ユ・アイン、中国で「密会」のプロモーションに参加“新たな韓流スターに浮上”
写真=Sohu.comインタビュー映像スクリーンショット
俳優ユ・アインがJTBCドラマ「密会」のプロモーションのために中国を訪れた。ドラマ「密会」で危険な恋に落ちる天才ピアニストを演じたユ・アインは、抜群の演技力と洗練された外見で中国のドラマファンの間で新たな韓流スターに浮上している。ユ・アインは27日、中国のポータルサイトSofuが開催したドラマ「密会」のプロモーションに参加した。「密会」はSofu.comを通じて中国で単独放送され、熱い人気を集めた。大胆なテーマを扱い、中国の韓流ファンの間に新しい風を巻き起こしただけに、主人公であるユ・アインに対する取材陣とファンたちの熱気も熱かった。ユ・アインは自身がデザインを手がけたnewkidz nohantの全額寄付プロジェクトのTシャツを着用して登場し、インタビューと共に善行も行った。
この日のインタビューは、完全に俳優としてのユ・アインにフォーカスが当てられた。中国のネット上で放送されて人気を集めたドラマ「密会」に関する質問からユ・アインの演技の哲学まで深い話を交わした。まず、ユ・アインは「密会」について「29歳の僕が20歳の役を演じた。大きく成長した後で20歳を演じたら、遥かに幅広い演技ができた。「密会」は完璧なハッピーエンドで終わった。一人の人間が人として着実に成長する道を歩む姿が、ドラマが追求できる新しい形のハッピーエンドなのではないだろうか」と「密会」に出演した感想を述べた。
相手役の女優キム・ヒエとの共演については「演技スタイルが逆だった。キム・ヒエ先輩は予習を徹底していてセリフの語尾一つさえ間違えることなく演技をするが、僕は自然な流れに従って即興的に演じるスタイルだ。でも、どんなスタイルであるにせよ、そこに心が込められているかが重要だと思う。スタイルの違う俳優とその心を共有し、感情をやりとりすることが出来てとても勉強になった」と明かした。
ユ・アインはインタビューの途中、現場を訪れたファンの反応をこまめにチェックする姿も印象的だった。
演技に関する深い質問が続くとユ・アインは、「韓国よりも更に真剣に質問してくださるようだ」とし、「誰も聞いていないのでは。写真ばかり撮って」とジョークを飛ばして笑いを誘った。
続くインタビューでユ・アインは、オンライン上で時々話題になっているSNSの活動に関しても語った。ユ・アインは「多くの人が僕の影響を受けるのは価値のあることだと思う。一人の人間として社会でこの力を価値のある方向に使いたいし、目的意識を持って生きていきたい。俳優は演技をするだけではなく、人々と絶えず接しながらその人たちの真ん中、前、後ろに立つことのできる職業だ」とSNSを楽しむ理由を語った。ユ・アインは「トラブルメーカーになることもあるかもしれないが、俳優としての領域を自ら広げていきたい。そうすれば次の世代の俳優たちがもう少し気を楽にして仕事ができるのではないかと思う」と自身の考えを述べた。
俳優としてシナリオを選ぶ基準も打ち明けた。ユ・アインは「キャラクターに僕がどれだけ共感できるかが重要だ。その人物になりきることが基本なので、共感できなかったり、理解できない人物は演じることができない。その時の僕が表現したい欲求と、そのキャラクターがどれだけ近いかが重要だ」と真剣に答えた。
ユ・アインは次回作の役についても話してくれた。ユ・アインは「『密会』が終わり、下半期には二本の映画が予定されているが、両方とも僕の俳優としての渇きをすっきり解消してくれている。一つは卑劣で魅力のない悪役で、もう一つは世子として不運にも死んでいく人物だが、10年間演技をしてきて培った底力を集大成して見せることのできる作品だと思う」と自信を見せた。
ユ・アインは武侠時代劇に対する特別な愛情も見せた。時代劇の出演経験が多いというユ・アインは「中学時代に一ヶ月間中国の武侠物だけを見ていた時期があった。機会があれば中国の時代劇にも出演してみたい」と話し、中国での活動計画については「(中国と韓国は)とても近いと思う。距離的にも文化的にも肌の色も近い。活発な交流ができたら良いなと思うし、僕もその中で役割を果たしたい」と希望を語った。
この日ユ・アインは単なるファンサービスではなく、演技への情熱がこもった真剣な姿勢でインタビューに応じた。ラブコメディ、甘いラブストーリーなど中国の韓流ファンたちを虜にできる一発は足りなかったかもしれないが、これまで彼の演技を見守ってきた多くの中国のファンたちは現場でユ・アインと会えたことに興奮が隠せなかった。鋭く作品を選ぶ目、深みのある演技と心のこもった信念を持つユ・アインが韓国を超えてアジアでも通じる新しいタイプの韓流スターの道を開拓できるか、今後の彼に期待したい。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- パク・ソリ
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