「愛の棘」イ・ドア“いつも友人役?このような演技も難しいです”
映画を輝かせるのは主演俳優という言葉に異議を申し立てようとは思わない。ただし、映画を豊富にし、主演を輝かせるのは助演たちだ。俳優であれば誰もが主演を演じたがるだろう。そんな中、イ・ドアは映画で主人公の親友として、同僚としてストーリーを埋めることを躊躇わない俳優だった。
チャン・ヒョクとチョ・ボアが主演を務める映画「愛の棘」でイ・ドアは、チャン・ヒョクが演じる体育教師ジュンギの同僚教師ミンジュ役を演じた。体育教師のジュンギと女子高生ヨンウン(チョ・ボア)の間の微妙な感情の中、ミンジュはジュンギの心強い友達でありながらも、密かに愛情を抱いた人物だった。イ・ドアもまた「愛について質問する映画で、純粋さを失いつつある今日この頃の愛について率直に表現した作品」と理解したという。
「私は、そのように愛したことがあり、またそのように愛することができるだろうかと考えさせる部分がよかったです。女子高生と教師の愛という設定から、下手するとテレビドラマ「愛と戦争」(夫婦の間で起こる問題を再現するドラマ)を思い浮かべるかもしれませんが、なりふり構わず愛を追う女子高生ヨンウンの率直な姿が胸に来ると思います」
「実は複合的な視線があります。映画にはあまり出ませんが、ジュンギに対する愛情が昔からありました。いきなり現れたヨンウンにジュンギが揺れる姿から『なぜ、私には揺れなかったのだろう』と思う嫉妬の気持ちもあったはずです。それと同時に同僚の教師なので、社会的地位に対する心配もしたと思います。
高校の教師の役なので特別に何かを準備したことはなく、キャラクターの分析に力を注ぎました。どのような感情を持っていけばいいのか、映画のロケ地だった大田(テジョン)で、一人で部屋でたくさんのことを考えました(笑) ディテールが重要だと思い、それを活かすために努力したと思います」
全40回の撮影の中で13回参加した。出演のウェイトは全体の1/4だが、その役割を分析し、他のキャラクターとトーンを合わせるためにイ・ドアがかけた時間と努力はそれ以上だった。
「もちろん、常に悩みます。無駄な悩みもあり、まだ起きていないことを考えたりもします。しかし、確かなことは、時間が経つにつれて私が変わっていることです。昔はあまり人と会うこともなく、主に家にいる“出不精”でしたが、今はたくさん会います。人の人生を表現し、理解させることが私の仕事でしょう?他の人たちはどのように暮らしているのか、幸せとは何かについて最近たくさん考えています。
私もそうですが、最近周りでみんな大変そうです。お金に困っていたり、体が悪かったりします。強迫を感じるというべきでしょうか。そのような話を聞いていると、私が持っている良いエネルギーを伝えたくなり、私もまた元気に生きていきたいと思いました。実は、幸せというのはたいしたことではないのに、みんな忘れたまま暮らしているようです。『幸せ過ぎて死にそう』とお互いに言えたらいいなと思います」
そのような意味でイ・ドアが俳優生活をしながら経てきた作品は、全てが勉強になった。「愛の棘」もまたそうだった。イ・ドアは「今回の作品を通じて演技にどう接するべきで、詳細なディテールを如何に磨いていくかを学んだ」と語った。「インパクトのあるキャラクターも重要だが、ミンジュのように溶け込む役割も演じることが難しい」と悟ったこともまた、大きな勉強だった。
「愛の棘」以来イ・ドアはシン・ヨンソク監督の「鳥類人間」に短いが出演した。「鳥類人間」は全州(チョンジュ)国際映画祭「デジタル三人三色2014」セクションの出品作でもある。一回、息を整えて、イ・ドアはもう一回の飛翔を準備していた。
チャン・ヒョクとチョ・ボアが主演を務める映画「愛の棘」でイ・ドアは、チャン・ヒョクが演じる体育教師ジュンギの同僚教師ミンジュ役を演じた。体育教師のジュンギと女子高生ヨンウン(チョ・ボア)の間の微妙な感情の中、ミンジュはジュンギの心強い友達でありながらも、密かに愛情を抱いた人物だった。イ・ドアもまた「愛について質問する映画で、純粋さを失いつつある今日この頃の愛について率直に表現した作品」と理解したという。
