カン・ダニエル、入隊計画やWanna One再結成の可能性について明かす「常にやりたいと思っている」
写真=ARA
カン・ダニエルが、入隊計画やWanna Oneの再結成の可能性について語った。カン・ダニエルは最近、ソウル江南(カンナム)区COEXの新韓(シンハン)カードartiumで5thミニアルバム「ACT」の発売記念インタビューを行った。
今回のアルバムは、カン・ダニエルが昨年6月に発売した4thミニアルバム「REALIEZ」以来、1年3ヶ月ぶりに披露する新作だ。各トラックにこれまで経験した様々なシーンを盛り込み、さらに成熟した内面を演劇という題材で表現した。6曲全ての作詞に参加したカン・ダニエルは、「1番トラックには、人を失ったけれど、自分自身や仕事に対する心まで失いたくはないというメッセージを込めました」とし、「全体的に、自分に言ってあげたいことを書きました」と説明した。
さらに、「ある意味でデビューした時よりさらに緊張していますし、ワクワクしています。このような心構えでステージに立ったらもっと楽しいと思います。休んでいる間、ただ休むだけでなく、たくさんの音楽を聴きながら、音楽の本質について勉強しました。これからは紐解いていくことだけが残っているので、ワクワクしています」とつけ加えた。
ミュージックビデオでは、一人二役を務めたカン・ダニエルの姿を見ることができる。人前に立つスターのカン・ダニエルと、1人でいる時にどこか孤立しているような“ナード(Nerd)ダニエル”のキャラクターが物語を展開していく。カン・ダニエルは「自分自身を愛するようになる過程をミュージックビデオで表現しました」と話した。
タイトル曲「Electric Shock」は、電気ショックという意味のように、ダイナミックで変化に富んだモダンポップR&Bジャンルの楽曲だ。独特なシャッフル・グルーヴ、ドラム、シンセサイザーと調和したカン・ダニエルの歌声が際立つ。
完成度の高いパフォーマンスを披露するため、ダンスクルーWe Dem Boyzとタッグを組んだ。彼は「WE DAM BOYZとコラボしましたが、今回も僕が伝えたいことをきちんと表現してくれました。ある意味で初心を取り戻すためという目的もあります。個人的には、彼らは最も素敵な振り付けを創作するチームだと思っています。アルバムのタイトル、歌詞もきちんと決まっていない時に作られたダンスですが、演劇的な要素が盛り込まれていました。それがアルバム全体のトーンを決める上で役立ちました」と語った。
続けて、「カン・ダニエルという名前の方が有名な気がしますが、歌手として、僕の音楽がもっと有名になってほしいです。そういった欲望があったように思います。僕がやりたい音楽、僕がカッコいいと感じる音楽をしている中で、数字にこだわるわけではありませんが、Spotifyでフォロワー数は増えているけれど、結果的に新しくリリースした曲より大衆性のあった楽曲の総ストリーミング数が多くなりました。そのため自分が好きなことをしながら、大衆性を半分混ぜればよさようだと思うようになりました」とつけ加えた。
変わらず多くのファンが応援してくれていることについては「本当に分かりません。ファンの皆さんに『なぜ僕のことが好きなんですか?』と聞くこともあります。好きな理由を作ってあげないといけないと思っています。音楽も、生きる姿勢も、前向きに考えられるように。それが手では掴めないレースのようだと感じています」と話した。
4番トラック「Come Back to Me」には歌手キム・チョンハがフィーチャリングとして参加した。カン・ダニエルは「女性シンガーとコラボしたいと思っていましたし、僕のようなソロアーティストがいいと思いました。すごく悩んだのですが、チョンハさんの声色がすごく素敵だと思いました。完全に英語曲なので、英語の発音を自然にこなしたいというのが僕の意見でした」と説明した。
彼は「ある意味でギャンブルでした。あまりにも時間がなかったんです。レコーディングしたデータをすぐに受け取ったのですが、とても満足しましたし、僕の声のトーンとよく合っていました。事務所を通じてコラボをしたのですが、たまたまビルボード・コリアのイベントでお会いしました。その時はレコーディング前だったのですが、次の日にすぐにレコーディングするということだったので、『よろしくお願いします』と言いました。『曲がとても良かったのでやろうと決めました』と言っていました」とつけ加えた。
歌手カン・ダニエルの魅力を評価してほしいという言葉には、「(知人に)良い意味で、『君が田舎者だから、みんなが君を好きになってくれるんだよ』と言われました。釜山(プサン)から来て、大胆にぶつかる姿勢を好きになってくださるのではないかと思います」とし、「あとは声色だと思います。ですがもともと自分の声はあまり好きではなかったんです」と話した。
