「おもちゃ」イ・ドア“枕営業シーン、残虐だと知っていながらもいざ映像で見ると…”
それこそ“衝撃”だ。頭からすぐにでも角が生えてくるような、悪魔のように描かれた男は、女に残虐な性的暴行を振るう。合意の上だと主張しているが、事実上“性的暴行”だ。
映画「おもちゃ~虐げられる女たち~」(原題「ノリゲ」) は故チャン・ジャヨン事件をモチーフに、芸能界の枕営業という敏感な題材に触れている。理不尽に犠牲となった女優と、悲劇の前で事件を追跡する記者、正義を追い求める女性検事が彼女の理不尽な死の真実を暴こうと、巨大な権力集団に立ち向かう内容を描いた法廷ドラマ「おもちゃ」は、枕営業をするようになる女優の姿をリアルに描き、見る者に更なる衝撃を与える。
映画で唯一の目撃者コ・ダリョン役を演じた女優イ・ドアもまた、このようにリアルで残虐な「おもちゃ」の完成版を見て、大きな衝撃を受けたと伝えた。既にシナリオを読み、枕営業のシーンが残虐に描かれることを知っていながらも、いざ映像で見たそのシーンは衝撃そのものだった。
「見てすぐ気が重くなりました。前に撮影した部分を見ることが出来ず、試写会で初めて見ましたが、言葉が出ませんでした。衝撃的でもありましたし、気が重く、一瞬30分ほど感情に浸っていたと思います。シナリオに枕営業のシーンが最初から残虐に描かれていたので、そう演出されると分かってはいましたが、本当に衝撃的でした」
なかなか投資者が見つからず、圧力をかけられているのではとの噂まで出回った映画「おもちゃ」。このように敏感な素材を題材にしている映画に出演するということは、女優として悩ましくはなかったのだろうか。彼女はむしろ、さらに良いのではないかと思ったと語った。映画というのが様々な素材で作られるものだとしながら、人々が知りたがっている素材を映画化することに興味が湧いたと話した。
「敏感な素材ではありますが、フィクション映画だからです。私はむしろ良いのではないかと思いました。誰もが見れる素材で、知りたがっている素材だからです。映画と言うのが様々な素材で作られるものじゃないですか。敏感ですが、違うスタイルの映画だと思ったので、あまり悩みませんでした」
出番が多いわけではないが、おそらく映画を見た人は法廷で枕営業を証言しながら感情を爆発させるコ・ダリョンの姿が忘れられないだろう。映画で唯一の目撃者である彼女は、法廷に出席し枕営業をさせた加害者、そして被害者を告発する。映画で最も重要なこのシーンでコ・ダリョンを演じたイ・ドアは、本当に大変だったと語った。そして自身が上手く演じられるようにサポートしてくれた監督とスタッフへの感謝の挨拶も忘れなかった。
「とても大変でした。撮影の時に1人カメラに向かって演じなければならなかったからです。そして私が枕営業を目撃していない状況だったので、その感情を表現しきれていないのではないかと心配していました。そこで出来るだけ集中して、たくさん泣いたりしましたが、当時のコ・ダリョンは複雑な感情だったと思います。『悩みに悩んだ末、法廷に立つと心に決めたし、すごく緊張するけれど、これによって役者として活動できなくなるかもしれないけれど、でもできるだけ淡々と真実を語ろう』このような心構えで演技をしました。そして私が感情に集中できるよう、監督やスタッフの方々が色々とサポートしてくださいました。感謝しています」
唯一の目撃者として勇気を出し法廷に出席したコ・ダリョン。それでは果たしてコ・ダリョンを演じたイ・ドアは実際、理不尽なことを見ると我慢できない性格だろうか。ふと気になり問いかけてみると、理不尽なことを我慢できない性格だと語った。そのためマネージャーに怒られることもあるという。
「正義感が強いほうです。子どもの頃は理不尽なことを見ても我慢するときもありましたが、歳を取るにつれ我慢できない性格になりました(笑) 何も悪くないのに何か言われるとカッとなったりします。街で理不尽なことを見ると直接解決しようとしたりもします。そこでマネージャーさんに怒られたこともあります(笑)」
彗星のように登場した新人イ・ドアは、どのようにして役者としての道を歩むようになったのだろうか。元々女優になろうなど全く考えていなかったと言う。ただ普通の会社員だったと。しかし、偶然脇役のアルバイトをするようになり興味が湧いたという。また、外見では勝ち目がないので、芸能界生活は最初から考えていなかったという妄言で笑いを誘った。
「最初は女優の仕事に全く興味がありませんでした。ただ仕事をしながら平凡に生きていく人間でした。しかし、偶然知り合いの紹介で脇役のアルバイトをするようになりました。そうするうちにだんだん演技が面白くなり、実力で認められたい、本格的にしてみたいと思うようになりました。それで仕事を辞めて役者になりました。芸能界を夢見なかった理由は、芸能人はみんな本当に綺麗じゃないですか。そのなかで私が競争して勝てるのかと心配しました。演技力が重要ではありますが、女性の場合外見も無視できないじゃないですか。そこで役者になると決めてからは腕を磨こう、とにかく性格と実力で突き進もうという気持ちで頑張っています(笑)」