「私は、そのように愛したことがあり、またそのように愛することができるだろうかと考えさせる部分がよかったです。女子高生と教師の愛という設定から、下手するとテレビドラマ「愛と戦争」(夫婦の間で起こる問題を再現するドラマ)を思い浮かべるかもしれませんが、なりふり構わず愛を追う女子高生ヨンウンの率直な姿が胸に来ると思います」
写真=ジャストユー
同僚であり、先生のミンジュ“むしろ表現が難しかった”
出演分量や台詞の量は多くないとは言え、ミンジュという人物を表現するためにイ・ドアは、実力を磨くしかなかった。「ミンジュが2人の人物を媒介しながら、ジュンギの友達であり、ヨンウンの先生でもあるので、その間の感情をつかむことが難しかった」とし、イ・ドアは「感情の面でも自然に見せる必要があって、また曖昧な部分があった」と打ち明けた。「実は複合的な視線があります。映画にはあまり出ませんが、ジュンギに対する愛情が昔からありました。いきなり現れたヨンウンにジュンギが揺れる姿から『なぜ、私には揺れなかったのだろう』と思う嫉妬の気持ちもあったはずです。それと同時に同僚の教師なので、社会的地位に対する心配もしたと思います。
高校の教師の役なので特別に何かを準備したことはなく、キャラクターの分析に力を注ぎました。どのような感情を持っていけばいいのか、映画のロケ地だった大田(テジョン)で、一人で部屋でたくさんのことを考えました(笑) ディテールが重要だと思い、それを活かすために努力したと思います」
全40回の撮影の中で13回参加した。出演のウェイトは全体の1/4だが、その役割を分析し、他のキャラクターとトーンを合わせるためにイ・ドアがかけた時間と努力はそれ以上だった。
焦らず地道に“しかし、発展する姿を見せます”
もちろん、少しずつ出演分量と作品数は増えてはいるが、キャラクターのウェイトに不満や焦りを感じたりはしないのだろうか。29歳で、芸能界デビューは今年で8年目だ。イ・ドアは「一つずつしていけば大丈夫」としながら「焦りはない」と迷わず答えた。「もちろん、常に悩みます。無駄な悩みもあり、まだ起きていないことを考えたりもします。しかし、確かなことは、時間が経つにつれて私が変わっていることです。昔はあまり人と会うこともなく、主に家にいる“出不精”でしたが、今はたくさん会います。人の人生を表現し、理解させることが私の仕事でしょう?他の人たちはどのように暮らしているのか、幸せとは何かについて最近たくさん考えています。
私もそうですが、最近周りでみんな大変そうです。お金に困っていたり、体が悪かったりします。強迫を感じるというべきでしょうか。そのような話を聞いていると、私が持っている良いエネルギーを伝えたくなり、私もまた元気に生きていきたいと思いました。実は、幸せというのはたいしたことではないのに、みんな忘れたまま暮らしているようです。『幸せ過ぎて死にそう』とお互いに言えたらいいなと思います」
そのような意味でイ・ドアが俳優生活をしながら経てきた作品は、全てが勉強になった。「愛の棘」もまたそうだった。イ・ドアは「今回の作品を通じて演技にどう接するべきで、詳細なディテールを如何に磨いていくかを学んだ」と語った。「インパクトのあるキャラクターも重要だが、ミンジュのように溶け込む役割も演じることが難しい」と悟ったこともまた、大きな勉強だった。
「愛の棘」以来イ・ドアはシン・ヨンソク監督の「鳥類人間」に短いが出演した。「鳥類人間」は全州(チョンジュ)国際映画祭「デジタル三人三色2014」セクションの出品作でもある。一回、息を整えて、イ・ドアはもう一回の飛翔を準備していた。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- イ・ソンピル、写真 : イ・ジョンミン
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