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  • 岡田准一×綾野剛で韓国映画「最後まで行く」をリメイク!2023年5月19日に公開

    岡田准一×綾野剛で韓国映画「最後まで行く」をリメイク!2023年5月19日に公開

    2014年に公開された韓国映画「最後まで行く」。ひとつの事故を発端に、極限まで追い詰められていく刑事の姿を描いたこのクライムサスペンスは、「パラサイト 半地下の家族」のイ・ソンギュンが主演し、韓国で5週連続No.1観客動員345万人の大ヒットを記録。第67回カンヌ国際映画祭の監督週間招待作品に選出された。先立って、中国、フランス、フィリピンでリメイクされた。フランス版の「レストレス」は今年2月にNetflixで一斉世界配信されると、リメイク国のフランスをはじめ全世界でNetflixグローバル映画ランキング1位になり、世界中の映画ファンを熱狂させた。この度、本作がついに日本でもリメイク決定。悪い時には悪いことは重なり、陰謀に巻き込まれていく刑事とそれを追う謎の監察官が織りなす、年の瀬の96時間=4日間の物語が、圧倒的な緊張感とスピード感、そして思わずクスっと笑ってしまうコミカルさをスパイスに展開する絶対絶命、極限のノンストップ・サスペンス・アクション「最後まで行く」。脚本は、藤井監督と共に「22年目の告白 私が殺人犯です」で斬新な脚色を行った平田研也を迎え、オリジナル版を凌駕する日本ならではの特色とアレンジを大胆に加えた。監督は、2020年「新聞記者」で第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞、第43回日刊スポーツ映画大賞・作品賞、2020年エランドール賞、第74回毎日映画コンクール日本映画優秀賞など、その年の映画賞を総なめし、その後も「宇宙でいちばんあかるい屋根」(2020年)、「ヤクザと家族 The Family」(2021年)、「余命10年」(2022年)と次々と話題作を発表。「余命10年」では、興行収入30億円を突破し、大ヒットを記録したことも記憶に新しい藤井道人。また、来年には横浜流星主演の「ヴィレッジ」の公開も控えるなど、その活動には映画人のみならず、多くの観客が常に次回作を待ち続ける存在となり、現在注目の若手監督のひとりだ。主演は岡田准一。近年だけでも「追憶」(2017年)、「関ケ原」(2017年)、「散り椿」(2018年)、「来る」(2018年)、「ザ・ファブル」(2019年)、「燃えよ剣」(2021年)、「ヘルドックス」(2022年)と数々の主演作で、巨匠、気鋭の監督とタッグを組み、歴史上の人物からコミカルな伝説の殺し屋まで幅広く巧みに演じ分け、その高い演技力が評価される岡田が、今回同世代の映画監督・藤井道人と初めてタッグを組む! ひとつの事故を発端に、次々と悪魔のような災難が降りかかる男・工藤を圧倒的な存在感と演技力で魅せる。共演に「ヤクザと家族 The Family」(2021年)、ドラマ「アバランチ」(2022年)で藤井監督作品に出演してきた綾野剛。今回は、岡田演じる刑事・工藤を追う冷徹な監察官・矢崎を演じる。岡田と綾野は、2010年公開の「SP THE MOTION PICTURE 野望篇」で1シーンのみの共演があったが、今回満を持して、本格的な共演は初めてとなる。藤井監督作品で、常に新しい顔を魅せてきた綾野が、今回またどんな顔を魅せてくれるか楽しみのひとつだ。撮影は、2022年1~2月に行い、さらに今年の年末にも行う。完成は、2023年3月、公開は5月19日だ。◆岡田准一 コメント藤井監督とスタッフ、そして綾野剛さんと過ごした撮影期間は、ものづくりの情熱に震える最高の時間でした。綾野剛さんに追い詰められていく人物を演じるのは、今までの映画人生の中で一番エネルギーを使いました。日本映画界の希望、藤井監督が織りなす最後まで加速するストーリーを是非ご覧いただきたいです。◆綾野剛 コメント藤井組の新たな作品に参加出来たこと、その撮影の日々は本当に幸せでした。藤井さんはカメレオン監督。常にジャンルレスであって、挑戦への熱量を絶やさない。まだ見たことのない、見せたことのない役の生き方を探求し提示し一緒に走ってくださいます。僕の知らない僕をいつも見つけてくれる無二の監督です。そしてひとつの目標であった岡田准一さんとの共演。対峙し続ける関係ですが、僕のその想いが溢れてしまわないか、調整に苦労しました。ずっと見ていたくなる。これは役の矢崎にも通ずる良い影響をもたらしてくれました。嵐のように変化を恐れないこの組の熱意は、総合芸術である事の大切さをいつも更新させてくれます。ただひたすらかっこいいチームに乗せられて、志高き各部署のスタッフと共に最後まで生き切りました。是非劇場で目撃ください。◆藤井道人(監督・脚本) コメント小学生の時から憧れだった岡田准一さんとの仕事は、自分にとって忘れられない最高にエキサイティングな時間でした。映画に向き合う姿勢、キャスト、スタッフへの気配り、クリエイティブな発想の全てがこれからの自分の映画制作の糧になりました。そして、戦友の綾野剛さんも参加してくれて、自分でもびっくりするくらい面白い映画が出来ました。1秒も飽きることない、ノンストップエンターテイメントに仕上がっていると思います。そして、新境地の岡田准一さん、綾野剛さんが撮れたと思っています。是非、公開を楽しみにしていてください。韓国で本作のオリジナル映画を作ったキム・ソンフン監督に敬意をこめて。◆西村信次郎(プロデューサー) コメント不幸、不都合、不条理、不運の連鎖と忖度が一気に押し寄せてきたら不器用でいきあたりばったり。ドキドキしながらハラハラしながらドタバタしながら何とかしないといけない。上手くいかずさらに困難に陥る。情けないけど可笑しくて愛すべき役をお願いできるのは岡田准一さんしかいませんでした。岡田さん最高です。立場が違う役の綾野剛さんも(ネタバレできませんが)また最高です。藤井道人監督の新たな最高傑作です。■作品概要「最後まで行く」2023年5月19日(金)公開出演:岡田准一、綾野剛監督:藤井道人脚本:平田研也 藤井道人製作幹事:日活・WOWOW制作プロダクション:ROBOT配給:東宝(C)2023映画「最後まで行く」製作委員会<ストーリー>年の瀬も押し迫る12月29日の夜。刑事・工藤(岡田准一)は危篤の母のもとに向かうため、雨の中で車を飛ばす。工藤のスマホには署長から着信が。「ウチの署で裏金が作られているっていう告発が週刊誌に入ったが、もしかしてお前関わってるんじゃないか?」という署長の詮索に「ヤバい」と血の気が引く工藤は、何とかその場をやり過ごしたものの、心の中は焦りで一杯になっていた。そんな中、妻から着信が入り、母が亡くなった事を知らされた工藤は言葉を失うが、その時、彼の乗る車は目の前に現れた一人の男を撥ね飛ばしてしまう。すでに彼が絶命していることが判ると、狼狽しながらもその遺体を車のトランクに入れ立ち去った。途中、検問に引っかかるも何とかその場をごまかし署に辿り着いた工藤は、署長に裏金との関与を必死に否定し、その場を後にする。そして母の葬儀場に辿り着いた工藤は、こともあろうに車で撥ねた男の遺体を母の棺桶に入れ、母とともに斎場で焼こうと試みる。その時、工藤のスマホに一通のメッセージが入る。「お前は人を殺した。知っているぞ」というその内容に、腰を抜かすほど驚く工藤。その後メッセージは「死体をどこへやった? 言え」と続く。まさかあの晩、誰かに見られていたのか? そのメッセージの送り主は、県警本部の監察官・矢崎(綾野剛)。彼もまた、ある男が行方不明となり、死んでいたことが判明し動揺していた。そしてその男こそが、工藤が車で撥ねた人物だったのだ。さらにその裏には、矢崎が決して周囲に知られてはいけない秘密が隠されていた。追われる工藤と、追う矢崎。果たして、前代未聞の96時間の逃走劇の結末は? そして、男の遺体に秘められた、衝撃の事実とは。■関連リンク公式サイト:https://saigomadeiku-movie.jp/

