ユン・ソヒ「My name is...」

My Name is ユン・ソヒ。
漢字では、土地の名前であるソ(邵)に、輝くという意味のヒ(熙)と書く。祖父がつけてくれた名前だけど、もともと“邵”という漢字は名前にあまり使わないらしい。とにかく何かを輝かせるという意味が気に入っている。前向きな私の性格とも似ている気がするし。

本当に偶然のきっかけでデビュー
することになった。高校2年生の時、大学入試の結果が出て家の近くにあるジムに通っていたが、ちょうどそこに通っていた芸能事務所の関係者の目に入って、初めてスカウトされた。両親に反対されたので、実際に事務所に入るまでは少し時間がかかった。学校に通いながら週に2～3回ぐらい不満を言わずにソウルと大田(テジョン)を行き来する私を見て、「軽い気持ちで役者になると言ったわけじゃないんだな」と承諾してくれた。

科学高校を卒業してKAIST(韓国科学技術院)生命化学工学科
に入学した。理科の勉強に初めて興味を持つようになったのは中学校2年生の時だ。学年が上がってより深い内容を学んだら、私の適性に一番合っているのは化学のような気がした。それに生命科学は人体科学にも繋がるという点で、前途有望な分野じゃないか(笑)

演技と勉強を並行できたのは、両親の育て方
のおかげだ。建築学科の教授である父は礼儀と一般常識が重要だといつも言っていたし、母は友達のようにいつも私の話を聞いてくれた。嫌なことはいくら強要されてもやらないタイプなので、自分で目標を設定することが重要だ。両親が私に勉強しなさいとあえて強要しなかったことが、私には大きく役立った。

「ゴハン行こうよ♥」がデビュー作だ。
オーディションの提案が入って来た時から「ぜひ演じてみたい！」と思った。ユン・ジニというキャラクターがとても可愛かった。もともと緊張すると実力を発揮できないタイプなので不安だったけれど、幸いなことにパク・ジュンファプロデューサーが「キャラクターによく合っているようだ」と言ってくださった。

ユン・ジニを演じるうえで最も気をつけた部分は
トーンの調整だ。大変な状況の中でも前向きなユン・ジニを演じるのは想像以上に難しかった。「どうすればやりすぎに見えないかな？」と悩み、学校の友達がたくさん協力してくれた。友達と台詞を練習し、実際に撮影現場でも常にユン・ジニのトーンでスタッフさんや共演者の方々に挨拶した。それがキャラクターになりきるために選んだ私なりの方法だった。

ドラマの演技で一番重要なのは
表情だと思う。台本を見ながらその状況でのユン・ジニの表情を想像し、実際にやってみる。それが上手くできない時は、自分で動画を撮って見てみる。また、モニターする時にドラマを見る人々の表情を観察すると、どんな表情をすればいいのかが分かるようになることが多かった。視聴者が集中している時の表情を見ると、キャラクターに込めるべきの感情が見えてくる。

顔が冷たそうに見えると
よく言われた。それがユン・ジニのように明るいキャラクターを演じる時は、障害になるかもしれないと思って、外見的な部分にもたくさん気を使った。髪を明るい色に染めて、化粧も薄くした。

「ゴハン行こうよ♥」の核心は
“モッパン”(食べるシーン)だけど、私はその部分が少し弱い。キャラクターの設定上、“モッパン”は主にイ・スギョン(イ・スギョン)とク・デヨン(BEAST ユン・ドュジュン)が担当している。でも、ドラマに登場する食べ物がどんどん美味しくなっているだけに、私もその食べっぷりをもう少し上手く生かしてみたいと思っている(笑)

最近「演技が上手くなりたい」という考えに
とらわれている。撮影現場で多くの俳優さんたちと会って、「役者になるということは本当に簡単なことではない」と実感した。目に見える華やかさは重要じゃない。実際に演技に没頭している先輩方を見ると、「本当にかっこいい」とつい感心してしまう。

人間的にも高い評価
を受けたい。ハン・ジミン先輩やチャン・ドンゴン先輩などは、どの現場でも「本当にいい人だ」という評価を受けている。人格が素晴らしい役者、またパク・チョルミン先輩のようにどんなキャラクターを演じても自分のカラーを表す役者になりたい。