。ドラマの後半で髪を切る理由については「問題が解決した後、タバコもやめて髪も切ることで新しい人生を始めるタイミングだと感じました。髪が長かったのは、そうした部分にあまり関心を持たない人物だからです。デパートでスタイリングしたのが全てで、普段は自分だけのスタイルを貫くタイプでした。しかし、ウンス(チョン・ソニ)とヒス(イ・ユミ)に出会ってから心境に変化が生まれました。2人が『髪を切ってみてはどうか』と提案してくれたのです。それまではそのような考えはなかったのですが、切ってみようと思えたのです。社会のルールに従って生きる人ではない彼にとって、それは小さなことのようでいて大きな変化だったのではないかと思います」と語った。長髪に対する周囲の反応について、彼は「最初は『どうして長髪にしたのか』と聞かれました。理由を説明すると、『そうなんだ、新しい姿が見られて良い』と言ってもらえました。台本読み合わせの際も好意的で、意外と似合うという意見をいただきました。監督から『台本読み合わせの時にその髪型をしてみたらどうか』と言われ、実際にやってみましたが、悪くないと言われました。僕ではないようで、ウィッグやゴールドチェーンが少しぎこちなかったのですが、そのぎこちなさも含めて受け入れ、役に没入して演じました。もし違和感があれば変えたと思いますが、結果的に気に入ったスタイルになりました」と語った。ウィッグを使って挑戦した長髪については、「時間的にここまで伸ばすことはできなかったので、部分的にウィッグを使いました。撮影が終わって次の作品がどうなるか分からなかったので、少しだけ維持していましたが、他のスケジュールの都合で切った記憶があります。初めてだったので、シャンプーの量も多めになりました。耳にかけたりして、気を使うことも多かったです。女性の皆さんは本当に大変だなと思いました。多くのことを感じました」と語り、笑いを誘った。ネイティブスピーカーのように話さなければならなかった中国語については「先生に多くの助言を求めました。意図したわけではなかったのですが、これまで日本人を演じたり、中国語を話す作品に多く出演してきました。口が脳であるかのように、ポンと叩けばすぐに出てこなければならないレベルだと思います。先生が聞かせてくれる言葉を、寝ていても起き上がって話せるほど練習するしかありませんでした。精一杯頑張りました。とはいえ、中国語だけの役ではないので、インパクトのある部分を中心に取り組みました。韓国語のセリフを中国語に変えたところもあります。劇中『僕が言った言葉のせいで』というセリフは独り言なので中国語が出てくるかもしれないと思いました。また、ウンスが中国語を理解できるので『文句を言うな』と言う時も中国語に変えてやりました。そういった部分がむしろインパクトを与えるのではないかと思ったんです。先生に確認して覚えた記憶があります。あまりにもミステリアスな人物で、中国人なのか韓国人なのか分からないキャラクターなので、その時々でどうすればセリフを活かせるか悩みました」と制作秘話を語った。

Netfix「あなたが殺した」イ・ユミ“キャラクターのために減量…撮影時は36kgほどだった”
女優イ・ユミが、劇中でDVの生存者として様々なキャラクターと共演した感想を明かした。イ・ユミは最近、ソウル鍾路(チョンノ)区三清洞(サムチョンドン)で行われたNetflixシリーズ「あなたが殺した」(脚本:キム・ヒョジョン、演出:イ・ジョンリム)に関するインタビューで、チャン・スンジョ、チョン・ソニ、イ・ムセンと共演した感想を語った。同作は、逃げられない現実に追い詰められ、殺人を決意した2人の女性が予想外の事件に巻き込まれるストーリーを描く。原作は、日本の人気作家・奥田英朗の傑作サスペンス小説「ナオミとカナコ」だ。イ・ユミはかつて将来が期待される童話作家であったが、夫の暴力により地獄のような時間を過ごしている女性ヒスを演じた。彼女はヒスを演じるために減量したと告白した。イ・ユミは「外見的にもヒスの姿を見せたくて。(劇中の)食事のシーンを見ると、威圧的で気楽な食事の場ではないので、食べ物はこの人(ノ・ジンピョ)が食べるから食べるという気がしました。外見的に小柄に見え、痛々しさも表現できばと思い、減量しました。撮影当時は36~37kgくらいでした。元々41~42kgくらいを維持していたのですが、さらに落としました。食欲が湧かないようにたくさん寝ました。撮影中、ご飯がうまく食べられないこともあり、自然と痩せていくこともありました。ある意味で、この作品のために生まれた体質なのかもしれないと思いました」と語った。イ・ユミは、ヒスの夫ノ・ジンピョ役を演じたチャン・スンジョについて「撮影する時に私にとても申し訳なさそうにしていて、苦しんでいました。撮影現場には心理カウンセリングをしてくださる方がいつもいたのですが、確認しに行って『このようにしても大丈夫ですか?』と尋ねたり、落ち着かない様子で気の毒に思うほどでした。むしろ私が緊張をほぐすために笑わせたり、『私は大丈夫です』と言ってあげました」と明かした。また、「撮影現場では楽しかった記憶がたくさんあります。