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  • 【韓国映画界の能力者たち Vol.5】「王の男」「神弓」チャン・ウォンソクプロデューサー、成功は成功から学ぶ

    【韓国映画界の能力者たち Vol.5】「王の男」「神弓」チャン・ウォンソクプロデューサー、成功は成功から学ぶ

    2005年の映画館に最も大きなサプライズを与えた「王の男」がチャン・ウォンソクプロデューサーの頭の中から始まった作品であることは、すでに広く知られているエピソードである。作品に対する彼の鋭い感覚はその後、忠武路(チュンムロ:韓国映画界の代名詞)を何度も騒がせた。公の場で、そしてプライベートで何度か彼に会う機会があったが、そのたびにこの男の全宇宙的な親和力とコメディアンを泣かせるほどのユーモアセンス、そして映画への一途な愛に驚いた。それは彼の周りに人が集まる理由であるだろう。チャン・ウォンソクプロデューサーは忠武路でアイデアバンクとしても通じる。この日のインタビューでも彼は構想中の映画のストーリーをすらすらと話してくれた。その説明がとても面白く、ストーリーを映画化する鬼才である彼の能力に改めて感心した。映画を推し進める推進力、撮影現場を調整するコミュニケーション能力、特有の親和力、何より映画に対する無限の愛情。ジャングルのような忠武路で彼が長きにわたって健在であることがあまりにも当然に見える。*チャン・ウォンソクプロデューサーの代表作「いつか家族に」(2014)、「最後まで行く」(2013)、「マルティニークからの祈り」(2013)、「殺人の告白」(2012)、「漁村の幽霊 パクさん、出張す」(2012)、「風と共に去りぬ!?~THE GRAND HEIST」(2012)、「悪いやつら」(2012)、「パーフェクト・ゲーム」(2011)、「神弓 KAMIYUMI」(2011)、「パラレルライフ」(2010)、「義兄弟~SECRET REUNION」(2010)、「ビースティ・ボーイズ」(2008)―この道に入ることになったきっかけは?チャン・ウォンソク:子供の頃、「ニュー・シネマ パラダイス」を見て映画の夢を抱いた。「ニュー・シネマ パラダイス」ではとても平凡な人が映画監督になる。それを見て「ああ、僕も映画監督になれる」という希望を抱いた。それで、リサーチしてみたら、ソウル芸術大学(元)と中央(チュンアン)大学が映画監督を最も多く排出していた。先に中央大学の試験を受けて、運良くすぐに受かって演劇映画学科に入学した。そんな中、映画企画者のアン・ドンギュ代表が学校に特別講演にいらして、それをきっかけに代表が「パク・ポンゴン家出事件」の制作部の仕事を紹介してくれた。それが21歳の時で、軍隊に行った後、2年生の時に大学を辞めて本格的に映画の現場に飛び込んだ。―プロデューサーとしての成長において重要なターニングポイントになった作品や人がいるのか?チャン・ウォンソク:制作室長を務めた「王の男」だ。当時、チャンセン役を演じたカム・ウソン先輩は「王の男」がヒットした7つの理由のうち、僕を1番目の理由に挙げてくれた(笑) 「失敗は成功の母」ということわざがあるが、僕はそのことわざは甘い美化だと思う。僕の経験から見ると、本当の成功は成功から学ぶものである気がする。「王の男」を通じて「成功というものはこんなにも甘いものなんだ。本当に成功したい」という欲望を感じた。もちろん、成功することによって怠惰になったり、マンネリになる可能性もあるが、それよりも達成感の方がもっと大きい。「失敗は成功の母」ということわざの本当の意味は、失敗で挫折したら成功に向かって頑張ることができないから失敗を乗り越えなければならないという趣旨の美化だと思う。―そのような考えは失敗と成功を何度も繰り返した経験から学んだものなのか?チャン・ウォンソク:多くの人が成功を望む姿を見て「果たして成功とは何だろう?」と考えてみた。すると、「王の男」や「神弓 KAMIYUMI」の成功が僕にとって本当に大きな力になったことに気づいた。冷静に言って、失敗は力にならない。むしろ気が抜けて気力を失う。でも、失敗は乗り越えなければならない。それに負けたら終わりだ。そのたびに難関を乗り切ってこれた原動力は、成功した時の記憶だった。嬉しかった記憶を思い浮かべながら苦しい状況を乗り切ることはできるが、ヒットしなかった作品を思い浮かべて困難な状況を乗り越えることはできなかったと思う。―実際、映画ほど成功と失敗が数字ではっきり分かれる分野は多くない。その2つの間を何度も行ったり来たりしていると、成功と失敗に対してある程度は鈍くなるのか?チャン・ウォンソク:鈍くなることは絶対にない。僕は多作をするタイプだが、すべての作品が僕の作品だと思って制作に臨む。だから、ヒットしない場合、本当に苦しい。作品に参加したスタッフ、俳優、投資配給会社、マーケティングチームに対する深い罪悪感が訪れる。映画というものは大資本が投入される巨大な文化産業だから、その資本に対する責任感を抱く。個人的に資本は価値だと思う。単なる1~2億ウォン(約1073万~2146万円)というお金ではなく、その中には同じ時代を生きる人々、あるいは十分な物的資源や人的資源に対する価値が投影されていると考えている。そのような価値を活用して一本の物語を作ったら、その価値に投資してくれた人たちにその価値を返すべきだと思う。僕が多作することにはそのような理由がある。とても大きな成功や失敗に振り回されて、それから抜け出せない人を僕はたくさん見てきた。そんな時、最もいい解決方法は早く次回作に取り組むことだ。新しい作品に没頭していると、痛みであれ、光栄であれ、すべてを早く忘れられると思う。―制作者兼プロデューサーとして自分が好きなものと観客が望むものの間をどのように調整しているのか?チャン・ウォンソク:最も重要なのは僕自身が面白いと思わなければならないということだ。その代わり、僕の場合はものすごく確認をする。企画段階から入念にチェックする。シナリオが出たらまず周りの人々に渡して、面白いという話が過半数以上出たら映画の制作に入る。そのために1次モニタリングを行う。反応が良くなかったら? 大胆に諦める。―シナリオは非常に面白かったのに、それを映画化した時、まったく違う作品になる場合も多い。チャン・ウォンソク:そんなケースは珍しいと思う。制作が順調に進めば、映画はシナリオから大きく外れない。もし大きな違いが出る場合は次の2つの理由だろう。一つは監督がものすごく創意力を発揮してはるかに優れた映画を作る場合、もう一つはそれとは逆に作品を完全に壊す場合だろう。―忠武路でアイデアバンクとして有名だ。今も非常に多くの物語を構想していると聞いたが、そんなアイデアはどこから得ているのか?チャン・ウォンソク:僕は映画界にもう20年近くいる。子供の頃、演劇映画学科に行くために準備した時間まで合わせると、25年間以上映画が好きなわけだ。一言で言うと、僕にとって映画は自然なものである。僕の仕事で、僕が好きなものだから、休まず考え続けるようになる。記者が記事にするネタを探し続けるのと同じだ。そして、感覚が衰えないように努力する。映画を職業としている多くの人が映画をあまり見ていないと聞いた。仕事のように感じられるからだ(笑) それに比べて、僕は楽しみながら見る方だ。先日も明け方4時にチャウ・シンチー(周星馳)の映画を見た。また、ヒットしている映画はなるべく観客が多い時間に行って見るようにしている。そうすれば、同じ時代を生きる観客たちがどのように映画を消費するのか知ることができる。「国際市場で逢いましょう」を見る時も映画を見ているうちに、意識が自然に映画から抜け出して観客がどの部分で泣いてどの部分で笑うのかをチェックしながら見た。―映画の現場でのプロデューサーの天敵は?チャン・ウォンソク:自分自身だ。怠惰になることを特に警戒しなければならない。心が老いることに最も気をつけようと思っている。―色んな監督とタッグを組んできたが、その中で最も刺激になった監督は?チャン・ウォンソク:監督に刺激されるのは僕のスタイルではない(笑) 僕はもし「バードマン」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督とご一緒しても大きな刺激を受けることはないと思う。ただお互いに合わせながら仕事をするだけで、そうしながら学んでいくものだと思う。―ヒットしたかどうかと関係なく、最も記憶に残っている映画の瞬間は?チャン・ウォンソク:1987年、チェ・ドンウォン選手とソン・ドンヨル選手が15回の延長戦まで突入する接戦を繰り広げて引き分けで終わった、実際の野球試合を描いた「パーフェクト・ゲーム」が記憶に残る。映画の撮影中、チェ・ドンウォン監督が亡くなった。大げさかもしれないが、僕はヒットなど付随的なことを考えず、ただその映画を監督の人生に献呈したいと強く思っていた。監督は自分の話が映画化されることを本当に悩みに悩んだ末に同意してくれたのに、映画の公開を見ずに亡くなってしまい、とても残念に思う。映画に対する好意的な反応に比べ、成績は低調だった。もう少し多くの観客があの方の話を見てくれたら良かったのにと思う。―プロデューサーは監督、スタッフ、俳優の間で全員をカバーしなければならないが、彼らの意見が衝突する時はどのように調整するのか?チャン・ウォンソク:そんな時はまず最初に「どうしたらもっと面白い映画になるだろう」と考える。それが鍵だ。そんな面では監督の味方になることが多い。映画は監督が引っ張っていくものだからだ。でも、自分が考えても監督の意見通りにしてはいけないような状況では反旗を翻す。映画を撮影していると、俳優と監督があるシーンをめぐって衝突することが多いが、そんな時は両者が望むシーンを撮影してみるように誘導することもある。ところで、僕は大半の問題は大したものではないと考える人だ。コミュニケーションが上手く取れていないことから誤解が生じて衝突しているだけで、話し合うことですべての問題は解決できる。お互いに深く話し合って少しずつ譲り合えば、大きな問題はないと思う。―映画に携わり始めた時と今を比べてみて最も変わったと感じることは?チャン・ウォンソク:最も大きな変化は投資配給会社の力が強くなったことだ。そして、映画に携わる人々がもう少し専門的に変わった。また、すごく些細なことだが、目に見えるもう一つの大きな変化はコーヒーだ(笑) 以前はみんなコーヒーミックスを飲んでいたのに、最近はスタッフもドリップコーヒーを飲む。コーヒーミックスはあまり人気がない。韓国が変わったんだ(笑)―投資配給会社の力が強くなり、様々な問題も出ている。チャン・ウォンソク:マルチプレックスや大手配給会社が目の前の利益に集中する態度は本当に大きな問題だ。自社が制作した映画に上映館を集中させているせいで、今は3位がない。映画館が少し損害を受けたとしてもコンテンツの多様化を保障してくれなければならない。今のような状況が続いたら、映画界の環境や風土は壊れるに違いない。多様な映画を消化してこそ、観客の関心が高まり、より良い映画が出てくるようになるのだと思う。本当にフランスのように映画館のスクリーンを法律的に強制しなければならないかもしれない。―企画がずさんな、つまり俳優のスター性だけを信じて作られる映画もたくさん出ている。チャン・ウォンソク:本当にお願いだから、投資配給会社はトップクラスの俳優だけを望まないでほしい。もちろん、トップクラスの俳優は素晴らしい。優れた演技や信頼できる演技を見せてくれるからトップクラスなのは間違いないが、問題はその人数が限られているということだ。本当に良いコンテンツなら、トップクラスではない俳優にもチャンスを与えてほしい。そうしなければ俳優の幅が拡張されない。―自分だけの武器はインタビューをしていてすぐに分かったが、非常に社交的だということだと思う。チャン・ウォンソク:ははは。僕だけの武器ではないが、人より社交的な方だと思う。プロデューサーをするには基本的に人間関係が円満でなければならない。コミュニケーションスキルも重要だ。物は言いようじゃないか。先鋭な部分をソフトにして解決しなければならない時があるので、話術があれば役立つ。先ほど話したが、僕の本来の夢は監督だった。でも、周りのみんなから「君はプロデューサーにならなければならない」と言われた。プロデューサーになるか、監督になるか悩んだ末、2003年に監督の夢は諦めた。未練はない。実はなかったが、「いつか家族に」の制作に携わりながら、少し未練が生まれた(笑) ただ、一度ぐらい自分で作ってみたら、後に違う作品を制作してプロデューサーする時に役立つだろうと思ったからだ。それ以外の理由はない。―チャン・ウォンソクプロデューサーに映画を諦めさせない本当の原動力は?チャン・ウォンソク:実は撮影をしている間、僕の心はずっとハラハラしている。事故が起きたらどうしよう、制作費がオーバーしたらどうしよう、映画が上手くいかなかったらどうしようなど、相当なストレスが溜まる。そして、僕にとっては多作のうちの一作である作品が、ある監督にとっては一生のチャンスかもしれない。だから、上手く作らなければならないという責任と圧迫感が自ずと生じる。もちろん、そんなことから自由になりたい瞬間は何回もあった。それでもこの仕事を続けているのは本当に好きな仕事で、僕が一番上手くできる仕事だと信じているからだ。それが僕がこの仕事をやっていく原動力だと思う。

