“兵役逃れの疑い”キム・ウジュ、同姓同名の歌手が被害に…「別人だ！」と事務所が反論

精神疾患者のふりをして兵役逃れの容疑を受けている歌手キム・ウジュに同姓同名の別人がおり、被害を受けていることが知られた。

最も誤解を受けたのは1985年8月生まれで2005年にデビューし、「愛してる」を歌ったスペースサウンド所属の歌手キム・ウジュだ。キム・ウジュの所属事務所は20日午後、「午前中に報じられ、兵役不正の疑惑に巻き込まれたキム・ウジュは『愛している』を歌ったキム・ウジュではなく、1985年11月生まれのキム・ウジュ(同名の別人)であることが明らかになった」とし、「所属事務所が直接、部長検事と通話して確認した結果なので、お間違いのないようにお願いしたい」と公式立場を発表した。

兵役不正の疑惑を受けている1985年11月生まれのキム・ウジュはグループOld Timeのメンバーで、2010年に「金、金のせいだ」という曲でデビューしたオールドタイムエンターテインメント所属の歌手だ。

これに先立ち20日午前、検察によると歌手キム・ウジュは嘘をついて精神疾患者と診断され、現役兵としての服務を回避した疑いが持たれている。キム・ウジュは2012年3月から昨年7月まで計42回にわたって嘘の症状を訴えて精神科診療を通じて精神疾患者と診断された。キム・ウジュは「幽霊のせいで驚いて倒れ、救命救急室に運ばれたこともある」などと嘘をつき、担当医が1年以上薬物治療と精神科治療が必要であるという内容の兵士用診断書を発行していたことも分かった。

キム・ウジュは病院から受け取った診断書を兵務庁に提出し、昨年10月に現役兵の入隊対象者から社会服務要員対象者へ兵役処分が変更された。