からかい合ったり冗談を言い合う雰囲気でした。カメラの中の状況はそうではないのに、現場は愉快で大変だったことも楽しく話していました」とし、「ジンピョはいつも憎かったのですが、スンジョ先輩が苦しんでいる姿を間近で見ていると、可愛そうという感情が最初に来ました。最初はやられる方がもっと辛いのではないかと思いましたが、演技的にはやる側の方がストレスが大きいのだと肌で感じたような気がします。だから気の毒だと思いました。でもジャンガンを演じるスンジョ先輩は本当に憎かったです。ジンピョを演じる時とは違いました」と伝えた。お互いの救い手であり親友であるチョン・ソニ(ウンス役)との共演はどうだったのだろうか。イ・ユミは「初めて会った瞬間、良い人だと感じました。私は人見知りが激しくて、だからこそ早く親しくなりたいと思うタイプです。気まずい時間に耐えられないんです。その瞬間を逃してしまい、ずっと人見知りするのが嫌だから、早く仲良くなろうとしています。ソニ姉さんは、素敵な言葉をさらに美しく言える能力があると思います。初めて会った時に優しさを感じて、仲良くなりたいと思いました。撮影中も姉さんの褒め言葉は他の人から聞く褒め言葉とは違う感じがして良かったんです。本当の姉さんから褒められる気がしました。撮影中はおしゃべりをたくさんして、ささやかな質問もたくさんして、休まずにしゃべり続けたので、カメラがまわっていない時はユミとソニとして存在していた気がします」と答えた。ウンスとヒスの助力者であるチン・ソベクというキャラクターについてはどのように解釈したのだろうか。イ・ユミは「とても良い大人の姿だったと思います。大人らしい大人の姿、自分の周りにいてほしいと思う、良い人のような感じです。キャラクターが持つ意味については様々な解釈ができると思います。身近にいる人かもしれないし、現実にはいないけれど憧れていた姿かもしれません。チン・ソベクというキャラクターを台本で見た時は、こんな大人がいてほしいと思いました。理解できない部分が消えてからは、憧れて理解できるキャラクターとして感じていたと思います」と語った。チン・ソベク役を演じたイ・ムセンについては「とてもカッコよかったです。監督が読み合わせの時もキャラクターのようにスタイリングして来てほしいと言ったのですが、先輩が髪をつけて来られたんです。色んな人に『どう?』と聞いてまわっていました。一日経ったら見慣れてきました。最初は見慣れなくて、どうかなと思いましたが、髪を耳にかけるのがすごく美しかったんです。エッジが効いた表現をされるのがすごく似合っていました」と笑顔で語った。

VERIVERY「ボイプラ2」への挑戦・再契約も“グループの終わりについて話したことがあった”
VERIVERYが、「BOYS II PLANET」や再契約、今後のグループ活動について語った。4thシングル「Lost and Found」発売を前に、VERIVERYはマイデイリーに会い、インタビューを行った。軍白期後、初のカムバックについてドンホンは「2年半の空白期間がありましたが、除隊後初のカムバックなので、自分が芸能界に再びきちんと適応し、やっていけるか不安でした。ダンスや多くのことが止まっていた時間があったので心配は多かったのですが、『BOYS II PLANET』という大きな番組を通じて感覚を取り戻し、若い仲間たちやメンバーたちが一生懸命頑張る姿を見て、回復できました」と明かした。VERIVERYはカムバックの前、韓国で7月から9月まで放送された「BOYS II PLANET」に、メンバーのドンホン、ケヒョン、カンミンが参加し、注目を集めた。特にカンミンはファイナルで、8位までがデビューメンバーに選ばれたなか、惜しくも9位で脱落した。カンミンは番組への参加を決意した理由を問われると、「会社の方々が提案してくださった時、ものすごく深くは考えませんでした。当時は自信が持てず、ただファンの皆さんとステージで再会したかったんです。歌手ですので、ステージで交流したいという欲求から参加しました」と打ち明けた。続けて「今まで練習してきた成果と運も味方してくれて、多くの愛をいただきました。残念ながら脱落しましたが、これも良かったと思います。これからもメンバーや会社の方々と共に、自分の選択で何かを成し遂げられるということが、むしろ僕を素敵な人間にしてくれたように感じるので嬉しいです」と語った。番組に参加して感じたことも明かした。カンミンは「僕はもともとすごく負けず嫌いなんです。でもそれが少し消えかけていた時期に番組に出ました。人気を順位で測るので『1位になりたい』という欲がすごく湧いてきました。1位になれなかった時は悔しかったけれど、その次に向けて最善を尽くす自分を見て、また昔に戻ったような気がしました。再び若返ったような気がしました」と告白した。ケヒョンは「ステージとファンの皆さんへの愛と感謝の気持ちが大きくなりました。そのため今回のアルバムを準備しながら、素敵な姿、自分が得意なことをお見せしたいという気持ちが強かったです。実力を高めるための努力をたくさんしました。