Almeng「オーディション直前に結成、腕試しに出たけれど…」
写真=YNBエンターテインメント
作詞・作曲・プロデュースしたアルバムでデビュー…「男女の立場を両方聞ける音楽」
SBS「K-POPスター」シーズン3の出演者たちが立て続けにデビューしている。優勝したバーナード・パクから、ナム・ヨンジュ、混成デュオAlmeng(イ・ヘヨン、チェ・リン)まで、彼らは“オーディション番組の出演者”というレッテルをはがし、“新人歌手”としてしっかりと第一歩を踏み出した。偶然にも合宿当時、Almengのイ・ヘヨンはバーナード・パクと、Almengのチェ・リンはナム・ヨンジュとルームメイトだった。今やプロの世界で競い合わなければならない状況だが、親しい上に警戒心がないため、競争意識はあまりない。むしろ、同時期に活動できるため、お互いに頼れると思っているだけだ。
混成デュオAlmengは、バーナード・パク、ナム・ヨンジュに続きデビューすることになった。他人の作った曲を歌う他の歌手たちとは違い、彼らは作詞・作曲・プロデュースまで自分たちで手がけている。1stミニアルバム「compoSing of Love」は、「自分たちで作ってみたら」と事務所から提案され、1ヶ月で仕上げたものだ。これについてAlmengは「完璧ではないだろうが、意図通り」と力強く話した。
「K-POPスター3」でお互いを分かり始めた私たち、音楽の“接点”を見つけた
写真=YNBエンターテインメント
中学の頃からバンド部でボーカルをしていたイ・ヘヨンは、「歌が上手い」と言われる子供だった。漠然と「歌をやっていくんだろうな」と思ったという彼は、高校3年の時、「歌を職業にしてみよう」と決めた。小学生の頃から歌手になるのが夢だったチェ・リンは、高校の時「音楽をやる」と宣言し、父の反対にぶつかった。しかし、父もチェ・リンの意志を妨げることはできなかった。しばらくは好ましく思っていなかったが、今では最も心強いサポーターだ。「チェ・リンが学校で公演をすることになり、『男性ボーカルが必要だ』ということで共演することになった。当時、入隊する直前だった。そして軍隊に入り、しばらく連絡を取っていなかったが、偶然SNSで(チェ・リンと)メッセージをやりとりした。その時、『グループを組んでみよう』という話になった。好きな音楽ジャンルも似ていたので、一緒にやることになった。最後の休暇の時、『K-POPスター3』が始まったが、『フィードバックをもらおう』という考えから参加することになった」(イ・ヘヨン)
時間をかけて呼吸を合わせることはおろか、お互いについて完全に分かり合ってもいない状態だった。そのため、彼らにとって「K-POPスター3」は一種のテストだった。大きな期待はないまま出場したオーディションで、Almengは生放送のステージの経験を積み、TOP6に入った。また「どこでも見たことのないグループ」という評価も受けた。それまでボーカルをしていたチェ・リンは「K-POPスター3」でラップに挑戦した。もう一つ、長所を発見した。何より二人はこの番組を通じて音楽の“接点”を見つけたのだ。
「男女の異なる考え方、Almengの音楽で聞いてください」
写真=YNBエンターテインメント
Almengは「HALF AN HOUR」と「PHONE IN LOVE」の2曲をタイトル曲に掲げている。少しずつお互いに合わせることになったAlmengは、お互いの意見を遠回しに表現したかと思えば、それぞれ得意な部分は完全にお互いに任せた。「今、少しずつお互いを知っていっているので、お互いが必要になった」という二人は「お互いにタッチはしない。出来上がったときに助言できる部分があるので、衝突することなく、より早く作業できる」と説明した。イ・ヘヨンのソロ曲「POOR GIRL」は、ラッパーのLOCOがフィーチャリングした。「LOCOのラップが入ったら、曲の雰囲気が一変した。本当に上手いんです」と親指を立てたチェ・リンは、イ・ヘヨンの曲にソロ曲「FOOL BOY」で応える。ソロ曲には完全に違う二人のテイストを反映させたというAlmengは、「男と女が1つのグループにいるので、男女の立場を同時に聞けるのがうちの音楽のポイント」と話した。
Almengの夢、そしてゴールは、長く歌い続ける歌手になることだ。多くの人から共感される音楽を披露しながら、自然に自分たち独自のスタイルを構築したいという覚悟だ。イ・ヘヨンは「ラブソングは多いが、僕たちの観点からもう少し率直にユニークに見据えた。新人で作詞と作曲まで全て手がけるグループは多くない。僕たちがお聞かせする歌に期待していただきたい」と付け加えた。
写真=YNBエンターテインメント
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- イ・オンヒョク
topics