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  • 「第9回アジア・フィルム・アワード」今年も中国映画が賞を総なめ…ペ・ドゥナが韓国のプライドを守った(総合)

    「第9回アジア・フィルム・アワード」今年も中国映画が賞を総なめ…ペ・ドゥナが韓国のプライドを守った(総合)

    韓国映画が多数候補に上がり、期待を集めた「アジア・フィルム・アワード(Asian Film Awards)」が今年も中国映画の祭で終わった。25日の午後8時(現地時間)、マカオのベネチアンホテルで「第9回アジア・フィルム・アワード」が開催された。「アジア・フィルム・アワード」は香港国際映画祭の一環として開催され、アジア各国の映画を対象にする授賞式だ。特に今年の「アジア・フィルム・アワード」には全部門に韓国映画が進出し、視線を引きつけた。観客数1400万人を突破したユン・ジェギュン監督の「国際市場で逢いましょう」とホン・サンス監督の「自由が丘で」が作品賞候補に上がった。「国際市場で逢いましょう」と「自由が丘で」は「薄氷の殺人」(中国、監督:ティアオ・イーナン)、「ブラインド・マッサージ」(中国、監督:ロウ・イエ)、「Haider」(インド、監督:ヴィシャール・バールドワージ)、「そこのみにて光輝く」(日本、監督:呉美保)と競争した。「自由が丘で」は作品賞だけでなく監督賞、主演男優賞(加瀬亮)など主要3部門に名前を上げた。主演男優賞部門には1700万人動員のヒット神話の主人公「バトル・オーシャン/海上決戦」のチェ・ミンシクも一緒にノミネートされた。他に主演女優賞はペ・ドゥナ(「私の少女」)、新人賞にEXOのディオ(「明日へ」)がノミネートされ、チョ・ジヌン(「最後まで行く」)とハン・イェリ(「海にかかる霧」)がそれぞれ助演男優賞、助演女優賞候補に名前を上げた。それだけでなく脚本、撮影、編集、美術、作曲、衣装、視覚効果部門に「最後まで行く」「群盗:民乱の時代」「王の涙 –イ・サンの決断-」「パイレーツ」など韓国映画が候補に上がった。衣装デザイン部門にはツイ・ハーク監督の映画「智取威虎山」で韓国のクォン・ユジン監督が候補に上がり、視線を引きつける。しかし、昨年に続き韓国映画のほとんどが受賞につながらず、名残惜しさを残した。主演男優賞候補になったチェ・ミンシク、助演男優・女優賞候補に上がったチョ・ジヌン、ハン・イェリと新人賞候補になったEXOのディオの受賞は残念ながら不発となった。このような中で、主演女優賞を受賞した「私の少女」のペ・ドゥナと功労賞のイム・グォンテク監督がトロフィーを獲得し、プライドを守った。作品賞の栄光は中国の「ブラインド・マッサージ」が手に入れた。盲人マッサージ師を素材にする「ブラインド・マッサージ」はチン・ハオ(金昊)、グオ・シャオドン(郭小冬)、メイ・ティン(梅婷)、ホアン・シュアン(黄軒)が出演し、ロウ・イエ監督がメガホンを取った。この日「ブラインド・マッサージ」は作品賞と共に撮影賞を受賞した。監督賞は「黄金時代」のアン・ホイ(許鞍華)監督が受賞した。「黄金時代」は1930年代、激変の中国、狂いそうなほど文を書きたかった天才作家、シャオホンの強烈な人生を描いた作品だ。タン・ウェイ(湯唯)、ウィリアム・フォン(馮紹峰)、ワン・チーウェン(王志文)が出演した。〈以下は全受賞リスト〉◆ 作品賞 - 「ブラインド・マッサージ」(中国)◆ 監督賞 - 「黄金時代」 アン・ホイ(中国)◆ 脚本賞 - 「薄氷の殺人」 ティアオ・イーナン(中国)◆ 主演男優賞 - 「薄氷の殺人」 リャオ・ファン(廖凡、中国)◆ 主演女優賞 - 「私の少女」 ペ・ドゥナ(韓国)◆ 助演男優賞 - 「黄金時代」 ワン・チーウェン(中国)◆ 助演女優賞 - 「そこのみにて光輝く」 池脇千鶴(日本)◆ 撮影賞 - 「ブラインド・マッサージ」 ツォン・ジエン(中国)◆ 編集賞 - 「ザ・レイド GOKUDO」 ギャレス・エヴァンス(インド)◆ 音楽賞 - 「Margarita, with a Straw」 マイキー・マクリアリー(インド)◆ 視覚効果賞 - 「GONE WITH THE BULLETS(一歩之遥)」 リック・サンダー、クリストフ・ゾリンジャー(中国)◆ 衣装デザイン賞 - 「GONE WITH THE BULLETS(一歩之遥)」 ウィリアム・チャン(中国)◆ 美術賞 - 「GONE WITH THE BULLETS(一歩之遥)」 リウ・チン(中国)◆ 特別賞(「エクセレンス・イン・アジア・シネマ・アワード」) - 中谷美紀(日本)◆ 功労賞 - イム・グォンテク(韓国)

