「泥棒寝」キム・ボラ&ドンハ、元恋人同士の奇妙な同棲生活…2人の本心は?
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
12月10日に放送されたKBSドラマスペシャル「泥棒寝」は、別れた元恋人同士が奇妙な同棲をはじめ、改めて互いについて知って成長する過程を描くドラマだ。恋愛不器用なチェ・ホンジュ(キム・ボラ)とユン・イナム(ドンハ)の姿は不器用な初恋の感情を思い出させ、2人がお互いを理解してより成長する姿は視聴者の共感を呼んだ。それだけでなく、夢に向かって走っていくホンジュとイナムの姿には、現代を生きる若者たちの姿がそのまま収められていた。
美容師アシスタント4年目のチェ・ホンジュは突然家が無くなってしまった。ビルの増改築で住んでいた考試院(コシウォン、受験生が住むことを想定した一部屋が約2畳前後の住宅施設)から追い出され、職場で密かに暮らしていたが、それがバレてまた追い出された。行き場は多かったが、泊まるところはなかった。その時、ホンジュの頭の中には1年前に別れた元彼のユン・イナムが浮かんだ。まだコンビニで深夜に働いていることを確認し、そのまま彼の屋上部屋に向かった。幸いドアロックの暗証番号も1年前と同じだった。
元彼氏の家でこっそり寝泊りすることになったホンジュの一日は、目が回るほど忙しかった。職場で密かに寝たという理由で、「1ヶ月間、開店時と閉店時にすべての皿洗いと掃除をしなさい」と室長(ファン・ボラ)から指示があったためだ。ホンジュは昼間はカフェでコーヒー22杯、緑茶7杯、アイスティー9杯をつくり、夜はイナムの家では美容師としての練習をしながら耐えた。なぜなら、初級美容師の座に空席ができ、今度こそ夢をかなえる絶好の機会だったからだ。
しかし、この荒唐無稽な“泥棒寝”生活も結局バレてしまった。一言も言わず密かに入ってきたホンジュに腹を立てたイナムは「君と僕は友達じゃない」と冷酷に追い出し、ホンジュはまた行き場を失った。しかし、彼女の唯一の得意は「耐えること」。恥もプライドもないが、お金はなおさらないホンジュは改めて彼に泊めてくれるよう頼み続け、真夜に女性1人でスーツケースを持って路上を徘徊させるのが内心心配だったイナムは、結局彼女との奇妙な同居を承諾した。しかし条件は、ホンジュが次の給料をもらうまでの10日間だけだった。
そんなこんなでイナムの家に泊まることになったホンジュは、屋上部屋であったことを思い出した。一緒に料理を作って食べて、熾烈な1日をビール1本で締めくくった日々。布団をたたく時も一瞬にしてロマンチックな雰囲気になるなど、彼との思い出は温かい笑いに満ちていた。そして、その記憶が導く終着駅は毎回同じだった。それは「私たちはなぜ別れたのだろう」という疑問だった。
ホンジュは本音を言わず、辛くても毎回平気なふりをした。その度にイナムは彼女の頭の中をのぞきたいと思った。自分の前だけではよく笑って、頼りにしてほしいと思ったからだ。しかし、彼女に尋ねるといつも「私は今がちょうどいい。ただ今のままいられるならこれでいい」という答えしか返って来なかった。ホンジュとイナムの亀裂はここから始まった。2人が別れた理由も別れようと言うイナムの言葉にホンジュが「分かった」と答えたためだ。なぜ別れるのか、その理由も聞かずに別れることになったのだ。
再会したホンジュは何も変わっていなかった。イナムの家から出る日「行くところはある?」という彼の言葉に「知り合いの先輩の家で3ヶ月間過ごすことになった」と、平気な顔で嘘をついた。もう死ぬほど恥ずかしいのに、さらに最悪の姿を見せたくなかったためだ。しかし、もう一晩だけ過ごそうとしたヘアショップで感電事故が発生し、救急室に運ばれたため、その嘘もばれてしまった。イナムは「僕だけには素直になってほしかった。何が君の本心なのか、君が何を考えながら生きているか、いつも知りたかった」とし、当時は言えなかった本音を言った。一緒に過ごした6つの季節の間、そして再会した10日間、本人も知らなかった本当のチェ・ホンジュを、イナムだけがしっかり見ていたという事実を、彼女は別れた後に気がついた。
時間が経ってホンジュは初級美容師に昇級し、就活生だったイナムは1次面接に合格した後、最終面接を控えていた。ホンジュはもう一度イナムの屋上部屋を訪れた。「美容師になったら最初のお客さんは自分がなる」というイナムとの約束を果たすためだった。立派な美容師になったホンジュに髪を任せたイナム。2人の男女が作り出した美しいハッピーエンドは、視聴者たちにも気持ち良い夜をプレゼントした。
写真=「泥棒寝」キャプチャー
