「ハートレスシティ」あまりの人気ぶりに新造語が続々登場…“ダークセクシー”
写真=JTBC「ハートレスシティ ~無情都市~」スクリーンショット
“シヒョンアリ(恋の病で寝込むこと)”“スミンアリ”“パクスライン”“ヒョンスライン”“ダークセクシー”…。現在テレビ業界内外で話題となっているJTBC月火ドラマ「ハートレスシティ ~無情都市~」(脚本:ユ・ソンヨル、演出:イ・ジョンヒョ)が引き続き“量産”している新造語だ。“シヒョンアリ”は、すでに知られているように「ハートレスシティ ~無情都市~」のヒーローシヒョン役のチョン・ギョンホへの熱病のような愛情や支持を、“スミンアリ”はスミン役のナム・ギュリへの狂的な愛情を表す言葉だ。
“パクスライン”は麻薬集団の間で“博士(韓国語でパクサ)の息子”と呼ばれているチョン・ギョンホとスミン役のナム・ギュリを合わせた略語だ。“ヒョンスライン”もシヒョンの“ヒョン”と彼の友人で右腕のユン・ヒョンミンの劇中の名前であるヒョンスの“ス”を合わせて作った言葉だ。悪い男のイメージが漂う“ダークセクシー”も、麻薬集団でアンダーカバー(諜報活動のための潜入行為やスパイを指す)として暗躍しているシヒョンの魅力を一言で圧縮した造語だ。
おそらく一つのドラマからここまで多い新造語や略語が相次いで誕生するのも、稀なことだろう。一言で言うと「ハートレスシティ ~無情都市~」のブームが続いているということだ。ドラマの序盤もまだ終わっていないドラマが、このように視聴者を「ハートレスシティ ~無情都市~」マニアにさせるほど思う存分に魅了している背景は何だろうか。
それは、アンダーカバーという題材の独特さや、従来のドラマでは味わえなかったノワールドラマの新しさのおかげだろう。ワイルドでありながらも一方では男世界の非情さや寂しさがそのまま漂っている独特な映像の魅力は、女心も揺さぶるほど力を発揮していると評価されている。
食うか食われるかの死のパワーゲームで“悪い男たち”が披露するワイルドな息の音に、男性視聴者よりもむしろ女性視聴者のほうが熱狂しているほどだ。さらに魅力的なキャラクターも相まってドラマのヒットに決定的な役割を果たしている。
特に“博士の息子”というニックネームで長らく闇の世界の生活に慣れているチョン・ギョンホが披露する男くさい魅力は只ならぬものだ。カリスマ性溢れる強い男の魅力の中で見せる憂愁に閉ざされた眼差しは女心を揺さぶっている。
“博士の息子”の正体を知らないまま、彼を捕まえるという強迫に陥っている熱血刑事ヒョンミン役のイ・ジェユンやシヒョンの友人で右腕のヒョンス役のユン・ヒョンミンも強い男の魅力を活かしている。
麻薬集団の組員の間の殺伐としたパワーゲームや、彼らを追う警察の緊張感溢れる追撃が火花を散らし、一度見始めると作品への集中度がどのドラマよりも高いというところが「ハートレスシティ ~無情都市~」の熱血視聴者を量産しているもう一つの背景でもある。
どんでん返しを繰り返す激突のドラマが予断を許さない状況の中で展開され、終始高い緊張感を演出している「ハートレスシティ ~無情都市~」から目が離せない理由だ。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- ファン・ソヨン
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