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  • 「最後まで行く」春史大賞映画祭でグランプリ受賞!演技賞はハ・ジョンウ&ペ・ドゥナ

    「最後まで行く」春史大賞映画祭でグランプリ受賞!演技賞はハ・ジョンウ&ペ・ドゥナ

    映画「最後まで行く」が「春史大賞映画祭」で大賞に当るグランプリを受賞した。キム・ソンフン監督が演出し、俳優イ・ソンギュン、チョ・ジヌンが主演を務めた「最後まで行く」は18日午後、ソウルプレスセンター20階の国際会議室で開かれた「2015 春史大賞映画祭」の授賞式でグランプリを受賞した。「最後まで行く」は昨年、「大鐘賞映画祭」で監督賞、「青龍映画賞」で脚本賞、「韓国映画制作者協会賞」で作品賞と監督賞、「今年の映画賞」で監督賞などを受賞した。同日、男女演技賞は「群盗:民乱の時代」のハ・ジョンウ、「私の少女」のペ・ドゥナが受賞した。「足球王」のウ・ムンギ監督が審査委員特別賞である新人監督賞を受賞し、「国際市場で逢いましょう」のパク・スジン脚本家が脚本賞を受賞した。「バトル・オーシャン/海上決戦」のレコーディングを担当したチェ・テヨンが技術賞を受賞した。特別賞である観客選定最高映画賞は「国際市場で逢いましょう」のユン・ジェギュン監督が受賞し、映画発展貢献賞は「明日へ」「ファジャン」を制作した制作会社ミョンフィルムのシム・ジェミョン代表が受賞した。「春史大賞映画祭」のグランプリ(最優秀監督賞)には「犬を盗む完璧な方法」(キム・ソンホ監督)、「慶州(キョンジュ)」(チャン・リュル監督)、「最後まで行く」(キム・ソンフン監督)、「バトル・オーシャン/海上決戦」(キム・ハンミン監督)、「自由が丘で」(ホン・サンス監督)、脚本賞には「国際市場で逢いましょう」(パク・スジン)、「最後まで行く」(キム・ソンフン)、「セシボン」(キム・ヒョンソク)、「提報者」(イ・チュニョン)、「明日へ」(キム・ギョンチャン)、技術賞には「群盗」「最後まで行く」「バトル・オーシャン/海上決戦」「海にかかる霧」「パイレーツ」がそれぞれノミネートされた。また、男性演技賞(主演・助演・端役を含む)には「国際市場で逢いましょう」のファン・ジョンミン、「群盗」のハ・ジョンウ、「最後まで行く」のイ・ソンギュン、「バトル・オーシャン/海上決戦」のチェ・ミンシク、「朝鮮名探偵2 失われた島の秘密」のオ・ダルスがノミネートされた。審査議員特別賞(新人監督賞)には「10分」(イ・ヨンスン監督)、「巨人」(キム・テヨン監督)、「私の少女」(チョン・ジュリ監督)、「足球王」(ウ・ムンギ監督)、「ハン・ゴンジュ」(イ・スジン監督)がノミネートされた。「春史大賞映画祭」は申請受付制ではなく、5人の映画評論家(キム・ジョンウォン、チョ・ヘジョン、キム・ヨンジン、カン・ユジョン、ナム・ドンチョル)が候補選定委員会を構成し、受賞作の候補を選定する。それから現役監督だけで構成された審査委員会が受賞作を最終決定する方法で行われる。

    OSEN
  • チョン・ウヒ主演「ハン・ゴンジュ」映画担当記者が選ぶ「今年の映画賞」で作品賞など3冠達成

    チョン・ウヒ主演「ハン・ゴンジュ」映画担当記者が選ぶ「今年の映画賞」で作品賞など3冠達成

    映画「ハン・ゴンジュ」が映画担当記者が選んだ「2014今年の映画」になる喜びを味わった。「ハン・ゴンジュ」(監督:イ・スジン)は29日午後7時、ソウルにある韓国プレスセンター20階の国際会議場で開かれる「第6回今年の映画賞」の授賞式で、作品賞を受賞する予定だ。韓国映画記者協会が主催・主管する「今年の映画賞」は韓国映画と外国映画など、2014年に韓国内外で公開された作品(134本)を対象に、協会に所属する記者の投票を通じて受賞者(作)を選定した。作品賞を受賞した「ハン・ゴンジュ」は、悲劇的な事件に巻き込まれたある女子高生の危険な状況を描いた映画で、絶望と希望が交差する中、痛い現実を振り返らせたことで映画担当記者たちから高い支持を得た。それだけでなく「ハン・ゴンジュ」は主演女優賞(チョン・ウヒ)と今年の発見賞(チョン・ウヒ)など、3冠を達成する快挙を成し遂げた。主演男優賞は「バトル・オーシャン/海上決戦」で李舜臣将軍役に扮し、熱演したチェ・ミンシクが受賞し、監督賞は映画「最後まで行く」のキム・ソンフン監督が受賞した。以下、受賞者(作)作品賞:「ハン・ゴンジュ」監督賞:キム・ソンフン監督(「最後まで行く」)主演男優賞:チェ・ミンシク(「バトル・オーシャン/海上決戦」)主演女優賞:チョン・ウヒ(「ハン・ゴンジュ」)助演男優賞:ユ・ヘジン(「パイレーツ」)助演女優賞:チョ・ヨジョン(「情愛中毒」)新人男優賞:JYJ ユチョン(「海にかかる霧」)新人女優賞:イ・ユヨン(「アトリエの春、昼下がりの裸婦」)自主映画賞:「あなた、その川を渡らないで」外国語映画賞:「インターステラー」■今年の映画賞-特別賞(4部門)発見賞:チョン・ウヒ映画関係者賞:シム・ジェミョン(ミョンフィルム代表)映画記者賞:アン・ジニョン(文化日報記者)広報賞:イ・ジェヒョン(Hohohobeach室長)

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  • “主演男優賞”ソン・ガンホからZE:A シワンまで「第35回青龍映画賞」コメント総まとめ

