故ムン・ジユンさんの父親、息子との早すぎる別れに心境「19年間たくさんの作品に…幸せを感じていた」

18日に急性敗血症で亡くなった俳優ムン・ジユンさんの父が、切ない心境を盛り込んだ手紙を公開し、息子の死を哀悼してくれた人々へ感謝の挨拶を伝えた。

ムン・ジユンさんが所属している家族ENTは23日、ムン・ジユンさんの父ムン・グァンソクさんの手紙を公開した。

ムン・グァンソクさんは手紙で「突然息子を亡くしてもう3日目になりました。父である私も今まで信じられず、胸が痛いです。ですがジユンがあの世に行って、葬式を行う間、とても多くの方々が一緒に悲しんで、泣いて、苦労してくれたので頑張ってみます」と伝えた。

続けて「ジユンは中学生の時から演技がしたいと言っていました。家から遠い演技講習所を徒歩で行き来しながら街で発音と発声の練習をしたり、オーディションに必要なセリフや動作を練習するなど、演技に対する懇切な夢を持っている子でした。若い年でデビューし、19年間たくさんの作品で演じ、作品にキャスティングされたら一緒に仕事をする監督や脚本家、スタッフを失望させたくないと台本を手から離さなかった覚えがあります」と付け加えた。

そして「ジユンの葬式は新型コロナウィルス感染症が拡散している今の状況を考えて私は静かに家族たちだけで行いたかったのですが、大変な状況の中でもジユンを送るために多くの方々に来ていただき、ジユンの最後は寂しくありませんでした。ありがとうございます」と挨拶を伝えた。

ムン・ジユンさんは18日の午後8時56分ごろ、急性敗血症で亡くなった。ムン・ジユンさん最近、咽頭炎の症状が悪化して16日に病院を訪れた。その後、急性敗血症になり集中治療室に搬送されたが、回復せずに息を引き取った。

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【ムン・ジユンさんの父ムン・グァンソクさん コメント全文】

こんにちは。故ムン・ジユンの父ムン・グァンソクです。

突然息子を亡くしてもう3日目になりました。父である私も今まで信じられず、胸が痛いです……。

ですがジユンがあの世に行って、葬式を行う間、とても多くの方々が一緒に悲しんで、泣いて、苦労してくれたので頑張ってみます。

本当にありがたい方々にこのように文章で私の心を伝えます。

ジユンは中学生の時から演技がしたいと言っていました。家から遠い演技講習所を徒歩で行き来しながら街で発音と発声の練習をしたり、オーディションに必要なセリフや動作を練習する、演技に対する懇切な夢を持っている子でした。

若い年齢にデビューし、19年間たくさんの作品で演じ、作品にキャスティングされたら一緒に仕事をする監督や脚本家、スタッフを失望させたくないと台本を手から離さなかった覚えがあります。

休みの日にも共演者たちが作ったバスケットボールチーム“鎮魂”でみんなと楽しくバスケットボールしてから帰ってくると、子供のように喜んで色々なお喋りをする子でした。

家にいる時は独学で学んだ絵を描きながら自分だけの世界を描いていました。数週間前は15年ぶりにCMに出ることになったと喜び、「済州島での撮影がとても幸せで楽しかった」「監督の演技を認められて嬉しかった」と私に長いお喋りをしていましたが、最後の作品になりましたね。

自分を引き締めて一生懸命に演技をすると意志を見せた息子が、突然喉が痛いと言いながら二日間高熱に苦しみ、入院して治療を受けましたが、三日目であの世に行ってしまいました。

ジユンの葬式は新型コロナウィルス感染症が拡散する今の状況を考えて私は静かに家族たちだけで行いたかったのですが、大変な状況の中でもジユンを送るために多くの方々に来ていただき、ジユンの最後は寂しくありませんでした。ありがとうございます。

まず、深い哀悼を示してくれた、ジユンを昔から愛してくれたファンと視聴者の方々、そして一緒に泣いてくれた監督、脚本家、スタッフ、そしてジユンと共演した俳優の方々に感謝します。同僚や兄、友人として一緒に友情を分かち合った、ジユンが大好きだったバスケットボールチーム“鎮魂”にも心からの感謝を送ります。

そしてジユンが神様へ行く道をより輝かせてくれた放送社、貴社の方々に感謝します。そして家族や親戚に感謝します。最後にジユンの葬式が終わる時までいてくれたジユンの小学校、中学校同窓であるパク・チャンソク、オク・ジョンイル、チョ・デウン、ホン・スンヨン、キム・ソンウ、イ・ジョンホ、イ・デホ、チェ・ソンア、コ・ユンミと親しかった俳優イム・ソンオン、チョン・ヨンスル、イ・スンヒョンにも感謝します。ジユンと15年前から家族のように過ごしてきた（株）家族ENTのヤン・ビョンヨン代表、イ・スンヒ理事、キム・ミンス、チェ・ボンジュマネージャーと今までジユンと一緒に仕事をしてきたマネージャーの方々、事務所の関係者、スタッフに心からお礼申し上げます。

本当にありがたい方々が多すぎて、考えていたらまた涙が出ます。

ジユンが生前好んだものを入れて一緒にあの世に送りました。好きだった自動車、好きだった台本、好きだった音楽、そしてコーヒーとミルクティーを一緒に送ったから、寂しく思わず楽しい心で旅立ち、今頃神様のところに届いたと思います。

もうこれからは悲しまないで、ジユンとの良い思い出を憶えていてください。つまらないですが、心一つだけは優しくて、演技ばかり考えていた俳優ムン・ジユンとして長く憶えていて欲しいのが、この父の懇切な気持ちです。

私と妻が一人一人お会いしてお礼を申し上げたいですが、そうできない状況なので理解をお願いします。

この文章を読むすべての方々が何事も健勝し、安らかであることを祈ります。

これから良いことも、悲しいことも一緒に分かち合いと思います。

私たちに直接連絡をくれてもいいですし、ジユンの永遠な事務所である家族ENTを通じて連絡をくれてもいいです。

ジユンがもらった大きな愛と感謝を私たちも必ず分かち合いたいです。

心からもう一度お礼申し上げます。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。