「最後まで行く」チョン・マンシク“パク・ヒスン&ムン・ソリさんと共演してみたいです!”
※この記事には映画のストーリーに関する内容が含まれています。
俳優チョン・マンシクは「最後まで行く」で予想外の展開で観客を驚かせた。チョン・マンシクは劇中でコ・ゴンス(イ・ソンギュン)の警察署の同僚であるチェ刑事役を演じた。一見無愛想に見えるが、実際には思慮深く、コ・ゴンスを支える人物だ。
10日、映画「群盗:民乱の時代」(以下「郡盗」)制作報告会の直後にチョン・マンシクと会った。
トム・クルーズ主演の「オール・ユー・ニード・イズ・キル」が圧倒的人気を得ている中で「最後まで行く」が善戦していることについてチョン・マンシクは「トム先輩は相変わらずのようだ。作品の選定が良かったし、お互いにウィンウィン(Win Win)できることを願う」とジョークを飛ばした。
「まだ『最後まで行く』を見ていない方がいらっしゃれば、事前情報なしでご覧になることをお勧めします。ご覧になればきっと人に話したくなる欲求が生じるでしょう。私たちの映画は魅力的です。非常に魅力のある映画なので2時間が短く感じられるほどです。魅力的な女性を見ると誘いたくなるように、私たちの映画を見たら人に話したくなるはずです」
劇中でコ・ゴンスが意図せず自動車事故を起こしてしまい、チェ刑事はどうにかしてその事実を隠そうとするコ・ゴンスの気持ちを知ってか知らずか、何やら曖昧な態度で彼をさらに緊張させる。コ・ゴンスとは対立したりもするが、本当は彼のことを気にかけている。
「刑事の役ですが、“あのおじさんが刑事?”と思ってもらえたら良いなと思いながら演じました。実際、本物の刑事の中にはとても面白くて良い人たちが多いです。でも調査をする時は目つきが変わります。犯人が話題を変えようとしても鋭い目で図星を指します。そんな刑事になりたいと思いました」
チョン・マンシクは映画で主に共演したイ・ソンギュンの演技について称賛した。二人は映画「坡州(パジュ)」に続き、この作品で再び共演した。
「『坡州』では僕は撤去民7を演じました。その時一緒に再開発の現場で物も投げたりして、重いものは僕が投げて一緒に叫んだりしましたが(笑) 『坡州』の時に(イ)ソンギュンが友達になろうと言ったので『ああ、僕にも芸能人の友人ができるんだ』と言うと、『僕のどこが芸能人なんだ』と言いました。そして、本当に芸能人らしくありませんでした。
それからメールのやり取りをしたのですが、『最後まで行く』の準備の過程で監督と友人や同僚役を誰となら気楽にできるか悩んでいたそうです。そして、ソンギュンは僕を推薦しました。監督もそれが良いと考えてくれていたので、僕も台本を読まずに出演することにしました」
「たくさんの主演俳優に会ってきましたが、イ・ソンギュンはまたスケールが違いました。ガラスを切る刀に例えることができます。硬い石が付いているガラスを切るナイフは小さいですが、厚いガラスも綺麗に切れますし他の色のガラスを入れることもできます。細密で強くて鋭い主演の質感を見たような気がしました。一つのシーンを撮影する時、その前後のシーンに繋がるフレームを持っており、その中で楽しんでいました。今回はたくさんのことを学ぶことができました」
また、彼はイ・ソンギュンの人柄についても称賛を惜しまなかった。チョン・マンシクは「イ・ソンギュンは同僚とスタッフとの関係を大切にします。スタッフが若いなら若いなりに、年配の方ならそれなりに皆で一緒に進もうとする。とても優しい人です」と語った。
「最後まで行く」に登場する工事現場のシーンは観客を驚かせる。突然車が落下するからだ。争い合っていたイ・ソンギュンとチョン・マンシクがようやく力を合わせてパク・チャンミン(チョ・ジヌン)を公共の敵と認識し、協力しようと思った瞬間、車が落下する。その中にはチョン・マンシクが乗っていた。
