“韓国初”トロットの魅力を伝える新バラエティ番組「トロットX」21日放送スタート…視聴者の心を掴めるか?
写真=CJ E&M
韓国で初めてトロット(韓国の演歌)を題材としたバラエティケーブルチャンネルMnet「トロットX」がスタートする。「トロットX」はオリジナルのトロットだけではなく、従来のトロットにロック、ヒップポップ、ダンス、EDM(エレクトロニックダンス音楽)など、多様なジャンルを融合し、現代的に再解釈したバラエティショーである。K-POPブームで忘れらていたトロットの魅力を視聴者たちに伝えるのが「トロットX」制作陣の企画意図だ。
18日午後ソウル論硯洞(ノンヒョンドン)にあるパティオ9で開かれた「トロットX」の制作発表会で局長キム・ギウンは、トロットを選択した理由について「撮影をしながら感じたが、トロットには泣いたり笑ったりする面白い要素があった。他の番組のように一般人と芸能人が出演するが、トロットという要素にはそのような感動と面白さを作る妙な魅力がある」と伝えた。
キム局長は「トロットX」をオーディション番組ではなくサバイバル番組と定義しながら「この番組にはアイドルスターから人気バンドのボーカル、トロット歌手、一般人など多様な分野の人々が参加する。彼らの目的はスターの夢を叶えることではない。そのためオーディションというよりは、サバイバル形式というのがよりふさわしい。さらにリアリティーと音楽ショーのような雰囲気を加え、他の番組との差別化を図る」と説明した。
非トロットプロデューサーとして参加した歌手IVYは「私はトロットについて年配の方たちが聞く音楽という偏見を持っていた。しかし『トロットX』を撮影しながらトロットには韓国人だから分かる“恨”(叶えられない夢への嘆きや羨望といった韓国人特有の情念)と興があり、その曲を通じてカタルシス(解放感)を味わえることが分かった。『トロットX』を通じて人々がトロットに対する偏見と先入観をなくし、トロットが全世代に愛されるようになってほしい」と希望を明かした。
「トロットX」はトロットを代表する歌手と他ジャンルを代表する歌手2人がチームを組み、彼らが選んだ一般人の参加者とドリームチームを構成して、他のドリームチームと対決を繰り広げるという韓国初の試みとなる新しいコンセプトの音楽番組である。テ・ジナ、ソル・ウンド、IVY、パク・ヒョンビン、ホン・ジニョン、Muzie、パクミョンス、ユ・セユンがトロッデューサー(トロット+プロデューサー)として活躍する。韓国で21日の夜11時から放送が始まる。
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- イ・ジヨン、写真 : キム・ソンジン
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