ビジュアル的にもダイエットをして、もっと磨かなければと考えました。参加者の方々が、自分を磨くのに一生懸命だったんです。それを見て、僕も自分をよく磨くアーティストにならなければいけないとすごく思いました」と話した。そして彼は「『BOYS II PLANET』では3人とも、精神的にも体力的にも辛かったです。でも、そこにメンバーがいるというだけで力が湧いてきました。一生懸命な姿を見て、自分もじっとしていられない、もっと頑張らなきゃと思いました」とし、「脱落した後もカンミンのカッコいい姿や努力する姿を見て、本当にたくさん応援していました。ファイナルの現場にいましたが、カンミンが脱落した時は本当にたくさん泣きました。それだけ心から応援していました」と振り返った。一方、番組に出演していなかったヨンホとヨンスンは、ライブ配信をしながら3人のメンバーを積極的に応援した。ヨンホは「生配信はメンバー3人が出ることになり、僕とヨンスンがメンバーを応援しようと思い始めたものでした。メンバーが初心を取り戻し、一生懸命頑張る姿を見て誇らしく思うと同時に、メンバーが戻ってきても、またはそうならなかったとしても、自分も何かを一生懸命やってみようと思いました。またこの番組を一話一話見ていくうちに、他の参加者たちも応援するようになりました。それもあって番組に夢中になって生配信をしていたのだと思います」と語った。ヨンスンは「メンバーたちが『BOYS II PLANET』というものすごく過酷な挑戦をしている時、この3人がチームのためにこんなに貢献をしているのに、僕たちは何ができるだろうと深く悩みました」とし、「そのようにして決めたのが生配信でした」と説明した。続けて「生配信を通じてメンバーを応援し、僕たちのスタンスも伝え、僕たちも露出できる機会を作りました。ファンだけでなく『BOYS II PLANET』の視聴者の皆さんもたくさん見に来てくれて、とても喜んでくれました。一緒に見てくれたことが本当に嬉しかったですし、そうしているうちに僕たち二人を好きになってくれる人も増えました。YouTuberキム・ヨンスンがどんなステージができるのか、今回のカムバックを通じてお見せすることが課題になりました」と冗談めかして語った。これを見ていたカンミンも「兄さんたちに本当に感謝しています。生配信を通じて僕を応援するという意思を示してくれたので、ありがたかったです」と微笑んだ。VERIVERYは2019年1月にデビューした7年目のボーイズグループだ。VERIVERYのグループ活動は最近、再契約をする前まではどうなるか予測ができなかった。メンバーの3人が「BOYS II PLANET」に参加したことで、デビュー組に入るのか、それも何人になるのか予想できなかったため、VERIVERYのグループ活動が難しくなる可能性もあった。ヨンホは「グループの終わりというのを活動しながら考えたことはあまりないです。ですが、今回メンバーが番組に出て、僕とヨンスンだけが残って生配信をやっていると、メンバー全員が受かったら、僕たち2人は何をしようか?と個人的に考えたことはありました。メンバーがデビューするのはいいことで、もちろん応援していましたが、心の中では戻ってきてほしいという思いも少しありました。そのような複雑な感情の中で生配信をやっていました」と明かした。再契約については、「『BOYS II PLANET』の前にみんなで再契約して一生懸命にやってみようと話しました。結果がどうであれ、Jellyfishという会社がVERIVERYのことを好きでいてくれて、大切にしてくれているので、ここしかないと思って再契約をしました」と説明した。カンミンは「実は、終わりについて話したことがあります」と率直に打ち明けた。そして「メンバー同士で『BOYS II PLANET』の提案が来た時、たくさん話し合いました。僕は出たいけれど、お兄さんたちはどう思うのかと。自分のことだけを考えるわけにはいかないじゃないですか。僕たちを応援してくれるファンの皆さんがいて、一緒に働くメンバーがいるので、お兄さんたちの考えを聞きたかったんです。それぞれに聞いて、たくさん話しました。当時は仕事ではなく、人対人、兄と弟としてお互いを応援していたので、挑戦することができました」と明かした。最近、再契約も終え、メンバーも集まったが、VERIVERYの第2幕はどのように展開していくのだろうか。ケヒョンは「正直に言うと、僕たちも一歩先の未来は分かりません。とにかく今回のアルバムがうまくいくように頑張って努力しましたが、いつも心配とときめきが共存しています。どんなふうに聞いてくれるか、好きになってもらえるか、それもよく分かりません。目の前のことを、最善を尽くしてやり遂げるのが一番重要だと思います」と答えた。カンミンは「再契約してからはさらにファンの皆さんと多様なコミュニケーションをし、皆さんが望んでいることをしていくために努力すると思います。今もそうですが、メンバーがファンの皆さんの言葉に耳を傾けています。たくさんのことを聞いてあげたいですし、それをやるために努力したいです」と伝えた。