    “主演男優賞”ソン・ガンホからZE:A シワンまで「第35回青龍映画賞」コメント総まとめ

    「第35回青龍映画賞」を輝かせた俳優たちは、演技力に劣らぬ話術をアピールした。17日午後、ソウル鐘路(チョンノ)区世宗路(セジョンノ)の世宗文化会館にて「第35回青龍映画賞」の授賞式が行われた。同日、「第35回青龍映画賞」の舞台に上がった俳優たちは、機転が利いた話術から茶目っ気たっぷりの冗談、心のこもった感想など、演技だけでなくトークでも楽しさと感動を伝えた。◆以下は「第35回青龍映画賞」でのコメント最多観客賞を受賞した「バトル・オーシャン/海上決戦」のキム・ハンミン監督:迷惑をかけない賞「驚くべき観客動員数で賞を受けることになったが、韓国映画の驚くべき成長だと思う。『バトル・オーシャン/海上決戦』以上に挑戦的で良い作品、多様な作品が、来年、再来年と今後たくさん出てくると思う。そして、そんなチャンスが多くなっていると思う。この映画は今年の韓国映画界に迷惑をかけない賞だと考えており、今後の韓国映画の成長の新たな力だと考えてこの賞を受け取りたい」(キム・ハンミン監督)ZE:Aのシワン:イ・ソンミンの代わりにカン・ソラ「ベストカップル賞だけは」同日、ドラマ「ミセン-未生-」で呼吸を合わせているイ・ソンミンと授賞式に参加したシワンは、「次長(イ・ソンミン)、まだ先輩という言葉が口に慣れていない。先ほどキム・ヘス先輩が僕たちをベストカップルだと紹介した。気分がどうなのか聞きたい」と尋ね、イ・ソンミンは「私はカップルを男性とたくさん演じた。最近では、シワンさんとカップルになっている。その気分は君もよく分かるんじゃない?そうじゃないか?(グレ?アン・グレ?)チャン・グレ」と言い、「ミセン-未生-」でのシワンのキャラクターチャン・グレをかけた冗談を言った。しかし、シワンは「次長と一緒で気分が良い。ただ、ベストカップル賞だけはヨンヒ(カン・ソラ)さんとするのが良いんじゃないかと思う」と言って笑いを誘った。キム・ヘス「皆さんはイ・ソンミンとシワンさんが戸惑う姿を生放送で見ていらっしゃいます」同日、スタッフ賞の授賞式にプレゼンテーターとして乗り出したイ・ソンミンは、「ありがたい方々に差し上げるスタッフ賞を授与する。まず技術賞だ。受賞者を発表する」と述べたが、スクリーンに候補者の映像が浮かび上がらず、「本当は画面に出なきゃならないのに」と狼狽する様子を見せた。これに「青龍映画賞」の16回目のMCとして活躍中のキム・ヘスは瞬時にベテランらしさを見せ、「皆さんはイ・ソンミンさんとシワンさんが戸惑う姿を生放送で見ていらっしゃいます」というコメントで笑いをもたらし、手馴れた進行の腕前を披露した。ヨ・ジング:パク・ボヨンにとどめ打ち「ジング君が好きだと言ったけど、覚えてますか?」パク・ボヨンと授賞式に乗り出したヨ・ジングは、「(ボヨン)姉さん、僕は姉さんとこのような公式の席でお会いできたら、本当に聞きたいと思ってきた質問がある。僕の記憶では、姉さんはいつか恋愛映画を一緒に撮りたい俳優は誰かという質問を受けた時、どのような返事をしたか覚えている?」と、自分と恋愛映画を撮りたいと言っていたパク・ボヨンに確認した。これにパク・ボヨンは、「恥ずかしいが、ジング君が成人になったら、大人になった後に恋愛ものをやりたいと何度も話したことを覚えている」と述べ、ヨ・ジングは「覚えていますね。では『ジング君が好きです』そんなことを言ったが、覚えている?」と、意地悪にまた聞いて笑いを誘った。シワン「『弁護人』の時にたくさん殴られた俳優?答えは決まっている。クァク・ドウォン先輩だ」同日シワンは、「弁護人」の撮影中にたくさん殴られた俳優は誰かという質問を受けた。これにシワンは「タプ・チョン・ノ(『答えは決まっていて、あなたは返事さえすれば良い』という意味の新造語)とでも言いますか」と話した後、「クァク・ドウォン先輩が最も多く殴ったが、僕は殴られる時に胸がすっきりした。ラーメン拷問を受けてラーメンが食べたくて、ラーメンを食べて寝た。僕を殴ったクァク・ドウォン先輩が気苦労されているのが目に見えて、申し訳ない気もした。それで今日お会いできて嬉しい」と答えた。ユ・ジュンサン:ヨ・ジングへのシン・セギョン&パク・ボヨンのラブコールに「ジング君、早く大人になって戻って来てください」同日パク・ボヨンは、ヨ・ジングと授賞式で舞台に上がり、「恥ずかしいが、ジング君が成人になったら、大人になった後に恋愛ものをやりたいと何度も言ったことが思い出される」と話した。清浄園(チョンジョンウォン)人気スター賞を受賞したシン・セギョンもはやり、恋愛もののジャンルをやりたいと言いながら「ヨ・ジング君が成人になったら」と、相手役の俳優にヨ・ジングを指名した。これにユ・ジュンサンは、「ヨ・ジング君が早く大人になることを多くの女優たちが待っている。ヨ・ジング君、早く大人になって戻って来てください」と述べ、現場を笑いの渦に巻き込んだ。キム・ヘス:昨年の「青龍映画賞」の衣装について「私もあんな風に映るなんて知らなかった」2部のオープニングでMCのユ・ジュンサンは、「昨年の授賞式の時、私はキム・ヘスさんがどんな服を着たのか知らない。『こんな服を着ていたの?』とみんなびっくりしていたが、私だけ見れなかった」と言いながら悔しがった。これにキム・ヘスは、「驚いた方々にお詫び申し上げる。私も写真にあんな風に写るなんて、本当に知らなかった」と言って笑いを誘った。ヨム・ジョンア「映画スタッフの皆さん、あなたたちの情熱を本当に尊敬する」同日、技術賞の授賞式で舞台に上がったヨム・ジョンアは、「韓国の映画人として、韓国の映画スタッフにこの場を借りて感謝の挨拶をしたい。『明日へ』という作品を撮ったが、私たちの周りで一生懸命に生きている人たちについての物語を描いた映画だった。周りで懸命に仕事をする人たちを見渡すと、スタッフたちが欠かせないようだ。感謝と有難さの気持ちをいつも忘れていない。それぞれ各自の分野で最善を尽くし、疲れを知らないあなたたちの熱情を本当に尊敬する。皆さん、韓国のすべてのスタッフの方たちのために、大きな拍手お願いする」と感謝の気持ちを伝えた。助演男優賞受賞者チョ・ジヌン「広報では主演だと言っておいて、賞は助演賞」「映画『最後まで行く』は本当に最後まで行くようだ」と口を開いた。「この映画は世の中を生きてきて、力になる兄弟をプレゼントしてくれたようだ。監督、スタッフ、イ・ソンギュン兄さん私に兄弟たちができたようだ。映画に大きな関心を持ってくれて感謝する。広報する時は主演俳優と言っていたが、賞は助演賞だ」とジョークを飛ばした。監督賞を受賞したキム・ハンミン監督「韓国で監督誇りと震えを感じる」「映画が夢の工場を超えて、これからは現実を癒す。ある方たちは現実を幻影のようだと言うが、幻影のような現実を映画の幻影でヒーリングするような時代だ。意味と楽しみを一緒に求めている韓国の観客たちを誇らしく思い、感謝している。韓国の監督として、映画を撮影して作品を作ることができるということに対し、無限の誇りと震えを感じる。感謝している」主演男優賞を受賞したソン・ガンホ「俳優ソン・ガンホという存在は国民から出てくる」「『弁護人』は昨年12月18日に韓国で公開された。今日がちょうど1年目になる日だ。このように素敵に最後を飾れるようにして下さって感謝する。もうすぐ48歳になるが、生きてみて、私の周囲の人々や私が属しているこの社会について、真剣に悩み、考えてみたことがあるのかと思い返すと、本当に恥ずかしく思う。この1年間『弁護人』という作品が私には大きな栄光と身に余る感動も与えてくれたが、自身を恥ずかしく思うこともあった。敢えて映画の中の台詞を引用しなくても、権力であれ、何であれ、すべては国民の皆様から出るように、俳優ソン・ガンホという存在自体も韓国国民の皆様から出てくるということを忘れない」(ソン・ガンホ)主演女優賞チョン・ウヒ「諦めないように」涙溢れる受賞の感想同日チョン・ウヒは、主演女優賞の感想を言う前から涙が溢れ、「みんな何度も受賞の感想を準備しろと言ったが、何と言えば良いのか。このように小さな映画に有名でない私が、このように大きな賞を受けるなんて」と述べた後、なかなか次の言葉を発することができなかった。 そして「私にこの賞を与えたのは、諦めないようにという意味なんだと思う。これからも役者を続け、疑わずに本当に自信を持って熱心に演技をしたい。今後さらに独立映画と芸術映画への関心と可能性が開かれれば良い。女優として頑張る。良い演技をお見せできるように努力する」と付け加えた。ウィダスフイルムのチェ・ジェウォン代表「映画1本が世の中を変えることはできないが」同日、映画「弁護人」が最優秀賞を受賞すると、制作会社ウィダスフイルムのチェ・ジェウォン代表は「『弁護人』を作りながら、これほど幸せなことはなかった。この映画が、これから観客たちとどのように疎通しなければならないのか、観客たちが証明してくれた。映画1本が世の中を変えることはできないが、私達が生きて行く上で、どんな考えでどのように共感しなければならないか、『弁護人』を通じてたくさん教わった」と感想を伝えた。