「カンヌ国際映画祭で上映された時、このシーンで大きな笑いが起こったと聞きました、チェ刑事がコ・ゴンスを助けるようになるのかと思った途端、突然死んでしまったからです。その虚無感をブラックコメディだと思ったようで、皆呆気にとられて笑ったのだそうです。
実は僕もそのシーンを見て驚きました。自分で撮影したのに、僕が予想していたタイミングではなかったからです。“もう死ぬんだ”と思い、今、あれ、落ちないのかと思った瞬間、どかーん。僕が想定していたタイミングよりも半テンポ遅かったです。その前後をよく見てみたら、イ・ソンギュンのセリフが面白いなと思いました」
「一番辛かったシーンでした、チキンを食べなければならなかったので。実は僕はチキンが好きではないのに、そのシーンの撮影で鶏のもも肉を十数個も食べ、とても大変でした」
映画「最後まで行く」をはじめ、下半期にチョン・マンシクが出演した映画「群盗」「いつか家族に」「ヘルモニ」などが公開を控えている。また、彼は現在SBS週末ドラマ「気分の良い日」で女優のファン・ウスレとカップルを演じている。
「僕の目標は一つです。常に仕事に一生懸命に取り組み、偽りのない姿をお見せし、一緒に感情を分かち合うことです。目標のために生きたことはありません。目的のために生きてきました。周りに主演になりたくないのかと聞かれることもありますが、映画には主役ばかり出ているわけではないでしょう。全ての映画が『アベンジャーズ』のようなものではないことと同じです。小さな役でも満足し、演技をする時に幸せを感じることができればそれで良いと思います。ただ、絶えず変化して違う色で感動を与えることができるかについては深く考えなければならないと思います」
チョン・マンシクは2013年12月に結婚した。愛する妻を気遣い、忙しい中でも新婚生活を満喫している。
「後輩たちには『遊ぶだけ遊んだら結婚しなさい』と言っています。結婚してから安定しましたし、人知れず悩んでいたことも全部打ち明けて話し合うことができて良かったです。何よりも僕の味方でいてくれて、僕を抱きしめてくれるので、妻はいつも僕に感動を与え、身も心も太らせます。そして、いつもこう話しています、『僕のそばでこのまま一緒に健康に年を取っていこう』と。妻と所属事務所のイム・ジョンベ代表、この二人には常に感謝しています」
「ヒスン兄さんとはたまにお酒も飲みますが、共演したことはまだありません。僕たちは“試写会同期”だと言っています。『セブン・デイズ』の時も良かったし、サッカー監督を演じた『素足の夢』も良いと思いました。東ティモールで暮らす中で子どもたちと一緒に頑張ろうという気持ちがそのまま伝わってきたことが良かったです。『セブン・デイズ』でもアクションをする時、飾らずに自分を投げ出していたところが素晴らしかったと思います。
ムン・ソリさんも凄く好きです。『チ・ジニ×ムン・ソリ 女教授』を楽しく見させて頂きましたが、そのキャラクターが本当にとんでもない四次元(個性が強く、ユニークな考え方を持つ)なのに魅力があるのです。今振り返ってみると狂っていると思いますが、当時は本当にそのような女性に魅力を感じました。ムン・ソリさんは『チ・ジニ×ムン・ソリ 女教授』でそのような妥当性のある魅力を伝えていました。これは凄いことだと思います。僕と同い年ですが尊敬していますし、好きです」
写真=SHOWBOX
イ・ソンギュンと対立するチェ刑事役を熱演
映画「最後まで行く」が公開から11日で観客動員数150万人を突破し、底力を見せている。しっかりとした脚本、斬新などんでん返しとアイディア、イ・ソンギュン、チョ・ジヌン、シン・ジョングン、チョン・マンシクなどの俳優たちの好演で注目されている。俳優チョン・マンシクは「最後まで行く」で予想外の展開で観客を驚かせた。チョン・マンシクは劇中でコ・ゴンス(イ・ソンギュン)の警察署の同僚であるチェ刑事役を演じた。一見無愛想に見えるが、実際には思慮深く、コ・ゴンスを支える人物だ。
