Vol.1 ― キム・ボム「“イメージ脱却”…負担は宿命だ」
俳優の演技の変化は、いつでもファンの注目を集める。そのため、俳優は役柄のイメージ脱却に対する負担を抱いている。
最近、「イメージ脱却」というタグが付けられている俳優の一人がキム・ボムだ。人気コメディドラマ「思いっきりハイキック!」でイ・ユンホ(チョン・イル役)の家でいつも遊んでばかりいる「ハスクボム(下宿している学生)」というキャラクターで顔を知らしめた。以後、ドラマ「花より男子 ~Boys Over Flowers」ではカサノバの役を演じ、7日に終了したJTBCドラマ「パダムパダム~彼と彼女の心拍音」では、ヤン・ガンチル(チョン・ウソン役)の守護天使であるイ・クッスという役柄に変身し、華麗な成功を遂げた。
キム・ボム:負担感は常に感じなければならないと思います。俳優という職業自体が一つのイメージにとどまることは出来ないですよね。どんなキャラクター、役柄であっても成長する姿を見せなければならないと思います。ただ、負担感は常に持ってますが、拒否感はないです。僕が俳優という職業を選んだ時から「挑戦と変化を恐れるまい」という考えを持っていました。
―2006年にKBS「サバイバル・スターオーディション」をきっかけに芸能界デビューしたキム・ボムはドラマ「イヴの反乱」、コメディドラマ「思いっきりハイキック!」「エデンの東」「花より男子 ~Boys Over Flowers」など休む間もなく演じてきた。芸能界という過酷な現場で働き、すでに6年の時が過ぎた。その間、演技において変わった点はあるか。
キム・ボム:最初、俳優という職業を選んだ時は個人的な欲望が大きかったです。「こういう俳優になろう」「ある程度のポジションに行こう」という欲です。ですが、今は僕の周りの人を信じて幸せにできる人にならなければいけないと思います。今まで僕を信じて見守ってくれた人々たちにです。自分より身の回りの人を考えるようになったのが最も大きな変化だと思います。演技において変化した心がけとかはないです(笑)
キム・ボム:初めて「パダムパダム」に出会った時は、俳優としての出会いでした。ところが、演じている間に人間としての感情が生まれてきました。生きていく中で本当に大切な感情なのに、粗末にしているもの(兄弟の愛、親子の情、家族の情、生命の大切さ、真実など)に対して考え直すきっかけになりました。良い脚本と枠組みの中で、素晴らしい俳優たちと演技しながら俳優として、また人間としてたくさん学び、成長しました。
―「パダムパダム」はこのように、キム・ボムに多くのものを与えた作品だ。彼は「ドラマの余韻が長く続きそう」と、ドラマに対する愛着を示した。もう一つ、このドラマがキム・ボムに与えたのは“ビジュアル俳優”ではない“演技力派俳優”のイメージだ。実際、彼はこれまで演技力に問題はなかった。だが、ハンサムで整った顔のため、演技力よりビジュアルが注目されていた。こういうことを気にせず、彼は「僕が物足りないだけです」と謙遜していた。
キム・ボム:腹が立ったことはありません。演技で見せなければならないところを自分が上手く表現できなかったと思ったので、一生懸命頑張りました。ビジュアル面が注目されているのは、ハンサムという意味だと思うので、感謝しています(笑) もちろん役者なので、もっといい演技を見せなければと思います。与えられたキャラクターで成長し、発展する姿を見せることが俳優の役割ですね。
―実際にキム・ボムは成長した印象を与えた。ある少年が成長期を経て、より成熟した男になって突然現れた気がした。焦っているようにも、のんびりしているようにも見えなかった。ドラマは終わったばかりだが、彼は依然として現場に出て行きたい気持ちでいっぱいだ。彼は「近いうち、次の作品を決めると思う」と、演技に対する情熱を示した。
最近、「イメージ脱却」というタグが付けられている俳優の一人がキム・ボムだ。人気コメディドラマ「思いっきりハイキック!」でイ・ユンホ(チョン・イル役)の家でいつも遊んでばかりいる「ハスクボム(下宿している学生)」というキャラクターで顔を知らしめた。以後、ドラマ「花より男子 ~Boys Over Flowers」ではカサノバの役を演じ、7日に終了したJTBCドラマ「パダムパダム~彼と彼女の心拍音」では、ヤン・ガンチル(チョン・ウソン役)の守護天使であるイ・クッスという役柄に変身し、華麗な成功を遂げた。