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  • イ・ソンギュン&チョ・ジヌン主演「最後まで行く」作品賞受賞!韓国映画制作者協会が受賞者を発表

    イ・ソンギュン&チョ・ジヌン主演「最後まで行く」作品賞受賞!韓国映画制作者協会が受賞者を発表

    映画「最後まで行く」が韓国映画制作者協会賞で作品賞を受賞した。韓国映画制作者協会は17日午後、「第1回韓国映画制作者協会賞」の開催を控え、受賞者を発表した。計14部門で構成された韓国映画制作者協会賞の作品賞と監督賞は今年、人気と完成度の両方を満たした「最後まで行く」が受賞した。主演男優賞には老人に扮し、熱演した「22年目の記憶」のソル・ギョングが、主演女優賞には865万人の観客を動員した「怪しい彼女」のシム・ウンギョンが選ばれた。助演男優賞は最高のコミカル演技で観客を魅了した「パイレーツ」のユ・ヘジン、助演女優賞はアクションとコミカルな演技を見事にこなした「群盗:民乱の時代」のユン・ジヘがそれぞれ受賞した。脚本賞は「22年目の記憶」のイ・ヘジュン、ペク・チョルヒョン、撮影賞は「海霧」のホン・ギョンピョ、照明賞は「王の涙-イ・サンの決断-」のチャ・サンギュン、美術賞には「王の涙」のチョ・ファソン、編集賞は「最後まで行く」のキム・チャンジュ、音楽賞は「群盗」のチョ・ヨンウク、音響賞は「王の涙」のキム・チャンソプが受賞した。技術賞は今年の視覚効果部門で、受賞者は多様な視覚効果で表現の限界を広げた「パイレーツ」のカン・ジョンイクが受賞した。また、今年第1回目を迎える韓国映画制作者協会賞は、韓国映画制作者協会を組織して初代会長を務め、韓国映画の発展に貢献したテフン映画社のイ・テウォン代表に功労賞を与える予定だ。韓国映画制作者協会賞は2014年1月1日から10月31日までに公開された韓国映画170本を対象に、同協会会員の予備審査と運営委員の本審査を通じて最終的に受賞者を選定した。授賞式は12月23日午後8時、同協会の会員たちが出席した中、プレスセンターにて俳優クォン・ヘヒョの司会で行われる予定だ。韓国映画制作者協会賞は1年間、映画の制作現場で尽力した映画関係者たちの功労を称え、韓国映画の現在と明日を考える時間を設けるために開催される。

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  • 「最後まで行く」チェ・ドンホン武術監督「散々殴られたイ・ソンギュン、本当に申し訳なかった」

    「最後まで行く」チェ・ドンホン武術監督「散々殴られたイ・ソンギュン、本当に申し訳なかった」

    ※この記事には映画のストーリーに関する内容が含まれています。身体でぶつかるリアルアクションの真髄300万人に近い観客を動員している映画「最後まで行く」は、終始観客に緊張感を与えながらも要所要所にアクセントとなる適切なユーモアを配置し、リズミカルな変化を図った。この映画が観客から好評を得たのは、しっかりした台本と上手い演出、俳優イ・ソンギュンとチョ・ジヌンの熱演もあっただろうが、劇の流れに合ったスピード調整が完璧だったアクションも大きく貢献したに違いない。「最後まで行く」で小さなディテールから大きなアクションに至るまで、俳優たちが身体を張るシーンにはいつもチェ・ドンホン武術監督がいた。チェ・ドンホン監督は、これまで「1724妓房乱動事件」「白夜行-白い闇の中を歩く-」「クイック!!」「死体が帰ってきた」「ダンシング・クィーン」などの映画で武術監督を務めた。チェ・ドンホン監督は「最後まで行く」のアクションをリアルアクションあるいは技術を使わない喧嘩と呼んでいた。お互いにきちんと動きを合わせる格好いいアクションではなく、動きを計算して合わせたとは思えない体を張ったアクションを掲げたのだ。感情をよく生かすリアルアクション、負傷の危険性も高いチェ・ドンホン監督は「ハリウッド映画の『ボーン・アイデンティティ』シリーズ以来、韓国でもそうした(動きを合わせる)アクションを取り入れた。特殊部隊で使うエスクリマ(フィリピン武術)、システマ(ロシアの軍隊格闘術)など、シンプルながらも華麗な動きを映画でたくさん使った」と説明した。続けて、「映画『アジョシ』『サスペクト 哀しき容疑者』などで登場したのが、そのようなアクションだ」と付け加えた。「武術監督としてより難しいのがリアルアクションです。例えば『マルチュク青春通り』『品行ゼロ』などの作品で登場したのがリアルアクションです。リアルアクションがうまくいった時はそうしたアクションが多く使われましたが、最近では『アジョシ』流の特殊武術を使うアクションがたくさん登場しました。リアルアクションは動きを合わせることがさらに難しいです。足もよく使えないし、パンチも、関節技も上手く使えません。ひたすら身体とリアクションで次のアクションを作らなければなりません。身体を全て使う動きが多くて難しいです。むしろ華やかなアクションは簡単な方です」武術監督はリアルアクションを要求する前に、実際に数回のアクションとリアクション、アクションなどが激しくなった時の身体の反応などを経験した後、俳優に教えてあげる。さらに、俳優たちにより速く習得してもらうために、映像を作って与えることもある。「リアルアクションは俳優たちにとって負傷の危険性が非常に高いです。感情が激しくなると本当に何かを投げたり振り回したりして当たってしまうこともありますので。実際の現場でイ・ソンギュンはチョ・ジヌンにとてもたくさん殴られました。編集された部分が多いですが、散々殴られて本当に申し訳なかったです。モニターを見ながらずっと考えます。『痛いはずだけど痛くない方法はない!』と。リアルアクションは仕方なく俳優たちが甘受すべき部分が大きいです。プロテクションをしてもらって、相手の俳優にちょっとだけタッチしてもらい、リアクションを大きくしなさいと言っても、実際には多少痛みを感じてこそ感情がこみ上げてきて上手く殴り、殴られながら感情がリアルに表現されます。仕方ない部分があると思います」危険なシーン、余裕を持って撮影してこそ事故につながらない映画のハイライトとして観客の背筋をゾッとさせたのはエンディングシーンだった。イ・ソンギュンのマンションでイ・ソンギュンとチョ・ジヌンが決闘するシーンだ。拳銃が床に落ちている状況で、ある瞬間誰かに押されたら死ぬかも知れない激しい決闘が繰り広げられる。手に汗握る一触即発の状況でチェ・ドンホン武術監督が作ったリアルアクションが二人の俳優の演技力と調和し、最高のシーンを作り上げた。「マンションシーンの場合、キム・ソンフン監督があまりにもシナリオを綿密に書いたので、『二人が入ってきて出会う』『この場所でどたばたしてそこに移動する』『机の下から拳銃を取り出そうとする』『部屋に身を隠す』などの動きが全部書いてあります。それを見て僕がどんな場所でどれほど打撃を与えるか、どれだけダメージを与えて大変にさせるかなどを考えます。その中でも僕はトイレのシーンにより一層力を入れたいと思いました。マンションのシーンで、トイレの中でも現実味のあるインパクトのある華やかなアクションを作りたいと思いました。するとイ・ソンギュンとチョ・ジヌンが、リビングで激しく争いながらトイレまで来たときは、本当に気力が尽きる直前で目が赤くなってくたびれているはずなので、疲れた感じでいこうと提案してきました。武術監督の立場ではもっと華やかなシーンを考えましたが、感情の部分で二人の俳優の意見を尊重しました。そして、出来上がったシーンを見たら、居間での激しいアクションからトイレまで移動する時の感情がとてもリアルに表現されていました。アクションの美学がよく生きていたと思います」しかし、チェ・ドンホン監督を非常に緊張させたシーンもあった。それはチョ・ジヌンがコインが詰められた豚の貯金箱でイ・ソンギュンの頭を殴るシーンだった。頭を強く殴られた後、貯金箱の中に入っていたコインは宙に舞って床に落ちる。「貯金箱は偽物でしたが、その中には実際のコインが入っていました。コインの質感があるので偽物を使うことは出来ませんでした。本当に不安でした。コインは実際に鉄ですごく痛いので、貯金箱が割れてそのコインがイ・ソンギュンの頭や顔にどのように落ちるのかとても不安でした。すごく痛いはずですから。ところが、本当に幸いなことに一度でOKが出ました。イ・ソンギュンさんが首を掴んで「わ~」と言いましたが、痛いながらも心配しているスタッフに向かって笑ってくれました。今回イ・ソンギュンさんも、チョ・ジヌンさんも体を張って『最後まで行く』のアクションを完成してくれて本当に感謝しています」マンションの欄干を行き来するシーンもイ・ソンギュンがマンションの19階で実際にアクションを披露したと話した。19階の高さでイ・ソンギュンはワイヤ一つに頼って代役なしで熱演を繰り広げた。「19階に梯子車を配置しましたが、いくらそうだとしても実際に俳優が代役なしであれほど高いところでワイヤーに頼って演技をするのは容易なことではありません。本当にすごいです。イ・ソンギュンのそんな熱演があって良いシーンが出来上がりました」その他にも映画の序盤にイ・ソンギュンとチョ・ジヌンが初めて出会って激しい格闘を繰り広げるシーン、コンテナが車の上に墜落するシーンなど、俳優たちのアクションシーンにはいつもチェ・ドンホン武術監督が一緒にいた。チェ・ドンホン監督は「女優がお互いに頬を殴ったり、髪を掴むシーンでもいつも武術監督が一緒にする」と説明した。すでにアクションを除いて韓国映画を語ることはできないほどで、武術監督の力量が占める割合はさらに大きくなった。しかし、一方で安全はいつも関係者が心配する問題だ。「それでも映画はテスト撮影をしながら時間を作って撮るので大丈夫ですが、ドラマはあまりにも時間がなくて危険なシーンでも早く撮ろうとするケースが多いです。でも、アクションは急ぐと必ず事故につながります。スタントする時だけは余裕を持たなければなりません。『最後まで行く』のマンションシーンの撮影も、もともと3回で終わらせる予定でしたが、5回に増えました。それでよりディテールを生かしつつも、事故なく上手く終わらせられたと思います。危険なシーンがある時は、少しでも余裕を持って撮影してこそ事故につながらないのです。その部分を配慮して頂ければと思います」

