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ユイ「演技が楽しくなった…AFTERSCHOOLの卒業が近づいてきたと思う」

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「黄金の虹」キム・ベクウォン役は“家族について考えさせられたドラマ”

先日終了したMBC週末ドラマ「黄金の虹」で、キム・ベクウォン(AFTERSCHOOL ユイ)は健気でハツラツとしていた。デビュー6年目となる歌手活動ではベテランになったが、女優としては「まだまだ新人」だとし、人一倍の意気込みを見せていた。

他のドラマの役柄とは違い、今回ユイはさっぱりとした様子を見せた。キム・ベクウォンの劇中の職業が巡査だったため、アクションならぬアクションも披露し、7人の兄弟姉妹の世話をする頼もしい性格も見せた。

「キム・ベクウォンは言うべきことは言うタイプで、家の長姉として弟や妹を引っ張る立場だったので痛快なものがありました。実際にAFTERSCHOOLのメンバーをリードする時の私が急き立てるほうだとすれば、ベクウォンはたしなめるほうだったので、それも新しかったです。ドラマは設定ですが、私の下に弟や妹がこれだけ多かったのは初めてでした」


「デビュー初期、両親の前では絶対に泣かないと誓った」

女優としてのユイも成長した。撮影現場にいくと、挨拶をされることもたびたびあると話し、それを不思議に思った。「黄金の虹」でもう一つのドラマのフィルモグラフィーを追加して、その分責任感も大きくなったという。

「ドラマの内容もそうですが、実は役柄が気に入っていました。実際の私と似ているところが多くありました。私は少し単純なほうですが、ベクウォンも単純な子でした。その分、人物について一生懸命勉強して準備しました。何か一つにハマると掘り下げることも私と似ています。劇中で色々な出来事を経験して、ベクウォンの明るい性格が多少弱くなりましたが、とても共感できた人物でした」

また、「黄金の虹」が大家族でありながら、片親、つまり母の不在から出発した家族を取り扱っていたため、演技をしながら格別な感情があったのではないかと思った。ユイも「気づかないうちに家族について考えさせられた作品だ」と話した。

「正直、数年前からバラエティにも出演してCMも何本も撮っていたので、仕事の大切さに気づいていなかったと思います。『美男<イケメン>ですね』の撮影当時でしたが、目を開けると仕事に行って、スケジュールのために車の中で食事をする生活を繰り返していたため疲れていました。『なぜ私はここまでして仕事をしているんだろう』と思っていた時、母から「ありがとう。あなたのおかげでやっと借金を清算したよ」と言われました。その時はっと気が付きました。家族こそが私が仕事をする原動力であって、私を惜しまず支援してくれた両親に喜びを与えることが私の原動力だったのです」

デビュー直後までユイは家族との会話が多いほうではなかったという。22歳の若い年でデビューし、家族と離れて宿舎で5年間離れて暮らしていたら自立心もうまれ、心配をかけてはいけないと思って両親の前では絶対に泣かないと誓っていた。しかし、それがかえって家族との間に距離を作ってしまった。宿舎生活を畳み、家族と暮らして今年で2年目となるユイは「今はたわいないおしゃべりをしたり、考えていることを話しあったりしている」と変わった関係について話した。

「いつだか両親と焼酎を飲みましたが、デビュー直後、私の姿が何だか見慣れないと言われました。辛かった時に両親に頼れなかったことが寂しくて残念だったのです。もう二度とそうしてはいけないと誓いました(笑)」


「演技が楽しくなった…AFTERSCHOOLの卒業が近づいてきたと思う」

歌手デビューして早6年目となる。業界ではアイドルグループの人気度が5年目にピークになるというが、それを考えると、ユイが所属するAFTERSCHOOLはすでにピークを迎えているともいえる。ただ、他のグループとは違ってAFTERSCHOOLはメンバー卒業制度があり、地道に新メンバーを迎え入れるシステムがあることが大きな違いだ。ユイも女優と歌手活動について長い間考えていた。

「ステージはまだ上がりたい場所です。AFTERSCHOOLで私の場所が空いているような感じがしなかった時があって、もうすぐ卒業する時期が来るんだなと思ってはいます。以前はステージが重要で、演技は一つの楽しみ事でしたが、6つの作品に出演してみたら、それがちょっと変わりました。演技が段々大事になってきて、ステージが楽しくなる時期が来ました。それで、卒業が近づいてきたと思っています。

でも、私は歌手という仕事を誇らしく思っています。『音楽中心』や『ミュージックバンク』を見るたびに、ステージに立ちたくて仕方がありません(笑) 先に女優の道を歩いているパク・ジョンア先輩もおそらくステージに上がりたいと思っているはずです。それでも演技って中毒というか、台本を見なくても頭から離れません。たまには一人で以前の作品の台本を触ってみたりします。変態みたいですか?(笑) 家には台本だけ集めてある本棚もあります」

ユイに歌手か女優かの選択を強制することはできない。結局は本人の問題であり、選択による結果も本人が責任を取らなければならないためだ。ただ「ステージを綺麗さっぱり離れることはできませんが、いつかは離れる時が来る」と話す彼女から演技への格別な愛情が感じられた。デビュー当時、ステージで聴衆たちを魅了してしまうというような眼差しを見せたユイの姿が思い出された。

「ドラマも主人公からではなく、カメオや特別出演から始めました。いつかミニシリーズの重要な役割も任される時が来るでしょう。映画もやってみたいです。私が作品を担う能力はまだありませんが、端役でもキャラクターが合っていれば、やってみたいです。大きなスクリーンに私の姿を映るとなんか不思議な感じになりそうです(笑) ただ段階を踏んでやりたいです。最初から大きな役を任されて、うまく行かなければトラウマになりそうです。地道に成長していきます!」
元記事配信日時 : 
記者 : 
イ・ジョンミン、イ・ソンピル
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