大変だった時期についても打ち明けた。カン・ダニエルは「運が良くない時期もありましたし、最近のことなどは不可抗力でした。過ぎたことは過ぎたことですし、今回のアルバム活動の機会が貴重だと思います。休んでいる間、音楽がすごく力になりました。それが原動力になったと思います。僕には伝えたい話がありますし、自分が全く考えていなかった部分を気づかせてくれるのが音楽です。他のアーティストの音楽を聴いてインスピレーションをたくさん得たり、意欲が湧いてきます。また、ファンの皆さんが大きな原動力になっています」と語った。
空白期に、ファンのどのような言葉が一番大きな力になったかという質問には、「ファンの皆さんが、むしろ僕よりよく我慢してくださっていると思います」とし、「1年3ヶ月前に、この事務所に来てアルバムを準備する前は、別のことで挨拶していました。『なぜカン・ダニエルはアルバムを出さないの?』『仕事のやり方が変だな』と疑問に思っていたと思いますが、それに対して我慢してくれて、盲目的な信頼を寄せてくれたので、それが1番大きな力になり、頼りになりました」と答えた。
続いて彼は「ファンの方々からたくさん学んでいます。ある意味で冷静でもありますし、いくら愛情があっても知識がなければできないことなのに、僕の音楽を分析してくださいますし、僕のミューズでもあります」とつけ加えた。
アルバムに対する最も楽しみな反応と最も怖い反応については、「次のアルバムをいつ出すかということです。僕もインスピレーションを得る時間が必要ですから。楽しみな反応は、ボーカルや音楽カラーが今までとは違うと思いますが、それを気に入ってくださっている反応があるか楽しみにしています」と答えた。
1996年生まれのカン・ダニエルは、来年入隊を控えている。彼は「僕は音楽作業のスピードが出てきたら、早くやるタイプです。ずっと前から、入隊を控えて発売する曲は決めていました。4年前から考えていた曲なので、おそらくそれをメインにして、収録曲を埋めていく形で準備するのではないかと思います」と話し、「正確な入隊時期は僕が調整できませんが、(性格診断テストの)J(計画的な性格タイプ)としての希望は、来年の夏の終わり頃です。夏は訓練所が大変ですから。本当に個人的な希望です。そして、普通に陸軍がいいです」と語った。
除隊後の計画もすでに立てているという。彼は「計画していることがあります。その頃にはそのような音楽ができるのではないかと思っています。軍隊に行ってどのように過ごすかも計画しています」とし、「僕はJですが、あまりたくさんのことを考える方ではありません。むしろ何も考えないようにしています。ですが職業的、音楽的にはいろいろと計画を立てています。以前からバンドをやりたいと思っていました。これは本当の希望ですが、カン・ダニエルではなく、別の名前のバンドを組みたいんです。ドラムは叩けますが、ボーカルだけをやろうと思っています」と話した。
Wanna Oneとして一緒に活動したハ・ソンウンは最近、ウェブバラエティで「Wanna Oneが再結成されたら絶対にやりたい」と明かした。「入隊・除隊の後、再結成の話が進んだら参加する意向はあるか?」という質問にカン・ダニエルは「僕は常にあります。先日、(デビュー記念日の)YouTubeでも話しました」と答えた。
カン・ダニエルは「思い出もたくさんありますし、今の自分を作ってくれたグループですから。以前の『MAMA』のようにスペシャルステージをするのもすごくいいと思いますし、面白いと思います。その頃になって、みんなが成長した姿で、新しい姿をお見せできれば、当時のWanna Oneのファンの皆さんも喜んでくれると思います」とつけ加えた。
彼は今年でソロデビュー5周年を迎えた。彼は「最近、成長したと感じています」とし、「ステージに立つ時、緊張や恐怖がありました。恐怖があったんですけど、今はその恐怖も楽しむ方法を知るようになりました。そういった部分で成長した気がします。以前はステージを怖いと思ったことも多かったんです。ステージの上では人の顔がよく見えませんが、見えた瞬間、立っているのが大変で、息苦しくなりました。パニック障害がひどかったのですが、それは過去の自分です。今は大丈夫です。回復するのに(家族を題材にした)ゲームが大きな力になりました。ゲームをしながら、自分に必要な姿勢がこれなんだなと学ぶことができました」と明かした。
カン・ダニエルはソロ活動の第2幕について「計画通りに進めていきたいです。楽しくやっていますし、練習もたくさんしたので、ファンの皆さんもこれまで知っていた僕よりもっと面白いと思っていただけると思います」と明かした。
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- ファン・ヘジン
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