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  • イ・ソンギュン&チョ・ジヌン主演「最後まで行く」公開5週目、興行成績3位を記録…“長期ヒット中”

    イ・ソンギュン&チョ・ジヌン主演「最後まで行く」公開5週目、興行成績3位を記録…“長期ヒット中”

    映画「最後まで行く」(監督:キム・ソンフン)が長期ヒットを続けている。映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークによると、映画「最後まで行く」は公開第5週目の週末(6月27日~29日)に全国で19万8598人の観客を動員して興行成績3位を記録した。累積観客数は308万2991人で、5月29日の公開から31日ぶりである6月28日に観客動員数300万人を突破した。特に「最後まで行く」は公開後、現在まで31日間韓国映画の興行成績1位の座をキープして、安定した人気ぶりを続けている。爆発的な口コミでさらに話題となった「最後まで行く」は時間が経てば経つほど、観客数が増加する興行パターンとともに長期ヒットのスタートを知らせて公開第4週目、5週目になっても平日5万人以上の観客動員数を記録した。また一般的に公開後は評点が下落するが、「最後まで行く」は逆に観客の口コミが広がり、徐々に評点が上がり、9点台の高い点数を記録してヒットを続けている。一方、同期間の興行成績1位は「トランスフォーマー/ロストエイジ」(185万1260人)、2位は「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(20万6772人)、4位は「美女と野獣」(3万2429人)、5位は「The 100 year old man who climbed out the window and disappeared」(2万6208人)だった。

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  • 「最後まで行く」韓国映画のプライドを守った…「トランスフォーマー」の攻勢にも2位にランクイン

    「最後まで行く」韓国映画のプライドを守った…「トランスフォーマー」の攻勢にも2位にランクイン

    映画「最後まで行く」(監督:キム・ソンフン、制作:AD406、タセポクラブ)が「トランスフォーマー/ロストエイジ」の攻勢にも韓国映画のプライドを守った。26日、韓国映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークの集計によると、映画「最後まで行く」は25日に観客4万3731人を動員し、興行成績2位を記録した。「最後まで行く」の累積観客数は284万5816人と集計された。5月29日に韓国で公開された「最後まで行く」は公開5週目の平日にも興行成績1位をキープしていた。特に同日公開された「トランスフォーマー/ロストエイジ」(監督:マイケル・ベイ)の爆撃にも興行成績2位にランクインし、揺るぎのないロングヒットを続けた。「トランスフォーマー/ロストエイジ」は同日46万7315人(累積47万1179人)の観客を動員した。公開後一度も1位を奪われていなかったトム・クルーズ主演の「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(監督:ダグ・リーマン)は4万3034人(累積410万4107人)を動員し、2段階下落した3位にランクインした。「最後まで行く」は、一瞬のミスで絶体絶命の危機に晒された刑事コ・ゴンス(イ・ソンギュン)が自身が犯した事件を隠蔽し始めたことから起こるストーリーを描いた犯罪アクション映画だ。イ・ソンギュン、チョ・ジヌン、チョン・マンシク、シン・ジョングンなどが熱演を披露し、「愛情の欠乏が二人の男に及ぼす影響」を演出したキム・ソンフン監督がメガホンを取った。

    TVレポート
  • 「最後まで行く」本当に最後まで行く…4週間、韓国映画の興行ランキング1位!

    「最後まで行く」本当に最後まで行く…4週間、韓国映画の興行ランキング1位!

    映画「最後まで行く」(監督:キム・ソンフン、制作:AD406、タセポクラブ)が4週間にわたり(韓国映画の)興行ランキング1位をキープしている。23日、韓国映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークによると、映画「最後まで行く」は20日から22日までの3日間観客37万1284人を動員し、興行成績2位を記録した。「最後まで行く」の累積観客数は269万6313人と集計された。「最後まで行く」は、一瞬のミスで絶体絶命の危機に晒された刑事コ・ゴンスが自身が犯した事件を隠蔽し始めたことから起こるストーリーを描いた犯罪アクション映画だ。イ・ソンギュン、チョ・ジヌン、チョン・マンシク、シン・ジョングンなどが熱演を披露し、「愛情の欠乏が二人の男に及ぼす影響」を演出したキム・ソンフン監督がメガホンを取った。韓国で5月29日に公開された「最後まで行く」は、公開4週目となる週末にも衰えぬ観客動員の勢いを見せている。特に観客の口コミにより、新作の攻勢にも揺るがない長期ヒットを続けている。同期間「オール・ユー・ニード・イズ・キル」は57万3614人(累積391万9789人)で1位、「美女と野獣」は16万5557人(累積20万8761人)で3位にランクインした。

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  • 「最後まで行く」チョン・マンシク“パク・ヒスン&ムン・ソリさんと共演してみたいです!”

    「最後まで行く」チョン・マンシク“パク・ヒスン&ムン・ソリさんと共演してみたいです!”

