Netflixでも配信中のドラマ「その電話が鳴るとき」手話の不適切な描写で議論に…制作陣が謝罪
写真=MBC
MBC「その電話が鳴るとき」の制作陣が、手話を戯画化したという議論に対し謝罪した。29日、同作の制作陣は、掲示板を通じて「制作陣はドラマ『その電話が鳴るとき』が、手話を不適切に描いてろう者と韓国手話を戯画化する結果をもたらしたという指摘を重く受け止めている」と伝えた。
続けて「同作は、人々の間の“コミュニケーション”を重要なテーマとして企画した作品で、ろう者の大切なコミュニケーション手段である手話を、戯画化したり嘲笑する意図は全くなかった」とし、「作品を制作する過程で、ろう者と韓国手話が経験してきた困難をさらに注意深く調べ、反映しようとする制作陣の努力が足りなかったことを謙虚に受け入れる。今後、同作の制作過程で同じ過ちを繰り返さないように努力していく」と頭を下げた。
また「手話は、同作で二人の主人公が長い間閉ざしていた心を開き、コミュニケーションを取るのに決定的な役割を果たす重要な題材だ」とし、「二人が頑張ってお互いの言語を理解し、コミュニケーションが可能になる過程を通じて、人と人とを継ぐ重要なコミュニケーション手段である手話の価値を、余すところなく伝える作品になれるように努力する。今後も同作をご覧いただき、至らない点があればご指摘をお願いする」と付け加えた。
先立って、韓国で22日に放送された第1話では、手話通訳士のホン・ヒジュ(チェ・スビン)が“山崩れ”を通訳しようとしたところ、放送エラーにより“山”を意味する手話が繰り返し発信された。この手話が中指を立てる動作だったため、制作陣やアンカーが放送禁止サインだと解釈するシーンが描かれた。
放送直後、掲示板には「手話の戯画化に対する謝罪を要求する」という書き込みが投稿され、作成者は「“山”を意味する手話は、劇中の放送禁止サインとは形が異なる上に、聴者によって冗談のネタとして使われ、ろう者にとってはトラウマのような言葉であり、ろう者と手話に対する無礼を超えた差別と嘲笑で、嫌悪感がある」と不快な気持ちを露わにした。
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【「その電話が鳴るとき」 公式コメント全文】
ドラマ「その電話が鳴るとき」の一部の手話シーンにより、ご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。
制作陣は、「その電話が鳴るとき」が手話を不適切に扱い、ろう者と韓国手話を戯画化する結果をもたらしたという指摘を重く受け止めています。
同作は、人々の間の“コミュニケーション”を重要なテーマとして企画した作品で、ろう者の大切なコミュニケーション手段である手話を、戯画化したり嘲笑する意図は全くありませんでした。
しかし、作品を制作する過程で、ろう者と韓国手話が経験してきた困難をさらに注意深く調べ、反映しようとする制作陣の努力が足りなかったことを謙虚に受け入れます。
今後、同作の制作過程で同じ過ちを繰り返さないように、努力していきます。
手話は、「その電話が鳴るとき」で二人の主人公が長い間閉ざしていた心を開き、コミュニケーションを取るのに決定的な役割を果たす重要な題材です。二人が頑張ってお互いの言語を理解し、コミュニケーションが可能になる過程を通じて、人と人とを継ぐ重要なコミュニケーション手段である手話の価値を、余すことなく伝える作品になれるように努力します。
今後も同作をご覧いただき、至らない点があった場合、ご指摘いただけますようお願い申し上げます。
重ねてお詫び申し上げます。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- イ・イェジュ
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