CRAYON POP チョア「観客の心に溶け込む純粋な女優になりたい」
名前が2つある。1つは、ガールズグループCRAYON POPのチョア、そしてもう1つは、ミュージカル俳優ホ・ミンジン。どんなチームよりもユニークなコンセプトで現れた「CRAYON POP チョア」で名前を即座に知らせることができた。しかし、グループの外で他の色を出すのは容易ではなかった。チョアではなくホ・ミンジンとして、果敢な挑戦を選んだ。2015年ミュージカル「徳恵(トッケ) 翁主」で、もう1つの自分を見出し、今年は大作「英雄」を通して観客の前に立った。
2012年、CRAYON POPとしてデビューしたチョアは休む事なく駆け抜けた。溢れるほどのアイドルの中でも光り輝き、新鮮な風を巻き起こしたグループとして注目を浴び、誰よりも忙しい日々を過ごした。
デビュー5年目、ミュージカルに取り組んだ。専攻である演技を思いきりすることができ、何よりも共演する先輩達に人生を学んでいる。そうして傷とストレスが少しずつ消えていった。心を楽にすることが出来るようになり、黙々と行くべき道を行きながら、少しずつ認められてきている。
CRAYON POP チョアは、今この瞬間が本当に幸せだ。
チョア:水を沢山飲むようになった。今まではすぐにお腹が膨らんでしまうから、沢山は飲んでいなかったけど、今は水がなければやっていけない。それ程体にも必要になった。舞台に上がる前、保温瓶で2本の量を飲む。喉にもいいし、体調もよくなったと思う。
―舞台に立つ責任感、そして観客によい姿を見せるために自己管理も必須だろう。
チョア:食事の後は、必ず消化させてから寝るようにしている。それからできるだけ夜食を食べないようにして。自己管理に力を入れるようになった。体に対して、より敏感に気をつけるようになった。以前はこんなに敏感じゃなかったのに、どこへ行っても加湿器をつけて、水もたくさん飲んで、公演期間中はお酒も飲まないようにしている。
―「英雄」のソウル公演は終わったが、全国ツアーに突入する。それまで一週間程の休みがあるが、どんな計画があるか。
チョア:特に計画はないけど、結婚した友達がいるので、引っ越し祝いをする予定だ。私のために、私の公演が終わる頃に合わせてくれた。その時に友達みんなに会う予定だ。
―最近、メンバーのソユルも結婚したし、周りに結婚した友人が多いか。
チョア:多いと思う。本当に早く結婚して、子供がいる友達もいるし(笑) ソユルの結婚式には参加できなくて少し残念だった。
―結婚した友達を見て早く結婚したい気持ちにならないか。
チョア:むしろ少し遅く結婚したい気持ちになった(笑)
―水をよく飲んで、睡眠を十分にとること以外に、個人的な約束を伸ばすほど、自己管理が徹底しているようだ。
チョア:もともと敏感な方でもあるし、家にいることが好きだから(笑) CRAYON POPの活動期間にも、翌日重要な日程があれば個人的な活動は徹底して自制していた。
―心構えが変わって、次の活動が何であれ、態度が変わるだろう。
チョア:デビューしてから、いつの間にか5年が過ぎた。昔は自分について誤解したり、悔しいことがあれば、どうやってでも解こうとした。それがストレスになっても。でも今は弁解するより黙々と自分のやるべきことをしていれば、自然に解決すると思っている。たくさんの先輩達に出会いながら、人生のアドバイス、良いお話をたくさん聞いて学んだ。無理に誤解を解こうとすると、また別の誤解が生まれるという言葉に共感した。デビューしたての頃と比べれば、そういうことはすべて考えずに自然になった。
―では、CRAYON POPとしてまた活動を再開する時にも相乗効果が生まれるだろう。
チョア:CRAYON POPはチームが優先で、ソロ活動はあまり出来なかった。個人をお見せする機会がなかったけど、ソロ活動をして集まれば、相乗効果はきっとあると思う。実力的にも精神的にも健康であってこそ、よい姿をお見せできると思う。CRAYON POPがデビューした時は全てが競争で、たくさんのアイドルグループがデビューしていた。今振り返っても、スケジュールに疲れて、心を垣間見る余裕がなかった。今になって機会が生まれた。心を垣間見れるようになった。
―気になる今年の計画は?
チョア:実は一度も旅行に行ったことがない。今年、父が還暦を迎えるので家族旅行に行きたい。それからミュージカルのステージにも立ちたい。やりたいことは映画、ドラマ、ラジオDJまでたくさんある。でも全てを一度にやるよりは、もっとたくさんのミュージカルの舞台に上がって俳優として深く学びたい。まだ2作品しか経験がないのでもっと学ばないと(笑)
―どんな女優として成長したいか。
チョア:純粋な女優になりたい。大人気になることは願っていない。それが泡のようなものだというのは既に経験を通して知っているので、今現在置かれた状況で黙々と自分のやるべきことをしながら、飾り気のない純粋な女優になりたい。欲張らずに前進すれば、ある瞬間、観客の心の中に自分がいるのではないか。観客に自然に溶け込む純粋な女優になることが夢だ。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・ハジン
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