    ※この記事には映画のストーリーに関する内容が含まれています。イ・ソンギュンと対立するチェ刑事役を熱演映画「最後まで行く」が公開から11日で観客動員数150万人を突破し、底力を見せている。しっかりとした脚本、斬新などんでん返しとアイディア、イ・ソンギュン、チョ・ジヌン、シン・ジョングン、チョン・マンシクなどの俳優たちの好演で注目されている。俳優チョン・マンシクは「最後まで行く」で予想外の展開で観客を驚かせた。チョン・マンシクは劇中でコ・ゴンス(イ・ソンギュン)の警察署の同僚であるチェ刑事役を演じた。一見無愛想に見えるが、実際には思慮深く、コ・ゴンスを支える人物だ。10日、映画「群盗:民乱の時代」(以下「郡盗」)制作報告会の直後にチョン・マンシクと会った。トム・クルーズ主演の「オール・ユー・ニード・イズ・キル」が圧倒的人気を得ている中で「最後まで行く」が善戦していることについてチョン・マンシクは「トム先輩は相変わらずのようだ。作品の選定が良かったし、お互いにウィンウィン(Win Win)できることを願う」とジョークを飛ばした。「まだ『最後まで行く』を見ていない方がいらっしゃれば、事前情報なしでご覧になることをお勧めします。ご覧になればきっと人に話したくなる欲求が生じるでしょう。私たちの映画は魅力的です。非常に魅力のある映画なので2時間が短く感じられるほどです。魅力的な女性を見ると誘いたくなるように、私たちの映画を見たら人に話したくなるはずです」劇中でコ・ゴンスが意図せず自動車事故を起こしてしまい、チェ刑事はどうにかしてその事実を隠そうとするコ・ゴンスの気持ちを知ってか知らずか、何やら曖昧な態度で彼をさらに緊張させる。コ・ゴンスとは対立したりもするが、本当は彼のことを気にかけている。「刑事の役ですが、あのおじさんが刑事?と思ってもらえたら良いなと思いながら演じました。実際、本物の刑事の中にはとても面白くて良い人たちが多いです。でも調査をする時は目つきが変わります。犯人が話題を変えようとしても鋭い目で図星を指します。そんな刑事になりたいと思いました」チョン・マンシクは映画で主に共演したイ・ソンギュンの演技について称賛した。二人は映画「坡州(パジュ)」に続き、この作品で再び共演した。「『坡州』では僕は撤去民7を演じました。その時一緒に再開発の現場で物も投げたりして、重いものは僕が投げて一緒に叫んだりしましたが(笑) 『坡州』の時に(イ)ソンギュンが友達になろうと言ったので『ああ、僕にも芸能人の友人ができるんだ』と言うと、『僕のどこが芸能人なんだ』と言いました。そして、本当に芸能人らしくありませんでした。それからメールのやり取りをしたのですが、『最後まで行く』の準備の過程で監督と友人や同僚役を誰となら気楽にできるか悩んでいたそうです。そして、ソンギュンは僕を推薦しました。監督もそれが良いと考えてくれていたので、僕も台本を読まずに出演することにしました」チョン・マンシクは「最後まで行く」でイ・ソンギュンと共演する中で、親しい同僚というレベルを超え、優れた部分をたくさん発見したと打ち明けた。それは主演俳優としてのスケールと集中力だったという。「たくさんの主演俳優に会ってきましたが、イ・ソンギュンはまたスケールが違いました。ガラスを切る刀に例えることができます。硬い石が付いているガラスを切るナイフは小さいですが、厚いガラスも綺麗に切れますし他の色のガラスを入れることもできます。細密で強くて鋭い主演の質感を見たような気がしました。一つのシーンを撮影する時、その前後のシーンに繋がるフレームを持っており、その中で楽しんでいました。今回はたくさんのことを学ぶことができました」また、彼はイ・ソンギュンの人柄についても称賛を惜しまなかった。チョン・マンシクは「イ・ソンギュンは同僚とスタッフとの関係を大切にします。スタッフが若いなら若いなりに、年配の方ならそれなりに皆で一緒に進もうとする。とても優しい人です」と語った。「最後まで行く」に登場する工事現場のシーンは観客を驚かせる。突然車が落下するからだ。争い合っていたイ・ソンギュンとチョン・マンシクがようやく力を合わせてパク・チャンミン(チョ・ジヌン)を公共の敵と認識し、協力しようと思った瞬間、車が落下する。その中にはチョン・マンシクが乗っていた。「カンヌ国際映画祭で上映された時、このシーンで大きな笑いが起こったと聞きました、チェ刑事がコ・ゴンスを助けるようになるのかと思った途端、突然死んでしまったからです。その虚無感をブラックコメディだと思ったようで、皆呆気にとられて笑ったのだそうです。実は僕もそのシーンを見て驚きました。自分で撮影したのに、僕が予想していたタイミングではなかったからです。もう死ぬんだと思い、今、あれ、落ちないのかと思った瞬間、どかーん。僕が想定していたタイミングよりも半テンポ遅かったです。その前後をよく見てみたら、イ・ソンギュンのセリフが面白いなと思いました」劇中でチェ刑事がコ・ゴンスの交通事故の防犯カメラを回して見るシーンも手に汗を握らせる。事故を起こし、ひき逃げをしたコ・ゴンス。しかし、それを知ってか知らずか、チェ刑事は防犯カメラを回しながら犯人を捕まえようとする。コ・ゴンスは白々しくチキン(からあげ)を買ってチェ刑事が働く事務所を訪ねてくる。「一番辛かったシーンでした、チキンを食べなければならなかったので。実は僕はチキンが好きではないのに、そのシーンの撮影で鶏のもも肉を十数個も食べ、とても大変でした」映画「最後まで行く」をはじめ、下半期にチョン・マンシクが出演した映画「群盗」「いつか家族に」「ヘルモニ」などが公開を控えている。また、彼は現在SBS週末ドラマ「気分の良い日」で女優のファン・ウスレとカップルを演じている。「僕の目標は一つです。常に仕事に一生懸命に取り組み、偽りのない姿をお見せし、一緒に感情を分かち合うことです。目標のために生きたことはありません。目的のために生きてきました。周りに主演になりたくないのかと聞かれることもありますが、映画には主役ばかり出ているわけではないでしょう。全ての映画が『アベンジャーズ』のようなものではないことと同じです。小さな役でも満足し、演技をする時に幸せを感じることができればそれで良いと思います。ただ、絶えず変化して違う色で感動を与えることができるかについては深く考えなければならないと思います」チョン・マンシクは2013年12月に結婚した。愛する妻を気遣い、忙しい中でも新婚生活を満喫している。「後輩たちには『遊ぶだけ遊んだら結婚しなさい』と言っています。結婚してから安定しましたし、人知れず悩んでいたことも全部打ち明けて話し合うことができて良かったです。何よりも僕の味方でいてくれて、僕を抱きしめてくれるので、妻はいつも僕に感動を与え、身も心も太らせます。そして、いつもこう話しています、『僕のそばでこのまま一緒に健康に年を取っていこう』と。妻と所属事務所のイム・ジョンベ代表、この二人には常に感謝しています」パク・ヒスン&ムン・ソリさんと共演したいです!チョン・マンシクは共演したい俳優としてパク・ヒスンとムン・ソリを挙げた。「ヒスン兄さんとはたまにお酒も飲みますが、共演したことはまだありません。僕たちは試写会同期だと言っています。『セブン・デイズ』の時も良かったし、サッカー監督を演じた『素足の夢』も良いと思いました。東ティモールで暮らす中で子どもたちと一緒に頑張ろうという気持ちがそのまま伝わってきたことが良かったです。『セブン・デイズ』でもアクションをする時、飾らずに自分を投げ出していたところが素晴らしかったと思います。ムン・ソリさんも凄く好きです。『チ・ジニ×ムン・ソリ 女教授』を楽しく見させて頂きましたが、そのキャラクターが本当にとんでもない四次元(個性が強く、ユニークな考え方を持つ)なのに魅力があるのです。今振り返ってみると狂っていると思いますが、当時は本当にそのような女性に魅力を感じました。ムン・ソリさんは『チ・ジニ×ムン・ソリ 女教授』でそのような妥当性のある魅力を伝えていました。これは凄いことだと思います。僕と同い年ですが尊敬していますし、好きです」

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