「イメージ脱却に対する負担ですか? 常に感じています」
―「パダムパダム」を通じて変身したキム・ボム。ファンに寛大さという言葉はない。イメージ脱却に失敗した俳優に対しては次回作に期待し、成功した俳優に対しては別の姿を切望する。このようなファンの期待感は俳優にとって負担になるわけだ。だが、キム・ボムは「負担感」というのは役者であれば当然だと語った。キム・ボム:負担感は常に感じなければならないと思います。俳優という職業自体が一つのイメージにとどまることは出来ないですよね。どんなキャラクター、役柄であっても成長する姿を見せなければならないと思います。ただ、負担感は常に持ってますが、拒否感はないです。僕が俳優という職業を選んだ時から「挑戦と変化を恐れるまい」という考えを持っていました。
―2006年にKBS「サバイバル・スターオーディション」をきっかけに芸能界デビューしたキム・ボムはドラマ「イヴの反乱」、コメディドラマ「思いっきりハイキック!」「エデンの東」「花より男子 ~Boys Over Flowers」など休む間もなく演じてきた。芸能界という過酷な現場で働き、すでに6年の時が過ぎた。その間、演技において変わった点はあるか。
キム・ボム:最初、俳優という職業を選んだ時は個人的な欲望が大きかったです。「こういう俳優になろう」「ある程度のポジションに行こう」という欲です。ですが、今は僕の周りの人を信じて幸せにできる人にならなければいけないと思います。今まで僕を信じて見守ってくれた人々たちにです。自分より身の回りの人を考えるようになったのが最も大きな変化だと思います。演技において変化した心がけとかはないです(笑)
「『パダムパダム』を通じて俳優として、人間としてたくさん成長しました」
―「パダムパダム」以後、キム・ボム自身が一番よく聞く言葉が「たくさん変わった」だ。 以前は子供っぽかったが、今は「鋭い」「カリスマ」といった言葉がよく似合う“男”へと変わっている。それこそドラマがキム・ボムに多くの影響を及ぼした証拠であろう。もちろんプラスの影響だ。キム・ボム:初めて「パダムパダム」に出会った時は、俳優としての出会いでした。ところが、演じている間に人間としての感情が生まれてきました。生きていく中で本当に大切な感情なのに、粗末にしているもの(兄弟の愛、親子の情、家族の情、生命の大切さ、真実など)に対して考え直すきっかけになりました。良い脚本と枠組みの中で、素晴らしい俳優たちと演技しながら俳優として、また人間としてたくさん学び、成長しました。
―「パダムパダム」はこのように、キム・ボムに多くのものを与えた作品だ。彼は「ドラマの余韻が長く続きそう」と、ドラマに対する愛着を示した。もう一つ、このドラマがキム・ボムに与えたのは“ビジュアル俳優”ではない“演技力派俳優”のイメージだ。実際、彼はこれまで演技力に問題はなかった。だが、ハンサムで整った顔のため、演技力よりビジュアルが注目されていた。こういうことを気にせず、彼は「僕が物足りないだけです」と謙遜していた。
キム・ボム:腹が立ったことはありません。演技で見せなければならないところを自分が上手く表現できなかったと思ったので、一生懸命頑張りました。ビジュアル面が注目されているのは、ハンサムという意味だと思うので、感謝しています(笑) もちろん役者なので、もっといい演技を見せなければと思います。与えられたキャラクターで成長し、発展する姿を見せることが俳優の役割ですね。
―実際にキム・ボムは成長した印象を与えた。ある少年が成長期を経て、より成熟した男になって突然現れた気がした。焦っているようにも、のんびりしているようにも見えなかった。ドラマは終わったばかりだが、彼は依然として現場に出て行きたい気持ちでいっぱいだ。彼は「近いうち、次の作品を決めると思う」と、演技に対する情熱を示した。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- イ・ウンジ、翻訳:パク・ジニ
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