「本当に整形」コンセプトに批判の声も…SIX BOMBが心境告白“誰だってキレイになりたいじゃないですか”
昨年、ピンク色の全身スーツを着て出て“ピンクソーセージ”というニックネームで話題になったSIX BOMBがカムバックした。今回は「キレイになっているところです」という歌のタイトルに合わせ、実際に整形手術を敢行し、大衆を驚かせた。さらに、AFPなどの海外メディアまで彼女たちを報道し、中には批判的な反応も多くあった。
しかしSIX BOMBは、自分たちを巡る波紋にクールな反応を見せた。「誰だって綺麗になりたい欲があり、整形を暴露するのは間違っていることじゃない」という姿勢だ。彼女たちのように型破りなガールズグループが他にいるだろうか。
ダイン:Beforeミュージックビデオでは、整形前の姿と整形外科で相談している様子をメイキング映像みたいに撮りました。Afterバージョンは、私たちの整形前後の姿が収められています。言葉のごとく、キレイになる過程を収めました。
ガビン:就職や恋愛などで、多くの人がさまざまな理由で整形をしているでしょう。社会のトレンドを反映した面白い歌詞もあり、EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック) 曲なのでノリノリな曲になっています。
――実際に、なぜ整形という型破りなコンセプトをすることになったのですか?
ソア:最初から曲のタイトルが「キレイになっているところです」でした。どうしたら楽しく歌を歌えるかと話し合っていたら、整形手術の話が出ました。所属事務所が強要したのではと誤解する方もいますが、私たちが直接アイディアを出したんです。
ダイン:誰だって綺麗になりたいじゃないですか。女性が綺麗になる方法は、ネイル、スキンケア、ダイエットなど色んな方法がありますが、整形だけはドラマチックに綺麗になる過程を見せられると思ったんです。実際、整形手術をしたということが刺激的だから覚えてくださるみたいです。
――ですが、大衆からは良くない反応もあるようです。
ダイン:何の書き込みもないより、悪質な書き込みがあるだけまだ良いと思っています。それも私たちへ向けた関心だと思うから。むしろ私たちは、悪質な書き込みを見て笑いながらエネルギーを得ています。
ソア:そんな中、気持ちが変わった方もいるようです。今回は前よりもはるかに良いと言ってくれます。海外のファンは「SIX BOMBはやっぱり失望させない。想像以上の行動をする」とコメントを書いてくれました。それを見て、また力を得ています。
スルビ:何事もそうですが、全ての人を満足させられるわけではないですよね。
――コンセプトより実力を先に伸ばすべきだと言う人もいるようですね。
ソア:私たちは毎日遅くまで練習しています。私たちは周りが思ってるより実力のないチームではないはずです(笑) 週末まで返上して個人練習もして、どうしたらもっと良い姿を見せられるかとたくさん悩んでいます。
――実際にどこを整形したのか教えてくれませんか?
ダイン:そんな好奇心を私たちは待ってました! 一度、「キレイになっているところです~After~」のミュージックビデオを見ながら、各自どの部分を整形したのか当ててみて下さい(笑)
――今回の活動の前に、ガビンさんとダインさんが新メンバーで加入したそうですね。
ガビン:アルバム作業をしながら、凄くときめいたし楽しみでした。ガールズグループの中で、SIX BOMBのように型破りでユニークなカラーを持つチームはいないでしょう。SIX BOMBのユニークな魅力に私の魅力を付け足し、SIX BOMBがもっと発展できるよう役に立ちたいです。
ダイン:ガビンはダンサー出身です。昨夏からチームに合流して、お陰で私たちのダンスがアップグレードでき、苦労が半分になりました。“ピンクソーセージ”も好きだそうです(笑)
スルビ:私は看護師として働いていました。SIX BOMBで歌手の夢を叶えました。頑張ってSIX BOMBをもっと多くの人に知ってもらえるよう努力します。
――新メンバーは、SIX BOMBに入ってすぐに整形することになったということですか?
ガビン:最近は、高校を卒業してすぐ母親の手をつないで整形外科に行き、卒業祝いで整形をすると言いますが、これって自己満足でしょう。“原版不変の法則”(元が良くなければいくら繕っても無駄という意味) で、整形で人形みたいな顔が作られるわけでもなく、歌手デビューのためにやったと堂々と言うのも良いと思うんです。
スルビ:私が持ってた顔から、自然に、補完するように整形しました。私たち4人の整形費用は約1億ウォン(約1千万円) ぐらいになります。私は500万ウォン(約50万円) しかしてないですが(笑) やりすぎないように、自分のコンプレックスを補完する程度であれば、整形をするのも悪くないと思います。
――昨夏から、中国などの海外公演に集中していたと聞きました。印象に残っているステージはありますか?
ダイン:昨年12月31日、マレーシアで公演を行いました。新年のカウントダウンもそこでやりました。マレーシアのファンが本当に激しく歓迎してくれて、何人かのファンは、社長に私たちと一緒に写真を一度撮らせてほしいと懇願するように頼み込んでいました。私たちをそれくらい気に入ってくれて嬉しかったです。
スルビ:私たちは宿舎生活はしていないですが、海外では同じ部屋を使います。中国に1、2ヶ月いたことがあって、苦労したから戦友としての愛のようなものができました。お陰で、すぐにチームに慣れました。
――ソアさんはSIX BOMBの唯一の(第1期からの) 初期メンバーですね。
ソア:2012年にデビューして、途中でチームが解散しそうになりました。休む期間が長くなって大変でした。再び2015年に“SIX BOMB”という名前で活動を始めて、たくさん関心を持ってくれて、話題にもなるから嬉しいです。忙しくなりましたが、苦労した甲斐があります。“私のチーム”という気持ちが強く、アイディアも積極的に出すほうです。
――SIX BOMBの今後の目標を教えて下さい。
ダイン:昨年「10年だけ待って」が、GAONチャートソーシャル部門で1位になりました。今年は音源チャート上位圏に入りたいです。
ソア:キレイなっているところだから、化粧品の広告とかもできたらいいですね。なんちゃって(笑)
スルビ:コンセプトで注目されていますが、歌もとても楽しいんだってことを知っていただきたいです。
ガビン:観客と呼吸できるステージにたくさん立ちたいです。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- ユン・ジュンピル、翻訳 : 前田康代、写真 : チョ・ジュンウォン
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