「サムシクおじさん」ピョン・ヨハン“少女時代のティファニーから英語を習った”
写真=Disney+
「サムシクおじさん」で熱演を披露した俳優ピョン・ヨハンが、チン・ギジュ、少女時代のティファニーら共演俳優たちとのケミストリー(相手との相性)について語った。ピョン・ヨハンは最近、ソウル市鍾路(チョンノ)区三清洞(サムチョンドン)のカフェで、Disney+オリジナルシリーズ「サムシクおじさん」の終了を記念してインタビューを行った。彼はこの場で韓国の取材陣と会い、作品について話した。
「サムシクおじさん」は、「戦争中も毎日3食(サムシク)を食べさせた」という通称サムシクおじさん(ソン・ガンホ)と、皆がお腹を満たして豊かに暮らせる国を目指したエリート青年キム・サン(ピョン・ヨハン)が出会い、苦境の中で夢を叶えようと奮闘する物語を描いたドラマだ。
ピョン・ヨハンは作品について、1人や2人の主人公ではなく、多数の俳優たちがコラボした点を強調した。彼は「誰か1人だけが上手くやったとは言えません。僕は現場の目撃者であり、一緒に体感した俳優として、本当に素晴らしい方たちと共演したと思っています。本当に勇気を出して言えば、その方々を通して多くのことを感じました。僕が一番未熟だったと思いました」とし、共演俳優たちに対する愛情を見せた。最終話を一緒に見たことについても彼は、「手をぎゅっと握りました。言葉よりも手をぎゅっと握って、お互いに体温を分かち合いました」と語った。
続けて「時間が経てば経つほど、作品を一緒に作った方たちへの愛情が大きくなっていく気がします。『サムシクおじさん』は、最近の作品なのでなおさらそうです。以前は1人で抱えて喜びと悲しみを感じていたとすれば、今は喜びも悲しさも一緒に分かち合おうとしています」とし、「全ての瞬間が、信じて疑おうとする連続だったんです。そのようなジレンマの瞬間がやって来ると、監督や俳優たちと一緒に意見を出し合いました。お互いに頑張っていることをよく知っているので、これからもっと良い姿をお見せしたいです。今後もっと上手にやなければならないし、皆そのように思っています」と話した。
俳優たちの間で、シン・ヨンシク監督の脚本は特別だと評判だ。ピョン・ヨハンは「1960年代の浪漫の時代を取り扱っていますが、その浪漫が感じられる文章を書いてくださるんです。以前、メイキングフィルムのインタビューでも言いましたが、その時代を生きてきたように、肌で感じるように書いてくれるんです。セリフの一行一行に、世界を貫通するような、珠玉のような様々なノウハウがありますが、そういったものが魅力的だと感じました。ダイレクトに書く部分もあれば、何かに比喩をすることもあり、その点が魅力的だと思います」と評価した。
劇中、チン・ギジュとティファニー、ピョン・ヨハンの関係は、中盤以降に急変する。彼は「キム・サンのターニングポイント」と表現した。続けて、「愛というものは最も本質的なものであり、チュ・ヨジン(チン・ギジュ)とキム・サンが恋をした時も本質的で正直な関係だったと思いました。しかし、レイチェル(ティファニー)との瞬間も、キム・サンは正直だったと思います。社会的にもドラマのストーリー的にも、社会的な立場や感情において変化するターニングポイントだと思いました」と語った。
チュ・ヨジンが記者として質問し、キム・サンが答える時のじっと見つめる眼差しについては「切なさかもしれないし、恋しさなのかもしれないし、見守ってくれていることに感謝の気持ちもあって、複雑な感情だったのかもしれません。別れた人を久しぶりに見た時、そのように感じるかもしれないと思いました。『よくやっているね』『私もよくやっているでしょう?』と、シンプルに考えようとしました」と説明した。また彼はチン・ギジュについて「沈黙の力がすごいんです。共演する立場として頼もしかったです。チュ・ヨジンはチン・ギジュ以外に考えられないと思いました。終わってからもそのような話をしました。これからがもっと楽しみですし、とても感謝しています」と力強く語った。
劇中の英語のシーンについては、「ティファニーさんが英語の先生だったんです。チョ・テグァンさんもカナダで留学したので、2人を頼りにして、その部分に合うように習いました。大きな無理はなかったんです。お2人にも感謝しています。そのような小さなことから一緒にやっていくことができて良かったです。だから、絆が強いんです」と話した。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- ヨン・フィソン
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