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「サムシクおじさん」チン・ギジュ“尊敬するソン・ガンホ先輩からのメッセージに感激”

Newsen
写真=ウォルト・ディズニー・カンパニー・コリア
女優チン・ギジュが、大先輩ソン・ガンホから称賛されたエピソードを伝えた。

チン・ギジュは最近、ソウル鐘路(チョンノ)区のあるカフェで行われたDisney+「サムシクおじさん」に関するインタビューで、ソン・ガンホから称賛のメッセージをもらった際の心境と共に、多くのシーンで共演できなかったことに対する残念な気持ちを打ち明けた。

これに先立ってソン・ガンホは、チン・ギジュに「すごく苦労したと思うが、本当に素晴らしかった。節制された感情が、時には純粋で精巧だった」というメッセージを送ったとインタビューで語った。これについてチン・ギジュは「私の方からメッセージを送り、先輩が返事を下さったんです。私が気持ちを表現し、伝達することにおいては意外と消極的な方なんです。先輩と一緒にいたにもかかわらず、“尊敬しています、かっこいいです”と言えませんでした。のどまで上がってきてはいたけれど、できずじまいでした。作品をPRする場もあったのですが、その時も表現できませんでした。このまま終わってはいけないと思って、勇気を出したんです。私が表現できなかった理由の一つは、適切な言葉が浮かばなかったからです。“尊敬しています、かっこいいです”という言葉は30年以上聞いてきているはずです。どうすれば私の気持ちが伝わるだろうかと悩んでいたら、撮影と広報が終わってしまいました。結局、ありきたりな言葉で伝えました。非常にありがたいことに、1部からずっと見ていて、良くやったとメッセージを送りたかったのに、できなかったそうなんです。送るか送るまいか考えていたと話してくださって、節制された感情が純粋で、時には精巧だったと書いてくださって、そのメッセージを受け取って“わあ”と思いました」と当時を振り返った。

ソン・ガンホが「サムシクおじさん」出演に大きな影響を及ぼしたが、一緒のシーンはあまりなかったため、残念だったという。チン・ギジュは「先輩と同じ作品に参加するだけでもとても大きく、ありがたい要素なので、影響は大きかったです。しかし、一緒のシーンがほとんどなくて、とても残念でした。先輩の目を見るのがとても好きでしたが、台詞のやりとりもしたかったです。どのように受け取ってくださるのか、どのように投げてくださるのか感じてみたかったのですが、大切な刹那の瞬間だと思って、すごく大切にしていた瞬間でした。それでも残念な気持ちをぬぐえたのは、先輩の撮影が遅い時間にあっても、朝早くから現場でモニタリングをしてくださったからです。それだけでも守られているような気分でした。先輩が拍手をしてくださると、天下を取ったような気分になりました。現場で並んで座っている瞬間が結構あったのですが、それで物足りなさを払拭しました」と尊敬の念を示した。

チュ・ヨジンというキャラクターを演じた後の満足感として「“よく守った”というのはありました。私が考えたチュ・ヨジンが、上手く表現できたと思います。誘惑に惑わされずに守り抜いたというのはありましたが、自信と確信がものすごくあったわけではないので、(ソン・ガンホ)先輩のメッセージですごく癒されました」と打ち明けた。

相手役のピョン・ヨハンについては「本当に情熱的な人だと思いました。他のことは全く考えていない感じでした。“お昼ご飯何食べようか”というようなことも考えていない、頭の中がただただキム・サンだった方でした。そのため、監督や私と会話もたくさんして、アイデアもたくさん出す俳優だと思いました。とても情熱的で体を全て捧げるという表現がぴったりな方という感じでした。刺激を受けて、尊敬するようになりました」と伝えた。

「沈黙の力がものすごく大きな方だったと思う。聞く耳がオープンになっていて、静かな力がすごいと思うが、エネルギーは静かで、演技をする時に発散されるインパクトが強いと思った」というチン・ギジュに関するビョン・ヨハンの言葉については、「私は現場で自分が、少しずつ染まっていく感覚がありました。私は現場に染まるところが少しあるのですが、チュ・ヨジンに染まると、内面には渦巻きがあっても、外から見ると落ち着いているように見えます。アイデアを話した時、フィードバックだけをポイントポイントでしたので、“沈黙の力”と表現してくれたのではないかと思います」と話した。

最終回で、キム・サンに質問する眼差しの意味としては、「監督と意見を交わし、様々なバージョンで撮影しました。最後のような雰囲気でも撮影し、全部取り除いたような雰囲気でも撮影し、少し盛り込まれているバージョンでも撮影しました。その現場で霧のような雨がしとしと降って、髪の毛のくせが強くなったりもしましたが、雰囲気が合っていてよかったと思います。監督がどれを選んだのかは作品で確認しましたが、とてもよかったです。個人的には昔の恋人の雰囲気をたくさん盛り込みたいと思いました。すると余韻がたくさん残るのではないかと思いましたが、作品を見ると、監督の選択が正しかったと思いました。私の気持ちとしては愛憎をもっと表現したいと思ったのですが、少し減らしたバージョンになりました」と説明した。

チン・ギジュにとって「サムシクおじさん」はどのような作品として記憶に残るだろうか。彼女は「女優人生においてもとても意味のある瞬間であり、私の人生においても幸せな瞬間でした。たくさん学んだ幸せな瞬間でした。現場も大好きでした。私があれほどまでのプロフェッショナルな現場にいたということもとても嬉しかったですし、同僚、先輩からたくさん刺激をもらいました。とても大切な作品です」と答えた。
元記事配信日時 : 
記者 : 
パク・スイン
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