10日、映画「群盗:民乱の時代」(以下「郡盗」)制作報告会の直後にチョン・マンシクと会った。
トム・クルーズ主演の「オール・ユー・ニード・イズ・キル」が圧倒的人気を得ている中で「最後まで行く」が善戦していることについてチョン・マンシクは「トム先輩は相変わらずのようだ。作品の選定が良かったし、お互いにウィンウィン(Win Win)できることを願う」とジョークを飛ばした。
「まだ『最後まで行く』を見ていない方がいらっしゃれば、事前情報なしでご覧になることをお勧めします。ご覧になればきっと人に話したくなる欲求が生じるでしょう。私たちの映画は魅力的です。非常に魅力のある映画なので2時間が短く感じられるほどです。魅力的な女性を見ると誘いたくなるように、私たちの映画を見たら人に話したくなるはずです」
劇中でコ・ゴンスが意図せず自動車事故を起こしてしまい、チェ刑事はどうにかしてその事実を隠そうとするコ・ゴンスの気持ちを知ってか知らずか、何やら曖昧な態度で彼をさらに緊張させる。コ・ゴンスとは対立したりもするが、本当は彼のことを気にかけている。
「刑事の役ですが、“あのおじさんが刑事?”と思ってもらえたら良いなと思いながら演じました。実際、本物の刑事の中にはとても面白くて良い人たちが多いです。でも調査をする時は目つきが変わります。犯人が話題を変えようとしても鋭い目で図星を指します。そんな刑事になりたいと思いました」
チョン・マンシクは映画で主に共演したイ・ソンギュンの演技について称賛した。二人は映画「坡州(パジュ)」に続き、この作品で再び共演した。
「『坡州』では僕は撤去民7を演じました。その時一緒に再開発の現場で物も投げたりして、重いものは僕が投げて一緒に叫んだりしましたが(笑) 『坡州』の時に(イ)ソンギュンが友達になろうと言ったので『ああ、僕にも芸能人の友人ができるんだ』と言うと、『僕のどこが芸能人なんだ』と言いました。そして、本当に芸能人らしくありませんでした。
それからメールのやり取りをしたのですが、『最後まで行く』の準備の過程で監督と友人や同僚役を誰となら気楽にできるか悩んでいたそうです。そして、ソンギュンは僕を推薦しました。監督もそれが良いと考えてくれていたので、僕も台本を読まずに出演することにしました」
写真=イ・ジョンミン
チョン・マンシクは「最後まで行く」でイ・ソンギュンと共演する中で、親しい同僚というレベルを超え、優れた部分をたくさん発見したと打ち明けた。それは主演俳優としてのスケールと集中力だったという。「たくさんの主演俳優に会ってきましたが、イ・ソンギュンはまたスケールが違いました。ガラスを切る刀に例えることができます。硬い石が付いているガラスを切るナイフは小さいですが、厚いガラスも綺麗に切れますし他の色のガラスを入れることもできます。細密で強くて鋭い主演の質感を見たような気がしました。一つのシーンを撮影する時、その前後のシーンに繋がるフレームを持っており、その中で楽しんでいました。今回はたくさんのことを学ぶことができました」
また、彼はイ・ソンギュンの人柄についても称賛を惜しまなかった。チョン・マンシクは「イ・ソンギュンは同僚とスタッフとの関係を大切にします。スタッフが若いなら若いなりに、年配の方ならそれなりに皆で一緒に進もうとする。とても優しい人です」と語った。
「最後まで行く」に登場する工事現場のシーンは観客を驚かせる。突然車が落下するからだ。争い合っていたイ・ソンギュンとチョン・マンシクがようやく力を合わせてパク・チャンミン(チョ・ジヌン)を公共の敵と認識し、協力しようと思った瞬間、車が落下する。その中にはチョン・マンシクが乗っていた。
「カンヌ国際映画祭で上映された時、このシーンで大きな笑いが起こったと聞きました、チェ刑事がコ・ゴンスを助けるようになるのかと思った途端、突然死んでしまったからです。その虚無感をブラックコメディだと思ったようで、皆呆気にとられて笑ったのだそうです。
