f(x)「4 Walls」音楽番組のカメラワークを徹底比較分析

グループf(x)だ。これ以上どんな言葉が必要だろう。f(x)は今回も歴代級の神秘的なコンセプトでファンタスティックなステージを作り上げた。カムバックステージを見た人は4人のメンバーが作り出す神秘的かつ夢幻的なパフォーマンスに、グレードアップしたビジュアルに、そしてただf(x)がカムバックしたという事実に3度感嘆するだろう。今回もf(x)だけが表現できるコンセプトで帰ってきた。4thフルアルバムのタイトル曲「4 Walls」のパフォーマンスはジャズパンク、現代舞踊、ヒップホップなど多様なジャンルの振り付けが組み合わされている。f(x)の4人のメンバーとダンサーたちの相乗効果が際立つステージだ。メンバーたちもパフォーマンスの構成に積極的に参加し、より意味のあるものが完成された。4人で生まれ変わったf(x)が作り出す真のステージだといえる。

Mnet「MCoutndown」：カムバックステージの定石

カメラワーク：★★★★
f(x)のボディラインの秘訣は何ですか：★★★★★
ルナに惚れました：★★★★★



Mnet「M COUNTDOWN」がカムバックステージの教科書を作り出した。夢幻的な導入部に似合うスモッグ効果、紫色の照明がf(x)のカムバックを歓迎した。f(x)の衣装もこのステージの雰囲気とぴったり合っていた。ブラックとレッドを調和させた色感とベルボトムでf(x)特有の神秘な雰囲気を盛り込んだ。これを着こなすf(x)のボディラインは本当に優れたものといえる。美しさを越えて魅惑的な雰囲気を醸し出している。

カメラワークにも欠点がなかった。カメラはヴォーギングダンスのディテールな動作を生かしつつ、4人のメンバーとダンサーたちが作り出す絵のようなシーンまですべて捉えた。「4 Walls」のパフォーマンスの核心は後半にメンバーたちが踊るハイライトの振り付けだ。この振り付けはクリスタル、ルナ、エンバ、ビクトリアの順に並び呼吸を合わせる部分だ。「M COUNTDOWN」はクリスタルをクローズアップし、ローアングルを使用して様々な角度から捉えたものの、パフォーマンスの形を壊さない範囲で演出した。このシーンだけでなく、カメラワークの全体的なバランスを見事に取って文句の付けようのないカムバックステージを誕生させた。

KBS 2TV「ミュージックバンク」：f(x)の美貌に惚れてカメラが揺れましたか？

カメラワーク：★★★
カメラの“激しいダンス”効果：★★
2分51秒、5分37秒のクリスタルのウィンク：★★★★★



最初から首を回した。本当にカメラのせいで首を回した。アングルを逆にして撮り始めたカメラは、パフォーマンスが行われる間ずっと激しいダンスを踊るかのように動かされた。ズームインとズームアウトが繰り返されめまいを起こした。「迷路 迷路」という歌詞に合わせるように、本当に迷路に閉じこめられたような感じだった。2節のエンバのパートでエンバの動作に合わせて動くメンバーたちの姿には注目しなかった。f(x)の4人のメンバーとダンサーたちが作り出す絵は画面の中にぎっしり埋まらず残念だった。ハイライトのヴォーギングダンスは正面からの正統なアングルで捉えたが、全体的にカメラを動かし過ぎて印象に残るシーンがなかった。

それでも、f(X)のビジュアルがステージを満たした。パステルピンク系の衣装とベルボトムは、時にはレトロな感性を持つ。だが、レトロ風のベルボトムはf(x)が着ることでむしろ洗練された雰囲気を演出した。ジャズパンク、現代舞踊、ヒップホップなどで女性らしくてソフトな印象を強調した振り付けとぴったり合う衣装だった。f(x)だから何をやってもやはり素敵に見える。