キム・ボラとドンハが隠していたお互いの本心を打ち明け、一回り成長した。12月10日に放送されたKBSドラマスペシャル「泥棒寝」は、別れた元恋人同士が奇妙な同棲をはじめ、改めて互いについて知って成長する過程を描くドラマだ。恋愛不器用なチェ・ホンジュ(キム・ボラ)とユン・イナム(ドンハ)の姿は不器用な初恋の感情を思い出させ、2人がお互いを理解してより成長する姿は視聴者の共感を呼んだ。それだけでなく、夢に向かって走っていくホンジュとイナムの姿には、現代を生きる若者たちの姿がそのまま収められていた。
美容師アシスタント4年目のチェ・ホンジュは突然家が無くなってしまった。ビルの増改築で住んでいた考試院(コシウォン、受験生が住むことを想定した一部屋が約2畳前後の住宅施設)から追い出され、職場で密かに暮らしていたが、それがバレてまた追い出された。行き場は多かったが、泊まるところはなかった。その時、ホンジュの頭の中には1年前に別れた元彼のユン・イナムが浮かんだ。まだコンビニで深夜に働いていることを確認し、そのまま彼の屋上部屋に向かった。幸いドアロックの暗証番号も1年前と同じだった。
元彼氏の家でこっそり寝泊りすることになったホンジュの一日は、目が回るほど忙しかった。職場で密かに寝たという理由で、「1ヶ月間、開店時と閉店時にすべての皿洗いと掃除をしなさい」と室長(ファン・ボラ)から指示があったためだ。ホンジュは昼間はカフェでコーヒー22杯、緑茶7杯、アイスティー9杯をつくり、夜はイナムの家では美容師としての練習をしながら耐えた。なぜなら、初級美容師の座に空席ができ、今度こそ夢をかなえる絶好の機会だったからだ。
しかし、この荒唐無稽な“泥棒寝”生活も結局バレてしまった。一言も言わず密かに入ってきたホンジュに腹を立てたイナムは「君と僕は友達じゃない」と冷酷に追い出し、ホンジュはまた行き場を失った。しかし、彼女の唯一の得意は「耐えること」。恥もプライドもないが、お金はなおさらないホンジュは改めて彼に泊めてくれるよう頼み続け、真夜に女性1人でスーツケースを持って路上を徘徊させるのが内心心配だったイナムは、結局彼女との奇妙な同居を承諾した。しかし条件は、ホンジュが次の給料をもらうまでの10日間だけだった。
そんなこんなでイナムの家に泊まることになったホンジュは、屋上部屋であったことを思い出した。一緒に料理を作って食べて、熾烈な1日をビール1本で締めくくった日々。布団をたたく時も一瞬にしてロマンチックな雰囲気になるなど、彼との思い出は温かい笑いに満ちていた。そして、その記憶が導く終着駅は毎回同じだった。それは「私たちはなぜ別れたのだろう」という疑問だった。
ホンジュは本音を言わず、辛くても毎回平気なふりをした。その度にイナムは彼女の頭の中をのぞきたいと思った。自分の前だけではよく笑って、頼りにしてほしいと思ったからだ。しかし、彼女に尋ねるといつも「私は今がちょうどいい。ただ今のままいられるならこれでいい」という答えしか返って来なかった。ホンジュとイナムの亀裂はここから始まった。2人が別れた理由も別れようと言うイナムの言葉にホンジュが「分かった」と答えたためだ。なぜ別れるのか、その理由も聞かずに別れることになったのだ。
再会したホンジュは何も変わっていなかった。イナムの家から出る日「行くところはある?」という彼の言葉に「知り合いの先輩の家で3ヶ月間過ごすことになった」と、平気な顔で嘘をついた。もう死ぬほど恥ずかしいのに、さらに最悪の姿を見せたくなかったためだ。しかし、もう一晩だけ過ごそうとしたヘアショップで感電事故が発生し、救急室に運ばれたため、その嘘もばれてしまった。イナムは「僕だけには素直になってほしかった。何が君の本心なのか、君が何を考えながら生きているか、いつも知りたかった」とし、当時は言えなかった本音を言った。一緒に過ごした6つの季節の間、そして再会した10日間、本人も知らなかった本当のチェ・ホンジュを、イナムだけがしっかり見ていたという事実を、彼女は別れた後に気がついた。
時間が経ってホンジュは初級美容師に昇級し、就活生だったイナムは1次面接に合格した後、最終面接を控えていた。ホンジュはもう一度イナムの屋上部屋を訪れた。「美容師になったら最初のお客さんは自分がなる」というイナムとの約束を果たすためだった。立派な美容師になったホンジュに髪を任せたイナム。2人の男女が作り出した美しいハッピーエンドは、視聴者たちにも気持ち良い夜をプレゼントした。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- イ・ミンジ
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