Daybreak、ニューアルバム「SEMICOLON」を発売”今年はターニングポイントだった”
写真=MYSTIC STORY
バンドDaybreakが、ニューアルバムで今冬を豊かに満たす。彼らは最近、ソウル江南(カンナム)区のあるカフェで、新しいミニアルバム「SEMICOLON」の発売を記念するインタビューを行った。
今回のアルバムには「共にしてきた昨日と近づく明日をつなぐセミコロン」というメッセージが盛り込まれた。同名のトラック「SEMICOLON」と「Old&Wise」がダブルタイトルに選ばれ、「Rhythm,この夜は」「Forever」まで全4曲が収録された。
Daybreakは「久しぶりにご挨拶するのでワクワクしていますし、緊張もしています。新曲の発売は本当に久しぶりです。楽しく聴いて頂きたいです」とカムバックの感想を語った。
今回のアルバムにはイ・ウォンソクが全曲の作詞に、メンバー全員が曲の制作に参加し、彼らならではの率直な音楽をが完成した。新曲についてイ・ウォンソクは「久しぶりに発売するアルバムであるだけに、EPアルバムですが、フルアルバムに劣らず僕たちが伝えたい話をぎっしりと盛り込みました。Daybreakの昨日と今日、明日をすべて味わえる歌です。『SEMICOLON』というタイトルを提案された時、ピリオドやコンマなど様々な含みを持たせることができるだろうと思いました」と話した。
イ・ウォンソクは、具体的にタイトル曲と収録曲に込められた意味を説明した。彼は「タイトル曲『SEMICOLON』は別れの歌です。相手は気持ちを整理したかもしれませんが、僕の感情は整理されていない時に訪れる後悔や未練を表現しました。『Old&Wise』は、今僕たちが置かれている現実の中で、これからこのように生きたいという話を込めた楽曲です。10代の初々しく、熱かった瞬間を満喫している人々には共感できない話かもしれませんが、現実に押されて多くのことが削られている人なら共感できる楽曲だと思います」と伝えた。
続けて「3、4番トラックは以前作っていた楽曲を新しいプロデューサーたちとコラボして新たに制作しました。『Rhythm,この夜は』は、Daybreakの現在の姿を込めた楽曲で、『Forever』はファンに伝えたかった話です。僕たちが同じ音楽を聴いて共感し、永遠にこの感情を共有したいという希望を込めたファンソングです」とつけ加えた。
4曲のうち、なんと2曲をタイトル曲に選定した彼ら。タイトル曲に集中するより、グループが伝えたいメッセージを優先にして決めたことだという。イ・ウォンソクは「音楽作業の終盤にダブルタイトルに決まりました。作業を始めた時にデモが完成して、絶対に『SEMICOLON』がタイトル曲だと思いましたが、歌詞がついてレコーディングが終盤に差し掛かった時、『Old&Wise』も多くの方に共感して頂ける話だと思いました。そのためダブルタイトルにしました」と答えた。
「SEMICOLON」はポップロックジャンルのタイトル曲で、Daybreakの代表曲とはコントラストをなすユニークな雰囲気の楽曲だ。アルバムに盛り込まれた彼らの過去、現在、未来のうち、この曲は未来を意味する。イ・ウォンソクは「作業方式の多角化を試みた曲です。これまで多くの方がDaybreakの楽曲と言えば、明るく軽快でポジティブな楽曲を思い浮かべるじゃないですか。そうでない曲もこなせるという表現の拡張性から、現在と未来だと思います」と伝えた。
メンバーたちが「SEMICOLON」に対してタイトル曲だと確信した理由は何だったのだろうか。キム・ジャンウォンは「色々な楽曲がタイトル曲の候補になりましたが、『SEMICOLON』が圧倒的な支持を受けました。メンバーたちが皆、この機会にマイナーな楽曲を試みたいと考えました」と答えた。キム・ソニルも「季節感も重要でした。悲しい楽曲なのですが、平凡なバラード曲のリズムを持っていないので。ムードはある程度維持しながら、洗練されたDaybreakの姿をお見せすることができると思いました」と説明した。
「Old&Wise」は、2007年に発売されたDaybreakの1stアルバムの収録曲「Bumper Car」の次の話で、再びn番目の青春を歌う。曲の雰囲気は異なるが、2曲の中で「傷だらけ」という話者が繋がる。
イ・ウォンソクは「僕たちが生きていく中で嬉しいことも多いのですが、傷はなかなか消えません。そのような状況で前に進むことが重要だというメッセージを盛り込んだのが『Bumper Car』です。そのように進んでいるうちに、ずっと僕の姿が消されたり、諦めなければならなくなり、スピードが遅くなるのです。ある時は後ろに行くような気がしますし、僕がよく生きられているのか混乱する瞬間が来ました。結局『一番守らなければならないことは何か?』について悩んだ話が『Old&Wise』です。悲劇で終わらないメッセージですので、希望的だと思います。10年ほど後には『Old&Wise』の次の話ができると思います」と語った。
この時期に「Bumper Car」の次の話をすることになった理由を聞くとイ・ウォンソクは「十数年休むことなく走ってきました。今後ろを一度振り返ってみたら『こうだったんだ』『今僕たちはこうやって生きているんだ』という風に見ることができました。今年がDaybreakのターニングポイントになる時期でした。そのため、今話せる内容だと思いました」と答えた。
彼らは今回のアルバムをきっかけに、より多くの新曲でファンに会いたいと希望を語った。イ・ウォンソクは「新曲をたくさん発売したいです。これまで積んできた話を来年には新曲で頻繁に発売したいと思っています。それが実現するかどうかは、見守ってください」とし「新曲を発売すると、あまりにも煙のように消えてしまう時代ですので、意欲がなくなってくる時もありますが、来年は疲れず、頻繁にご挨拶したいと思います」と強調した。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- イ・ハナ
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