Vol.2 ― 「ミナ文房具店」チェ・ガンヒ、情熱的なラブストーリーが出来ない理由
こんなに愛らしい女優がどこにいるだろうか? 4次元と呼ばれ、個性溢れる魅力をアピールし、可愛さまで兼ね備えたチェ・ガンヒ(36)。女の敵は女だというが、その敵までも自分の味方にできるプロ中のプロだ。
3年ぶりにスクリーンに帰ってきた彼女が今回も愛らしくて可愛い、少し“怒りっぽいお姉さん”として帰ってきた。映画「ミナ文房具店」(監督:チョン・イクファン、制作:ビョリビョル)で文房具の新しい社長、カン・ミナ役を演じた。
区役所所属の7級公務員として人が羨むような職場に通っていたいたカン・ミナだが、カッとなる性格を抑えることができず、事故を起こしたため懲戒処分を受けることになる。そのとき、父が倒れたと知らされ、父が営んでいた文房具を無理やり担当することになる。目の敵のように思う文房具を父に内緒で処分しようとするが、常連の小学生たちから激しく抵抗され、予想もしなかった難関にぶつかるキャラクターだ。
もちろん、それぞれ抱える事情が異なるが、雰囲気からしては「くだらないロマンス」(2010、監督:キム・ジョンフン)のダリム、「甘く、殺伐とした恋人」(2006、監督:ソン・ジェゴン)のイ・ミナのように見える可能性もある。これまでの演技の拡張版、または延長線と誤解する可能性も十分にある。映画だけではない。彼女はテレビでも変わらない姿で人々の前に立った。
俳優たちの大胆な変身が芸能界の恒例のようになった今、いつも一途なチェ・ガンヒはなぜ変身を試みないのだろうか?
最近、「ミナ文房具店」のインタビューで会ったチェ・ガンヒは「私もいつも変身を夢見ている。しかし、私は情熱的なラブストーリーは怖くて、恐ろしい。正直、セクシーな演技は出来ないと思う。皆さんが思う私のイメージもセクシーとはかけ離れている。いわゆる、典型的なセクシーさがない」とし、「誰かを誘惑することまでは出来るが、相手と濃密なベッドシーンを演出する自信がない」と率直に答えた。
男女間のラブシーンの演技がまだ不十分だという。また、露出演技を拒否するのではないということを強調した。彼女は「作品とキャラクターを表現することに必要なのであれば、裸で走りまわることも出来る。これは露出が問題ではない」と冗談っぽく話したりもした。
また、大胆なベッドシーンを撮影した女優たちに関する苦渋も伝えた。女優として当然と思う挑戦かも知れないが、いざ演じる女優たちは心的苦痛が大きいそうだ。“鋼鉄のメンタル”を持つ女優だけにしか出来ない特権だと表現した。
「これからは情熱的なスリラーをやってみたいです(笑) 精神的には複雑だけれど、最後にはすべての事件が繋がり、まとまったミステリースリラーです。蓋然性がはっきりとしている映画が好きです。以前、『グッバイ、マザー』のチョン・ギフン監督が私の性格を知り、痛みを知らないシックな女性を描いた映画を撮ろうと話しましたが、すでに『痛み』(2011、監督:クァク・キョンテク)が出ました。残念ですが、痛みを感じない物語はパス。ハハ」
変身を強要される中でも、しっかりと自分だけのカラーを守っているチェ・ガンヒ。“鋼鉄のメンタル”がなかったとしても構わない。大胆な変身がなくても許される“本物の女優”だ。いつもそうであるように、平凡だから美しいチェ・ガンヒを見るために観客は映画館を訪れるだろう。
3年ぶりにスクリーンに帰ってきた彼女が今回も愛らしくて可愛い、少し“怒りっぽいお姉さん”として帰ってきた。映画「ミナ文房具店」(監督:チョン・イクファン、制作:ビョリビョル)で文房具の新しい社長、カン・ミナ役を演じた。
区役所所属の7級公務員として人が羨むような職場に通っていたいたカン・ミナだが、カッとなる性格を抑えることができず、事故を起こしたため懲戒処分を受けることになる。そのとき、父が倒れたと知らされ、父が営んでいた文房具を無理やり担当することになる。目の敵のように思う文房具を父に内緒で処分しようとするが、常連の小学生たちから激しく抵抗され、予想もしなかった難関にぶつかるキャラクターだ。
もちろん、それぞれ抱える事情が異なるが、雰囲気からしては「くだらないロマンス」(2010、監督:キム・ジョンフン)のダリム、「甘く、殺伐とした恋人」(2006、監督:ソン・ジェゴン)のイ・ミナのように見える可能性もある。これまでの演技の拡張版、または延長線と誤解する可能性も十分にある。映画だけではない。彼女はテレビでも変わらない姿で人々の前に立った。
俳優たちの大胆な変身が芸能界の恒例のようになった今、いつも一途なチェ・ガンヒはなぜ変身を試みないのだろうか?
最近、「ミナ文房具店」のインタビューで会ったチェ・ガンヒは「私もいつも変身を夢見ている。しかし、私は情熱的なラブストーリーは怖くて、恐ろしい。正直、セクシーな演技は出来ないと思う。皆さんが思う私のイメージもセクシーとはかけ離れている。いわゆる、典型的なセクシーさがない」とし、「誰かを誘惑することまでは出来るが、相手と濃密なベッドシーンを演出する自信がない」と率直に答えた。
男女間のラブシーンの演技がまだ不十分だという。また、露出演技を拒否するのではないということを強調した。彼女は「作品とキャラクターを表現することに必要なのであれば、裸で走りまわることも出来る。これは露出が問題ではない」と冗談っぽく話したりもした。
また、大胆なベッドシーンを撮影した女優たちに関する苦渋も伝えた。女優として当然と思う挑戦かも知れないが、いざ演じる女優たちは心的苦痛が大きいそうだ。“鋼鉄のメンタル”を持つ女優だけにしか出来ない特権だと表現した。
「これからは情熱的なスリラーをやってみたいです(笑) 精神的には複雑だけれど、最後にはすべての事件が繋がり、まとまったミステリースリラーです。蓋然性がはっきりとしている映画が好きです。以前、『グッバイ、マザー』のチョン・ギフン監督が私の性格を知り、痛みを知らないシックな女性を描いた映画を撮ろうと話しましたが、すでに『痛み』(2011、監督:クァク・キョンテク)が出ました。残念ですが、痛みを感じない物語はパス。ハハ」
変身を強要される中でも、しっかりと自分だけのカラーを守っているチェ・ガンヒ。“鋼鉄のメンタル”がなかったとしても構わない。大胆な変身がなくても許される“本物の女優”だ。いつもそうであるように、平凡だから美しいチェ・ガンヒを見るために観客は映画館を訪れるだろう。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- チョ・ジヨン 写真 : ムン・スジ
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