実は僕もそのシーンを見て驚きました。自分で撮影したのに、僕が予想していたタイミングではなかったからです。“もう死ぬんだ”と思い、今、あれ、落ちないのかと思った瞬間、どかーん。僕が想定していたタイミングよりも半テンポ遅かったです。その前後をよく見てみたら、イ・ソンギュンのセリフが面白いなと思いました」
写真=SBS
劇中でチェ刑事がコ・ゴンスの交通事故の防犯カメラを回して見るシーンも手に汗を握らせる。事故を起こし、ひき逃げをしたコ・ゴンス。しかし、それを知ってか知らずか、チェ刑事は防犯カメラを回しながら犯人を捕まえようとする。コ・ゴンスは白々しくチキン(からあげ)を買ってチェ刑事が働く事務所を訪ねてくる。「一番辛かったシーンでした、チキンを食べなければならなかったので。実は僕はチキンが好きではないのに、そのシーンの撮影で鶏のもも肉を十数個も食べ、とても大変でした」
映画「最後まで行く」をはじめ、下半期にチョン・マンシクが出演した映画「群盗」「いつか家族に」「ヘルモニ」などが公開を控えている。また、彼は現在SBS週末ドラマ「気分の良い日」で女優のファン・ウスレとカップルを演じている。
「僕の目標は一つです。常に仕事に一生懸命に取り組み、偽りのない姿をお見せし、一緒に感情を分かち合うことです。目標のために生きたことはありません。目的のために生きてきました。周りに主演になりたくないのかと聞かれることもありますが、映画には主役ばかり出ているわけではないでしょう。全ての映画が『アベンジャーズ』のようなものではないことと同じです。小さな役でも満足し、演技をする時に幸せを感じることができればそれで良いと思います。ただ、絶えず変化して違う色で感動を与えることができるかについては深く考えなければならないと思います」
チョン・マンシクは2013年12月に結婚した。愛する妻を気遣い、忙しい中でも新婚生活を満喫している。
「後輩たちには『遊ぶだけ遊んだら結婚しなさい』と言っています。結婚してから安定しましたし、人知れず悩んでいたことも全部打ち明けて話し合うことができて良かったです。何よりも僕の味方でいてくれて、僕を抱きしめてくれるので、妻はいつも僕に感動を与え、身も心も太らせます。そして、いつもこう話しています、『僕のそばでこのまま一緒に健康に年を取っていこう』と。妻と所属事務所のイム・ジョンベ代表、この二人には常に感謝しています」
パク・ヒスン&ムン・ソリさんと共演したいです!
チョン・マンシクは共演したい俳優としてパク・ヒスンとムン・ソリを挙げた。「ヒスン兄さんとはたまにお酒も飲みますが、共演したことはまだありません。僕たちは“試写会同期”だと言っています。『セブン・デイズ』の時も良かったし、サッカー監督を演じた『素足の夢』も良いと思いました。東ティモールで暮らす中で子どもたちと一緒に頑張ろうという気持ちがそのまま伝わってきたことが良かったです。『セブン・デイズ』でもアクションをする時、飾らずに自分を投げ出していたところが素晴らしかったと思います。
ムン・ソリさんも凄く好きです。『チ・ジニ×ムン・ソリ 女教授』を楽しく見させて頂きましたが、そのキャラクターが本当にとんでもない四次元(個性が強く、ユニークな考え方を持つ)なのに魅力があるのです。今振り返ってみると狂っていると思いますが、当時は本当にそのような女性に魅力を感じました。ムン・ソリさんは『チ・ジニ×ムン・ソリ 女教授』でそのような妥当性のある魅力を伝えていました。これは凄いことだと思います。僕と同い年ですが尊敬していますし、好きです」
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- チョ・ギョンイ
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