映画「おもちゃ~虐げられる女たち~」(原題「ノリゲ」) は故チャン・ジャヨン事件をモチーフに、芸能界の枕営業という敏感な題材に触れている。理不尽に犠牲となった女優と、悲劇の前で事件を追跡する記者、正義を追い求める女性検事が彼女の理不尽な死の真実を暴こうと、巨大な権力集団に立ち向かう内容を描いた法廷ドラマ「おもちゃ」は、枕営業をするようになる女優の姿をリアルに描き、見る者に更なる衝撃を与える。
映画で唯一の目撃者コ・ダリョン役を演じた女優イ・ドアもまた、このようにリアルで残虐な「おもちゃ」の完成版を見て、大きな衝撃を受けたと伝えた。既にシナリオを読み、枕営業のシーンが残虐に描かれることを知っていながらも、いざ映像で見たそのシーンは衝撃そのものだった。
「見てすぐ気が重くなりました。前に撮影した部分を見ることが出来ず、試写会で初めて見ましたが、言葉が出ませんでした。衝撃的でもありましたし、気が重く、一瞬30分ほど感情に浸っていたと思います。シナリオに枕営業のシーンが最初から残虐に描かれていたので、そう演出されると分かってはいましたが、本当に衝撃的でした」
なかなか投資者が見つからず、圧力をかけられているのではとの噂まで出回った映画「おもちゃ」。このように敏感な素材を題材にしている映画に出演するということは、女優として悩ましくはなかったのだろうか。彼女はむしろ、さらに良いのではないかと思ったと語った。映画というのが様々な素材で作られるものだとしながら、人々が知りたがっている素材を映画化することに興味が湧いたと話した。
「敏感な素材ではありますが、フィクション映画だからです。私はむしろ良いのではないかと思いました。誰もが見れる素材で、知りたがっている素材だからです。映画と言うのが様々な素材で作られるものじゃないですか。敏感ですが、違うスタイルの映画だと思ったので、あまり悩みませんでした」
出番が多いわけではないが、おそらく映画を見た人は法廷で枕営業を証言しながら感情を爆発させるコ・ダリョンの姿が忘れられないだろう。映画で唯一の目撃者である彼女は、法廷に出席し枕営業をさせた加害者、そして被害者を告発する。映画で最も重要なこのシーンでコ・ダリョンを演じたイ・ドアは、本当に大変だったと語った。そして自身が上手く演じられるようにサポートしてくれた監督とスタッフへの感謝の挨拶も忘れなかった。
「とても大変でした。撮影の時に1人カメラに向かって演じなければならなかったからです。そして私が枕営業を目撃していない状況だったので、その感情を表現しきれていないのではないかと心配していました。そこで出来るだけ集中して、たくさん泣いたりしましたが、当時のコ・ダリョンは複雑な感情だったと思います。『悩みに悩んだ末、法廷に立つと心に決めたし、すごく緊張するけれど、これによって役者として活動できなくなるかもしれないけれど、でもできるだけ淡々と真実を語ろう』このような心構えで演技をしました。そして私が感情に集中できるよう、監督やスタッフの方々が色々とサポートしてくださいました。感謝しています」
唯一の目撃者として勇気を出し法廷に出席したコ・ダリョン。それでは果たしてコ・ダリョンを演じたイ・ドアは実際、理不尽なことを見ると我慢できない性格だろうか。ふと気になり問いかけてみると、理不尽なことを我慢できない性格だと語った。そのためマネージャーに怒られることもあるという。
「正義感が強いほうです。子どもの頃は理不尽なことを見ても我慢するときもありましたが、歳を取るにつれ我慢できない性格になりました(笑) 何も悪くないのに何か言われるとカッとなったりします。街で理不尽なことを見ると直接解決しようとしたりもします。そこでマネージャーさんに怒られたこともあります(笑)」
彗星のように登場した新人イ・ドアは、どのようにして役者としての道を歩むようになったのだろうか。元々女優になろうなど全く考えていなかったと言う。ただ普通の会社員だったと。しかし、偶然脇役のアルバイトをするようになり興味が湧いたという。また、外見では勝ち目がないので、芸能界生活は最初から考えていなかったという妄言で笑いを誘った。
「最初は女優の仕事に全く興味がありませんでした。ただ仕事をしながら平凡に生きていく人間でした。しかし、偶然知り合いの紹介で脇役のアルバイトをするようになりました。そうするうちにだんだん演技が面白くなり、実力で認められたい、本格的にしてみたいと思うようになりました。それで仕事を辞めて役者になりました。芸能界を夢見なかった理由は、芸能人はみんな本当に綺麗じゃないですか。そのなかで私が競争して勝てるのかと心配しました。演技力が重要ではありますが、女性の場合外見も無視できないじゃないですか。そこで役者になると決めてからは腕を磨こう、とにかく性格と実力で突き進もうという気持ちで頑張っています(笑)」
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・ギョンジュ
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